JP2897628B2 - 音声検出器 - Google Patents
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Description
も正常に閾値適応をし、良好な音声検出特性を維持する
音声検出器に関する。
に示す従来例の音声検出器は図11のように、低レベル
検出部1は、音声入力信号101の低レベル(音声の子
音部位等)を閾値設定部9からの適応閾値110と比較
し、有音/無音を判定し、低レベル有音/無音判定結果
102として出力する。高レベル検出部2は、音声入力
信号101の高レベル(音声の母音部位等)を予め決め
る所定閾値111と比較し、有音/無音を判定し、高レ
ベル有音/無音判定結果103として出力する。論理和
演算器3は、低レベル検出部1からの低レベル有音/無
音判定結果102と高レベル検出部2からの高レベル有
音/無音判定結果103とに対し論理和演算を施し、有
音/無音判定結果104として出力する。ハングオーバ
付加部4は、論理和演算器3からの有音/無音判定結果
104に対しハングオーバ付加処理(有音から無音へ状
態変化する後の所定時間中、有音判定を保持する処理)
を施し、音声検出出力信号105とする。雑音レベル算
出部8aは、音声入力信号101の所定ブロック区間内
サンプルに対し絶対値加算平均を施す。高レベル検出部
2からの音声入力信号101と所定閾値111との比較
結果124に従い、所定ブロック区間内で音声入力信号
101が所定閾値111を一度も越えないときは、背景
雑音レベル109を更新する。少なくとも一度越えると
きは、更新しないで直前の背景雑音レベル算出値を維持
する。閾値設定部9は、雑音レベル算出部8aからの背
景雑音レベル109に適応し閾値110を設定する。
ルの急激な変化にも追従できる適応閾値型音声検出方式
を採る。
比較器11で音声入力信号101の低レベルを閾値設定
部9からの適応閾値110と比較する。つぎに音声入力
信号101と適応閾値110との比較結果125に従
い、第1の判定器12で所定時間のブロック単位に有音
/無音の判定をする。さらに第2の判定器13で所定ブ
ロック数連続の有音判定時だけ有音と判定し、低レベル
有音/無音判定結果102として出力する。
比較器21で音声入力信号101の高レベルを予め適応
閾値110より高い値に決定する(通常予期できる最大
背景雑音レベルよりも高く設定する)所定閾値111と
比較する。つぎに音声入力信号101と所定閾値111
との比較結果124に従い、第1の判定器22で所定時
間のブロック単位に有音/無音の判定をする。さらに第
2の判定器23で所定ブロック数連続の有音判定時だけ
有音と判定し、高レベル有音/無音判定結果103とし
て出力する。また比較器21から音声入力信号101と
所定閾値111との比較結果124を出力する。
の平均レベルが極端に低いとき、まず音声入力信号10
1と所定閾値111との比較結果124は図14(c)
のようになる。従って高レベル検出部2は、有音区間に
対しても無音判定をする。また雑音レベル算出部8aは
無音だけでなく有音区間に対しても背景雑音レベル10
9を引き続き算出するから、この背景雑音レベル109
は図14(b)のように望ましい背景雑音レベル算出値
よりも高くなる。また閾値設定部9は、背景雑音レベル
算出値の上昇に応じ適応閾値110を上昇する。つぎに
音声入力信号101と適応閾値110との比較結果12
5は図14(d)のようになる。従って低レベル検出部
1は、低レベルの音声区間(話頭や話尾などの低い音声
レベル区間)に対して無音判定をする。また論理和演算
器3は、図14(e)のように同じに有音/無音判定結
果104を出力する。
声検出器では、背景雑音レベルの急激な変化にも追従で
きる適応閾値型音声検出方式を採るが、音声信号レベル
が極端に低いとき、低レベルの音声区間も背景雑音レベ
ル算出区間に加えることになり適応閾値を上昇するか
ら、低レベルの音声区間に対して無音判定をする問題点
があった。
信号が低レベルでも正常に閾値適応をし、良好な音声検
出特性を維持する音声検出器を提供することにある。
声検出器は、低レベル検出器、高レベル検出器、論理和
演算部、ハングオーバー付加部、信号強度算出部、平滑
部、比較器、雑音レベル算出部、閾値設定部を備える音
声検出器であって、 低レベル検出器は、音声入力信号を
