JP2901601B1 - 植物栽培容器および植物栽培システム - Google Patents
植物栽培容器および植物栽培システムInfo
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- JP2901601B1 JP2901601B1 JP10173242A JP17324298A JP2901601B1 JP 2901601 B1 JP2901601 B1 JP 2901601B1 JP 10173242 A JP10173242 A JP 10173242A JP 17324298 A JP17324298 A JP 17324298A JP 2901601 B1 JP2901601 B1 JP 2901601B1
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Abstract
【要約】
【課題】本発明は容器の外に養液をこぼさないようにし
て、多数の容器内の植物培地に均一に養液を供給するこ
とを課題とする。 【解決手段】各植物栽培容器1の本体2に挿入した多孔
培地支持体4上に支持した培地7に養液が均一に行きわ
たるまで供給し、次いで該養液を吸液パイプ5に真空吸
引するが、該養液吸引をフロートバルブ6を介して行な
う。吸液が終了したらフロートバルブ6のフロート6B
は降下して自然に閉状態となる。容器1が多数個あるシ
ステムでは吸引が終了した容器1を逐次フロートバルブ
6が閉じて、真空経路に空気が混入しないようにされ
る。
て、多数の容器内の植物培地に均一に養液を供給するこ
とを課題とする。 【解決手段】各植物栽培容器1の本体2に挿入した多孔
培地支持体4上に支持した培地7に養液が均一に行きわ
たるまで供給し、次いで該養液を吸液パイプ5に真空吸
引するが、該養液吸引をフロートバルブ6を介して行な
う。吸液が終了したらフロートバルブ6のフロート6B
は降下して自然に閉状態となる。容器1が多数個あるシ
ステムでは吸引が終了した容器1を逐次フロートバルブ
6が閉じて、真空経路に空気が混入しないようにされ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物栽培容器および
該植物栽培容器を複数個有する植物栽培システムに関す
るものである。
該植物栽培容器を複数個有する植物栽培システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器本体中にロックウール、バー
ミキュライト等の培地を充填し、該培地の上方に養液供
給パイプを差出し、該培地中には乾湿センサーを挿入し
た植物栽培容器が提供されていた。上記植物栽培容器に
おいては、乾湿センサーによって培地中の湿度を測定
し、該培地中の水分が蒸発して湿度が所定以下になった
場合には該養液供給パイプのバルブを開いて該培地に養
液を供給する。
ミキュライト等の培地を充填し、該培地の上方に養液供
給パイプを差出し、該培地中には乾湿センサーを挿入し
た植物栽培容器が提供されていた。上記植物栽培容器に
おいては、乾湿センサーによって培地中の湿度を測定
し、該培地中の水分が蒸発して湿度が所定以下になった
場合には該養液供給パイプのバルブを開いて該培地に養
液を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の植物栽培容
器にあっては、培地中の養液が均一に行きわたらず、培
地中に植物栄養成分の偏りが生じて植物が順調に生育し
ないと言う問題点があった。培地中に養液を均一に行き
わたらせるためには、容器本体中に多量の養液を供給し
て培地に充分浸透させ、過剰となったを該養液をオーバ
ーフローによって該養液を抜取る方法が考えられる。し
かしオーバーフローによれば養液が床にこぼれ、また培
地から養液の抜取りが円滑に行なわれないと言う問題点
がある。
器にあっては、培地中の養液が均一に行きわたらず、培
地中に植物栄養成分の偏りが生じて植物が順調に生育し
ないと言う問題点があった。培地中に養液を均一に行き
わたらせるためには、容器本体中に多量の養液を供給し
て培地に充分浸透させ、過剰となったを該養液をオーバ
ーフローによって該養液を抜取る方法が考えられる。し
かしオーバーフローによれば養液が床にこぼれ、また培
地から養液の抜取りが円滑に行なわれないと言う問題点
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、容器本体(2) の内部に多
孔培地支持体(4) を挿入し、該支持体(4) 上には培地
(7) を支持せしめ、該培地(7) 上方には養液供給パイプ
(8) を差出し、該支持体(4) の下方には該容器本体(2)
の外側からフロートバルブ(6) を介して真空装置(22,2
3) に接続する吸液パイプ(6) を接続した植物栽培容器
