JP2860142B2 - カントリーエレベータ等の集塵装置 - Google Patents
カントリーエレベータ等の集塵装置Info
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- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカントリエレベータ等の集塵(じん)装置に
関する。
関する。
従来、カントリエレベータやライスセンタといった米
麦大規模共同乾燥調製施設においては、荷受から出荷ま
でに発生する大量の粉塵を効率的に回収すべく、粉塵の
発生源となる荷受・乾燥・籾摺(もみすり)・精選及び
出荷の各工程にそれぞれ設置される種々の処理機器並び
にこれらの機器を連絡するバケットエレベータやフロー
コンベア等の搬送機器に直接、集塵用のダクトを配管し
たり、あるいは、各工程単位に仕切壁で囲繞(いにょ
う)してほぼ気密状の部屋を形成し、この部屋内の粉塵
を集中的にダクトで空気輸送して集塵を行っていた。
麦大規模共同乾燥調製施設においては、荷受から出荷ま
でに発生する大量の粉塵を効率的に回収すべく、粉塵の
発生源となる荷受・乾燥・籾摺(もみすり)・精選及び
出荷の各工程にそれぞれ設置される種々の処理機器並び
にこれらの機器を連絡するバケットエレベータやフロー
コンベア等の搬送機器に直接、集塵用のダクトを配管し
たり、あるいは、各工程単位に仕切壁で囲繞(いにょ
う)してほぼ気密状の部屋を形成し、この部屋内の粉塵
を集中的にダクトで空気輸送して集塵を行っていた。
ところで、カントリエレベータ等で発生する粉塵は、
米麦の芒(のげ)や外殻表面(外穎;PALEA)の微小かつ
軽量な無数の毛、すなわち外穎(えい)毛が主体であ
り、この種の大規模施設における大風量の集塵設備では
気体と分離しにくく、そのため、湿式の集塵装置が主と
して用いられているが、シャワー状の水と共に水洗槽内
に落下した後に集められる粉塵は、時間と共にヘドロ化
して焼却処理ができなくなり、時間と費用をかけて山中
等に廃棄するしか方法がない。 また、従来、精選工程に設置されている脱芒機は、精
選時において芒の残っている粒子のみを選別して脱芒処
理するものであり、その前工程であり荷受及び乾燥工程
において粒子から離脱する芒や外穎毛は、全て一個所の
湿式集塵設備に集められて大量のヘドロと化し、前述し
たような問題を生じていた。 本発明は以上の点にかんがみ、湿式集塵設備にたい積
されるヘドロ状の粉塵をできるだけ少なくすることので
きるカントリエレベータ等の集塵装置を提供することを
技術的課題とする。
米麦の芒(のげ)や外殻表面(外穎;PALEA)の微小かつ
軽量な無数の毛、すなわち外穎(えい)毛が主体であ
り、この種の大規模施設における大風量の集塵設備では
気体と分離しにくく、そのため、湿式の集塵装置が主と
して用いられているが、シャワー状の水と共に水洗槽内
に落下した後に集められる粉塵は、時間と共にヘドロ化
して焼却処理ができなくなり、時間と費用をかけて山中
等に廃棄するしか方法がない。 また、従来、精選工程に設置されている脱芒機は、精
選時において芒の残っている粒子のみを選別して脱芒処
理するものであり、その前工程であり荷受及び乾燥工程
において粒子から離脱する芒や外穎毛は、全て一個所の
湿式集塵設備に集められて大量のヘドロと化し、前述し
たような問題を生じていた。 本発明は以上の点にかんがみ、湿式集塵設備にたい積
されるヘドロ状の粉塵をできるだけ少なくすることので
きるカントリエレベータ等の集塵装置を提供することを
技術的課題とする。
前記課題を解決するため本発明のカントリエレベータ
等の集塵装置においては、荷受工程に、穎粒の芒及び外
穎毛を除去する研穀機を設けたものである。 貯留工程の貯留タンクに研穀機を連絡し、研穀機と貯
留タンクとで循環工程に形成する。 研穀機は、湿式集塵装置とは別に設けた乾式集塵装置
に接続すること効果的である。 また、研穀機としては、多孔壁筒とこの多孔壁に回転
自在に軸支する中空主軸と、この中空主軸に軸着する研
磨転子と、中空主軸及び研磨転子を介して多孔壁内に通
風する給風装置とで構成するとよい。 更に、研穀機の供給部と排出部とに各々脱率検出器
を設けるとともに、排出口には可動押圧蓋を装着し、制
御装置を介して過負荷による脱粒の発生を防止する。
等の集塵装置においては、荷受工程に、穎粒の芒及び外
穎毛を除去する研穀機を設けたものである。 貯留工程の貯留タンクに研穀機を連絡し、研穀機と貯
留タンクとで循環工程に形成する。 研穀機は、湿式集塵装置とは別に設けた乾式集塵装置
に接続すること効果的である。 また、研穀機としては、多孔壁筒とこの多孔壁に回転
自在に軸支する中空主軸と、この中空主軸に軸着する研
磨転子と、中空主軸及び研磨転子を介して多孔壁内に通
風する給風装置とで構成するとよい。 更に、研穀機の供給部と排出部とに各々脱率検出器
を設けるとともに、排出口には可動押圧蓋を装着し、制
御装置を介して過負荷による脱粒の発生を防止する。
【作用】 荷受けされた生籾等は、荷受工程に設けた研穀機によ
る研磨作用を受ける。これにより、米粒外穀の芒をはじ
めほとんどの外穎毛が外殻から離脱して回収される。他
方、荷受・乾燥・籾摺・出荷等の各工程で発生する粉塵
は、ダクトにより空気輸送されて湿式集塵装置による分
離・回収が行われるのであるが、研穀機による研磨作用
を受けることにより大半の芒及び外穎が除去されている
ので、湿式集塵装置によって回収される粉塵は極めて少
量となる。 また、研穀機と貯留タンクとを循環工程に形成した場
合、複数回研穀機による研磨作用を受けることができ、
芒や外穎毛を完全に除去することができる。 そして、研穀機によって強制的に除去された多量の芒
及び外穎毛は、比較的少風量かつ高濃度の含塵風として
乾式集塵装置に輸送され、空気と分離された後、焼却等
により処分される。 また、多孔壁筒内に供給される米粒は、研磨転子によ
って撹拌されながら、粒子どうし、粒子と多孔壁又は粒
子と研磨転子等の間の摩擦によって芒及び外穎毛が除去
されるとともに、通風作用によって多孔壁筒外へ漏出す
る。 この際、供給部と排出部とに各々設けた脱率検出器
によって脱粒の監視を行い、脱率が一定以上増加し
たときは、制御装置を介して押圧蓋の押圧度を減じ、過
負荷による脱粒の発生を防止するよう働く。
る研磨作用を受ける。これにより、米粒外穀の芒をはじ
めほとんどの外穎毛が外殻から離脱して回収される。他
方、荷受・乾燥・籾摺・出荷等の各工程で発生する粉塵
は、ダクトにより空気輸送されて湿式集塵装置による分
離・回収が行われるのであるが、研穀機による研磨作用
を受けることにより大半の芒及び外穎が除去されている
ので、湿式集塵装置によって回収される粉塵は極めて少
量となる。 また、研穀機と貯留タンクとを循環工程に形成した場
合、複数回研穀機による研磨作用を受けることができ、
芒や外穎毛を完全に除去することができる。 そして、研穀機によって強制的に除去された多量の芒
及び外穎毛は、比較的少風量かつ高濃度の含塵風として
乾式集塵装置に輸送され、空気と分離された後、焼却等
により処分される。 また、多孔壁筒内に供給される米粒は、研磨転子によ
って撹拌されながら、粒子どうし、粒子と多孔壁又は粒
子と研磨転子等の間の摩擦によって芒及び外穎毛が除去
