JP2877299B2 - 塗装装置 - Google Patents
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- JP2877299B2 JP2877299B2 JP9149232A JP14923297A JP2877299B2 JP 2877299 B2 JP2877299 B2 JP 2877299B2 JP 9149232 A JP9149232 A JP 9149232A JP 14923297 A JP14923297 A JP 14923297A JP 2877299 B2 JP2877299 B2 JP 2877299B2
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 30
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 30
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 27
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 21
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
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- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶の外板塗装等に
用いられる塗装装置に関する。
用いられる塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶の側部外板等の塗装作業は、
図5に示すように塗装面14に対し、主に塗装スプレー
06を用いて人手により作業するのが一般的であった。
図5に示すように塗装面14に対し、主に塗装スプレー
06を用いて人手により作業するのが一般的であった。
【0003】上記塗装作業を機械化したものとしては、
例えば図6に示すようなモータ15によって無端状に回
動するチェーン07の往復動を利用し、これに塗装スプ
レー06を組み合わせたものがあった。
例えば図6に示すようなモータ15によって無端状に回
動するチェーン07の往復動を利用し、これに塗装スプ
レー06を組み合わせたものがあった。
【0004】一方、精密機器による多機能ロボットも各
種開発されているが、いずれも屋内仕様であり屋外用と
して使用するには至っていない。
種開発されているが、いずれも屋内仕様であり屋外用と
して使用するには至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の塗装手段に
は解決すべき次の課題があった。
は解決すべき次の課題があった。
【0006】即ち、図5のような、手作業にて行なう場
合、次に掲げる(1)〜(3)のような点があった。
合、次に掲げる(1)〜(3)のような点があった。
【0007】(1)広範囲の面積を塗装する場合、長時
間の作業となるため、かなりの重労働である。
間の作業となるため、かなりの重労働である。
【0008】(2)広範囲の面積を塗装する場合、均一
に塗装することが困難である。 (3)上記の難点により、高度の熟練と忍耐を要する作
業である。
に塗装することが困難である。 (3)上記の難点により、高度の熟練と忍耐を要する作
業である。
【0009】また、図6等のような従来の自動塗装機で
は次に掲げる(4)〜(7)ような難点があった。
は次に掲げる(4)〜(7)ような難点があった。
【0010】(4)重量的にかなり重いものが往復動を
する機構であるため、走行足場先端部にこれを搭載する
と、足場の腕が振動して塗装にムラができ、品質面で劣
るものとなる。
する機構であるため、走行足場先端部にこれを搭載する
と、足場の腕が振動して塗装にムラができ、品質面で劣
るものとなる。
【0011】(5)機構的に複雑であり、メンテナンス
が難しい。 (6)価格面で高額である。
が難しい。 (6)価格面で高額である。
【0012】(7)多機能ロボットの場合、屋外での使
用に支障を来す。 本発明はこれらの問題点を解決した機構的にシンプルで
