JP2863290B2 - エッジ抽出装置 - Google Patents
エッジ抽出装置Info
- Publication number
- JP2863290B2 JP2863290B2 JP2249290A JP24929090A JP2863290B2 JP 2863290 B2 JP2863290 B2 JP 2863290B2 JP 2249290 A JP2249290 A JP 2249290A JP 24929090 A JP24929090 A JP 24929090A JP 2863290 B2 JP2863290 B2 JP 2863290B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoreceptor cell
- cell array
- photoreceptor
- target image
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエッジ抽出装置に関する。この装置は人工視
覚装置に利用できる。
覚装置に利用できる。
[従来の技術] 対象画像のエッジを抽出する方法として、「対象物の
像を対象画像として拡散面上に結像させ、拡散面に近接
対向させて配備した視細胞素子アレイの個々の視細胞素
子からの出力の有無によりエッジ抽出を行う」方法が提
案されている。
像を対象画像として拡散面上に結像させ、拡散面に近接
対向させて配備した視細胞素子アレイの個々の視細胞素
子からの出力の有無によりエッジ抽出を行う」方法が提
案されている。
本発明はこのようなエッジ抽出方式に関連するので以
下に、上記エッジ抽出方式に就き簡単に説明する。
下に、上記エッジ抽出方式に就き簡単に説明する。
第2図(a)を参照すると、図に於いて符号2は拡散
面部材を示している。拡散面部材2は薄い板状であって
図で下方に向いた面は拡散面2Aとなっている。具体的に
はこの拡散面部材としては例えば摺りガラスを利用でき
る。
面部材を示している。拡散面部材2は薄い板状であって
図で下方に向いた面は拡散面2Aとなっている。具体的に
はこの拡散面部材としては例えば摺りガラスを利用でき
る。
第2図(a)に於いて符号3は中心受光素子、符号4
は周辺受光素子を示す。中心受光素子3はこの図の例で
は円形状であり、周辺受光素子4は円環形状であって中
心受光素子3に対して同心円をなすように配備されてい
る。中心受光素子3と周辺受光素子4とは対となって視
細胞素子を構成する。
は周辺受光素子を示す。中心受光素子3はこの図の例で
は円形状であり、周辺受光素子4は円環形状であって中
心受光素子3に対して同心円をなすように配備されてい
る。中心受光素子3と周辺受光素子4とは対となって視
細胞素子を構成する。
なお視細胞素子は、例えば9個の正方形の受光素子を
密接して3行3列に配列し、中心の1個を中心受光素
子、その周囲の8個の受光素子を周辺受光素子とするな
ど種々の形態が可能である。
密接して3行3列に配列し、中心の1個を中心受光素
子、その周囲の8個の受光素子を周辺受光素子とするな
ど種々の形態が可能である。
中心受光素子3の出力は増幅器5により増幅されるよ
うになっており、周辺受光素子4の出力は増幅器6によ
り増幅されるようになっている。
うになっており、周辺受光素子4の出力は増幅器6によ
り増幅されるようになっている。
増幅器5,6の出力は演算器7により差分演算される。
増幅器5,6及び演算器7は、中心受光素子3と周辺受光
素子4とにより構成された視細胞素子に連なる視神経素
子とでも呼ぶべきものを構成する。
増幅器5,6及び演算器7は、中心受光素子3と周辺受光
素子4とにより構成された視細胞素子に連なる視神経素
子とでも呼ぶべきものを構成する。
このように視細胞素子とこの視細胞素子に連なる視神
経素子とを1単位とし、視細胞素子を2次元的に密接し
て配列したものを視細胞素子アレイと称する。第2図
(a)で符号9は視細胞素子アレイの視細胞素子配列面
を示している。拡散面部材2はその拡散面2Aを視細胞素
子配列面9に近接対向させて配備される。
経素子とを1単位とし、視細胞素子を2次元的に密接し
て配列したものを視細胞素子アレイと称する。第2図
(a)で符号9は視細胞素子アレイの視細胞素子配列面
