JP2874282B2 - 非磁性金属分離ベルトコンベヤ - Google Patents
非磁性金属分離ベルトコンベヤInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば都市ごみからアルミニウム屑を分離す
るために用いて公的な非磁性金属分離ベルトコンベヤに
関する。
るために用いて公的な非磁性金属分離ベルトコンベヤに
関する。
第4図は従来例のアルミニウム分離ベルトコンベヤを
示すものであるが、このベルトコンベヤは全体として
(1)で示され、このベルト(10)は一端部で駆動ロー
ラ(11)に、他端部で非金属性でなる(例えばプラスチ
ックでなる)筒体(60)に巻装されている。駆動ローラ
(11)は電動機(14)によりベルト(15)を介して所定
の回転速度で矢印方向に駆動される。従って従動ローラ
である筒体(60)は矢印Aで示す方向に所定の回転速度
で回転する。筒体(60)にはこれに同心的に希土類磁石
回転子(7)を内蔵しており、これはその外周縁部で交
互にS極(43),N極(43′)と図示するように磁化され
ており、これは回転軸(46)のまわりに電動機(44)に
よりベルト(45)を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体(60)と希
土類磁石回転子(7)とは同軸であるが、軸(46)とは
分離した軸のまわりに回転駆動されるようになってい
る。なお、駆動ローラ(11)、即ち筒体(60)の回転速
度よりは回転子(7)の回転速度の方が十分に大きくな
るように設定されている。
示すものであるが、このベルトコンベヤは全体として
(1)で示され、このベルト(10)は一端部で駆動ロー
ラ(11)に、他端部で非金属性でなる(例えばプラスチ
ックでなる)筒体(60)に巻装されている。駆動ローラ
(11)は電動機(14)によりベルト(15)を介して所定
の回転速度で矢印方向に駆動される。従って従動ローラ
である筒体(60)は矢印Aで示す方向に所定の回転速度
で回転する。筒体(60)にはこれに同心的に希土類磁石
回転子(7)を内蔵しており、これはその外周縁部で交
互にS極(43),N極(43′)と図示するように磁化され
ており、これは回転軸(46)のまわりに電動機(44)に
よりベルト(45)を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体(60)と希
土類磁石回転子(7)とは同軸であるが、軸(46)とは
分離した軸のまわりに回転駆動されるようになってい
る。なお、駆動ローラ(11)、即ち筒体(60)の回転速
度よりは回転子(7)の回転速度の方が十分に大きくな
るように設定されている。
筒体(60)の下方には分別されて排出されるごみ収容
器Vが配設され、これは隔壁(23)(24)を備えている
が、このごみを分別して回収するための隔壁(25)(2
6)を備えている。従って図において右方からアルミニ
ウム回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄屑回収空間
Eを画成している。
器Vが配設され、これは隔壁(23)(24)を備えている
が、このごみを分別して回収するための隔壁(25)(2
6)を備えている。従って図において右方からアルミニ
ウム回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄屑回収空間
Eを画成している。
従来例は以上のように構成されるのであるが、今ベル
ト(10)の一端部の上方のホッパHから都市ごみが供給
されたものとする。これらは更に高密度で存在するので
あるが、図においては散在的に示す。即ちベルト(10)
の上方走行部においては、例えばアルミ缶m、鉄屑f、
紙屑gが図において右方へと移送され、これが筒体(6
0)の最上方に至ると、これに内蔵する回転磁石(7)
の高速回転により、その外周縁部に設けたN極、S極が
ベルト(10)に対して相対的にN極、S極の位置を高速
に変化させるので交流磁界が発生し、これがアルミニウ
ム屑mに渦電流を誘起し、この渦電流による磁束と高速
で回転する回転子(7)の磁極N、Sの磁束によりアル
ミニウム屑mは反撥力を受けて筒体(60)のほぼ最上端
部より軌跡cを描いて、アルミニウム屑収容空間Cへと
放物線cを描いて排出される。
ト(10)の一端部の上方のホッパHから都市ごみが供給
