JP2898916B2 - パイプカッター - Google Patents
パイプカッターInfo
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- JP2898916B2 JP2898916B2 JP2689596A JP2689596A JP2898916B2 JP 2898916 B2 JP2898916 B2 JP 2898916B2 JP 2689596 A JP2689596 A JP 2689596A JP 2689596 A JP2689596 A JP 2689596A JP 2898916 B2 JP2898916 B2 JP 2898916B2
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- pipe
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製パイプ等の
切断に用いることができるパイプカッターに関するもの
である。
切断に用いることができるパイプカッターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス配管や上下水道配管等に用い
られる樹脂製パイプを手作業で切断するための工具とし
て、プライヤーを大型化したような形状をしたパイプカ
ッターが知られている。このパイプカッターは、互いの
開閉方向へ揺動自在とされた一対のレバーハンドルと、
一方のレバーハンドルに一体的に延設されたパイプ受部
と、他方のレバーハンドルに刻み送り手段(ラチェット
機構)を介して接続されたカッター刃とを有したもの
で、双方のレバーハンドルを繰り返し開閉操作させるこ
とで、カッター刃がパイプ受部に対して徐々に接近し、
最終的にはカッター刃がパイプ受部に食い込む状態まで
至って、パイプ受部に保持させたパイプを切断できると
いうものであった。
られる樹脂製パイプを手作業で切断するための工具とし
て、プライヤーを大型化したような形状をしたパイプカ
ッターが知られている。このパイプカッターは、互いの
開閉方向へ揺動自在とされた一対のレバーハンドルと、
一方のレバーハンドルに一体的に延設されたパイプ受部
と、他方のレバーハンドルに刻み送り手段(ラチェット
機構)を介して接続されたカッター刃とを有したもの
で、双方のレバーハンドルを繰り返し開閉操作させるこ
とで、カッター刃がパイプ受部に対して徐々に接近し、
最終的にはカッター刃がパイプ受部に食い込む状態まで
至って、パイプ受部に保持させたパイプを切断できると
いうものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パイプを切断してゆく
過程でカッター刃の食い込み量が増えてくると、カッタ
ー刃の両側面にパイプの切断面が強く圧接するようにな
る(俗に「パイプがカッター刃に食いつく」等と言
う)。そのため切断抵抗は急に大きくなるが、この切断
抵抗はカッター刃が刃先ほど薄くなる傾斜形状(クサビ
形)を有している関係上、カッター刃をパイプ外方へ押
し戻す力となって継続的に作用することになる。そして
このような作用は、パイプの未切断部分が残り少なくな
った所定時期にピークに達するようになる。
過程でカッター刃の食い込み量が増えてくると、カッタ
ー刃の両側面にパイプの切断面が強く圧接するようにな
る(俗に「パイプがカッター刃に食いつく」等と言
う)。そのため切断抵抗は急に大きくなるが、この切断
抵抗はカッター刃が刃先ほど薄くなる傾斜形状(クサビ
形)を有している関係上、カッター刃をパイプ外方へ押
し戻す力となって継続的に作用することになる。そして
このような作用は、パイプの未切断部分が残り少なくな
った所定時期にピークに達するようになる。
【0004】このようなことから、刻み送り手段を1ピ
ッチ作動させるべく双方のレバーハンドルを閉じ方向へ
1回操作し、続いて両レバーハンドルを開き方向へ操作
するときに、この開き操作に伴ってカッター刃及び刻み
手段が押し戻されて空送り状とされ、カッター刃が1回
前の状態まで戻ってしまうということがあった。すなわ
ち、何度、両レバーハンドルを開閉操作してもカッター
刃は一進一退を繰り返すばかりで、パイプを最後まで切
断することができないというものであった。
ッチ作動させるべく双方のレバーハンドルを閉じ方向へ
1回操作し、続いて両レバーハンドルを開き方向へ操作
するときに、この開き操作に伴ってカッター刃及び刻み
手段が押し戻されて空送り状とされ、カッター刃が1回
前の状態まで戻ってしまうということがあった。すなわ
ち、何度、両レバーハンドルを開閉操作してもカッター
刃は一進一退を繰り返すばかりで、パイプを最後まで切
断することができないというものであった。
【0005】一方、従来のパイプカッターでは、パイプ
受部がパイプの外周面に2か所以上で接触し得るように
凹みカーブを有して形成されただけのものであったの
で、カッター刃による切断荷重がパイプに加わわると、
比較的簡単にパイプが位置ズレ、ブレ、傾き等を起こす
ようになり、これが切り口の位置ズレ、ガタツキ、斜め
切り等の原因になることがあった。
受部がパイプの外周面に2か所以上で接触し得るように
凹みカーブを有して形成されただけのものであったの
で、カッター刃による切断荷重がパイプに加わわると、
比較的簡単にパイプが位置ズレ、ブレ、傾き等を起こす
ようになり、これが切り口の位置ズレ、ガタツキ、斜め
切り等の原因になることがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、パイプの切断が最後まで確実に行えるように
