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JP2880344B2 - ダイレクトシーケンス同期回路 - Google Patents

ダイレクトシーケンス同期回路

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Publication number
JP2880344B2
JP2880344B2 JP3347646A JP34764691A JP2880344B2 JP 2880344 B2 JP2880344 B2 JP 2880344B2 JP 3347646 A JP3347646 A JP 3347646A JP 34764691 A JP34764691 A JP 34764691A JP 2880344 B2 JP2880344 B2 JP 2880344B2
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JP
Japan
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wave
shift register
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phase
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JP3347646A
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English (en)
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JPH05157838A (ja
Inventor
清文 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05157838A publication Critical patent/JPH05157838A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スペクトラム拡散
(以下SSという)測距において使用されるダイレクト
シーケンス(以下DSという)同期回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば「コヒーレント スプレッ
ド スペクトラム システムズ(Coherent Spread Spec
trum Systems) (著;ジェイ ケイ ホルムス(J.K.Ho
lmes)発行;ジョン・ウイリー アンド サンズ(John
Wiley & Sans)社 1982年)の第475〜481頁
に示された、従来のDS同期回路を示すブロック図であ
る。
【0003】図において、1はクロック信号に従って、
1/2ビット進んだ疑似雑音(以下PNという)系列と
1/2ビット遅れたPN系列とを発生するシフトレジス
タであり、2a,2bはこのシフトレジスタ1の発生す
る各PN系列をそれぞれ入力信号と乗算する乗算器であ
る。
【0004】3a,3bはこれら各乗算器2a,2bの
出力の帯域を制限するバンドパスフィルタであり、4
a,4bはこのバンドパスフィルタ3a,3bにて帯域
制限された各乗算器2a,2bの出力をそれぞれ包絡線
検波する検波器である。5はこれら各検波器4a,4b
の出力の差分をとって誤差信号を生成する減算器であ
る。
【0005】6はこの減算器5からの誤差信号を平滑化
するループフィルタであり、7はこのループフィルタ6
にて平滑化された誤差信号に基づいてその発振周波数が
制御されて、前記シフトレジスタ1へのクロック信号の
発生を行っている発振器としての電圧制御型周波数可変
発振器(以下VCOという)である。
【0006】8はシフトレジスタ1より出力される1/
2ビット進んだPN系列を1/2ビット遅延させる遅延
回路である。9はこの遅延回路を通過したPN系列を入
力信号と乗算する乗算器であり、10はこの乗算器9の
出力の帯域を制限するバンドパスフィルタである。
【0007】次に動作について説明する。入力信号は乗
算器2aおよび2bにおいて、シフトレジスタ1から出
力される1/2ビット進んだPN系列、あるいは1/2
ビット遅れたPN系列と乗算される。各乗算器2a,2
bにて乗算された信号はそれぞれバンドパスフィルタ3
aあるいは3bを通過し、その帯域が制限されて相関が
取られた後、検波器4aあるいは4bにて包絡線検波さ
れる。
【0008】減算器5では、1/2ビット進んだPN系
列と乗算された検波信号から1/2ビット遅れたPN系
列と乗算された検波信号を減算して、誤差信号を発生す
る。この誤差信号はループフィルタ6にて平滑された
後、VCO7に供給され、シフトレジスタ1を駆動する
クロック信号を発生する。
【0009】このようにして、このディレイロックドル
ープ(以下DLLという)によるDS同期回路は、入力
信号が含んでいる遅延とシフトレジスタ1から供給され
る遅延が一致するように制御して同期動作を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のDS同期回路は
以上のように構成されているので、SS測距を行う際、
入力信号にマルチパス波が加わると、同期ずれが生じ、
測距誤差が発生するという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、SS測距時において、入力信
号にマルチパス波が加わった場合でも同期ずれを補償す
ることができるDS同期回路を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この請求項1の発明に係
るDS同期回路は、シフトレジスタより出力されるPN
系列の位相を変化させて、本来の信号波にマルチパス波
が加わった入力信号の合成波の相関値を順番にサーチし
てゆく位相サーチ回路と、この位相サーチ回路によって
サーチされる合成波の相関値の変化点に基づいて本来の
信号波のピークを検出する検出回路とを設けたものであ
る。
【0013】この請求項2の発明に係るDS同期回路
は、シフトレジスタの発生する疑似雑音系列の選択を行
なう切替器の切替動作を制御するディザ発生器と、シフ
トレジスタより出力されるPN系列の位相を変化させ
て、本来の信号波に、マルチパス波が加わった入力信号
の合成波の相関値を順番にサーチしてゆく位相サーチ回
路と、この位相サーチ回路によってサーチされる合成波
の相関値の変化点に基づいて本来の信号波のピークを検
出する検出回路とを設けたものである。
【0014】
【作用】この請求項1および請求項2の発明におけるD
S同期回路は、シフトレジスタの出力するPN系列の位
が可変できるDS同期回路を得ることを目的とする
相サーチ回路にて変化させることによって、本来の信
号波にマルチパス波が加わった入力信号の合成波の相関
値を順番にサーチしてゆき、サーチされる合成波の相関
値の変化点を検出回路にて検出して本来の信号波のピー
クを検出することにより、マルチパス波の加わった入力
信号の同期ずれを補償できるDS同期回路を実現する。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1はシフトレジスタ、2
a,2bは乗算器、3a,3bはバンドパスフィルタ、
4a,4bは検波器、5は減算器、6はループフィル
タ、7はVCO、8は遅延回路、9は乗算器、10はバ
ンドパスフィルタであり、図4に同一符号を付した従来
のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳細な説
明は省略する。
【0016】また、11は遅延回路8を通過したシフト
レジスタ1からのPN系列の位相を変化させながら乗算
器9に供給することによって、本来の信号波にマルチパ
ス波が加わった入力信号の合成波の相関値を、位相進み
の方から順番に位相遅れの方へサーチしてゆく位相サー
チ回路である。
【0017】12はバンドパスフィルタ10にて帯域制
限された乗算器9の出力を包絡線検波する検波器であ
り、13はこの検波器12の検波出力に基づいて、前記
位相サーチ回路11によってサーチされる合成波の相関
値の変化点を検出し、本来の信号波のピーク検出を行う
検出回路である。
【0018】次に動作について説明する。ここで、基本
的な動作は従来の場合と同様であるため、その説明は省
略する。
【0019】位相サーチ回路11は、シフトレジスタ1
より出力されて遅延回路8を通過したPN系列の位相
を、位相進みの方から位相遅れの方へ順番に、連続的に
変化させながら乗算器9に供給している。
【0020】乗算器9はこの位相サーチ回路11から出
力されるPN系列を入力信号と乗算してバンドパスフィ
ルタ10に送り、バンドパスフィルタ10はその帯域制
限を行って検波器12に入力する。検波器12は受け取
った信号の包絡線検波を行うことによって両者の信号の
相関を検出する。
【0021】ここで、図2は本来の信号波にマルチパス
波が加わった場合の入力信号の合成波の相関値を示す説
明図である。図において、S0 は本来の信号波の相関
値、S1 はマルチパス波の相関値、Sは両者を合成した
合成波の相関値であり、Pはこの合成波の相関値Sの変
化点である。図2に示すように、マルチパス波の相関値
1 のピークは本来の信号の相関値S0 のピークよりも
必ず遅れて出現する。
【0022】この点に着目して、この合成波の相関値S
を位相サーチ回路11によって前述のように、位相進み
の方から位相遅れの方に順番に連続してサーチしてゆ
き、当該合成波の相関値Sの初めての変化点Pを検出回
路13にて検出して、本来の信号波の相関値S0 のピー
クを検出することにより、必要とするロックポイントに
同期させることができる。
【0023】こうすることによって、マルチパス波が本
来の信号波よりも大きな場合であっても、本来の信号波
のロックポイントを確実に検出することが可能となる。
【0024】実施例2.なお、上記実施例1では、DL
LによるDS同期回路に適用した場合について述べた
が、τディザ同期回路によるDS同期回路に適用しても
よい。図3は請求項2に記載したそのような発明の一実
施例を示すブロック図で、図1と同一の部分には同一符
号を付して説明の重複をさけている。図において、2,
3および4は図1に示す2a,2b,3a,3bおよび
4a,4bに相当する乗算器、バンドパスフィルタ、お
よび検波器である。
【0025】14はシフトレジスタ1の発生する1/2
ビット進んだPN系列と1/2ビット遅れたPN系列の
一方を選択して乗算器2に送る切替器である。15はこ
の切替器14の切替動作を制御するディザ発生器であ
り、16はこのディザ発生器15の発生する信号を検波
器4の検波出力に乗算し、それをループフィルタ6に送
る乗算器である。
【0026】次に動作について説明する。この場合も基
本的な動作は実施例1の場合と同様である。即ち、ディ
ザ発生器15にて微少な相関値の差を作成して同期追従
を行っている。図3に示すτディザ同期回路のシフトレ
ジスタ1より出力されるPN系列を位相サーチ回路11
に入力し、その位相を位相進みの方から位相遅れの方に
順番にサーチしてゆき、検出回路13で合成波の相関値
Sの初めての変化点Pを検出して必要とするロックポイ
ントに同期させるものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この請求項1および2の
発明によれば、シフトレジスタの出力するPN系列の位
相を位相サーチ回路で変化させることによって、本来の
信号波にマルチパス波が加わった入力信号の合成波の相
関値を順番にサーチしてゆき、サーチされる合成波の相
関値の変化点を検出回路にて検出して本来の信号波のピ
ークを検出するように構成したので、マルチパス波が本
来の信号波より大きな場合においてもロックポイントを
確実に検出することが可能となり、SS測距時における
同期ずれを補償できるDS同期回路が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】本来の信号波にマルチパス波が加わった場合の
入力信号の合成波の相関値を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図4】従来のDS同期回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シフトレジスタ 2a,2b,2 乗算器 4a,4b,4 検波器 5 減算器 7 発振器(VCO) 11 位相サーチ回路 13 検出回路 14 切替器 15 ディザ発生器 16 乗算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−255740(JP,A) 特開 平4−347944(JP,A) 特開 平3−113921(JP,A) 特開 平2−140031(JP,A) 特開 平4−47819(JP,A) 特開 平4−79438(JP,A) 特開 平4−286235(JP,A) 特開 平2−276330(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 H04L 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1/2ビット進んだ疑似雑音系列と1/
    2ビット遅れた疑似雑音系列とを発生するシフトレジス
    タと、前記シフトレジスタの発生する各疑似雑音系列を
    それぞれ入力信号と乗算する乗算器と、前記各乗算器の
    出力をそれぞれ包絡線検波する検波器と、前記各検波器
    の出力の差分より誤差信号を生成する減算器と、前記減
    算器からの誤差信号に基づいて発振周波数が制御され
    て、前記シフトレジスタへのクロック信号を発生る発
    振器と、前記シフトレジスタより出力される疑似雑音系
    列の位相を変化させて、本来の信号波にマルチパス波の
    加わった前記入力信号の合成波の相関値を位相進みの方
    から位相遅れの方に順番にサーチしてゆく位相サーチ回
    路と、前記位相サーチ回路によってサーチされる前記合
    成波の相関値の初めての変化点に基づいて本来の信号波
    のピークを検出する検出回路とを備えたダイレクトシー
    ケンス同期回路。
  2. 【請求項2】 1/2ビット進んだ疑似雑音系列と1/
    2ビット遅れた疑似雑音系列とを発生するシフトレジス
    タと、前記シフトレジスタの発生する前記疑似雑音系列
    の選択を行う切替器と、前記切替器の切替動作を制御す
    るディザ発生器と、前記切替器にて選択された前記疑似
    雑音系列を入力信号と乗算する乗算器と、前記乗算器の
    出力を包絡線検波する検波器と、前記検波器の出力を前
    記ディザ発生器の出力と乗算する乗算器と、前記乗算器
    の出力に基づいて発振周波数が制御され、前記シフトレ
    ジスタへのクロック信号を発生る発振器と、前記シフ
    トレジスタより出力される疑似雑音系列の位相を変化さ
    せて、本来の信号波にマルチパス波の加わった前記入力
    信号の合成波の相関値を位相進みの方から位相遅れの方
    順番にサーチしてゆく位相サーチ回路と、前記位相サ
    ーチ回路によってサーチされる前記合成波の相関値の
    めての変化点に基づいて本来の信号波のピークを検出す
    る検出回路とを備えたダイレクトシーケンス同期回路。
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