を示している。拡散面部材2はその拡散面2Aを視細胞素
子配列面9に近接対向させて配備される。
今、拡散面部材2における拡散面2Aが至る所均一な照
度に照明された状態を考える。増幅器5,6の増幅率はこ
の状態に於いて演算器7の出力が0になるように調整さ
れる。
度に照明された状態を考える。増幅器5,6の増幅率はこ
の状態に於いて演算器7の出力が0になるように調整さ
れる。
図示されない対象物の像は図示されない結像光学系に
より拡散面2A上に対象画像として結像される。すると拡
散面2Aの各部は対象画像の光強度に応じた光を視細胞素
子配列面9に向かって拡散させる。各視細胞素子を構成
する中心受光素子・周辺受光素子は拡散面からの拡散光
を受光すると受光量に応じた信号を出力するが視細胞素
子に連結した演算器から出力が生じるのは、上記視細胞
素子において受光する拡散光強度が視細胞素子内で変化
している場合のみであり、従って視細胞素子アレイに於
いて出力を出している演算器に応じた視細胞素子の集合
を2次元的に捉えると対象画像の輪郭即ち対象画像のエ
ッジが検出できることになる。
より拡散面2A上に対象画像として結像される。すると拡
散面2Aの各部は対象画像の光強度に応じた光を視細胞素
子配列面9に向かって拡散させる。各視細胞素子を構成
する中心受光素子・周辺受光素子は拡散面からの拡散光
を受光すると受光量に応じた信号を出力するが視細胞素
子に連結した演算器から出力が生じるのは、上記視細胞
素子において受光する拡散光強度が視細胞素子内で変化
している場合のみであり、従って視細胞素子アレイに於
いて出力を出している演算器に応じた視細胞素子の集合
を2次元的に捉えると対象画像の輪郭即ち対象画像のエ
ッジが検出できることになる。
視細胞素子アレイに於ける演算器からの出力の特性を
見るために、拡散面上に光を微小なスポットにして結像
させ、このスポットを視細胞素子の中心を通る直線(X
方向とする)に沿って移動させて見ると、スポットのX
座標と視細胞素子の中心・周辺受光素子の出力α,βは
第2図(b)に示すようになる。正確にはα,βは増幅
器により増幅された値であり、演算器の出力がα,βの
差になる所からβにはマイナスの重みを付けて示してあ
る。従って第2図(b)に於いてα+βは演算器の出力
になる。
見るために、拡散面上に光を微小なスポットにして結像
させ、このスポットを視細胞素子の中心を通る直線(X
方向とする)に沿って移動させて見ると、スポットのX
座標と視細胞素子の中心・周辺受光素子の出力α,βは
第2図(b)に示すようになる。正確にはα,βは増幅
器により増幅された値であり、演算器の出力がα,βの
差になる所からβにはマイナスの重みを付けて示してあ
る。従って第2図(b)に於いてα+βは演算器の出力
になる。
α,β,α+βの振る舞いは、視細胞素子配列面9と
拡散面2Aとの間隔D0により異なる。即ち、第2図(c)
に示すように間隔D0がより大きくなるとα及びα+βの
山形が緩やかになる。逆に間隔D0が小さく成る程、α及
びα+βの山形がより急峻になることは容易に理解され
るであろう。
拡散面2Aとの間隔D0により異なる。即ち、第2図(c)
に示すように間隔D0がより大きくなるとα及びα+βの
山形が緩やかになる。逆に間隔D0が小さく成る程、α及
びα+βの山形がより急峻になることは容易に理解され
るであろう。
ところで一般に、拡散面上に結像される対象画像は種
々の空間周波数を含んでいる。この場合、第2図(b)
(c)に即して説明したことから、より高い空間周波数
のエッジを抽出するためには、視細胞素子配列面と拡散
面との間隔D0をより小さくすべきであることが直感的に
理解されよう。
々の空間周波数を含んでいる。この場合、第2図(b)
(c)に即して説明したことから、より高い空間周波数
のエッジを抽出するためには、視細胞素子配列面と拡散
面との間隔D0をより小さくすべきであることが直感的に
理解されよう。
事実、対象画像におけるエッジの空間周波数に対する
エッジ抽出感度は間隔D0に依存して変化し、D0の増大に
伴い低い空間周波数を持つエッジの抽出感度が相対的に
高くなる。第3図はこの事情を示している。視細胞素子
1個の直径をRとし、上記間隔D0を、(1/4)R,(3,4)
R,(5/4)R,2Rと順に大きくしてみると、感度が最大と