し、またパイプの切り口が位置的に正確で、綺麗で、し
かも管軸に対して直交したかたちで得られるようにでき
る手動式のパイプカッターを提供することを目的とす
る。
であって、パイプの切断が最後まで確実に行えるように
し、またパイプの切り口が位置的に正確で、綺麗で、し
かも管軸に対して直交したかたちで得られるようにでき
る手動式のパイプカッターを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明では、一対のレバーハンドルと、該レ
バーハンドルの一方に延設されたパイプ受部と、他方に
刻み送り手段を介して接続されたカッター刃とを備え、
一対のレバーハンドルを繰り返し開閉操作させることで
パイプ受部に対してカッター刃を刻み送りして近接さ
せ、互いの食い込み状態まで至らせるようになったパイ
プカッターにおいて、上記刻み送り手段は、カッター刃
に一体的に設けられた複数の受歯を有する従動歯体と、
該従動歯体の受歯に係合可能な駆動片と、該駆動片が従
動歯体に係合するより前の位置で従動歯体に係合可能と
されタイミング的に駆動片の係合動作に追従する逆転阻
止片とを有しており、上記従動歯体には、逆転阻止片が
最後の受歯に係合した後も、駆動片と受歯との係合によ
って従動歯体が送られるのを援助すべく逆転阻止片と係
合する補助受歯が設けられていることを特徴としてい
る。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明では、一対のレバーハンドルと、該レ
バーハンドルの一方に延設されたパイプ受部と、他方に
刻み送り手段を介して接続されたカッター刃とを備え、
一対のレバーハンドルを繰り返し開閉操作させることで
パイプ受部に対してカッター刃を刻み送りして近接さ
せ、互いの食い込み状態まで至らせるようになったパイ
プカッターにおいて、上記刻み送り手段は、カッター刃
に一体的に設けられた複数の受歯を有する従動歯体と、
該従動歯体の受歯に係合可能な駆動片と、該駆動片が従
動歯体に係合するより前の位置で従動歯体に係合可能と
されタイミング的に駆動片の係合動作に追従する逆転阻
止片とを有しており、上記従動歯体には、逆転阻止片が
最後の受歯に係合した後も、駆動片と受歯との係合によ
って従動歯体が送られるのを援助すべく逆転阻止片と係
合する補助受歯が設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】すなわち、双方のレバーハンドルを繰り返
し開閉操作すると、閉じ操作ごとに駆動片が従動歯体の
各受歯に1つ1つ係合しながらこの従動歯体を送ってゆ
き、一方、逆転阻止片も、駆動片に追従するかたちで従
動歯体の受歯に係合してゆくようになる。そのため、両
レバーハンドルを開き操作する場合にも従動歯体は逆転
阻止片に阻まれて逆戻りすることなく、確実にピッチ送
りされるわけである。
し開閉操作すると、閉じ操作ごとに駆動片が従動歯体の
各受歯に1つ1つ係合しながらこの従動歯体を送ってゆ
き、一方、逆転阻止片も、駆動片に追従するかたちで従
動歯体の受歯に係合してゆくようになる。そのため、両
レバーハンドルを開き操作する場合にも従動歯体は逆転
阻止片に阻まれて逆戻りすることなく、確実にピッチ送
りされるわけである。
【0009】ただ、逆転阻止片は従動歯体に対して駆動
片よりも前の段階で係合すべく位置付けられているた
め、この逆転阻止片が最後の受歯に係合した後も、駆動
片にとっては係合すべき受歯がまだ残っていることにな
る。このような状態でも、次に両レバーハンドルを閉じ
操作すれば逆転阻止片は従動歯体に設けられた補助受歯
と係合するようになるので、結局、駆動片が最後の受歯
に係合するようになるまでは従動歯体の送りが確実に援
助されるものである。
片よりも前の段階で係合すべく位置付けられているた
め、この逆転阻止片が最後の受歯に係合した後も、駆動
片にとっては係合すべき受歯がまだ残っていることにな
る。このような状態でも、次に両レバーハンドルを閉じ
操作すれば逆転阻止片は従動歯体に設けられた補助受歯
と係合するようになるので、結局、駆動片が最後の受歯
に係合するようになるまでは従動歯体の送りが確実に援
助されるものである。
【0010】従動歯体において、最後の受歯と補助受歯
との間には、最後の受歯に駆動片が係合した状態で両レ
バーハンドルを開き操作しても駆動片が補助受歯に届か
ないだけの歯飛び部が設けられた構成とするのが好適で
ある(請求項2)。このようにすれば、駆動片が最後の
受歯に係合した後においてレバーハンドルを開き操作し
ても、この駆動片は歯飛び部に沿って空送り状態となる
だけであるから、従動歯体が必要以上に送られるという
ことがない。このことはパイプ受部とカッター刃との食
い込み状態が所定範囲に制限されることになり、パイプ
受部からカッター刃が突き抜けてしまうといった不具合
を防止するうえで有益なものとなる。
との間には、最後の受歯に駆動片が係合した状態で両レ
バーハンドルを開き操作しても駆動片が補助受歯に届か
ないだけの歯飛び部が設けられた構成とするのが好適で
ある(請求項2)。このようにすれば、駆動片が最後の
受歯に係合した後においてレバーハンドルを開き操作し
ても、この駆動片は歯飛び部に沿って空送り状態となる
だけであるから、従動歯体が必要以上に送られるという
ことがない。このことはパイプ受部とカッター刃との食
い込み状態が所定範囲に制限されることになり、パイプ
受部からカッター刃が突き抜けてしまうといった不具合
を防止するうえで有益なものとなる。
【0011】逆転阻止片には、従動歯体の受歯に係合可
