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JP2869507B2 - 粗粒分級器付き搬送装置 - Google Patents

粗粒分級器付き搬送装置

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Publication number
JP2869507B2
JP2869507B2 JP6239228A JP23922894A JP2869507B2 JP 2869507 B2 JP2869507 B2 JP 2869507B2 JP 6239228 A JP6239228 A JP 6239228A JP 23922894 A JP23922894 A JP 23922894A JP 2869507 B2 JP2869507 B2 JP 2869507B2
Authority
JP
Japan
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coarse
gas
coarse particle
char
hopper
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6239228A
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English (en)
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JPH0899719A (ja
Inventor
真二 田中
俊太郎 小山
栄次 木田
涼一 橋本
清美 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK, Hitachi Ltd filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP6239228A priority Critical patent/JP2869507B2/ja
Publication of JPH0899719A publication Critical patent/JPH0899719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869507B2 publication Critical patent/JP2869507B2/ja
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭、チャ−等の粉末
固体粒子を気体搬送する搬送装置に係り、特に粉末固体
粒子中に粗粒が含まれていても機械的運動部分を備えた
選別手段を用いないで粗粒を連続的に除去し、定量的に
安定に搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石炭等の粉末固体粒子を用いたプ
ロセスでの最大の課題は、粉末固体粒子(石炭、チャ−
等)をいかに安定に供給するかである。石炭を粉砕機で
粉砕すると粉砕後の粒子の中に、木屑や目的とする粒径
以上の粒子(粗粒)が混在する。搬送系には、搬送可能
な粒子の限界大きさがあるから、その限界大きさ以上の
ものを除去しないで搬送すると混入器出口及び搬送管内
で堆積し、閉塞する。また、チャ−供給系においてもチ
ャ−自体の凝集による造粒や炉内飛散による塊状物等に
より、混入器内出口及び搬送管内等で堆積、閉塞し、石
炭やチャ−の供給が困難になる等の課題がある。
【0003】これらの造粒物や炉内飛散による塊状物等
を除去し、安定に搬送する方法としては、粉砕機の後流
部又は常圧ホッパ内に分級装置を設置し、塊状物等を除
去した後、混入器内に供給し、搬送用ガスによる気流搬
送で炉内に供給する方法がある。
【0004】従来、粉末固体燃料(石炭、チャ−等)を
加圧された容器や管路へ定量的に排出する手段として、
ロ−タリフィ−ダ、スクリュ−フィ−ダ及びテ−ブルフ
ィ−ダ等の機械的手段を用いて、各ホッパから定量的に
排出させ自由落下させた後、エダクタ等のガス混入器を
介して、搬送ガスで強制的に搬送管内へ供給する方式を
採用した例が多い。その代表的な例を図10に示す。図
10には、石炭ガス化装置の石炭供給系とチャ−循環系
の両方に機械的手段と混入器の組合せによる搬送方式が
記載されている。
【0005】図示の石炭供給系では、粉砕機1により粉
砕された微粉炭3は、常圧石炭ホッパ2内に内蔵した塊
状物除去用分級機49により塊状物等を分級した後、一
旦加圧石炭ホッパ4に供給され、次いで、原料供給ホッ
パ5に送られる。原料供給ホッパ5内に貯えられた微粉
炭3は、ロ−タリフィ−ダ7により原料用混入器40内
へ送られる。原料用混入器40内へ送られた微粉炭3
は、原料用混入器40に送入される原料搬送用ガス(不
活性ガス又は発生炉ガス)8とと混合され、この原料搬
送ガスにより原料搬送管9を経て分配器10に搬送され
る。分配器10に達した微粉炭3はここで数本の搬送管
に分岐した後、原料バ−ナ11を経てガス化炉15のガ
ス化反応部16内へ供給される。酸化剤(酸素、空気又
は水蒸気)41は、酸化剤流量調節弁13で流量を調節
された後、酸化剤流通ライン12を流れ、原料バ−ナ1
1を経て原料バ−ナ11先端部に達し、ここで微粉炭3
と接触反応する。
【0006】次にチャ−循環系について述べる。図のよ
うにチャ−循環系は、サイクロン20、サイクロンホッ
パ21、チャ−回収ホッパ22、チャ−供給ホッパ23
とチャ−供給ホッパ内に内蔵した塊状物除去用分級機4
8、各ホッパを連結する粒子溢流管44、切り替え弁4
5’、45”及びチャ−フィ−ダ26、重量測定用のロ
−ドセル(2)24、(3)25を含んで構成されている。
サイクロン20、サイクロンホッパ21、チャ−回収ホ
ッパ22、チャ−供給ホッパ23の順に、順次高さが低
くなるように接続されている。