されたものとする。これらは更に高密度で存在するので
あるが、図においては散在的に示す。即ちベルト(10)
の上方走行部においては、例えばアルミ缶m、鉄屑f、
紙屑gが図において右方へと移送され、これが筒体(6
0)の最上方に至ると、これに内蔵する回転磁石(7)
の高速回転により、その外周縁部に設けたN極、S極が
ベルト(10)に対して相対的にN極、S極の位置を高速
に変化させるので交流磁界が発生し、これがアルミニウ
ム屑mに渦電流を誘起し、この渦電流による磁束と高速
で回転する回転子(7)の磁極N、Sの磁束によりアル
ミニウム屑mは反撥力を受けて筒体(60)のほぼ最上端
部より軌跡cを描いて、アルミニウム屑収容空間Cへと
放物線cを描いて排出される。
また紙屑gは高速で回転する回転体(7)の磁束の影
響を何等受ける事なく筒体(60)に巻回されるベルト
(10)より自由落下して、dの軌跡を経て通常のごみ屑
収容空間Dへと排出される。次に鉄屑fは回転磁石
(7)の磁極(43)又は(43′)に強く吸引されながら
ベルト(10)に吸着して最もベルト(10)上での滞留時
間が長く、eで示す軌跡を経て鉄屑回収空間Eへと排出
される。
響を何等受ける事なく筒体(60)に巻回されるベルト
(10)より自由落下して、dの軌跡を経て通常のごみ屑
収容空間Dへと排出される。次に鉄屑fは回転磁石
(7)の磁極(43)又は(43′)に強く吸引されながら
ベルト(10)に吸着して最もベルト(10)上での滞留時
間が長く、eで示す軌跡を経て鉄屑回収空間Eへと排出
される。
以上のようにして都市ごみ屑からアルミニウム屑、非
金属性のごみ屑、例えば紙屑、プラスチック屑など及び
鉄屑が回収される事になる。
金属性のごみ屑、例えば紙屑、プラスチック屑など及び
鉄屑が回収される事になる。
然しながら上述したようにホッパHからは第4図に示
すように散在的に各種のごみm、f、gが排出されるの
ではなくて、かなりの厚さの層をなして搬送される。ま
たこれらごみ層中においてはアルミニウム屑m、鉄屑f
及び通常のごみg等は相互に付着し合っており、このま
ま筒体(60)のまわりから上述したようにごみ収容器V
の各ごみ収容室C、D及びEに分離供給されるのである
が、実際にはこれらごみ成分が付着し合っているので精
選率は非常に低いものである。例えばアルミニウム屑m
に通常のごみgが付着したまゝでアルミニウム屑回収室
Cに供給されると、それだけアルミニウム屑の精選率を
低下させることになる。鉄屑fにおいても同様である。
すように散在的に各種のごみm、f、gが排出されるの
ではなくて、かなりの厚さの層をなして搬送される。ま
たこれらごみ層中においてはアルミニウム屑m、鉄屑f
及び通常のごみg等は相互に付着し合っており、このま
ま筒体(60)のまわりから上述したようにごみ収容器V
の各ごみ収容室C、D及びEに分離供給されるのである
が、実際にはこれらごみ成分が付着し合っているので精
選率は非常に低いものである。例えばアルミニウム屑m
に通常のごみgが付着したまゝでアルミニウム屑回収室
Cに供給されると、それだけアルミニウム屑の精選率を
低下させることになる。鉄屑fにおいても同様である。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ベルトコンベヤ
の供給端に大きな層を成して都市ごみ屑が供給され、ベ
ルト上で層を成して搬送される場合でもあるいは各種ご
み成分が付着し合っている場合でも各種ごみ成分の精選
率を向上させることの出来る、非磁性金属分離ベルトコ
ンベヤを提供することを目的とする。
の供給端に大きな層を成して都市ごみ屑が供給され、ベ
ルト上で層を成して搬送される場合でもあるいは各種ご
み成分が付着し合っている場合でも各種ごみ成分の精選
率を向上させることの出来る、非磁性金属分離ベルトコ
ンベヤを提供することを目的とする。
以上の目的は一端部で駆動ローラに、他端部で非金属
性の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵され、
周縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転磁石
とから成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度より大
きい回転速度で同方向に回転させるようにして、前記ベ