能なストッパ爪と、該ストッパ爪が最後の受歯から歯飛
び部へ移行するときに再び最後の受歯に対して係合可能
となる補助爪とが設けられた構成とすることができる
(請求項3)。この構成は、従動歯体において、最後の
受歯と補助受歯との間に設ける歯飛び部につき、その長
さを必要量に確保させたときにも、補助受歯に対する逆
転阻止片の係合については確実に行えるようにするため
のものである。すなわち、逆転阻止片は、受歯に対して
はストッパ爪を、また補助受歯に対しては補助爪をそれ
ぞれ係合させるようになっているので、これらストッパ
爪と補助爪との間を広げることで、歯飛び部も長くでき
ることになる。
能なストッパ爪と、該ストッパ爪が最後の受歯から歯飛
び部へ移行するときに再び最後の受歯に対して係合可能
となる補助爪とが設けられた構成とすることができる
(請求項3)。この構成は、従動歯体において、最後の
受歯と補助受歯との間に設ける歯飛び部につき、その長
さを必要量に確保させたときにも、補助受歯に対する逆
転阻止片の係合については確実に行えるようにするため
のものである。すなわち、逆転阻止片は、受歯に対して
はストッパ爪を、また補助受歯に対しては補助爪をそれ
ぞれ係合させるようになっているので、これらストッパ
爪と補助爪との間を広げることで、歯飛び部も長くでき
ることになる。
【0012】パイプ受部には、パイプをカッター刃に対
して所定角度に保持するためのパイプホルダーを設ける
ことができる(請求項4)。このパイプホルダーの構成
としては、パイプの外周面に当接可能な一対の挟持体を
有しており、一方の挟持体はパイプ受部に対して固定さ
れ、他方の挟持体は上記固定側挟持体と近接・離反方向
に揺動自在であると共に、バネによって近接方向へ付勢
されるようにすればよい(請求項5)。
して所定角度に保持するためのパイプホルダーを設ける
ことができる(請求項4)。このパイプホルダーの構成
としては、パイプの外周面に当接可能な一対の挟持体を
有しており、一方の挟持体はパイプ受部に対して固定さ
れ、他方の挟持体は上記固定側挟持体と近接・離反方向
に揺動自在であると共に、バネによって近接方向へ付勢
されるようにすればよい(請求項5)。
【0013】このような構成であれば、パイプ受部に対
してパイプを安定した不動状態に保持できるようになる
ので、パイプにカッター刃による切断荷重が作用して
も、パイプに位置ズレ、ブレ、傾き等が生じることはな
い。しかも、両挟持体がパイプを挟持するときの相互間
距離はバネによって自在に変えられるようになるので、
直径が異なる種々のパイプに対して汎用性を持たせられ
る利点が得られるばかりでなく、パイプ受部に対するパ
イプの着脱がワンタッチで行えるという利点も得られ
る。
してパイプを安定した不動状態に保持できるようになる
ので、パイプにカッター刃による切断荷重が作用して
も、パイプに位置ズレ、ブレ、傾き等が生じることはな
い。しかも、両挟持体がパイプを挟持するときの相互間
距離はバネによって自在に変えられるようになるので、
直径が異なる種々のパイプに対して汎用性を持たせられ
る利点が得られるばかりでなく、パイプ受部に対するパ
イプの着脱がワンタッチで行えるという利点も得られ
る。
【0014】パイプホルダーは、パイプ受部の一方側部
に対してのみ設けるのが好適である(請求項6)。この
ようにすれば、例えば壁面から突出したパイプを壁面ぎ
りぎりで切断したいといった場合でも、パイプホルダー
が壁面に対して干渉するような不具合を防止できること
になる。
に対してのみ設けるのが好適である(請求項6)。この
ようにすれば、例えば壁面から突出したパイプを壁面ぎ
りぎりで切断したいといった場合でも、パイプホルダー
が壁面に対して干渉するような不具合を防止できること
になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明に係るパイ
プカッター1の一実施形態を示した側面図及び平面図で
ある。これら両図から明らかなようにこのパイプカッタ
ー1は、互いの開閉方向へ揺動自在とされた一対のレバ
ーハンドル2,3と、一方のレバーハンドル2に一体的
に延設されたパイプ受部5と、他方のレバーハンドル3
に刻み送り手段6を介して接続されたカッター刃7とを
有している。
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明に係るパイ
プカッター1の一実施形態を示した側面図及び平面図で
ある。これら両図から明らかなようにこのパイプカッタ
ー1は、互いの開閉方向へ揺動自在とされた一対のレバ
ーハンドル2,3と、一方のレバーハンドル2に一体的
に延設されたパイプ受部5と、他方のレバーハンドル3
に刻み送り手段6を介して接続されたカッター刃7とを
有している。
【0016】パイプ受部5と一体化された側のレバーハ
ンドル2には、その肉厚方向の中央部にカッター刃7を
入れるスリット2aが形成されており、カッター刃7は
このスリット2a内を横切る第1枢軸10によって揺動
自在に保持されている。また、パイプ受部5の肉厚方向
の中央部にも、カッター刃7の食い込みを許容するスリ
ット5aが形成されている(いずれも図3参照)。
ンドル2には、その肉厚方向の中央部にカッター刃7を
入れるスリット2aが形成されており、カッター刃7は
このスリット2a内を横切る第1枢軸10によって揺動
自在に保持されている。また、パイプ受部5の肉厚方向
の中央部にも、カッター刃7の食い込みを許容するスリ
ット5aが形成されている(いずれも図3参照)。
【0017】パイプ受部5は、パイプPの外周面に2か
所以上で接触し得るように凹みカーブを有して形成され
