JP2905328B2 - 積層体の製造方法 - Google Patents
積層体の製造方法Info
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Description
し、詳しくはラミネート基材にアンカーコーティングな
しで押出ラミネートすることができ、このため工程を簡
略化できるとともに、アンカーコート剤が溶出するおそ
れが全くなく、食品包装用や医薬包装用などとして好適
な積層体を製造しうる方法、及び酸素不透過性のラミネ
ート基材にアンカーコーティングなしで押出ラミネート
することができ、このため工程を簡略化できるととも
に、アンカーコート剤が溶出するおそれが全くなく、ボ
イル,レトルト用として好適な積層フィルムを製造しう
る方法に関する。
り、各々の樹脂の特性を活かしたり、或いは欠点を減殺
するために、さらにはその相乗効果を期待して、種々の
積層体が製造されている。例えば、ガスバリヤー性等に
優れたラミネート用基材と、耐薬品性等に優れ、しかも
低価格でヒートシール性に優れたポリオレフィンとの両
方の特性を活かした積層体が知られている。また、積層
する際に、ポリオレフィンをオゾン処理して接着性を高
める方法も知られている。さらに、このような積層材を
用い、ボイル,レトルト処理(積層材を容器状にして内
容物を入れ、100℃以上で加熱処理をして、内容物の
加熱や殺菌を行なう)後も、接着性及びガスバリヤー性
等の積層材としての機能を保持するような材料も現れて
いる。
性であり、接着力が不足するため、ラミネート用基材の
表面にポリウレタン,イソシアネート化合物等により、
アンカーコート処理を施した後、オゾン処理したポリオ
レフィンと積層する方法が提案されている(特開昭61
−283533号公報)。しかしながら、この方法では
アンカーコート処理設備が必要となり、また、アンカー
コート剤が溶出するおそれがあり、衛生上問題となるの
で、用途が限定されているとともに、接着強度が不充分
であるという問題があった。
定の条件でオゾン処理してラミネート物を製造する方法
が提案されている(特開昭63−49423号公報) 。
しかしながら、この場合には溶融押出温度が高く、積層
体に臭気が出るという問題があり、しかもボイル,レト
ルトに使用できるものではなかった。
のような問題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、比較
的低温で溶融押出したポリオレフィン系樹脂を溶融状態
でオゾン処理し、次いでアンカーコート処理していない
ラミネート用基材(酸素不透過性のラミネート用基材を
含む)にラミネートした後、得られるラミネートフィル
ム(積層体)を適当な温度と時間をかけて熟成(エージ
ング或いはアニーリング)することにより、アンカーコ
ート剤を使用することなく、接着強度やヒートシール強
度、或いはボイル,レトルト処理後の接着強度やヒート
シール強度、並びに酸素不透過性が大幅に改良されるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到
った。
オレフィン系樹脂を押出ラミネートして積層体を製造す
るにあたり、前記ポリオレフィン系樹脂を170〜29
0℃の温度で溶融押出した後、溶融状態でオゾン処理
し、次いでラミネート基材にラミネートした後、50℃
以上であり、かつ、前記オレフィン系樹脂の融点以下の
温度で、5分間以上熟成することを特徴とする積層体の
製造方法を提供するものである。
ト基材にポリオレフィン系樹脂を押出ラミネートして積
層フィルムを製造するにあたり、前記ポリオレフィン系
樹脂を170〜260℃の温度で溶融押出した後、溶融
状態でオゾン処理し、次いでラミネート基材にラミネー
トした後、80℃以上であり、かつ、前記オレフィン系
樹脂の融点以下の温度で、2時間以上熟成することを特
徴とするボイル,レトルト用積層フィルムの製造方法を
も提供するものである。
材としては、様々なものがあり、例えば酸化珪素蒸着ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム(GTフ