ルトの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ
成分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離する
非磁性金属分離ベルトコンベヤにおいて、前記ベルトの
上方走行部分の下方に近接して振動機を配設し、該振動
機の可動部により前記ベルトの上方走行部分の少なくと
も一部分を振動させるようにしたことを特徴とする非磁
性金属分離ベルトコンベヤによって達成される。
性の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵され、
周縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転磁石
とから成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度より大
きい回転速度で同方向に回転させるようにして、前記ベ
ルトの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ
成分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離する
非磁性金属分離ベルトコンベヤにおいて、前記ベルトの
上方走行部分の下方に近接して振動機を配設し、該振動
機の可動部により前記ベルトの上方走行部分の少なくと
も一部分を振動させるようにしたことを特徴とする非磁
性金属分離ベルトコンベヤによって達成される。
ベルトの上方走行部分の一部に近接して振動機の可動
部が配設されているので、この可動部の振動によりベル
トの上方走行部分の少なくとも一部分が振動子、これに
よりこの上の各種のごみ成分でなるごみ層は相互に付着
した状態で到来したとしても、ベルトの振動力を受けて
付着し合っているごみ成分をほぐすことになり、従って
筒大家ら非磁性金属ごみは効率よく、かつ精選率よく分
離されて、それに固有のごみ収容室へと排出される。他
のごみ成分についても同様である。
部が配設されているので、この可動部の振動によりベル
トの上方走行部分の少なくとも一部分が振動子、これに
よりこの上の各種のごみ成分でなるごみ層は相互に付着
した状態で到来したとしても、ベルトの振動力を受けて
付着し合っているごみ成分をほぐすことになり、従って
筒大家ら非磁性金属ごみは効率よく、かつ精選率よく分
離されて、それに固有のごみ収容室へと排出される。他
のごみ成分についても同様である。
以下本発明の実施例による非磁性金属分離ベルトコン
ベヤについて図面を参照して説明する。
ベヤについて図面を参照して説明する。
第1図は第1実施例によるアルミニウム屑分離ベルト
コンベヤを示すものであるが、従来例の第4図に対応す
る部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
コンベヤを示すものであるが、従来例の第4図に対応す
る部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
すなわち本実施例においては本ベルトコンベヤ全体は
(62)で示され、ベルト(10)の上方走行部分の下方に
近接してバイブレータ(71)が配設されている。これは
公知の構造を有し、例えば電磁石駆動部を有するが、こ
れがばね(73)を介して可動部(72)に結合されてお
り、図示せずともこの下端部に設けられた可動コア(7
4)が電磁石に交番力で吸引されることにより可動部(7
2)は振動するように構成されている。
(62)で示され、ベルト(10)の上方走行部分の下方に
近接してバイブレータ(71)が配設されている。これは
公知の構造を有し、例えば電磁石駆動部を有するが、こ
れがばね(73)を介して可動部(72)に結合されてお
り、図示せずともこの下端部に設けられた可動コア(7
4)が電磁石に交番力で吸引されることにより可動部(7
2)は振動するように構成されている。
本発明の第1実施例は以上のように構成されるが次に
この作用について説明する。
この作用について説明する。
バイブレータ(71)が駆動される。ホッパHから層を
成して供給される各種ごみ成分からなるごみ屑Gはベル
ト(10)の上方走行部分でベルト(10)の振動力を受
け、それまで相互に付着し合っていた各種ごみ成分はそ
の付着力が解離され、ほぐされた状態と成り下流側へと
導かれる。従って筒体(60)の内蔵する回転磁石(7)