たもので、その後部側にはヒンジ片部12が突設されて
おり、このヒンジ片部12に対し、第2枢軸13によっ
て他方のレバーハンドル3が接続されるようになってい
る。パイプ受部5における一方の側面部にはパイプホル
ダー15が設けられている。このパイプホルダー15
は、それぞれ「く」字状に折曲した板状部17a,18
aが設けられた一対の挟持体17,18を有している。
所以上で接触し得るように凹みカーブを有して形成され
たもので、その後部側にはヒンジ片部12が突設されて
おり、このヒンジ片部12に対し、第2枢軸13によっ
て他方のレバーハンドル3が接続されるようになってい
る。パイプ受部5における一方の側面部にはパイプホル
ダー15が設けられている。このパイプホルダー15
は、それぞれ「く」字状に折曲した板状部17a,18
aが設けられた一対の挟持体17,18を有している。
【0018】一方の挟持体17は、板状部17aを保持
する基板部17bが2本のボルト21,22によってパ
イプ受部5へねじ止め可能となっている。即ち、これが
固定側とされる。また、他方の挟持体18は、板状部1
8aを保持する基板部18bが上記固定側挟持体17の
基板部17bに重ねられ、一方のボルト22を揺動軸心
用とし他方のボルト21を円弧状長孔23に沿わせる揺
動ガイド用として、パイプ受部5へ取り付けられるよう
になっている。
する基板部17bが2本のボルト21,22によってパ
イプ受部5へねじ止め可能となっている。即ち、これが
固定側とされる。また、他方の挟持体18は、板状部1
8aを保持する基板部18bが上記固定側挟持体17の
基板部17bに重ねられ、一方のボルト22を揺動軸心
用とし他方のボルト21を円弧状長孔23に沿わせる揺
動ガイド用として、パイプ受部5へ取り付けられるよう
になっている。
【0019】従ってこれら挟持体17,18は、互いの
近接・離反方向へ揺動自在である(図4参照)。そし
て、揺動可能側の挟持体18には、揺動軸心用ボルト2
2に対して板状部18aと揺動ガイド用ボルト21との
各々に両脚端を係止させる状態でバネ25が掛け止めさ
れている。そのため、これら挟持体17,18は、相互
近接方向へ付勢されるようになり、切断時においてはパ
イプ受部5においてパイプPを安定して保持できるよう
になるとともに、切断後のパイプPの切断片を落下する
ことなく保持することもできる。また、パイプPを不動
にする保持力もある程度強固に維持できるものであり、
更に直径の異なるパイプPに対する汎用性も出せるもの
となっている。
近接・離反方向へ揺動自在である(図4参照)。そし
て、揺動可能側の挟持体18には、揺動軸心用ボルト2
2に対して板状部18aと揺動ガイド用ボルト21との
各々に両脚端を係止させる状態でバネ25が掛け止めさ
れている。そのため、これら挟持体17,18は、相互
近接方向へ付勢されるようになり、切断時においてはパ
イプ受部5においてパイプPを安定して保持できるよう
になるとともに、切断後のパイプPの切断片を落下する
ことなく保持することもできる。また、パイプPを不動
にする保持力もある程度強固に維持できるものであり、
更に直径の異なるパイプPに対する汎用性も出せるもの
となっている。
【0020】なお、パイプPの着脱は、揺動可能側の挟
持体18を手で開き方向へ揺動操作してから行ってもよ
いが、この他、両挟持体17,18の対向間に対してそ
の径方向に沿ってパイプPを押し付けたり、引っ張り出
したりするだけでも可能である。上記刻み送り手段6
は、図5乃至図8に示すようにカッター刃7の基部側に
一体的に設けられた従動歯体27と、レバーハンドル
2,3の相互接続部とされる第2枢軸13によって揺動
自在に保持された逆転阻止片28と、レバーハンドル3
に対して第3枢軸29により揺動自在に保持された駆動
片30と、この第3枢軸29とカッター刃7との間を接
続するリンク手段32とを有している。
持体18を手で開き方向へ揺動操作してから行ってもよ
いが、この他、両挟持体17,18の対向間に対してそ
の径方向に沿ってパイプPを押し付けたり、引っ張り出
したりするだけでも可能である。上記刻み送り手段6
は、図5乃至図8に示すようにカッター刃7の基部側に
一体的に設けられた従動歯体27と、レバーハンドル
2,3の相互接続部とされる第2枢軸13によって揺動
自在に保持された逆転阻止片28と、レバーハンドル3
に対して第3枢軸29により揺動自在に保持された駆動
片30と、この第3枢軸29とカッター刃7との間を接
続するリンク手段32とを有している。
【0021】逆転阻止片28は第2枢軸13に嵌められ
たバネ35により、レバーハンドル3から従動歯体27
へ向けた付勢がなされ、駆動片30は第3枢軸29に嵌
められたバネ36により、同じくレバーハンドル3から
従動歯体27へ向けた付勢がなされている。従って、レ
バーハンドル2,3が所定の開き角度範囲内にあるとき
には、逆転阻止片28及び駆動片30のいずれもが従動
歯体27の外周部に接触するようになっている。
たバネ35により、レバーハンドル3から従動歯体27
へ向けた付勢がなされ、駆動片30は第3枢軸29に嵌
められたバネ36により、同じくレバーハンドル3から
従動歯体27へ向けた付勢がなされている。従って、レ
バーハンドル2,3が所定の開き角度範囲内にあるとき
には、逆転阻止片28及び駆動片30のいずれもが従動
歯体27の外周部に接触するようになっている。
【0022】なお、図5の状態からカッター刃7をパイ
プ受部5へ接近させる場合、従動歯体27は第1枢軸1
0を中心として下から上へと移動することになるが、逆
転阻止片28は、この従動歯体27に対して駆動片30
