JP2862474B2 - インジェクションパイプのシール構造 - Google Patents
インジェクションパイプのシール構造Info
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- JP2862474B2 JP2862474B2 JP6054089A JP5408994A JP2862474B2 JP 2862474 B2 JP2862474 B2 JP 2862474B2 JP 6054089 A JP6054089 A JP 6054089A JP 5408994 A JP5408994 A JP 5408994A JP 2862474 B2 JP2862474 B2 JP 2862474B2
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Description
プのシール構造の改良に関するものである。
パイプは、動弁室を画成するヘッドカバーを貫通して設
けられているため、ヘッドカバーに開口した装着穴と、
これを貫通するインジェクションパイプの間にオイルシ
ールを介装して、動弁室のオイルが外部に漏れ出すこと
を防止する必要がある。
造として、例えば実開平1−166171号公報、実開
平1−133575号公報に開示されたものは、ヘッド
カバーに開口した装着穴と、インジェクションパイプの
間にオイルシールを介装し、このオイルシールにヘッド
カバーに対する接合フランジを形成し、この接合フラン
ジをヘッドカバーにネジを介して締結するものがあっ
た。
うな従来のインジェクションパイプのシール構造にあっ
ては、ヘッドカバーの装着穴が上方に向いて開口する場
合、オイルシールとインジェクションパイプの間に外部
からの異物や塵埃等が溜まりやすく、オイルシールのシ
ール性を損なう可能性がある。
る接合フランジを有する構造のため、大型化するととも
に、ネジを介して行われる組付け作業に手間がかかり、
生産性が悪いという問題点が考えられる。
クションパイプのシール構造において信頼性、生産性を
高めることを目的とする。
エンジンの動弁室を画成するヘッドカバーと、ヘッドカ
バーに開口した装着穴と、挿通穴を貫通する筒状をした
インジェクションパイプナットとを備えたインジェクシ
ョンパイプのシール構造において、ヘッドカバーの装着
穴とインジェクションパイプナットの外周面の間に、オ
イルの漏れを防止するオイルシールを介装し、インジェ
クションパイプナットの外周面とヘッドカバーの外壁面
の間に、オイルシールへの異物の侵入を防止するダスト
シールを介装する。
シール構造は、請求項1記載の発明において、インジェ
クションパイプナットの外周面から環状に隆起する環状
突起部を形成し、ダストシールに環状突起部に係合する
環状溝を形成し、ダストシールにその弾性復元力により
ヘッドカバーの外壁面に押し付けられるリップ部を形成
する。
ル構造は、ヘッドカバーに開口した装着穴と、これを貫
通する筒状部材であるインジェクションパイプナットの
外周面の間にオイルシールが介装され、両者の間を密封
することにより、動弁室に飛散するオイル飛沫等がヘッ
ドカバーの外側に漏れ出すことを防止できる。
向いて開口する場合、ダストシールが設けられないと、
オイルシールとインジェクションパイプナットの間に外
部からの異物や塵埃等が溜まりやすく、オイルシールの
シール性を損なう可能性がある。
ナットの外周面とヘッドカバーの外壁面の間にダストシ
ールを介装することにより、オイルシールへの異物の侵
入を防止し、オイルシールのシール性を維持することが
できる。
着穴の内部に介装するとともに、ダストシールをオイル
シールと別体で設ける構造のため、オイルシールのコン
パクト化がはかれ、ヘッドカバーの設計自由度を高めら
れる。
付け時に、予めヘッドカバーの装着穴にオイルシールを
装着するとともに、インジェクションパイプナットにダ
ストシールを装着してそれぞれをユニット化することに
より、インジェクションパイプナットの組付け作業を容
易にし、生産性または整備性を高められる。
シール構造は、ダストシールはその環状溝が環状突起部
に係合することにより、インジェクションパイプナット
に対する軸方向の変位が規制され、ダストシールの弾性
復元力によりリップ部をヘッドカバーの外壁面に押し付
けた状態を保ち、ダストシールのシール性を維持するこ
とができる。
説明する。
ダーヘッド、2はシリンダーヘッド1に取付けられるヘ
ッドカバーである。シリンダーヘッド1とヘッドカバー
2の間に画成される動弁室3には、図示しない吸・排気
弁を開閉駆動する動弁機構が収装され、動弁機構を潤滑
するオイルが循環するようになっている。
されるノズルホルダ、9はインジェクションパイプであ
る。図示しない燃料噴射ポンプから圧送される燃料は、
インジェクションパイプ9、ノズルホルダ3に形成され