の周縁部に設けられたN極、S極の交番磁束を受け、各
種ごみ成分は所定の均一な作用力を受けてアルミニウム
屑mはごみ収容室Cへと排出され、また紙屑やプラスチ
ックのような通常のごみ屑gはごみ収容室Dへと排出さ
れ、また鉄屑eはごみ収容室Eへと排出される。
成して供給される各種ごみ成分からなるごみ屑Gはベル
ト(10)の上方走行部分でベルト(10)の振動力を受
け、それまで相互に付着し合っていた各種ごみ成分はそ
の付着力が解離され、ほぐされた状態と成り下流側へと
導かれる。従って筒体(60)の内蔵する回転磁石(7)
の周縁部に設けられたN極、S極の交番磁束を受け、各
種ごみ成分は所定の均一な作用力を受けてアルミニウム
屑mはごみ収容室Cへと排出され、また紙屑やプラスチ
ックのような通常のごみ屑gはごみ収容室Dへと排出さ
れ、また鉄屑eはごみ収容室Eへと排出される。
以上のようにして本実施例ではベルト(10)の上方走
行部分において層をなして搬送されているごみGに振動
力を与えて付着し合っていたのが解離され、ほぐされた
状態で上述の回転磁石(7)の交番磁気吸引力を受けて
アルミニウム屑mは従来より一段と精選率よく分離され
てごみ収容室Cへと供給される。鉄屑eについても同様
である。
行部分において層をなして搬送されているごみGに振動
力を与えて付着し合っていたのが解離され、ほぐされた
状態で上述の回転磁石(7)の交番磁気吸引力を受けて
アルミニウム屑mは従来より一段と精選率よく分離され
てごみ収容室Cへと供給される。鉄屑eについても同様
である。
次に本発明の第2実施例による非磁性金属分離ベルト
コンベヤについて図面を参照して説明する。なお、従来
例の第4図及び第1実施例に対応する部分については同
一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
コンベヤについて図面を参照して説明する。なお、従来
例の第4図及び第1実施例に対応する部分については同
一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
第2図において本実施例のアルミニウム分離ベルトコ
ンベヤは全体として(85)で示され、本実施例ではベル
ト(86)は従来の駆動ローラ(11)及び筒体(60)の外
に更に従動ローラ(73)に巻装されている。この従動ロ
ーラ(73)は筒体(60)の図において右方の下方に配設
されており、従ってベルト(86)は図示するような形
で、駆動ローラ(11)、筒体(60)及び従動ローラ(7
3)に巻回される。またベルト(86)は以上のような巻
回形状により角度αの領域で回転磁石(7)の磁極(4
3)(43′)に近接するように構成される。すなわちこ
の角度α外では大きく離隔している。下方には隔壁(8
0)(81)(82)で室H、Jを画成するごみ収容器V′が
配設されている。ベルト(86)の上方走行部分の下方に
は第1実施例と同様に近接してバイブレータ(71)が配
設されている。
ンベヤは全体として(85)で示され、本実施例ではベル
ト(86)は従来の駆動ローラ(11)及び筒体(60)の外
に更に従動ローラ(73)に巻装されている。この従動ロ
ーラ(73)は筒体(60)の図において右方の下方に配設
されており、従ってベルト(86)は図示するような形
で、駆動ローラ(11)、筒体(60)及び従動ローラ(7
3)に巻回される。またベルト(86)は以上のような巻
回形状により角度αの領域で回転磁石(7)の磁極(4
3)(43′)に近接するように構成される。すなわちこ
の角度α外では大きく離隔している。下方には隔壁(8
0)(81)(82)で室H、Jを画成するごみ収容器V′が
配設されている。ベルト(86)の上方走行部分の下方に
は第1実施例と同様に近接してバイブレータ(71)が配
設されている。
第2実施例は以上のように構成されるが、次にこの作
用について説明する。
用について説明する。
まず、ベルト(86)の上方走行部分上のごみ屑が希薄
な場合について説明する。
な場合について説明する。
電動機(14)及び(44)は従来と同様な回転速度で回
転駆動される。バイブレータ(71)も駆動される。これ
によりベルト(86)は矢印で示す方向に走行し、その上
方走行部分の一部が振動力を受ける。アルミニウム屑m
は角度αの範囲内において回転磁石(7)の外周縁部の
磁極(43)(43′)の交流磁束により渦電流が生じ、こ