が接触する位置よりも前の段階で接触するような位置付
けとされている。逆転阻止片28には、レバーハンドル
2,3を互いの開き方向へ一杯に広げた場合に、当該逆
転阻止片28が従動歯体27側へ横倒しとなってしまう
のを防止するため、第2枢軸13を介した反対側に、レ
バーハンドル3と当接可能な揺動制限片37が突設され
ている。
プ受部5へ接近させる場合、従動歯体27は第1枢軸1
0を中心として下から上へと移動することになるが、逆
転阻止片28は、この従動歯体27に対して駆動片30
が接触する位置よりも前の段階で接触するような位置付
けとされている。逆転阻止片28には、レバーハンドル
2,3を互いの開き方向へ一杯に広げた場合に、当該逆
転阻止片28が従動歯体27側へ横倒しとなってしまう
のを防止するため、第2枢軸13を介した反対側に、レ
バーハンドル3と当接可能な揺動制限片37が突設され
ている。
【0023】また、駆動片30は図9に示すように断面
U字状に折曲形成されたもので、その上面部には、カッ
ター刃7がパイプ受部5に近接していくにあたって駆動
片30とリンク手段32との干渉を避けるための切り込
み38が形成されている。また、レバーハンドル2,3
を互いの開き方向へ一杯に広げた場合に駆動片30がバ
ネ36により従動歯体27側へ横倒しとなってしまうの
を防止するため、駆動輪30の下端部が当接する突部3
aをレバーハンドル3に形成している。
U字状に折曲形成されたもので、その上面部には、カッ
ター刃7がパイプ受部5に近接していくにあたって駆動
片30とリンク手段32との干渉を避けるための切り込
み38が形成されている。また、レバーハンドル2,3
を互いの開き方向へ一杯に広げた場合に駆動片30がバ
ネ36により従動歯体27側へ横倒しとなってしまうの
を防止するため、駆動輪30の下端部が当接する突部3
aをレバーハンドル3に形成している。
【0024】従動歯体27には、鋸歯状をした受歯40
が一列に並んで複数設けられていると共に、この受歯4
0の列端から所定長さの歯飛び部41を介した位置に、
補助受歯42が2歯だけ設けられている。これに対し、
駆動片30には従動歯体27の各受歯40に順次、係合
可能となる送り爪44が設けられている。
が一列に並んで複数設けられていると共に、この受歯4
0の列端から所定長さの歯飛び部41を介した位置に、
補助受歯42が2歯だけ設けられている。これに対し、
駆動片30には従動歯体27の各受歯40に順次、係合
可能となる送り爪44が設けられている。
【0025】また逆転阻止片28には、従動歯体27に
おける最後の受歯40に係合可能となる補助爪45と、
各受歯40と、補助受歯42とに対して順次、係合可能
となるストッパ爪46とが、互いに段差状となるように
して設けられている。なお、補助爪45を最後の受歯4
0だけでなく、各受歯40及び補助受歯42に係合可能
としてもよい。
おける最後の受歯40に係合可能となる補助爪45と、
各受歯40と、補助受歯42とに対して順次、係合可能
となるストッパ爪46とが、互いに段差状となるように
して設けられている。なお、補助爪45を最後の受歯4
0だけでなく、各受歯40及び補助受歯42に係合可能
としてもよい。
【0026】次に、このパイプカッター1を用いてパイ
プPを切断する状況を説明する。図5に示すようにパイ
プ保持部5及びパイプホルダー15に対してパイプPを
保持させた後、レバーハンドル2,3を互いの閉じ方向
へ操作すると、従動歯体27における受歯40の第1歯
に駆動片30の送り爪44が係合すると共に、それより
幾つか前の段階(図5下側)の受歯40に逆転阻止片2
8のストッパ爪46が係合し、この状態で駆動片30が
従動歯体27を1ピッチ送る。
プPを切断する状況を説明する。図5に示すようにパイ
プ保持部5及びパイプホルダー15に対してパイプPを
保持させた後、レバーハンドル2,3を互いの閉じ方向
へ操作すると、従動歯体27における受歯40の第1歯
に駆動片30の送り爪44が係合すると共に、それより
幾つか前の段階(図5下側)の受歯40に逆転阻止片2
8のストッパ爪46が係合し、この状態で駆動片30が
従動歯体27を1ピッチ送る。
【0027】この送りによって逆転阻止片28のストッ
パ爪46と従動歯体27の受歯40とは一旦外れるが、
すぐにストッパ爪46は次の受歯40に係合するように
なる。そして、ストッパ爪46がこの受歯40に係合し
た状態でレバーハンドル2,3を開き操作すると、スト
ッパ爪46により従動歯体27の逆戻りは阻止され、駆
動片30の送り爪44のみが次の受歯40に係合し、再
び閉じ操作をすることで従動歯体27が1ピッチ送られ
る。このように、レバーハンドル2,3を繰り返し開閉
操作することで、上記作用の繰り返しが起こり、従って
従動歯体27は次第に送られる。
パ爪46と従動歯体27の受歯40とは一旦外れるが、
すぐにストッパ爪46は次の受歯40に係合するように
なる。そして、ストッパ爪46がこの受歯40に係合し
た状態でレバーハンドル2,3を開き操作すると、スト
ッパ爪46により従動歯体27の逆戻りは阻止され、駆
動片30の送り爪44のみが次の受歯40に係合し、再
び閉じ操作をすることで従動歯体27が1ピッチ送られ
る。このように、レバーハンドル2,3を繰り返し開閉
操作することで、上記作用の繰り返しが起こり、従って
従動歯体27は次第に送られる。
【0028】図10に示すように逆転阻止片28が最後
の受歯40まで達した後、レバーハンドル2,3を閉じ
操作すると、図11に示すように従動歯体27の送りに
伴って逆転阻止片28のストッパ爪46が従動歯体27
