JP2874729B2 - 直交周波数分割多重信号送受信装置 - Google Patents
直交周波数分割多重信号送受信装置Info
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Landscapes
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
分割多重 Orthogonal Frequency
Division Multiplexing)信号
送受信装置に係り、特にディジタル移動通信に好適なO
FDM信号送受信装置に関する。
置について説明する。まず、ディジタル情報データ信号
が、入力端子を介して直並列変換回路70に供給され、
必要に応じて誤り訂正符号の付与がなされる。この回路
70の出力信号は、IFFT回路71に供給され、その
出力信号は、マルチパス歪を軽減させるためのガードイ
ンターバル回路72を介して、D/A変換器73に供給
される。ここでアナログ信号に変換され、次のLPF7
4により必要な周波数帯域の成分のみが通過させられ
る。アナログ値のリアル、イマジナリパートの出力信号
は、直交変調器75に供給され、OFDM信号が出力さ
れる。
に周波数変換器76により周波数変換されて、次の送信
部77に供給され、これを構成しているリニア増幅器と
送信アンテナとを介して、送信される。中間周波数発生
回路78の出力信号と90°シフト回路78Aを介した
信号とが直交変調器75に夫々供給される。また、この
回路78の出力信号は、クロック信号発生回路79に供
給される。回路79の出力クロック信号は、直並列変換
回路70、IFFT回路71、ガードインターバル回路
72、D/A変換器73に夫々供給される。
装置について説明する。受信部80は、これを構成して
いる受信アンテナにより得た前記送信部77からの信号
を高周波増幅器により増幅し、搬送波周波数を中間周波
数に変換する周波数変換器81を介して、中間周波増幅
回路82に供給され、更に、直交復調器83に供給され
る。回路82の出力信号はキャリア検出回路90を介し
て中間周波数発生回路89に供給される。回路89の出
力信号と90°シフト回路89Aを介した信号とが、直
交復調器83に夫々供給されて、リアル、イマジナリパ
ートの出力信号が復号される。直交復調器83の出力信
号は、LPF84を介してA/D変換器85に供給さ
れ、ディジタル信号に変換されると共に、直交復調器8
3の出力信号は、同期信号発生回路91にも供給され
る。
路86を介して、FFT,QAM復号回路87に供給さ
れる。このFFT、QAM復号回路87は供給される同
期信号発生回路91の同期信号を基にして、複素フーリ
エ演算を行ない、入力信号の各周波数毎の実数部、虚数
部信号(リアルパート、イマジナリパート)のレベルを
求め、ディジタル情報伝送用キャリアで伝送される量子
化されたディジタル信号のレベルが求められ、ディジタ
ル情報が復号される。FFT,QAM復号回路87の出
力信号は、並直列変換回路88を介して出力される。こ
こで、送信装置の中間周波数と受信装置の中間周波数と
が完全に一致しておれば変調成分のみが得られ、問題は
ないが、中間周波数発生回路、周波数変換器の局部発振
器(図示せず)に周波数安定度が高くないものを使用し
たり、両出力信号間に位相誤差があったりすると、それ
以降の復調動作に影響を与え、シンボルエラーの発生確
率が増大する。
置においては、受信側ですべての搬送波の位相を時間軸
の変動成分を有することなく、完全に再生することは、
大変困難であり、更に、マルチパス歪みを軽減するため
に、送信側でガードインターバル回路が設定されている
ので、このような条件の送信信号を受信する場合は、有
効シンボル期間部分とガードインターバル部分とで、伝
送信号の位相を送信側と完全に同一状態で再生すること
は、一層困難であるという問題があった。 本発明は上
記の点に着目してなされたものであり、OFDMの特定
キャリアをパイロット信号用キャリアとして設定し、こ
れにより、受信側の同期関係を一定に保持出来るように
したOFDM信号送受信装置を提供することを目的とす
る。
受信装置は、ディジタル情報信号が供給され多値QAM
変調信号を発生させるIFFT,パイロット信号生成回
路と、前記変調信号の一部を所定の時間繰り返して伝送
するように構成するガードインターバル設定回路と、前