軽量かつ廉価な自動塗装装置を提供することを目的とす
る。
用に支障を来す。 本発明はこれらの問題点を解決した機構的にシンプルで
軽量かつ廉価な自動塗装装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するもので、その要旨とする手段は、長尺の台座上に設
けられた第1の支点に基端側を枢支されて回転するクラ
ンクと、上記台座において上記第1の支点から長手方向
に一定距離を存して設けられた第2の支点に基端側を枢
支され中間部を上記クランクの先端側に滑動可能に連結
されてクランクの回転に応じ揺動するリンクと、上記台
座において上記第1の支点に対して上記第2の支点とは
反対側の部位に上記台座上を長手方向に所要距離滑動可
能に基端側を連結され、中間を上記リンクの先端側とピ
ン連結され、さらに上記リンクの揺動に応じて上記基端
側を滑動させながらスプレー固定装置が取付けられた先
端側が揺動せしめられるスライダクランクとを具備して
なることを特徴とする塗装装置にある。
するもので、その要旨とする手段は、長尺の台座上に設
けられた第1の支点に基端側を枢支されて回転するクラ
ンクと、上記台座において上記第1の支点から長手方向
に一定距離を存して設けられた第2の支点に基端側を枢
支され中間部を上記クランクの先端側に滑動可能に連結
されてクランクの回転に応じ揺動するリンクと、上記台
座において上記第1の支点に対して上記第2の支点とは
反対側の部位に上記台座上を長手方向に所要距離滑動可
能に基端側を連結され、中間を上記リンクの先端側とピ
ン連結され、さらに上記リンクの揺動に応じて上記基端
側を滑動させながらスプレー固定装置が取付けられた先
端側が揺動せしめられるスライダクランクとを具備して
なることを特徴とする塗装装置にある。
【0014】また、好ましくは、上記手段に加えて、上
記クランクを回転駆動する駆動装置と、上記リンクの端
部及びスライダクランクの端部に夫々取付けられたカウ
ンタウエイトとを備える。
記クランクを回転駆動する駆動装置と、上記リンクの端
部及びスライダクランクの端部に夫々取付けられたカウ
ンタウエイトとを備える。
【0015】本発明は上記のように構成されるので次の
作用を有する。即ち、台座上の第1支点を枢支点として
回転するクランクと、上記台座上において上記第1の支
点に対して長手方向に設けられた第2の支点に基端側を
枢支点とし、中間部を上記クランクの先端側に滑動可能
に連結されてクランクの回転に応じ揺動するリンクを備
えるので、クランクの回転によってリンクは垂直な線を
中心線として対称に揺動する。その際、リンクは回転で
はなく、揺動するのであるからクランクと対向した姿勢
となっており、第2支点から見て塗装面より遠い側にあ
る。
作用を有する。即ち、台座上の第1支点を枢支点として
回転するクランクと、上記台座上において上記第1の支
点に対して長手方向に設けられた第2の支点に基端側を
枢支点とし、中間部を上記クランクの先端側に滑動可能
に連結されてクランクの回転に応じ揺動するリンクを備
えるので、クランクの回転によってリンクは垂直な線を
中心線として対称に揺動する。その際、リンクは回転で
はなく、揺動するのであるからクランクと対向した姿勢
となっており、第2支点から見て塗装面より遠い側にあ
る。
【0016】次に、台座上の第1の支点に対して上記第
2の支点とは反対側、つまり塗装面に遠い側に台座の長
手方向に沿って所要距離滑動可能に基端を連結され、先
端側に塗装用のスプレー固定装置を備えて上記塗装面に
向き、かつ、中間を上記リンクの先端側とピン連結され
たスライダクランクを備えるので、結局、クランクが回
転するとリンクが揺動し、リンク先端にピン連結された
スライダクランクが揺動する。その際、スライダクラン
クは回転ではなく、揺動するのであるからリンクと対向
した姿勢となっていて塗装スプレーは塗装面に向いた姿
勢で揺動する。
2の支点とは反対側、つまり塗装面に遠い側に台座の長
手方向に沿って所要距離滑動可能に基端を連結され、先
端側に塗装用のスプレー固定装置を備えて上記塗装面に
向き、かつ、中間を上記リンクの先端側とピン連結され
たスライダクランクを備えるので、結局、クランクが回