の歯飛び部41へ対応する状態となり、受歯40との係
合は不可能になる。しかしこのとき、逆転阻止片28の
補助爪45が代わりに従動歯体27における最後の受歯
40に係合するようになる。従って、従動歯体27の逆
戻りは依然として阻止された状態に保たれる。そのた
め、この状態でカッター刃7に対してパイプPの切断抵
抗に起因した押し戻し作用が生じたとしても、カッター
刃7の送りは確実に行われるものとなる。
の受歯40まで達した後、レバーハンドル2,3を閉じ
操作すると、図11に示すように従動歯体27の送りに
伴って逆転阻止片28のストッパ爪46が従動歯体27
の歯飛び部41へ対応する状態となり、受歯40との係
合は不可能になる。しかしこのとき、逆転阻止片28の
補助爪45が代わりに従動歯体27における最後の受歯
40に係合するようになる。従って、従動歯体27の逆
戻りは依然として阻止された状態に保たれる。そのた
め、この状態でカッター刃7に対してパイプPの切断抵
抗に起因した押し戻し作用が生じたとしても、カッター
刃7の送りは確実に行われるものとなる。
【0029】レバーハンドル2,3の閉じ操作を更に続
けると、図12に示すように逆転阻止片28のストッパ
爪46は、歯飛び部41を通過して今度は従動歯体27
の補助受歯42と係合するようになり、従動歯体27の
逆戻り阻止作用は依然として継続される。このようにし
て、カッター刃7はパイプPを切断しながらパイプ受部
5へ接近し、図6に示すような食い込み状態へと至る。
そして、駆動片30の送り爪44が従動歯体27におけ
る最後の受歯40に係合した時点で、パイプPの切断は
完了する。
けると、図12に示すように逆転阻止片28のストッパ
爪46は、歯飛び部41を通過して今度は従動歯体27
の補助受歯42と係合するようになり、従動歯体27の
逆戻り阻止作用は依然として継続される。このようにし
て、カッター刃7はパイプPを切断しながらパイプ受部
5へ接近し、図6に示すような食い込み状態へと至る。
そして、駆動片30の送り爪44が従動歯体27におけ
る最後の受歯40に係合した時点で、パイプPの切断は
完了する。
【0030】なお、図6の状態ではカッター刃7の刃先
がパイプ受部5内に完全に収納されたかたちとなってい
るので、パイプカッター1の未使用時には、この状態を
保持させるようにするのがよく、そのためにレバーハン
ドル2,3の端部寄りに設けた止め金具50によって両
ハンドルを閉じさせておけばよい。図6の状態からレバ
ーハンドル2,3を開き操作しても、駆動片30の送り
爪44は、図7に示すように従動歯体27における最後
の受歯40から歯飛び部41に沿って空移動するだけで
あり、補助受歯42へは届かない。そのため、カッター
刃7の刃先がパイプ受部5を突き抜けるといった不具合
は生じない。
がパイプ受部5内に完全に収納されたかたちとなってい
るので、パイプカッター1の未使用時には、この状態を
保持させるようにするのがよく、そのためにレバーハン
ドル2,3の端部寄りに設けた止め金具50によって両
ハンドルを閉じさせておけばよい。図6の状態からレバ
ーハンドル2,3を開き操作しても、駆動片30の送り
爪44は、図7に示すように従動歯体27における最後
の受歯40から歯飛び部41に沿って空移動するだけで
あり、補助受歯42へは届かない。そのため、カッター
刃7の刃先がパイプ受部5を突き抜けるといった不具合
は生じない。
【0031】続けてパイプPの切断を行うには、図8に
示すようにレバーハンドル2,3を、通常の開き操作範
囲を超えて一気に広げる。これにより、リンク手段32
を介してカッター刃7がパイプ受部5から引き離され、
また従動歯体27が初期状態に戻されるようになる。と
ころで、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。
示すようにレバーハンドル2,3を、通常の開き操作範
囲を超えて一気に広げる。これにより、リンク手段32
を介してカッター刃7がパイプ受部5から引き離され、
また従動歯体27が初期状態に戻されるようになる。と
ころで、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0032】例えば、パイプホルダー15において、挟
持体17,18をねじ止め構造によってパイプ受部5へ
取り付けておき、パイプPの着脱のたびにねじ止め部分
を操作して開き具合を調節するようにしてもよい。また
パイプホルダー15は、パイプ受部5に対してその両側
面部に設けるようにしてもよい。
持体17,18をねじ止め構造によってパイプ受部5へ
取り付けておき、パイプPの着脱のたびにねじ止め部分
を操作して開き具合を調節するようにしてもよい。また
パイプホルダー15は、パイプ受部5に対してその両側
面部に設けるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の本発明では、一対のレバーハンドルを繰り返し開
閉操作させることで、刻み送り手段によりパイプ受部に
対してカッター刃を刻み送りして近接させ、互いの食い
込み状態まで至らせるようになったパイプカッターにお
いて、上記刻み送り手段では、従動歯体における最後の
受歯に逆転阻止片が係合した後も、駆動片と受歯との係
合によって従動歯体が送られるのを援助すべく逆転阻止
片と係合可能な補助受歯を従動歯体に設けたので、従動
歯体の送りは最後まで確実に援助されることになる。従
って、カッター刃に対してパイプの切断抵抗に起因した
押し戻し作用が生じていたとしても、カッター刃の送り
は確実に行われ、パイプは最後まで完全に切断できるこ
とになる。
