JP2865223B2 - 光ピックアップ用偏光板および光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ用偏光板および光ピックアップ装置Info
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/10—Beam splitting or combining systems
- G02B27/1006—Beam splitting or combining systems for splitting or combining different wavelengths
- G02B27/1013—Beam splitting or combining systems for splitting or combining different wavelengths for colour or multispectral image sensors, e.g. splitting an image into monochromatic image components on respective sensors
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
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Description
【0001】本発明は、光ディスク装置から情報を読み
出す光ピックアップ装置に関するものである。
出す光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスクを始めとした
光ディスクシステムは、情報記録分野に於て、益々その
重要性を増しつつある。この光ディスクシステムにおい
て、記録媒体から情報を読み取る役割を担うのが光ピッ
クアップである。光ピックアップは光源としての半導体
レーザ、検出器としてのフォトダイオード、及びレン
ズ、プリズムなどの光部品から構成されているが、新し
い信号検出方式として、偏光板を用いた光ピックアップ
がある。
光ディスクシステムは、情報記録分野に於て、益々その
重要性を増しつつある。この光ディスクシステムにおい
て、記録媒体から情報を読み取る役割を担うのが光ピッ
クアップである。光ピックアップは光源としての半導体
レーザ、検出器としてのフォトダイオード、及びレン
ズ、プリズムなどの光部品から構成されているが、新し
い信号検出方式として、偏光板を用いた光ピックアップ
がある。
【0003】図21に特開昭56−57013に示され
るこの偏光板方式光ピックアップの構成例を示す。半導
体レーザチップ31から射出されたレーザ光Lpは、偏
光板32を通った後に光学レンズ2によって光ディスク
34上に集光される。集光されたレーザ光Lpは、光デ
ィスク34で反射された後に光学レンズによって再度集
光され、更に偏光板32によって分光されて、サーボ検
出用ディテクタ5上に集光される。
るこの偏光板方式光ピックアップの構成例を示す。半導
体レーザチップ31から射出されたレーザ光Lpは、偏
光板32を通った後に光学レンズ2によって光ディスク
34上に集光される。集光されたレーザ光Lpは、光デ
ィスク34で反射された後に光学レンズによって再度集
光され、更に偏光板32によって分光されて、サーボ検
出用ディテクタ5上に集光される。
【0004】図22に特開昭64−4926に開示され
ている偏光板を用いた光ピックアップ装置を示す。偏光
板42は、半導体レーザ41に面する側面上に第一偏光
部42aを有すると共に、その対向側面上に第二偏光部
42bを有している。半導体レーザ41から射出された
レーザ光Lpは第一偏光部42aでそれぞれ+1次、0
次、−1次の回折次数を有する三つのレーザ光Lp1、
Lp2、Lp3に分光される。この三つの分光されたレ
ーザ光Lp1、Lp2、Lp3は光学レンズ43によっ
て集光されて、光ディスク上にそれぞれスポットSb
p、Sap、Scpを結ぶ。三つのレーザ光Lp1、L
p2、Lp3は光ディスク44で反射され、光学レンズ
43を通り偏光板42に到達する。そして各レーザ光
は、第二偏光部によって、それぞれ異なる偏光次数を有
する三つのレーザ光に分光される。このようにして再度
分光されたレーザ光のうち+1次の回折次数を有するレ
ーザ光Lp1′、Lp2′、Lp3′のみが光ディテク
タに導かれてスポットSbp″、Sap″、Scp″を
結ぶ。レーザスポットSbp″及びScp″はトラッキ
ングエラー信号として、レーザスポットSap″はフォ
ーカスエラー信号として用いられる。
ている偏光板を用いた光ピックアップ装置を示す。偏光
板42は、半導体レーザ41に面する側面上に第一偏光
部42aを有すると共に、その対向側面上に第二偏光部
42bを有している。半導体レーザ41から射出された
レーザ光Lpは第一偏光部42aでそれぞれ+1次、0
次、−1次の回折次数を有する三つのレーザ光Lp1、
Lp2、Lp3に分光される。この三つの分光されたレ
ーザ光Lp1、Lp2、Lp3は光学レンズ43によっ
て集光されて、光ディスク上にそれぞれスポットSb
p、Sap、Scpを結ぶ。三つのレーザ光Lp1、L
p2、Lp3は光ディスク44で反射され、光学レンズ
43を通り偏光板42に到達する。そして各レーザ光
は、第二偏光部によって、それぞれ異なる偏光次数を有
する三つのレーザ光に分光される。このようにして再度
分光されたレーザ光のうち+1次の回折次数を有するレ
ーザ光Lp1′、Lp2′、Lp3′のみが光ディテク
タに導かれてスポットSbp″、Sap″、Scp″を
結ぶ。レーザスポットSbp″及びScp″はトラッキ
ングエラー信号として、レーザスポットSap″はフォ
ーカスエラー信号として用いられる。
【0005】図23に特開昭63−222341に開示
されている光ピックアップ用偏光板が示されている。こ
の偏光板52は、光学フィルタの機能を持たせるため
に、格子深さを中央から周辺部にかけて湾曲状に変化さ
せている。
されている光ピックアップ用偏光板が示されている。こ
の偏光板52は、光学フィルタの機能を持たせるため
に、格子深さを中央から周辺部にかけて湾曲状に変化さ
せている。
【0006】図24に特開昭63−222340に開示
されている光ピックアップ用偏光板が示されている。こ
の偏光板62は、光学フィルタの機能を持たせるため
に、格子のデューティ比を中央部から周辺部にかけて変
化させている。
されている光ピックアップ用偏光板が示されている。こ
の偏光板62は、光学フィルタの機能を持たせるため
に、格子のデューティ比を中央部から周辺部にかけて変
化させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の偏光板では次のような問題がある。図22
に示す偏光板には、レーザ装置から射出されたレーザ光
を三つに分光する為の第一の回折格子パターンがその底
面部に設けられており、光ディスクから反射されたレー
ザ光をサーボ信号検出用ディテクタに向かって回折する
為の第二の回折格子パターンが上面部に設けられてい
る。しかし、三ビーム発生用の第一回折格子パターンの
最適回折効率と、サーボ信号検出用の第二の回折格子パ
ターンの最適回折効率は異なり、一般に第二回折格子パ
ターンの最適回折効率のほうが大きい。
ような従来の偏光板では次のような問題がある。図22
に示す偏光板には、レーザ装置から射出されたレーザ光
を三つに分光する為の第一の回折格子パターンがその底
面部に設けられており、光ディスクから反射されたレー
ザ光をサーボ信号検出用ディテクタに向かって回折する
為の第二の回折格子パターンが上面部に設けられてい
る。しかし、三ビーム発生用の第一回折格子パターンの
最適回折効率と、サーボ信号検出用の第二の回折格子パ
ターンの最適回折効率は異なり、一般に第二回折格子パ
ターンの最適回折効率のほうが大きい。
【0008】図23および図24に示されている偏光板
では、第一回折格子パターンの回折効率、第二回折格子
パターンの回折効率は同じである。更に、図22に示さ
れる偏光板では第一回折格子パターンと第二回折格子パ
ターンとで互いに異なる回折効率を持つようにすること
ができる。しかし、この場合、第一回折格子パターンと
第二回折格子パターンはそれぞれ別の面に設ける必要が
あり、製造工程が複雑になるという問題がある。
では、第一回折格子パターンの回折効率、第二回折格子
パターンの回折効率は同じである。更に、図22に示さ
れる偏光板では第一回折格子パターンと第二回折格子パ
ターンとで互いに異なる回折効率を持つようにすること
ができる。しかし、この場合、第一回折格子パターンと
第二回折格子パターンはそれぞれ別の面に設ける必要が
あり、製造工程が複雑になるという問題がある。
【0009】本発明は、同一面上にそれぞれ異なる最適
回折効率を有する三ビーム発生用の第一回折パターンと
サーボ信号検出用の第二回折パターンを備えた、光ピッ
クアップ用偏光板、および光ピックアップ装置を提供す
ることを目的とする。
回折効率を有する三ビーム発生用の第一回折パターンと
サーボ信号検出用の第二回折パターンを備えた、光ピッ
クアップ用偏光板、および光ピックアップ装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
用偏光板は、集光レンズ手段を有する光ピックアップ装
置に用いられる偏光板であって、主面を有する透明な板
を備え、前記主面には第一格子部とこの第一格子部を含
む第二格子部とが形成され、前記第一格子部は前記集光
レンズ手段の光軸に対して非対称な位置に形成されてお
り、前記第一格子部には互いに平行な複数の溝部が第一
の所定のデューティ比で、第一の所定の深さに形成さ
れ、前記第二格子部には複数の溝部が、第二の所定のデ
ューティ比で、第二の所定の深さで所定のパターンに形
成されているものである。 また、本発明の光ピックアッ
プ装置は、光学的記録媒体に情報を読み書きする光ピッ
クアップ装置であって、レーザ光線を射出するレーザ光
源手段と、前記光学的記録媒体の近傍に設けられた集光
レンズ手段と、前記レーザ光源手段と前記集光レンズ手
段との間の光路上に設けられた偏光板と、受光手段とを
有し、前記偏光板は主面を有する透明な板を備え、前記
主面には第一格子部とこの第一格子部を含む第二格子部
とが形成され、前記第一格子部は前記集光レンズ手段の
光軸に対して非対称な位置に形成されており、前記第一
格子部には互いに平行な複数の溝部が第一の所定のデュ
ーティ比で、第一の所定の深さに形成され、レーザ光線
を0次、+1次および−1次を含む少なくとも三つの回
折次数のレーザ光線に分光し、前記分光されたレーザ光
線は前記集光レンズ手段によって、前記光学的記録媒体
に集光されると共に反射され、前記第二格子部には複数
の溝部が、第二の所定のデューティ比で、第二の所定の
深さで所定のパターンに形成され、前記光学的記録媒体
から反射されたレーザ光線を0次、+1次および−1次
を含む少なくとも三つの回折次数のサブレーザ光線に分
光し、前記受光手段は前記第二格子部からの三つのサブ
レーザ光線を受光して電気信号に変換するものである。
用偏光板は、集光レンズ手段を有する光ピックアップ装
置に用いられる偏光板であって、主面を有する透明な板
を備え、前記主面には第一格子部とこの第一格子部を含
む第二格子部とが形成され、前記第一格子部は前記集光
レンズ手段の光軸に対して非対称な位置に形成されてお
り、前記第一格子部には互いに平行な複数の溝部が第一
の所定のデューティ比で、第一の所定の深さに形成さ
れ、前記第二格子部には複数の溝部が、第二の所定のデ
ューティ比で、第二の所定の深さで所定のパターンに形
成されているものである。 また、本発明の光ピックアッ
プ装置は、光学的記録媒体に情報を読み書きする光ピッ
クアップ装置であって、レーザ光線を射出するレーザ光
源手段と、前記光学的記録媒体の近傍に設けられた集光
レンズ手段と、前記レーザ光源手段と前記集光レンズ手
段との間の光路上に設けられた偏光板と、受光手段とを
有し、前記偏光板は主面を有する透明な板を備え、前記
主面には第一格子部とこの第一格子部を含む第二格子部
とが形成され、前記第一格子部は前記集光レンズ手段の
光軸に対して非対称な位置に形成されており、前記第一
格子部には互いに平行な複数の溝部が第一の所定のデュ
ーティ比で、第一の所定の深さに形成され、レーザ光線
を0次、+1次および−1次を含む少なくとも三つの回
折次数のレーザ光線に分光し、前記分光されたレーザ光
線は前記集光レンズ手段によって、前記光学的記録媒体
に集光されると共に反射され、前記第二格子部には複数
の溝部が、第二の所定のデューティ比で、第二の所定の
深さで所定のパターンに形成され、前記光学的記録媒体
から反射されたレーザ光線を0次、+1次および−1次
を含む少なくとも三つの回折次数のサブレーザ光線に分
光し、前記受光手段は前記第二格子部からの三つのサブ
レーザ光線を受光して電気信号に変換するものである。
【0011】
【作用】上記の構成により、同一のグレーティングの中
で各領域での最適回折効率の設計値に合わせて、実際の
回折効率を格子の深さ、またはデューティ比を変えるこ
とにより制御することができる。
で各領域での最適回折効率の設計値に合わせて、実際の
回折効率を格子の深さ、またはデューティ比を変えるこ