記両回路を駆動するクロック信号発生回路とを有し、前
記IFFT,パイロット信号生成回路複数より複数のシ
ンボル周期(以下、シンボル周期をシンボル期間あるい
はシンボル区間とも記す。)において角度変調成分が一
定に保持される高次周波数のパイロット信号を発生さ
せ、前記パイロット信号は前記ガードインターバル設定
回路で設定されるガードインターバル区間内で整数波長
存在し、前記区間を含めて連続的に送出されるようにし
て上述の目的を達成するものである。
ついて、添付の図1乃至図4を参照して、以下に説明す
る。図1は、本発明のOFDM信号送信装置の実施例で
あり、ここで伝送されるディジタルデータは、圧縮され
たオーディオ、ビデオ信号等である。OFDM信号送信
装置は、多数のキャリアを直交して配置し、夫々のキャ
リアで独立したディジタル情報を伝送するもので、キャ
リアが直交しているので、隣接するキャリアのスペクト
ラムは当該キャリアの周波数位置で零になる。この直交
するキャリアを作るためIFFT回路技術が使用され
る。IFFTにおける窓区間である時間間隔Tの間にN
個の複素数による逆DFT(離散フーリエ変換)を実行
すれば、OFDM信号を生成でき、逆DFTの各点が変
調信号出力に相当する。前記Nは、IFFTやFFTの
周期とも呼ばれ、詳細は、コロナ社発行(発行日:19
93年5月20日)の「テレビジョン学会編 今井 聖
著信号処理工学」の第74〜75ページなどで説明され
ている。
仕様は、下記に示す通りである。 (a) 中心キヤリア周波数…100MHz (b) 伝送用キャリア数…248波 (c) 変調方式…256QAM OFDM (d) 使用キャリア数…257波 (e) 伝送帯域幅…100kHz, 使用帯域幅…99kHz (f) 転送レート…750kbps (g) ガードインターバル…60.6μsec 図1に示すように、例えば、MPEG等の符号化方式に
より情報信号が圧縮されたオーディオ、ビデオ信号であ
るディジタル情報信号が、入力端子1を介して直並列変
換回路2に供給され、必要に応じ誤り訂正符号の付与が
なされる。この回路2で、入力信号は、256QAM変
調用信号として配列され、出力される。この256QA
M変調は、情報を伝送すべき各キャリアに対して、振幅
方向に16レベル、角度方向に16レベルを定義し、1
6×16の256の値を特定して伝送する方式である。
本実施例では、257波のキャリアの内、248波を用
いて情報を伝送するようにして、残りの9波は、キャリ
ブレーション用、その他の補助信号の伝送用として使用
される。
に248バイトのディジタルデータ、即ち、1シンボル
期間中に4ビットずつの並列データ248組を出力する
ように構成する。直並列変換回路2の出力信号は、IF
FT,パイロット信号生成回路3に供給される。この回
路3は、クロック信号発生回路10から出力されるクロ
ック信号により動作し、248波のキャリアに対し、2
56QAM変調を行ない、各出力信号をリアル、イマジ
ナリ成分として出力する。また、IFFT、パイロット
信号生成回路3では周期NのIFFT回路が用いられて
おり、このIFFT回路で設定される各有効シンボル期
間におけるN個の離散周波数点(サンプル点)に対応し
た離散周波数点情報が、前記IFFT、パイロット信号
生成回路3から出力される。ナイキスト周波数は、前記
周期NのIFFTにおけるサンプルクロック周波数の1
/2に相当し、パイロット信号は、前記ナイキスト周波
数が持つ情報即ちナイキスト周波数情報として伝送され
る。このナイキスト周波数は前記サンプルクロック周波
数の1/2であるため、受信装置で前記ナイキスト周波
数情報を復号、逓倍し、FFT回路を動作させるための
標本化位置信号(サンプルクロック信号)をつくること
ができる。このナイキスト周波数情報は、IFFT,パ
イロット信号生成回路3のIFFTの実数部入力端子R
(虚数部入力端子I)におけるN/2番目の周波数の端子
に一定レベルの信号を印加することにより得られる。
路3の出力信号は、次のRAM(ランダムアクセスメモ
リ)4Aを有するガードインターバル設定回路4に供給
され、このガードインターバル設定回路4により、伝送
路におけるマルチパス歪を軽減させるための所定区間の
ガードインターバルが図3に示されるように設定され
る。ガードインターバル設定回路4は、クロック信号発
生回路10から出力されるクロック信号により動作し、
