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JP2866468B2 - 内燃機関の空燃比制御方法 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御方法

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JP2866468B2
JP2866468B2 JP29405290A JP29405290A JP2866468B2 JP 2866468 B2 JP2866468 B2 JP 2866468B2 JP 29405290 A JP29405290 A JP 29405290A JP 29405290 A JP29405290 A JP 29405290A JP 2866468 B2 JP2866468 B2 JP 2866468B2
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air
fuel ratio
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acceleration
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俊夫 山本
洋一 岩倉
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Kogyo KK
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、触媒コンバータの上流側と下流側にO2セン
サを備えた自動車等に適用される内燃機関の空燃比制御
方法に関する。
[従来の技術] 排気ガス浄化手段の一つとして広く利用されている三
元触媒は、混合気の空燃比が理論空燃比を中心とした狭
い領域(三元触媒のウィンドウ)内に維持されていない
と、排気ガス中に含まれているCO、HC、NOxの全てを効
率よく浄化することができない。そのため、インジェク
タを備えたエンジンでは、触媒コンバータの上流側に配
置したO2センサの出力電圧が空燃比リッチ状態を示した
場合には、燃料噴射量を絞って混合気の空燃比を理論空
燃比側に変化させるようにしている。また、前記出力電
圧が空燃比リーン状態を示した場合には、燃料噴射量を
増加させて混合気の空燃比を理論空燃比側に変化させる
ようにしている。
ところが、単一のO2センサを利用して空燃比のフィー
ドバック制御を行うと、O2センサの出力特性のばらつき
や経時変化、インジェクタの燃料噴射量のばらつき等に
より所期の空燃比制御が行われず、空燃比の制御中心が
三元触媒のウィンドウ内からずれてしまうことがある。
また、触媒活性化温度が確保し易いエキゾーストマニホ
ールドに触媒コンバータを連結し、その上流におけるエ
キゾーストマニホールドの集合部にO2センサが配置され
ている場合には、特定の気筒から排出された排気ガスに
よりO2センサの出力電圧が左右されたり、高熱等によっ
て劣化が早められてしまうこともある。
このような不具合を回避するために、触媒コンバータ
の上流側に配置した第1のO2センサの出力電圧に基づい
て空燃比のフィードバック制御を行いつつ、触媒コンバ
ータの下流側に配置した第2のO2センサの出力電圧に基
づいて空燃比の制御中心を三元触媒のウィンドウ内に補
正するようにしたものがある。詳述すると、触媒コンバ
ータの下流側では、各気筒から排出された排気ガスが十
分に撹拌された状態になるため、第2のO2センサの出力
電圧は、第1のO2センサよりも緩慢な変化を示す。すな
わち、第1のO2センサの出力電圧に基づいてフィードバ
ック制御が行われている際に、空燃比の制御中心がリッ
チ側にあって混合気が全体としてリッチよりの場合に
は、第2のO2センサの出力電圧が連続的にリッチ状態を
示し、逆に、空燃比の制御中心がリーン側にあって混合
気が全体としてリーンよりの場合には、第2のO2センサ
の出力電圧が連続的にリーン状態を示すことになる。そ
こで、第2のO2センサの出力電圧に基づいて燃料噴射量
をさらに微調節するようにしている。
