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JP2871223B2 - 抄紙機ドライヤ - Google Patents

抄紙機ドライヤ

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Publication number
JP2871223B2
JP2871223B2 JP24655191A JP24655191A JP2871223B2 JP 2871223 B2 JP2871223 B2 JP 2871223B2 JP 24655191 A JP24655191 A JP 24655191A JP 24655191 A JP24655191 A JP 24655191A JP 2871223 B2 JP2871223 B2 JP 2871223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canvas
dryer
suction box
suction
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24655191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0559684A (ja
Inventor
俊二 春日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP24655191A priority Critical patent/JP2871223B2/ja
Publication of JPH0559684A publication Critical patent/JPH0559684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871223B2 publication Critical patent/JP2871223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抄紙機ドライヤに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来型の全シングルキャンバスド
ライヤを示す。ドライヤは1群が複数本のドライヤロー
ル11(11a,11b,・・・11f)と、サクショ
ンリターンロール17(17a,17b,・・・17
f)と、1枚のキャンバス2(2a,2b,・・・2
f)で構成される複数の群により成り立ち、図6に示す
ように湿紙1はキャンバス2により支持されてドライヤ
ロール11にて加熱されたのち、サクションリターンロ
ール17により吸引保持されて周回し、次のドライヤロ
ール11に向うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乾燥されていない湿紙
1は強度が低いため、キャンバスに保持されて搬送する
ようにしているが、湿紙は切断される虞れがあった。切
断された湿紙1(以下ブロークと称す)を除去するた
め、また湿紙1がドライヤロール11に巻き付いた場合
の危険を避けるため、またキャンバス2の継ぎ目やその
他異物を通過させるため、サクションリターンロール1
7はドライヤロール11から数十mm(ア寸法)離して設
置されている。このためドライヤロール11からサクシ
ョンリターンロール17の接線間で、数百mm(イ寸法)
の直線部を設けざるを得なくなっている。ドライヤロー
ル11には、なるべく大きな接触角でラップさせるこ
と、湿紙を完全に保持して走行させることが理想である
が、この直線部のためにドライヤロールへのラップ角を
大きくとれない欠点があった。また直線部でシートの保
持が不完全となるため、湿紙のばたつき、ひいては切断
の危険性と、拘束乾燥による完成紙寸法安定性や、曲げ
剛性上昇効果を減殺するなどの問題があった。
【0004】本発明は運転、停止中にかかわらずキャン
バスラン長は不変であり、運転中にはキャンバスにより
ドライヤロールに保持されている部分を除いた全ての部
分が真空吸引により保持されている。またブローク処理
時には、処理のための隙間を開放できると共に、万一の
場合の異物を逃がすべく、ロールに近接する固定装置は
弱い弾性支持となっている等の機能を有する抄紙機ドラ
イヤを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、複数
個のドライヤロールと複数個のキャンバス支持装置で交
互にキャンバスと湿紙を乾燥及び搬送するシングルキャ
ンバス方式の抄紙機ドライヤにおいて、キャンバス支持
装置が、キャンバスに接する面に多数の吸引孔を備えキ
ャンバスの走行方向を変換するリターン吸引箱と、同リ
ターン吸引箱と入側ドライヤロール及び出側ドライヤロ
ールとの間を走行するキャンバスに接触、離間自在に当
接し、かつ当接面に多数の吸引孔を備えた入側及び出側
吸引箱から構成してなるもので、これを課題解決のため
の手段とするものである。
【0006】
【作用】運転中は入側及び出側吸引箱はドライヤロール
に巻回して走行するキャンバスに接触するように前進
し、キャンバスのフリー部が無いようになっており、ド
ライヤロールと吸引箱で湿紙を吸引保持している。また
キャンバスの継ぎ目や異物が来た時には、吸引箱はキャ
ンバスから離間するよう後退する。このように吸引箱が
キャンバスに接触、離間自在に配置されているため、吸
引箱をドライヤロールから離して設置する必要はなく、
両者間にキャンバスの直線部を設ける必要はないため、
キャンバスのドライヤロールへのラップ角が大きくとれ
るようになり、湿紙のばたつきや切断の危険性を防止で
きる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明する
と、図1〜図4は本発明の実施例を示し、図1は運転中
のキャンバス2及びシートランを示す側面図、図2はブ
ローク処理時及びキャンバス2交換時のキャンバスラン
を示す。図において11はドライヤロール、12はリタ
ーン吸引箱、図3における13は吸引ロール14の軸1
4aに回転可能に支持されている入側又は出側吸引箱、
15は固定吸引箱、16は基部が固定吸引箱15に、ロ