記載の本発明では、一対のレバーハンドルを繰り返し開
閉操作させることで、刻み送り手段によりパイプ受部に
対してカッター刃を刻み送りして近接させ、互いの食い
込み状態まで至らせるようになったパイプカッターにお
いて、上記刻み送り手段では、従動歯体における最後の
受歯に逆転阻止片が係合した後も、駆動片と受歯との係
合によって従動歯体が送られるのを援助すべく逆転阻止
片と係合可能な補助受歯を従動歯体に設けたので、従動
歯体の送りは最後まで確実に援助されることになる。従
って、カッター刃に対してパイプの切断抵抗に起因した
押し戻し作用が生じていたとしても、カッター刃の送り
は確実に行われ、パイプは最後まで完全に切断できるこ
とになる。
【0034】従動歯体において、最後の受歯と補助受歯
との間に歯飛び部を設けておけば(請求項2)、駆動片
が最後の受歯に係合した後に双方のレバーハンドルを開
き操作しても、この駆動片が補助受歯へも係合してしま
うということはないので、従動歯体が必要以上に送られ
るということがない。すなわち、パイプ受部とカッター
刃との食い込み状態が所定範囲に制限され、パイプ受部
からカッター刃が突き抜けてしまうといった不具合を防
止するうえで有益なものとなる。
との間に歯飛び部を設けておけば(請求項2)、駆動片
が最後の受歯に係合した後に双方のレバーハンドルを開
き操作しても、この駆動片が補助受歯へも係合してしま
うということはないので、従動歯体が必要以上に送られ
るということがない。すなわち、パイプ受部とカッター
刃との食い込み状態が所定範囲に制限され、パイプ受部
からカッター刃が突き抜けてしまうといった不具合を防
止するうえで有益なものとなる。
【0035】逆転阻止片に対してストッパ爪と補助爪と
を設けておけば(請求項3)、従動歯体に設ける歯飛び
部につき、その長さを必要量に確保させることができる
ことになる。すなわち、構造上の実現性を高めるもので
ある。パイプ受部に対し、バネによって相互近接方向へ
付勢された一対の挟持体を有するパイプホルダーを設け
ておけば(請求項4及び請求項5)、パイプを安定した
不動状態に保持できるようになるので、位置ズレ、ブ
レ、傾き等の無い確実な切断が行えるようになる。その
ため、切断されたパイプの切り口として、位置的に正確
で、綺麗で、しかも管軸に対して直交したかたちで得る
ことができる。また、直径が異なる種々のパイプに対す
る汎用性を広げられると共に、パイプの着脱がワンタッ
チで行えるという利点も得られる。
を設けておけば(請求項3)、従動歯体に設ける歯飛び
部につき、その長さを必要量に確保させることができる
ことになる。すなわち、構造上の実現性を高めるもので
ある。パイプ受部に対し、バネによって相互近接方向へ
付勢された一対の挟持体を有するパイプホルダーを設け
ておけば(請求項4及び請求項5)、パイプを安定した
不動状態に保持できるようになるので、位置ズレ、ブ
レ、傾き等の無い確実な切断が行えるようになる。その
ため、切断されたパイプの切り口として、位置的に正確
で、綺麗で、しかも管軸に対して直交したかたちで得る
ことができる。また、直径が異なる種々のパイプに対す
る汎用性を広げられると共に、パイプの着脱がワンタッ
チで行えるという利点も得られる。
【0036】パイプホルダーをパイプ受部の一方側部に
のみ設けておけば(請求項6)、パイプ周辺のものに対
しての干渉を防止でき、作業の容易化が図れる。
のみ設けておけば(請求項6)、パイプ周辺のものに対
しての干渉を防止でき、作業の容易化が図れる。
【図1】本発明に係るパイプカッターの一実施形態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】パイプ受部と一体化された側のレバーハンドル
についてパイプホルダーの部分を分解した状態で示す斜
視図である。
についてパイプホルダーの部分を分解した状態で示す斜
視図である。
【図4】パイプホルダーに対するパイプの保持状況を説
明する図である。
明する図である。
【図5】図1に対応させて示す側断面図である。
【図6】図12の次の操作段階を示す側断面図である。
【図7】図6の次の操作段階を示す側断面図である。
【図8】図7の次の操作段階を示す側断面図である。
【図9】図7のA−A線拡大断面図である。
【図10】図5の次の操作段階を示す要部拡大図であ
る。
る。
【図11】図10の次の操作段階を示す要部拡大図であ
る。
る。
【図12】図11の次の操作段階を示す要部拡大図であ
る。
る。
1 パイプカッター 2 レバーハンドル 3 レバーハンドル 5 パイプ受部 6 刻み送り手段 7 カッター刃 15 パイプホルダー 17 挟持体 18 挟持体 25 バネ 27 従動歯体 28 逆転阻止片 30 駆動片 40 受歯 41 歯飛び部 42 補助受歯 45 補助爪 46 ストッパ爪 P パイプ
Claims (6)
- 【請求項1】 一対のレバーハンドル(2,3)と、該
レバーハンドル(2,3)の一方に延設されたパイプ受
部(5)と、他方に刻み送り手段(6)を介して接続さ
れたカッター刃(7)とを備え、一対のレバーハンドル
(2,3)を繰り返し開閉操作させることでパイプ受部
(5)に対してカッター刃(7)を刻み送りして近接さ
せ、互いの食い込み状態まで至らせるようになったパイ
プカッターにおいて、 上記刻み送り手段(6)は、カッター刃(7)に一体的
に設けられた複数の受歯(40)を有する従動歯体(2
7)と、該従動歯体(27)の受歯(40)に係合可能
な駆動片(30)と、該駆動片(30)が従動歯体(2
7)に係合するより前の位置で従動歯体(27)に係合
可能とされタイミング的に駆動片(30)の係合動作に