(1) を提供するものであり、該多孔培地支持体(4) は籠
体であることが望ましい。更に上記植物栽培容器(1) の
複数個からなり、各容器(1) の吸液パイプ(6) は共通す
る一系統の真空装置(22,23) に接続されている植物栽培
システムを提供するものであり、各容器(1) の養液供給
パイプ(8) は共通する一系統の養液供給源に接続されて
いることが望ましい。
を解決するための手段として、容器本体(2) の内部に多
孔培地支持体(4) を挿入し、該支持体(4) 上には培地
(7) を支持せしめ、該培地(7) 上方には養液供給パイプ
(8) を差出し、該支持体(4) の下方には該容器本体(2)
の外側からフロートバルブ(6) を介して真空装置(22,2
3) に接続する吸液パイプ(6) を接続した植物栽培容器
(1) を提供するものであり、該多孔培地支持体(4) は籠
体であることが望ましい。更に上記植物栽培容器(1) の
複数個からなり、各容器(1) の吸液パイプ(6) は共通す
る一系統の真空装置(22,23) に接続されている植物栽培
システムを提供するものであり、各容器(1) の養液供給
パイプ(8) は共通する一系統の養液供給源に接続されて
いることが望ましい。
【0005】
【作用】容器本体(2) 内の培地(7) に養液供給パイプ
(8) から養液Sを該培地(7) に均一に行きわたるように
供給し、該培地(7) に該養液Sを充分浸透させる。過剰
となった該養液Sは該培地(7) 下方のフロートバルブ
(6) 内に導入され、フロート(6B)は該養液Sにより浮上
し、該フロートバルブ(6) は開状態となり、該容器本体
(2) 内の養液Sは真空装置(22,23) によって吸液パイプ
(5) に吸引される。該容器本体(2) 内の養液Sが所定量
吸引され、養液Sにより浮上していたフロート(6B)が沈
降してフロートバルブ(6) が閉状態となると養液吸引が
ストップする。
(8) から養液Sを該培地(7) に均一に行きわたるように
供給し、該培地(7) に該養液Sを充分浸透させる。過剰
となった該養液Sは該培地(7) 下方のフロートバルブ
(6) 内に導入され、フロート(6B)は該養液Sにより浮上
し、該フロートバルブ(6) は開状態となり、該容器本体
(2) 内の養液Sは真空装置(22,23) によって吸液パイプ
(5) に吸引される。該容器本体(2) 内の養液Sが所定量
吸引され、養液Sにより浮上していたフロート(6B)が沈
降してフロートバルブ(6) が閉状態となると養液吸引が
ストップする。
【0006】上記植物栽培容器(1) を複数個有する植物
栽培システムでは、吸液パイプ(5)に接続する真空装置
(22,23) を各容器(1) に共通する一系統として管理やメ
ンテナンスを容易にする。このシステムでは位置によっ
て各植物栽培容器(1) に対する養液供給、養液吸引が一
様ではない。しかし養液吸引が終了した容器(1) は逐次
フロートバルブ(6) が閉状態となるので、吸液パイプ
(5) に空気が進入せず、最後まで吸液パイプ(5) に真空
が有効に及ぼされる。
栽培システムでは、吸液パイプ(5)に接続する真空装置
(22,23) を各容器(1) に共通する一系統として管理やメ
ンテナンスを容易にする。このシステムでは位置によっ
て各植物栽培容器(1) に対する養液供給、養液吸引が一
様ではない。しかし養液吸引が終了した容器(1) は逐次
フロートバルブ(6) が閉状態となるので、吸液パイプ
(5) に空気が進入せず、最後まで吸液パイプ(5) に真空
が有効に及ぼされる。
【0007】
【実施例】本発明を図1〜図4に示す一実施例によって
説明すれば、図に示す植物栽培容器(1) は、容器本体
(2) と、該容器本体(2) 内に挿入され該容器本体(2) 内
周壁の段部(3) に支持されている多孔培地支持体である
籠体(4) と、該容器本体(2)の底部に連絡している吸液
パイプ(5) と、該容器本体(2) の底部において、該籠体
(4) の下方で該吸液パイプ(5) の上側に配置されている
フロートバルブ(6) とからなり、該籠体(4) 内にはロッ
クウール、バーミキュライト等の培地(7) が充填されて
おり、その上部には養液供給パイプ(8) が差出されてい
る。なおこのシステムに使用されるバルブは、モーター
バルブあるいは電磁バルブ等の自動開閉バルブとする。
説明すれば、図に示す植物栽培容器(1) は、容器本体
(2) と、該容器本体(2) 内に挿入され該容器本体(2) 内
周壁の段部(3) に支持されている多孔培地支持体である
籠体(4) と、該容器本体(2)の底部に連絡している吸液
パイプ(5) と、該容器本体(2) の底部において、該籠体
(4) の下方で該吸液パイプ(5) の上側に配置されている