閾値設定部からの適応閾値と比較して低レベル有音/無
音判定結果を出力し、 高レベル検出部は、音声入力信号
を所定閾値または閾値設定部からの適応閾値と比較して
高レベル有音/無音判定結果を出力し、 論理和演算部
は、低レベル有音/無音判定結果と高レベル有音/無音
判定結果の論理和演算を施して有音/無音判定結果を出
力し、 ハングオーバー付加部は、有音/無音判定結果に
ハングオーバー付加処理を施して音声検出出力信号と
し、 信号強度算出部は、所定区間毎の音声入力信号の信
号強度を算出し信号強度出力として出力し、 平滑部は、
信号強度算出部からの信号強度出力を平滑化し、 比較器
は、信号強度出力と平滑化出力を比較し比較結果を出力
し、雑音レベル算出部は、比較器の比較結果に従い、信
号強度出力に対し相加平均を施して背景雑音レベルとし
て出力するか、直前に出力した値を背景雑音レベルとし
て出力し、 閾値設定部は背景雑音レベルに適応した適応
閾値を算出し出力するものである。
部が、平滑部比較器、アップダウンカウンタを備え、平
滑部比較器は、信号強度出力とアップダウンカウンタの
出力とを比較して比較結果を出力し、 アップダウンカウ
ンタは、平滑部比較器の比較結果により信号強度出力が
平滑化出力より小さい時は、カウンタ現在値を減算し、
信号強度出力が平滑化出力より大きい時は、カウンタ現
在値を加算して平滑化出力とするものである。
部が、平滑部第1比較器、アップダウンカウンタ、平滑
部第2比較器、セレクタを備え、 平滑部第1比較器は、
信号強度出力とアップダウンカウンタの出力とを比較し
て比較結果を出力し、 アップダウンカウンタは、平滑部
第1比較器の比較結果により信号強度出力が平滑化出力
より小さい時は、カウンタ現在値を減算し、信号強度出
力が平滑化出力より大きい時は、カウンタ現在値を加算
して出力し、 平滑部第2比較器は、アップダウンカウン
タの出力と定数Aを比較して比較結果を出力し、 セレク
タは、平滑部第2比較器の比較結果に従いアップダウン
カウンタの出力もしくは定数Aを平滑化出力とするもの
である。
部は、第1乗算器、第2乗算器、平滑部第1比較器、平
滑部第2比較器、平滑部第3比較器、論理和演算器、ア
ップダウンカウンタを備え、 第1乗算器は、定数αとア
ップダウンカウンタの出力とを乗算して上限値を算出
し、 第2乗算器は、定数βとアップダウンカウンタの出
力とを乗算して下限値を算出し、 平滑部第1比較器は、
信号強度出力とアップダウンカウンタの出力とを比較し
て比較結果を出力し、 平滑部第2比較器は、信号強度出
力と第1乗算器の出力とを比較して比較結果を出力し、
平滑部第3比較器は、信号強度出力と第2乗算器の出力
とを比較して比較結果を出力し、 論理和演算器は、平滑
部第2比較器と平滑部第3比較器の比較結果の論理和演
算を施し、信号強度が所定範囲内か否かを判定結果とし
て出力し、 アップダウンカウンタは、論理和演算器の判
定結果が所定範囲内のときは現在値を保持し、所定範囲
外のときは、平滑部第1比較器の比較結果により、信号
強度出力がアップダウンカウンタの出力より小さい時
は、カウンタ現在値を減算し、信号強度出力がアップダ
ウンカウンタの出力より大きい時は、カウンタ現在値を
加算して平滑化出力とするものである。
部が、移動平均フィルタを形成する低域通過フィルタか
らなり、信号強度出力から平滑化出力を算出して出力す
るものである。
器は、その比較結果が変化しても一定時間直前の比較結
果を保持して出力するものである。
でも正常に閾値適応し、良好な 音声検出特性を維持す
る。
のように、低レベル検出部1と高レベル検出部2と論理
和演算器3とハングオーバ付加部4と閾値設定部9は、
上記従来例の図11と対応する。信号強度算出部5は、
音声入力信号101について信号強度算出周期tのブロ
ック区間内所定数N個のサンプルに対し2乗値相加平均
を施し、信号強度出力106とする。平滑部6は、信号
強度算出部5からの信号強度出力106を信号強度算出
周期tごとにカウンタ現在値と比較し、結果に応じカウ
ンタ現在値を加減し、平滑化出力107とする。比較器
7は、信号強度算出部5からの信号強度出力106を平
滑部6からの平滑化出力107と比較し、信号強度出力
106が平滑化出力107より大きいとき1(オン)、
小さいとき0(オフ)を比較結果108として出力す
る。雑音レベル算出部8は、比較器7からの比較結果1