【0007】ガス化炉15で発生した生成ガスとチャ−
(又はダスト)はサイクロン20にまず送りこまれる。
サイクロン20で生成ガスとチャ−(又はダスト)30
に分離され、分離されたチャ−30は、サイクロンホッ
パ21を経てまずチャ−回収ホッパ22内に入る。チャ
−回収ホッパ22内に入ったチャ−30の回収量は、チ
ャ−回収ホッパ22の外壁に設置されたロ−ドセル
(2)24により把握される。チャ−回収ホッパ22内
にチャ−30が充満してくると、弁45’が閉められ、
チャ−回収ホッパ22の圧力がチャ−供給ホッパ23の
圧力と同等又は若干高くされる。圧力の調整後、弁4
5”が開かれ、チャ−回収ホッパ22のチャ−30はチ
ャ−供給ホッパ23内へ移送される。その際、チャ−供
給ホッパ23内に設置した塊状物除去用分級機48によ
りチャ−30に含有された塊状物が分離され、分離され
た塊状物は粗粒回収器33内に回収される。塊状物を除
去されたチャ−30がチャ−供給ホッパ23へ充填され
たら、弁45”が閉じられ、チャ−回収ホッパ22の圧
力がガス化炉15の圧力と同圧にされる。次いで、弁4
5’が開かれ再度チャ−回収ホッパ22内へのチャ−の
回収が開始される。
【0008】チャ−供給ホッパ23へ充填されたチャ−
30は、チャ−供給ホッパ23からチャ−フィ−ダ26
を用いて所定の流量で連続的に排出され、自由落下させ
た後、混入器(又はエダクタと称す)27’に供給され
る。混入器27’には搬送用ガス(不活性ガス又は生成
ガス)46が送入されており、落下してきた高温のチャ
−30は、この搬送用ガス46によりチャ−搬送管3
1、チャ−バ−ナ32を経てガス化炉15内へ供給され
る。この方式がロックホッパ方式を採用した乾式供給方
法である。前述したように石炭供給系も同様にロックホ
ッパ方式を採用した乾式供給方法であり、この石炭供給
系にも塊状物を除去するために常圧石炭ホッパ2内に塊
状物除去用分級機49が設置されている。
【0009】上記のように粉末固体燃料を原料とするシ
ステムには、かならず粉末固体燃料を搬送するための手
段を有している。その原料を搬送する方法は、種々提案
されている。しかし、高圧装置では原料中の異物及び塊
状物等を連続的に除去して安定に連続搬送する方法はあ
まり提案されていない。
【0010】その異物及び塊状物等の除去手段を備えた
搬送手段としては、次に述べる方法が代表的な方法であ
る。
【0011】(1)輸送機器の異物除去装置。搬送管内
に金網を傾斜して設置し、さらにこの金網上面の下方位
置の流路壁の一部を開口し、開口部に蓋を設けることに
より、異物除去網に堆積した異物を容易に除去できるよ
うにする装置(特開昭56−161227号公報参
照)。
【0012】(2)粉粒体の気密排出装置。水平面内で
ずらした供給管と排出管の間に流動化手段を設けると共
に供給管途中に調整ガス導入口を設けることにより、マ
テリアルシ−ルを確実にすると共に、塊状物の排出を容
易にする(特開昭55−35739号公報、特開昭58
−32136号公報参照)。
【0013】(3)粉粒体の供給方法。粉粒体を除湿し
た空気により流動分散させて反応器に供給することによ
り、粒子相互の付着凝集を防止する(特開昭55−16
848号公報参照)。
【0014】(4)空気輸送管における分級装置。水平
方向より上向き方向に流送方向を転換する空気輸送管の
外周側に外周気流発生用の多数の噴出口を開孔すること
により、粉粒物の付着、停滞を防止し、空気輸送管内で
輸送中に同時に分級する(特開昭57−9625号公報
参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】乾式供給方式により原
料中の異物及び塊状物等を除去し安定に原料を供給する
方式として、前述の(1)の方式では、ある一定時間ご
とに金網上に堆積した異物を取り出す操作をする必要か
ら連続的に粉末固体燃料を炉内等に供給することができ
ない。また、常圧の装置には適用できるが、高圧の反応
装置には適用不可能である。金網を使用していることか
ら粒子等が金網の篩目に詰まるため、分離性能が低下す
ると同時に塊状物がオ−バ−フロ−して後流に混入する
危険がある。また、金網を定期的に交換する必要があ
る。
【0016】前記(2)の方式では、塊状物の分離操作
は一切なく流動層内に挿入された原料は全部後流に排出
する方式では、後流ラインまたは燃焼炉入口バ−ナ先端
部等で塊状物により閉塞する危険がある。
【0017】前記(3)の方式では、塊状物を流動分散
タンク内の流動層部で粒子同志の接触により壊すことに
より、定常的に搬送するが、流動条件により塊状物が壊
れないで残留し、層内に堆積するため時間と共に塊状物
が増大し、流動層の形成が困難になる。また、チャ−の
ように付着性の強い原料は流動化条件により、より凝集
を促進する欠点を有する。また、流動化用ガスが流動分
散タンクの上部に設置されたホッパ下部のいつ流管内に
影響を及ぼし、ホッパから流動分散タンク内に原料を供
給する際に抵抗となり原料が定常的に供給されず、連続
運転の弊害になる欠点がある。
【0018】前記(4)の方式は、搬送管屈曲部での大
粒径、塊状物等の付着及び停滞をなくすために、屈曲部
に所定圧の空気を挿入することにより塊状物等は浮遊
し、一部は流送され、一部は搬送管を転流し排出孔から
落ちる方法であるが、搬送用ガスとは別途に浮遊用のガ
スを供給するため、そのガス量によっては燃焼炉内の温
度低下が起こり原料の反応性が悪くなりガス化効率が低
下する。また、条件によっては、後流に塊状物が搬送さ
れ、搬送ライン及びバ−ナ出口等で堆積し、閉塞する欠
点を有する。
【0019】本発明の目的は、機械的手段を用いること
なく固体粒子からなる原料粉末から粗粒を除去し、粉末
固体粒子を定量的に安定に搬送するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記欠点をな
くし粉末固体燃料中に粗粒及び塊状物が含有しても機械
