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JP2876740B2 - カレンダ用ドリルドロール - Google Patents

カレンダ用ドリルドロール

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Publication number
JP2876740B2
JP2876740B2 JP20750790A JP20750790A JP2876740B2 JP 2876740 B2 JP2876740 B2 JP 2876740B2 JP 20750790 A JP20750790 A JP 20750790A JP 20750790 A JP20750790 A JP 20750790A JP 2876740 B2 JP2876740 B2 JP 2876740B2
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JP
Japan
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roll
peripheral portion
heating
temperature
heat medium
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP20750790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0491912A (ja
Inventor
光之 漆原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority to JP20750790A priority Critical patent/JP2876740B2/ja
Publication of JPH0491912A publication Critical patent/JPH0491912A/ja
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Publication of JP2876740B2 publication Critical patent/JP2876740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプラスチック等の熱間圧延成形に用いるカレ
ンダ用ドリルドロールに関するものである。
[従来の技術] カレンダにおいて、プラスチック等の樹脂を、たとえ
は、170〜210℃の高温で熱間圧延成形するために用いら
れている従来のドリルドロールは、第4図に一例を示す
如く、ロール本体1の軸心部にセンター孔2を設け、該
センター孔2内に、ロール本体1の一方の軸端部1aより
他方の軸端部1bへ向けて途中の位置まで内管3を挿入し
て開口させ、且つ上記ロール本体1内の外周部に、第5
図に示す如きトリプルパスの流路構成とした温度調節用
通路4を周方向に所定間隔で多数配列すると共に、該各
温度調節用通路4の入口端4aと出口端4bを、上記内管2
の外周部にセンター孔2ト内接するように取り付けた仕
切部材9を境とするセンター孔2内の左右の位置に開口
させ、ロール本体1の一方の軸端部1bに装着したロータ
リージョイント5部の熱媒体入口6から上記センター孔
2内に供給した熱媒体(加熱オイルや加圧熱水等)8
を、上記温度調節用通路4を流通させた後、内管3内を
通して上記ロータリージョイント5部の熱媒体出口7よ
り排出させられるようにし、上記温度調節用通路4を通
る際の熱媒体8の熱で被加工材と接するロール表面1cの
温度を所定の温度に調節して維持させられるようにして
ある。
しかし、上記従来のドリルドロールを用いて樹脂の圧
延成形作業を行うと、圧延力によりロールに撓みが発生
する問題がある。ロールに撓みが発生すると、被加工材
の厚み精度を著しく劣化させるので、上記撓みを何らか
の手段で補正することが必要である。
そのため従来では、ロールに固定クラウンを付ける方
式、ロールをクロスに配置して圧延を行うロールクロス
方式、ロールにベンディングを掛けて圧延を行うロール
ベンディング方式等がロールの撓みを補正する手段とし
て用いられている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、ロールに固定クラウンを付ける方式の場合
は、一定の圧延力にしか適用できず、又、ロールクロス
及びロールベンディング方式の場合は、補正曲線が2次
式であるのに対してロールの撓み曲線が4次式であり、
曲線に誤差があって一致しないため正確に補正を行うこ
とができず、更に、ロールベンディング方式の場合は、
補正を行うとロール間隙まで変化してしまうため設定が
難しく、使いこなすには熟練を要する、等の問題があ