08が0区間のとき、信号強度算出部5からの信号強度
出力106に対し相加平均を施して背景雑音レベル10
9として更新する。1区間のとき、更新しないで直前背
景雑音レベル算出値を維持する。
レベルでも正常に閾値適応をし、良好な音声検出特性を
維持する閾値適応型音声検出方式を採る。
乗器51でサンプリング周期ごとに音声入力信号101
の2乗値を算出する。つぎに信号強度算出周期tのブロ
ック区間内所定数N個のサンプルに対し、初期設定時
(電源立上げ直後)と出力ラッチ直後に出力値を0にリ
セットする累積加算器52で、2乗値と累積加算器52
の現在値とを加算する。さらに加算値のラッチ53出力
に対し乗算器54で定数1/Nを乗じ2乗値相加平均を
施し、信号強度出力106とする。
期tごとに、まず信号強度算出部5からの信号強度出力
106を比較器61でアップダウンカウンタ62の現在
値と比較し、信号強度出力106の方が大きいとき1
(オン)、小さいとき0(オフ)を比較結果113とし
て出力する。つぎにアップダウンカウンタ62で比較器
61からの比較結果113が1または0区間のとき、カ
ウンタ現在値を1だけ加算または減算し、比較器7への
平滑化出力107とする。
平均レベルが極端に低いとき、まず図4(b)のように
音声入力信号101が無音から有音へ状態変化をする
と、信号強度算出部5の信号強度出力106は、増加し
平滑化出力107より大きくなる。平滑部6は、図4
(c)のように信号強度出力106とカウンタ現在値1
07との比較結果113を1とし、信号強度出力106
に等しくなるまで平滑化出力107を1ずつ増加し続け
る。有音から無音へ状態変化をすると、信号強度出力1
06は減小し、平滑化出力107より小さくなる。図4
(c)のように信号強度出力106とカウンタ現在値1
07との比較結果113を0とし、信号強度出力106
に等しくなるまで平滑化出力107を1ずつ減小し続け
る、信号強度算出周期t(平滑化出力107の更新周
期)を十分長く設定すれば、平滑化出力107を有音と
無音の状態変化に伴う音声信号強度の変化に比べ十分ゆ
るやかに変化させることができ、平滑化出力107を有
音と無音時音声信号強度の間の値にできる。また比較器
7は、信号強度出力106を平滑化出力107と比較
し、音声入力信号101が有音と無音状態のいずれかを
大まかに判定する。雑音レベル算出部8は、比較器7か
らの信号強度出力106と平滑化出力107との比較結
果が0区間(音声入力信号101が無音状態と判定され
た区間)のとき、背景雑音レベル109を算出する。雑
音レベル算出区間に有音区間を加えることが少なくな
り、図4(b)のように音声信号レベルが低いときで
も、背景雑音レベル算出値の誤差を少なくできる。つぎ
に閾値設定部9で雑音レベル算出値に適応し閾値110
を設定するから、図4(a)のように適応閾値110は
音声信号レベルの低い話頭や話尾部位を有音判定するの
に十分な低い値になる。従って低レベル有音/無音判定
結果102は、図4(e)のように有音区間を正しく有
音判定するようになる。低レベル有音/無音判定結果1
02と高レベル有音/無音判定結果103(図4(d)
参照)との論理和も図4(f)のように音声信号を正し
く検出した有音/無音判定結果104を得る。
に、第2の比較器63とセレクタ64とを設け、平滑部
6aとし、、まずアップダウンカウンタ62からの平滑
化出力107を第2の比較器63で予め決める定数Aと
比較し、平滑化出力107の方が大きいとき1(オ
ン)、小さいとき0(オフ)を比較結果115として出
力する。つぎにセレクタ64で第2の比較器63からの
比較結果115が1または0区間のとき、定数Aまたは
平滑化出力107を選択し、比較器7への選択平滑化出
力107aとしてもよい。有音継続時間の長い信号(F
AX送受信用モデム信号など)のとき、有音の間平滑化
出力107を増加し続けるから、平滑化出力107が信
号強度出力106に一致後の有音区間も背景雑音レベル
算出区間に取り込み、背景雑音レベル算出値に誤差を生
じる問題点を解消する効果がある。図6(a)のように
音声入力信号101が有音継続時間の長いとき、図6
(b)のように音声入力信号101が無音から有音へ状
態変化すると、信号強度算出部5の信号強度出力106
は、平滑化出力107より大きくなる。平滑部6aは、
図6cのように信号強度出力105とカウンタ現在値1