されるとともに、通風作用によって多孔壁筒外へ漏出す
る。 この際、供給部と排出部とに各々設けた脱率検出器
によって脱粒の監視を行い、脱率が一定以上増加し
たときは、制御装置を介して押圧蓋の押圧度を減じ、過
負荷による脱粒の発生を防止するよう働く。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、符号1は荷受ユニットを示し、荷
受ユニット1は粗選機2とこの下方に設けた計量機3と
からなり、更に、張込装置4A,4Bと粗選機2とを連絡す
る昇降機5と、計量機3の排出部に連絡する昇降機6と
を立設し、昇降機6は研穀機14に連絡する。 研穀機14にはファン15を介してサイクロン16を接続す
るとともにサイクロン16の排風口にバッグフィルタ17を
装着する。 研穀機14は、昇降機7、フローコンベア8A及び二口切
換弁(自動)9A…を介して荷受タンク10A〜10Dに連絡さ
れる。荷受タンク10A〜10Dには予備乾燥のための送風機
11A〜11Dが各々接続される。荷受タンク10A〜10Dは、そ
の下方に横設した搬送用フローコンベア12A及び昇降機1
3を介してタンク18に連絡される。 タンク18の下方には流下式の乾燥機19を設けるととも
に、乾燥用の熱風を生成する燃焼炉20及び送風機21を付
設する。乾燥機19の排出部は昇降機22及び二口切換弁23
を介してタンク18に連絡し、これにより、穀粒が乾燥機
19を経て再び乾燥機19を通過するという循環路が形成さ
れる。 前記二口切換弁23の他方の排出口は、除塵用の風選機
24及びサイロ群の上方に横設する搬入用フローコンベア
25Aを介して、貯蔵用の本サイロ26A〜26Gのすき間に形
成される間隙(げき)サイロ27A〜27Cに各々連絡される
とともに、フローコンベア8B及び二口切換弁9B…を介し
て前述した荷受タンク10A〜10Dにも連絡してある。 間隙サイロ27A〜27Cは、連絡用フローコンベア28A〜2
8C及び二口切換弁29A〜29Cを介して、その下方に横設し
た搬出用フローコンベア12A,12Bに連絡される。また、
前記搬入用フローコンベア25Aは本サイロ26A〜26Gにも
連絡され、本サイロ26A〜26Gの下端は、適宜な連絡用フ
ローコンベア28A〜28D及び二口切換弁29A〜29Gを介して
排出用フローコンベア12A又は同12Bに接続される。 一方の搬出用フローコンベア12Aは、前述したように
乾燥機19へ至る乾燥工程に連絡され、他方の搬出用フロ
ーコンベア12Bは精選・籾摺ユニット30に連絡される。
すなわち、搬出用フローコンベア12Bと接続する昇降機3
1は、二口切換弁32,33を介して風選機34に連絡された
後、昇降機35を経て揺動選別機36に連絡される。 揺動選別機36は脱(ぷ)粒を除去するものであり、
傾斜した選別板の傾斜上位側排出口は玄米用コンベア37
に、下位側排出口は籾用コンベア38に、その中間の排出
口は混合米用コンベア39に、各々連絡される。そして、
玄米用コンベア37は昇降機40を介して、回転する多角筒
選別網からなる粒選別機41Aに連絡され、粒選別機41Aの
漏出側は、二口切換弁42、未熟粒受箱43及び昇降機44を
介して壷(つぼ)穴式回転選別機45に連絡され、更に、
壷穴式回転選別機45は脱粒受箱46と昇降機47とに接続
され、昇降機47は、二口切換弁48、昇降機49、計量機5
0、昇降機51、二口切換弁52及び昇降機53を介して搬入
用フローコンベア25Bに連絡され、脱粒と分離した籾
を本サイロ26A〜26Gに戻すよう形成される。他方、粒選
別機41Aの選別筒排出部は、二口切換弁60、昇降機47、
二口切換弁48、昇降機49及び計量機50等を介して本サイ
26A〜26Gに戻るよう形成される。 籾用コンベア38は、芒のある、いわゆる枝梗(しこ
う)粒用であり、昇降機54及び二口切換弁55,56を介し
て脱芒機57に連絡され、脱芒機57は、更に、昇降機31、
二口切換弁32及び昇降機53を介して搬入用フローコンベ
ア25Bに連絡され、芒を除去した穀粒を本サイロ26A〜26
Gに戻すよう形成される。 籾摺機80の排出部と連絡する混合米用コンベア39は、
昇降機47、二口切換弁48、昇降機49、計量機50、昇降機
51、二口切換弁52及び昇降機53を介して搬入用フローコ
ンベア25Bに連絡され、整粒を本サイロ26〜26G内に戻す
よう形成される。 一方の排出口を脱芒機57へ連絡する二口切換弁56の他
方の排出口は、小型の脱・選別装置58からなる異種穀
粒選別ユニット59に連絡される。 次に、出荷工程について説明する。玄米用コンベア37
は、昇降機40、粒選別機41A,41B及び二口切換弁42,60を
介して石抜機61に連絡され、石抜機61の排出部は、昇降
機62、計量機63、昇降機64及び二口切換弁65を介してバ
ラ出荷タンク66又はフレコン67に投入するよう形成され
る。更に、バラ出荷タンク66の排出口は、小袋包装のた
めの計量包装機68及びミシン69と、昇降機70及び二口切
換弁71を介してトラックバースの穀物移送車72とに連絡
される。 次に、集塵用のダクト配管について説明する。建屋外
には、供給口73、吐出口74及びシャワー用のノズル75を
備えるとともに、その下方に水洗槽76とスラッジコンベ
ア77とを設けてなる湿式集塵装置78が設置される。そし
て、供給口73には、図中○付符号及び点線で示すよう
に、系統的にダクト配管がなされる。すなわち、ダクト
は、荷受ユニット1全体と張込装置4A,4Bとを45m3/mi
nの風量とし、荷受ユニット1の粗選機2はダクトに
よって風量1003/minとする。異種穀粒選別ユニット59の
風選部は風量40m3/minのダクトに、荷受タンク10A〜1
0Dは風量120m3/minのダクトに、計量機50、昇降機51
及び異種穀粒選別ユニット59のタンクは風量150m3/min
のダクトに、本サイロ26A〜26G、搬入用フローコンベ
ア25A,25B、荷受タンク10A〜10D用のフローコンベア8A,
8B、昇降機7,31,53及び風選機34のタンクは風量80m3/mi
nのダクトに、風選機34に風道は風量120m3/minのダク
トに、搬入用フローコンベア25Aの前工程の風選機24
は風量30m3/minのダクトに、搬出用フローコンベア12
A,12B及び連絡用フローコンベア28A〜28Dは風量36m3/mi
nのダクトに、出荷工程の計量機63及び昇降機64,70は
風量30m3/minのダクトに、乾燥工程の乾燥機19、タン
ク18及び昇降機18,22は風量85m3/minのダクトに、籾
摺機80は風量16m3/minのダクトによって籾殻庫81に接
続するとともに同じく16m3/minのダクトに、並びに精
選・籾摺ユニット30全体は風量200m3/minのダクトに
各々連結し、各ダクトの終端は湿式集塵装置78の供給口
73に接続される。 以下、第2図に示す撹拌式の研穀機14Aについて説明
する。一端を開口した中空主軸134を多孔壁除塵筒133内
に回転自在に軸支するとともに、中空主軸134には送穀
転子144と研磨転子137とを軸着する。多孔壁除塵筒133
は穀粒が漏出しない程度の多孔板からなる円筒又は多角
筒であり、送穀転子144には送穀用の螺旋を形成し、ま
