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JP2904482B2 - 化粧造作部材及びその製造方法 - Google Patents

化粧造作部材及びその製造方法

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JP2904482B2
JP2904482B2 JP997497A JP997497A JP2904482B2 JP 2904482 B2 JP2904482 B2 JP 2904482B2 JP 997497 A JP997497 A JP 997497A JP 997497 A JP997497 A JP 997497A JP 2904482 B2 JP2904482 B2 JP 2904482B2
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adhesive
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thin plate
hot
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寛 三木
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SANKOO SEISAKUSHO KK
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂フィルム
や合成樹脂処理をした織布シート又は上質の木材から薄
く削り取ったシート状素材等を基板に貼り付けた化粧板
を、柱状又は板状にした木質基材に貼り合わせて形成す
る化粧造作部材に関し、特に、安定して確実に接着で
き、製造時間を短縮でき、小ロットにも対応できる技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】木材、合板あるいはパーチクルボード等
からなる木質基材を柱状や板状に形成し、その外側に化
粧板を張り合わせて新たな柱材、パネル材、枠材等の化
粧造作部材とすることは従来から行われている。図9
は、上記の従来例の1つで、四角柱状の木質基材1の表
面に化粧板2を巻き付けて接着して形成する化粧造作部
材の例である。
【0003】同図に示すように、化粧板2には、まず、
木質基材1の4つの角部に対応する4本のV型の折曲溝
3が削設される。そして、接着面に、ロールコータ機に
より、木工用接着剤4を塗布し、ローラプレス機に送り
込む。ローラプレス機では、まず、図10(a)に示す
ように、化粧板2の中央に木質基材1を重ね合わせ、図
示しないローラで上下から押しつけ接着する。次に、図
10(b)に示すように化粧板2を木質基材1の両側の
折曲溝3,3で折曲して図示しないローラで両側から押
しつけ、最後に化粧板2の両端部分2a,2aを折り曲
げて図10(c)に示すように上下から押しつけ、木質
基材1を取り巻くように化粧板2を貼り付ける。
【0004】しかし、上記の従来技術で使用する通常硬
化タイプの木工用接着剤は、酢酸ビニル等のエマルジョ
ンタイプからなるもので、室温の下で硬化するのに長時
間かかる。そのため、木質基材1に化粧板2を貼り付け
るローラープレス機では、木質基材1の送り速度を非常
に遅くし、かつ、ローラープレス機の長さを長くするこ
とで、木工用接着剤4が硬化してから化粧造作部材が排
出されるように対処していた。
【0005】しかし、ローラープレス機の長さを長くし
たり、送り速度を遅くしても限度があり、ローラープレ
ス機から出てきた化粧造作部材は、接着剤が十分硬化し
ていないので、接着剤が完全に硬化するまでさらに押さ
えつけた状態で養生させなければならなかった。
【0006】これに対し、上記のローラプレス機の長さ
を長くして送り速度を遅くすることに加えて、木質基材
を予め温めておいてからローラプレス機に送り込むよう
にし、接着剤が硬化する時間を早めるなど、種々の方法
を併用して硬化時間の確保や生産性の向上を図ることも
行われてきた。それでも、生産速度は依然として遅く、
ローラープレス機もかなりの長さになり、設備費が高価