07との比較結果113を1とし、平滑化出力107を
1ずつ増加し始める。定数Aを越えるか否かで図6
(d)のように平滑化出力107と定数Aとの比較結果
115を0または1とし、選択平滑化出力107aとし
て図6(b)のように、平滑化出力107または定数A
を選択する。有音継続時間の長いときでも、定数Aが上
限値となり、選択平滑化出力107aは信号強度出力1
06を越えることはない。
に、第1、第2および第3の比較器61a、61bおよ
び61cと、アップダウン62aと、論理和演算器65
と、第1および第2の乗算器66および67とを備える
平滑部6bとしてもよい、上記図5と同じ効果がある。
信号強度算出周期tごとに、まず信号強度算出部5から
の信号強度出力106を第1と第2と第3の各比較器6
1aと61bと61cで、それぞれカウンタ現在値10
7b、カウンタ現在値107bと予め決める定数α(α
>1)との乗算結果118およびカウンタ現在値107
bと予め決める定数β(0<β<1)との乗算結果11
9と比較する。第1の比較器61aは、信号強度出力1
06がカウンタ現在値107bより大きいとき1(オ
ン)、小さいとき0(オフ)を、信号強度出力106と
カウンタ現在値107bとの比較結果120として出力
する。第2の比較器61bは、信号強度出力106が第
1の乗算結果118より大きいとき1(オン)、小さい
とき0(オフ)を、信号強度出力106と第1の乗算結
果118との比較結果121として出力する。第3の比
較器61cは、信号強度出力106が第2の乗算結果よ
り大きいとき0(オフ)、小さいとき1(オン)を、信
号強度出力106と第2の乗算結果119との比較結果
122として出力する。つぎに第2と第3の比較器61
bと61cからの比較結果121と122とに対し論理
和演算器65で、論理和演算を施し、信号強度判定結果
123として出力する。さらにアップダウンカウンタ6
2aで、論理和演算器65からの信号強度判定結果12
3が0の場合、カウンタ現在値107bを前値保持とす
る。1の場合、第1の比較器61aからの比較結果12
0が1のときはカウンタ現在値107bを1だけ加算
し、0のときはカウンタ現在値107bを1だけ減算
し、判定平滑化出力107bとする。図8(a)のよう
に音声入力信号101が有音継続時間の長いとき、図8
(b)のように音声入力信号101が無音から有音へ状
態変化をすると、信号強度算出部5の信号強度出力10
6は、判定平滑化出力107bより大きくなる。平滑部
6bは、図8(c)、(d)および(f)のように信号
強度出力106とカウンタ現在値107bとの比較結果
120、信号強度出力106と第1の乗算結果118と
の比較結果121および信号強度判定結果123をそれ
ぞれ1とし、判定平滑化出力107bを1ずつ増加し始
める。信号強度出力106が第1の乗算結果118に等
しくなると、図8(d)、(e)及び(f)のように比
較結果121、比較結果122および判定結果123を
それぞれ0とし、判定平滑化出力107bとして図8
(b)のように、前値保持を続ける。有音から無音へ状
態変化をすると、信号強度算出部5の信号強度出力10
6は、判定平滑化出力107bより小さくなる。平滑部
6bは、図8(c)、(e)及び(f)のように信号強
度出力106とカウンタ現在値107bとの比較結果1
20、信号強度出力106と第2の乗算結果119との
比較結果122および信号強度判定結果123をそれぞ
れ0、1および1とし、判定平滑化出力107bは1ず
つ減小し始める。信号強度出力106が第2の乗算結果
119に等しくなると、図8(d)、(e)および
(f)のように比較結果121、比較結果122および
判定結果123をそれぞれ0とし、判定平滑化出力10
7bとして図8(b)のように、前値保持を続ける。有
音継続時間の長いときでも、第1の乗算結果118が上
限値、第2の乗算結果119が下限値となり、判定平滑
化出力107bは有音と無音時信号強度の間の値をとる
ように制御される。
ように第1〜3の加算器600と601と602、第1
〜4の遅延素子611と612と621と622および
第1〜5の乗算器630と631と632と641と6
42を備える低域通過フィルタを設けてもよい。上記図
5と同じ効果がある。図9でサンプリング間隔を信号強
度算出周期t、時刻(k×t、k=0、±1、±2、