的手段を用いないで粗粒を除去し,定量的に安定に搬送
する方法として、フィ−ダ部下部の混入器出口に粗粒を
分離する粗粒分離管を設置し、分離管内のガス流速によ
り粗粒及び塊状物(以下、単に粗粒ともいう)のみを常
時抜き出すとともに残りの粒子をガス化炉内に供給する
ものである。
【0021】上記の目的は、粉末固体粒子を気体搬送す
る搬送装置において、複数のホッパ、原料排出用フィ−
ダ及び粉末固体と搬送気体を混合させる混入器、混入器
から粉末固体粒子を次工程に導く粉末固体粒子搬送管を
含んで構成されるロックホッパ方式とし、粉末固体中の
粗粒を前記搬送気体により気流分離させる粗粒分離手段
を前記混入器の下部に設けて粗粒分離型混入器とした粉
末固体の気体搬送装置によって達成される。
【0022】粗粒分離手段を、粗粒分離型混入器下部を
なす円筒状の粗粒分離管を含んで構成し、該粗粒分離管
の側壁部に粗粒を気流分離させる気体を供給する供給口
を設けるようにしてもよい。
【0023】また、混入器に供給される気体流量を制御
する手段を備え、粗粒分離手段を流れる気流の流速を無
段階調整可能としてもよい。
【0024】また、混入器に微粒子搬送ガス用の微調整
用として微量調節用ガスを供給する手段を設けてもよ
い。
【0025】また、粗粒分離後の粉末固体の搬送気体と
して、混入器において気流分離に使用された気体と、微
量調節用ガスを使用することとしてもよい。
【0026】また、粗粒分離管上方の、粉末固体粒子中
の粗粒を分離させる粗粒分離管入口部構造は、円筒型、
多段円筒型又は逆円錐型のうちのいずれとしてもよい。
【0027】また、粗粒分離後の粉末固体粒子の粉末固
体粒子搬送管排出口は、粗粒分離管上方の混入器側壁に
設けるのがよい。
【0028】また、粗粒分離管下部に弁を介して接続さ
れ該粗粒分離管で分離された粗粒が導入される粗粒回収
器と、混入器上部と粗粒分離管間の差圧、混入器と粉末
固体粒子搬送管間の差圧及び粗粒分離管と前記粗粒回収
器間の差圧を監視する圧力差監視装置と、該圧力差監視
装置の出力を入力として少なくとも混入器、粗粒回収器
の内部圧力を制御する供給量制御装置とを設けるように
してもよい。
【0029】すなわち、具体的には、フィ−ダ下部に設
置した混入器垂直部出口に円筒形の粗粒分離管を設置
し、粗粒分離用ガスは粗粒分離管垂直部の側壁から水平
に供給する。粗粒分離管内のガス流速をガス化炉側に供
給する粒子径の終端速度に設定すると終端速度以下の数
mm以上の粒子径は粗粒分離管内で落下する。一方、終端
速度以上の粒子はガス流で搬送され、混入器出口部側壁
に設置した原料排出管を流通し、粉末固体、チャ−等を
安定に圧力の高い炉等に供給可能にしたものである。
【0030】また、粗粒分離手段をチャ−循環系に付設
した時の安定供給方法は、混入器と粗粒分離管間の差
圧、混入器と原料排出管間の差圧及び粗粒分離管と粗粒
回収器間の圧力等を監視する圧力差監視装置を設置し、
粗粒子の回収及び微粒子が安定に排出しているかを確認
する。また、チャ−加圧ホッパからチャ−供給ホッパへ
の充填時及び炉側圧変動時における供給量の変化時に
は、チャ−供給ホッパ圧力調節弁により定常運転時の炉
側圧力差と同等になるように調節することにより、粉末
固体の供給量を制御し、安定な供給を可能にしたもので
ある。
【0031】
【作用】本発明は、フィ−ダ部下部に配置されて被搬送
物である粉末固体と搬送気体を混合する混入器を、粗粒
を気流分離する粗粒分離手段をその下部に含んで構成
し、粗粒分離後の粉末固体を、気流分離に用いた気体を
搬送気体として次工程に搬送するものである。粗粒を含
む粉末固体は上方から混入器に供給され、混入器下部を
なす粗粒分離手段に落下する。粗粒分離手段には粗粒分
離兼搬送用気体が供給され、供給された気体は、混入器
上部の粉末固体粒子搬送管をめざして、粗粒分離用手段
を上方に向けて流れる。粗粒分離用手段に落下した前記
粗粒を含む粉末固体は、上方に向けて流れる気体に吹き
上げられるが、この気体で上方に吹き上げられないほど
重いもの、つまり大きい粒子、粗粒は粗粒分離用手段内
を下方に落下し、それ以外のものは上方に吹き上げられ
て該気体とともに粉末固体粒子搬送管に流入、搬送され
る。
【0032】粗粒分離兼搬送用ガスは粗粒分離管垂直部
の側壁から水平に供給される。粗粒分離管内のガス流速
は次工程に供給する許容最大粒子径の終端速度に設定す
ると終端速度以上の粒子は次工程に供給されるが終端速
度以下の数mm以上の粗粒は粗粒分離管内で落下する。一
方、終端速度以上の微粒子はガス流で搬送され、混入器
出口部側壁に設置した粉末固体粒子搬送管に流入し、粉
末固体、チャ−等が圧力の高い炉等に安定に供給され
る。粗粒分離気体は、粗粒分離用のみでなく粉末固体の
搬送用としても機能する。また、搬送ガス流量調節用の
補助手段として、混入器側壁上部に微量ガス供給口を設
置したので、粗粒の気流分離と無関係に搬送気体の流速
のみを調整することが可能である。。
【0033】また、混入器と粗粒分離器間の差圧、混入
器と粉末固体粒子搬送管の差圧及び粗粒分離管と粗粒回
収器間の圧力等を監視する圧力差監視装置により、粗粒
子回収及び微粒子排出が安定になされているかどうかを
把握される。また、チャ−加圧ホッパからチャ−供給ホ
ッパへの充填時及び炉側圧変動時における供給量の変化
時には、チャ−供給ホッパ圧力調節弁により定常運転時
の炉側圧力差と同等になるように調節することにより、
粉末固体の供給量を制御し、安定な供給を可能にしたも
のである。定常時における粗粒分離管内での塊状物の回
収及びチャ−搬送量の確認は、混入器と粗粒分離器間の
差圧、混入器と原料排出管間の差圧の指示レベルを監視
し、その信号が供給量制御装置に送信され、そのレベル
差によって供給量制御装置から微量調節用ガス調節弁に
信号が送信され、微量調節用ガス量の調節が行われる。
【0034】よって、機械的手段を用いない粗粒分離
管、圧力差監視装置及び供給量制御装置を用いることに