る。
上記ドリルドロールの圧延時の撓みを補正するために
は、ロール自体で自在にクラウンを調節できることが望
ましい。ロール自体のクラウンを調節することができる
ものとして、鋼板用の圧延ロールでは、たとえば特開昭
53−83958号公報に示されている。これは、スリーブ式
ロールのアーバーとスリーブとの間に電熱材を設け、そ
の電熱材に通電し、スリーブを熱膨張させてロールクラ
ウン量をコントロールできるようにしたものである。し
かしながら、かかる特開昭53−83958号公報に示された
技術を単にカレンダ用ドリルドロールに採用すると、ロ
ールクラウンを調節することはできるが、それに伴って
ロール表面の温度が大きく変化してしまむため、製品品
質に悪影響を与えてしまう。又、このことは、従来、一
部で実施されていた撓み補正方式であるところの、ロー
ル表面の外側から部分的に加熱してクラウンを変化させ
る方式についても同様にいえる問題である。
そこで、本発明は、ロール表面の温度を大きく変化さ
せることなくロールクラウンを自在に調節することがで
きるようにしようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、ロール本体の
軸心部に設けたセンター孔よりロール本体内の外周部に
設けた温度調節用通路に熱媒体を流通させることにより
ロール表面の温度を調節可能としてあるカレンダ用ドリ
ルドロールにおいて、上記センター孔によるロール本体
の内周部に、複数の加熱ゾーンが形成されるよう電気加
熱ヒータを軸心に沿わせて複数個所設置してなる構成と
する。又、電気加熱ヒータに代えて、熱媒体を流通させ
る加熱用通路を設けた構成としてもよい。
[作用] 電気加熱ヒータ又は加熱用通路によりロール本体の軸
心方向に複数の加熱ゾーンが形成されるため、各ゾーン
の温度をコントロールすることによりロールクラウンを
自在に調節することができる。この際、上記加熱ゾーン
はロール本体の内周部にあるため、この部分が熱膨張、
収縮を行うことによりロール表面の温度を大きく変化さ
せることはない。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すもので、
第4図に示すカレンダ用ドリルドロールと同様に、ロー
ル本体1の軸心部に設けたセンター孔2によりロール本
体1の外周部に設けた温度調節用通路4に熱媒体8を流
通させることによりロール表面1cの温度を調節させられ
るようにしてある構成において、上記センター孔2によ
るロール本体1の内周部に、該ロール本体1の内周部の
中央部及びその両側に3つの加熱ゾーンZ1,Z2,Z3が形成
されるよう電気加熱ヒータ10を軸心に沿わせて3個所設
置し、且つこれら電気加熱ヒータ10を保持させるため、
内管3の外周に位置してセンター孔2に内接するよう
に、ロール本体1の軸端部1bより軸端部1aへ向けてセン
ター孔2の途中の位置までホルダー管11を挿入し、該ホ
ルダー管11を保持させた各電気加熱ヒータ10に通電を行
ってロール本体1の内周部を加熱ゾーンZ1,Z2,Z3毎に熱
膨張させることによりロール表面1cの径を変化させてロ
ールクラウンを自在に調節させられるようにし、更に、
上記各電気加熱ヒータ10による熱をロール表面1c側へ伝
え難くさせるため、上記ロール本体1内には、温度調節
用通路4の内側の位置に、軸心方向に沿って延びるキリ
孔12を周方向に多数設け、該各キリ孔12内に断熱材13を
充填させた構成とする。なお、第1図中、14は温度調節
用通路4の出口端4bが内管3と連通するようにホルダー
管11に設けた開口、21はシール、22はスリップリングを
示す。又、第1図において、第4図と同一部分は同一符
号にて示してある。
今、たとえば、軸心方向中央部の電気加熱ヒータ10の
みに通電を行うと、ロール本体1の内周部は中央部の加
熱ゾーンZ1が加熱され、その部分のみが熱膨張を起すこ
とになるため、ロール本体1は中央部の直径を大きくす
ることができる。一方、両端部の電気加熱ヒータ10のみ
に通電を行うと、ロール本体1の内周部は両側の加熱ゾ
ーンZ2,Z3が加熱され、その部分のみが熱膨張が起すこ
とになるため、ロール本体1は中央部を挟む位置の直径
を大きくすることができる。このように、本発明におい
ては、通電する電気加熱ヒータ10を選択してゾーンコン
トロールすることにより、ロールクラウンを自在に調節
することができる。したがって、圧延時のロールの撓み
に合わせてロールクラウンを調節することによりロール
の撓みを容易に補正することができる。
上記において、ロールクラウンを調節するために加熱
する部分はロール本体1の内周部であり、しかも、この
際、外周部に設けられている温度調節用通路4の内側に
は、キリ孔12に充填した断熱材13が層状に配置してある
ため、内周部の熱をロール表面1c側へ伝え難くすること