ィルム)等の各種金属蒸着フィルム、アルミ箔等の各種
金属箔、二軸延伸ナイロンフィルム等の各種延伸プラス
チックフィルム或いは未延伸プラスチックフィルム、紙
類、不織布類等が挙げられる。本発明の方法で用いられ
るラミネート用基材としては、これらの中でも特に酸化
珪素蒸着PETフィルム等の各種金属蒸着フィルムやア
ルミ箔等の各種金属箔が好ましい。これらラミネート用
基材の厚みは特に制限はなく、目的等に応じて適宜選定
すればよいが、通常は5〜50μm程度である。これら
のラミネート用基材は、これとラミネートするポリオレ
フィン系樹脂との接着性を向上させるために、必要に応
じてコロナ放電処理や火炎処理等の表面処理を行なって
もよい。但し、本発明の方法においてはアンカーコート
処理は全く行なわない。
製造する場合には、ラミネート用基材としては、上記ラ
ミネート用基材のなかでも、酸素不透過性のものが用い
られる。具体的には例えば、例えば酸化珪素蒸着PET
フィルム(GTフィルム)等の各種金属蒸着フィルム、
アルミ箔等の各種金属箔、エチレン・ビニルアルコール
樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム等の各種延
伸フィルム或いは未延伸フィルムが挙げられる。これら
の中でも特に酸化珪素蒸着PETフィルム等の各種金属
蒸着フィルムやアルミ箔等の各種金属箔が好ましい。
フィン系樹脂としては、特に制限はなく、例えばポリエ
チレン系樹脂,ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、単
独重合体であってもよいし、共重合体であってもよい。
さらに、これらのブレンド物であってもよい。本発明の
方法で用いられるポリオレフィン系樹脂としては、これ
らの中でも低密度ポリエチレンが好ましく、特にヒート
シール性,耐熱性等に優れることから線状低密度ポリエ
チレン(LLDPE)が好ましい。このポリオレフィン
系樹脂の厚みは特に制限はなく、目的等に応じて適宜選
定すればよいが、通常は10〜200μm程度である。
オレフィン系樹脂を170〜290℃の温度で溶融押出
した後、さらに溶融状態でオゾン処理し、次いで前記ラ
ミネート基材に圧着し、ラミネート(押出ラミネート)
する。このように本発明の方法では、押出ラミネーショ
ン法により積層体を製造するが、前記した如く、ラミネ
ート用基材にアンカーコート処理を施すことなく押出ラ
ミネートする。
系樹脂を170〜290℃の温度、好ましくは230〜
290℃の温度で溶融押出する。ここで溶融押出したポ
リオレフィン系樹脂の温度が290℃を超えると、ポリ
オレフィン系樹脂の分解が生じ、積層体に臭気が出るの
で好ましくない。一方、溶融押出したポリオレフィン系
樹脂の温度が170℃未満であると、積層体の接着強度
が低下するため、好ましくない。
製造する場合には、上記の如きポリオレフィン系樹脂を
170〜260℃の温度で溶融押出した後、さらに溶融
状態でオゾン処理し、次いで前記ラミネート基材に圧着
し、ラミネート(押出ラミネート)する。このようにボ
イル,レトルト用積層フィルムを製造する場合には、ポ
リオレフィン系樹脂を170〜260℃の温度、好まし
くは230〜260℃の温度で溶融押出する。ここで溶
融押出したポリオレフィン系樹脂の温度が260℃を超
えると、積層フィルムに臭気が出たり、酸素バリヤー性
が低下するので好ましくない。一方、溶融押出したポリ
オレフィン系樹脂の温度が170℃未満であると、積層
フィルムの接着強度が低下するため、好ましくない。
溶融状態でオゾン処理される。すなわち、押出直後のま
だ溶融状態にあるポリオレフィン系樹脂の表面にオゾン
処理を施し、接着力を向上させる。ここでオゾン処理
は、オゾン吹き付けノズル巾換算で、0.2g/hr・
cm以上、好ましくは0.5〜3.0g/hr・cmの
条件で行なわれる。ここでオゾン処理量が0.2g/h
r・cm未満であると、充分な接着力が得られない。オ
ゾン処理量は0.2g/hr・cm以上あれば充分であ
って、例えば3g/hr・cm以上としても、より高い
接着性は得られない。
押出されたポリオレフィン系樹脂を溶融状態でオゾン処