なる空間周波数の値は第3図(a)(b)(c)(d)
の順に小さくなっているのが分かる。
エッジ抽出感度は間隔D0に依存して変化し、D0の増大に
伴い低い空間周波数を持つエッジの抽出感度が相対的に
高くなる。第3図はこの事情を示している。視細胞素子
1個の直径をRとし、上記間隔D0を、(1/4)R,(3,4)
R,(5/4)R,2Rと順に大きくしてみると、感度が最大と
なる空間周波数の値は第3図(a)(b)(c)(d)
の順に小さくなっているのが分かる。
[発明が解決しようとする課題] さて、本発明が問題としているのは、上記の如きエッ
ジ抽出方式に於いて抽出すべきエッジの空間周波数が高
い場合である。抽出するべきエッジの空間周波数が高い
場合には前述のように間隔D0を小さくすれば良いが、こ
のようにD0を極めて小さくした場合には、視細胞素子配
列面上における、エッジに対応した光強度の変化が一つ
の視細胞内でのみ生じている状態が出来する。
ジ抽出方式に於いて抽出すべきエッジの空間周波数が高
い場合である。抽出するべきエッジの空間周波数が高い
場合には前述のように間隔D0を小さくすれば良いが、こ
のようにD0を極めて小さくした場合には、視細胞素子配
列面上における、エッジに対応した光強度の変化が一つ
の視細胞内でのみ生じている状態が出来する。
第4図を参照すると、符号Si-1,Si,Si+1は互いに隣接
する視細胞素子を示している。
する視細胞素子を示している。
図に示すように視細胞素子Siの部分に鋭い、即ち空間
周波数の極めて高いエッジEGがあり、エッジEGの左側は
均一な光強度、右側は暗部として考えてみると視細胞素
子Si-1は均一な光照射を受けるから出力を出さないし、
視細胞素子Si+1は光を受けないから出力を出さない。
周波数の極めて高いエッジEGがあり、エッジEGの左側は
均一な光強度、右側は暗部として考えてみると視細胞素
子Si-1は均一な光照射を受けるから出力を出さないし、
視細胞素子Si+1は光を受けないから出力を出さない。
また視細胞素子Siでは、エッジ部分が素子を2分して
いるので中心受光素子の出力αと周辺受光素子の出力β
が互いに相殺して出力0もしくは0に近い値になる。演
算器の出力はノイズ除去のためにしきい値処理されるた
め、このような場合0に近い出力は0として表される。
このため第4図の場合、実際には視細胞素子Siの位置に
エッジEGが存在するにも拘らずエッジEGは抽出されな
い。
いるので中心受光素子の出力αと周辺受光素子の出力β
が互いに相殺して出力0もしくは0に近い値になる。演
算器の出力はノイズ除去のためにしきい値処理されるた
め、このような場合0に近い出力は0として表される。
このため第4図の場合、実際には視細胞素子Siの位置に
エッジEGが存在するにも拘らずエッジEGは抽出されな
い。
このようにエッジEGの位置に位置しているにも拘ら
ず、エッジを抽出しない視細胞素子を視細胞素子アレイ
に於ける「抜け目」と称する。
ず、エッジを抽出しない視細胞素子を視細胞素子アレイ
に於ける「抜け目」と称する。
本発明の目的は、このような「抜け目」を生ずること
なく高空間周波数のエッジを確実に抽出できる新規なエ
ッジ抽出装置の提供にある。
なく高空間周波数のエッジを確実に抽出できる新規なエ
ッジ抽出装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本発明のエッジ抽出装置は「対象画像のエッジを抽出
する装置」であって、視細胞素子アレイと拡散面部材と
結像光学系と間隔調整手段と変位手段とを有する。
する装置」であって、視細胞素子アレイと拡散面部材と
結像光学系と間隔調整手段と変位手段とを有する。
「視細胞素子アレイ」は、中心受光素子とこれを囲繞
するように設けられ周辺受光素子により構成される「視
細胞素子」と、上記中心・周辺受光素子の出力を所定の
増幅比に増幅する1対の増幅器と、これら増幅器の夫々
の出力に基づき中心受光素子と周辺受光素子の増幅出力
差を演算出力する演算器とを1単位とし、上記視細胞素
子を密接して2次元的に配列してなる。
するように設けられ周辺受光素子により構成される「視
細胞素子」と、上記中心・周辺受光素子の出力を所定の
増幅比に増幅する1対の増幅器と、これら増幅器の夫々
