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JP2900694B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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Publication number
JP2900694B2
JP2900694B2 JP8061892A JP8061892A JP2900694B2 JP 2900694 B2 JP2900694 B2 JP 2900694B2 JP 8061892 A JP8061892 A JP 8061892A JP 8061892 A JP8061892 A JP 8061892A JP 2900694 B2 JP2900694 B2 JP 2900694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
tape
tape cassette
cassette
opening
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP8061892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05282830A (ja
Inventor
彰洋 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8061892A priority Critical patent/JP2900694B2/ja
Publication of JPH05282830A publication Critical patent/JPH05282830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900694B2 publication Critical patent/JP2900694B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理装置
等に使用するテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダー(以下、
VTRという)の使用法として風景や人物等の撮影取り
が多くなってきている。そのため、VTRも小型化さ
れ、またそのVTRに装着されるテープカセットも小型
化が要求されている。
【0003】以下、図8と図9を参照しながら従来のテ
ープカセット及びVTRについて説明する。
【0004】図8に従来例であるVHS−Cカセットの
内部構造図を示す。図8に示すように、カセット本体2
2の前面にはテープ23が架張されており、常時は前蓋
24によって覆われている。前蓋24の左右両端面には
カセット本体22に支持された一対の支点ピン25が設
けられ、前蓋24は支点ピン25を中心として回動自在
とされている。そして、その支点ピン25の一方にはコ
イルバネ26を装着して前蓋24が常時閉蓋方向に付勢
されている。
【0005】又、カセット本体22内にはテープ23を
巻回した一対のリール27を収納している。
【0006】以上のように構成されたテープカセットに
ついて以下その動作を説明する。図9は上記したテープ
カセットをVTRに装着した時の図である。図9に示す
ようにテープカセットをVTRに装着するとVTR側の
開蓋部材28が前蓋24に当たって開蓋し、開口部に架
張されたテープ23が露出する。そして、開口部にVT
R側のテープ引き出しポスト(図示せず)が入り込んで
テープ23を所定の位置まで案内する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では下記のような問題が発生する。
【0008】図9はテープカセットがVTRに装着され
た時の状態を示すものである。通常装置のサイズが決定
される要因の1つにテープカセット自身のサイズとその
テープカセットを装置に装着した時の蓋の突出量があ
る。従来例では図9に示すようにテープカセットの前蓋
24はテープカセットの上面には大きく突出しないがテ
ープカセットの前面に大きく突出する(突出量D)ため
VTR側のテープ走行ポスト並びにシリンダー等はテー
プカセットの前面に近づけることができなかった。その
ため、VTRの奥行き方向(E)のサイズが大きくなっ
ていた(ただし、VTRの厚み方向のサイズは小さくで
きる)。
【0009】現在VTRの用途は各種多用であり、たと
えば、VTRの置き場所などによってはVTRの厚み寸
法または奥行き寸法のどちらをより小さく求められる場
合がある。しかし、従来のテープカセットではどちらか
一方のサイズしか小さくできない。よって、各種用途に
対応した装置サイズが商品化できないという大きな問題
点が発生していた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、VTR内での
テープカセットの前蓋の突出量をカセット本体の前面ま
たは上面のどちらかに突出させるかが選択できるテープ
カセットを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のテープカセットは、蓋の上面部に支点を設
けその支点を中心に回動する第1の回動動作と、カセッ
ト本体に支持されかつ蓋と連結された蓋用アームを回動
させることにより蓋がテープ前面を覆う位置からカセッ
ト本体上面の一部を覆う位置まで回動する第2の回動動
作とができるように構成したものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により、すなわちテープ
カセット蓋の第1の回動動作により蓋をカセット本体前
面に突出させてテープを露出させる第1の開蓋方法と、
蓋用アームで突出した蓋をカセット本体の上面まで移動
させる第2の開蓋方法の2つの開蓋方法が選択できる。
その結果テープカセット蓋の突出方向をカセット前面又
上面のどちらかが選択でき、それが装置のサイズに大き
く影響する。よって、その選択により各種用途に対応し
た装置サイズができるという大きな効果が発生する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0014】図1,図2は、一実施例のテープカセット
の組立斜視図及びテープカセット蓋部の分解斜視図であ
る。
【0015】図1に示すように、テープカセット1を構
成するカセット本体は合成樹脂成形された方形の上ハー
フ2と下ハーフ3とから構成されている。そして、これ
ら上ハーフ2と下ハーフ3は上下から相互に合わされ、
止めネジにてネジ止めされて一体の筐体に形成される。
またテープカセット1の前面には、装置側のテープ引き
出し部材が挿入されるための開口部4が設けられてい
る。そして、開口部4には下ハーフ3に設けられたテー