の磁気反力により図示するような軌跡c′で水平方向の
速度成分を得てごみ収容器V′のアルミニウム屑回収空
間Hへと導かれる。また鉄屑fや紙屑g等は図示するよ
うにベルト(86)において筒体(60)と従動ローラ(7
3)との間の走行領域において、共にこの上を移送され
鉄屑及びその他の屑の収容室Jへと排出される。第2実
施例は以上のように構成され作用するのであるが鉄屑f
は通常のごみ屑gと同様な搬送行程を経て、同じごみ収
容室Jに導かれるが、筒体(60)の直下方は勿論の事、
最上点からα角度の領域以外の領域においてはベルト
(86)は回転磁石(60)から相離隔する位置にあるので
回転磁石(7)の周縁部磁石(43)(43′)の磁束を何
等受ける事なく、従って同じ軌跡を経て同じ収容室Jへ
と排出される事になる。従来例の第4図に点線で示すよ
うに例えばワッシャwが混在していたとしても、これも
通常のごみgと同様Jへと排出され従来例の第4図のよ
うに筒体(60)の最下点に対応するベルト上の一定位置
で吸引されながら回転する事により進行しないというこ
とがなく、またこのような形状の鉄屑で、これがエッジ
を有するものであってもこれによりベルト(10)が切り
裂かれるという事もなく、よってベルト(86)の寿命を
大巾に長期化するものである。
転駆動される。バイブレータ(71)も駆動される。これ
によりベルト(86)は矢印で示す方向に走行し、その上
方走行部分の一部が振動力を受ける。アルミニウム屑m
は角度αの範囲内において回転磁石(7)の外周縁部の
磁極(43)(43′)の交流磁束により渦電流が生じ、こ
の磁気反力により図示するような軌跡c′で水平方向の
速度成分を得てごみ収容器V′のアルミニウム屑回収空
間Hへと導かれる。また鉄屑fや紙屑g等は図示するよ
うにベルト(86)において筒体(60)と従動ローラ(7
3)との間の走行領域において、共にこの上を移送され
鉄屑及びその他の屑の収容室Jへと排出される。第2実
施例は以上のように構成され作用するのであるが鉄屑f
は通常のごみ屑gと同様な搬送行程を経て、同じごみ収
容室Jに導かれるが、筒体(60)の直下方は勿論の事、
最上点からα角度の領域以外の領域においてはベルト
(86)は回転磁石(60)から相離隔する位置にあるので
回転磁石(7)の周縁部磁石(43)(43′)の磁束を何
等受ける事なく、従って同じ軌跡を経て同じ収容室Jへ
と排出される事になる。従来例の第4図に点線で示すよ
うに例えばワッシャwが混在していたとしても、これも
通常のごみgと同様Jへと排出され従来例の第4図のよ
うに筒体(60)の最下点に対応するベルト上の一定位置
で吸引されながら回転する事により進行しないというこ
とがなく、またこのような形状の鉄屑で、これがエッジ
を有するものであってもこれによりベルト(10)が切り
裂かれるという事もなく、よってベルト(86)の寿命を
大巾に長期化するものである。
ホッパHからごみ屑が層をなして供給される場合及び
各種ごみ成分が付着し合っている場合の効果は第1実施
例と同様である。
各種ごみ成分が付着し合っている場合の効果は第1実施
例と同様である。
第3図は本発明の第3実施例を示すものであるがアル
ミニウム分離ベルトコンベヤは全体として(91)で示さ
れ第2図の実施例に対応する部分については同一の符号
を付しその詳細な説明を省略する。
ミニウム分離ベルトコンベヤは全体として(91)で示さ
れ第2図の実施例に対応する部分については同一の符号
を付しその詳細な説明を省略する。
本実施例では回転磁石(92)の構造は第2図と同様で
あるが筒体(60)とは偏心して配設されており、従って
筒体(60)の最下点に対応するベルト部分は回転磁石
(92)の磁極から十分に離れているのであるが、このよ
うな場合においても従動ローラ(73)を図示するように
配設する事により鉄屑によって損傷される恐れかは未然
に防止されることができるとともにバイブレータ(71)
によりベルトの上方走行部分が振動してごみが層を成し
て搬送される場合や、各種ごみ成分が付着し合っている
場合でも精選率よく各種ごみ成分を分離させることがで
きる。
あるが筒体(60)とは偏心して配設されており、従って
筒体(60)の最下点に対応するベルト部分は回転磁石
(92)の磁極から十分に離れているのであるが、このよ
うな場合においても従動ローラ(73)を図示するように
配設する事により鉄屑によって損傷される恐れかは未然