フロートバルブ(6) とからなり、該籠体(4) 内にはロッ
クウール、バーミキュライト等の培地(7) が充填されて
おり、その上部には養液供給パイプ(8) が差出されてい
る。なおこのシステムに使用されるバルブは、モーター
バルブあるいは電磁バルブ等の自動開閉バルブとする。
【0008】上記植物栽培容器(1) は図2に示すように
多数個配列されており、例えば1群から10群までに区
画され、各群の容器(1) の養液供給パイプ(8) は、養液
供給源から差出されている一系統の主養液供給経路(9)
からバルブ(10)を介して分岐されている各分岐経路(11)
に分配経路(12)を介して接続しており、各群の容器(1)
の吸液パイプ(5) は、主真空経路(13)からバルブ(14)を
介して分岐されている各分岐経路(15)に連絡経路(16)を
介して接続している。
多数個配列されており、例えば1群から10群までに区
画され、各群の容器(1) の養液供給パイプ(8) は、養液
供給源から差出されている一系統の主養液供給経路(9)
からバルブ(10)を介して分岐されている各分岐経路(11)
に分配経路(12)を介して接続しており、各群の容器(1)
の吸液パイプ(5) は、主真空経路(13)からバルブ(14)を
介して分岐されている各分岐経路(15)に連絡経路(16)を
介して接続している。
【0009】該主真空経路(13)には養液分離タンク(17)
が介在し、該タンク(17)の前後にはフィルター(18,19)
が配置され、終端は二段に分岐してバルブ(20,21) を介
して真空装置を構成する二個の真空ポンプ(22,23) に接
続している。該養液分離タンク(17)の底部からはバルブ
(25)を付した排水パイプ(24)が差出され、更に真空計(2
6)と水位センサー(27)とが備えられ、上部にはバルブ(2
9)を有する溢流パイプ(28)が接続している。
が介在し、該タンク(17)の前後にはフィルター(18,19)
が配置され、終端は二段に分岐してバルブ(20,21) を介
して真空装置を構成する二個の真空ポンプ(22,23) に接
続している。該養液分離タンク(17)の底部からはバルブ
(25)を付した排水パイプ(24)が差出され、更に真空計(2
6)と水位センサー(27)とが備えられ、上部にはバルブ(2
9)を有する溢流パイプ(28)が接続している。
【0010】該フロートバルブ(6) は図3に示すように
多孔槽(6A)と、該多孔槽(6A)内に配置されているフロー
ト(6B)とからなる。該フロート(6B)は養液Sの比重(通
常1)よりも軽い材料、例えばプラスチック発泡体、コ
ルク等から作られている。
多孔槽(6A)と、該多孔槽(6A)内に配置されているフロー
ト(6B)とからなる。該フロート(6B)は養液Sの比重(通
常1)よりも軽い材料、例えばプラスチック発泡体、コ
ルク等から作られている。
【0011】上記構成において、各籠体(4) の培地(7)
に定植して植物Pを栽培するが、栽培初期は該籠体(4)
を苗床において発芽生長させて苗とし、その後各籠体
(4) を各容器(1) 内にそれぞれ設置する。各容器(1) 内
における栽培中は定期的にバルブ(10)を開いて主養液供
給経路(9) 、分岐経路(11)、分配経路(12)を介して養液
供給パイプ(8) から培地(7) に養液Sを供給する。該養
液Sは肥料、植物栄養剤等を溶解した水であり、植物の
種類、あるいは状態等によっては単に水であってもよ
い。
に定植して植物Pを栽培するが、栽培初期は該籠体(4)
を苗床において発芽生長させて苗とし、その後各籠体
(4) を各容器(1) 内にそれぞれ設置する。各容器(1) 内
における栽培中は定期的にバルブ(10)を開いて主養液供
給経路(9) 、分岐経路(11)、分配経路(12)を介して養液
供給パイプ(8) から培地(7) に養液Sを供給する。該養
液Sは肥料、植物栄養剤等を溶解した水であり、植物の
種類、あるいは状態等によっては単に水であってもよ
い。
【0012】各容器(1) において、該養液Sは籠体(4)
内の培地(7) に均一に行きわたった上で、容器本体(2)
の底部に流下する。図3に示すように該容器本体(2) の
底部に流下した養液Sはフロートバルブ(6) の多孔槽(6
A)内に流入し、該多孔槽(6A)内の養液水位が上昇してフ
ロート(6B)は浮上し、フロートバルブ(6) は開状態とな
る。
内の培地(7) に均一に行きわたった上で、容器本体(2)
の底部に流下する。図3に示すように該容器本体(2) の
底部に流下した養液Sはフロートバルブ(6) の多孔槽(6
A)内に流入し、該多孔槽(6A)内の養液水位が上昇してフ
ロート(6B)は浮上し、フロートバルブ(6) は開状態とな
る。
【0013】フロートバルブ(6) の開状態において、バ
ルブ(20)またはバルブ(21)を開いて、真空ポンプ(22)ま