た燃料通路11を通って燃料噴射ノズルへと導かれ、燃
料噴射ノズルから燃焼室へと噴射供給される。
5は、ヘッドカバー2を貫通して設けられる。インジェ
クションパイプ9はインジェクションパイプナット5を
貫通して設けられ、その先端部がノズルホルダ3に接続
される。ノズルホルダ3には円錐面状に拡がるテーパ部
31が形成される一方、インジェクションパイプ10の
先端部にはテーパ部31に接合するシート部32が円錐
面状に形成される。インジェクションパイプナット5の
先端部がノズルホルダ3に螺合して、両者が締め付け固
定されることにより、インジェクションパイプ9のシー
ト部32をノズルホルダ3のテーパ部31に押し付け
て、両者間を密封するようになっている。
パ部31が形成される一方、インジェクションパイプ1
0の先端部にはテーパ部31に接合するシート部32が
円錐面状に形成される。
5は、ヘッドカバー2を貫通して設けられる。ヘッドカ
バー2にはインジェクションパイプナット5を貫通させ
る装着穴21が形成される。装着穴21はインジェクシ
ョンパイプナット5の外周面12に対して所定の間隙を
もつ円筒面状に形成される。
ションパイプナット5の外周面12の間には、オイルの
漏れを防止するオイルシール6が介装される。
と、シール材13の内周端部14をインジェクションパ
イプナット5の外周面12に押し付けるリング状のバネ
15と、シール材13の外周部16をヘッドカバー2の
装着穴21に押し付ける金属環17とを備える。
12とヘッドカバー2の外壁面22の間には、異物の侵
入を防止するダストシール7が介装される。
12には環状突起部24が形成される。
ンパイプナット5の外周面12に嵌合する内周端部25
を有し、内周端部25に環状突起部24に係合する環状
溝26が形成される。ゴム製ダストシール7はその環状
溝26が環状突起部24に係合することにより、インジ
ェクションパイプナット5に対する軸方向の変位が規制
される。
面22に接合するリップ部27を有する。傘状をしたダ
ストシール7は、その弾性復元力によりリップ部27を
ヘッドカバー2の外壁面22に押し付けるようになって
いる。
説明する。
ションパイプナット5の外周面12の間にオイルシール
6が介装され、両者の間を密封することにより、動弁室
3に飛散するオイル飛沫等がヘッドカバー2の外側に漏
れ出すことを防止する。
された状態で、ヘッドカバー2の装着穴21は上方に向
いて開口することになり、ダストシール7が設けられな
い場合、オイルシール6とインジェクションパイプナッ
ト5の間に外部からの異物や塵埃等が溜まりやすく、オ
イルシール6のシール性を損なう可能性がある。
ナット5の外周面12とヘッドカバー2の外壁面22の
間にダストシール7が介装されることにより、オイルシ
ール6への異物の侵入を確実に防止し、オイルシール6
のシール性を維持することができる。
環状突起部24に係合することにより、インジェクショ
ンパイプナット5に対する軸方向の変位が規制され、傘
状をしたダストシール7の弾性復元力によりリップ部2
7をヘッドカバー2の外壁面22に押し付けた状態を保
ち、ダストシール7のシール性を維持することができ
る。
た装着穴21の内部に介装するとともに、ダストシール
7をオイルシール6と別体で設ける構造のため、オイル
シール6のコンパクト化がはかれ、ヘッドカバー2の設
計自由度を高められる。
組付け時は、予めヘッドカバー2の装着穴21にオイル
シール6を装着するとともに、インジェクションパイプ
ナット5にダストシール7を装着してそれぞれをユニッ
ト化することにより、インジェクションパイプナット5
をヘッドカバー2を貫通させてノズルホルダ3に締結す
ることだけで、これらの組付け作業が終了し、生産性ま
たは整備性を高められる。
シール7のリップ部29が、ヘッドカバー2の外壁面2
2から環状に隆起したボス外周部33に接合するもので
ある。
元力によりリップ部29が環状に隆起したボス外周部3
3に押し付けられ、シール性を高められる。
は、エンジンの動弁室を画成するヘッドカバーと、ヘッ
ドカバーに開口した装着穴と、挿通穴を貫通する筒状を
したインジェクションパイプナットとを備えたインジェ
クションパイプのシール構造において、ヘッドカバーの
装着穴とインジェクションパイプナットの外周面の間
に、オイルの漏れを防止するオイルシールを介装し、イ
ンジェクションパイプナットの外周面とヘッドカバーの
外壁面の間に、オイルシールへの異物の侵入を防止する
ダストシールを介装したため、オイルシールのシール性
を維持して信頼性を高めることができ、オイルシールの
コンパクト化がはかれるとともに、インジェクションパ
イプナットの組付け作業を容易にし、生産性または整備
性を高められる。
シール構造は、請求項1記載の発明において、インジェ
クションパイプナットの外周面から環状に隆起する環状
突起部を形成し、ダストシールに環状突起部に係合する
環状溝を形成し、ダストシールにその弾性復元力により
ヘッドカバーの外壁面に押し付けられるリップ部を形成
したため、インジェクションパイプナットに対する軸方
向の変位が規制され、ダストシールの弾性復元力により
リップ部をヘッドカバーの外壁面に押し付けた状態を保
ち、ダストシールのシール性を維持することができる。
面図。
ール等の断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】エンジンの動弁室を画成するヘッドカバー
と、 ヘッドカバーに開口した装着穴と、 挿通穴を貫通する筒状をしたインジェクションパイプナ
ットと、 を備えたインジェクションパイプのシール構造におい
て、 ヘッドカバーの装着穴とインジェクションパイプナット
の外周面の間に、オイルの漏れを防止するオイルシール
を介装し、 インジェクションパイプナットの外周面とヘッドカバー
の外壁面の間に、オイルシールへの異物の侵入を防止す
るダストシールを介装した、 ことを特徴とするインジェクションパイプのシール構
造。 - 【請求項2】インジェクションパイプナットの外周面か
ら環状に隆起する環状突起部を形成し、 ダストシールに環状突起部に係合する環状溝を形成し、 ダストシールにその弾性復元力によりヘッドカバーの外
壁面に押し付けられるリップ部を形成した、 ことを特徴とする請求項1記載のインジェクションパイ
プのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054089A JP2862474B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | インジェクションパイプのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054089A JP2862474B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | インジェクションパイプのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259692A JPH07259692A (ja) | 1995-10-09 |
JP2862474B2 true JP2862474B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=12960900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6054089A Expired - Fee Related JP2862474B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | インジェクションパイプのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (6)
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JP4773654B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2011-09-14 | Nok株式会社 | インジェクションパイプシール |
JP2006153250A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-15 | Nok Corp | 泥水シール |
EP1840423A1 (en) * | 2005-01-21 | 2007-10-03 | NOK Corporation | Gasket |
JP4596159B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2010-12-08 | Nok株式会社 | 泥水シール |
WO2016166667A1 (en) * | 2015-04-13 | 2016-10-20 | Fpt Industrial S.P.A. | Sealing system of a head of an internal combustion engine with common rail external to the head |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6054089A patent/JP2862474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07259692A (ja) | 1995-10-09 |
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