追従する逆転阻止片(28)とを有しており、 上記従動歯体(27)には、逆転阻止片(28)が最後
の受歯(40)に係合した後も、駆動片(30)と受歯
(40)との係合によって従動歯体(27)が送られる
のを援助すべく逆転阻止片(28)と係合する補助受歯
(42)が設けられていることを特徴とするパイプカッ
ター。 - 【請求項2】 前記従動歯体(27)において、最後の
受歯(40)と補助受歯(42)との間には、最後の受
歯(40)に駆動片(30)が係合した状態でレバーハ
ンドル(2,3)を開き操作しても駆動片(30)が補
助受歯(42)に届かないだけの歯飛び部(41)が設
けられていることを特徴とする請求項1記載のパイプカ
ッター。 - 【請求項3】 前記逆転阻止片(28)には、従動歯体
(27)の受歯(40)に係合可能なストッパ爪(4
6)と、該ストッパ爪(46)が最後の受歯(40)か
ら歯飛び部(41)へ移行するときに再び最後の受歯
(40)に対して係合可能となる補助爪(45)とが設
けられていることを特徴とする請求項2記載のパイプカ
ッター。 - 【請求項4】 前記パイプ受部(5)には、パイプ
(P)をカッター刃(7)に対して所定角度に保持する
ためのパイプホルダー(15)が設けられていることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパ
イプカッター。 - 【請求項5】 前記パイプホルダー(15)は、パイプ
(P)の外周面に当接可能な一対の挟持体(17,1
8)を有しており、一方の挟持体(17)はパイプ受部
(5)に対して固定され、他方の挟持体(18)は上記
固定側挟持体(17)と近接・離反方向に揺動自在であ
ると共に、バネ(25)によって近接方向へ付勢される
ようになっていることを特徴とする請求項4記載のパイ
プカッター。 - 【請求項6】 前記パイプホルダー(15)は、パイプ
受部(5)の一方側部に対してのみ設けられていること
を特徴とする請求項4又は請求項5記載のパイプカッタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2689596A JP2898916B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | パイプカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2689596A JP2898916B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | パイプカッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09215875A JPH09215875A (ja) | 1997-08-19 |
JP2898916B2 true JP2898916B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=12205992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2689596A Expired - Lifetime JP2898916B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | パイプカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898916B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996001994A1 (en) * | 1994-07-11 | 1996-01-25 | Tekmar Company | Modular vial autosampler |
JP4862982B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2012-01-25 | 西部電気工業株式会社 | 線条類の切断工具 |
JP2007054391A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Hanazono Kogu Kk | パイプカッター |
JP5145087B2 (ja) * | 2008-03-17 | 2013-02-13 | 未来工業株式会社 | 保護ダクト切断工具 |
JP5460432B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2014-04-02 | 日特エンジニアリング株式会社 | 開閉動作装置及び対象物の切断方法 |
JP5816492B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2015-11-18 | 東神電気株式会社 | クランプ機構付き電線切断工具 |
CN115488932B (zh) * | 2021-06-18 | 2024-11-15 | 杭州巨星科技股份有限公司 | 多功能管子割刀 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP2689596A patent/JP2898916B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09215875A (ja) | 1997-08-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990223 |