理した後、前記ラミネート基材に圧着し、ラミネート
(押出ラミネート)する。具体的には、例えば金属ロー
ルとゴムロール間で圧着ラミネートする。ここで金属ロ
ールは、冷却ロールとしての役目を持つものであり、通
常、5〜70℃、好ましくは15〜50℃の温度に保持
されたものを用いる。また、ゴムロールは、シリコンゴ
ムやクロロプレンゴムなどからなるものを用いればよ
い。なお、圧着線圧は、通常、5〜40kg/cmとす
ればよい。
ネートした後、熟成(エージング或いはアニーリング)
を行なうことが必要である。ここで熟成は、50℃以上
であり、かつ、前記オレフィン系樹脂の融点以下の温度
で、5分間以上、好ましくは60〜100℃の温度で、
30分間〜1日程度行なえばよい。ここで熟成の際の処
理温度が50℃より低いと充分な接着力が得られず、一
方、融点以上では積層体の変形が生ずるため、いずれも
好ましくない。また、処理時間が5分間未満では熟成効
果が充分でなく、接着力が不充分となる。
製造する場合には、熟成は、80℃以上であり、かつ、
前記オレフィン系樹脂の融点以下の温度で、2時間以
上、好ましくは90〜120℃の温度で、3時間〜1日
程度行なえばよい。ここで熟成の際の処理温度が80℃
より低いと、ボイル,レトルト処理後に充分な接着力が
得られず、一方、融点以上では積層フィルムの変形が生
ずるため、いずれも好ましくない。また、処理時間が2
時間未満では熟成効果が充分でなく、ボイル,レトルト
処理後の接着力が不充分となる。
ィルム)を得ることができる。この積層体の厚みは、通
常15〜250μm程度である。
る。
フィルム〔酸化珪素蒸着PETフィルム(PETフィル
ムの片面に、Six Oy を真空蒸着したフィルム) ,グ
レード:1000R,厚み12μm〕を用いた。一方、ポリ
オレフィン系樹脂として、LLDPE(エチレン・オク
テン−1共重合体、MI=2g/10分、出光石油化学
(株)製、密度は第1表に示す。)を用いた。上記ラミ
ネート用基材と上記ポリオレフィン系樹脂とを、直径5
0mmの押出ラミネーターを用いて、ラミネート用基材
の真空蒸着面を挟むようにして積層して、積層体を得
た。なお、ラミネート速度(フィルム送り速度)は15
m/分であって、得られた積層体の膜厚(ラミネート膜
厚)は100μmであった。この際、押出直後の溶融状
態にあるポリオレフィン系樹脂について、上記ラミネー
ト前に、第1表に示す樹脂温度(但し、この温度は押出
時のポリオレフィン系樹脂の表面温度を示した。)に
て、オゾン処理量がオゾン吹き付けノズル巾換算で、2
g/hr・cmとなる条件でオゾン処理を行なっておい
た。
ム)を、空気中において、第1表に示す条件で熟成し
た。熟成後の積層体の接着強度とヒートシール強度を第
1表に示す。なお、接着強度とヒートシール強度の試験
方法は次の通りである。 接着強度:巾15mm,長さ100mmの試験片を
作成し、この試験片を、長さ方向に50mmにわたって
手で剥離した後、引張試験機で180度方向に300m
m/分の引張速度で剥離したときの強度を測定した。な
お、手で剥離できないときは「剥離不可」とした。 ヒートシール強度: 巾40mm,長さ100mmの
試験片を2枚作成し、この試験片同士を、ポリオレフィ
ン系樹脂同士が接触するようにして、ヒートシールし
て、ヒートシール巾15mmの試験片を作成し、この試
験片を引張試験機で180度方向に300mm/分の引
張速度で剥離したときの強度を測定した。なお、ヒート
シール温度は実施例16が170℃で行なった他は、全
て200℃で行なった。
キ製造(株)製GTフィルムの代わりに、アルミ箔 (サ
ンアルミニウム(株) 製, グレード:1100,厚み20μ
m、ポリオレフィン系樹脂との積層面にコロナ放電処理
を30w/m2 /分(ワット密度)で行なったもの。)
を用いるとともに、樹脂温度を280℃とし、かつ、第
2表に示す条件で行なったこと以外は、実施例1と同様
にして積層体を製造し、熟成後の積層体の接着強度とヒ
ートシール強度を測定した。結果を第2表に示す。
キ製造(株)製GTフィルムの代わりに、二軸延伸ナイ
ロン(出光石油化学(株)製,グレード: ユニロンG10