…)時の入力と出力信号をXk とYk とすると、たとえ
ばb n =0の場合、次のとおり移動平均フィルタを形成
する。 Yk =Σn an Xk-n (n=0〜N N:タップ数) =1/N+1 Σn Xk-n (an =1/N+1の場合) 入力信号Xk としての信号強度出力106に対し信号強
度算出周期tのブロック区間内でフィルタリング演算を
施すから、出力信号Yk としての低域通過平滑化出力1
07cは、移動平均時間幅(N+1)×tのブロック区
間内入力サンプルの2乗値相加平均となる。移動平均時
間幅(N+1)×tを信号強度算出ブロック時間幅tに
比べ十分広くなるようにNを設定すれば、移動平均時間
幅内に有音/無音とも含み、低域通過平滑化出力107
cは有音時音声レベルと無音時背景雑音レベル間の値を
とるようになる。
を設け比較器7dとし、信号強度出力106と平滑化出
力107との比較結果108が1から0へ状態変化をす
ると、所定時間t1を経過する時までは出力を1に保持
し、0から1へ状態変化をする時までは出力を0に保持
するように制御してもよい。雑音レベル算出部8で低レ
ベルの音声区間(語尾部位など)を背景雑音レベルの算
出区間に加えることを防ぐ効果がある。図10(a)の
ように音声入力信号101の平均レベルが極端に低いと
き、まず図10(b)のように音声入力信号101が無
音から有音へ状態変化をすると、信号強度算出部5の信
号強度出力106は、増加し平滑化出力107より大き
くなる。平滑部6は、信号強度出力106に等しくなる
まで平滑化出力107を1ずつ増加し続ける。比較器7
は、図10(c)のように信号強度出力106と平滑化
出力107との比較結果108を1とする。有音から無
音へ状態変化をすると、信号強度出力106は減小し、
平滑化出力107より小さくなる。信号強度出力106
に等しくなるまで平滑化出力107を1ずつ減小し続け
る。信号強度出力106と平滑化出力107との比較結
果108を0とする。図10(c)のように比較結果1
08が1から0へ状態変化をすると、所定時間t1 を経
過する時までは、図10(d)のように保持機能付加後
の信号強度出力106と平滑化出力107との比較結果
108aを1とし、比較結果108が0から1へ状態変
化をする時までは、比較結果108aを0とする。従っ
て図10(c)のように比較結果108の0区間をその
まま背景雑音レベル算出区間とすると、低レベルの音声
区間をも背景雑音レベル算出区間に加えることになる
が、図10(d)のように比較結果108aの0区間を
背景雑音レベル算出区間とすれば防げる。
定閾値111の代わりに閾値設定部9で背景雑音レベル
に適応する閾値を用いてもよい。また信号強度算出部5
は、2乗値加算平均値の代わりに絶対値加算平均値また
はピーク値を信号強度出力106としてもよい。また平
滑部6は、平滑化出力107を1ずつではなく一定量ず
つ増加/減小してもよい。増加/減小時で一定量ではな
く異なる値をとってもよい。
入力信号の低レベルおよび高レベルをそれぞれ適応閾値
および所定閾値と比較し、有音/無音判定結果に対し論
理和演算とハングオーバ付加処理を施し音声検出出力信
号とする。つぎに音声入力信 号の信号強度算出周期ブロ
ック区間内所定数サンプルに対し、たとえば2乗値相加
平均を施す信号強度出力とカウンタ現在値との比較結果
でカウンタ現在値を加減し平滑化出力とする。または平
滑化出力と予め決める定数との比較結果で平滑化出力と
定数とのいずれかを選択し出力とする。または前記信号
強度出力とカウンタ現在値、第1の乗算結果(カウンタ
現在値と予め決める第1の定数との乗算結果)および第
2の乗算結果(カウンタ現在値と予め決める第2の定数
との乗算結果)との第1、第2および第3の比較結果に
従い、第2と第3の比較結果に論理和演算を施す信号強
度判定結果と第1の比較結果との組合せでカウンタ現在
値を加減または前値保持し出力する。または信号強度算
出周期ごとに入力する前記信号強度出力に対しフィルタ
リング演算を施し移動平均時間幅のブロック区間内で信
号強度を平滑化し出力する。さらに前記信号強度出力と
平滑化出力との比較結果でまたはその状態変化で出力保
持機能を制御し、信号強度出力に対し相加平均を施して
更新するか、しないで直前値を維持する背景雑音レベル
に適応し閾値を設定する。
は、 雑音レベル算出部は、音声入力信号の所定区間毎