たは真空ポンプ(23)を作動させ、バルブ(25,29) を閉じ
バルブ(14)を開いて連絡経路(16)、分岐経路(15)、主真
空経路(13)を介して各容器(1) の養液Sを吸液パイプ
(5) に吸引し、主真空経路(13)を介してフィルター(18)
によって養液Sを濾過した上で養液分離タンク(17)に備
蓄するか、または排水パイプ(24)を介して排液する。該
容器本体(2) 底部の養液Sが少なくなると、図4に示す
ように該多孔槽(6A)内の養液水位は低下し、フロート(6
B)は下降して吸液パイプ(5) を閉鎖して閉状態となる。
ルブ(20)またはバルブ(21)を開いて、真空ポンプ(22)ま
たは真空ポンプ(23)を作動させ、バルブ(25,29) を閉じ
バルブ(14)を開いて連絡経路(16)、分岐経路(15)、主真
空経路(13)を介して各容器(1) の養液Sを吸液パイプ
(5) に吸引し、主真空経路(13)を介してフィルター(18)
によって養液Sを濾過した上で養液分離タンク(17)に備
蓄するか、または排水パイプ(24)を介して排液する。該
容器本体(2) 底部の養液Sが少なくなると、図4に示す
ように該多孔槽(6A)内の養液水位は低下し、フロート(6
B)は下降して吸液パイプ(5) を閉鎖して閉状態となる。
【0014】養液供給状態および吸液状態は各容器(1)
の位置、例えば養液供給源や真空装置からの距離、高低
によって一様ではない。したがって各容器(1) について
上記吸液終了時点も一様でない。しかし吸液を終了した
容器(1) から逐次フロートバルブ(6) が閉じるから、該
容器(1) から主真空経路(13)に空気が進入せず、真空ポ
ンプ(22)または真空ポンプ(23)による吸引は最後まで効
率良く行なわれる。
の位置、例えば養液供給源や真空装置からの距離、高低
によって一様ではない。したがって各容器(1) について
上記吸液終了時点も一様でない。しかし吸液を終了した
容器(1) から逐次フロートバルブ(6) が閉じるから、該
容器(1) から主真空経路(13)に空気が進入せず、真空ポ
ンプ(22)または真空ポンプ(23)による吸引は最後まで効
率良く行なわれる。
【0015】なお本実施例において一系統の真空装置に
真空ポンプを2個配置するのは1個が故障あるいは補修
中でも吸液を支障なく行なうためである。
真空ポンプを2個配置するのは1個が故障あるいは補修
中でも吸液を支障なく行なうためである。
【0016】図5には本発明の他の実施例が示される。
本実施例の植物栽培容器(31)においては、容器本体(32)
の底部に多孔板としての網(34)が張設され、該網(34)上
に培地(37)が支持され、更に該容器本体(32)の底部の下
側の吸液パイプ(35)にフロートバルブ(36)が介在せしめ
られる。
本実施例の植物栽培容器(31)においては、容器本体(32)
の底部に多孔板としての網(34)が張設され、該網(34)上
に培地(37)が支持され、更に該容器本体(32)の底部の下
側の吸液パイプ(35)にフロートバルブ(36)が介在せしめ
られる。
【0017】本実施例のフロートバルブ(36)は筒体(36
A) と、該筒体(36A) 内に配置されているフロート(36B)
とからなり、容器本体(32)内の養液は該フロートバル
ブ(36)の筒体(36A) に吸液パイプ(35)を介して流入し、
該筒体(36A) 内の養液水位によって該フロート(36B) が
上下してフロートバルブ(36)を開閉する。
A) と、該筒体(36A) 内に配置されているフロート(36B)
とからなり、容器本体(32)内の養液は該フロートバル
ブ(36)の筒体(36A) に吸液パイプ(35)を介して流入し、
該筒体(36A) 内の養液水位によって該フロート(36B) が
上下してフロートバルブ(36)を開閉する。
【0018】
【発明の効果】本発明の植物栽培容器では、養液が培地
中に均一に行きわたるに充分な量供給された状態でフロ
ートバルブが開き、該養液をオーバーフローさせること
なく容器本体の底部から吸液パイプによって真空吸引す
るので、該養液が床にこぼれることはない。また該容器
を複数個配置したシステムにおいても、該養液の真空吸
引を効率良く行なうことが出来る。更にフロートバルブ
は構造が簡単であり安価に提供できる。
中に均一に行きわたるに充分な量供給された状態でフロ
ートバルブが開き、該養液をオーバーフローさせること
なく容器本体の底部から吸液パイプによって真空吸引す
るので、該養液が床にこぼれることはない。また該容器
を複数個配置したシステムにおいても、該養液の真空吸
引を効率良く行なうことが出来る。更にフロートバルブ
は構造が簡単であり安価に提供できる。
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】説明側断面図