一方、加速応答性を向上させるために、本発明の先行
技術として、例えば、特開平2−199244号公報に示され
るように、エンジン回転や吸気管圧力等の変化から加速
状態を検出し、その検出結果に基づいて燃料の加速増量
を行うようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような構成では、エンジンやイン
ジェクタの個体差、吸気弁に付着したデポジット等、過
渡時の空燃比に影響を与えるこれらの要素を考慮した燃
料制御が行われていないため、過渡時に空燃比が乱れて
エミッションが悪化するという問題がある。
例えば、第7図に概略的に示すように、エンジン回転
や吸気管負圧の急変によって加速が検出され、その検出
結果に基づいて加速増量が行われた場合、吸気弁にデポ
ジットが殆ど付着していない状態では、インジェクタか
ら噴射された燃料が円滑に燃焼室に導入される。このた
め、そのエンジンE/Gにおける混合気の空燃比A/Fは、殆
ど乱れることがなく、エミッションも悪化し難い。
他方、吸気弁にデポジットが付着している場合には、
インジェクタから噴射された燃料が前記デポジットに邪
魔されて速やかに燃焼室に入り難くなる。ところが、こ
のような不具合が存在している場合でも、検出された加
速度合いが同じであれば、初期の設定時と同じ割合で燃
料が供給される。その結果、そのエンジンF/Gにおける
混合気の空燃比A/Fは一時的に大きく乱れ、エミッショ
ンが悪化してしまう。このような不具合は、経時変化に
よってインジェクタが劣化し、燃料噴射量にずれが生じ
た場合にも生じ易くなる。
本発明は、このような不具合を解消することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構
成を採用している。
すなわち、本発明にかかる内燃機関の空燃比制御方法
は、排気ガスを浄化する触媒コンバータの上流側と下流
側に排気ガス中の酸素濃度が高い場合には低い電圧を、
かつ排気ガス中の酸素濃度が低い場合には高い電圧を二
値的に発生し得る第1のO2センサと第2のO2センサを各
別に配置し、それらの出力電圧に基づいて燃焼室に供給
する混合気の空燃比を理論空燃比近傍にフィードバック
制御するとともに、検出した加速結果に基づいて燃料を
加速増量するように構成した内燃機関の空燃比制御方法
において、加速時における前記第2のO2センサの出力電
圧の変化に基づいて燃料の加速増量を修正するようにし
てなり、第2のO2センサの出力電圧により、触媒コンバ
ータ下流側の空燃比を検出し、検出した空燃比が理論空
燃比よりリーンである場合は加速増量を増量側に修正
し、検出した空燃比が理論空燃比よりリッチである場合
は加速増量を減少側に修正するものであり、加速増量の
修正量を学習し、学習した修正量を第2のO2センサの出
力電圧に応じて所定量増減させることを特徴とする。
なお、触媒コンバータの上流側に配置された第1のO2
センサの出力電圧は、空燃比の微妙な変化に伴って空燃
比リッチ側及び空燃比リーン側へ頻繁に変化するため、
その変化が前述の要素に起因するものか否かを判別する
のは困難である。しかしながら、触媒コンバータの下流
側では、加速時における空燃比が理論空燃比よりリッチ
側に変化しているかリーン側に変化しているかが第2の
O2センサの出力電圧から全体的に把握することが可能と
なる。
[作用] このような構成によれば、加速が行われた場合に第2
のO2センサの出力電圧が空燃比リーンを示せば、加速増
量が不足していることになり、この場合には加速増量が
増加修正される。
また、加速が行われた場合に第2のO2センサの出力電
圧が空燃比リッチを示せば、加速増量が多すぎることに
なり、その場合には加速増量が減少側に修正されること
になる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図を参照して
説明する。
第1図に概略的に示した内燃機関たるエンジンは、自
動車のもので、インジェクタ1と、クランク角センサ2
と、圧力センサ3と、アイドルスイッチ4と、水温セン
サ5と、第1のO2センサたるメインO2センサ6と、第2
のO2センサたるサブO2センサ7とを具備している。
インジェクタ1は、吸気管8に装着してあり、電磁コ
イル等を内蔵している。そして、電磁コイルに電子制御
装置9から燃料噴射信号aが印加されると、その印加時
間に相当する量の燃料を吸気ポート付近に噴射するよう
になっている。クランク角センサ2は、ディストリビュ
ータ10に内蔵してあり、エンジン回転速度に対応してエ
ンジン回転信号bを発生するように構成されたものであ
る。圧力センサ3は、サージタンク11に設けてあり、吸
気圧に比例して吸気圧信号cを出力するようになってい
る。アイドルスイッチ4は、スロットルシャフト12に連
結してあり、スロットルバルブ13が閉じている場合はON
になり、スロットルバルブ13が開弁した場合はOFFにな
るON・OFFスイッチで、スロットル信号dを出力するよ
うになっている。水温センサ5は、例えば、サーミスタ
等を内蔵したもので、エンジ冷却水温に応じて水温信号
eを出力するようになっている。メインO2センサ6は、
触媒コンバータたるマニバータ14の上流側に配置してあ
り、排気ガス中の酸素濃度に対応してフィードバック信
号fを出力するようになっている。具体的には、第3図
の特性曲線Aに示すように、このメインO2センサ6は、
排気ガス中の酸素濃度が高い場合には低い電圧を発生
し、排気ガス中の酸素濃度が低い場合には高い電圧を発
生し得るように構成されたものであり、その出力電圧を
フィードバック信号fとしている。そして、後述するよ
うに、このメインO2センサ6の出力電圧が、判定電圧を
下回った場合には、下回った時点からリーン判定遅延時
間TDLが経過した後に、空燃比がリッチからリーンに切
り替わった旨のA/F判定を行うようにし、前記出力電圧
が、判定電圧を上回った場合には、上回った時点からリ
ッチ判定遅延時間TDRが経過した後に、空燃比がリーン
からリッチに切り替わった旨のA/F判定を行うようにし
ている。サブO2センサ7は、メインO2センサ6と同様な
構成のもので、排気ガス中の酸素濃度に対応してフィー
ドバック信号gを出力するようになっている。
電子制御装置9は、燃焼室15に供給する混合気の空燃
比を調節する役割を担っており、中央演算処理装置16
と、メモリー17と、入力インターフェース18と、出力イ
ンターフェース19を備えたマイクロコンピュータユニッ
トにより構成されている。入力インターフェース18に
は、少くとも、クランク角センサ2からのエンジン回転
信号bと、圧力センサ3からの吸気圧信号cと、アイド
ルスイッチ4からのスロットル信号dと、水温センサ5
からの水温信号eと、メインO2センサ6からのフィード
バック信号fと、サブO2センサ7からのフィードバック
信号gがそれぞれ入力されるようになっている。出力イ
ンターフェース19からは、前記インジェクタ1に燃料噴
射信号aが出力されるようになっている。
電子制御装置9による燃料供給量の調節は、次のよう
に行われる。先ず、エンジン回転信号bおよび吸気圧信
号c等から吸入空気量を算出し、その吸入空気量に応じ
て基本噴射量TPを決定する。次いで、この基本噴射量TP
を、メインO2センサ6のフィードバック信号fにより決
まる空燃比フィードバック補正係数FAF、エンジン回転
信号b及び吸気圧信号cにより決まる過渡時空燃比補正
係数FAEW、エンジンの運転状況に応じて決まる各種補正
係数K、および、無効噴射時間TAUVで補正して、インジ
ェクタ1への最終通電時間Tを次式に基づいて決定し、
その時間Tだけインジェクタ1を開弁させて燃料供給を
行う。
T=TP×FAF×(1+FAEW)×K+TAUV ここで、エンジン水冷水温が40℃以上である、フュー
エルカット中でない、パワー増量中でない、エンジン始
動後から所定時間経過している、メインO2センサ6が活
性中である、圧力センサ3が正常である、等の諸条件が
全て成立している場合には、メインO2センサ6の出力電
圧に基づいてフィードバック制御が行われる。具体的に
は、第3図に示すように、メインO2センサ6の出力電圧
が判定電圧を上まわった場合には、リッチ判定遅延時間
TDR後に空燃比フィードバック補正係数FAFを所定値RSM
だけ減少側にスキップさせ、次にリーン積分KIMに基づ
いて一定値づつ徐々に減少させる。このため、インジェ
クタ1からの燃料供給量が絞られて、混合気の空燃比が
理論空燃比側に変化することになる。他方、メインO2
ンサ6の出力電圧が判定電圧を下まわった場合には、リ
ーン判定遅延時間TDL後に空燃比フィードバック補正係
数FAFを所定値RSPだけ増加側にスキップさせ、次にリッ
チ積分KIPに基づいて一定値づつ徐々に増加させる。そ
の結果、インジェクタ1から供給される燃料の量が増加
して、混合気の空燃比が理論空燃比側に変化することに
なる。
メインO2センサ6による空燃比のフィードバック制御
中にその制御開始から所定時間経過している、メインO2
センサ6が活性になってから所定時間経過している、エ
ンジン冷却水温が70℃以上である、エンジンがアイドリ
ング状態で車速が0である、等の諸条件が全て成立すれ
ば、サブO2センサ7の出力電圧に基づく空燃比のフィー
ドバックF/B制御が行われる。ここでのフィードバック
制御は、空燃比フィードバック補正係数FAFを操作する
ことにより行われる。具体的には、サブO2センサ7の出
力電圧が判定電圧を下まわっている場合は、リッチ判定
遅延時間TDRを長くする一方、リーン判定遅延時間TDLを
短縮する。その結果、空燃比フィードバック補正係数FA
Fが増加側から減少側に転換する時期が遅くなるととも
に、減少側から増加側に転換される時期が早くなり、イ
ンジェクタ1から供給される燃料の量が増加することに
なる。逆に、サブO2センサ7の出力電圧が判定電圧を上
まわっている場合には、リッチ判定遅延時間TDRを短縮
し、リーン判定遅延時間TDLを長くする。その結果、空
燃比フィードバック補正係数FAFが増加側から減少側に
転換する時期が早くなるとともに、減少側から増加側に
転換される時期が遅くなり、インジェクタ1から供給さ
れる燃料の量が減少することになる。
また、エンジン回転信号b及び吸気圧信号cによりエ
ンジンの加速を検出し、検出した加速度合に応じて前記
過渡時空燃比補正係数FAEWを決定するとともに、その過
渡時空燃比補正係数FAEWで燃料の加速増量を行うように
なっている。
なお、以上の制御は、エンジン運転中に繰り返し実行
されるように設定してある。
さらに、前記電子制御装置9には、第2図に概略的に
示すようなプログラムを内蔵してある。まず、メインO2
センサ6及びサブO2センサ7による空燃比のフィードバ
ック実行条件が成立しているのを前提に、ステップ51で
前記過渡時空燃比補正係数FAEWが0より大きいか否かを
判断する。0より大きい場合は加速中であると判断して
ステップ52に進む。ステップ52では、加速前におけるサ
ブO2センサ7の出力電圧OX2OLDが、第4図に示すよう
に、定常時のリッチ判定レベルOX2LV1を上まわっている
か否かを判断し、上まわっている場合にステップ53に進
む。ステップ53では、加速時におけるサブO2センサ7の
出力電圧OX2NEWが加速時のリッチ判定レベルOX2LV2を上
まわっているか否かを判断し、上まわっていない場合は
ステップ54に進み、上まわっている場合はステップ56に
進む。ステップ54では、加速時におけるサブO2センサ7
の出力電圧OX2NEWが加速時のリーン判定レベルOX2LV3よ
り小さいか否かを判断し、小さい場合にステップ55に進
む。ステップ55では、過渡時空燃比補正係数FAEWの学習
値KGAEWを1だけ増加する。ステップ56では、過渡時空
燃比補正係数FAEWの学習値KGAEWを1だけ減少させる。
なお、燃料噴射量決定の際に利用される過渡時空燃比補
正係数FAEWは、エンジ回転信号b及び吸気圧信号cによ
り決まる前記過渡時空燃比補正係数FAEWの計算値FAEWO
と、前記修正値KGAEWとを掛けた値により決定されるよ
うになっている。
以上のような構成によると、サブO2センサ7の出力電
圧が定常時のリッチ判定レベルを上まわっている状態で
加速が行われた場合、加速時におけるサブO2センサ7の
出力電圧が一定範囲内(OX2LV2〜OX2LV3)にあれば(ス
テップ51〜54)、加速時の空燃比は、略所定通りに調節
されていることになる。
前述の状態で加速で行われた場合、第5図に示すよう
に、サブO2センサ7の出力電圧が定常時のリッチ判定レ
ベル及び過渡時のリーン判定レベルを下まわっていれ
ば、前記過渡時空燃比補正係数FAEWが増加される(ステ
ップ51〜55)。そして、次回に加速が検出された場合に
は、修正後の過渡時空燃比補正係数FAEWで燃料の加速増
量が行われることになる。
一方、第6図に示すように、加速時におけるサブO2
ンサ7の出力電圧が空燃比リーン側へ大きく変化せず、
過渡時のリッチ判定レベルを上まわっている場合には、
過渡時空燃比補正係数FAEWが減少側に修正される(ステ
ップ51〜53→56)。次回に加速が検出された場合には、
その修正値により燃料の加速増量が行われることにな
る。
したがって、このような構成によれば、エンジンやイ
ンジェクタ1の個体差、あるいは吸気弁20に付着したデ
ポジット等によって、加速時における燃料噴射量にばら
つきが生じたり、燃焼室15への燃料導入がデポジットに
よって一時的に妨げられるようなことがあっても、これ
らによる悪影響を有効に吸収することが可能となる。そ
の結果、加速時における混合気の空燃比を安定させるこ
とができ、エミッションが悪化するのを有効に抑制する
ことができる。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本発明は
前記実施例に限定されないのは勿論である。例えば、過
渡時空燃比補正係数を定期的に修正するようにすれば、
経時変化による前述のような不具合を長期に亙って抑制
することが可能である。
また、本発明は、第2のO2センサの出力電圧に基づい
て前記空燃比フィードバック補正係数のリッチ積分、リ
ーン積分、スキップ量を変化させることにより、空燃比
を理論空燃比近傍に収束させるように構成されたものに
も適用可能である。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、エンジンの
個体差や経時変化等により過渡時の燃料供給量にばらつ
きや供給遅れが発生するのを有効に修正することが可能
であり、過渡時における混合気の空燃比を理論空燃比近
傍に安定させることができる。その結果、過渡時にエミ
ッションが悪化するのを有効に抑制することができる応
答性及び制御精度に優れた内燃機関の空燃比制御方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概略的な全体構成図、第2図は制御手順を概略的に示す
フローチャート図、第3図は制御態様を示すタイミング
チャート図、第4図は制御設定条件を示す図、第5図及
び第6図はそれぞれ作用説明図である。第7図は従来例
における作用説明図である。 1……インジェクタ 6……第1のO2センサ(メインO2センサ) 7……第2のO2センサ(サブO2センサ) 9……電子制御装置 14……触媒コンバータ(マニバータ) 15……燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスを浄化する触媒コンバータの上流
    側と下流側に排気ガス中の酸素濃度が高い場合には低い
    電圧を、かつ排気ガス中の酸素濃度が低い場合には高い
    電圧を二値的に発生し得る第1のO2センサと第2のO2
    ンサを各別に配置し、それらの出力電圧に基づいて燃焼
    室に供給する混合気の空燃比を理論空燃比近傍にフィー
    ドバック制御するとともに、検出した加速結果に基づい
    て燃料を加速増量するように構成した内燃機関の空燃比
    制御方法において、加速時における前記第2のO2センサ
    の出力電圧の変化に基づいて燃料の加速増量を修正する
    ようにしてなり、第2のO2センサの出力電圧により、触
    媒コンバータ下流側の空燃比を検出し、検出した空燃比
    が理論空燃比よりリーンである場合は加速増量を増量側
    に修正し、検出した空燃比が理論空燃比よりリッチであ
    る場合は加速増量を減少側に修正するものであり、加速
    増量の修正量を学習し、学習した修正量を第2のO2セン
    サの出力電圧に応じて所定量増減させることを特徴とす
    る内燃機関の空燃比制御方法。
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