JP2893643B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 54
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 54
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状媒体、特に
光ディスクや光磁気ディスクなどをケース内に回転可能
に収納し、そのディスク状媒体を外部に露出するための
開口や駆動軸挿入用開口を有するケースと、それらのう
ち少なくとも1つの開口を開閉するシャッタを有するデ
ィスクカートリッジに関するものである。
光ディスクや光磁気ディスクなどをケース内に回転可能
に収納し、そのディスク状媒体を外部に露出するための
開口や駆動軸挿入用開口を有するケースと、それらのう
ち少なくとも1つの開口を開閉するシャッタを有するデ
ィスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、これまでのディスクカートリッ
ジでは、内部に収納されているディスク状媒体を外部に
露出するためなどの開口があり、その開口を使用時には
解放し、不使用時には遮蔽するシャッタ部材がケースに
対して摺動自在に設けられている。そして、従来のディ
スクカートリッジは、シャッタ部材の摺動領域はほぼ平
坦な面とし、その上に梨地加工をしてあるのが一般的で
ある。この梨地加工によりシャッタの上下板とケースの
シャッタ摺動面が密着せず、スムーズにシャッタの摺動
ができていた。
ジでは、内部に収納されているディスク状媒体を外部に
露出するためなどの開口があり、その開口を使用時には
解放し、不使用時には遮蔽するシャッタ部材がケースに
対して摺動自在に設けられている。そして、従来のディ
スクカートリッジは、シャッタ部材の摺動領域はほぼ平
坦な面とし、その上に梨地加工をしてあるのが一般的で
ある。この梨地加工によりシャッタの上下板とケースの
シャッタ摺動面が密着せず、スムーズにシャッタの摺動
ができていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、内部のディス
ク状媒体の視認性を改善するためなどの目的で、シャッ
タ摺動面も光沢面にする場合、シャッタの上下板とケー
スのシャッタ摺動面が、互いに表面粗さが小さいために
密着し、シャッタの開閉が重くなり、開閉動作不良が発
生するという問題があり、また、シャッタが金属または
硬質の樹脂または硬質の添加剤を含む樹脂でできている
と、光沢面のシャッター摺動面に傷が付き、透明窓部に
した場合、本来の視認性向上の目的が果たせないという
問題がある。本発明は、これらの従来の問題点を解決
し、シャッタの開閉をスムーズにし、光沢面のシャッタ
ー摺動面としても、光沢面への傷つきを防止すること
で、商品価値を高め外観品位も良好で信頼性あるディス
クカートリッジとすることを目的とするものである。
ク状媒体の視認性を改善するためなどの目的で、シャッ
タ摺動面も光沢面にする場合、シャッタの上下板とケー
スのシャッタ摺動面が、互いに表面粗さが小さいために
密着し、シャッタの開閉が重くなり、開閉動作不良が発
生するという問題があり、また、シャッタが金属または
硬質の樹脂または硬質の添加剤を含む樹脂でできている
と、光沢面のシャッター摺動面に傷が付き、透明窓部に
した場合、本来の視認性向上の目的が果たせないという
問題がある。本発明は、これらの従来の問題点を解決
し、シャッタの開閉をスムーズにし、光沢面のシャッタ
ー摺動面としても、光沢面への傷つきを防止すること
で、商品価値を高め外観品位も良好で信頼性あるディス
クカートリッジとすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録再生用ヘ
ッドなどを挿入しうる開口部を有するケースの内部に、
ディスク状媒体を回転可能に収納すると共に、前記開口
部を開閉する断面コ字状のシャッタを前記ケースの外面
より一段低いシャッタ摺動領域に摺動自在に備えたカー
トリッジにおいて、前記シャッタ摺動領域を光沢面に形
成し、該光沢面のシャッタ先端と接する部分以外をさら
に段差のある凹状平面部に形成したものである。
ッドなどを挿入しうる開口部を有するケースの内部に、
ディスク状媒体を回転可能に収納すると共に、前記開口
部を開閉する断面コ字状のシャッタを前記ケースの外面
より一段低いシャッタ摺動領域に摺動自在に備えたカー
トリッジにおいて、前記シャッタ摺動領域を光沢面に形
成し、該光沢面のシャッタ先端と接する部分以外をさら
に段差のある凹状平面部に形成したものである。
【0005】
【作用】ケース外面の一段低い領域を摺動するシャッタ
を有するディスクカートリッジにおいて、シャッタ摺動
領域に光沢面を形成し、該光沢面のシャッタ先端と接す
る部分以外をさらに段差をつけた凹面部に形成してある
ので、シャッタの動きもスムーズになると共に損傷現象
の発生もなく、視認に支障がなく用いられる。
を有するディスクカートリッジにおいて、シャッタ摺動
領域に光沢面を形成し、該光沢面のシャッタ先端と接す
る部分以外をさらに段差をつけた凹面部に形成してある
ので、シャッタの動きもスムーズになると共に損傷現象
の発生もなく、視認に支障がなく用いられる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を上ケースに適用した例で説
明すると、図1乃至図4に示す如く、記録再生用ヘッド
などを挿入しうる開口部3を有する上ケース1と下ケー
スとからなるケースの内部に、ディスク状媒体10を回
転可能に収納すると共に、前記開口部3を開閉する断面
コ字状のシャッタ4を前記ケースの外面より一段低いシ
ャッタ摺動領域5に摺動自在に備えたカートリッジにお
いて、前記シャッタ摺動領域5を光沢面に形成し、該光
沢面のシャッタ先端と接する部分51 以外をさらに段差
のある凹状平面部52 に形成してある。
明すると、図1乃至図4に示す如く、記録再生用ヘッド
などを挿入しうる開口部3を有する上ケース1と下ケー
スとからなるケースの内部に、ディスク状媒体10を回
転可能に収納すると共に、前記開口部3を開閉する断面
コ字状のシャッタ4を前記ケースの外面より一段低いシ
ャッタ摺動領域5に摺動自在に備えたカートリッジにお
いて、前記シャッタ摺動領域5を光沢面に形成し、該光
沢面のシャッタ先端と接する部分51 以外をさらに段差
のある凹状平面部52 に形成してある。
【0007】この場合、上ケース1は不透明樹脂のケー
ス主要部6と、透明乃至半透明樹脂の透明窓部7とを一
体成形したものであって、前記シャッタ摺動領域5は、
表面が粗面で形成されている。不透明樹脂部分と、表面
が光沢面で形成されている透明樹脂部分とからなり、該
透明樹脂のうち、前記シャッタの接する箇所以外の光沢
面は段差を設けて低くしてある。
ス主要部6と、透明乃至半透明樹脂の透明窓部7とを一
体成形したものであって、前記シャッタ摺動領域5は、
表面が粗面で形成されている。不透明樹脂部分と、表面
が光沢面で形成されている透明樹脂部分とからなり、該
透明樹脂のうち、前記シャッタの接する箇所以外の光沢
面は段差を設けて低くしてある。
【0008】また、上ケース1の表面にラベル貼着用の
凹状平面のラベルエリア25を設け、ケース主要部6に
連らなって、不透明樹脂で前記ラベルエリア25の少な
くとも一部を形成し、他部を透明樹脂とし、かつ前記透
明窓部7に接する境界では、ラベルエリア25の平面に
対して透明窓部7が、段差をつけた凸状平面17に形成
されている。
凹状平面のラベルエリア25を設け、ケース主要部6に
連らなって、不透明樹脂で前記ラベルエリア25の少な
くとも一部を形成し、他部を透明樹脂とし、かつ前記透
明窓部7に接する境界では、ラベルエリア25の平面に
対して透明窓部7が、段差をつけた凸状平面17に形成
されている。
【0009】さらに、前記シャッタ摺動領域5としては
不透明樹脂部分と、透明樹脂部分とで形成されていると
共に、前記ラベルエリア25の不透明樹脂部分と透明樹
脂部分とに連続して形成されているが、前記シャッタ摺
動領域5の少なくとも一部分を含み、前記ディスク状媒
体10に対面するケース部分を透明窓部7に形成してあ
る。この場合、透明樹脂で形成する前記透明窓部7が、
ディスク状媒体10の最外周と中心部分を除く領域部分
に環状に形成されていて、しかも前記ラベルエリア25
の凹状平面と、透明窓部成形用ゲート部の凹部27の深
さをほゞ等しい深さにして透明窓部7を形成してある。
不透明樹脂部分と、透明樹脂部分とで形成されていると
共に、前記ラベルエリア25の不透明樹脂部分と透明樹
脂部分とに連続して形成されているが、前記シャッタ摺
動領域5の少なくとも一部分を含み、前記ディスク状媒
体10に対面するケース部分を透明窓部7に形成してあ
る。この場合、透明樹脂で形成する前記透明窓部7が、
ディスク状媒体10の最外周と中心部分を除く領域部分
に環状に形成されていて、しかも前記ラベルエリア25
の凹状平面と、透明窓部成形用ゲート部の凹部27の深
さをほゞ等しい深さにして透明窓部7を形成してある。
【0010】なお、ケースを不透明樹脂と透明乃至半透
明樹脂とで一体成形するための固定側金型8と、可動側
金型9とからなるディスクカートリッジ成形金型におい
ては、図4乃至図6のように透明樹脂で形成されるシャ
ッタ摺動領域5において可動側金型9に対して摺動する
摺動コアは、シャッタ摺動領域5に対応する第1摺動コ
ア11と、その他の部分に対応する第2摺動コア12と
から構成した成形金型を用い、それぞれ摺動量が異なる
ようにして、透明樹脂で形成する箇所にもケースに必要
な板厚を設定できるようにしてある。
明樹脂とで一体成形するための固定側金型8と、可動側
金型9とからなるディスクカートリッジ成形金型におい
ては、図4乃至図6のように透明樹脂で形成されるシャ
ッタ摺動領域5において可動側金型9に対して摺動する
摺動コアは、シャッタ摺動領域5に対応する第1摺動コ
ア11と、その他の部分に対応する第2摺動コア12と
から構成した成形金型を用い、それぞれ摺動量が異なる
ようにして、透明樹脂で形成する箇所にもケースに必要
な板厚を設定できるようにしてある。
【0011】上ケース1は、不透明樹脂でケース主要部
6、シャッタ摺動領域5及びメディア中央部を構成し、
透明樹脂でメディアの記録面にほぼ対向する透明窓部7
を構成し、両方の樹脂を一体成形している。また、ラベ
ル貼着用のラベルエリア25は、他の外面に比べラベル
厚さよりもやや深い量だけ凹形状とし、メディア中央部
とメディアの記録面とをほぼ対向する部分の一部にまた
がって設けてある。そして、不透明樹脂のゲート凹部2
6は、シャッタ摺動領域5に設けており、透明樹脂のゲ
ート部271 から形成されるゲート凹部27は、メディ
アの記録面とほぼ対向する透明窓部7の凸状平面17
で、ラベルエリア25ではない箇所に設ける。また、透
明樹脂のゲート凹部27を含む円弧状の領域の周囲に
は、不透明樹脂を射出成形するときに、透明樹脂で形成
される部分に樹脂が流れないようにするための金型の突
き当て部28による段差がある。この段差部に合わせ
て、ブッシュ19及び透明樹脂のゲート部271 を含む
金型のゲートブッシュ29の入れ子線30を配置するよ
うにする。また、透明樹脂で形成される透明部分には、
シャッタ摺動領域5の一部を含まれており、それ以外の
部分の透明樹脂で形成される部分とは、連続した形状と
してある。連続した形状にすることにより、樹脂を注入
するゲートを一箇所にすることができるなど利点がある
からである。
6、シャッタ摺動領域5及びメディア中央部を構成し、
透明樹脂でメディアの記録面にほぼ対向する透明窓部7
を構成し、両方の樹脂を一体成形している。また、ラベ
ル貼着用のラベルエリア25は、他の外面に比べラベル
厚さよりもやや深い量だけ凹形状とし、メディア中央部
とメディアの記録面とをほぼ対向する部分の一部にまた
がって設けてある。そして、不透明樹脂のゲート凹部2
6は、シャッタ摺動領域5に設けており、透明樹脂のゲ
ート部271 から形成されるゲート凹部27は、メディ
アの記録面とほぼ対向する透明窓部7の凸状平面17
で、ラベルエリア25ではない箇所に設ける。また、透
明樹脂のゲート凹部27を含む円弧状の領域の周囲に
は、不透明樹脂を射出成形するときに、透明樹脂で形成
される部分に樹脂が流れないようにするための金型の突
き当て部28による段差がある。この段差部に合わせ
て、ブッシュ19及び透明樹脂のゲート部271 を含む
金型のゲートブッシュ29の入れ子線30を配置するよ
うにする。また、透明樹脂で形成される透明部分には、
シャッタ摺動領域5の一部を含まれており、それ以外の
部分の透明樹脂で形成される部分とは、連続した形状と
してある。連続した形状にすることにより、樹脂を注入
するゲートを一箇所にすることができるなど利点がある
からである。
【0012】この透明樹脂で形成されるシャッタ摺動領
域5の一部のシャッタの先端と、接触する部分51 を他
の透明樹脂で形成されるシャッタ摺動部よりも高くす
る。この高さは、他の透明の樹脂で形成されるシャッタ
摺動領域が、シャッタと接しなければよく、またなるべ
くすきまが発生しないようにわずかの高さ、例えば0.
1mm以下とするのが良い。また、この実施例では、開
口部周辺は不透明樹脂で形成してあり、この部分は梨地
加工をしている。従って不透明樹脂で形成している部分
は均一な高さとしてある。さらに、透明樹脂で形成され
る箇所の内、シャッタの先端と接触する箇所の一段高い
箇所と開口部周辺は、不透明樹脂で形成してある箇所は
同じ高さとしてある。なお、本実施例は不透明な第1の
樹脂と、透明な第2の樹脂で一体成形したケースに適用
した場合であるが、例えば透明または半透明な樹脂など
1種の樹脂でケースを成形した場合にも適用できる。
域5の一部のシャッタの先端と、接触する部分51 を他
の透明樹脂で形成されるシャッタ摺動部よりも高くす
る。この高さは、他の透明の樹脂で形成されるシャッタ
摺動領域が、シャッタと接しなければよく、またなるべ
くすきまが発生しないようにわずかの高さ、例えば0.
1mm以下とするのが良い。また、この実施例では、開
口部周辺は不透明樹脂で形成してあり、この部分は梨地
加工をしている。従って不透明樹脂で形成している部分
は均一な高さとしてある。さらに、透明樹脂で形成され
る箇所の内、シャッタの先端と接触する箇所の一段高い
箇所と開口部周辺は、不透明樹脂で形成してある箇所は
同じ高さとしてある。なお、本実施例は不透明な第1の
樹脂と、透明な第2の樹脂で一体成形したケースに適用
した場合であるが、例えば透明または半透明な樹脂など
1種の樹脂でケースを成形した場合にも適用できる。
【0013】実施例のディスクカートリッジのケース
は、主部の板厚は約1mmであり、シャッタ摺動領域5
の板厚は約0.65mmである。また、ケース主要部6
の一部にあるラベルエリア25では板厚は約0.8mm
である。そこで、透明樹脂で形成する部分の摺動する可
動側金型を2分割し、ケース主要部6およびラベルエリ
シ25を形成する部分の摺動する可動側金型9と、シャ
ッタ摺動エリア5を形成する摺動コア11とする。そし
て、摺動する可動側金型9は摺動量を約0.8mmと
し、摺動コア11は摺動量を約0.65mmとする。な
お、主面部分では摺動する可動側金型9の外周部とラベ
ルエリア25を除いて0.2mm低くして板厚が約1m
mとなるようにするのが良い。さらに、前記ラベルエリ
ア25において、ディスク中央部に対応する部分では、
不透明樹脂で形成したり〔図7(a)〕、或いは不透明
樹脂と透明樹脂とで2層形成の形態〔図7(b)〕とし
て、意匠的に単調となることなく特異性を持たせること
ができ、外観品位を高め、しかも、ケースの不透明部分
と透明部分との異樹脂の接合部分も強度が低下すること
なく、成形不良もなく外力によるケース変形を防止し、
ディスク媒体に障害が発生することがないようにしてあ
る。また、下ケース2にも同様の形状で適用できる。そ
の場合、透明樹脂で形成される部分の形状を上ケース1
とほぼ同じ形状にするのが、成形性の向上のために望ま
しい。
は、主部の板厚は約1mmであり、シャッタ摺動領域5
の板厚は約0.65mmである。また、ケース主要部6
の一部にあるラベルエリア25では板厚は約0.8mm
である。そこで、透明樹脂で形成する部分の摺動する可
動側金型を2分割し、ケース主要部6およびラベルエリ
シ25を形成する部分の摺動する可動側金型9と、シャ
ッタ摺動エリア5を形成する摺動コア11とする。そし
て、摺動する可動側金型9は摺動量を約0.8mmと
し、摺動コア11は摺動量を約0.65mmとする。な
お、主面部分では摺動する可動側金型9の外周部とラベ
ルエリア25を除いて0.2mm低くして板厚が約1m
mとなるようにするのが良い。さらに、前記ラベルエリ
ア25において、ディスク中央部に対応する部分では、
不透明樹脂で形成したり〔図7(a)〕、或いは不透明
樹脂と透明樹脂とで2層形成の形態〔図7(b)〕とし
て、意匠的に単調となることなく特異性を持たせること
ができ、外観品位を高め、しかも、ケースの不透明部分
と透明部分との異樹脂の接合部分も強度が低下すること
なく、成形不良もなく外力によるケース変形を防止し、
ディスク媒体に障害が発生することがないようにしてあ
る。また、下ケース2にも同様の形状で適用できる。そ
の場合、透明樹脂で形成される部分の形状を上ケース1
とほぼ同じ形状にするのが、成形性の向上のために望ま
しい。
【0014】図中、20はディスク用クランピングプレ
ート、21は嵌合孔、22は消去防止用プラグ、23は
シャッタロック、24は媒体収納部、25はラベルエリ
ア、26,27はゲート凹部である。
ート、21は嵌合孔、22は消去防止用プラグ、23は
シャッタロック、24は媒体収納部、25はラベルエリ
ア、26,27はゲート凹部である。
【0015】なお、前記シャッタ4は、金属製或いは合
成樹脂シャッタであって、ケース側面より内部に入る方
向に突設した摺動用ガイドをケース側に形成した凹部に
対応または嵌合する補強部を備え、シャッタの強度を高
め信頼性を向上させることが考慮されている。
成樹脂シャッタであって、ケース側面より内部に入る方
向に突設した摺動用ガイドをケース側に形成した凹部に
対応または嵌合する補強部を備え、シャッタの強度を高
め信頼性を向上させることが考慮されている。
【0016】
【発明の効果】本発明は、記録再生用ヘッドなどを挿入
しうる開口部を有するケースの内部に、ディスク状媒体
を回転可能に収納すると共に、前記開口部を開閉する断
面コ字状のシャッタを前記ケースの外面より一段低いシ
ャッタ摺動領域に摺動自在に備えたカートリッジにおい
て、前記シャッタ摺動領域を光沢面に形成し、該光沢面
のシャッタ先端と接する部分以外をさらに段差のある凹
状平面部に形成した構成により、シャッタの開閉が軽く
なり、開閉動作不良が発生するということがなく、ま
た、シャッタが金属または硬質の樹脂または硬質の添加
剤を含む樹脂でできていても光沢面のシャッタ摺動面に
傷が付かず視認性向上の目的が果たせ信頼性が高くまた
外観品位や操作性の良いディスクカートリッジとするこ
とができる。
しうる開口部を有するケースの内部に、ディスク状媒体
を回転可能に収納すると共に、前記開口部を開閉する断
面コ字状のシャッタを前記ケースの外面より一段低いシ
ャッタ摺動領域に摺動自在に備えたカートリッジにおい
て、前記シャッタ摺動領域を光沢面に形成し、該光沢面
のシャッタ先端と接する部分以外をさらに段差のある凹
状平面部に形成した構成により、シャッタの開閉が軽く
なり、開閉動作不良が発生するということがなく、ま
た、シャッタが金属または硬質の樹脂または硬質の添加
剤を含む樹脂でできていても光沢面のシャッタ摺動面に
傷が付かず視認性向上の目的が果たせ信頼性が高くまた
外観品位や操作性の良いディスクカートリッジとするこ
とができる。
【図1】本発明の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の例のケースの平面図で、(a)は上ケー
ス、(b)は下ケースを示す。
ス、(b)は下ケースを示す。
【図3】図2の例のケースの分離状態の平面図で、
(a)は上ケース、(b)は下ケースを示す。
(a)は上ケース、(b)は下ケースを示す。
【図4】(a)は図2(a)のC−C線における拡大縦
断面図で、(b)はその成形時の金型後退位置、(c)
は金型前進位置を示す。
断面図で、(b)はその成形時の金型後退位置、(c)
は金型前進位置を示す。
【図5】(a)は図2(a)のB−B線における拡大縦
断面図で、(b)はその成形時の金型後退位置、(c)
は金型前進位置を示す。
断面図で、(b)はその成形時の金型後退位置、(c)
は金型前進位置を示す。
【図6】(a)は図2(a)のA−A線における拡大縦
断面図で、(b)はその成形時での一部の縦断面図であ
る。
断面図で、(b)はその成形時での一部の縦断面図であ
る。
【図7】(a)は図2(a)のD−D線における拡大一
部切欠斜視図で、(b)は(a)と同じ部分の他の実施
例のものを示す。
部切欠斜視図で、(b)は(a)と同じ部分の他の実施
例のものを示す。
1 上ケース 2 下ケース 3 開口部 4 シャッタ 5 シャッタ摺動領域 51 シャッタ先端当接部 52 凹状平面部 6 ケース主要部 7 透明窓部 8 固定側金型 9 可動側金型 10 ディスク状媒体 11 第1摺動コア 12 第2摺動コア 19 ブッシュ 20 クランピングプレート 25 ラベルエリア 26 ゲート凹部 27 ゲート凹部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/03
Claims (2)
- 【請求項1】 記録再生用ヘッドなどを挿入しうる開口
部を有するケースの内部に、ディスク状媒体を回転可能
に収納すると共に、前記開口部を開閉する断面コ字状の
シャッタを前記ケースの外面より一段低いシャッタ摺動
領域に摺動自在に備えたカートリッジにおいて、前記シ
ャッタ摺動領域を光沢面に形成し、該光沢面のシャッタ
先端と接する部分以外をさらに段差のある凹状平面部に
形成したことを特徴とするディスクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記ケースの上ケースを不透明樹脂と、
透明乃至半透明樹脂とで一体成形したものであって、前
記シャッタ摺動領域は、表面が粗面で形成されている不
透明樹脂部分と、表面が光沢面で形成されている透明樹
脂部分とからなり、該透明樹脂のうち、前記シャッタの
接する箇所以外の光沢面は段差を設けて低くした請求項
1記載のディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32121094A JP2893643B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32121094A JP2893643B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08161848A JPH08161848A (ja) | 1996-06-21 |
JP2893643B2 true JP2893643B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=18130038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32121094A Expired - Fee Related JP2893643B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | ディスクカートリッジ |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
JP4352292B2 (ja) * | 2000-02-21 | 2009-10-28 | ソニー株式会社 | ディスクの記録及び/又は再生装置の製造方法 |
JP2003100044A (ja) | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Hitachi Ltd | ディスクカートリッジ |
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1994
- 1994-12-01 JP JP32121094A patent/JP2893643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08161848A (ja) | 1996-06-21 |
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