IFFT,パイロット信号生成回路3より得られる窓区
間(有効シンボル期間ts)内の最後の部分を、窓区間の
直前にも配置する。この達成の為に、ガードインターバ
ル設定回路4は、これが有するRAM(4A)に取り込
んだ、IFFT,パイロット信号生成回路3よりの信号
を読み出すときに、有効シンボル期間の最後の期間(g
iに等しくこの期間を設定する。)から読み出しては、
有効シンボル期間の最初に戻り、有効シンボル期間ts
のデータを読み出して、シンボル期間taの信号を送出
するようにしている。前記ナイキスト周波数情報(パイ
ロット信号)は、ガードインターバル内でも伝送される
が、前後のIFFT窓区間信号との連続性を保持させる
ため、ガードインターバル内で、伝送されるパイロット
信号が整数波長存在するようにさせる。
波数を用いる場合について述べたが、サンプルクロック
信号と簡単な整数比の関係にあれば、必ずしもナイキス
ト周波数である必要はなく、伝送される周波数の中の高
いものを用いてもよい。周期MのIFFTを考えると
き、ナイキスト周波数の1/2の位置に、即ちM/4番
目の周波数にパイロット信号を配置し、OFDMで送出
するキャリアは、IFFTにおける第1番目より第M/
4番目まで、及び、第3M/4番目より第M番目までと
して出力される信号を用いる。このように周期M=2N
のIFFTを用いても、周期NのIFFTを用いた時と
等価なIFFTの出力信号を得ることができる。従っ
て、ガードインターバルも含めて連続したパイロット信
号を伝送出来ると共に、このパイロット信号を復号し、
4逓倍することにより、サンプルクロック信号を得るこ
とが出来る。FFTの窓区間信号情報を別途復号できれ
ば、本実施例により得られたサンプルクロック信号と組
み合わせて、OFDM信号のFFT演算が出来、OFD
M信号の復号を行なうことが出来る。
回路4で設定されるシンボル期間について述べる。ま
ず、使用帯域幅99kHz、IFFTの周期をN=25
6とするとき、有効シンボル周波数fsと有効シンボル
期間tsは夫々次のようになる。 fs=99,000/256=387Hz ts=1/fs=2586μsec これに、マルチパス歪除去用区間であるガードインター
バル期間giをパイロット信号3波長分に決定すると、
giは下記のように設定される。 gi=(1/49,500)×3=60.6μsec このときのシンボル期間taとシンボル周波数faは夫
々次のようになる。 ta=ts+gi=2586+60.6=2646.6μsec fa=1/ta=378Hz
出力信号は、D/A変換器5に供給され、ここでアナロ
グ信号に変換され、次のLPF6により必要な周波数帯
域の成分のみが通過させられる。アナログ値のリアル、
イマジナリ出力信号は、次の直交変調器7に供給され、
また、この変調器7には、10.7MHz中間周波発生
回路9の出力信号と90°シフト回路8を介した信号と
が夫々供給され、OFDM信号が出力される。このOF
DM信号は、伝送すべき周波数帯に周波数変換器11に
より周波数変換されて、次の送信部12に供給され、こ
れを構成しているリニア増幅器と送信アンテナを介し
て、送信される。また、10.7MHz中間周波数発生
回路9の出力信号は、クロック信号発生回路10にも供
給されている。尚、248組の4+4ビットの並列デー
タは、248波のキャリアにより伝送されるため、本装
置の伝送速度は1シンボル期間当り248バイトであ
る。従って、1秒当りの伝送速度は略750Kビットで
ある。
同期信号(パイロット信号)の位相関係について図と共
に以下に夫々説明する。図7において、各シンボル期間
に同一位相の同期信号(パイロット信号)が発生され、
ガードインターバルに整数波長の同期信号が存在する場
合について説明する。(極性を反転させずに連続した同
期信号を発生させる第1の例である。)図7に示すIF
FTは有効シンボル期間及びIFFT期間と同義であ
り、IFFT期間の終わりの部分(右部)の1サイクル
が、そのままIFFT期間の手前(左部)のガードイン
ターバルGの信号とされる。この例では、IFFT期間
毎に同位相の同期信号(パイロット信号)が発生させら
れており、ガードインターバル区間も同期信号(パイロ
ット信号)が整数波存在するので、複数のシンボル期間
に亘りパイロット信号は連続的に発生させられている。
既に述べた図3の場合は図7の場合と同じであり、ガー