ができ、これによりロール表面1cの温度を大きく変化さ
せてしまうことがなく、被加工材へ悪影響を及ぼすこと
を防止することができる。なお、この場合、上記断熱材
13は必ずしも必要なものではなく、たとえば、内周部の
熱がロール表面側へ伝っていったとしても、温度調節用
通路4内を流通させる熱媒体8の温度を調節することに
よりロール表面1cの温度を一定に維持することができ
る。
次に、第3図は本発明の他の実施例を示すもので、上
記第1図及び第2図における電気加熱ヒータ10に代え
て、ロール本体1内の外周部の温度調節用通路4に流す
ものと同様な熱媒体8を流せるようにした加熱用通路15
を、ロール本体1の内周部に設けたものである。すなわ
ち、センター孔2に内接させたホルダー管11の外周部に
螺旋状の加熱用通路15を3つに区画形成して保持させる
と共に、該各熱用通路15をロール本体1の内周部に加熱
ゾーンZ1,Z2,Z3が形成されるように配置し、且つ上記ホ
ルダー管11の一端部をロール本体1の一方の軸端部1aよ
り突出させ、該ホルダー管11の突出部の外周にロータリ
ージョイント16を装着して、該ロータリージョイント16
に、上記加熱用通路15に対応させて熱媒体入口17と熱媒
体出口18を設け、該加熱媒体入口17及び熱媒体出口18と
上記各加熱用通路15とを、ホルダー管11内に設けた供給
路19及び排出路20を介して連絡させ、熱媒体入口17より
供給した熱媒体8を供給路19を経て加熱用通路15へ流通
させた後、排出路20を経て熱媒体出口18より排出させら
れるようにしたものである。なお、第3図において、第
1図と同一部分には同一符号が付してある。
第3図の実施例の場合には、外周部の温度調節用通路
4に流す熱媒体8とは異なる温度の熱媒体8の加熱用通
路15に流すことにより、熱媒体8を流した加熱用通路15
に対応する各熱ゾーンのみを加熱することができるの
で、上記実施例の場合と同様にしてロールクラウンを自
在に調節することができる。
なお、上記実施例では、ロール軸心に沿わせてロール
本体1の内周部に3つの加熱ゾーンZ1,Z2,Z3を形成させ
る場合を示したが、この加熱ゾーンの数は任意に選定で
きること、又、本発明のドリルドロールによるロールク
ラウンの調節とロールクロス方式等の他の撓み補正方式
を併用することは任意であること、その他本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明のカレンダ用ドリルドロール
によれば、ロール本体の内周部に、複数の加熱ゾーンが
形成されるように電気加熱ヒータ又は熱媒体を流通させ
る加熱用通路を設けたので、ロール本体の内周部を加熱
ゾーン毎に熱膨張させることができ、これによりロール
表面の温度を大きく変化させることなくロールクラウン
を自在に調節することができ、従来、困難であった圧延
時のロールの撓み補正を容易に行うことができて、製品
精度の向上を図ることができる、という優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカレンダ用ドリルドロールの一実施例
を示す断面図、第2図は第1図のII−II矢視図、第3図
は本発明の他の実施例を示す断面図、第4図は従来のド
リルドロールの一例を示す断面図、第5図は温度調節用
通路の通路構成を示す概略図である。 1……ロール本体、2……センター孔、4……温度調節
用通路、8……熱媒体、10……電気加熱ヒータ、15……
加熱用通路、Z1,Z2,Z3……加熱ゾーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28C 43/46,43/52 B28C 43/22 - 43/24 B21B 27/00 - 27/10 F16C 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール本体の軸心部に設けたセンター孔よ
    りロール本体内の外周部に設けた温度調節用通路に熱媒
    体を流通させることによりロール表面の温度を調節可能
    としてあるカレンダ用ドリルドロールにおいて、上記セ
    ンター孔の内周部に、軸心方向に区画された加熱ゾーン
    が形成されるよう電気加熱ヒータを軸心に沿わせて設置
    してなることを特徴とするカレンダ用ドリルドロール。
  2. 【請求項2】電気加熱ヒータに代えて、外周部に設けた
    温度調節用通路を通す熱媒体と異なる温度の熱媒体を流
    通させる加熱用通路を設けた請求項(1)記載のカレン
    ダ用ドリルドロール。
JP20750790A 1990-08-07 1990-08-07 カレンダ用ドリルドロール Expired - Lifetime JP2876740B2 (ja)

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