た、研磨転子137は中空状となして、中空主軸134に設け
た通風孔138と連通させ、更に、周面には一つ又は複数
の撹拌突起135を長手方向に突設するとともに、撹拌突
起135に沿う噴風孔136を形成し、研磨転子137と多孔壁
除塵筒133との間を研磨室139となす。そして、送殻転子
144側に供給口140を、研磨転子137周端部に排出口141
を、各々形成するとともに、供給口140に接続して供給
ホッパ132を設け、他方、排出口141に接続して排出樋16
0を設けるとともに、排出口141には押圧蓋調節装置142
によって押圧度を調節可能な押圧蓋143が装着される。
押圧蓋調節装置142としては、例えば、特公平1−27776
号で開示されるように、ケース163内に、螺軸164によっ
て移動可能に分銅165を装着するとともに、前記螺軸164
は制御装置161(第4図参照)に接続された正逆回転モ
ータ162に直結して形成したものがある。制御装置161は
入出力信号処理装置161a、記憶装置161b及び演算装置16
1cからなり、入出力信号処理装置161aには、供給ホッパ
132と排出樋160とに各々設けた脱率検出器166,167が
接続される。脱率検出器166,167としては、例えば、
供給ホッパ132内及び排出樋160内を流動する穀粒、特に
米粒を照射する光源と受光素子(図示せず)をそれぞれ
設け、籾と脱率との光量の差を測定することによって
脱粒を判別するもの等、適宜に採用される。 多孔壁除糠筒133の周囲には、ほぼ気密に集塵室145を
形成し、その下部を集塵ホッパ146となす。集塵ホッパ1
46の下端は、ダクト147によってファン15の給気口に連
結され、ファン15の吐出口はダクト148によってサイク
ロン16に連結してある。 更に、給風装置として、中空主軸134の開口端に望ま
せて二流体ノズル149を設け、二流体ノズル149の供給側
の一方は、送水管157、電磁弁153、流量計154及び流量
調整弁155を介して水タンク156に接続し、他方は、送風
管150及びエアフィルタ151を介して空気圧縮機152に接
続してあり、これにより、適宜な湿風を研磨室139内に
供給するよう形成される。 以下、上記実施例における具体的作動について説明す
る。張込装置4A又は4Bに投入された生籾は、昇降機5を
介して粗選機2に供給されて切れ穂やわらくず等の比較
的大きい侠雑物はゴミ容器2Aに、未熟粒は未熟粒受箱2B
にそれぞれ選別されて収容される。夾雑物や未熟籾粒が
除去された籾は、計量機3に供給されて計量された後、
昇降機6から研穀機14へ送られる。 研穀機14Aにおいては(第2図参照)、供給ホッパ132
内に投入される生籾の脱粒を脱率検出器166で検出
しながら、送穀転子144によって研磨室139に送り込む。
押圧蓋143による抵抗を受けて研磨室139内は適度な圧力
となり、研磨転子137の撹拌突起135による撹拌作用を受
けて、籾粒どうしあるいは籾粒と多孔壁除塵筒33との摩
擦力を生じ、籾殻表面の外穎毛及び芒が除去される。こ
のとき、噴風孔136から吹き出す微風により、外穎等の
離脱が容易となる。 こうして、籾粒外殻から離脱した外穀毛や芒は、ファ
ン15の吸引力によって集塵ホッパ146内に落下するとと
もに、濃い含塵風としてダクト148を経てサイクロン16
によってほぼ空気と分離され、外穎及び芒は下方へ落下
して容易に収容され、空気は吐出口から上方へ排出され
る。なお、この排風中にわずかに含まれる塵は、バッグ
フィルタ17によって捕集される。また、このときは、生
籾の研磨であるので、外穎が比較的重く、空気との分離
が行いやすい。 研磨室139内において外穎や芒を強制的に除去された
生籾は、押圧蓋143に抗して排出され、排出樋160を落下
するときに、脱率検出器167によって再び脱率が測
定される。こうして、各脱率検出器166,167が一定時
間おきに検出する測定値は、それぞれ制御装置161の入
力信号処理装置161aを経て一たん記憶装置(RAM)161b
に記憶されるとともに演算装置161cによって平均化して
比較され、両者の脱率の平均値の差が、あらかじめ記
憶装置161bに設定した基準値よりも大きくなった時点
で、押圧蓋調節装置142のモータ162を正又は逆転させる
ことにより、分銅165を押圧蓋143側へ移動させ、押圧蓋
143の付勢力を減じて脱粒の発生による事故を防止
し、安全装置として働く。 研穀機14Aを通過した生籾は、昇降機7及びフローコ
ンベア8Aを経て搬送されるとともに、二口切換弁9A…に
よって各荷受タンク10A〜10D内に振り分けられて投入さ
れる。 荷受タンク10A〜10D内に一時貯留される籾は、送風機
11A〜11Dによる通風を受けて変質を防いでいる。荷受タ
ンク10A〜10Dに籾が適当量張込まれると、排出口から搬
出用フローコンベア12A上に流出し、昇降機13を経てタ
ンク18に至る。 タンク18を通過した生籾は、乾燥機19内を流下し、燃
焼炉20及び送風機21による熱風を浴びて表面の籾殻の水
分を奪われる。乾燥機19を通過して籾殻がある程度乾燥
した籾は、昇降機22及び搬入用フローコンベア25Aによ
って空いている間隙サイロ27A〜27C内に投入される。こ
の間隙サイロ27A〜27C内で数時間放置される間に、玄米
の水分が籾殻に移行して平衡化し(調質)、この時点で
排出口から流出して再びタンク18を経て乾燥機19にと投
入して乾燥作用を施され、乾燥機19を通過した籾は間隙
サイロ27A〜27Cへ搬送される、という工程を複数回繰り
返す。そして、荷受ユニット1、荷受タンク10A〜10D及
び各搬送工程においてもそうであったように、タンク18
や乾燥機19において発生する粉塵は、各ダクトを経て湿
式集塵装置78へ送られ、ノズル75からのシャワーによっ
て水洗槽76内に落下し、スラッジコンベア77によって回
収されるのであるが、研穀機14Aを通過して強制的に外
穎・芒を除去するので、各ダクトから湿式集塵装置78に
送られる粉塵は非常に減少する。そのため、スラッジコ
ンベア77によって回収されるヘドロ状の粉塵の量は極め
て少なく、容易に処理が可能である。 また、粉塵の水分が少ないとサイクロン16における集
塵効率が低下するので、研穀機14Aの噴風孔136からの通
風中にミストを含ませるべく、電磁弁153を作動させて
水タンク156内の水を湿風として多孔壁除塵筒133内に供
給する。これにより、粉塵は適度に重くなり、サイクロ
ン16での空気との分離がより容易かつ確実となる。 こうして乾燥を行い、籾が変質しない水分、例えば18
%に至った時点で本サイロ26A〜26G内に投入され、収穫
期の荷受期間が終了するまで貯蔵される。そして、荷受
期間が終了すると、各本サイロ26A〜26G内の籾は順次排
出され、再び、乾燥機19による乾燥作用及び間隙サイロ
27A〜27Cによる調質作用を繰り返し受けて、例えば、15
%になるまで乾燥される。 乾燥が終了すると、仕上がった籾は精選工程を経て政
府に売り渡されることになる。すなわち、必要とする籾
の入った本サイロ26A〜26Gの排出口から流出する籾は、
二口切換弁29A〜29G、搬出用フローコンベア12B、昇降
機31及び二口切換弁32,33を介して風選機34に供給され
て風選された後、籾中に含まれる脱粒(玄米)を除去
するため、昇降機35を介して揺動選別機36に供給され