転するとリンクが揺動し、リンク先端にピン連結された
スライダクランクが揺動する。その際、スライダクラン
クは回転ではなく、揺動するのであるからリンクと対向
した姿勢となっていて塗装スプレーは塗装面に向いた姿
勢で揺動する。
【0017】従って塗装スプレーから塗料を噴射すると
塗装面(被塗装面)は塗装スプレーの揺動範囲にわたっ
て塗装される。
塗装面(被塗装面)は塗装スプレーの揺動範囲にわたっ
て塗装される。
【0018】その際、スライダクランクは単なる揺動で
はなく、塗装面から遠い基端側を、塗装面にほぼ垂直な
線上を所要距離、滑動しながら揺動するのでスライダク
ランクが揺動中心である塗装面に垂直な線上に到来する
位置ではスライダクランクはその基端側が塗装面から最
も遠い位置まで滑動しており、単なる揺動であれば、船
の側面等の平坦な面に対し、揺動の描く円弧が近接しす
ぎるところ、滑動によって塗装面から遠ざかる方向へ移
動しながら揺動するので、揺動による近接と滑動による
離反とが相殺し合い、塗装面と塗装スプレーの先端との
距離は変動が小さく、塗装ムラが生じない。
はなく、塗装面から遠い基端側を、塗装面にほぼ垂直な
線上を所要距離、滑動しながら揺動するのでスライダク
ランクが揺動中心である塗装面に垂直な線上に到来する
位置ではスライダクランクはその基端側が塗装面から最
も遠い位置まで滑動しており、単なる揺動であれば、船
の側面等の平坦な面に対し、揺動の描く円弧が近接しす
ぎるところ、滑動によって塗装面から遠ざかる方向へ移
動しながら揺動するので、揺動による近接と滑動による
離反とが相殺し合い、塗装面と塗装スプレーの先端との
距離は変動が小さく、塗装ムラが生じない。
【0019】なお、台座は自由に移動してよいので、た
とえば、塗装スプレーの揺動面に垂直な方向に台座を移
動すれば広い塗装面を自動的に塗装できる。
とえば、塗装スプレーの揺動面に垂直な方向に台座を移
動すれば広い塗装面を自動的に塗装できる。
【0020】因みに実施例の図1を模式化した図4を用
い、上述の作用を目視的に再説明すれば以下の通りであ
る。
い、上述の作用を目視的に再説明すれば以下の通りであ
る。
【0021】図4において、塗装スプレー6の先端部に
おいて、ピン10が最上となる位置をP1、ピン10が
水平となる位置をP2及びP4、ピン10が最下となる
位置をP3、としたとき、P1〜P4が直線となるよう
に機構を構成する各要素を設定すると、塗装面14は直
線の往復動により塗装される。
おいて、ピン10が最上となる位置をP1、ピン10が
水平となる位置をP2及びP4、ピン10が最下となる
位置をP3、としたとき、P1〜P4が直線となるよう
に機構を構成する各要素を設定すると、塗装面14は直
線の往復動により塗装される。
【0022】この往復動をする当該自動塗装機を往復動
方向と垂直の方向に移動する自走足場と組み合わせるこ
とにより、一定幅の連続塗装が可能となる。なお、説明
を省略した符号は実施例の図1と同様である。
方向と垂直の方向に移動する自走足場と組み合わせるこ
とにより、一定幅の連続塗装が可能となる。なお、説明
を省略した符号は実施例の図1と同様である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図3に
より説明する。なお、従来例と同様の構造部材には同符
号を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
より説明する。なお、従来例と同様の構造部材には同符
号を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
【0024】図1は本実施形態の側面図、図2はその平
面図、図3は本実施形態の作動、即ち、塗装スプレー6
等の揺動状況を側面図で順次的に示した説明図で、
(a)は塗装スプレー6が揺動の最上端にある場合を、
(b)は揺動の中心にある場合を、(c)は揺動の最下
端にある場合をそれぞれ示す図である。なお、図3中の
P1〜P3は図4の同記号と対応する。
面図、図3は本実施形態の作動、即ち、塗装スプレー6
等の揺動状況を側面図で順次的に示した説明図で、
(a)は塗装スプレー6が揺動の最上端にある場合を、