0 ,厚み15μm)を用いるとともに、ポリオレフィン
系樹脂としてLLDPE(エチレン・オクテン−1共重
合体、MI=8g/10分、密度0.910g/c
m3 、出光石油化学(株)製)を用い、かつ、ラミネー
ト速度(フィルム送り速度)を80m/分とするととも
に、さらに第3表に示す条件で行なったこと以外は、実
施例1と同様にして膜厚30μmの積層体を製造し、熟
成後の積層体の接着強度とヒートシール強度を測定し
た。結果を第3表に示す。
フィルム〔酸化珪素蒸着PETフィルム(PETフィル
ムの片面に、Six Oy を真空蒸着したフィルム) ,グ
レード:1000R,厚み12μm〕を用いた。一方、ポリ
オレフィン系樹脂としてLLDPE(エチレン・オクテ
ン−1共重合体、MI=2g/10分、出光石油化学
(株)製、密度0.928g/cm3 )を用いた。上記
ラミネート用基材と上記ポリオレフィン系樹脂とを、直
径50mmの押出ラミネーターを用いて、ラミネート用
基材の真空蒸着面を挟むようにして積層して、積層フィ
ルムを得た。なお、ラミネート速度(フィルム送り速
度)は、15m/分であって、得られた積層フィルムの
膜厚(ラミネート膜厚)は100μmであった。この
際、押出直後の溶融状態にあるポリオレフィン系樹脂に
ついて、上記ラミネート前に、第4表に示す樹脂温度
(但し、この温度は押出時のポリオレフィン系樹脂の表
面温度を示した。)にて、オゾン処理量がオゾン吹き付
けノズル巾換算で、2g/hr・cmとなる条件でオゾ
ン処理を行なっておいた。
空気中において、第4表に示す条件で熟成し、さらに下
記のようにしてボイル処理した。なお、ボイル処理は次
のようにして行なった。まず、上記のようにして得られ
た積層フィルム(巾160mm×長さ300mm)の三
方を、LLDPEが内側となるように、各フィルム端か
ら10mmのところから内側に巾10mmにわたってヒ
ートシールした。次いで、この内部に純水を1リットル
充填した後、トップシールを行ない、評価用サンプル
(水充填袋)を作製した。なお、ヒートシールは、1k
g/cm2 (面圧)で1秒間行なった。また、ヒートシ
ール温度は、シール温度とシール強度のデータより、シ
ール強度が強く、かつ、バラツキの小さいシール温度を
選定した(実際には200℃でヒートシールを実施し
た。) この評価用サンプル(水充填袋)を95℃に加熱した熱
水槽中に入れ、115℃の温度まで12分間で昇温し、
当該温度で30分間保持した後、さらに95℃の温度ま
で30分間かけて降温した。このようにして滅菌処理
(ボイル処理)された評価用サンプル(水充填袋)を熱
水槽から取り出し、約20℃の純水中で10分間冷却し
た。
(水充填袋)についての接着強度,酸素透過量,ヘイ
ズ,耐融着性,落下破袋強度を第4表に示す。また、第
4表にはボイル処理前(滅菌前)の性能も併せて示し
た。なお、接着強度,ヒートシール強度,酸素透過量,
耐融着性,落下破袋強度の試験方法は次の通りである。 接着強度:上記ボイル処理前及び後の評価用サンプ
ル(水充填袋)から、巾15mm,長さ100mmの試
験片を作成し、この試験片を、長さ方向に50mmにわ
たって手で剥離した後、引張試験機で180度方向に、
300mm/分の引張速度で剥離したときの強度を測定
した。なお、手で剥離できないときは「剥離不可」とし
た。 酸素透過量:ASTM D 1434に従って評価
した。 ヘイズ:上記ボイル処理前及び後の評価用サンプル
(水充填袋)から試験片を作製し、ASTM D 10
03に従って評価した。 耐融着性:評価用サンプル(水充填袋)の耳部(四
方)の融着状態を目視により観察し、次の三段階で評価
した。○:融着なし、△:やや融着(軽く剥離可能)、
×:完全融着(または袋内部融着) 落下破袋強度:上記ボイル処理後の評価用サンプル
(水充填袋)を、23℃で1日保管し、さらに23℃の
室内で2日保管後、落下破袋強度を測定した。落下破袋
強度の測定は、上記ボイル処理後の評価用サンプル(水
充填袋)を水平状態で(袋の胴部が床面と平行状態
で)、2.5mの高さから、コンクリート床面に繰り返
し落下させ、破袋に至るまでの落下回数を確認した。な
お、繰り返し落下回数は、1サンプル20回までとし
た。
トシール強度に優れた積層体を製造することができる。
しかも本発明の方法によれば、ラミネート用基材にアン
カーコーティング処理を施すことが不要であるため、工
程を簡略化することができ、コストダウンを図ることが
できると共に、アンカーコーティング処理剤が溶出する
おそれが全くない。また、酸素不透過性フィルムを用い
る場合には、ボイル,レトルト処理後でも接着強度,ヒ
ートシール強度に優れ、かつ、酸素不透過性にも優れた
積層フィルムを製造することができる。したがって、安
全衛生面での心配がなく、積層体の用途が限定されず、
食品包装用フィルム,医薬品包装用フィルムなどをはじ
めとして、各種用途に有効に用いることができ、特にボ
イル,レトルト用フィルムとして極めて有効に用いるこ
とができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 ラミネート基材にポリオレフィン系樹脂
を押出ラミネートして積層体を製造するにあたり、前記
ポリオレフィン系樹脂を170〜290℃の温度で溶融
押出した後、溶融状態でオゾン処理し、次いでラミネー
ト基材にラミネートした後、50℃以上であり、かつ、
前記オレフィン系樹脂の融点以下の温度で、5分間以上
熟成することを特徴とする積層体の製造方法。 - 【請求項2】 オゾン処理を0.2g/hr・cm以上
(オゾン吹き付けノズル巾換算)の条件で行なう請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 酸素不透過性のラミネート基材にポリオ
レフィン系樹脂を押出ラミネートして積層フィルムを製
造するにあたり、前記ポリオレフィン系樹脂を170〜
260℃の温度で溶融押出した後、溶融状態でオゾン処
理し、次いでラミネート基材にラミネートした後、80
℃以上であり、かつ、前記オレフィン系樹脂の融点以下
の温度で、2時間以上熟成することを特徴とするボイ
ル,レトルト用積層フィルムの製造方法。 - 【請求項4】 オゾン処理を0.2g/hr・cm以上
(オゾン吹き付けノズル巾換算)の条件で行なう請求項
3記載の製造方法。 - 【請求項5】 酸素不透過性のラミネート基材が、金属
蒸着フィルム又は金属箔である請求項3又は4記載の製
造方法。
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---|---|---|---|
JP4027486A JP2905328B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 積層体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193018A JPH05193018A (ja) | 1993-08-03 |
JP2905328B2 true JP2905328B2 (ja) | 1999-06-14 |
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ID=12222461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4027486A Expired - Fee Related JP2905328B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 積層体の製造方法 |
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KR101399387B1 (ko) * | 2012-08-24 | 2014-06-27 | (주)태방파텍 | 컬링현상 방지용 약제 포장용 필름 제조방법 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP4027486A patent/JP2905328B2/ja not_active Expired - Fee Related
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