より、安定に粉末固体粒子(微粉炭、チャ−等)を搬送
できる。
【0035】
【実施例】本発明の実施例を図1から図9により説明す
る。図1は本発明の実施例を適用した石炭ガス化装置の
概略を示す系統図である。本装置は石炭供給系、ガス化
炉、集塵系から構成される。
【0036】石炭供給系は、粉砕機1と、この粉砕機1
の下方に接続して配置された常圧石炭ホッパ2と、常圧
石炭ホッパ2の下方に接続して配置された加圧石炭ホッ
パ4と、この加圧石炭ホッパ4の下方に接続して配置さ
れた原料供給ホッパ5と、この原料供給ホッパ5の下部
に接続して配置されロ−タリフィ−ダ7を内装した粗粒
分離型原料用混入器40と、この粗粒分離型原料用混入
器40とガス化炉15の原料バ−ナ11を分配器10を
介して接続する粉末固体粒子搬送管である原料搬送管9
と、粗粒分離型原料用混入器40の下端に原料弁6
8’,69’を介して結合された原料粗粒回収器75
と、原料粗粒回収器75の下端に原料切り換え弁5
8’,59’を介して結合された原料粗粒回収ホッパ7
6と、を含んで構成されている。粗粒分離型原料用混入
器40には、原料粗粒分離用ガス調節弁78を介装した
原料粗粒分離用ガス供給ライン73、原料微調整用ガス
供給ライン74、が接続されている。また、原料供給ホ
ッパ5には、原料供給ホッパ圧力調整弁80を介装した
原料供給ホッパ圧力調整ラインが接続されている。原料
粗粒回収ホッパ76には、重量計測用のロードセル5
7’が設けられ、原料粗粒回収器圧張り用ガス調節弁6
0’を介装した原料粗粒回収器圧張り用ガス供給ライン
と、原料粗粒回収器ガス抜き出し弁61’が接続されて
いる。
【0037】ガス化炉15は、上段ゾーン42と下段ゾ
ーン43に分けられるガス化反応部16と、このガス化
反応部16に配置された原料バーナ11及びチャーバー
ナ32と、ガス化反応部16の下方に配置された冷却プ
ールと、この冷却プールの下方に接続して配置されたス
ラグ回収ホッパ18と、を含んで構成されている。原料
バーナ11及びチャーバーナ32は、酸化剤供給源41
に、酸化剤流量調節弁13を介装した酸化剤流通ライン
12で接続されている。
【0038】集塵系は、ガス化炉15の頂部にガス化炉
出口ライン19で接続され生成ガスとチャー30を分離
するサイクロン20と、このサイクロン20の下部に結
合されて分離されたチャー30を集めるサイクロンホッ
パ21と、このサイクロンホッパ21の下方に配置され
弁45’を介装する粒子いつ流管44でサイクロンホッ
パ21に接続されたチャ−回収ホッパ22と、このチャ
−回収ホッパ22の下方に配置され弁45”を介装する
粒子いつ流管44でチャ−回収ホッパ22の下部に接続
されたチャ−供給ホッパ23と、チャ−供給ホッパ23
に取り付けられた圧力調節弁70と、チャ−供給ホッパ
23の下部にに接続して配置されチャ−をチャ−供給ホ
ッパ23から排出するチャ−フィ−ダ26を内装した粗
粒分離型混入器27(混入器27’と粗粒分離器2
7”)と、粗粒分離型混入器27の下方に配置され粗粒
分離型混入器27の下部に弁68,69を介して接続さ
れた粗粒回収器33と、粗粒回収器33の下方に配置さ
れ粗粒回収器33の下部に弁切り換え弁58,59を介
して接続された粗粒回収用ホッパ34と、前記粗粒分離
型混入器27に接続されて粗粒分離用ガスを供給するチ
ャー粗粒分離用ガス調節弁72を介装した粗粒分離用ガ
ス供給ライン29と、同じく前記粗粒分離型混入器27
に接続されて微量調節用ガスを供給する微量調節用ガス
供給ライン28と、前記粗粒分離型混入器27とチャ−
バ−ナ32を接続する粉末固体粒子搬送管であるチャ−
搬送ライン31と、を含んで構成されている。チャ−回
収ホッパ22とチャ−供給ホッパ23には、ロードセル
24,25がそれぞれ設けられている。粗粒回収器33
には、その内部を大気と連通するガス抜き出し弁61
と、その内部に加圧用ガス(圧張り用ガス)を供給する
圧張り用ガス調節弁60が設けられており、いずれも遠
隔操作可能になっている。
【0039】上記構成の装置におけるガス化操作は次に
述べるように行われる。粉砕機1により粉砕された微粉
炭3は、常圧石炭ホッパ2内に充填された後、一旦加圧
石炭ホッパ4に供給される。加圧石炭ホッパ4に供給さ
れた微粉炭3は、原料供給ホッパ5内に送られて貯えら
れ、ロ−タリフィ−ダ7により粗粒分離型原料用混入器
40内へ送られる。原料粗粒分離用ガス供給ライン73
からは原料搬送兼用の原料粗粒分離用ガス(不活性ガス
又は発生炉ガス)が粗粒分離型原料用混入器40に供給
され、粗粒分離型原料用混入器40内で前記微粉炭3に
混入される。原料粗粒分離用ガスと混合された微粉炭3
は、原料搬送管9を経て分配器10に搬送され、分配器
10で数本に分岐した後、原料バ−ナ11を経て加圧ガ
ス化炉のガス化反応部16内へ供給される。粗粒分離型
原料用混入器40内では、原料粗粒分離用ガスによる微
粉炭3からの粗粒分離が行われるが、これについては、
後述する。
【0040】酸化剤(酸素、空気又は水蒸気)は、酸化
剤供給源41から酸化剤流量調節弁13で流量が調節さ
れた後、酸化剤流通ライン12、原料バ−ナ11を経て
原料バ−ナ11先端部に達し、ここで微粉炭3と接触反
応を行う。
【0041】ガス化炉15では、微粉炭3は分配器10
により、上段ゾーン42,下段ゾーン43の複数段に配
置された原料バーナ11に分割して供給される。上段ゾ
−ン42では活性なチャ−を生成させるために酸化剤4
1の供給量を少なくし、下段ゾ−ン43では微粉炭3中
の灰を溶融し溶融灰(又はスラグ)化して排出するため
に酸化剤の供給量を多くすることにより、C+O2→C
2の燃焼反応を起こさせる。また、下段ゾ−ン43で
生成したCO2及びH2Oと上段ゾ−ン42で生成したチ
ャ−とを接触せしめることによりCO、H2に富むガス
が生成される。下段ゾ−ン43から生成したスラグ17
は、水を満たした冷却プールで急冷固化されたのち水を