る。 揺動選別機35の供給ポッパーに投入された籾は、揺動
作用を受け、比較的比重の大きい脱粒は選別盤の粗雑
面によって傾斜上位側へ揺り寄せられ、比較的比重の小
さい枝梗粒は脱粒及び籾の上方に浮上しながら傾斜下
位側へ偏流し、大部分を占める籾はこれらの中間部を流
れる層を成す。そして、脱粒層は籾・玄米用コンベア
37へ落下し、昇降機40を介して粒選別機41Aに投入さ
れ、脱粒のみが選別筒から漏出して二口切換弁42を介
して未熟粒受箱43内に収容され、他方、脱粒以外の籾
は、昇降機47等を介して再び揺動選別機36へ戻される。
この脱粒は、籾で政府に売り渡す際不要なものであ
り、しかも何度も乾燥機19を通過して胴割れ等の障害を
受けているので廃棄処分される。 なお、研穀機14Aにより、枝梗粒はほとんどないが、
枝梗粒が存在する場合は、傾斜下位側から籾用コンベア
38内に落下し、昇降機54等を介して脱芒機57に供給して
枝梗を除去した後、昇降機31,53等を介し、製品として
本サイロ26A〜26Gに還元される。 一方、脱粒や枝梗粒に比べて大量の精籾は混合米用
コンベア39上に落下し、昇降機47,49を経て計量機50で
計量された後、昇降機51及び搬入用フローコンベア25B
を介し、政府売渡し米として本サイロ26A〜26Gに封印し
て貯蔵されることになる。なお、この精選工程において
も、各機器及び搬送機からダクトを介して湿式集塵装置
78で集塵が行われる。 このようにして本サイロ26A〜26G内に貯蔵された籾
を、次に、籾摺工程を経て出荷する際は、本サイロ26A
〜26G内の政府売渡し米を搬出用フローコンベア12B及び
昇降機31を介して計量機50に供給して計量した後、昇降
機51等を介して籾摺機80に供給する。籾摺機80の脱ロ
ールによって80〜90%が脱された摺米(混合粒)は、
混合米用コンベア39、昇降機47及び二口切換弁48を介し
て揺動選別機36の供給タンクに投入される。そして、均
分器及び供給樋によって各選別盤に均等に供給され、摺
米中の籾を除き、玄米のみを抽出する。すなわち、揺動
する選別盤上に供給された摺米中、比較的比重の大きい
玄米は粗雑面との接触によって傾斜上位側へ揺り上げら
れ、比較的比重の小さい籾は玄米の上を滑流して傾斜下
位側へ偏流し、その中間部には玄米と籾との混合米が層
を成す。これにより、傾斜下位側の籾は、籾用コンベア
38及び昇降機54を介して還流し、再び籾摺機80において
脱される。また、混合米用コンベア39内に落下する混
合米は、摺米と合流して再び揺動選別機36に還流して選
別される。 玄米用コンベア37内の玄米は、昇降機40を経て粒選別
機41A,41Bに供給されて粒厚選別され、一定以上の粒厚
を有する整粒は石抜機61を通して石が除去された後、昇
降機62を介して計量機63で計量してフレコンバッグ67詰
めするか、又はバラ出荷タンク66を経て計量機68で計量
してミシン69による袋口の縫製を行って小口包装する
か、若しくは穀物移送車72によって出荷される。 なお、以上の各工程においても、穀粒が通過する各処
理機器若しくは計量機又は搬送機で発生する粉塵は、そ
れぞれのダクトを介して湿式集塵装置78に回収されるの
は言うまでもない。 次に、研穀機14の別の実施例を第3図に基づいて説明
する。研穀機14Bは先の実施例の研穀機14Aとほぼ同様で
あるが、研磨転子120が、砥石等からなる研削式のもの
である点が異なり、その他、湿風生成用の水タンク等を
備えていない。以下、詳述するに、円筒形の多孔壁除塵
筒118内に、一端を開口した中空主軸119に軸着された送
穀転子127と研削式の研磨転子120とを回転自在に設け、
送穀転子127側端部には供給口122を、その他端には排出
口123を設け、供給口122に接続して供給ポッパ124を、
排出口123に接続して排出樋110を設けるとともに、排出
口123には、先の実施例と同様に、押圧蓋調節装置125で
押圧度を調節可能とした押圧蓋126を装着するととも
に、供給ポッパ124及び排出樋110付近には制御装置113
(第4図参照)を介して押圧蓋調節装置125のモータ114
に連絡する脱率検出器111,112を各々設ける。また、
多孔壁除塵筒118の周囲には集塵室128を形成するととも
に、集塵室128に接続して集塵ホッパ129を設け、集塵ホ
ッパ129下端は送風機15に連結されている。更に、中空
主軸119の開口端には給風装置として送風機115の吐出口
を臨ませ、研磨転子120の噴風孔116から研磨室121内の
穀粒に送風するよう形成される。 このように形成した場合は、比較的高速に回転する研
磨転子120の表面砥粒によって、籾殻の外穎毛及び芒が
削り取られるように除去される。除去された外穎毛等
は、濃い含塵風となってサイクロン16に送られ、空気と
分離されて回収されるのであるが、排風中の粉塵はバッ
グフィルタ17で回収するか、又はダクトにより湿式集塵
装置78に連結してもよい。この際回収される塵は微かで
あり、従来のように大量なヘドロと化すことはない。 以上、研磨転子14として撹拌式のものと研削式のもの
について延べたが、殻粒外殻の研磨を行えるものであれ
ばよく、その他、ブラシ式、スクリュー式、羽根式等が
用いられる。 なお、本実施例においては研穀機14を計量機3の後工
程に設けたが、粗選機2の後工程に設けてもよい。 また、第5図は本発明の別実施例であり、荷受タンク
10A〜10Dは、搬送用フローコンベア12A、昇降機13及び
二口切換弁81を介して、一方は研穀機14に他方はタンク
18を介して乾燥機18に連絡する。研穀機14及び乾燥機19
の排出部は、昇降機22、二口切換弁23、フローコンベア
25Aを介して荷受タンク10A〜10Dに連絡している。 次に作用を説明する。荷受タンク10A〜10Dの生籾は、
排出用フローコンベア12Aから昇降機13、二口切換弁81
を経て研穀機14へ送られる。研穀機14において籾粒表面
の外穎毛及び芒が除去され、生籾は昇降機22、二口切換
弁23、搬入用フローコンベア25を経て荷受タンク10A〜1
0Dへ投入される。そして、複数回研穀機14を通過した籾
は、二口切換弁81、タンク18を経て乾燥機19へ送られ
る。
る。第1図において、符号1は荷受ユニットを示し、荷
受ユニット1は粗選機2とこの下方に設けた計量機3と
からなり、更に、張込装置4A,4Bと粗選機2とを連絡す
る昇降機5と、計量機3の排出部に連絡する昇降機6と
を立設し、昇降機6は研穀機14に連絡する。 研穀機14にはファン15を介してサイクロン16を接続す
るとともにサイクロン16の排風口にバッグフィルタ17を
装着する。 研穀機14は、昇降機7、フローコンベア8A及び二口切
換弁(自動)9A…を介して荷受タンク10A〜10Dに連絡さ
れる。荷受タンク10A〜10Dには予備乾燥のための送風機
11A〜11Dが各々接続される。荷受タンク10A〜10Dは、そ
の下方に横設した搬送用フローコンベア12A及び昇降機1
3を介してタンク18に連絡される。 タンク18の下方には流下式の乾燥機19を設けるととも
に、乾燥用の熱風を生成する燃焼炉20及び送風機21を付
設する。乾燥機19の排出部は昇降機22及び二口切換弁23
を介してタンク18に連絡し、これにより、穀粒が乾燥機