(b)は揺動の中心にある場合を、(c)は揺動の最下
端にある場合をそれぞれ示す図である。なお、図3中の
P1〜P3は図4の同記号と対応する。
【0025】図1において、1は塗装面14の近傍に、
塗装面14にその長手方向をほぼ垂直に設けられた固定
台(但し、移動可能)、2は固定台1の回転軸7(第1
の支点)に基端側を枢支され、モータ15によりチェー
ンとギヤーを介して回転せしめられるクランク、3は固
定台1の回転軸7より塗装面14に近い側の回転軸9
(第2の支点)に基端側を枢支され、中間部をクランク
2の先端側にスライダ8を介して滑動可能に連結されて
クランク2の回転に応じて図の上下に揺動するリンクで
ある。4はスライダクランクであり、上記固定台1の回
転軸7より塗装面14に遠い側に、固定台1上を所要距
離、滑動可能に、後述するスライダ5を介して基端側を
連結され、先端側に塗装スプレー6を備えて塗装面14
に向くと共に中間をリンク3の先端側とピン10によっ
て連結され、リンク3の揺動に応じて基端側をスライダ
5で滑動させながら先端側、即ち、塗装スプレー6が図
の上下に揺動するようになっている。5はスライダであ
り、スライダクランク4にピン止めされ、固定台1に係
合してスライダクランク4の基端側を固定台1上で滑動
させる。6は塗装スプレーであり、スライダクランク4
の先端側にスプレー固定装置11によって、長手方向の
位置(長さ)調節自由に取付けられ、図示しない塗料ポ
ンプから塗料の圧送を受けて、塗装面14に塗料を噴射
する。7はクランク2の回転軸(第1の支点)、8はク
ランク2の先端にピン止めされ、リンク3に遊合してク
ランク2の回転に応じリンク3上で滑動しながらリンク
3を揺動させるためのスライダ、9は回転軸7より塗装
面14に近い側の固定台1上にあってリンク3の基端側
を枢支する回転軸(第2の支点)である。10はリンク
3の先端とスライダクランク4の中間とをピン連結する
ピン、11は塗装スプレー6をスライダクランク4に固
定するためのスプレー固定装置、12はリンク3の基端
側に、回転軸9を支点とするモーメントバランサとして
設けられたカウンターウエイト、13はスライダクラン
ク4の基端側にスライダ5のピンを支点とするモーメン
トバランサとして設けられたカウンターウエイトであ
る。
塗装面14にその長手方向をほぼ垂直に設けられた固定
台(但し、移動可能)、2は固定台1の回転軸7(第1
の支点)に基端側を枢支され、モータ15によりチェー
ンとギヤーを介して回転せしめられるクランク、3は固
定台1の回転軸7より塗装面14に近い側の回転軸9
(第2の支点)に基端側を枢支され、中間部をクランク
2の先端側にスライダ8を介して滑動可能に連結されて
クランク2の回転に応じて図の上下に揺動するリンクで
ある。4はスライダクランクであり、上記固定台1の回
転軸7より塗装面14に遠い側に、固定台1上を所要距
離、滑動可能に、後述するスライダ5を介して基端側を
連結され、先端側に塗装スプレー6を備えて塗装面14
に向くと共に中間をリンク3の先端側とピン10によっ
て連結され、リンク3の揺動に応じて基端側をスライダ
5で滑動させながら先端側、即ち、塗装スプレー6が図
の上下に揺動するようになっている。5はスライダであ
り、スライダクランク4にピン止めされ、固定台1に係
合してスライダクランク4の基端側を固定台1上で滑動
させる。6は塗装スプレーであり、スライダクランク4
の先端側にスプレー固定装置11によって、長手方向の
位置(長さ)調節自由に取付けられ、図示しない塗料ポ
ンプから塗料の圧送を受けて、塗装面14に塗料を噴射
する。7はクランク2の回転軸(第1の支点)、8はク
ランク2の先端にピン止めされ、リンク3に遊合してク
ランク2の回転に応じリンク3上で滑動しながらリンク
3を揺動させるためのスライダ、9は回転軸7より塗装
面14に近い側の固定台1上にあってリンク3の基端側
を枢支する回転軸(第2の支点)である。10はリンク
3の先端とスライダクランク4の中間とをピン連結する
ピン、11は塗装スプレー6をスライダクランク4に固
定するためのスプレー固定装置、12はリンク3の基端
側に、回転軸9を支点とするモーメントバランサとして
設けられたカウンターウエイト、13はスライダクラン