充填したスラグ回収ホッパ18内に自由落下により供給
され、外部に排出される。
【0042】一方、未燃カ−ボンを含有したチャ−30
も含まれている生成ガスは、ガス化炉15出口からガス
化炉出口ライン19を経て、チャ−、ダスト回収用のサ
イクロン20に導かれ、チャ−を含む固体粒子が分離さ
れたのち、製品ガスとして次の工程に送り出される。
【0043】次に、本発明の粗粒分級器付き搬送装置の
第1の実施例を図2、図3で説明する。本実施例は、図
1に示す、チャ−フィ−ダ26を内装した粗粒分離型混
入器27(混入器27’と粗粒分離管27”)と、粗粒
分離型混入器27の下方に配置され粗粒分離型混入器2
7の下部に弁68,69を介して接続された粗粒回収器
33と、粗粒回収器33の下方に配置され粗粒回収器3
3の下部に切り換え弁58,59を介して接続された粗
粒回収用ホッパ34と、前記粗粒分離型混入器27に接
続されて粗粒分離用ガスを供給するチャ−粗粒分離用ガ
ス調節弁72を介装した粗粒分離用ガス供給ライン29
と、同じく前記粗粒分離型混入器27に接続されて微量
調節用ガスを供給する微量調節用ガス供給ライン28
と、前記粗粒分離型混入器27とチャ−バ−ナ32を接
続するチャ−搬送ライン31と、を含んでなっている。
粗粒回収器33には、その内部を大気と連通するガス抜
き出し弁61と、その内部に加圧用ガス(圧張り用ガ
ス)を供給する圧張り用ガス調節弁60が設けられてお
り、前記弁68,69、切り換え弁58,59、チャー
粗粒分離用ガス調節弁72、圧力調節弁70と同様、い
ずれも遠隔操作可能になっている。
【0044】図2は粗粒分離型混入器27の断面図であ
る。図3は図2の装置に供給量制御装置35等を設置し
た時の詳細図である。粗粒分離型混入器27は、チャー
フィ−ダ26と、チャーフィ−ダ26を内装し軸線をほ
ぼ鉛直にして配置された角管状のフィ−ダケ−シング部
54と、フィ−ダケ−シング部54のチャー出側端部に
同心状に大径端が接続された漏斗状の混入器27’と、
混入器27’の小径端に同心状に接続された粗粒分離手
段である管状の粗粒分離管27”と、混入器27’に接
続された微量調節用ガス供給ラインノズル28A及びチ
ャー搬送ラインノズル31Aと、粗粒分離管27”に接
続された粗粒分離用ガス供給ラインノズル29Aと、を
含んで構成されている。混入器27’の小径端とチャー
搬送ラインノズル31Aの混入器27’への接続部の間
が流動層51をなしている。粗粒分離用ガス供給ライン
ノズル29Aは、粗粒分離管27”と混入器27’の接
続部から粗粒分離管27”の軸線方向に350mmの位置
に、該軸線に垂直に結合されている。
【0045】また、本実施例の集塵系におけるチャ−分
離用及び安定搬送制御系は、図3に示すように、供給量
制御装置35と、混入器27’と粗粒分離管27”間の
差圧37、混入器とチャー搬送ラインノズル31A間の
差圧38及び粗粒分離管27”と粗粒回収器間の圧力差
39等を監視する圧力差監視装置36と、粗粒回収器3
3に設けられた重量測定用のロードセル57と、を含ん
で成る。圧力差監視装置36とロードセル57は、出力
信号を供給量制御装置35に送信するようになってお
り、供給量制御装置35は、それらの信号を入力とし
て、弁68,69、切り換え弁58,59、ガス抜き出
し弁61、圧張り用ガス調節弁60、チャー粗粒分離用
ガス調節弁72、圧力調節弁70を遠隔操作で開閉する
ように構成されている。圧力差監視装置36は、混入器
27’と粗粒分離管27”の差圧、混入器27’とチャ
ー搬送ラインノズル31Aの差圧、及び粗粒回収器33
と粗粒分離管27”の差圧を検出して出力する圧力セン
サ(図示せず)を含んで構成されている。
【0046】本実施例の石炭供給系における原料粗粒分
離用及び安定搬送制御系は、図11に示すように、ロー
タリーフィーダ7の回転数を制御するロータリーフィー
ダ回転数変換器81が設けられている点以外は、上記図
3に示すものと同一の構成であり、符号のみが35に対
して35’のように’符号で区別されているだけなの
で、詳細な説明は省略する。
【0047】サイクロン20で分離された塊状物を含む
チャ−53は、サイクロンホッパ21を経て弁45’を
介装する粒子いつ流管44を通り、チャ−回収ホッパ2
2に蓄えられる。チャ−回収ホッパ22に蓄えられたチ
ャ−53は、弁45”を介装する粒子いつ流管44を通
ってチャ−供給ホッパ23に移送される。チャ−供給ホ
ッパ23内の、塊状物50を含むチャ−53は、回転す
るチャ−フィ−ダ26により所定の流量で連続的に混入
器27’内に供給される。混入器27’内に供給された
チャ−53は、粗粒分離用ガス供給ノズル29Aから供
給される粗粒分離用ガスにより流動層部51で流動化さ
れ、塊状物50は粗粒分離管27”内を搬送用ガス55
と共に粗粒分離管27”の中心流路56をとおり落下す
る。また、塊状物50が除去されたチャ−30は、粗粒
分離用ガスと共にチャ−搬送ライン31内に流入する。
【0048】粗粒分離型混入器27は、混入器27’出
口下部に円筒形を有した粗粒分離管27”を設置した構
造で、粗粒分離用ガスは混入器27’出口(混入器2
7’の小径端)から粗粒分離管27”の350mmの位置か
ら水平に供給される。粒子径と終端速度(粒子が流動す
る気体に支持されるための気体の最低速度)との関係を
図7に示す。粒子径が大きくなるほど終端速度も大きく
なる。図から、径が5.0mm以上の塊状物50を除去す
るためには、ガス流速は3.0m/s以下の流速でよい
ことがわかる。よって、ガス化装置の試験圧力、チャ−
搬送ライン31内径及びチャ−搬送ライン31内の搬送
流速を決定すれば粗粒分離管27”内径が決定する。ガ
ス化炉15側に供給するチャー粒径を5.0mm以下とす
る場合、粗粒分離管27”内のガス流速を3.0m/s
にすると、5.0mm以上の粒径のチャ−は粗粒分離管2
7”内で落下し、一方、径が5.0mm以下の粒子はガス