19を経て再び乾燥機19を通過するという循環路が形成さ
れる。 前記二口切換弁23の他方の排出口は、除塵用の風選機
24及びサイロ群の上方に横設する搬入用フローコンベア
25Aを介して、貯蔵用の本サイロ26A〜26Gのすき間に形
成される間隙(げき)サイロ27A〜27Cに各々連絡される
とともに、フローコンベア8B及び二口切換弁9B…を介し
て前述した荷受タンク10A〜10Dにも連絡してある。 間隙サイロ27A〜27Cは、連絡用フローコンベア28A〜2
8C及び二口切換弁29A〜29Cを介して、その下方に横設し
た搬出用フローコンベア12A,12Bに連絡される。また、
前記搬入用フローコンベア25Aは本サイロ26A〜26Gにも
連絡され、本サイロ26A〜26Gの下端は、適宜な連絡用フ
ローコンベア28A〜28D及び二口切換弁29A〜29Gを介して
排出用フローコンベア12A又は同12Bに接続される。 一方の搬出用フローコンベア12Aは、前述したように
乾燥機19へ至る乾燥工程に連絡され、他方の搬出用フロ
ーコンベア12Bは精選・籾摺ユニット30に連絡される。
すなわち、搬出用フローコンベア12Bと接続する昇降機3
1は、二口切換弁32,33を介して風選機34に連絡された
後、昇降機35を経て揺動選別機36に連絡される。 揺動選別機36は脱(ぷ)粒を除去するものであり、
傾斜した選別板の傾斜上位側排出口は玄米用コンベア37
に、下位側排出口は籾用コンベア38に、その中間の排出
口は混合米用コンベア39に、各々連絡される。そして、
玄米用コンベア37は昇降機40を介して、回転する多角筒
選別網からなる粒選別機41Aに連絡され、粒選別機41Aの
漏出側は、二口切換弁42、未熟粒受箱43及び昇降機44を
介して壷(つぼ)穴式回転選別機45に連絡され、更に、
壷穴式回転選別機45は脱粒受箱46と昇降機47とに接続
され、昇降機47は、二口切換弁48、昇降機49、計量機5
0、昇降機51、二口切換弁52及び昇降機53を介して搬入
用フローコンベア25Bに連絡され、脱粒と分離した籾
を本サイロ26A〜26Gに戻すよう形成される。他方、粒選
別機41Aの選別筒排出部は、二口切換弁60、昇降機47、
二口切換弁48、昇降機49及び計量機50等を介して本サイ
26A〜26Gに戻るよう形成される。 籾用コンベア38は、芒のある、いわゆる枝梗(しこ
う)粒用であり、昇降機54及び二口切換弁55,56を介し
て脱芒機57に連絡され、脱芒機57は、更に、昇降機31、
二口切換弁32及び昇降機53を介して搬入用フローコンベ
ア25Bに連絡され、芒を除去した穀粒を本サイロ26A〜26
Gに戻すよう形成される。 籾摺機80の排出部と連絡する混合米用コンベア39は、
昇降機47、二口切換弁48、昇降機49、計量機50、昇降機
51、二口切換弁52及び昇降機53を介して搬入用フローコ
ンベア25Bに連絡され、整粒を本サイロ26〜26G内に戻す
よう形成される。 一方の排出口を脱芒機57へ連絡する二口切換弁56の他
方の排出口は、小型の脱・選別装置58からなる異種穀
粒選別ユニット59に連絡される。 次に、出荷工程について説明する。玄米用コンベア37
は、昇降機40、粒選別機41A,41B及び二口切換弁42,60を
介して石抜機61に連絡され、石抜機61の排出部は、昇降
機62、計量機63、昇降機64及び二口切換弁65を介してバ
ラ出荷タンク66又はフレコン67に投入するよう形成され
る。更に、バラ出荷タンク66の排出口は、小袋包装のた
めの計量包装機68及びミシン69と、昇降機70及び二口切
換弁71を介してトラックバースの穀物移送車72とに連絡
される。 次に、集塵用のダクト配管について説明する。建屋外
には、供給口73、吐出口74及びシャワー用のノズル75を
備えるとともに、その下方に水洗槽76とスラッジコンベ
ア77とを設けてなる湿式集塵装置78が設置される。そし
て、供給口73には、図中○付符号及び点線で示すよう
に、系統的にダクト配管がなされる。すなわち、ダクト
は、荷受ユニット1全体と張込装置4A,4Bとを45m3/mi
nの風量とし、荷受ユニット1の粗選機2はダクトに
よって風量1003/minとする。異種穀粒選別ユニット59の
風選部は風量40m3/minのダクトに、荷受タンク10A〜1
0Dは風量120m3/minのダクトに、計量機50、昇降機51
及び異種穀粒選別ユニット59のタンクは風量150m3/min
のダクトに、本サイロ26A〜26G、搬入用フローコンベ
ア25A,25B、荷受タンク10A〜10D用のフローコンベア8A,
8B、昇降機7,31,53及び風選機34のタンクは風量80m3/mi
nのダクトに、風選機34に風道は風量120m3/minのダク
トに、搬入用フローコンベア25Aの前工程の風選機24
は風量30m3/minのダクトに、搬出用フローコンベア12
A,12B及び連絡用フローコンベア28A〜28Dは風量36m3/mi
nのダクトに、出荷工程の計量機63及び昇降機64,70は
風量30m3/minのダクトに、乾燥工程の乾燥機19、タン
ク18及び昇降機18,22は風量85m3/minのダクトに、籾
摺機80は風量16m3/minのダクトによって籾殻庫81に接
続するとともに同じく16m3/minのダクトに、並びに精
選・籾摺ユニット30全体は風量200m3/minのダクトに
各々連結し、各ダクトの終端は湿式集塵装置78の供給口
73に接続される。 以下、第2図に示す撹拌式の研穀機14Aについて説明
する。一端を開口した中空主軸134を多孔壁除塵筒133内
に回転自在に軸支するとともに、中空主軸134には送穀
転子144と研磨転子137とを軸着する。多孔壁除塵筒133
は穀粒が漏出しない程度の多孔板からなる円筒又は多角
筒であり、送穀転子144には送穀用の螺旋を形成し、ま
た、研磨転子137は中空状となして、中空主軸134に設け
た通風孔138と連通させ、更に、周面には一つ又は複数
の撹拌突起135を長手方向に突設するとともに、撹拌突
起135に沿う噴風孔136を形成し、研磨転子137と多孔壁
除塵筒133との間を研磨室139となす。そして、送殻転子
144側に供給口140を、研磨転子137周端部に排出口141
を、各々形成するとともに、供給口140に接続して供給
ホッパ132を設け、他方、排出口141に接続して排出樋16
0を設けるとともに、排出口141には押圧蓋調節装置142
によって押圧度を調節可能な押圧蓋143が装着される。
押圧蓋調節装置142としては、例えば、特公平1−27776
号で開示されるように、ケース163内に、螺軸164によっ
て移動可能に分銅165を装着するとともに、前記螺軸164
は制御装置161(第4図参照)に接続された正逆回転モ
ータ162に直結して形成したものがある。制御装置161は
入出力信号処理装置161a、記憶装置161b及び演算装置16
1cからなり、入出力信号処理装置161aには、供給ホッパ
132と排出樋160とに各々設けた脱率検出器166,167が
接続される。脱率検出器166,167としては、例えば、
供給ホッパ132内及び排出樋160内を流動する穀粒、特に
米粒を照射する光源と受光素子(図示せず)をそれぞれ
設け、籾と脱率との光量の差を測定することによって
脱粒を判別するもの等、適宜に採用される。 多孔壁除糠筒133の周囲には、ほぼ気密に集塵室145を