【図2】植物栽培システム図
【図3】フロートバルブ開状態側断面図
【図4】フロートバルブ閉状態側断面図
【図5】他の実施例の説明側断面図
1,31 植物栽培容器 2,32 容器本体 4 籠体(多孔板) 34 網(多孔板) 5,35 吸液パイプ 6,36 フロートバルブ 7,37 培地 8 養液供給パイプ 9 主養液供給経路 13 主真空経路 22,23 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山出 浩稔 三重県四日市市あかつき台4丁目1番地 の78 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 31/00 601 A01G 27/00 502
Claims (4)
- 【請求項1】容器本体の内部に多孔培地支持体を挿入
し、該支持体上には培地を支持せしめ、該培地上方には
養液供給パイプを差出し、該支持体の下方には該容器本
体の外側からフロートバルブを介して真空装置に接続す
る吸液パイプを接続したことを特徴とする植物栽培容器 - 【請求項2】該多孔培地支持体は籠体である請求項1に
記載の植物栽培容器 - 【請求項3】請求項1または2に記載の植物栽培容器の
複数個からなり、各容器の吸液パイプは共通する一系統
の真空装置に接続されていることを特徴とする植物栽培
システム - 【請求項4】各容器の養液供給パイプは共通する一系統
の養液供給源に接続されている請求項3に記載の植物栽
培システム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173242A JP2901601B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 植物栽培容器および植物栽培システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173242A JP2901601B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 植物栽培容器および植物栽培システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2901601B1 true JP2901601B1 (ja) | 1999-06-07 |
JP2000004696A JP2000004696A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15956803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10173242A Expired - Fee Related JP2901601B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 植物栽培容器および植物栽培システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2901601B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113349041A (zh) * | 2021-06-23 | 2021-09-07 | 广东省科学院生物工程研究所 | 一种浮萍人工种植方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3783036B2 (ja) * | 2002-07-30 | 2006-06-07 | 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 | 微小重力環境制御装置、植物栽培装置及び動物飼育装置並びに微小重力環境制御方法、植物栽培方法及び動物飼育方法並びに育種方法 |
JP6667842B1 (ja) * | 2019-10-29 | 2020-03-18 | アグリ・コア・システム合同会社 | 養液栽培装置 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10173242A patent/JP2901601B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113349041A (zh) * | 2021-06-23 | 2021-09-07 | 广东省科学院生物工程研究所 | 一种浮萍人工种植方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000004696A (ja) | 2000-01-11 |
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