になり、しかも生産性が悪いという問題があった。
【0007】また、ローラプレス機ではローラとローラ
との間では圧締できず、点々で圧締していく。しかも、
上記の通常硬化タイプの木工用接着剤では、ローラで圧
締しただけでは瞬間的には接着できない。そのため、木
質基材に、寸法のバラツキや、乾燥による「反り」があ
ると、ローラとローラの間では、これらの部分が剥がれ
易く、とくに端部に接着不良が起こり易くなるという問
題もあった。
【0008】一方、接着剤にホットメルト型接着剤を使
用することも行われていた。ホットメルト型接着剤を使
用すると、瞬間的に接着ができるので、生産性は、飛躍
的に向上させることができる。
【0009】しかしながら、ホットメルト型接着剤は、
接着後に加熱されると、再び溶融してしまう。したがっ
て、ホットメルト型接着剤で張り合わせた化粧造作部材
を高温になる所で使用すると、接着剤部分が再び溶融し
て木質基材と化粧板とが剥がれてしまうおそれがあっ
た。
【0010】そこで、図11、図12に示すように、化
粧板2の両端部のみをホットメルト型接着剤5で接着
し、その他の部分は通常の酢酸ビニル系の木工用接着剤
で接着する方法も提案されていた。
【0011】このような接着をするには、化粧板2の両
端部分2a,2aにはエマルジョンタイプの酢酸ビニル
接着剤が塗布されないようにしなければならない。とい
うのは、エマルジョンタイプの接着剤が塗布されると、
ホットメルト型接着剤が接着しなくなってしまうからで
ある。
【0012】そこで、図11に示すように、ロールコー
タの下側ローラ6に幾つかのリング7を嵌め、図示しな
いガイド等によって化粧板2の両端部分2a,2aを押
し下げて送り込み、上から糊付けローラ8で酢酸ビニル
系の木工用接着剤を塗布したとき、両端部分2a,2a
には木工用接着剤が塗布されないようにしていた。そし
て、この後、ホットメルトアプリケータ等によって、両
端部分2a,2aにホットメルト型接着剤を塗布し、ロ
ーラプレス機に送り、図10(a)から(c)と同様に
して木質基材1に貼り付けていた。
【0013】この方法によれば、化粧板の両端部を瞬間
的に接着するホットメルト型接着剤で接着するので、ロ
ーラープレス機から取り出した状態で放置しておくだけ
で、酢酸ビニル系の木工用接着剤も次第に硬化し、やが
て、全体がしっかりと貼り付けされることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次のような問題があった。すなわち、化粧板の両
端部分をホットメルト型接着剤5で接着すると、ホット
メルト型接着剤5が接着後固化して化粧板2の両端部分
2a,2aが図12に示すように浮き上がってしまう。
また、接着後に両端部分2a,2aが加熱されると、こ
の部分だけが剥がれてしまう。さらに、木質基材1のサ
イズが変更されると折曲溝3の位置も変わるので、リン
グ7を新しい折曲溝3の位置に移動しなければならなく
なるが、リング7と下側ローラ6との間にも木工用接着
剤が浸入してリング7が下側ローラ6に接着されてしま
い、この移動が非常にやりにくく、加えて、移動する寸
法に基準がなく、勘で動かすので、非能率的であった。
また、この作業では、作業者がローラとローラの間に手
を入れるので、安全上好ましくない。
【0015】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、接着時間を大幅に短縮でき、リング7が
不用となり、しかも接着後に加熱されても剥がれること
のない化粧造作部材とその製造方法とを提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、木質基材と、該木質基材の表面に接着さ
れる化粧板とからなり、該化粧板の接着面に溝又は薄板
厚部を形成し、該溝又は薄板厚部以外と上記木質基材と
は通常硬化タイプの木工用接着剤で接着し、該溝又は薄
板厚部と上記木質基材とはホットメルト型接着剤で接着
した構成を特徴としている。
【0017】また、上記木質基材が角部を有するととも
に、上記化粧板が該角部に対応する折曲溝を有し、ホッ
トメルト型接着剤で接着される上記溝又は薄板厚部が、
上記折曲溝とは別に形成されている構成とすることもで
きる。上記溝又は薄板厚部が、上記化粧板の両端部又は
両端近傍に形成されている構成としてもよい。
【0018】または、断面が矩形で長尺の木質基材と、
該木質基材の各角部に対応した4本の折曲溝が形成され
木質基材を取り巻くように接着される化粧板とからな
り、該化粧板の両端部又は両端近傍に上記折曲溝とほぼ
平行な溝又は薄板厚部を形成し、該溝又は薄板厚部以外
と上記木質基材とは通常硬化タイプの木工用接着剤で接
着し、該溝又は薄板厚部と上記木質基材とはホットメル
ト型接着剤で接着した構成を特徴としている。上記ホッ
トメルト型接着剤の体積が上記溝又は薄板厚部の容積よ
り大きくないことが望ましい。
【0019】上記化粧造作部材を製造する方法は、角部
を有する長尺の木質基材を形成する工程と、該木質基材
に貼り付ける化粧板に木質基材の上記角部に対応した折
曲溝を形成する工程と、該化粧板の接着面の該折曲溝と
異なる位置に溝又は薄板厚部を形成する工程と、該溝又
は薄板厚部の部分を除く接着面に通常硬化タイプの木工
用接着剤を塗布する工程と、該溝又は薄板厚部にホット
メルト型接着剤を塗布する工程と、木工用接着剤とホッ
トメルト型接着剤とが塗布された化粧板をローラプレス
機によって上記折曲溝で折曲しながら上記木質基材に貼
り付ける工程とからなることを特徴としている。上記溝
又は薄板厚部にホットメルト型接着剤を塗布する工程に
先だって、上記化粧板及び/又は木質基材を乾燥炉で予
熱してもよい。上記溝又は薄板厚部にホットメルト型接
着剤を塗布する工程に代えて、上記木質基材の溝又は薄
板厚部に対応する部分にホットメルト型接着剤を塗布す
るようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って詳細に説明する。図1において、木質基材1は従来
例と基本的に同じで、木材、合板等の他、木材の繊維を
固めて形成したパーチクルボード等、種々の木質素材を
使用できる。また、形状は図示のものは柱状であるが、
板状等をしていてもよい。
【0021】化粧板2は、ベニヤ合板やパーチクルボー
ドあるいはハードボード等の板素材の表面に、塩化ビニ
ル等の合成樹脂フィルムや、合成樹脂処理をした織布シ
ートで木目模様等が印刷された化粧シート、あるいは上
質の木材から薄く削り取ったシート状素材等を貼り付け
たものである。
【0022】化粧板2には、木質基材1の角部に対応し
た4本の折曲溝3,3,3,3が削設される。この折曲
溝3は、化粧板2の裏面側から表面側に向かって削設さ
れるが、化粧板2を分断しないように、表面のフィルム
部分を残すようにしている。そして、折曲溝3のフィル
ム部分をヒンジとして折り曲げると、木質基材1を取り
囲むように覆うことができるようになる。
【0023】このように折曲溝3が形成された化粧板2
の両端近傍に、カッターにより溝9,9を削設する。こ
の溝9を折曲溝3と平行に形成すれば、折曲溝3を形成
する装置で折曲溝3と同時に、あるいは、1方づつ連続
的に形成することができる。また、この実施例では、溝
9は断面が矩形となっているが、カッターの形状を変え
ることによって、矩形以外の種々の断面形状とすること
ができる。さらに、折曲溝3や溝9の位置や深さの変更
は、簡単にできるので、ロットの切り替え時間を短縮で
き、小ロットの生産にも対応できる。
【0024】次に、図1に示すように、化粧板2の接着
面にクロスハッチングに示すように、木工用接着剤4を
塗布する。木工用接着剤4としては、従来例と同様の酢
酸ビニルのエマルジョンタイプのものを用い、従来例と
同様のロールコータにより塗布する。
【0025】図2は、図11に対応した図であるが、こ
の図に示したように、本発明では下側ローラ6には、リ
ング7を嵌める必要はなくなる。そして、溝9の深さを
適当に設定することによって、化粧板2の全面に木工用
接着剤4を塗布しても溝9には塗布されないようにする
ことが可能となる。そして、木工用接着剤4が塗布され
ない溝9には、図3に示すように、ホットメルト型接着
剤5を塗布する。ホットメルト型接着剤5の塗布は、ホ
ットメルトアプリケータを用い、固化する温度や時間を
適当なものに設定しておく。
【0026】なお、この場合、化粧板2や木質基材1が
冷たいと、塗布したホットメルトが固化してしまうの
で、乾燥炉などで化粧板2や木質基材1を予め温めてお
くとよい。ただし、この予熱は、従来例における予熱よ
り程度が低くてよいので小型の乾燥炉で十分である。ま
た、この予熱は、設置条件や季節等により不要となる場
合もある。
【0027】こうして木工用接着剤4とホットメルト型
接着剤5との双方が塗布された化粧板2は、ローラプレ
ス機等で、図10(a)〜(c)に示す順序で押圧さ
れ、図4に示すような化粧造作部材となってローラプレ
ス機から出てくる。そして、溝9部分がホットメルト型
接着剤5で瞬間的に接着されているので、ローラプレス
機から排出された時点で既に剥がれる心配はなくなって
おり、そのまま放置しておけば、やがて木工用接着剤4
も硬化し、完全に接着される。木工用接着剤4が硬化す
るまでローラ等で押さえる必要はない。
【0028】なお、本発明の実施例では、ホットメルト
型接着剤5の体積は、溝9の容積以下になるようにして
いる。このようにすれば、ホットメルト型接着剤5が溝
から外に溢れ出て図12に示すように化粧板2の端部を
持ち上げることを防止できる。
【0029】また、本発明の実施例では、ホットメルト
型接着剤5は、溝9の部分のみで接着しており、溝9の
周辺は通常硬化の木工用接着剤4で接着されている。し
たがって、本発明の化粧造作部材を温度の高い場所に使
用し、ホットメルト型接着剤5が溶融するようなことに
なっても、木工用接着剤4が溶融することはないので、
化粧板2が木質基材1から剥がれる、というようなこと
は生じない。また、接着面の大部分に通常タイプの安価
な木工接着剤4を使用できるので、ランニングコストが
安くなる。
【0030】上記の実施例では、溝9を化粧板2の両端
2b,2bの近傍に設けたが、溝9の位置はこれに限定
されることはなく、化粧板2の端部や中央を含むどの位
置に何本設けてもよい。また、折曲溝3はV型溝を例示
したが、U型溝、W型溝(C面)とすることもできる。
また、木質基材1の角部が丸くなっている場合には、櫛
目の溝にしてもよい。さらには、溝9を曲線状に形成し
たり、あるいは折曲溝3を全く無くして板状の木質基材
1と化粧板2との2枚を貼り合わせる構成としたり、折
曲溝3を1本から3本として四角の木質基材1の一部の
みを覆う構成としたり、5本以上として、五角形以上の
多角形の木質基材を囲う構成とすることもできる。ま
た、ホットメルト型接着剤は、溝9に塗布したが、溝9
に対応する木質基材1の方に塗布することとしてもよ
い。
【0031】図5及び図6は、本発明の別の実施例を示
す。この実施例では、溝9を幅広に形成し、化粧板2の
端面2b側を開放した構成としている。別の表現をすれ
ば、化粧板の両端部に段差乃至は薄板厚部10を形成し
た構成と言うことができる。そして、この薄板厚部10
の部分にホットメルト型接着剤5を塗布して接着する。
【0032】図7及び図8は、図5、図6の実施例の変
形例で、化粧板2の両側の折曲溝3から外側の両端部分
2a(図9参照)全体を薄くして薄板厚部10とした実
施例である。そして、薄板厚部10全体を、ホットメル
ト型接着剤5で接着して、同じ厚さにしている。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の化粧造作
部材は、木質基材と、該木質基材の表面に接着される化
粧板とからなり、該化粧板の接着面に溝又は薄板厚部を
形成し、該溝又は薄板厚部以外と上記木質基材とはエマ
ルジョンタイプで通常硬化の木工用接着剤で接着し、該
溝又は薄板厚部と上記木質基材とはホットメルト型接着
剤で接着した構成としたので、木質基材と化粧板とは瞬
間的な接着が可能となり、化粧造作部材の製造速度を大
幅に上げることが可能になった。また、確実な接着を安
定的に得ることができ、小ロット多品種に対応ができ
る。
【0034】また、ホットメルト型接着剤の体積が上記
溝又は薄板厚部の容積より大きくない構成とすることに
より、ホットメルト型接着剤で接着した部分が浮き上が
ることを防止できる。また、乾燥炉やローラプレス機は
小型の(短い)もので十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧造作部材の製造方法を説明する斜
視図である。
【図2】本発明の化粧板に木工用接着剤を塗布する状態
を示す図である。
【図3】化粧板に木工用接着剤とホットメルト型接着剤
とを塗布した状態を示す正面図である。
【図4】本発明の化粧造作部材の構造を示す図である。
【図5】本発明の化粧造作部材の他の実施例による製造
方法を説明する斜視図である。
【図6】図5に示す化粧造作部材の構造を示す図であ
る。
【図7】本発明の化粧造作部材のまた別の実施例による
製造方法を説明する斜視図である。
【図8】図7に示す化粧造作部材の構造を示す図であ
る。
【図9】従来の化粧造作部材の製造方法を説明する斜視
図である。
【図10】(a)から(c)は、木質基材に化粧板を貼
り付ける工程を示す図である。
【図11】従来の化粧板において、両端部以外に木工用
接着剤を塗布する状態を示す図である。
【図12】従来の化粧造作部材において、化粧板の両端
部をホットメルト型接着剤で接着した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 木質基材 2 化粧板 2b,2b (化粧板の)両端 3 折曲溝 4 木工用接着剤 5 ホットメルト型接着剤 9 溝 10 薄板厚部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角部を有する木質基材と、該木質基材の
    表面に接着され上記角部に対応する折曲溝を備えた化粧
    板とからなり、該化粧板の接着面に上記折曲溝とは別の
    溝又は薄板厚部を形成し、該溝又は薄板厚部以外と上記
    木質基材とは通常硬化タイプの木工用接着剤で接着し、
    該溝又は薄板厚部と上記木質基材とはホットメルト型接
    着剤で接着したことを特徴とする化粧造作部材。
  2. 【請求項2】 上記溝又は薄板厚部が、上記化粧板の両
    端部又は両端近傍に形成されていることを特徴とする請
    求項記載の化粧造作部材。
  3. 【請求項3】 断面が矩形で長尺の木質基材と、該木質
    基材の各角部に対応した4本の折曲溝が形成され木質基
    材を取り巻くように接着される化粧板とからなり、該化
    粧板の両端部又は両端近傍に上記折曲溝とほぼ平行な溝
    又は薄板厚部を形成し、該溝又は薄板厚部以外と上記木
    質基材とは通常硬化タイプの木工用接着剤で接着し、該
    溝又は薄板厚部と上記木質基材とはホットメルト型接着
    剤で接着したことを特徴とする化粧造作部材。
  4. 【請求項4】 上記ホットメルト型接着剤の体積が上記
    溝又は薄板厚部の容積より大きくないことを特徴とする
    請求項記載の化粧造作部材。
  5. 【請求項5】 角部を有する長尺の木質基材を形成する
    工程と、該木質基材に貼り付ける化粧板に木質基材の上
    記角部に対応した折曲溝を形成する工程と、該化粧板の
    接着面の該折曲溝と異なる位置に溝又は薄板厚部を形成
    する工程と、該溝又は薄板厚部の部分を除く接着面に通
    常硬化タイプの木工用接着剤を塗布する工程と、該溝又
    は薄板厚部にホットメルト型接着剤を塗布する工程と、
    木工用接着剤とホットメルト型接着剤とが塗布された化
    粧板をローラプレス機によって上記折曲溝で折曲しなが
    ら上記木質基材に貼り付ける工程とからなることを特徴
    とする化粧造作部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記溝又は薄板厚部にホットメルト型接
    着剤を塗布する工程に先だって、上記化粧板及び/又は
    木質基材を乾燥炉で予熱することを特徴とする請求項
    記載の化粧造作部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記溝又は薄板厚部にホットメルト型接
    着剤を塗布する工程に代えて、上記木質基材の溝又は薄
    板厚部に対応する部分にホットメルト型接着剤を塗布す
    ることを特徴とする請求項5又は6記載の化粧造作部材
    の製造方法。
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