の出力に基づき中心受光素子と周辺受光素子の増幅出力
差を演算出力する演算器とを1単位とし、上記視細胞素
子を密接して2次元的に配列してなる。
視細胞素子や増幅器対、演算器は第2図に即して説明
したようなものを利用できる。増幅器対を構成する2個
の増幅器の一方をその出力が他方の出力の逆極性となる
ような極性反転増幅器とし、演算器を単なる加算器とし
ても良い。
したようなものを利用できる。増幅器対を構成する2個
の増幅器の一方をその出力が他方の出力の逆極性となる
ような極性反転増幅器とし、演算器を単なる加算器とし
ても良い。
「拡散面部材」は、視細胞素子アレイの視細胞素子配
列面に拡散面を近接対向して配備される。
列面に拡散面を近接対向して配備される。
「結像光学系」は、対象物の像を対象画像として拡散
面部材の拡散面上に結像させる。
面部材の拡散面上に結像させる。
「間隔調整手段」は、拡散面部材の拡散面と視細胞ア
レイの視細胞素子配列面との間隔を変化させる。この間
隔調整手段による「拡散面部材の拡散面と視細胞アレイ
の視細胞素子配列面との間隔」の調整により対象画像に
於いて抽出したい空間周波数をもったエッジを選択的に
抽出できる。
レイの視細胞素子配列面との間隔を変化させる。この間
隔調整手段による「拡散面部材の拡散面と視細胞アレイ
の視細胞素子配列面との間隔」の調整により対象画像に
於いて抽出したい空間周波数をもったエッジを選択的に
抽出できる。
「変位手段」は、対象画像と視細胞素子アレイとを視
細胞素子配列面内で視細胞素子の配列ピッチ分だけ直交
2方向へ相対的に変位させる。
細胞素子配列面内で視細胞素子の配列ピッチ分だけ直交
2方向へ相対的に変位させる。
変位手段による「対象画像と視細胞素子アレイとの視
細胞素子配列面内における変位」は、これを振動的に行
っていも良い(請求項2)。
細胞素子配列面内における変位」は、これを振動的に行
っていも良い(請求項2)。
また「変位手段による対象画像と視細胞素子アレイと
の相対的な変位」は、「結像光学系を光軸に直交する方
向へ変位させる」ことにより行なっても良いし(請求項
3)、「視細胞素子アレイを視細胞素子配列面方向へ変
位させる」ことにより行なっても良く(請求項4)、
「結像光学系と視細胞素子アレイとを一体として、結像
光学系光軸に直交する方向へ変位させる」ことにより行
なっても良い(請求項5)。
の相対的な変位」は、「結像光学系を光軸に直交する方
向へ変位させる」ことにより行なっても良いし(請求項
3)、「視細胞素子アレイを視細胞素子配列面方向へ変
位させる」ことにより行なっても良く(請求項4)、
「結像光学系と視細胞素子アレイとを一体として、結像
光学系光軸に直交する方向へ変位させる」ことにより行
なっても良い(請求項5)。
[作用] 第4図に戻って、エッジEGを例えば右方向へ視細胞素
子の配列ピッチ分だけ変位させてみると視細胞素子Siと
Si+1の出力が変化する。従って対象画像と視細胞素子ア
レイの相対変位により出力の変化する視細胞素子位置に
はエッジが存在することになる。従って上記変位を直交
2方向につき行えば第4図に示すような高い空間周波数
のエッジでも確実に抽出可能である。
子の配列ピッチ分だけ変位させてみると視細胞素子Siと
Si+1の出力が変化する。従って対象画像と視細胞素子ア
レイの相対変位により出力の変化する視細胞素子位置に
はエッジが存在することになる。従って上記変位を直交
2方向につき行えば第4図に示すような高い空間周波数
のエッジでも確実に抽出可能である。
その際、変位は1度だけでも良いが、変位を振動的に
行うと、即ち第4図でエッジの位置を視細胞素子Siの直
径を振幅として行うと、視細胞素子Siに連なる演算器か
ら振動的な出力を時間的に継続して取り出すことができ
以後の情報処理に好都合である。この場合、相対的な変
位は以後の情報処理時間に比して十分に短い時間で出力
振動が起こるように十分な高周波数で行うようにする。
行うと、即ち第4図でエッジの位置を視細胞素子Siの直
径を振幅として行うと、視細胞素子Siに連なる演算器か
ら振動的な出力を時間的に継続して取り出すことができ
以後の情報処理に好都合である。この場合、相対的な変
位は以後の情報処理時間に比して十分に短い時間で出力
振動が起こるように十分な高周波数で行うようにする。