とにより制御することができる。
【0012】
第一実施例 図1は本発明にかかる、偏光板タイプの光ディスク読み
取り用光ピックアップ装置の第一実施例を示す。偏光板
タイプ光ピックアップ装置GPは、Z軸に沿ってレーザ
光線Lを射出する半導体レーザ1と、偏光板2と、レー
ザ光線を集光する光学レンズ3とを備えている。光学レ
ンズ3はその光軸が半導体レーザ1のZ軸と一致してい
る。光学レンズ3の焦点は電磁コイル9手段によって調
整できる。
取り用光ピックアップ装置の第一実施例を示す。偏光板
タイプ光ピックアップ装置GPは、Z軸に沿ってレーザ
光線Lを射出する半導体レーザ1と、偏光板2と、レー
ザ光線を集光する光学レンズ3とを備えている。光学レ
ンズ3はその光軸が半導体レーザ1のZ軸と一致してい
る。光学レンズ3の焦点は電磁コイル9手段によって調
整できる。
【0013】偏光板2は半導体レーザ1と光学レンズ3
との間にZ軸に対して垂直に設けられている。偏光板2
には、レーザ光線Lを受け止めるに十分な大きさを有し
ている。そして、偏光板2の側面のうち、光学レンズ3
に面する一側面上にそれぞれ異なるホログラムパターン
を有する第一回折領域2a及び第二回折領域2bが設け
られている。さらに、フォトディテクタ5が半導体レー
ザ1の近傍に設けられている。
との間にZ軸に対して垂直に設けられている。偏光板2
には、レーザ光線Lを受け止めるに十分な大きさを有し
ている。そして、偏光板2の側面のうち、光学レンズ3
に面する一側面上にそれぞれ異なるホログラムパターン
を有する第一回折領域2a及び第二回折領域2bが設け
られている。さらに、フォトディテクタ5が半導体レー
ザ1の近傍に設けられている。
【0014】図2は図1の偏光板タイプ光ピックアップ
装置におけるレーザ光線の光路が示されている。半導体
レーザ1から射出されたレーザ光線Lは偏光板2に入
り、第一回折領域2aでそれぞれ+1次、0次、−1次
の回折次数を有する三つのレーザ光線L1、L2、L3
に分光される。それと同時に、レーザ光線Lは第二回折
領域2bでそれぞれ+1次、0次、−1次の回折次数を
有する三つのレーザ光線に分光されるが、そのうち0次
の回折次数を有するレーザ光線L′が使用される。レー
ザ光線L2及びレーザ光線L′は光学レンズ3によって
集光されて、光ディスク4の記録トラック上にスポット
Saを結ぶ。更に、レーザ光線L1とレーザ光線L3は
同様にして、光ディスク4上に、スポットSa結ばれて
いるトラックの両側にスポットSb、Scがそれぞれ結
ばれている。
装置におけるレーザ光線の光路が示されている。半導体
レーザ1から射出されたレーザ光線Lは偏光板2に入
り、第一回折領域2aでそれぞれ+1次、0次、−1次
の回折次数を有する三つのレーザ光線L1、L2、L3
に分光される。それと同時に、レーザ光線Lは第二回折
領域2bでそれぞれ+1次、0次、−1次の回折次数を
有する三つのレーザ光線に分光されるが、そのうち0次
の回折次数を有するレーザ光線L′が使用される。レー
ザ光線L2及びレーザ光線L′は光学レンズ3によって
集光されて、光ディスク4の記録トラック上にスポット
Saを結ぶ。更に、レーザ光線L1とレーザ光線L3は
同様にして、光ディスク4上に、スポットSa結ばれて
いるトラックの両側にスポットSb、Scがそれぞれ結
ばれている。
【0015】レーザ光線L1、L2、L3は光ディスク
4から反射され、更に光学レンズ3によって第二回折領
域2bに導かれる。そして図示の如く、第二回折領域2
b上にそれぞれ互いに重なり合うようにスポットS
b′、Sa′、Sc′が結ばれる。レーザ光線L1、L
2、L3は更に、それぞれ第二回折領域2bの回折格子
によって+1次、0次、−1次の回折次数を有する三つ
のレーザ光線に分光されて、合計九つのレーザ光線が生
じる。この九つのレーザ光線のうち、それぞれ+1次の
回折次数を有するレーザ光線L1′、L2′、L3′の
みがフォトディテクタ5に導かれる。フォトディテクタ
5は三つの光検知部、つまり第一トラッキングディテク
タ6、及びサーボディテクタ7、第二トラッキングディ
テクタ8を有しており、レーザ光線L1′、L2′、L
3′によってスポットSb″、Sa″、Sc″がそれぞ
れに結ばれる。
4から反射され、更に光学レンズ3によって第二回折領
域2bに導かれる。そして図示の如く、第二回折領域2
b上にそれぞれ互いに重なり合うようにスポットS
b′、Sa′、Sc′が結ばれる。レーザ光線L1、L
2、L3は更に、それぞれ第二回折領域2bの回折格子
によって+1次、0次、−1次の回折次数を有する三つ
のレーザ光線に分光されて、合計九つのレーザ光線が生
じる。この九つのレーザ光線のうち、それぞれ+1次の
回折次数を有するレーザ光線L1′、L2′、L3′の
みがフォトディテクタ5に導かれる。フォトディテクタ
5は三つの光検知部、つまり第一トラッキングディテク
タ6、及びサーボディテクタ7、第二トラッキングディ
テクタ8を有しており、レーザ光線L1′、L2′、L
3′によってスポットSb″、Sa″、Sc″がそれぞ
れに結ばれる。
【0016】図3は第一実施例に基づく偏光板2を示
す。偏光板2の一面には、図3に示されるように、X軸
に平行に延在する複数の溝より成るホログラムパターン
を有する第一回折領域2aが形成されている。なお、光
ディスクのトラックが延在する方向Tは、図3に示され
るようにY軸と平行である。更に、第一回折領域2aと
同じ面に、以下の式により求められる複数の曲線により
成るホログラムパターンを有する第二回折領域2bが形
成されている。
す。偏光板2の一面には、図3に示されるように、X軸
に平行に延在する複数の溝より成るホログラムパターン
を有する第一回折領域2aが形成されている。なお、光
ディスクのトラックが延在する方向Tは、図3に示され
るようにY軸と平行である。更に、第一回折領域2aと
同じ面に、以下の式により求められる複数の曲線により
成るホログラムパターンを有する第二回折領域2bが形
成されている。
【0017】
【数2】
【0018】なお、第二回折領域2bのホログラムパタ
ーンは回折方向に関して45°の傾きを有する非点収差
を発生させるように構成されている。具体的には、半導
体レーザ1を参照光、フォトディテクタ5に非点収差を
持つ物体光を置いたときに記録されるホログラムパター
ンにすれば良い。更に、上記の定数A,B,Cがゼロの
時には、第二回折領域2bのホログラムパターンは第一
回折領域2aと同様に複数の直線からなるパターンとな
るが、この場合には第一回折領域2aおよび第二回折領
域2bの格子溝の深さを互いに変えることによって所望
の回折効率、及び効果を得ることができる。
ーンは回折方向に関して45°の傾きを有する非点収差
を発生させるように構成されている。具体的には、半導
体レーザ1を参照光、フォトディテクタ5に非点収差を
持つ物体光を置いたときに記録されるホログラムパター
ンにすれば良い。更に、上記の定数A,B,Cがゼロの
時には、第二回折領域2bのホログラムパターンは第一
回折領域2aと同様に複数の直線からなるパターンとな
るが、この場合には第一回折領域2aおよび第二回折領
域2bの格子溝の深さを互いに変えることによって所望
の回折効率、及び効果を得ることができる。
【0019】なお、偏光板2は第一回折領域2aの平行
格子溝が光ディスクのトラック方向Tに垂直に成るよう
に位置されている。スポットSb′、Sa′、Sc′は
偏光板2の中心線であるX軸に沿って位置する。更に、
スポットSb″、Sa″、Sc″は、図5に示すよう
に、それぞれ第一トラッキングディテクタ6、サーボデ
ィテクタ7、第二トラッキングディテクタ8上に結ばれ
る。
格子溝が光ディスクのトラック方向Tに垂直に成るよう
に位置されている。スポットSb′、Sa′、Sc′は
偏光板2の中心線であるX軸に沿って位置する。更に、
スポットSb″、Sa″、Sc″は、図5に示すよう
に、それぞれ第一トラッキングディテクタ6、サーボデ
ィテクタ7、第二トラッキングディテクタ8上に結ばれ
る。
【0020】図15,16,17に第一トラッキングデ
ィテクタ6、サーボディテクタ7、第二トラッキングデ
ィテクタ8に結ばれるスポットSb″、Sa″、Sc″
の、焦点条件の異なる場合における形状を示す。図16
はスポットSb″、Sa″、Sc″が正しく第一トラッ
キングディテクタ6、サーボディテクタ7、第二トラッ
キングディテクタ8上に焦点が合っている場合を示す。
図15はスポットSb″、Sa″、Sc″の焦点が遠
い、つまり、正しい焦点位置はもう少し偏光板2から離
れた場所である場合を示している。この場合、スポット
は右側に傾いた細長い楕円状の形状となる。図17はス
ポットSb″、Sa″、Sc″の焦点が近い、つまり、
正しい焦点位置はもう少し偏光板2に近づいた場所であ
ることを示している。
ィテクタ6、サーボディテクタ7、第二トラッキングデ
ィテクタ8に結ばれるスポットSb″、Sa″、Sc″
の、焦点条件の異なる場合における形状を示す。図16
はスポットSb″、Sa″、Sc″が正しく第一トラッ
キングディテクタ6、サーボディテクタ7、第二トラッ
キングディテクタ8上に焦点が合っている場合を示す。
図15はスポットSb″、Sa″、Sc″の焦点が遠
い、つまり、正しい焦点位置はもう少し偏光板2から離
れた場所である場合を示している。この場合、スポット
は右側に傾いた細長い楕円状の形状となる。図17はス
ポットSb″、Sa″、Sc″の焦点が近い、つまり、
正しい焦点位置はもう少し偏光板2に近づいた場所であ
ることを示している。
【0021】上記に基づいて、フォーカスエラー信号F
oEは下記の如く求めることができる。サーボディテク
タ7は、上述の図に示すように、四分割されたセクショ
ン7a、7b、7c、7dよりなり、各セクションはそ
の上に結ばれたスポットSa″部分の面積に応じて、そ
れぞれレベル信号7A、7B、7C、7Dを出力する。
フォーカスエラー信号FoEは以下の式により求められ
る。
oEは下記の如く求めることができる。サーボディテク
タ7は、上述の図に示すように、四分割されたセクショ
ン7a、7b、7c、7dよりなり、各セクションはそ
の上に結ばれたスポットSa″部分の面積に応じて、そ
れぞれレベル信号7A、7B、7C、7Dを出力する。
フォーカスエラー信号FoEは以下の式により求められ
る。
【0022】
【数3】
【0023】フォーカスエラー信号FoEを得るために
用いている非点収差法の詳細については米国特許番号
4,731,772 1988年3月15日 発効 ワイ
−ホンリーに開示されている。
用いている非点収差法の詳細については米国特許番号
4,731,772 1988年3月15日 発効 ワイ
−ホンリーに開示されている。
【0024】トラッキングエラー信号TrEは以下の如
く求められる。スポットSb、Scは、図2に示すよう
にそれぞれトラックの反対側に位置しているが、部分的
にトラックと重なっているので、第一トラッキングディ
テクタ6及び第二トラッキングディテクタ8はトラック
に重なっている量に応じたレベル信号E,Fを出力す
る。トラッキングエラー信号TrEは次式により求めら
れる。
く求められる。スポットSb、Scは、図2に示すよう
にそれぞれトラックの反対側に位置しているが、部分的
にトラックと重なっているので、第一トラッキングディ
テクタ6及び第二トラッキングディテクタ8はトラック
に重なっている量に応じたレベル信号E,Fを出力す
る。トラッキングエラー信号TrEは次式により求めら
れる。
【0025】
【数4】
【0026】本発明に於ける第一回折領域2a及び第二
回折領域2bはそれぞれ異なる回折効率を有している
が、これは第一回折領域2a及び第二回折領域2bのそ
れぞれに異なるホログラムパターンを形成することによ
って達成することができる。薄型矩形ホログラム板の0
次と+1次の回折次数に於ける回折効率E0及びE1を計
算する式が、微小光学研究グループ機関誌 第6巻 N
o.3 1988年9月27日発行の79ページから80
ページに掲載のW.H.Leeの発表に開示されてい
る。
回折領域2bはそれぞれ異なる回折効率を有している
が、これは第一回折領域2a及び第二回折領域2bのそ
れぞれに異なるホログラムパターンを形成することによ
って達成することができる。薄型矩形ホログラム板の0
次と+1次の回折次数に於ける回折効率E0及びE1を計
算する式が、微小光学研究グループ機関誌 第6巻 N
o.3 1988年9月27日発行の79ページから80
ページに掲載のW.H.Leeの発表に開示されてい
る。
【0027】
【数5】
【0028】上記より明らかなように、0次及び1次の
回折次数における回折効率E0及びE1はデューティ比q
とホログラム深さに関連して決定される。第一回折領域
2a及び第二回折領域2bのそれぞれに形成された格子
溝は適当なデューティ比及び/またはホログラム深さを
選択することによって決定される。
回折次数における回折効率E0及びE1はデューティ比q
とホログラム深さに関連して決定される。第一回折領域
2a及び第二回折領域2bのそれぞれに形成された格子
溝は適当なデューティ比及び/またはホログラム深さを
選択することによって決定される。
【0029】たとえば、第二回折領域2bに於けるE0
× E1の値を最大にし、且つ第一回折領域2aに於ける
E0の値を最小(ゼロ)にすると共にE1の値を最大にす
る為の、第一回折領域2aおよび第二回折領域2bに於
けるデューティ比qとホログラム深さdは次式で決定さ
れる。
× E1の値を最大にし、且つ第一回折領域2aに於ける
E0の値を最小(ゼロ)にすると共にE1の値を最大にす
る為の、第一回折領域2aおよび第二回折領域2bに於
けるデューティ比qとホログラム深さdは次式で決定さ
れる。
【0030】 於第一回折領域2a、q=0.5 且つ d=0.5×θ/(n−1) 於第二回折領域2b、q=0.5 且つ d=0.25×θ/(n−1) 更に、第二回折領域2bに於けるE0×E1の値を変えず
にE1/E0の値を0.2にする為の、デューティ比q及
びホログラム深さdは次式で決定される。
にE1/E0の値を0.2にする為の、デューティ比q及
びホログラム深さdは次式で決定される。
【0031】 於第一回折領域2a、q=0.5 且つ d=0.20×θ/(n−1) 於第二回折領域2b、q=0.5 且つ d=0.25×θ/(n−1) または、 於第一回折領域2a、q=0.72 且つ d=0.25×θ/(n−1) 於第二回折領域2b、q=0.5 且つ d=0.25×θ/(n−1) なお、添付図面では第一回折領域2a及び第二回折領域
2bは円形に描かれているが、楕円形や矩形といった円
形以外の形状も可能である。また、第一回折領域2aの
位置は、どこでも良いが、第二回折領域2bより小さい
ことが望ましい。
2bは円形に描かれているが、楕円形や矩形といった円
形以外の形状も可能である。また、第一回折領域2aの
位置は、どこでも良いが、第二回折領域2bより小さい
ことが望ましい。
【0032】フォーカスエラー信号を検出する手段とし
て、非点収差法に基づいて説明したが、3ビーム法やフ
ーコー法という他の方法も下記の如く用いることができ
る。
て、非点収差法に基づいて説明したが、3ビーム法やフ
ーコー法という他の方法も下記の如く用いることができ
る。
【0033】フォーカスエラー信号を得るために用いら
れる3ビーム法の詳細については、たとえば、1989
年春季応物学会発行の予稿集の「スポット・サイズ・デ
ィテクション法を用いたホログラムヘッド」に開示され
ている。
れる3ビーム法の詳細については、たとえば、1989
年春季応物学会発行の予稿集の「スポット・サイズ・デ
ィテクション法を用いたホログラムヘッド」に開示され
ている。
【0034】3ビーム法においては、半導体レーザ1を
参照光として、サーボディテクタ7から光軸方向にδZ
の位置に在る点光源を物体光として得られるホログラム
パターンが用いられる。δZは次式で表される。
参照光として、サーボディテクタ7から光軸方向にδZ
の位置に在る点光源を物体光として得られるホログラム
パターンが用いられる。δZは次式で表される。
【0035】
【数6】
【0036】更に、光軸と平行でかつ波面収差を持たな
いレーザ光を参照光とし、光軸と平行かつ次式で表され
る波面収差を持つレーザ光を物体光として得られるホロ
グラムパターンが用いられる。
いレーザ光を参照光とし、光軸と平行かつ次式で表され
る波面収差を持つレーザ光を物体光として得られるホロ
グラムパターンが用いられる。
【0037】
【数7】
【0038】フーコー法の詳細については、光メモリシ
ンポジウム発行1986年論文集の「複類機能ホログラ
ムを用いた小型ヘッド」に開示されている。なお、フー
コー法は、本発明の第三実施例に関連して後ほど述べ
る。
ンポジウム発行1986年論文集の「複類機能ホログラ
ムを用いた小型ヘッド」に開示されている。なお、フー
コー法は、本発明の第三実施例に関連して後ほど述べ
る。
【0039】第二実施例 図6,7は本発明の第二実施例に基づく偏光板2を示
す。図3,4に示されている偏光板2と比べて、図6に
示されるように第一回折領域2aがX軸に平行に延在し
ている。なお、光ディスクのトラックはX軸に平行に延
在している。更に、図8に示すようにスポットSb″、
Sa″、Sc″が第一トラッキングディテクタ6、サー
ボディテクタ7、第二トラッキングディテクタ8のそれ
ぞれに結ばれているが、サーボディテクタ7の各セクシ
ョン7a、7b、7c、7dは図5に示されているもの
とは異なる。
す。図3,4に示されている偏光板2と比べて、図6に
示されるように第一回折領域2aがX軸に平行に延在し
ている。なお、光ディスクのトラックはX軸に平行に延
在している。更に、図8に示すようにスポットSb″、
Sa″、Sc″が第一トラッキングディテクタ6、サー
ボディテクタ7、第二トラッキングディテクタ8のそれ
ぞれに結ばれているが、サーボディテクタ7の各セクシ
ョン7a、7b、7c、7dは図5に示されているもの
とは異なる。
【0040】第三実施例 図9に、フォーカスエラー信号FoEを得るためにフー
コー法が用いられている第三実施例に基づく偏光板2′
が示されている。本実施例において、第二回折領域2b
は更にX軸に沿って、第一ハーフ回折領域2b1と第二
ハーフ回折領域2b2とに分けられている。第一ハーフ
回折領域2b1には、X軸に対して所定の角度θ1の傾き
を有し、所定の間隔P1で平行に配列された複数の溝か
らなるホログラムパターンが設けられている。第二ハー
フ回折領域Sb2も同様に、X軸に対して角度θ2の傾き
を有し、間隔P2の平行溝からなるホログラムパターン
が設けられている。P1、P2、θ1、θ2は適当な値をと
ることができるが、ただしP1=P2の場合はθ1≠θ2で
なければならない。
コー法が用いられている第三実施例に基づく偏光板2′
が示されている。本実施例において、第二回折領域2b
は更にX軸に沿って、第一ハーフ回折領域2b1と第二
ハーフ回折領域2b2とに分けられている。第一ハーフ
回折領域2b1には、X軸に対して所定の角度θ1の傾き
を有し、所定の間隔P1で平行に配列された複数の溝か
らなるホログラムパターンが設けられている。第二ハー
フ回折領域Sb2も同様に、X軸に対して角度θ2の傾き
を有し、間隔P2の平行溝からなるホログラムパターン
が設けられている。P1、P2、θ1、θ2は適当な値をと
ることができるが、ただしP1=P2の場合はθ1≠θ2で
なければならない。
【0041】図10は、図9の偏光板2′を用いた光ピ
ックアップ装置における光路を示す。この光ピックアッ
プ装置では、レーザ光線L1、L2、L3は光ディスク
4で反射されて、上述と同様に偏光板2′に入射する。
なお、レーザ光線L1は第一ハーフ回折領域2b1内に
スポットSb′を結び、レーザ光線L2は第一ハーフ回
折領域2b1と第二ハーフ回折領域2b2の境界上にスポ
ットSa′を結ぶ。スポットSa′は、境界を挟んで第
一ハーフ回折領域2b1と第二ハーフ回折領域2b2のそ
れぞれの上に半円形のスポットを結ぶ。一方、レーザ光
線L3は第二ハーフ回折領域2b2にスポットSc′を
結ぶ。偏光板2′で回折されたレーザ光線のうち+1次
の回折次数を有する回折レーザ光線L1′及びL3′
は、上述の方法と同様にして、それぞれ第一トラッキン
グディテクタ6及び第二トラッキングディテクタ8に向
かって導かれる。しかしながら、スポットSa′からは
+1次の回折次数を有する二つのレーザ光線L21′、
L22′が発生する。この二つのレーザ光線L21′、
L22′は、受光した光の量に応じたレベル信号7
A′、7B′、7C′、7D′を、それぞれ出力する四
つのセクション7a′、7b′、7c′、7d′よりな
るサーボディテクタ7′に導かれる。第一ハーフ回折領
域2b1からのレーザ光線L21′はセクション7aと
7bの境界上に半円形の信号Sa1を結ぶ。同様に、第
二ハーフ回折領域2b2よりのレーザ光線L22′はセ
クション7cと7dの境界上に半円形の信号Sa2″を
結ぶ。フォーカスエラーFoEとトラッキングエラー信
号TrEは次式により求められる。
ックアップ装置における光路を示す。この光ピックアッ
プ装置では、レーザ光線L1、L2、L3は光ディスク
4で反射されて、上述と同様に偏光板2′に入射する。
なお、レーザ光線L1は第一ハーフ回折領域2b1内に
スポットSb′を結び、レーザ光線L2は第一ハーフ回
折領域2b1と第二ハーフ回折領域2b2の境界上にスポ
ットSa′を結ぶ。スポットSa′は、境界を挟んで第
一ハーフ回折領域2b1と第二ハーフ回折領域2b2のそ
れぞれの上に半円形のスポットを結ぶ。一方、レーザ光
線L3は第二ハーフ回折領域2b2にスポットSc′を
結ぶ。偏光板2′で回折されたレーザ光線のうち+1次
の回折次数を有する回折レーザ光線L1′及びL3′
は、上述の方法と同様にして、それぞれ第一トラッキン
グディテクタ6及び第二トラッキングディテクタ8に向
かって導かれる。しかしながら、スポットSa′からは
+1次の回折次数を有する二つのレーザ光線L21′、
L22′が発生する。この二つのレーザ光線L21′、
L22′は、受光した光の量に応じたレベル信号7
A′、7B′、7C′、7D′を、それぞれ出力する四
つのセクション7a′、7b′、7c′、7d′よりな
るサーボディテクタ7′に導かれる。第一ハーフ回折領
域2b1からのレーザ光線L21′はセクション7aと
7bの境界上に半円形の信号Sa1を結ぶ。同様に、第
二ハーフ回折領域2b2よりのレーザ光線L22′はセ
クション7cと7dの境界上に半円形の信号Sa2″を
結ぶ。フォーカスエラーFoEとトラッキングエラー信
号TrEは次式により求められる。
【0042】
【数8】
【0043】第四実施例 図13に、本発明の第四実施例に基づく偏光板を示す。
偏光板20は中心線に沿って延在する長手形状の第一回
折領域20aと、その両側にそれぞれ第二回折領域20
bが設けられている。第一回折領域20aは複数の平行
溝からなるホログラムパターンを有し、一方第二回折領
域20bは、図3,4に関連して述べたのと同様の方法
によるホログラムパターンを有している。しかしなが
ら、第二回折領域20bはY軸方向に延在する第一回折
領域20aによって、二つに分割されている。偏光板2
0はその延在する第一回折領域20aが光ディスク4の
トラッキング方向に対して直角になるように、光ピック
アップ装置内に設けられている。
偏光板20は中心線に沿って延在する長手形状の第一回
折領域20aと、その両側にそれぞれ第二回折領域20
bが設けられている。第一回折領域20aは複数の平行
溝からなるホログラムパターンを有し、一方第二回折領
域20bは、図3,4に関連して述べたのと同様の方法
によるホログラムパターンを有している。しかしなが
ら、第二回折領域20bはY軸方向に延在する第一回折
領域20aによって、二つに分割されている。偏光板2
0はその延在する第一回折領域20aが光ディスク4の
トラッキング方向に対して直角になるように、光ピック
アップ装置内に設けられている。
【0044】第四実施例にもとづく偏光板20の利点を
以下に説明する。既に述べた実施例にかかる実施例2、
及び2′では、レーザ光線が小さい第一回折領域2aを
通れば、トラッキングエラー検出用のスポットSb、S
cは小さくなる。しかし、レーザ光線の有効開口数が小
さいときには、光ディスク上のスポットSb、Scは図
12に示すように、不都合なことに大きくなる。このよ
うな場合、大きくなったスポットSbとScが隣のトラ
ックを覆ってしまうことがある。反対に、第四実施例に
於いては、延在する第一回折領域20aがトラッキング
方向に対して直角に位置しているので、スポットSb、
Scが図11に示されるように目的のトラックを検出す
るに十分小さくできる。
以下に説明する。既に述べた実施例にかかる実施例2、
及び2′では、レーザ光線が小さい第一回折領域2aを
通れば、トラッキングエラー検出用のスポットSb、S
cは小さくなる。しかし、レーザ光線の有効開口数が小
さいときには、光ディスク上のスポットSb、Scは図
12に示すように、不都合なことに大きくなる。このよ
うな場合、大きくなったスポットSbとScが隣のトラ
ックを覆ってしまうことがある。反対に、第四実施例に
於いては、延在する第一回折領域20aがトラッキング
方向に対して直角に位置しているので、スポットSb、
Scが図11に示されるように目的のトラックを検出す
るに十分小さくできる。
【0045】図14に、第四実施例の偏光板20を用い
た光ピックアップ装置に於ける光路を示す。説明を簡素
化するために、レーザ光線L1のみを図示している。長
手形状の第一回折領域20aによって回折されたレーザ
光線L1は、光学レンズ3によって光ディスク4上にス
ポットSbを結ぶ。レーザ光線L1は反射されて、再度
光学レンズ3によって第二回折領域20bに入射し、そ
こで発生する+1次の回折次数を有するレーザ光線L
1′は第一トラッキングディテクタ6に導かれる。
た光ピックアップ装置に於ける光路を示す。説明を簡素
化するために、レーザ光線L1のみを図示している。長
手形状の第一回折領域20aによって回折されたレーザ
光線L1は、光学レンズ3によって光ディスク4上にス
ポットSbを結ぶ。レーザ光線L1は反射されて、再度
光学レンズ3によって第二回折領域20bに入射し、そ
こで発生する+1次の回折次数を有するレーザ光線L
1′は第一トラッキングディテクタ6に導かれる。
【0046】第五実施例 図18,19にビーム法に基づく偏光板30を示す。こ
の実施例に於いては、第一回折領域30aは図3に関連
して説明したのと同様の方法で形成されるホログラムパ
ターンを有している。第二回折領域30bには二つのホ
ログラムパターンが重乗している。図18には説明の簡
素化の為に+1次の回折次数を有するレーザ光線L″
1、L″2のみが示されている。レーザ光線L′(表示せ
ず)は光ディスク4によって反射されて偏光板30に入
射する。レーザ光線L′のスポットは第二回折領域30
bに重乗されたホログラムパターンのそれぞれによっ
て、回折次数の異なる三つのレーザ光線に分光される。
このようにして分光された六つのレーザ光線Lのうち、
+1次の回折次数を有するレーザ光線L″1及びL″2が
サーボディテクタ70に導かれてそれぞれスポット70
a、70bを結ぶ。サーボディテクタ70はサブセクシ
ョン70aと70bを有する。更に、サブセクション7
0aは感知部70a1、70a2、70a3から成ると共
に、感知部はそれぞれ、スポットSab″が結ばれた部
分に応じてレベル信号70A、70B、70Cを出力す
る。同様に、サブセクション70bは、結ばれたスポッ
トSaa″に応じてレベル信号70A′、70B′、7
0C′出力する感知部70b1、70b2、70b3か
ら成る。第一トラッキングディテクタ60及び第二トラ
ッキングディテクタ80はスポットSba″とSbb″
に応じてレベル信号60Eを、スポットSca″、Sc
b″に応じてレベル信号80Fを出力する。フォーカス
エラー信号FoEとトラッキングエラー信号TrEは次
式によって求められる。
の実施例に於いては、第一回折領域30aは図3に関連
して説明したのと同様の方法で形成されるホログラムパ
ターンを有している。第二回折領域30bには二つのホ
ログラムパターンが重乗している。図18には説明の簡
素化の為に+1次の回折次数を有するレーザ光線L″
1、L″2のみが示されている。レーザ光線L′(表示せ
ず)は光ディスク4によって反射されて偏光板30に入
射する。レーザ光線L′のスポットは第二回折領域30
bに重乗されたホログラムパターンのそれぞれによっ
て、回折次数の異なる三つのレーザ光線に分光される。
このようにして分光された六つのレーザ光線Lのうち、
+1次の回折次数を有するレーザ光線L″1及びL″2が
サーボディテクタ70に導かれてそれぞれスポット70
a、70bを結ぶ。サーボディテクタ70はサブセクシ
ョン70aと70bを有する。更に、サブセクション7
0aは感知部70a1、70a2、70a3から成ると共
に、感知部はそれぞれ、スポットSab″が結ばれた部
分に応じてレベル信号70A、70B、70Cを出力す
る。同様に、サブセクション70bは、結ばれたスポッ
トSaa″に応じてレベル信号70A′、70B′、7
0C′出力する感知部70b1、70b2、70b3か
ら成る。第一トラッキングディテクタ60及び第二トラ
ッキングディテクタ80はスポットSba″とSbb″
に応じてレベル信号60Eを、スポットSca″、Sc
b″に応じてレベル信号80Fを出力する。フォーカス
エラー信号FoEとトラッキングエラー信号TrEは次
式によって求められる。
【0047】
【数9】
【0048】第六実施例 図20に、本発明の第六実施例に基づく偏光板を示す。
偏光板40には3ビーム法が適応されている。本実施例
において、偏光板40は第一回折領域40aと第二回折
領域40bから成る。第一回折領域40aは図3に関連
して既に述べた方法によるホログラムパターンを有して
いる。第二回折領域40bも同様に、図3の3ビーム法
に関連して述べたホログラムパターンを有している。図
20には、簡素化のために、回折次数が+1であるレー
ザ光線L″(+)及び回折次数が−1であるレーザ光線
L″(−)のみが表されている。レーザ光線L′(表示
せず)が光ディスク4で反射されて偏光板40に入射す
る。反射レーザ光線L′は第二回折領域40bによって
三つのレーザ光線に分光される。これらの分光されたレ
ーザ光線のうち、二つのレーザ光線L″(+)、L″
(−)がそれぞれ、第一フォトディテクタ51a及び第
二フォトディテクタ51bに導かれる。第一フォトディ
テクタ51aは第一トラッキングディテクタ61aと第
二トラッキングディテクタ81aとサーボディテクタ7
1aを有している。サーボディテクタ71aは、それぞ
れ信号Sa″(+)に応じてレベル信号70A、70
B、70Cを出力するサブセクション71a1、71a
2、71a3を含む。第一トラッキングディテクタ61a
及び第二トラッキングディテクタ81aは、それぞれス
ポットSb″(+)とSc″(+)に応じてレベル信号
60Eと80Fを出力する。同様に、スポットSb″
(−)とSc″(−)に応じて、それぞれレベル信号6
0E′と80E′を出力する第一トラッキングディテク
タ61bと第二トラッキングディテクタ81bが第二フ
ォトディテクタ51bに含まれ、更に第二サーボディテ
クタ71bも含まれる。サーボディテクタ71bは、ス
ポットSa″(−)に応じてレベル信号70A′、70
B′、70C′を出力するそれぞれのサブセクション7
1b1、71b2、71c2。フォーカスエラー信号Fo
Eとトラッキングエラー信号TrEは次式で求められ
る。
偏光板40には3ビーム法が適応されている。本実施例
において、偏光板40は第一回折領域40aと第二回折
領域40bから成る。第一回折領域40aは図3に関連
して既に述べた方法によるホログラムパターンを有して
いる。第二回折領域40bも同様に、図3の3ビーム法
に関連して述べたホログラムパターンを有している。図
20には、簡素化のために、回折次数が+1であるレー
ザ光線L″(+)及び回折次数が−1であるレーザ光線
L″(−)のみが表されている。レーザ光線L′(表示
せず)が光ディスク4で反射されて偏光板40に入射す
る。反射レーザ光線L′は第二回折領域40bによって
三つのレーザ光線に分光される。これらの分光されたレ
ーザ光線のうち、二つのレーザ光線L″(+)、L″
(−)がそれぞれ、第一フォトディテクタ51a及び第
二フォトディテクタ51bに導かれる。第一フォトディ
テクタ51aは第一トラッキングディテクタ61aと第
二トラッキングディテクタ81aとサーボディテクタ7
1aを有している。サーボディテクタ71aは、それぞ
れ信号Sa″(+)に応じてレベル信号70A、70
B、70Cを出力するサブセクション71a1、71a
2、71a3を含む。第一トラッキングディテクタ61a
及び第二トラッキングディテクタ81aは、それぞれス
ポットSb″(+)とSc″(+)に応じてレベル信号
60Eと80Fを出力する。同様に、スポットSb″
(−)とSc″(−)に応じて、それぞれレベル信号6
0E′と80E′を出力する第一トラッキングディテク
タ61bと第二トラッキングディテクタ81bが第二フ
ォトディテクタ51bに含まれ、更に第二サーボディテ
クタ71bも含まれる。サーボディテクタ71bは、ス
ポットSa″(−)に応じてレベル信号70A′、70
B′、70C′を出力するそれぞれのサブセクション7
1b1、71b2、71c2。フォーカスエラー信号Fo
Eとトラッキングエラー信号TrEは次式で求められ
る。
【0049】
【数10】
【0050】
【発明の効果】本発明においては、偏光板の一表面上に
それぞれ異なるホログラムパターンを有する3ビーム発
生用の第一格子部とサーボ信号検出用の第二格子部を設
けることによって、非点収差法、ビームサイズ法、フー
コー法等に基づく偏光板を安価に、且つ、効果的に提供
することができる。
それぞれ異なるホログラムパターンを有する3ビーム発
生用の第一格子部とサーボ信号検出用の第二格子部を設
けることによって、非点収差法、ビームサイズ法、フー
コー法等に基づく偏光板を安価に、且つ、効果的に提供
することができる。
【図1】本発明の第一実施例に基づく、光ピックアップ
装置の概略図
装置の概略図
【図2】図1の光ピックアップ装置の部分斜視図
【図3】本発明の第一実施例に基づく、光ピックアップ
装置に用いられる偏光板の平面図
装置に用いられる偏光板の平面図
【図4】図3のX−X断面図
【図5】本発明の第一実施例に基づく、光ピックアップ
装置に用いられるフォトディテクタの平面図
装置に用いられるフォトディテクタの平面図
【図6】本発明の第二実施例に基づく、光ピックアップ
装置に用いられる偏光板の平面図
装置に用いられる偏光板の平面図
【図7】図6のX−X断面図
【図8】本発明の第二実施例に基づく、光ピックアップ
装置に用いられるフォトディテクタの平面図
装置に用いられるフォトディテクタの平面図
【図9】本発明の第三実施例に基づく、偏光板の平面図
【図10】本発明の第三実施例に基づく、光ピックアッ
プ装置の概略斜視図
プ装置の概略斜視図
【図11】光ディスクのトラック上のレーザスポット間
の望ましい位置関係を示す光ディスクの平面図
の望ましい位置関係を示す光ディスクの平面図
【図12】光ディスクのトラック上のレーザスポット間
の望ましくない位置関係を示す光ディスクの平面図
の望ましくない位置関係を示す光ディスクの平面図
【図13】本発明の第四実施例に基づく、光ピックアッ
プ装置に用いられる偏光板の平面図
プ装置に用いられる偏光板の平面図
【図14】本発明の第四実施例に基づく、光ピックアッ
プ装置の概略図
プ装置の概略図
【図15】光のスポットの焦点が遠い場合のスポット形
状を示すフォトディテクタの平面図
状を示すフォトディテクタの平面図
【図16】光のスポットの焦点が合っている場合のスポ
ット形状を示すフォトディテクタの平面図
ット形状を示すフォトディテクタの平面図
【図17】光のスポットの焦点が近い場合のスポット形
状を示すフォトディテクタの平面図
状を示すフォトディテクタの平面図
【図18】本発明の第五実施例に基づく、偏光板の平面
図
図
【図19】本発明の第五実施例に基づく、光ピックアッ
プ装置の概略図
プ装置の概略図
【図20】本発明の第六実施例に基づく、光ピックアッ
プ装置の概略図
プ装置の概略図
【図21】従来の光ピックアップ装置の概略図
【図22】別の従来の光ピックアップ装置の概略図
【図23】従来の偏光板の概略図
【図24】別の従来の偏光板の概略図
1 半導体レーザ 2 偏光板 3 光学レンズ 4 光ディスク 5 フォトディテクタ 6 ソレノイド駆動回路 9 電磁コイル L レーザ光 GP 光ピックアップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−23544(JP,A) 特開 平2−42648(JP,A) 特開 平2−172025(JP,A) 特開 平2−265036(JP,A) 特開 平2−79230(JP,A) 特開 昭64−55746(JP,A) 特開 昭64−53359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/135 G11B 7/09
Claims (5)
- 【請求項1】 集光レンズ手段を有する光ピックアップ
装置に用いられる偏光板であって、主面を有する透明な
板を備え、前記主面には第一格子部とこの第一格子部を
含む第二格子部とが形成され、前記第一格子部は前記集
光レンズ手段の光軸に対して非対称な位置に形成されて
おり、前記第一格子部には互いに平行な複数の溝部が第
一の所定のデューティ比で、第一の所定の深さに形成さ
れ、前記第二格子部には複数の溝部が、第二の所定のデ
ューティ比で、第二の所定の深さで所定のパターンに形
成されていることを特徴とする偏光板。 - 【請求項2】 請求項1に記載の偏光板であって、前記
第一の所定の深さは前記第二の所定の深さと異なること
を特徴とする偏光板。 - 【請求項3】 請求項1に記載の偏光板であって、前記
第一のデューティ比は前記第二のデューティ比と異なる
ことを特徴とする偏光板。 - 【請求項4】 請求項1に記載の偏光板であって、前記
所定のパターンは、 f(x,y)=Ax2+Bxy+Cy2+Dx+Ey+F=Nλ x及びyは前記第一面の座標;Nはゼロを含む整数で決
定されることを特徴とする偏光板。 - 【請求項5】 光学的記録媒体に情報を読み書きする光
ピックアップ装置であって、レーザ光線を射出するレー
ザ光源手段と、前記光学的記録媒体の近傍に設けられた
集光レンズ手段と、前記レーザ光源手段と前記集光レン
ズ手段との間の光路上に設けられた偏光板と、受光手段
とを有し、前記偏光板は主面を有する透明な板を備え、
前記主面には第一格子部とこの第一格子部を含む第二格
子部とが形成され、前記第一格子部は前記集光レンズ手
段の光軸に対して非対称な位置に形成されており、前記
第一格子部には互いに平行な複数の溝部が第一の所定の
デューティ比で、第一の所定の深さに形成され、レーザ
光線を0次、+1次および−1次を含む少なくとも三つ
の回折次数のレーザ光線に分光し、前記分光されたレー
ザ光線は前記集光レンズ手段によって、前記光学的記録
媒体に集光されると共に反射され、前記第二格子部には
複数の溝部が、第二の所定のデューティ比で、第二の所
定の深さで所定のパターンに形成され、前記光学的記録
媒体から反射されたレーザ光線を0次、+1次および−
1次を含む少なくとも三つの回折次数のサブレーザ光線
に分光し、前記受光手段は前記第二格子部からの三つの
サブレーザ光線を受光して電気信号に変換することを特
徴とする光ピックアップ装置。
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