流で搬送され、混入器27’側壁に設置したチャ−搬送
ラインノズル31Aに流入し、所望の粒径範囲の粉末固
体、チャ−等を安定に圧力の高い炉等に連続的に供給す
ることができる。よって、ある粒径以上の塊状物を除去
したい場合には、終端速度を目安に粗粒分離管27”内
のガス流速を設定すればよい。
【0049】また、本発明の粗粒分級器付き搬送装置に
安定搬送制御系を組み合わせた詳細を図3に示す。塊状
物50を回収する通常の操作を以下に説明する。定常時
は粗粒分離管27”下部の弁68,69は開かれ、粗粒
回収器33下部の切り換え弁58,59は閉められてい
る。ガス抜き出し弁61、圧張り用ガス調節弁60はい
ずれも閉じられている。粗粒回収器33の重量が第1の
設定値以上になると、ロードセル57から供給量制御装
置35に充満信号67が送信され、粗粒が充満している
ことを知らせる。そうすると供給量制御装置35から閉
信号63が弁68、69に送信され、これらの弁が閉じ
られる。弁68,69が閉じられた後、開信号65がガ
ス抜き出し弁61に送信されて、この弁61が開かれ、
粗粒回収器33内のガスが抜かれて圧力が常圧に降下す
る。粗粒回収器33内の圧力が常圧に低下した後、開信
号66が切り換え弁58,59に送信され、これらの弁
が開く。
【0050】切り換え弁58,59が開くと、粗粒回収
器33から塊状物50が自由落下し粗粒回収ホッパ34
内に回収される。ロ−ドセル57は、検出値が予め設定
された第2の設定値以下になると、粗粒回収ホッパ34
内への塊状物50の落下が終了したと判断し、終了信号
67Aを供給量制御装置35に送信する。この場合、ロ
−ドセル57は検出値をそのまま常時供給量制御装置3
5に送信し、検出値と第1,第2の設定値の比較、判断
は供給量制御装置35で行うようにしてもよい。さて、
終了信号67Aを受信した供給量制御装置35は、閉信
号66Aを切り換え弁58,59に送信して切り換え弁
58、59を閉めた後、ガス抜き出し弁61を閉じると
ともに圧張り用ガス調節弁60を作動させ圧張り用ガス
を粗粒回収器33内に供給し、粗粒回収器33内の圧力
を混入器27’の圧力と同じに設定する。供給量制御装
置35は、次いで弁68、69に開信号63Aを送って
弁68、69を開き、装置は定常運転に入る。
【0051】定常運転時には、混入器27’と粗粒分離
器27”間の差圧37、混入器27’とチャ−搬送ライ
ン31間の差圧38及び粗粒分離管27”と粗粒回収器
33間の圧力差39等の信号62が圧力差監視装置36
に送信され、供給量制御装置35は圧力差監視装置36
から出力される差圧の変動状態から粗粒子の回収及び微
粒子がガス化炉15への排出が安定になされているかど
うかを把握する。また、チャ−回収ホッパ22からチャ
−供給ホッパ23へのチャ−充填時及び炉側圧変動時に
おける供給量変化時には、チャ−供給ホッパ23の圧力
が一時的に高くなり、供給量が増大する。そうすると混
入器27’とチャー搬送ラインノズル31A管間の差圧
38等の差圧レベルが変化する。供給量制御装置35
は、この差圧が所定の範囲内になるように、開度制御信
号71をチャ−供給ホッパの圧力調節弁70に送信して
圧力調節弁70の開度を制御してチャ−供給ホッパ23
内の圧力を制御し、それによって混入器27’内圧力を
調節し、粉末固体の供給量を制御し、安定な供給を可能
にしている。供給量制御装置35は、また、チャ−粗粒
分離用ガス調節弁72の開度を遠隔制御して、差圧の調
整や、チャー搬送ライン31に流速センサを設けておい
て、チャー搬送ライン内のガス流速を調整するようにし
てもよい。。
【0052】図1の装置を用いて粗粒の回収を実施した
結果を図8に示す。横軸に経過時間、縦軸に混入器2
7’とチャ−供給ライン間の差圧(P1)及び混入器2
7’と粗粒分離管27”間の差圧(P2)を表す。チャ−
搬送量は30kg/h、チャ−中には約2%の塊状物(粒径
5mm以上)が含まれている。粗粒分離管27”内径;2
0mm、原料搬送管(チャ−搬送ライン)31内径;10m
m、粗粒分離管27”長さ;600mm、粗粒分離用ガス
供給位置;粗粒分離管27”上端部から350mmで、運
転時の、粗粒分離用ガス供給量;3.36Nm3/h、粗粒
分離管27”内ガス流速;3.0m/s、原料搬送管(チ
ャ−搬送ライン31)内ガス流速;11.9m/sであっ
た。図のように、混入器27’とチャ−供給ライン間の
差圧(P1)の上昇もなくチャ−は安定に搬送された。ま
た、混入器27’と粗粒分離管27”間の差圧(P2)も
安定に推移しており、分級が良好である。
【0053】図9に、チャ−供給ホッパ23内のチャ−
と粗粒回収器33から抜き出したチャ−の粒度分布を比
較して示す。横軸に粒径(mm)、縦軸に累積重量頻度
(%)をとってある。図のように、粗粒回収器33から
抜き出したチャ−中には5.0mm以上の粒子は2%回収
されており、チャ−供給ホッパ23内のチャ−中の
(1.2mm以上の粒子含有量;10%)壊状物を全部回
収している。
【0054】図12に、粗粒分離管27”内ガス流速と
粗粒回収率との関係を示す。粗粒回収率は次式で定義さ
れる。
【0055】
【数1】
【0056】粗粒分離管27”内ガス流速が1.0m/s
の場合には、粗粒回収率が14%と多量に回収してい
る。この原因は回収した粒子中には径が1.0mm前後の
粒子も多く含有されているためである。さらにガス流速
を増大し、3.0m/sの場合には、粗粒回収率が2%以
下と減少しているが、これは目的とする5mm以上の塊状
物のみが回収されたためである。5mm以下の粒子は粗粒
回収器33に回収されず、チャー搬送ライン31を経て
ガス化炉15側に供給された。ガス化炉15側に供給す
る粒子は、搬送に影響を及ぼす塊状物50以外の粒子を
全部搬送するのが重要である。また、搬送ラインの閉塞
が生じないかぎり、回収率が少ない方が実際のパイロッ
トプラント等で粗粒回収ホッパ34から回収する頻度が
