JP2876991B2 - 高層建築物における鉄骨組方法 - Google Patents
高層建築物における鉄骨組方法Info
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Description
最上階の鉄骨組みを行えるようにした高層建築物におけ
る鉄骨組方法に関するものである。
を持った作業ステージを各階の構築毎に上昇させつつ、
これに設けた天井クレーンにより資材を吊り上げながら
工事を行ない、全天候に対応させるとともに、安全性を
高めた工法がある。また工事完了後この作業ステージを
撤去せずに、最上階の鉄骨組構造に転用する方法も開発
され、例えば特開平03−87438号公報に示す高層
建築物における鉄骨材の構築方法が開示されている。
ラス組構造の梁を順次上昇させつつその下部に建築物を
構築し、構築が完了すると、梁を構築部分の最上部に設
置し、これをそのまま最上階における鉄骨組構造に転用
するものである。
下弦材及びこれらをつなぐ束材とからなるものであり、
上弦材を最上階の梁とし下弦材をその1階下の梁とし、
束材を下方に延長して既設の柱の頂部に連結することに
より2階分の鉄骨組構造としていた。
テージには天井走行クレーン及びその付属物が設けられ
ているため、転用するに当たってはこれら付属物を解体
する必要があり、束材の連結後はまず仮設足場を組立
て、その後これを足場として解体作業を行わなければな
らず、仮設足場を要する分だけ作業工数がかかってい
た。
て、その目的は、作業ステージを建築物の鉄骨組に転用
する上で作業ステージの付属物撤去に仮設足場を必要と
することなく、容易に解体撤去できるようにした高層建
築物における鉄骨組方法を提供するものである。
め、本発明は、上弦材と下弦材及びこれらをつなぐ束材
を主体としたトラス組構造の梁を備えた建築用作業ステ
ージを昇降装置を介して上昇させつつ高層建築物の最上
階まで構築する方法において、前記最上階より一階下ま
で構築後に、前記昇降装置により前記梁を前記階下の上
面の適宣位置まで下降させた状態で前記梁の下部に設置
されている天井クレーンを解体撤去し、次いで前記梁を
さらに下降させて前記束材を前記階下の柱の頂部に連結
し、さらに前記下弦材を解体撤去することで、前記作業
用ステージの上弦材と束材を建築物の最上階における鉄
骨組みとすることを特徴とする。
る建築分の最上階の1階分の骨組みに転用される。転用
にあたり、天井クレーンその多の付属物の解体撤去作業
は、階下の床面を足場として行なえるため、解体のため
の仮設支保工が不要となる。
に説明する。図1(a)〜(d)は本発明方法を26階
建てのPCa構造のビルの構築に適用した場合における
最上階の構築手順の説明図である。図におけるビルは梁
1及び柱2をラーメン構造に組立てたPCa造りのビル
であり、(a)においては最上階の1階下である25階
まで建築が完了し、その上部を所定高さをおいて作業ス
テージ3によって覆っており、最上階の構築準備状態と
なっている。
に垂設され、ビルの既設部分の外壁に仮固定された複数
のラック柱5の外周に挿通されたさや管6と、さや管6
の上端に配置され、前記ラック柱5に係合して作業ステ
ージ3を昇降動作させる複数の昇降装置7と、梁4の下
部に走行可能に配置された天井クレーン8及びその付属
物などを備えたもので、昇降装置7は図示しないが、前
記ラック柱5に歯合するピニオン及びこのピニオンの正
逆転用駆動モータを備えている。
らをつなぐ束材4cとを主体に構成され、これらの間を
ブレース(斜桁)4dで連結したトラス組構造のもの
で、上弦材4aの上部には図示しない仮設屋根が張設さ
れ、これによって全天候に対応した工事を可能としてい
る。
階の部材として転用されるもので、それを前提として部
材の断面が決定され、下弦材4bの部材断面は、そうし
て決定された上弦材4a及び束材4cの部材を使用した
トラスが作業ステージとして要求される構造的耐力を発
揮できる必要最小限の部材断面とする。また、束材4c
は、既設の柱の直上の位置に配置させることが望まし
い。
作させることにより、梁4は下降し、天井クレーン8は
26階の床面付近に近づき、したがってこの状態で下降
停止させることにより、(b)に示すように、天井クレ
ーン8及びクレーンガータ等の付属物を仮設足場を要す
ることなく解体撤去することができる。
動作することにより、(c)に示すように、下弦材4b
及び束材は26階の床面に着底する。この状態では束材
4bは既設柱2と同一鉛直線上に配置される。この段階
で束材を既設柱2の上端にボルトなどを介して連結し、
連結作業終了後は下弦材4b及びブレース4dを撤去す
るとともに、ラック柱5,さや管6及び昇降装置7その
他の付属物を撤去することで、最上階である26階部分
の鉄骨組構造を得ることができる。
井面を足場として撤去作業が可能である。また、撤去し
た下弦材4bはペントハウス等の鉄骨組み構造に転用で
き、これらの移動及び建物外壁面における撤去作業には
ジブクレーン等が用いられる。
び束材4cの周囲に必要に応じて鉄筋を配筋し、型枠を
セットし、コンクリートを打設し、SC造り,またはS
RC造りにより最上階である26階を完成できるのであ
る。
は、最上階をペントハウスとして利用し、ペントハウス
として利用しない部分の作業ステージの部材もそのまま
残してもよい。この場合は、周囲に目隠し用の囲い板を
張る。
に、本発明にかかる高層建築物における鉄骨組方法にあ
っては、作業ステージを建物の最上階の鉄骨組に転用す
るにあたり、作業ステージの付属物の解体撤去に仮設足
場を要することがないため、工期の短縮を図る上で好適
である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 上弦材と下弦材及びこれらをつなぐ束材
を主体としたトラス組構造の梁を備えた建築用作業ステ
ージを、昇降装置を介して上昇させつつ高層建築物の最
上階まで構築する方法において、 前記最上階より一階下まで構築後に、前記昇降装置によ
り前記梁を前記階下の上面の適宣位置まで下降させた状
態で前記梁の下部に設置されている天井クレーンを解体
撤去し、次いで前記梁をさらに下降させて前記束材を前
記階下の柱の頂部に連結し、さらに前記下弦材を撤去す
ることで、前記作業用ステージの上弦材及び束材を建築
物の最上階における鉄骨組みとすることを特徴とする高
層建築物における鉄骨組方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13434694A JP2876991B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 高層建築物における鉄骨組方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13434694A JP2876991B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 高層建築物における鉄骨組方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084302A JPH084302A (ja) | 1996-01-09 |
JP2876991B2 true JP2876991B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15126216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13434694A Expired - Lifetime JP2876991B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 高層建築物における鉄骨組方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876991B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117211535A (zh) * | 2023-08-31 | 2023-12-12 | 上海宝冶集团有限公司 | 一种核心筒结构免搭设悬挑脚手架的施工方法 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13434694A patent/JP2876991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084302A (ja) | 1996-01-09 |
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