ク4の基端側にスライダ5のピンを支点とするモーメン
トバランサとして設けられたカウンターウエイトであ
る。
【0026】次に上記構成の作用について説明する。図
1、図2において、モータ15を駆動するとクランク2
が回転する。これにより、リンク3が回転軸9を支点に
図の上下に揺動する。リンク3の揺動に伴い、ピン10
で連結されたスライダクランク4が上下に揺動する。そ
の際、リンク3、スライダクランク4は相互にピン10
で連結(枢支)されているので、回転軸9、ピン10、
スライダ5(のピン)間の不変の合計長さが固定台1に
投影する長さは刻々変ることとなり、回転軸9位置は不
動であるから、その長さの変化分をスライダ5が滑動す
ることとなる。
1、図2において、モータ15を駆動するとクランク2
が回転する。これにより、リンク3が回転軸9を支点に
図の上下に揺動する。リンク3の揺動に伴い、ピン10
で連結されたスライダクランク4が上下に揺動する。そ
の際、リンク3、スライダクランク4は相互にピン10
で連結(枢支)されているので、回転軸9、ピン10、
スライダ5(のピン)間の不変の合計長さが固定台1に
投影する長さは刻々変ることとなり、回転軸9位置は不
動であるから、その長さの変化分をスライダ5が滑動す
ることとなる。
【0027】従って、仮りにスライダ5が不動、ピン1
0が滑動可能であった場合の揺動による塗装スプレー6
の塗装面14への近接(固定台1と一致したときの)
は、実際にはスライダ5が滑動して塗装面14から遠ざ
かる移動量によって相殺される。このようにして塗装ス
プレー6の先端と塗装面14との間隙は比較的一定に保
たれる。
0が滑動可能であった場合の揺動による塗装スプレー6
の塗装面14への近接(固定台1と一致したときの)
は、実際にはスライダ5が滑動して塗装面14から遠ざ
かる移動量によって相殺される。このようにして塗装ス
プレー6の先端と塗装面14との間隙は比較的一定に保
たれる。
【0028】以上のような状況下で塗装スプレー6から
塗料を噴射すると塗装スプレー6の揺動範囲にわたって
塗装面14は幅広く塗装される。
塗料を噴射すると塗装スプレー6の揺動範囲にわたって
塗装面14は幅広く塗装される。
【0029】このような状態で、さらに固定台1を、た
とえば図1の紙面の奥ゆき方向に走行足場等で自走させ
れば塗装面14は塗装スプレー6の揺動面の垂直方向に
も塗装されるので結果として広大な面を自動的に、かつ
能率的にしかもムラなく塗装することができる。
とえば図1の紙面の奥ゆき方向に走行足場等で自走させ
れば塗装面14は塗装スプレー6の揺動面の垂直方向に
も塗装されるので結果として広大な面を自動的に、かつ
能率的にしかもムラなく塗装することができる。
【0030】なお、図3は上記作動状況を念のために
(a)〜(c)の3行程で図示したものである。
(a)〜(c)の3行程で図示したものである。
【0031】本実施形態では回転軸7,9、スライダ5
等の設置を1本の固定台1に設けたが、固定台1は棒状
に限定されるものではなく、要するにたとえば図1に示
すような位置関係が合目的に維持されていればよい。ま
た、装置姿勢を変更して塗装スプレー6の噴射角を斜め
に変えたりすることは当然に自由である。
等の設置を1本の固定台1に設けたが、固定台1は棒状
に限定されるものではなく、要するにたとえば図1に示
すような位置関係が合目的に維持されていればよい。ま
た、装置姿勢を変更して塗装スプレー6の噴射角を斜め
に変えたりすることは当然に自由である。
【0032】また、当然のことながら、塗装面14が、
たとえばコンベア等で図1の奥ゆき方向に移動する場合
は、本実施形態の装置自身の移動は必要ない。
たとえばコンベア等で図1の奥ゆき方向に移動する場合
は、本実施形態の装置自身の移動は必要ない。
【0033】以上の通り、本実施形態によれば、たとえ
ば船舶外板等の広大な塗装面をきわめて能率的に、か
つ、ムラなく塗装できるという利点がある。
ば船舶外板等の広大な塗装面をきわめて能率的に、か
つ、ムラなく塗装できるという利点がある。
【0034】また、きわめて簡便な装置で目的を達せら
れるので、コストが低く、かつ、メンテナンスも容易と
いう利点がある。
れるので、コストが低く、かつ、メンテナンスも容易と