[実施例] 以下、具体的な実施例を3例挙げる。
第1図(a)は請求項3の装置の実施例を示す。
符号2は第2図に於けると同じく拡散面部材、符号8
は視細胞素子アレイを示す。符号9は視細胞素子配列面
を示す。
は視細胞素子アレイを示す。符号9は視細胞素子配列面
を示す。
また符号11は視細胞素子アレイの1単位を構成する視
細胞素子と増幅器対と演算器の組み合わせを示す。これ
らは第2図に即して説明したのと同様のものである。
細胞素子と増幅器対と演算器の組み合わせを示す。これ
らは第2図に即して説明したのと同様のものである。
拡散面部材2の拡散面2Aと視細胞素子配列面9との対
向間隔は間隔調整手段15により拡散面部材2を図の左右
方向へ移動させることにより調整できるようになってい
る。
向間隔は間隔調整手段15により拡散面部材2を図の左右
方向へ移動させることにより調整できるようになってい
る。
符号13で示す結像光学系は、対象物12の像を対象画像
として拡散面2A上に結像する。
として拡散面2A上に結像する。
符号16は変位手段を示す。変位手段16は、抽出すべき
エッジの空間周波数が高い場合(このとき間隔調整手段
15は拡散面2Aと視細胞素子配列面の間隔を十分に小さく
設定する)に、結像光学系13を図の上下方向及び図面に
直交する方向へ視細胞素子の配列ピッチを振幅として振
動的に変位させる。これにより振動的な出力を出す視細
胞素子の配列集合として対象画像のエッジを抽出でき
る。
エッジの空間周波数が高い場合(このとき間隔調整手段
15は拡散面2Aと視細胞素子配列面の間隔を十分に小さく
設定する)に、結像光学系13を図の上下方向及び図面に
直交する方向へ視細胞素子の配列ピッチを振幅として振
動的に変位させる。これにより振動的な出力を出す視細
胞素子の配列集合として対象画像のエッジを抽出でき
る。
第1図(b)は請求項4の装置の実施例を示す。
煩雑を避けるため、混同の恐れがないと思われるもの
に就いては第1図(a)に於けると同一の符号を用い
た。
に就いては第1図(a)に於けると同一の符号を用い
た。
第1図(b)の実施例では符号17が変位手段を示す。
変位手段17は、抽出すべきエッジの空間周波数が高い場
合に、視細胞素子アレイ8を図の上下方向及び図面に直
交する方向へ視細胞素子の配列ピッチを振幅として振動
的に変位させる。これにより振動的な出力を出す視細胞
素子の配列集合として対象画像のエッジを抽出できる。
変位手段17は、抽出すべきエッジの空間周波数が高い場
合に、視細胞素子アレイ8を図の上下方向及び図面に直
交する方向へ視細胞素子の配列ピッチを振幅として振動
的に変位させる。これにより振動的な出力を出す視細胞
素子の配列集合として対象画像のエッジを抽出できる。
第1図(c)は請求項5の装置の実施例を示す。
この図に於いても混同の恐れがないと思われるものに
就いては第1図(a]に於けると同一の符号を用いた。
就いては第1図(a]に於けると同一の符号を用いた。
第1図(c)の実施例では符号18が変位手段を示す。
変位手段18は、抽出すべきエッジの空間周波数が高い場
合に、結像光学系13と視細胞素子アレイ8とを一体とし
て図の上下方向及び図面に直交する方向へ視細胞素子の
配列ピッチを振幅として振動的に変位させる。これによ
り振動的な出力を出す視細胞素子の配列集合として対象
画像のエッジを抽出できる。
変位手段18は、抽出すべきエッジの空間周波数が高い場
合に、結像光学系13と視細胞素子アレイ8とを一体とし
て図の上下方向及び図面に直交する方向へ視細胞素子の
配列ピッチを振幅として振動的に変位させる。これによ
り振動的な出力を出す視細胞素子の配列集合として対象
画像のエッジを抽出できる。
[発明の効果] 以上、本発明によれば新規なエッジ抽出装置を提供で
きる。この装置は上記の如き構成となっているから、従
来のエッジ抽出装置に於いて問題となっていた「抜け
目」を生ずることなく対象画像のエッジを抽出すること
が可能である。
きる。この装置は上記の如き構成となっているから、従
来のエッジ抽出装置に於いて問題となっていた「抜け
目」を生ずることなく対象画像のエッジを抽出すること
が可能である。
なお本発明の実施において、対象画像と視細胞素子ア
レイとを視細胞素子配列面内で視細胞素子の配列ピッチ