ドインターバル区間も同期信号(パイロット信号)が整
数波存在するので、複数のシンボル期間に亘りパイロッ
ト信号は連続的に発生させられている。
同一位相の同期信号(パイロット信号)が発生され、ガ
ードインターバルGに半波長の奇数倍の同期信号が存在
する場合について説明する。(極性を反転させずに連続
した同期信号を発生させる第2の例である。)IFFT
は有効シンボル期間及びIFFT期間と同義であり、I
FFT期間の終わりの部分(右部)の1/2サイクルが
そのままIFFT期間の手前の(左部)のガードインタ
ーバルの信号とされる。この例では、IFFT期間毎に
逆極性の同期信号(パイロット信号)が発生させられて
おり、ガードインターバル区間も半波長の奇数倍の同期
信号が存在するので、複数のシンボル区間(シンボル期
間)に亘りパイロット信号は連続的に発生させられてい
る。
信号が半波長の奇数倍存在する場合について説明する。
(極性を反転した同期信号を発生させる第1の例であ
る。)この場合は、ガードインターバルの開始点でパイ
ロット信号の極性が反転されており、シンボル期間毎の
パイロット信号の位相は同相である。即ち、周波数分割
多重信号を発生させるIFFTの同期信号を発生させる
周波数に対応する端子電圧はシンボル毎に一定とし、常
に同位相の同期信号を発生させている。従って、ガード
インターバルが半波長の奇数倍のときは、受信装置側で
シンボル期間1つ置き毎に同期信号の極性を反転させる
と同期信号は連続信号となる。この場合は、図11に示
すような位相同期回路でPLL回路を用いて同期信号の
検出を行うことが出来る。
期信号(パイロット信号)が半波長の偶数倍存在する場
合について説明する。(極性を反転した同期信号を発生
させる第2の例である。) 図10に示されるように、
ガードインターバルに存在する同期信号(パイロット信
号)が整数波(半波長の偶数倍)のときであっても、同
期信号を図9の場合と同様に、シンボル期間1つ置きに
反転して出力するとシンボル毎に極性が反転する同期出
力が得られる。この場合も、図11に示すようなPLL
回路を用いて同期信号の検出を行うことが出来る。
される同期信号を検出する位相同期回路である。この位
相同期回路は、位相比較器PD2(112)、Amp
(増幅器 113)、LPF(114)、VCO回路
(115)で構成されるPLL回路のVCO出力にイク
スクルーシブORで構成される信号切換器116が挿入
されている構成である。位相比較器PD1(111)
は、前記位相同期回路のVCO出力を入力とする同期検
波回路を構成している。入力端子110に印加された同
期信号を含む周波数多重分割信号は位相同期回路と同期
検波回路PD1(111)の両者に入力される。この位
相同期回路は位相比較器PD2(112)、増幅器(1
13)、LPF(114)、VCO(115)、信号切
換器(116)で構成されるPLLよりなる。同期検波
されたPD1(111)の出力に応じて信号切換器(1
16)でPLLのVCO回路115の出力を反転するよ
うに構成しているが、シンボル毎に極性反転される同期
信号は前記同期検波回路により検出され、PLLを構成
する位相比較器PD2(112)には極性反転されたV
CO出力が供給されるため極性反転された同期信号に対
しても連続的にロック動作を行う。
力波形である。出力Aは同期信号出力波形で、出力Bは
シンボル周期(シンボル期間)毎に極性反転されて伝送
されるシンボル同期信号である。図13は図11に対す
る別の実施例で、信号切換器136は位相比較器PD2
(132)とアンプ133の間に挿入されている。同期
信号が反転されると同時にそれを検出して誤差信号の極
性を反転するもので、動作の様態は図11と同様に行わ
れる。いずれの場合も同期信号がシンボル周期(シンボ
ル期間)1つ置きに反転していてもそれを検出してPL
Lのループの特性を反転するため、VCOは反転される
こと無く連続した動作を継続する。従って同期信号の復
号を正常に行うことが出来ている。
て、図2及び図4と共に説明する。受信装置の各構成は
前記送信装置と逆に動作する回路により構成される。受
信部20は、これを構成している受信アンテナにより得
た前記送信部12からの信号を高周波増幅器により増幅
し、周波数変換器21に供給する。この出力信号は中間
周波増幅回路22に供給され、前記中間周波増幅回路2
2から所定レベルの受信信号として出力される。中間周
波増幅回路22の出力信号は、直交復調器23とキャリ
ア検出(キャリア抽出)回路29とに夫々供給される。
キャリア検出回路29は、図4に例示する位相比較器
(乗算器)41、LPF42、VCO回路43、1/4
分周回路45で構成されるPLL回路を有しており、こ
の出力信号が供給される中間周波数発振回路31は、中
心キャリアを位相誤差少なく抽出する回路である。
は、シンボル周波数である378Hz毎に隣接、配置さ
れ、OFDM信号を構成している。中心キャリアに隣接
する情報キャリアも378Hz離れているのみで、中心
キャリアは隣接情報キャリアの影響を受けずに情報の伝
送を行なう必要があり、選択度の高い回路が使用されて
いる。本実施例では、PLL回路を用いて中心キャリア
の抽出を行なうが、隣接するキャリア周波数間隔の略1
/2である±200Hz程度で発振する水晶発振子(V
CXO)を電圧制御発振器(VCO)43として用い、
回路を動作させる。PLL回路中に用いられるLPFも
378Hzに対して十分に低いカットオフ周波数のもの
を用いている。この中間周波数発生回路31の出力信号
と90°シフト回路30を介した信号とが乗算器40、
41を有する直交復調器23に夫々供給されて、リア
ル、イマジナリパート(実数部、虚数部)の出力信号が
復号される。この実数部、虚数部出力信号は、LPF2
4に供給され、OFDM信号情報として伝送された、必
要な周波数帯域の信号を通過させ、入力されるアナログ
信号のサンプリングを行ない、出力信号をA/D変換器
(サンプリング回路)25に供給し、ディジタル信号に
変換する。
数逓倍される前のサンプルクロック信号がパイロット信
号に位相同期するPLL回路により発生され、この回路
には直交復調器23のアナログ出力信号が供給される。
ガードインターバルの期間を含む、各シンボル区間で
連続信号として伝送されるパイロット信号にPLLが位
相同期し、復調されたパイロット信号が得られる。前記
送信装置において、パイロット信号は、サンプルクロッ
ク周波数に対して所定の整数比に設定されており、周波
数比に応じた周波数逓倍を行ない、サンプルクロック信
号を得る。ガードインターバル処理回路26は、伝送さ
れた信号より、シンボル期間ta内の任意のタイミングで
期間tsの有効シンボル期間信号を得られ、その中から
マルチパス歪の影響が少ない方の有効シンボル期間信号
を得て、FFT,QAM復号回路27に出力信号を供給
する。
ル同期信号発生回路33は、前記シンボル期間を検出す
る。次のFFT,QAM復号回路27は、前記得られた
クロック同期信号とシンボル同期信号とが供給されて、
複素フーリエ演算を行ない、入力信号の各周波数毎の実
数部、虚数部信号(リアルパート、イマジナリパート)
のレベルを求める。このようにして得られた各周波数毎
の実数部、虚数部信号レベルと、伝送される各キャリア
の実数部、虚数部の基準値を伝送するための参照用キャ
リアの復調出力とを比較し、ディジタル情報伝送用キャ
リアで伝送される量子化されたディジタル信号のレベル
が求められ、ディジタル情報が復号される。この回路2
7の出力信号は、並直列変換回路28を介して出力され
る。
及び、サンプル同期(サンプルクロック)信号発生回路
32について以下に述べる。本回路は一定レベルで伝送
されるパイロット信号を抽出し、これを基に正確なサン
プル同期(サンプルクロック)信号を生成することを目
的としている。まず、キャリア検出回路29を構成する
VCO回路43を中間周波数10.7MHzの4倍であ
る42.8MHzの周波数で発振させる。VCO回路4
3の出力信号は、夫々1/4分周回路44、45を介し
て、乗算器40、41に供給される。片方の乗算器41
よりの出力信号はLPF42に供給され、シンボル周波
数以下の成分が取り出され、その出力信号はVCO回路
43を制御する。乗算器41、LPF42、VCO回路
43、分周回路45によるループはPLL回路を構成し
ている。
増幅された信号が印加され、本回路により直交復号がな
され、実数部と虚数部の出力信号が得られる。サンプル
同期信号発生回路32は、直交復調器23よりの実数部
出力信号が供給され、パイロット信号として送信される
ナイキスト周波数成分を検出する。分周比可変回路(V
CO回路)50には、VCO回路43の出力信号が供給
され、分周比は1/426から1/438までに設定さ
れるように構成する。サンプル同期信号発生回路32に
おける乗算器52は、直交復調器23よりの出力信号
と、VCO回路の信号を1/2分周回路51を介した信
号とが供給され、位相比較器としての動作を行なう。
より周波数制御に係わる誤差信号のみを通過させる。遅
延回路54と加算回路55は、隣接するキャリア成分を
減衰させるための回路で、シンボル周波数である387
Hzにディップを持たせる特性としている。VCO回路
(分周比可変回路)50、乗算器52、LPF53より構
成されるPLL回路では、キャリア抽出部の直交復調器
23の実数部出力信号中に含まれる連続するパイロット
信号に同期したVCO出力信号が発振され、99kHz
のサンプルクロック出力信号として出力される。上記実
施例では、257波のキャリアを発生させるために周期
が256のIFFTを用いる場合について述べたが、他
の実施例として、周期が512のIFFTを用いる例に
ついて以下に述べる。この周期が512のIFFTを用
いる実施例では、パイロット周波数として、ナイキスト
周波数が用いられるのではなく、このサンプルクロック
信号と簡単な整数比の関係にある次数の高い周波数を用
いて行なう。
イキスト周波数の1/2の位置に、即ちM/4番目の周
波数にパイロット信号を配置し、OFDMで送出するキ
ャリアは、IFFTにおける第1番目より第M/4番目
まで、及び、第3M/4番目より第M番目までとして出
力される信号を用いる。このように周期M=2NのIF
FTを用いても、周期NのIFFTを用いた時と等価な
IFFTの出力信号を得ることができる。従って、ガー
ドインターバルも含めて連続したパイロット信号を伝送
出来ると共に、このパイロット信号を復号し、4逓倍す
ることにより、サンプルクロック信号を得ることが出来
る。
生回路では、パイロット信号の周波数は上記の周期Nを
256とした実施例と同じであるが、図2に示すFF
T,QAM復号回路27を駆動するサンプルクロック周
波数は周期Nを256とした場合の2倍となる。それに
従って、2倍の198kHzのサンプルクロック信号を
出力する。よって、このサンプル同期信号発生回路は、
上記の実施例とは分周比可変回路50の分周比が1/2
13〜1/219、及び、1/2分周回路51の分周比
が1/4になっている点が異なっており、それ以外の構
成は図4と同じであり、その説明は省略する。
ガードインターバル期間がIFFT,パイロット信号生
成回路を駆動するものと同じサンプルクロックにより決
められ、サンプルクロック情報の伝送に用いられるパイ
ロット信号は、ガードインターバル期間も連続するよう
に設定されており、実際に伝送されるパイロット信号の
周波数スペクトラムは単一となる。従って、受信装置内
でジッタのないパイロット信号を復号出来、送信装置内
で動作するIFFT回路と受信装置内で動作するFFT
回路の時間関係を同一に設定することが容易になり、I
FFT動作を行なった信号に近い形でのFFT動作を行
なうことが出来、より正確な情報の伝送が可能となる。
また、本発明による位相同期方式は、連続して、また
は、シンボル周期(シンボル期間)毎に反転されて伝送
される同期信号情報に対して正常に同期情報を復号する
ことが出来る。このことは、移動受信等において、時分
割同期信号が位相雑音を伴って復号されたときでもそれ
を修正しながら受信できるため、クロック同期信号、シ
ンボル位置信号を良好に復号出来る。さらに、情報信号
として伝送されるパイロット信号に、シンボル同期情報
を挿入して行うため、時分割同期信号が入来する前に同
期信号を復号できるため、受像機のチャンネル切り換え
時などでも短時間で周波数分割多重信号の復号を行う事
が出来るなどの効果を有している。
ック図である。
ック図である。
ガードインターバルの関係を示した図である。
リア抽出部及びサンプル同期信号発生部のブロック図で
ある。
る。
る。
ある。
ある。
ある。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】ディジタル情報信号が供給され多値QAM
変調信号を発生させるIFFT,パイロット信号生成回
路と、前記変調信号の一部を所定の時間繰り返して伝送
するように構成するガードインターバル設定回路と、前
記両回路を駆動するクロック信号発生回路とを有し、前
記IFFT,パイロット信号生成回路により複数のシン
ボル区間において位相が一定に保持される高次周波数の
パイロット信号を発生させ、このパイロット信号を、前
記ガードインターバル設定回路で設定するガードインタ
ーバル区間内で整数波長存在させるか、または、半波長
の奇数倍存在するように設定し、前記ガードインターバ
ル区間を含めて複数の前記シンボル区間に亘り連続的に
送出するように構成したことを特徴とする直交周波数分
割多重信号送信装置。 - 【請求項2】受信された周波数分割多重信号の周波数変
換を行なう周波数変換器と、前記変換器の出力信号を所
定の時間間隔で標本化するサンプリング回路と、設定さ
れたガードインターバル区間によりマルチパス歪による
干渉歪成分の少ない周波数分割多重信号を得るように構
成されたFFT,QAM復号回路と、前記ガードインタ
ーバル区間内で整数波長存在するか、または、半波長の
奇数倍存在するように設定されたパイロット信号を位相
同期回路により復調し、この復調されたパイロット信号
を所定の周波数比で周波数変換して前記サンプリング回
路を駆動するクロック信号を出力する同期信号発生回路
とを有して構成したことを特徴とする直交周波数分割多
重信号受信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3314495A JP2874729B2 (ja) | 1994-05-09 | 1995-01-30 | 直交周波数分割多重信号送受信装置 |
US08/514,127 US5657313A (en) | 1994-05-09 | 1995-08-11 | Signal transmitting apparatus and signal receiving apparatus using orthogonal frequency division multiplexing |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11963794 | 1994-05-09 | ||
JP6-119637 | 1994-05-09 | ||
JP3314495A JP2874729B2 (ja) | 1994-05-09 | 1995-01-30 | 直交周波数分割多重信号送受信装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31440598A Division JP3055541B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 直交周波数分割多重信号送受信装置 |
JP31440498A Division JP3055540B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 直交周波数分割多重信号送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0832546A JPH0832546A (ja) | 1996-02-02 |
JP2874729B2 true JP2874729B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=26371783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3314495A Expired - Lifetime JP2874729B2 (ja) | 1994-05-09 | 1995-01-30 | 直交周波数分割多重信号送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874729B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100449225B1 (ko) * | 2002-01-19 | 2004-09-22 | 학교법인 성균관대학 | 무선통신 시스템에서 송신 다이버시티 장치 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP3314495A patent/JP2874729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0832546A (ja) | 1996-02-02 |
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