形成し、その下部を集塵ホッパ146となす。集塵ホッパ1
46の下端は、ダクト147によってファン15の給気口に連
結され、ファン15の吐出口はダクト148によってサイク
ロン16に連結してある。 更に、給風装置として、中空主軸134の開口端に望ま
せて二流体ノズル149を設け、二流体ノズル149の供給側
の一方は、送水管157、電磁弁153、流量計154及び流量
調整弁155を介して水タンク156に接続し、他方は、送風
管150及びエアフィルタ151を介して空気圧縮機152に接
続してあり、これにより、適宜な湿風を研磨室139内に
供給するよう形成される。 以下、上記実施例における具体的作動について説明す
る。張込装置4A又は4Bに投入された生籾は、昇降機5を
介して粗選機2に供給されて切れ穂やわらくず等の比較
的大きい侠雑物はゴミ容器2Aに、未熟粒は未熟粒受箱2B
にそれぞれ選別されて収容される。夾雑物や未熟籾粒が
除去された籾は、計量機3に供給されて計量された後、
昇降機6から研穀機14へ送られる。 研穀機14Aにおいては(第2図参照)、供給ホッパ132
内に投入される生籾の脱粒を脱率検出器166で検出
しながら、送穀転子144によって研磨室139に送り込む。
押圧蓋143による抵抗を受けて研磨室139内は適度な圧力
となり、研磨転子137の撹拌突起135による撹拌作用を受
けて、籾粒どうしあるいは籾粒と多孔壁除塵筒33との摩
擦力を生じ、籾殻表面の外穎毛及び芒が除去される。こ
のとき、噴風孔136から吹き出す微風により、外穎等の
離脱が容易となる。 こうして、籾粒外殻から離脱した外穀毛や芒は、ファ
ン15の吸引力によって集塵ホッパ146内に落下するとと
もに、濃い含塵風としてダクト148を経てサイクロン16
によってほぼ空気と分離され、外穎及び芒は下方へ落下
して容易に収容され、空気は吐出口から上方へ排出され
る。なお、この排風中にわずかに含まれる塵は、バッグ
フィルタ17によって捕集される。また、このときは、生
籾の研磨であるので、外穎が比較的重く、空気との分離
が行いやすい。 研磨室139内において外穎や芒を強制的に除去された
生籾は、押圧蓋143に抗して排出され、排出樋160を落下
するときに、脱率検出器167によって再び脱率が測
定される。こうして、各脱率検出器166,167が一定時
間おきに検出する測定値は、それぞれ制御装置161の入
力信号処理装置161aを経て一たん記憶装置(RAM)161b
に記憶されるとともに演算装置161cによって平均化して
比較され、両者の脱率の平均値の差が、あらかじめ記
憶装置161bに設定した基準値よりも大きくなった時点
で、押圧蓋調節装置142のモータ162を正又は逆転させる
ことにより、分銅165を押圧蓋143側へ移動させ、押圧蓋
143の付勢力を減じて脱粒の発生による事故を防止
し、安全装置として働く。 研穀機14Aを通過した生籾は、昇降機7及びフローコ
ンベア8Aを経て搬送されるとともに、二口切換弁9A…に
よって各荷受タンク10A〜10D内に振り分けられて投入さ
れる。 荷受タンク10A〜10D内に一時貯留される籾は、送風機
11A〜11Dによる通風を受けて変質を防いでいる。荷受タ
ンク10A〜10Dに籾が適当量張込まれると、排出口から搬
出用フローコンベア12A上に流出し、昇降機13を経てタ
ンク18に至る。 タンク18を通過した生籾は、乾燥機19内を流下し、燃
焼炉20及び送風機21による熱風を浴びて表面の籾殻の水
分を奪われる。乾燥機19を通過して籾殻がある程度乾燥
した籾は、昇降機22及び搬入用フローコンベア25Aによ
って空いている間隙サイロ27A〜27C内に投入される。こ
の間隙サイロ27A〜27C内で数時間放置される間に、玄米
の水分が籾殻に移行して平衡化し(調質)、この時点で
排出口から流出して再びタンク18を経て乾燥機19にと投
入して乾燥作用を施され、乾燥機19を通過した籾は間隙
サイロ27A〜27Cへ搬送される、という工程を複数回繰り
返す。そして、荷受ユニット1、荷受タンク10A〜10D及
び各搬送工程においてもそうであったように、タンク18
や乾燥機19において発生する粉塵は、各ダクトを経て湿
式集塵装置78へ送られ、ノズル75からのシャワーによっ
て水洗槽76内に落下し、スラッジコンベア77によって回
収されるのであるが、研穀機14Aを通過して強制的に外
穎・芒を除去するので、各ダクトから湿式集塵装置78に
送られる粉塵は非常に減少する。そのため、スラッジコ
ンベア77によって回収されるヘドロ状の粉塵の量は極め
て少なく、容易に処理が可能である。 また、粉塵の水分が少ないとサイクロン16における集
塵効率が低下するので、研穀機14Aの噴風孔136からの通
風中にミストを含ませるべく、電磁弁153を作動させて
水タンク156内の水を湿風として多孔壁除塵筒133内に供
給する。これにより、粉塵は適度に重くなり、サイクロ
ン16での空気との分離がより容易かつ確実となる。 こうして乾燥を行い、籾が変質しない水分、例えば18
%に至った時点で本サイロ26A〜26G内に投入され、収穫
期の荷受期間が終了するまで貯蔵される。そして、荷受
期間が終了すると、各本サイロ26A〜26G内の籾は順次排
出され、再び、乾燥機19による乾燥作用及び間隙サイロ
27A〜27Cによる調質作用を繰り返し受けて、例えば、15
%になるまで乾燥される。 乾燥が終了すると、仕上がった籾は精選工程を経て政
府に売り渡されることになる。すなわち、必要とする籾
の入った本サイロ26A〜26Gの排出口から流出する籾は、
二口切換弁29A〜29G、搬出用フローコンベア12B、昇降
機31及び二口切換弁32,33を介して風選機34に供給され
て風選された後、籾中に含まれる脱粒(玄米)を除去
するため、昇降機35を介して揺動選別機36に供給され
る。 揺動選別機35の供給ポッパーに投入された籾は、揺動
作用を受け、比較的比重の大きい脱粒は選別盤の粗雑
面によって傾斜上位側へ揺り寄せられ、比較的比重の小
さい枝梗粒は脱粒及び籾の上方に浮上しながら傾斜下
位側へ偏流し、大部分を占める籾はこれらの中間部を流
れる層を成す。そして、脱粒層は籾・玄米用コンベア
37へ落下し、昇降機40を介して粒選別機41Aに投入さ
れ、脱粒のみが選別筒から漏出して二口切換弁42を介
して未熟粒受箱43内に収容され、他方、脱粒以外の籾
は、昇降機47等を介して再び揺動選別機36へ戻される。
この脱粒は、籾で政府に売り渡す際不要なものであ
り、しかも何度も乾燥機19を通過して胴割れ等の障害を
受けているので廃棄処分される。 なお、研穀機14Aにより、枝梗粒はほとんどないが、
枝梗粒が存在する場合は、傾斜下位側から籾用コンベア
38内に落下し、昇降機54等を介して脱芒機57に供給して
枝梗を除去した後、昇降機31,53等を介し、製品として
本サイロ26A〜26Gに還元される。 一方、脱粒や枝梗粒に比べて大量の精籾は混合米用
コンベア39上に落下し、昇降機47,49を経て計量機50で
計量された後、昇降機51及び搬入用フローコンベア25B
を介し、政府売渡し米として本サイロ26A〜26Gに封印し
て貯蔵されることになる。なお、この精選工程において
も、各機器及び搬送機からダクトを介して湿式集塵装置
78で集塵が行われる。 このようにして本サイロ26A〜26G内に貯蔵された籾