に信号強度を算出し、この信号強度と、先に入力され、
平滑化された音声入力信号の信号強度と比較して背景雑
音レベルを定め、この背景雑音レベルに適応した適応閾
値を閾値設定部が算出し出力するので、音声信号が低レ
ベルでも雑音レベルの算出値が誤って上昇するのを防ぐ
ことができ、正常に閾値適応し、良好な音声検出特性を
維持することができる。
ブロック図。
図。
ック図。
ック図。
ルタを説明する図。
を説明する図。
ク図。
ク図。
図。
演算器、4 ハングオーバ付加部、5 信号強度算出
部、6 平滑部、7 比較器、8 雑音レベル算出部、
9 閾値設定部、101 音声入力信号、102 低レ
ベル有音/無音判定結果、103 高レベル有音/無音
判定結果、104 有音/無音判定結果、105 音声
検出出力信号、106 信号強度出力、107 平滑化
出力、108 信号強度出力と平滑化出力との比較結
果、109 背景雑音レベル、110適応閾値、111
所定閾値、112 定数1/N。
Claims (6)
- 【請求項1】 低レベル検出器、高レベル検出器、論理
和演算部、ハングオーバー付加部、信号強度算出部、平
滑部、比較器、雑音レベル算出部、閾値設定部を備える
音声検出器であって、 低レベル検出器は、音声入力信号を閾値設定部からの適
応閾値と比較して低レベル有音/無音判定結果を出力
し、 高レベル検出部は、音声入力信号を所定閾値または閾値
設定部からの適応閾値と比較して高レベル有音/無音判
定結果を出力し、 論理和演算部は、低レベル有音/無音判定結果と高レベ
ル有音/無音判定結果の論理和演算を施して有音/無音
判定結果を出力し、 ハングオーバー付加部は、有音/無音判定結果にハング
オーバー付加処理を施して音声検出出力信号とし、 信号強度算出部は、所定区間毎の音声入力信号の信号強
度を算出し信号強度出力として出力し、 平滑部は、信号強度算出部からの信号強度出力を平滑化
し、 比較器は、信号強度出力と平滑化出力を比較し比較結果
を出力し、 雑音レベル算出部は、比較器の比較結果により信号強度
出力が平滑化出力より小さい時は、信号強度出力に対し
相加平均を施して背景雑音レベルとして出力し、信号強
度出力が平滑化出力より大きい時は、直前に出力した値
を背景雑音レベルとして出力し、 閾値設定部は背景雑音レベルに適応した適応閾値を算出
し出力する 音声検出器。 - 【請求項2】 平滑部は、平滑部比較器、アップダウン
カウンタを備え、 平滑部比較器は、信号強度出力とアップダウンカウンタ
の出力とを比較して比較結果を出力し、 アップダウンカウンタは、平滑部比較器の比較結果によ
り信号強度出力が平滑化出力より小さい時は、カウンタ
現在値を減算し、信号強度出力が平滑化出力より大きい
時は、カウンタ現在値を加算して平滑化出力とする 請求
項1記載の音声検出器。 - 【請求項3】 平滑部は、平滑部第1比較器、アップダ
ウンカウンタ、平滑部第2比較器、セレクタを備え、 平滑部第1比較器は、信号強度出力とアップダウンカウ
ンタの出力とを比較して比較結果を出力し、 アップダウンカウンタは、平滑部第1比較器の比較結果
により信号強度出力が平滑化出力より小さい時は、カウ
ンタ現在値を減算し、信号強度出力が平滑化出力より大
きい時は、カウンタ現在値を加算して出力し、 平滑部第2比較器は、アップダウンカウンタの出力と定
数Aを比較して比較結果を出力し、 セレクタは、平滑部第2比較器の比較結果に従いアップ
ダウンカウンタの出力もしくは定数Aを平滑化出力とす
る 請求項1記載の音声検出器。 - 【請求項4】 平滑部は、第1乗算器、第2乗算器、平
滑部第1比較器、平滑部第2比較器、平滑部第3比較
器、論理和演算器、アップダウンカウンタを備え、 第1乗算器は、定数αとアップダウンカウンタの出力と
を乗算して上限値を算出し、 第2乗算器は、定数βとアップダウンカウンタの出力と
を乗算して下限値を算出し、 平滑部第1比較器は、信号強度出力とアップダウンカウ
ンタの出力とを比較して比較結果を出力し、 平滑部第2比較器は、信号強度出力と第1乗算器の出力
とを比較して比較結果を出力し、 平滑部第3比較器は、信号強度出力と第2乗算器の出力
とを比較して比較結果を出力し、 論理和演算器は、平滑部第2比較器と平滑部第3比較器
の比較結果の論理和演算を施し、信号強度が所定範囲内
か否かを判定結果として出力し、 アップダウンカウンタは、論理和演算器の判定結果が所