に防止されることができるとともにバイブレータ(71)
によりベルトの上方走行部分が振動してごみが層を成し
て搬送される場合や、各種ごみ成分が付着し合っている
場合でも精選率よく各種ごみ成分を分離させることがで
きる。
以上、本発明の各実施例について説明したが勿論、本
発明はこれらに限定される事なく本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
発明はこれらに限定される事なく本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では本発明に係わるバイブレータ
を除いてはアルミニウム分離ベルトコンベヤ及びホッパ
Hのみを示したが、このホッパHの上方に風選機を配設
し、あらかじめアルミニウム屑を含む方の重い成分のご
み屑と、これ以外の軽い成分のごみ屑とを分離して更に
回収効率を上げるようにしてもよい。
を除いてはアルミニウム分離ベルトコンベヤ及びホッパ
Hのみを示したが、このホッパHの上方に風選機を配設
し、あらかじめアルミニウム屑を含む方の重い成分のご
み屑と、これ以外の軽い成分のごみ屑とを分離して更に
回収効率を上げるようにしてもよい。
また以上の第2、第3実施例では従動ローラ(73)を
筒体(60)の斜め下方及び直下方に配設する場合を示し
たが、下方で、かつ筒体(60)側に偏位した位置であれ
ば、いかなる位置に配設してもワッシャのような鉄屑に
よる損傷を防止することができる。
筒体(60)の斜め下方及び直下方に配設する場合を示し
たが、下方で、かつ筒体(60)側に偏位した位置であれ
ば、いかなる位置に配設してもワッシャのような鉄屑に
よる損傷を防止することができる。
また以上の実施例では都市ごみで大きな成分比を占め
るアルミニウム屑について説明したが非磁性金属であれ
ば同じ原理で回収は可能である。例えば真鍮や銅屑を回
収する事も出来る。
るアルミニウム屑について説明したが非磁性金属であれ
ば同じ原理で回収は可能である。例えば真鍮や銅屑を回
収する事も出来る。
また以上の各実施例ではベルトの上方走行部分の下方
に近接してバイブレータ(71)を配設したが、この可動
部(72)をベルト(10)の上方走行部分のぼゞ全域に亘
るような形状と成してもよい。或いは実施例のように単
一のバイブレータではなくて複数のバイブレータを、あ
る角度間隔で配設するようにしてもよい。またバイブレ
ータ(71)の可動部(72)は板状部材と成したが、ロッ
ド状もしくは杵状部材としてもよい。このような杵状部
材を、ある角度間隔で多数配列するようにしてもよい。
に近接してバイブレータ(71)を配設したが、この可動
部(72)をベルト(10)の上方走行部分のぼゞ全域に亘
るような形状と成してもよい。或いは実施例のように単
一のバイブレータではなくて複数のバイブレータを、あ
る角度間隔で配設するようにしてもよい。またバイブレ
ータ(71)の可動部(72)は板状部材と成したが、ロッ
ド状もしくは杵状部材としてもよい。このような杵状部
材を、ある角度間隔で多数配列するようにしてもよい。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明の非磁性金属分離ベルトコン
ベヤによればベルトコンベヤの供給端に厚い層を成して
ごみ屑が供給され、またこれらごみ成分が強い付着力で
付着しているような場合でも効率よく振動機でほぐされ
ることにより筒体が内蔵する回転磁石の交番磁束力を効
率よく受けて非磁性金属は精選率よく分離されることが
できる。
ベヤによればベルトコンベヤの供給端に厚い層を成して
ごみ屑が供給され、またこれらごみ成分が強い付着力で
付着しているような場合でも効率よく振動機でほぐされ
ることにより筒体が内蔵する回転磁石の交番磁束力を効
率よく受けて非磁性金属は精選率よく分離されることが
できる。
第1図は本発明の第1実施例による非磁性金属(アルミ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤの部分破断側面図、第2
図及び第3図は同第2、第3実施例の非磁性金属(アル
ミニウム屑)分離ベルトコンベヤの部分破断側面図及び
第4図は従来例のアルミニウム屑分離ベルトコンベヤの
部分破断側面図である。 なお、図において、 (62)、(85)、(91)……非磁性金属分離ベルトコン
ベヤ (71)……バイブレータ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤの部分破断側面図、第2
図及び第3図は同第2、第3実施例の非磁性金属(アル
ミニウム屑)分離ベルトコンベヤの部分破断側面図及び
第4図は従来例のアルミニウム屑分離ベルトコンベヤの
部分破断側面図である。 なお、図において、 (62)、(85)、(91)……非磁性金属分離ベルトコン
ベヤ (71)……バイブレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B03C 1/00 - 1/30
Claims (2)
- 【請求項1】一端部で駆動ローラに、他端部で非金属性
の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵され、周
縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転磁石と
から成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度より大き
い回転速度で同方向に回転させるようにして、前記ベル
トの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ成
分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離する非
磁性金属分離ベルトコンベヤにおいて、前記ベルトの上
方走行部分の下方に近接して振動機を配設し、該振動機
の可動部により前記ベルトの上方走行部分の少なくとも
一部分を振動させるようにしたことを特徴とする非磁性
金属分離ベルトコンベヤ。 - 【請求項2】前記筒体の下方で前記他端部より更に外方
に偏位して従動ローラを配設し、これにも前記ベルトを
巻回させるようにしたことを特徴とする請求項(1)に
記載の非磁性金属分離ベルトコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128015A JP2874282B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128015A JP2874282B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422448A JPH0422448A (ja) | 1992-01-27 |
JP2874282B2 true JP2874282B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=14974377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128015A Expired - Fee Related JP2874282B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874282B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4981708B2 (ja) * | 2008-02-28 | 2012-07-25 | 三菱重工業株式会社 | 原炭中の異物除去装置及び方法、石炭燃焼システム |
CN106737254A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-05-31 | 廊坊盛森磨具有限公司 | 一种百叶片震动筛选分离装置 |
CN109225623A (zh) * | 2018-08-06 | 2019-01-18 | 广东韩研活性炭科技股份有限公司 | 一种活性炭原料的除铁设备 |
CN109731679A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-10 | 广州粤有研矿物资源科技有限公司 | 磁选机 |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP2128015A patent/JP2874282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0422448A (ja) | 1992-01-27 |
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