プガイド10によって案内支持されたテープ5が架張さ
れている。そして、架張されたテープ5はカセット本体
と連結された蓋用アームに支持された前蓋6によって常
時覆われている。また、カセット本体にはテープ5を巻
回した一対のリール(図示せず)が収納されている。
【0016】前蓋6は図2に示すように略コ字形状をし
ていて開口部4に架張されたテープ5の前面を覆ってい
る。前蓋6の左右側板8の上面には一対の支持穴9,
9′が設けられ、支持穴9,9′は後述する蓋用アーム
7に形成された支持ピン11が挿入される。そして、前
蓋6は支持穴9,9′を中心として回動自在とされてい
る。なお、支持穴9′側には、コイルバネ13が装着さ
れており、前蓋6を常時閉蓋方向に回動付勢している。
【0017】図3は前蓋6の側板8並びに蓋用アーム7
の拡大斜視図である。図3に示すように前蓋6の少なく
とも一方の側板8には後述する装置側の開蓋突起が通過
するための切欠部15を形成している。
【0018】12は蓋用アーム7に設けられている支持
ピンであり、上ハーフ2に形成された一対の切欠部15
に挿入されて回動自在に支持されている。そして、その
支持ピン12から前面上方向に延長された傾斜部17を
前述した前蓋6の支持孔9まで形成している。蓋用アー
ム7の支持ピンA11では前述したように前蓋6が回動
自在に支持されている。また、蓋用アーム7の支持ピン
12′側にはコイルバネ14を装着して前蓋6を常時閉
蓋方向に回動付勢している。
【0019】以上のように構成されたテープカセットの
動作について説明する。図4から図7まではテープカセ
ット蓋部の要部断面図である。テープカセット1は、常
時は図4に示すように開口部4に架張されたテープ5は
前蓋6で覆われている。
【0020】テープカセット1を装置に挿入すると図4
から図6に示すように装置側に配置された開蓋突起18
が前蓋6の側板8の切欠部15部を通過する。そして、
その開蓋突起18が蓋用アーム7の傾斜部17に当た
る。その後、さらにテープカセット1を水平移動させる
と開蓋突起18が傾斜部17と摺動して蓋用アーム7が
コイルバネ14に抗してA方向へ回動するとともに蓋用
アーム7に連結された前蓋6も支持孔9を中心に回動す
る。この時前蓋6は前述したようにコイルバネ13にて
常時閉蓋方向に回動付勢されているため、前蓋6の内面
19と上ハーフ2の先端部20とが当たりながら回動す
ることになる。
【0021】図6は開蓋完了時の図であるが、この図に
示すように、蓋用アーム7を回動させることにより前蓋
6をテープ5前面を覆う位置から上ハーフ2の上面まで
移動させることができる。
【0022】なお、閉蓋は上記した動作と全く逆に成さ
れる。以上のような構成であると、図6に示すようにテ
ープカセット1の前蓋6が従来例と比べてカセット本体
の前面に大きく突出しない(突出量B)ため、装置の部
材(例えば、記録再生ヘッドを取り付けたシリンダー
や、テープ引き出しポスト等)がテープカセット1の前
面近くに設けることができる。よって、テープカセット
を含めたテープ走行メカニズムの奥行き寸法が小さくな
るので装置のコンパクト化が図れるという大きな効果が
発生する。
【0023】以上の開蓋はテープカセット1を水平移動
させるだけで完了したが、次に別の開蓋方法を説明す
る。
【0024】図7に示すようにテープカセット1を装置
に水平に入れそして垂直方向に移動するとき、装置側の
開蓋部材21がテープカセット前蓋6の側板8に当たっ
て前蓋6の上方に押し上げる。よって、前蓋6はコイル
バネ10に抗して支持孔9を中心に回転をする。以上で
テープカセット1の前蓋6の開蓋が完了する。
【0025】以上のような構成であると前述した開蓋方
向に比べると前蓋6がカセット本体の上面に大きく突出
しない(突出量C)ので装置の厚み方向のサイズが小さ
くできる。
【0026】以上のように本実施例によれば、装置側で
開蓋方法の選択ができるので、各種用途に対応した装置
サイズが商品化できるという大きな効果が発生する。
【0027】なお、ここでは装置の厚み又は奥行きサイ
ズのどちらか一方のサイズが小さくなるような構成を示
したが、その中間にあたる装置サイズも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、蓋の上面部に支
点を設けその支点を中心に回動する第1の回動動作と、
カセット本体に支持されかつ蓋と連結された蓋用アーム
を回動させることにより蓋がテープ前面を覆う位置から
カセット本体上面の一部を覆う位置まで回動する第2の
回動動作とができるように構成したものである。上記し
た構成により、すなわちテープカセット蓋の第1の回動
動作により蓋をカセット本体前面に突出させてテープを
露出させる第1の開蓋方法と、蓋用アームで突出した蓋
をカセット本体の上面まで移動させる第2の開蓋方法の
2つの開蓋方法が選択できる。その結果テープカセット
蓋の突出方向をカセット前面又上面のどちらかが選択で
き、それが装置のサイズに大きく影響する。よって、そ
の選択により各種用途に対応した装置サイズの商品化が
できるという大きな効果が発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテープカセットの組立斜視
【図2】同テープカセット蓋部の分解斜視図
【図3】同テープカセット前蓋の側板部の拡大斜視図
【図4】同テープカセット蓋部の要部断面図
【図5】同テープカセットの開蓋手段を示すテープカセ
ット蓋部の要部断面図
【図6】同テープカセットの開蓋手段を示すテープカセ
ット蓋部の要部断面図
【図7】同テープカセットの開蓋手段を示すテープカセ
ット蓋部の要部断面図
【図8】従来例テープカセットの内部構造図
【図9】同テープカセットをVTRに装着した時の要部
断面図
【符号の説明】
6 前蓋 7 蓋用アーム 9 前蓋の支持孔 11 蓋用アームの支持ピン 12 蓋用アームの支持ピン 13 コイルバネ 14 コイルバネ 15 切欠部 17 傾斜部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを巻回したリールと、前記リールを
    収納するカセット本体と、前記カセット本体の前面に露
    出したテープを覆う蓋とを備えたテープカセットであっ
    て、前記蓋の開蓋時には前記蓋の上面部に設けた支点を
    中心に回動する第1の回動動作と、前記蓋が前記テープ
    を覆う位置からカセット本体の上面の一部を覆う位置ま
    で回動する第2の回動動作とができるように構成した事
    を特徴とするテープカセット。
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JPH05282830A JPH05282830A (ja) 1993-10-29
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