を、次に、籾摺工程を経て出荷する際は、本サイロ26A
〜26G内の政府売渡し米を搬出用フローコンベア12B及び
昇降機31を介して計量機50に供給して計量した後、昇降
機51等を介して籾摺機80に供給する。籾摺機80の脱ロ
ールによって80〜90%が脱された摺米(混合粒)は、
混合米用コンベア39、昇降機47及び二口切換弁48を介し
て揺動選別機36の供給タンクに投入される。そして、均
分器及び供給樋によって各選別盤に均等に供給され、摺
米中の籾を除き、玄米のみを抽出する。すなわち、揺動
する選別盤上に供給された摺米中、比較的比重の大きい
玄米は粗雑面との接触によって傾斜上位側へ揺り上げら
れ、比較的比重の小さい籾は玄米の上を滑流して傾斜下
位側へ偏流し、その中間部には玄米と籾との混合米が層
を成す。これにより、傾斜下位側の籾は、籾用コンベア
38及び昇降機54を介して還流し、再び籾摺機80において
脱される。また、混合米用コンベア39内に落下する混
合米は、摺米と合流して再び揺動選別機36に還流して選
別される。 玄米用コンベア37内の玄米は、昇降機40を経て粒選別
機41A,41Bに供給されて粒厚選別され、一定以上の粒厚
を有する整粒は石抜機61を通して石が除去された後、昇
降機62を介して計量機63で計量してフレコンバッグ67詰
めするか、又はバラ出荷タンク66を経て計量機68で計量
してミシン69による袋口の縫製を行って小口包装する
か、若しくは穀物移送車72によって出荷される。 なお、以上の各工程においても、穀粒が通過する各処
理機器若しくは計量機又は搬送機で発生する粉塵は、そ
れぞれのダクトを介して湿式集塵装置78に回収されるの
は言うまでもない。 次に、研穀機14の別の実施例を第3図に基づいて説明
する。研穀機14Bは先の実施例の研穀機14Aとほぼ同様で
あるが、研磨転子120が、砥石等からなる研削式のもの
である点が異なり、その他、湿風生成用の水タンク等を
備えていない。以下、詳述するに、円筒形の多孔壁除塵
筒118内に、一端を開口した中空主軸119に軸着された送
穀転子127と研削式の研磨転子120とを回転自在に設け、
送穀転子127側端部には供給口122を、その他端には排出
口123を設け、供給口122に接続して供給ポッパ124を、
排出口123に接続して排出樋110を設けるとともに、排出
口123には、先の実施例と同様に、押圧蓋調節装置125で
押圧度を調節可能とした押圧蓋126を装着するととも
に、供給ポッパ124及び排出樋110付近には制御装置113
(第4図参照)を介して押圧蓋調節装置125のモータ114
に連絡する脱率検出器111,112を各々設ける。また、
多孔壁除塵筒118の周囲には集塵室128を形成するととも
に、集塵室128に接続して集塵ホッパ129を設け、集塵ホ
ッパ129下端は送風機15に連結されている。更に、中空
主軸119の開口端には給風装置として送風機115の吐出口
を臨ませ、研磨転子120の噴風孔116から研磨室121内の
穀粒に送風するよう形成される。 このように形成した場合は、比較的高速に回転する研
磨転子120の表面砥粒によって、籾殻の外穎毛及び芒が
削り取られるように除去される。除去された外穎毛等
は、濃い含塵風となってサイクロン16に送られ、空気と
分離されて回収されるのであるが、排風中の粉塵はバッ
グフィルタ17で回収するか、又はダクトにより湿式集塵
装置78に連結してもよい。この際回収される塵は微かで
あり、従来のように大量なヘドロと化すことはない。 以上、研磨転子14として撹拌式のものと研削式のもの
について延べたが、殻粒外殻の研磨を行えるものであれ
ばよく、その他、ブラシ式、スクリュー式、羽根式等が
用いられる。 なお、本実施例においては研穀機14を計量機3の後工
程に設けたが、粗選機2の後工程に設けてもよい。 また、第5図は本発明の別実施例であり、荷受タンク
10A〜10Dは、搬送用フローコンベア12A、昇降機13及び
二口切換弁81を介して、一方は研穀機14に他方はタンク
18を介して乾燥機18に連絡する。研穀機14及び乾燥機19
の排出部は、昇降機22、二口切換弁23、フローコンベア
25Aを介して荷受タンク10A〜10Dに連絡している。 次に作用を説明する。荷受タンク10A〜10Dの生籾は、
排出用フローコンベア12Aから昇降機13、二口切換弁81
を経て研穀機14へ送られる。研穀機14において籾粒表面
の外穎毛及び芒が除去され、生籾は昇降機22、二口切換
弁23、搬入用フローコンベア25を経て荷受タンク10A〜1
0Dへ投入される。そして、複数回研穀機14を通過した籾
は、二口切換弁81、タンク18を経て乾燥機19へ送られ
る。
以上述べたように、本発明のカントリエレベータ等の
集塵装置によれば、従来の湿式集塵装置に加れ、荷受工
程に研穀機を設けることにより、外穎毛や芒を強制的に
除去し、小風量の濃い含塵風として集塵装置に送り、効
率的かつ経済的に集塵を行う。また、ほとんどの外穎毛
等はこの研穀機により取り除かれ、ダクトによる湿式集
塵装置で回収されるヘドロ状の粉塵の量が極めて少量と
なる。 また、研穀機と貯留タンクとを循環工程に形成した場
合、複数回研穀機による研磨作用を受けることができ、
芒や外穎毛を完全に除去することができる。 また、研穀機によって捕集されるのは全体の粉塵量の
ほとんどであり、しかも従来の集中的なダクトによる湿
式集塵装置に比べて非常に小風量であるので、サイクロ
ン等の乾式集塵装置によっても効率的に集塵でき、湿式
集塵装置の排風口から飛散する粉塵が微量となり、全体
の集塵能力が向上する。 更に、研磨機としては、多孔壁除塵筒内に回転する研
磨転子を設けるとともに、多孔壁除塵室内の穀粒に通風
するための給風装置を設ける、という構成でよく、大掛
りな設備を要せず、供給部と排出部とに脱率検出器を
装着して内部抵抗を減少することにより脱粒防止の安
全装置となり、無人運転が可能となる。
集塵装置によれば、従来の湿式集塵装置に加れ、荷受工
程に研穀機を設けることにより、外穎毛や芒を強制的に
除去し、小風量の濃い含塵風として集塵装置に送り、効
率的かつ経済的に集塵を行う。また、ほとんどの外穎毛
等はこの研穀機により取り除かれ、ダクトによる湿式集
塵装置で回収されるヘドロ状の粉塵の量が極めて少量と
なる。 また、研穀機と貯留タンクとを循環工程に形成した場
合、複数回研穀機による研磨作用を受けることができ、
芒や外穎毛を完全に除去することができる。 また、研穀機によって捕集されるのは全体の粉塵量の
ほとんどであり、しかも従来の集中的なダクトによる湿
式集塵装置に比べて非常に小風量であるので、サイクロ
ン等の乾式集塵装置によっても効率的に集塵でき、湿式
集塵装置の排風口から飛散する粉塵が微量となり、全体
の集塵能力が向上する。 更に、研磨機としては、多孔壁除塵筒内に回転する研
磨転子を設けるとともに、多孔壁除塵室内の穀粒に通風
するための給風装置を設ける、という構成でよく、大掛
りな設備を要せず、供給部と排出部とに脱率検出器を
装着して内部抵抗を減少することにより脱粒防止の安
全装置となり、無人運転が可能となる。
第1図は本発明を実施したカントリエレベータの系統
図、第2図は第1図における研磨機の拡大断面図、第3
図は研磨機の別の実施例を示す断面図、第4図は制御部