ッド先端が吸引箱13に夫々取付けられている駆動シリ
ンダであり、同吸引箱13は軸14aを中心として同シ
リンダ16の作動により前進、後退できようになってい
る。また吸引ロール14は両端を固定吸引箱15の側面
で支持され、セルに多数の孔14bが設けられている。
【0008】さて本発明の実施例を示す抄紙機ドライヤ
は、複数個のドライヤロール11と、複数個のキャンバ
ス2の支持装置で交互にキャンバス2と湿紙1を乾燥及
び搬送するシングルキャンバス方式の抄紙機ドライヤで
あり、キャンバス支持装置がキャンバス2に接する面に
多数の吸引孔を備え、キャンバス2の走行方向を変換す
るリターン吸引箱12と、同リターン吸引箱12と入側
ドライヤロール及び出側ドライヤロール11との間を走
行するキャンバス2に接触、離間自在に当接し、かつ当
接面に多数の吸引孔14bを備えた入側及び出側吸引箱
13から構成されている。また図3に示す如く前記リタ
ーン吸引箱12は、円周面に多数の吸引孔14bを有す
る2本の吸引ロール14,14と同ロール14を支持す
る固定吸引箱15とにより構成されている。また入側又
は出側吸引箱13、吸引ロール14、固定吸引箱15は
真空吸引的には1つの箱を構成するようになっており、
固定吸引箱15の操作又は駆動側に設けた図示しない排
気口に連結した真空ポンプにて吸引を行なう。なお、吸
引ロール14は、図示の場合は多孔ロールについて図示
してあるが、表面に円周溝を設けたロールであってもよ
い。図4は図3と異なる実施例のリターン吸引箱12を
示す側断面図であり、吸引ロールと固定吸引箱15を一
体にした構造である。
【0009】次に作用を説明すると、図1は運転中のキ
ャンバス2及びシートランを、図2はブローク処理時及
びキャンバス2の交換時のシートランを示している。そ
して運転中はキャンバス2のフリー部を無くすよう、駆
動シリンダ16の作用により図示状態に配置されて湿紙
1を吸引保持し、万一異物が来た時は、駆動シリンダ1
6が作用し、入側及び出側吸引箱13は軸14aを中心
にして回転することにより後退して異物を通過させる。
また停止作業中は吸引箱13は、ドライヤロール11と
の間に十分な隙間を得るよう、駆動シリンダ16のロッ
ドを引込めることにより後退させられる。またキャンバ
スランはリターン吸引箱12における固定吸引箱15の
みで決まっていて、キャンバスランの変動はない。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、運転中は入側及び出側吸引箱は、入側及び出側ドラ
イヤロールに巻回して走行するキャンバスに接触してい
てキャンバスのフリー部が無いようにすることにより、
湿紙の切断防止を図ることができる。またキャンバスの
継ぎ目や異物を通過させる必要がある場合には、吸引箱
はドライヤロールのキャンバス面から離れるよう後退で
きる。従って従来のように吸引箱をドライヤロールから
離して設置する必要はなく、両者間にキャンバスの直線
部を設ける必要はないため、キャンバスのドライヤロー
ルへのラップ角が大きくとれることになり、湿紙のばた
つきや切断の危険性を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す抄紙機ドライヤの運転中
のキャンバス及びシートランを示す側面図である。
【図2】本発明の実施例を示すブローク処理時及びキャ
ンバス交換時のキャンバスランを示す側面図である。
【図3】図1におけるリターン吸引箱の詳細側断面図で
ある。
【図4】図3と異なる実施例を示すリターン吸引箱の側
断面図である。
【図5】従来の抄紙機における全シングルキャンバスド
ライヤの側面図である。
【図6】図5における要部の詳細断面図である。
【符号の説明】
1 湿紙 2 キャンバス 11 ドライヤロール 12 リターン吸引箱 13 入側又は出側吸引箱 14 吸引ロール 14a 軸 14b 吸引孔 15 固定吸引箱 16 駆動シリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のドライヤロールと複数個のキャ
    ンバス支持装置で交互にキャンバスと湿紙を乾燥及び搬
    送するシングルキャンバス方式の抄紙機ドライヤにおい
    て、キャンバス支持装置が、キャンバスに接する面に多
    数の吸引孔を備えキャンバスの走行方向を変換するリタ
    ーン吸引箱と、同リターン吸引箱と入側ドライヤロール
    及び出側ドライヤロールとの間を走行するキャンバスに
    接触、離間自在に当接し、かつ当接面に多数の吸引孔を
    備えた入側及び出側吸引箱から構成してなることを特徴
    とする抄紙機ドライヤ。
JP24655191A 1991-09-02 1991-09-02 抄紙機ドライヤ Expired - Fee Related JP2871223B2 (ja)

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JPH0559684A JPH0559684A (ja) 1993-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SE502817C2 (sv) * 1994-07-04 1996-01-22 Flaekt Ab Anordning, inrättad att reducera verkningarna av en pappersbanas tendens till vidhäftning på en torkcylinder i en pappersmaskin
US5522151A (en) * 1995-01-27 1996-06-04 Beloit Technologies, Inc. Single tier dryer section with dual reversing rolls
US5495679A (en) * 1995-01-27 1996-03-05 Beloit Technologies, Inc. Papermaking dryer with multi-roll vacuum chamber

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