分だけ直交2方向へ相対的に変位させる場合、変位が1
度限りであると振動的であるとを問わず、「配列ピッチ
分」とは厳密に配列ピッチに等しい変位である必要はな
く、変位は実質的に配列ピッチに等しければ良い。即ち
配列ピッチ分は「配列ピッチ程度」という意味である。
レイとを視細胞素子配列面内で視細胞素子の配列ピッチ
分だけ直交2方向へ相対的に変位させる場合、変位が1
度限りであると振動的であるとを問わず、「配列ピッチ
分」とは厳密に配列ピッチに等しい変位である必要はな
く、変位は実質的に配列ピッチに等しければ良い。即ち
配列ピッチ分は「配列ピッチ程度」という意味である。
第1図は本発明の実施例を説明するための図、第2図お
よび第3図は従来技術を説明するための図、第4図は本
発明の課題を説明するための図である。 2……拡散面部材、8……視細胞素子アレイ、12……対
象物、13……結像光学系、16,17,18……変位手段
よび第3図は従来技術を説明するための図、第4図は本
発明の課題を説明するための図である。 2……拡散面部材、8……視細胞素子アレイ、12……対
象物、13……結像光学系、16,17,18……変位手段
Claims (5)
- 【請求項1】対象画像のエッジを抽出する装置であっ
て、 中心受光素子とこれを囲繞するように設けられた周辺受
光素子により構成される視細胞素子と、上記中心・周辺
受光素子の出力を所定の増幅比に増幅する1対の増幅器
と、これら増幅器の夫々の出力に基づき中心受光素子と
周辺受光素子の増幅出力差を演算出力する演算器とを1
単位とし、上記視細胞素子を密接して2次元的に配列し
てなる視細胞素子アレイと、 この視細胞素子アレイの視細胞素子配列面に拡散面を近
接対向して配備される拡散面部材と、 対象物の像を対象画像として上記拡散面部材の拡散面上
に結像させる結像光学系と、 上記拡散面部材の拡散面と上記視細胞アレイの視細胞素
子配列面との間隔を変化させる間隔調整手段と、 上記対象画像と視細胞素子アレイとを視細胞素子配列面
内で視細胞素子の配列ピッチ分だけ直交2方向へ相対的
に変位させる変位手段とを有することを特徴とするエッ
ジ抽出装置。 - 【請求項2】請求項1に於いて、 変位手段による対象画像と視細胞素子アレイとの相対的
な変位が振動的に行われることを特徴とするエッジ抽出
装置。 - 【請求項3】請求項1または2に於いて、 変位手段による対象画像と視細胞素子アレイとの相対的
な変位が、結像光学系を光軸に直交する方向へ変位させ
ることにより行われることを特徴とするエッジ抽出装
置。 - 【請求項4】請求項1または2に於いて、 変位手段による対象画像と視細胞素子アレイとの相対的
な変位が、視細胞素子アレイを視細胞素子配列面方向へ
変位させることにより行われることを特徴とするエッジ
抽出装置。 - 【請求項5】請求項1または2に於いて、 変位手段による対象画像と視細胞素子アレイとの相対的
な変位が、結像光学系と視細胞素子アレイとを一体とし
て、結像光学系光軸に直交する方向へ変位させることに
より行われることを特徴とするエッジ抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249290A JP2863290B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | エッジ抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249290A JP2863290B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | エッジ抽出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128604A JPH04128604A (ja) | 1992-04-30 |