いう利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の(1)〜(9)の効果を有する。
の(1)〜(9)の効果を有する。
【0036】(1)簡易な構造であるため、軽量化とす
ることができ、人が持ち運びすることもできる。
ることができ、人が持ち運びすることもできる。
【0037】(2)軽量化により走行足場上での振動問
題を回避することができる。 (3)簡易な構造であるため、屋外の稼働が可能であ
り、メンテナンスも容易である。
題を回避することができる。 (3)簡易な構造であるため、屋外の稼働が可能であ
り、メンテナンスも容易である。
【0038】(4)低価格で得られる。 (5)装置の角度を変えて使用することにより、あらゆ
る方向の塗装が可能である。
る方向の塗装が可能である。
【0039】(6)作業員が遠隔操作することができ、
雰囲気の悪い作業環境から開放される。
雰囲気の悪い作業環境から開放される。
【0040】(7)塗装厚さを均一に保持できる。 (8)塗装速度を調整することにより、塗装厚さを任意
に調整できる。
に調整できる。
【0041】(9)クランクやリンクを結合するピンの
位置を調整できるようにすれば、塗装幅の調整も可能で
ある。
位置を調整できるようにすれば、塗装幅の調整も可能で
ある。
【図1】本発明の実施形態の自動塗装機の側面図、
【図2】上記実施形態の平面図、
【図3】上記実施形態の作動状態を側面図で順次的に示
した説明図で、(a)は塗装スプレー6が揺動の最上端
にある場合を、(b)は揺動の中心にある場合を、
(c)は揺動の最下端にある場合を各々示す図、
した説明図で、(a)は塗装スプレー6が揺動の最上端
にある場合を、(b)は揺動の中心にある場合を、
(c)は揺動の最下端にある場合を各々示す図、
【図4】本発明の作用を、理解を容易にするため、図1
のモデルで模式的に示した参考図、
のモデルで模式的に示した参考図、
【図5】従来の手作業による塗装の模式図、
【図6】従来の自動塗装機の模式的側面図である。
1 固定台(台座) 2 クランク 3 リンク 4 スライダクランク 5 スライダ 6 塗装スプレー 7 回転軸 8 スライダ 9 回転軸 10 ピン 11 スプレー固定装置 12,13 カウンターウエイト 14 塗装面 15 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−28032(JP,A) 特開 昭53−9843(JP,A) 特開 昭46−6383(JP,A) 特開 昭53−7746(JP,A) 特開 昭53−9842(JP,A) 特公 昭49−48168(JP,B1) 特公 昭44−11276(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 13/00 - 13/04 B05B 15/00 B05B 15/06 - 15/10 B05B 3/02 - 3/14
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺の台座上に設けられた第1の支点に
基端側を枢支されて回転するクランクと、上記台座にお
いて上記第1の支点から長手方向に一定距離を存して設
けられた第2の支点に基端側を枢支され中間部を上記ク
ランクの先端側に滑動可能に連結されてクランクの回転
に応じ揺動するリンクと、上記台座において上記第1の
支点に対して上記第2の支点とは反対側の部位に上記台
座上を長手方向に所要距離滑動可能に基端側を連結さ
れ、中間を上記リンクの先端側とピン連結され、さらに
上記リンクの揺動に応じて上記基端側を滑動させながら
スプレー固定装置が取付けられた先端側が揺動せしめら
れるスライダクランクとを具備してなることを特徴とす
る塗装装置。 - 【請求項2】 上記クランクを回転駆動する駆動装置
と、上記リンクの端部及びスライダクランクの端部に夫
々取付けられたカウンタウエイトとを備えた請求項1に
記載の塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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