少なくて済み、効率的である。
【0057】図13には原料搬送管出口(チャー搬送ラ
インノズル31Aに同じ)位置が粗粒回収率に及ぼす影
響を示す。粗粒分離管27”内ガス流速が3.0m/s一
定で、チャー搬送ラインノズル31Aの高さHを変化さ
せた時の回収率を調べ、横軸に粗粒回収率(%)を、縦
軸に原料搬送管出口高さHをとって示す。原料搬送管出
口高さHは、図13に示すように、混入器27’の小径
端から原料搬送管出口までの距離を混入器27’の軸線
方向に測った値である。図示のように、原料搬送管出口
高さ(チャー搬送ラインノズル31A位置)が高くなる
ほど粗粒回収率が増大する。原料搬送管出口高さHが3
00mmでは、粗粒回収率が4%と多くなる。そこで原料
搬送管出口を120mmの高さに設置した場合は、粗粒回
収率は2%と半分に減少した。この原因は、混入器2
7’内で流動層51を形成しながらチャーを排出してい
ることから、流動層高さ分だけ加味されるため、原料搬
送管出口が高すぎると逆に回収率が多くなる。よって、
上記構造の装置の場合、目的とする粒子径5mm以上の塊
状物50を効率的に回収したい場合には、粗粒分離管2
7”のガス流速を3m/s以上にするか原料搬送管出口高
さHを120mm以下に設置する。ただし、回収したい粒
子径、粗粒分離管27”の径、チャー搬送ライン31の
径などによって上記の数字は異なる。
【0058】ここまで、集塵系における粗粒の分離、回
収について説明したが、石炭供給系における粗粒の分
離、回収も、同様の原理に基づいて行われる。粗粒分離
型原料用混入器40の構成は、図11に示されるよう
に、図3に示した粗粒分離型混入器27の構成と同一で
あり、粗粒の分離のために供給される原料が集塵系にお
いてはチャーであるのに対し、石炭供給系では微粉炭で
あるのが異なるのみである。ただし、チャーの嵩密度
0.2g/ccに対し、微粉炭の嵩密度は0.65g/cc
程度なので、分離搬送用ガス量自体は多くなる。煩雑を
さけるため、石炭供給系における粗粒の分離動作の説明
は省略した。
【0059】図4は本発明の第2の実施例を示し、図2
と同等の効果を有するものである。図2に示すものとの
相違点は、混入器27’内下部構造がテ−パではなく段
階的に径を縮小したものであり、流動層部51の流動状
態を静かにし、ロ−タリフィ−ダ26へのチャ−30の
飛散を防止するようにしたものである。
【0060】図5は、本発明の第3の実施例を示し、混
入器27’内下部構造を直線的なテ−パで径を縮小する
のでなく、内径側に凸なラッパ状の曲面で緩やかに内径
を縮小したものであり、図2と同等の効果に加え、下か
ら吹き上げる粗粒分離用ガスのロ−タリ−フィ−ダ26
等への影響を抑制する効果がある。
【0061】図6は本発明の第4の実施例を示す。図
2、図4及び図5と同等の効果を有する構造のものであ
り、本実施例は、図2〜図5の混入器27’下部構造と
は異なり、混入器27’の断面形状をフィ−ダケ−シン
グ部54の断面形状と同じとすることにより、混入器2
7’下端部を大きくし、流動層部51のチャ−30の流
動状態をより緩やかにしたもので、第1の実施例の効果
に加え、構造を簡単にする効果がある。
【0062】以上、石炭ガス化炉のチャ−循環系(集塵
系)や石炭供給系に本発明を適用した例について説明し
たが、本発明は、微粉炭やチャーの気体搬送に限らず、
大きさが異なる粉末固体粒子の混合体(粉体)を気体搬
送する装置全般に適用できるものである。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、フィ−ダ部下部に粗粒
を分離する粗粒分離型混入器が設置され、該粗粒分離型
混入器に供給される粗粒分離用ガス流により、粗粒及び
塊状物のみが継続的に抜き出され、粗粒及び塊状物が抜
き出されたあとの固体粒からなる粉末のみが前記供給さ
れた粗粒分離用ガス流によって気体搬送されるので、気
体搬送すべき固体粉末中に粗粒及び塊状物が含まれてい
ても機械的手段を用いないでそれら粗粒及び塊状物を連
続的に除去し、定量的に安定に搬送することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を石炭ガス化装置に適用した第1の実施
例を示す全体系統図である。
【図2】図1に示す実施例の部分の詳細を示す断面図で
ある。
【図3】図1に示す実施例の部分の詳細と制御系統を示
す断面図と配線系統図である。
【図4】本発明の第2の実施例の部分の詳細を示す断面
図である。
【図5】本発明の第3の実施例の部分の詳細を示す断面
図である。
【図6】本発明の第3の実施例の部分の詳細を示す断面
図である。
【図7】チャ−の粒子径と搬送気体の終端速度との関係
の例を示すグラフである。
【図8】図1に示す実施例における各部差圧と経過時間
の関係を示すグラフである。
【図9】図1に示す実施例におけるチャ−供給ホッパと
チャ−回収ホッパ内の粒径分布を示すグラフである。
【図10】従来技術の例を示す系統図である。
【図11】図1に示す実施例の部分の詳細を示す断面図
及び制御系統図である。
【図12】図1に示す実施例における粗粒分離管内ガス
流速と粗粒回収率の関係を示すグラフである。
【図13】図1に示す実施例における粗粒回収率と原料
搬送管出口高さの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 石炭粉砕機 2 常圧ホッパ 3 粉末固体燃料(又は微粉炭) 4 加圧ホッパ 5 原料供給ホッパ 6 ロ−ドセル1 7 ロ−タリフィ−ダ 8 原料搬送用ガス 9 原料搬送管 10 分配器 11 原料バ−ナ 12 酸化剤流通ラ
イン 13 酸化剤流量調節弁 14 原料搬送用ガ
ス調節弁 15 ガス化炉 16 ガス化反応部 17 溶融灰(又はスラグ) 18 スラグ回収ホ
ッパ 19 ガス化炉出口ライン 20 サイクロン 21 サイクロンホッパ 22 チャ−回収ホ
ッパ 23 チャ−供給ホッパ 24 ロ−ドセル2 25 ロ−ドセル3 26 チャ−フィ−
ダ 27 粗粒分離型混入器 27’ 混入器 27” 粗粒分離管 28 微量調節用ガ
ス供給ライン 28A 微量調節用ガス供給ラインノズル 29 粗粒分離用ガス供給ライン 29A 粗粒分離用
ガス供給ラインノズル 30 チャ− 31 チャ−搬送ラ
イン 31A チャ−搬送ラインノズル 32 チャ−バ−ナ 33 粗粒回収器 34 粗粒回収ホッ
パ 35 供給量制御装置 35’ 原料供給量
制御装置 36 圧力差監視装置 36’ 原料圧力差
監視装置 37,37’ 混入器と粗粒分離器間の差圧 38 混入器とチャ−供給ライン間の差圧 38’混入器と原料搬送管間の差圧 39 粗粒分離管と粗粒回収器間の差圧 39’粗粒分離管と原料粗粒回収器間の差圧 40 粗粒分離型原料用混入器 41 酸化剤供給源 42 上段ゾ−ン 43 下段ゾ−ン 44 粒子いつ流管 45’,45” 切
り替えバルブ 46 搬送用ガス 47 混入器(又は
エダクタと称す) 48 チャ−中塊状物分級機 49 原料中塊状物
分級機 50 塊状物 51 流動層部 51’原料流動層部 52 チャ−+搬送
用ガス 53 チャ−(塊状物+微粒子) 54 フィ−ダケ−
シング部 55 塊状物+搬送用ガス 56 粗粒分離管中
心流路 57 ロ−ドセル 57’原料粗粒回収
器ロードセル 58,59 切り換え弁 58’,59’原料
切り換え弁 60 圧張り用ガス調節弁 60’原料原料粗粒回収器圧張り用ガス調節弁 61 ガス抜き出し弁 61’原料原料粗粒
回収器ガス抜き出し弁 62,62’ 信号 63,63’閉信号 63A,63A’ 開信号 64,64’ 信号 65,65’ 開信号 66,66’ 開信
号 66A,66A’ 閉信号 67,67’ 充満
信号 67A,67A’ 終了信号 68,69 弁 68’,69’ 原料弁 70 チャ−供給ホ
ッパ圧力調節弁 71,71’ 信号 72 チャ−粗粒分
離用ガス調節弁 73 原料粗粒分離用ガス供給ライン 74 原料微調整用ガス供給ライン 75 原料粗粒回
収器 76 原料粗粒回収ホッパ 78 原料粗粒分離
用ガス調節弁 79 微粉炭+搬送用ガス 80 原料供給ホッ
パ圧力調整弁 81 ロータリーフィーダ回転数変換器 82 信号 83 原料粗粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木田 栄次 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)発明者 橋本 涼一 千葉県袖ケ浦市中袖3番の1 石炭利用 水素製造技術研究組合運転研究所内 (72)発明者 佐野 清美 千葉県袖ケ浦市中袖3番の1 石炭利用 水素製造技術研究組合運転研究所内 (56)参考文献 実開 昭52−19884(JP,U) 実開 昭62−11823(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 53/00 - 53/66 B07B 4/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末固体を気体搬送する搬送装置におい
    て、粉末固体を収容するホッパと、該ホッパに収容され
    た粉末固体を落下させる供給手段を上部に内装し、その
    下部に該供給手段から落下した粉末固体と搬送気体を混
    合する空間を備えるとともに、下端に開口を備えた容器
    である混入部と、前記混入部の下部空間に接続された微
    粒子抜き出し管と、前記混入部の下端開口に結合され前
    記供給手段から落下される粉末固体中の粗粒を搬送気体
    により気流分離させる粗粒分離手段と、を含んでなる粉
    末固体の気体搬送装置であって、 前記粗粒分離手段が、 前記混入部の下端開口に結合され粉末固体中の粗粒が通
    過可能な通路を内部に備えた粗粒分離管と、前記粗粒分
    離管の途中に接続され粗粒分離管内部の通路に搬送気体
    を兼ねた粗粒分離用気体を供給する粗粒分離用ガス供給
    ラインとを含んでなり、粗粒分離管の通路断面積は前記
    混入部下部の気体流路断面積より小さくしてあることを
    特徴とする 、粗粒分離手段を備えた粉末固体の気体搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 混入部が、下方になるほど流路断面積が
    小さくなるテーパ付きのロート状部を有してなり、前記
    粗粒分離管が前記ロート状部の下端開口に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の粗粒分離手段を備
    えた粉末固体の気体搬送装置。
  3. 【請求項3】 混入器下部でかつ前記微粒子抜き出し管
    接続位置よりも上方の位置に、搬送気体流量の微調整用
    として微量調節用ガスを供給する微量調節用ガス供給ノ
    ズルが接続されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の粗粒分離手段を備えた粉末固体の気体搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 粗粒分離管下部に弁を介して接続され該
    粗粒分離管で分離された粗粒が導入される粗粒回収器
    と、混入部上部と粗粒分離管間の差圧、混入部上部と微
    粒子抜き出し管間の差圧及び粗粒分離管と前記粗粒回収
    器間の差圧を監視する圧力差監視装置と、該圧力差監視
    装置の出力を入力として少なくとも混入部、粗粒回収器
    の内部圧力を制御する供給量制御装置を有することを特
    徴とする請求項1に記載の粗粒分離手段を備えた粉末固
    体の気体搬送装置。
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