JP2863290B2 true JP2863290B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17190769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2249290A Expired - Fee Related JP2863290B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | エッジ抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863290B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69935437T2 (de) * | 1998-09-10 | 2007-11-15 | Ecchandes Inc., Gamagori | Visuelle vorrichtung |
AU2003204600B2 (en) * | 1998-09-10 | 2006-03-02 | Ecchandes Inc. | Visual device |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP2249290A patent/JP2863290B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128604A (ja) | 1992-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1319188C (en) | Three dimensional imaging device | |
US4554585A (en) | Spatial prefilter for variable-resolution sampled imaging systems | |
US7670006B2 (en) | System and method for projection | |
CN108702440B (zh) | 摄像装置 | |
US4490039A (en) | Wave front sensor | |
US20010001240A1 (en) | Optical scanning system with variable focus lens | |
JPS56164312A (en) | Optical deflecting device | |
JP2863290B2 (ja) | エッジ抽出装置 | |
JPH0372225A (ja) | アパーチャ形状を決める方法 | |
US3602640A (en) | Laser fiber optic scanning device | |
US5812248A (en) | Process and device for generating graphical real-time directional information for detected object traces | |
US11068684B2 (en) | Fingerprint authentication sensor module and fingerprint authentication device | |
JPS6273143A (ja) | 光学式ウエブ監視装置 | |
EP1251394B1 (en) | Three dimensional photographic apparatus | |
GB2004170A (en) | Acoustic lenses | |
JPS56104316A (en) | Three-dimensional display device | |
JPS63277973A (ja) | 空間フイルタを用いた移動物体の速度測定装置 | |
JP3007659B2 (ja) | エッジ抽出装置 | |
JP2915453B2 (ja) | 画像入力装置 | |
JPS63241414A (ja) | スタ−スキヤナ | |
JPS5833107A (ja) | 粒径測定装置 | |
JPS58201005A (ja) | 粒径測定装置 | |
JPH0789058B2 (ja) | 距離測定装置 | |
JPH11305942A (ja) | 入力装置 | |
SU703760A1 (ru) | Устройство дл анализа дисперсных систем |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |