JP2893357B2 - 足踏み式駐車ブレーキ - Google Patents
足踏み式駐車ブレーキInfo
- Publication number
- JP2893357B2 JP2893357B2 JP41722890A JP41722890A JP2893357B2 JP 2893357 B2 JP2893357 B2 JP 2893357B2 JP 41722890 A JP41722890 A JP 41722890A JP 41722890 A JP41722890 A JP 41722890A JP 2893357 B2 JP2893357 B2 JP 2893357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake pedal
- sound
- brake
- foot
- parking brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車輌の駐車ブ
レーキを作動させると共に、その解除を行う足踏み式駐
車ブレーキに関する。
レーキを作動させると共に、その解除を行う足踏み式駐
車ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の装着によって近年の自動車
では、駐車ブレーキを手操作で行うサイドブレーキに替
わって足踏み式駐車ブレーキが採用されている。そし
て、この足踏み式駐車ブレーキにおいては、図14に示
すように、ブレーキペダル3と一体でブレーキペダル3
の枢支部位にある芯金に密接状態で外挿されたコイルス
プリング4が拡径し、ブレーキペダル3は芯金と共に回
動する。これにより、ブレーキペダル3に連結されたブ
レーキケーブル8が引張られてブレーキ本体(図示省
略)においてブレーキがきいた状態となる。
では、駐車ブレーキを手操作で行うサイドブレーキに替
わって足踏み式駐車ブレーキが採用されている。そし
て、この足踏み式駐車ブレーキにおいては、図14に示
すように、ブレーキペダル3と一体でブレーキペダル3
の枢支部位にある芯金に密接状態で外挿されたコイルス
プリング4が拡径し、ブレーキペダル3は芯金と共に回
動する。これにより、ブレーキペダル3に連結されたブ
レーキケーブル8が引張られてブレーキ本体(図示省
略)においてブレーキがきいた状態となる。
【0003】この状態でブレーキペダル3から足を離す
とブレーキ本体側のリターンスプリング(図示省略)に
よりブレーキペダル3を元に戻そうとする力が働く。し
かしながら、この力は芯金のコイルスプリング4を縮径
する方向に作用するので、ブレーキペダル3の回転はロ
ックされる。そして、駐車ブレーキを解除するときは、
レリーズケーブル7を引張ることによりロック解除部材
6を介して芯金のコイルスプリング4を拡径させて行
う。即ち、芯金のコイルスプリング4を拡径させればブ
レーキ本体のリターンスプリングの作用によりブレーキ
ペダル3は元に戻り、駐車ブレーキは解除される。
とブレーキ本体側のリターンスプリング(図示省略)に
よりブレーキペダル3を元に戻そうとする力が働く。し
かしながら、この力は芯金のコイルスプリング4を縮径
する方向に作用するので、ブレーキペダル3の回転はロ
ックされる。そして、駐車ブレーキを解除するときは、
レリーズケーブル7を引張ることによりロック解除部材
6を介して芯金のコイルスプリング4を拡径させて行
う。即ち、芯金のコイルスプリング4を拡径させればブ
レーキ本体のリターンスプリングの作用によりブレーキ
ペダル3は元に戻り、駐車ブレーキは解除される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなコイルスプリングの締付力によりブレーキペダル
の回転をロックする足踏み式駐車ブレーキでは、ペダル
踏み込み時に音がしないため、運転者はブレーキのきき
を音により確認できない不都合があった。その点、従来
のラチェット式の駐車ブレーキにおいては、踏み込み時
ラチェットのかみ合い音が発生し、運転者はブレーキの
ききをラチェット音により確認できる利点はあるが、
「ギリギリ」という耳ざわりな音を発生する欠点があっ
た。本発明は、このような点に鑑み足踏み式駐車ブレー
キにおいても、耳での確認ができるようにすると共に、
ラチェット式のような「ギリギリ」という耳ざわりな音
でなく車内環境をそこなわない高品位の音を発する足踏
み式駐車ブレーキを提供することを目的とするものであ
る。
ようなコイルスプリングの締付力によりブレーキペダル
の回転をロックする足踏み式駐車ブレーキでは、ペダル
踏み込み時に音がしないため、運転者はブレーキのきき
を音により確認できない不都合があった。その点、従来
のラチェット式の駐車ブレーキにおいては、踏み込み時
ラチェットのかみ合い音が発生し、運転者はブレーキの
ききをラチェット音により確認できる利点はあるが、
「ギリギリ」という耳ざわりな音を発生する欠点があっ
た。本発明は、このような点に鑑み足踏み式駐車ブレー
キにおいても、耳での確認ができるようにすると共に、
ラチェット式のような「ギリギリ」という耳ざわりな音
でなく車内環境をそこなわない高品位の音を発する足踏
み式駐車ブレーキを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためブレーキペダルの回転ロックをブレーキペダ
ルの枢支部位に設けたコイルばねにより行う足踏み式駐
車ブレーキにおいて、ブレーキペダルの回動により音を
発生する音発生源を設けたことを特徴としている。
成するためブレーキペダルの回転ロックをブレーキペダ
ルの枢支部位に設けたコイルばねにより行う足踏み式駐
車ブレーキにおいて、ブレーキペダルの回動により音を
発生する音発生源を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】ブレーキペダルを踏み込みブレーキペダルが回
動すると、このブレーキペダルの回動により音発生源が
作動して音を発生し、耳によりブレーキのロック状態等
が確認可能となる。
動すると、このブレーキペダルの回動により音発生源が
作動して音を発生し、耳によりブレーキのロック状態等
が確認可能となる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例について本発明を詳細に
説明するが、図14に示す従来例と同一物は同一符号を
付して説明する。図1は本発明の実施例を示す平面図、
図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断
面図である。図1及び図2において、車体側に固定され
るベース1の略中央部には、支軸2が固着突設されてお
り、このベース1の支軸2にブレーキペダル3の筒部3
aが遊嵌状態で外挿され、ブレーキペダル3はこの支軸
2を枢支部位として回動する。このブレーキペダル3の
筒部3aの外周には、密接状態でコイルスプリング4が
外挿され、このコイルスプリング4の一端のフック部4
aは、ベース1に圧入されて固定されたピン5に係止さ
れ、他端のフック部4bは、ロック解除部材6の一端に
当接される。このロック解除部材6の他端はレリーズケ
ーブル7に連結されている。また、ブレーキペダル3の
筒部3aの先端にはブレーキケーブル8が連結される。
尚、ブレーキペダル3及びその筒部3aが合成樹脂で形
成される場合には、ブレーキペダル3の筒部3aの外周
に筒状の金属製の芯金(図示せず)をブレーキペダル3
と一体に設け、この芯金の外周にコイルスプリング4を
密接状態で外挿してもよい。この場合はブレーキペダル
3を合成樹脂で形成できるため、小型化,軽量化ができ
る利点がある。
説明するが、図14に示す従来例と同一物は同一符号を
付して説明する。図1は本発明の実施例を示す平面図、
図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断
面図である。図1及び図2において、車体側に固定され
るベース1の略中央部には、支軸2が固着突設されてお
り、このベース1の支軸2にブレーキペダル3の筒部3
aが遊嵌状態で外挿され、ブレーキペダル3はこの支軸
2を枢支部位として回動する。このブレーキペダル3の
筒部3aの外周には、密接状態でコイルスプリング4が
外挿され、このコイルスプリング4の一端のフック部4
aは、ベース1に圧入されて固定されたピン5に係止さ
れ、他端のフック部4bは、ロック解除部材6の一端に
当接される。このロック解除部材6の他端はレリーズケ
ーブル7に連結されている。また、ブレーキペダル3の
筒部3aの先端にはブレーキケーブル8が連結される。
尚、ブレーキペダル3及びその筒部3aが合成樹脂で形
成される場合には、ブレーキペダル3の筒部3aの外周
に筒状の金属製の芯金(図示せず)をブレーキペダル3
と一体に設け、この芯金の外周にコイルスプリング4を
密接状態で外挿してもよい。この場合はブレーキペダル
3を合成樹脂で形成できるため、小型化,軽量化ができ
る利点がある。
【0008】図2及び図3において、9はベース1のブ
レーキペダル3の回転中心位置に設けられた固定軸で、
この固定軸9に外周上に突起13を有する回転板10が
回転自在に枢支され、この回転板10の延出部10aに
は孔11が穿設され、この孔11にはブレーキペダル3
に一体に埋込まれたピン12が挿入されており、回転板
10は、ブレーキペダル3の動きに同期して回動され
る。図3の例は、回転板10の突起13が3個13a,
13b,13cの場合である。
レーキペダル3の回転中心位置に設けられた固定軸で、
この固定軸9に外周上に突起13を有する回転板10が
回転自在に枢支され、この回転板10の延出部10aに
は孔11が穿設され、この孔11にはブレーキペダル3
に一体に埋込まれたピン12が挿入されており、回転板
10は、ブレーキペダル3の動きに同期して回動され
る。図3の例は、回転板10の突起13が3個13a,
13b,13cの場合である。
【0009】前記固定軸9の頂部にはベル体で形成され
た共鳴体14が、ナット15で固定されている。また、
共鳴体14の内側位置の固定軸9には、カラー16が回
転しないよう固定されて設けられ、このカラー16の端
部16aにはコイルばね17が圧入され、このコイルば
ね17の先端にはコイル圧入部18aをもったボール1
8が固定され、このボール18が回転板10の突起13
に干渉された時、共鳴体14を打つハンマー体として形
成されている。
た共鳴体14が、ナット15で固定されている。また、
共鳴体14の内側位置の固定軸9には、カラー16が回
転しないよう固定されて設けられ、このカラー16の端
部16aにはコイルばね17が圧入され、このコイルば
ね17の先端にはコイル圧入部18aをもったボール1
8が固定され、このボール18が回転板10の突起13
に干渉された時、共鳴体14を打つハンマー体として形
成されている。
【0010】本実施例の構成は上記のようであるから、
ブレーキペダル3を図1において反時計方向に踏み込ん
でいくと、コイルスプリング4は拡径(巻戻し)し、筒
部3aはブレーキペダル3と一体となって回転し、ブレ
ーキがかかって行く。ブレーキがきいた状態でブレーキ
ペダル3から足を離すと、ブレーキ本体のリターンスプ
リングの作用によりブレーキペダル3を元に戻そうとす
る力が働く。しかし、この方向の力はコイルスプリング
4を縮径(巻締め)する方向の力なので、コイルスプリ
ング4により筒部3aがロックされる。筒部3aがロッ
クされると筒部3aと一体のブレーキペダル3もロック
され、引き出されたブレーキケーブル8はその位置で止
まり、ブレーキがきいた状態が維持される。そして、駐
車ブレーキを解除する時は、レリーズケーブル7を引張
ることによりロック解除部材6を回動させてその一端を
コイルスプリング4の他端のフック部4bに当接させて
動かし、コイルスプリング4を拡径させればよい。即
ち、コイルスプリング4が拡径すれば、筒部3aのロッ
クは解除され、ブレーキ本体のリターンスプリングの作
用によりブレーキペダル3は元位置に復帰し、駐車ブレ
ーキは解除される。
ブレーキペダル3を図1において反時計方向に踏み込ん
でいくと、コイルスプリング4は拡径(巻戻し)し、筒
部3aはブレーキペダル3と一体となって回転し、ブレ
ーキがかかって行く。ブレーキがきいた状態でブレーキ
ペダル3から足を離すと、ブレーキ本体のリターンスプ
リングの作用によりブレーキペダル3を元に戻そうとす
る力が働く。しかし、この方向の力はコイルスプリング
4を縮径(巻締め)する方向の力なので、コイルスプリ
ング4により筒部3aがロックされる。筒部3aがロッ
クされると筒部3aと一体のブレーキペダル3もロック
され、引き出されたブレーキケーブル8はその位置で止
まり、ブレーキがきいた状態が維持される。そして、駐
車ブレーキを解除する時は、レリーズケーブル7を引張
ることによりロック解除部材6を回動させてその一端を
コイルスプリング4の他端のフック部4bに当接させて
動かし、コイルスプリング4を拡径させればよい。即
ち、コイルスプリング4が拡径すれば、筒部3aのロッ
クは解除され、ブレーキ本体のリターンスプリングの作
用によりブレーキペダル3は元位置に復帰し、駐車ブレ
ーキは解除される。
【0011】他方、前記動作時には、音発生源も次の通
り作用する。ブレーキペダル3が踏み込まれると、ピン
12により回転板10も連動して回動させられる。今、
ブレーキペダル3が完全に復帰している図2及び図3に
示す状態から、ブレーキペダル3をθ1 だけ踏み込む
と、回転板10もθ1 だけ回動し、その突起13aがボ
ール18を固定軸9側に押し上げ図4及び図5に示す状
態になる。さらにブレーキペダル3をθ2 だけ踏み込む
と、図6及び図7に示すように回転板10もθ2 だけ回
動するから、ボール18は突起13aを乗り越えコイル
ばね17の反発力により共鳴体14方向に瞬間的に動
き、共鳴体14を打つ。これにより共鳴体14は音が発
生し共鳴する。さらにブレーキペダルを踏み込むと、次
の突起13b及び突起13cにより順次同様に音が発生
する。これにより駐車ブレーキのききを耳で確認でき
る。また、駐車ブレーキの解除の際にも、前記とは逆に
作用するから前記と同様に音を発生する。この時は、突
起13cから突起13aと前記とは逆に順次音を発生す
る。尚、前記音は、共鳴体14の材質、容量により音質
を変化させることができる。
り作用する。ブレーキペダル3が踏み込まれると、ピン
12により回転板10も連動して回動させられる。今、
ブレーキペダル3が完全に復帰している図2及び図3に
示す状態から、ブレーキペダル3をθ1 だけ踏み込む
と、回転板10もθ1 だけ回動し、その突起13aがボ
ール18を固定軸9側に押し上げ図4及び図5に示す状
態になる。さらにブレーキペダル3をθ2 だけ踏み込む
と、図6及び図7に示すように回転板10もθ2 だけ回
動するから、ボール18は突起13aを乗り越えコイル
ばね17の反発力により共鳴体14方向に瞬間的に動
き、共鳴体14を打つ。これにより共鳴体14は音が発
生し共鳴する。さらにブレーキペダルを踏み込むと、次
の突起13b及び突起13cにより順次同様に音が発生
する。これにより駐車ブレーキのききを耳で確認でき
る。また、駐車ブレーキの解除の際にも、前記とは逆に
作用するから前記と同様に音を発生する。この時は、突
起13cから突起13aと前記とは逆に順次音を発生す
る。尚、前記音は、共鳴体14の材質、容量により音質
を変化させることができる。
【0012】図8及び図9は他の実施例を示し、コイル
ばね17及びボール18よりなるハンマー体を1個追加
し、全体で2個とするとともに突起13も3個13d,
13e,13f追加し、全体として6個設けたものであ
る。本実施例によれば、音の数を増やし連続的に発生さ
せることができる。例えば、突起13a,13b,13
cに対し突起13d,13e,13fの位相をずらして
おけば、ボール18は突起13を13a→13d→13
b→13e→13c→13fと連続的に乗り越えるた
め、音もそれに対応して連続的に発生するものである。
ばね17及びボール18よりなるハンマー体を1個追加
し、全体で2個とするとともに突起13も3個13d,
13e,13f追加し、全体として6個設けたものであ
る。本実施例によれば、音の数を増やし連続的に発生さ
せることができる。例えば、突起13a,13b,13
cに対し突起13d,13e,13fの位相をずらして
おけば、ボール18は突起13を13a→13d→13
b→13e→13c→13fと連続的に乗り越えるた
め、音もそれに対応して連続的に発生するものである。
【0013】また、図10は他の実施例を示し、突起1
3a,13b,13c,13d,13e,13fの高さ
を連続的に変化させたものである。本実施例によれば共
鳴体14を打つ打撃力が変化するため音の大きさも連続
的に変化する。従って、音の数とともに大きさによって
も駐車ブレーキのきき具合の確認ができるものである。
3a,13b,13c,13d,13e,13fの高さ
を連続的に変化させたものである。本実施例によれば共
鳴体14を打つ打撃力が変化するため音の大きさも連続
的に変化する。従って、音の数とともに大きさによって
も駐車ブレーキのきき具合の確認ができるものである。
【0014】図11及び図12は、さらに別の実施例を
示し音の発生源としてオルゴールを使用したもので、前
記実施例と同一物は同一符号を付し説明は省略する。図
11及び図12において、ベース1のブレーキペダル3
の回転中心位置に設けられた固定軸9にレバー20が回
転自在に枢支され、このレバー20の一端部には孔21
が穿設され、この孔21にはブレーキペダル3に一体に
埋込まれたピン12が挿入されており、レバー20はブ
レーキペダル3の動きに同期して回動される。前記レバ
ー20の上端縁辺は扇形歯車22に形成され、この扇形
歯車22はベース1に回転自在に枢支された歯車23に
噛合される。この歯車23には、オルゴールを構成する
円筒24が固着され、この円筒24の周面には多数のと
げ25が突設されている。この円筒24には前記固定軸
9に固着された櫛の歯形の固定音階板26が当接され、
円筒24のとげ25が円筒24の回転で固定音階板26
に順次触れることにより音を発する(音楽を演奏する)
ものである。尚、共鳴体14は、本例においては共鳴箱
とする。
示し音の発生源としてオルゴールを使用したもので、前
記実施例と同一物は同一符号を付し説明は省略する。図
11及び図12において、ベース1のブレーキペダル3
の回転中心位置に設けられた固定軸9にレバー20が回
転自在に枢支され、このレバー20の一端部には孔21
が穿設され、この孔21にはブレーキペダル3に一体に
埋込まれたピン12が挿入されており、レバー20はブ
レーキペダル3の動きに同期して回動される。前記レバ
ー20の上端縁辺は扇形歯車22に形成され、この扇形
歯車22はベース1に回転自在に枢支された歯車23に
噛合される。この歯車23には、オルゴールを構成する
円筒24が固着され、この円筒24の周面には多数のと
げ25が突設されている。この円筒24には前記固定軸
9に固着された櫛の歯形の固定音階板26が当接され、
円筒24のとげ25が円筒24の回転で固定音階板26
に順次触れることにより音を発する(音楽を演奏する)
ものである。尚、共鳴体14は、本例においては共鳴箱
とする。
【0015】即ち、本実施例においては、ブレーキペダ
ル3を踏み込むと、レバー20はブレーキペダル3より
突出するピン12に係合しているため、そのブレーキペ
ダル3の回動と同期して回動される。レバー20の上端
縁辺の扇形歯車22と歯車23は噛合され伝動機構とな
っているため、歯車23に固着している円筒24は、前
記レバー20の回動により回転される。円筒24が回転
するとそのとげ25が固定音階板26に順次触れること
になり音が発せられる。ブレーキペダル3の解除の際
は、ブレーキペダル3の動きが前記とは逆になるため、
円筒24の回転も逆になるが、前記と同様とにとげ25
が順次固定音階板26に触れるため音が発せられる。
ル3を踏み込むと、レバー20はブレーキペダル3より
突出するピン12に係合しているため、そのブレーキペ
ダル3の回動と同期して回動される。レバー20の上端
縁辺の扇形歯車22と歯車23は噛合され伝動機構とな
っているため、歯車23に固着している円筒24は、前
記レバー20の回動により回転される。円筒24が回転
するとそのとげ25が固定音階板26に順次触れること
になり音が発せられる。ブレーキペダル3の解除の際
は、ブレーキペダル3の動きが前記とは逆になるため、
円筒24の回転も逆になるが、前記と同様とにとげ25
が順次固定音階板26に触れるため音が発せられる。
【0016】図13は音発生原として電子音発生装置を
採用した場合で、ブレーキペダル3の回動により開閉す
るマイクロスイッチ31を設け、電子音発生装置(図示
せず)を開閉させるものである。例えば、ブレーキペダ
ル3の上端縁に凸部32を設け、この凸部32でマイク
ロスイッチ31の開閉を行い、電子音発生装置より電子
音を発生させる如くである。尚、前記実施例は例示であ
って範囲を示すものではない。
採用した場合で、ブレーキペダル3の回動により開閉す
るマイクロスイッチ31を設け、電子音発生装置(図示
せず)を開閉させるものである。例えば、ブレーキペダ
ル3の上端縁に凸部32を設け、この凸部32でマイク
ロスイッチ31の開閉を行い、電子音発生装置より電子
音を発生させる如くである。尚、前記実施例は例示であ
って範囲を示すものではない。
【0017】
【発明の効果】以上説明のとおり本発明によれば、コイ
ルスプリングの締付力によりブレーキペダルの回転をロ
ックする足踏み式駐車ブレーキにおいても、ブレーキの
作動時及び解除時に音が発生し耳での確認ができる。し
かも、ラチェット式のような耳ざわりな音でなく高品位
の音を出すことができるし、音質も自由に選定できる。
また、音の大きさを連続的に変化させたり、高さのちが
う音を連続的に発生できる。従って、音の変化によりブ
レーキのきき具合を判るようにすることもできる。
ルスプリングの締付力によりブレーキペダルの回転をロ
ックする足踏み式駐車ブレーキにおいても、ブレーキの
作動時及び解除時に音が発生し耳での確認ができる。し
かも、ラチェット式のような耳ざわりな音でなく高品位
の音を出すことができるし、音質も自由に選定できる。
また、音の大きさを連続的に変化させたり、高さのちが
う音を連続的に発生できる。従って、音の変化によりブ
レーキのきき具合を判るようにすることもできる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】作動状態を示す要部断面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】作動状態を示す要部断面図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
【図8】他の実施例を示す断面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】他の実施例を示す図9に該当する断面図であ
る。
る。
【図11】他の実施例を示す断面図である。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【図13】他の実施例を示す要部平面図である。
【図14】従来例を示す平面図である。
1 ベース 2 支軸 3 ブレーキペダル 3a ブレーキペダルの筒部 4 コイルスプリング 6 ロック解除部材 9 固定軸 10 回転板 13 突起 14 共鳴体 17 コイルばね 18 ボール 20 レバー 24 円筒 25 とげ 26 固定音階板 31 マイクロスイッチ 32 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 7/06 G05G 1/14 G05G 5/03
Claims (4)
- 【請求項1】 ブレーキペダルの回転ロックをブレーキ
ペダルの枢支部位に設けたコイルばねにより行う足踏み
式駐車ブレーキにおいて、ブレーキペダルの回動により
音を発生する音発生源を設けたことを特徴とする足踏み
式駐車ブレーキ。 - 【請求項2】 前記音発生源は、ベルよりなる共鳴体で
ある請求項1記載の足踏み式駐車ブレーキ。 - 【請求項3】 前記音発生源は、オルゴールである請求
項1記載の足踏み式駐車ブレーキ。 - 【請求項4】 前記音発生源は、電子音発生装置である
請求項1記載の足踏み式駐車ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41722890A JP2893357B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 足踏み式駐車ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41722890A JP2893357B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 足踏み式駐車ブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04232159A JPH04232159A (ja) | 1992-08-20 |
JP2893357B2 true JP2893357B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18525353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41722890A Expired - Lifetime JP2893357B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 足踏み式駐車ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893357B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6995032B2 (ja) * | 2018-09-21 | 2022-01-14 | 豊田鉄工株式会社 | ペダルアーム |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41722890A patent/JP2893357B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04232159A (ja) | 1992-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2893357B2 (ja) | 足踏み式駐車ブレーキ | |
US4058026A (en) | Mechanical actuation simulator | |
JPH06230770A (ja) | 電子楽器用鍵盤装置 | |
JP2001199318A (ja) | ペダル式駐車ブレーキの駐車解除装置 | |
JP3376556B2 (ja) | マニュアルブレーキ装置 | |
JPH04331652A (ja) | 車両用パーキングブレーキ操作装置 | |
JP3744178B2 (ja) | 鍵盤装置 | |
JPS604016B2 (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ | |
JPH0810060Y2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
JPH0539977Y2 (ja) | ||
JP2002302024A (ja) | 足踏パーキングブレーキ装置 | |
JPS6335023Y2 (ja) | ||
JP2894280B2 (ja) | 鍵駆動装置 | |
JPH01317858A (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
JPH0239890Y2 (ja) | ||
JP2534990Y2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
KR0138414B1 (ko) | 파킹레버의 소음제거장치 | |
KR200149985Y1 (ko) | 자동차용 풋 파킹 브레이크 | |
JPH0995221A (ja) | 足踏式パーキングブレーキ装置 | |
JPH06278582A (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ装置 | |
JP2004528230A (ja) | 自動車用パーキングブレーキ | |
JPH1024814A (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
JP2528606Y2 (ja) | ピアノのペダル装置 | |
JPH0745394Y2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
JPS5939094Y2 (ja) | ハンドブレ−キレバ−装置 |