定範囲内のときは現在値を保持し、所定範囲外のとき
は、平滑部第1比較器の比較結果により、信号強度出力
がアップダウンカウンタの出力より小さい時は、カウン
タ現在値を減算し 、信号強度出力がアップダウンカウン
タの出力より大きい時は、カウンタ現在値を加算して平
滑化出力とする 請求項1記載の音声検出器。 - 【請求項5】 平滑部は、移動平均フィルタを形成する
低域通過フィルタを備え、信号強度出力から平滑化出力
を算出し出力する請求項1記載の音声検出器。 - 【請求項6】 比較器は、その比較結果が変化しても一
定時間直前の比較結果を保持して出力する請求項1乃至
5の何れかに記載の音声検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328158A JP2897628B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 音声検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328158A JP2897628B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 音声検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181991A JPH07181991A (ja) | 1995-07-21 |
JP2897628B2 true JP2897628B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=18207139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5328158A Expired - Lifetime JP2897628B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 音声検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897628B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6202046B1 (en) | 1997-01-23 | 2001-03-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Background noise/speech classification method |
US6983242B1 (en) * | 2000-08-21 | 2006-01-03 | Mindspeed Technologies, Inc. | Method for robust classification in speech coding |
FR2825826B1 (fr) * | 2001-06-11 | 2003-09-12 | Cit Alcatel | Procede pour detecter l'activite vocale dans un signal, et codeur de signal vocal comportant un dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede |
GB0703275D0 (en) * | 2007-02-20 | 2007-03-28 | Skype Ltd | Method of estimating noise levels in a communication system |
JP5333307B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2013-11-06 | 沖電気工業株式会社 | 雑音推定方法及び雑音推定器 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5328158A patent/JP2897628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07181991A (ja) | 1995-07-21 |
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