を表すブロック図、第5図は他の実施例のカントリーエ
レベータの部分系統図である。 1……荷受ユニット、2……粗選機、3……計量機、4
A,4B……張込装置、5〜7……昇降機、8A,8B……フロ
ーコンベア、9A,9B……二口切換弁、10A〜10D……荷受
タンク、11A〜11D……送風機、12A,12B……搬出用フロ
ーコンベア、13……昇降機、14,14A,14B……研穀機、15
……ファン、16……サイクロン、17……バッグフィル
タ、18……タンク、19……乾燥機、20……燃焼炉、21…
…送風機、22……昇降機、23……二口切換弁、24……風
選機、25A,25B……搬入用フローコンベア、26A〜26G…
…本サイロ、27A〜27C……間隙サイロ、28A〜28D……連
絡用フローコンベア、29A〜29G……二口切換弁、30……
精選・籾摺ユニット、31……昇降機、32,33……二口切
換弁、34……風選機、35……昇降機、36……揺動選別
機、37……玄米用コンベア、38……籾用コンベア、39…
…混合米用コンベア、40……昇降機、41A,41B……粒選
別機、42……二口切換弁、43……未熟粒受箱、44……昇
降機、45……壷穴式回転選別機、46……脱粒受箱、47
……昇降機、48……二口切換弁、49……昇降機、50……
計量機、51……昇降機、52……二口切換弁、53,54……
昇降機、55,56……二口切換弁、57……脱芒機、58……
脱・選別装置、59……異種穀粒選別ユニット、60……
二口切換弁、61……石抜機、62……昇降機、63……計量
機、64……昇降機、65……二口切換弁、66……バラ出荷
タンク、67……フレコン、68……計量包装機、69……ミ
シン、70……昇降機、71……二口切換弁、72……穀物移
送車、73……供給口、74……吐出口、75……ノズル、76
……水洗槽、77……スラッジコンベア、78……湿式集塵
装置、80……籾摺機、81……二口切換弁、110……排出
樋、111,112……脱率検出器、113……制御装置、114
……モータ、115……送風機、116……噴風孔、118……
多孔壁除塵筒、119……中空主軸、120……研磨転子、12
1……研磨室、122……供給口、123……排出口、124……
供給ホッパ、125……押圧蓋調節装置、126……押圧蓋、
127……送殻転子、128……集塵室、129……集塵ホッ
パ、130……ダクト、133……多孔壁除塵筒、134……中
空主軸、135……撹拌突起、136……噴風孔、137……研
磨転子、138……通風孔、139……研磨室、140……供給
口、141……排出口、142……押圧蓋調節装置、143……
押圧蓋、144……送穀転子、145……集塵室、146……集
塵ホッパ、147,148……ダクト、149……二流体ノズル、
150……送風管、151……エアフィルタ、152……空気圧
縮機、153……電磁弁、154……流量計、155……流量調
節弁、156……水タンク、157……送水管、160……排出
樋、161……制御装置、162……正逆回転モータ、163…
…ケース、164……螺軸。
図、第2図は第1図における研磨機の拡大断面図、第3
図は研磨機の別の実施例を示す断面図、第4図は制御部
を表すブロック図、第5図は他の実施例のカントリーエ
レベータの部分系統図である。 1……荷受ユニット、2……粗選機、3……計量機、4
A,4B……張込装置、5〜7……昇降機、8A,8B……フロ
ーコンベア、9A,9B……二口切換弁、10A〜10D……荷受
タンク、11A〜11D……送風機、12A,12B……搬出用フロ
ーコンベア、13……昇降機、14,14A,14B……研穀機、15
……ファン、16……サイクロン、17……バッグフィル
タ、18……タンク、19……乾燥機、20……燃焼炉、21…
…送風機、22……昇降機、23……二口切換弁、24……風
選機、25A,25B……搬入用フローコンベア、26A〜26G…
…本サイロ、27A〜27C……間隙サイロ、28A〜28D……連
絡用フローコンベア、29A〜29G……二口切換弁、30……
精選・籾摺ユニット、31……昇降機、32,33……二口切
換弁、34……風選機、35……昇降機、36……揺動選別
機、37……玄米用コンベア、38……籾用コンベア、39…
…混合米用コンベア、40……昇降機、41A,41B……粒選
別機、42……二口切換弁、43……未熟粒受箱、44……昇
降機、45……壷穴式回転選別機、46……脱粒受箱、47
……昇降機、48……二口切換弁、49……昇降機、50……
計量機、51……昇降機、52……二口切換弁、53,54……
昇降機、55,56……二口切換弁、57……脱芒機、58……
脱・選別装置、59……異種穀粒選別ユニット、60……
二口切換弁、61……石抜機、62……昇降機、63……計量
機、64……昇降機、65……二口切換弁、66……バラ出荷
タンク、67……フレコン、68……計量包装機、69……ミ
シン、70……昇降機、71……二口切換弁、72……穀物移
送車、73……供給口、74……吐出口、75……ノズル、76
……水洗槽、77……スラッジコンベア、78……湿式集塵
装置、80……籾摺機、81……二口切換弁、110……排出
樋、111,112……脱率検出器、113……制御装置、114
……モータ、115……送風機、116……噴風孔、118……
多孔壁除塵筒、119……中空主軸、120……研磨転子、12
1……研磨室、122……供給口、123……排出口、124……
供給ホッパ、125……押圧蓋調節装置、126……押圧蓋、
127……送殻転子、128……集塵室、129……集塵ホッ
パ、130……ダクト、133……多孔壁除塵筒、134……中
空主軸、135……撹拌突起、136……噴風孔、137……研
磨転子、138……通風孔、139……研磨室、140……供給
口、141……排出口、142……押圧蓋調節装置、143……
押圧蓋、144……送穀転子、145……集塵室、146……集
塵ホッパ、147,148……ダクト、149……二流体ノズル、
150……送風管、151……エアフィルタ、152……空気圧
縮機、153……電磁弁、154……流量計、155……流量調
節弁、156……水タンク、157……送水管、160……排出
樋、161……制御装置、162……正逆回転モータ、163…
…ケース、164……螺軸。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 25/00 B02B 1/00 - 3/14
Claims (5)
- 【請求項1】荷受・乾燥・籾摺・出荷等の各工程で発生
する粉塵を集塵するための湿式集塵装置を備えてなるカ
ントリエレベータ等の集塵装置において、前記荷受工程
には穀粒の芒及び外穎毛を除去する研穀機を設けたこと
を特徴とするカントリエレベータ等の集塵装置。 - 【請求項2】荷受・貯留・乾燥・籾摺・出荷等の各工程
で発生する粉塵を集塵するための湿式集塵装置を備えて
なるカントリエレベータ等の集塵装置において、前記貯
留工程の貯留タンクに穀粒の芒及び外穎毛を除去する研
穀機を連絡し、該研穀機と前記貯留タンクとで循環工程
に形成したことを特徴とするカントリエレベータ等の集
塵装置。 - 【請求項3】上記研穀機は乾式の集塵装置に接続してな
る請求項(1)又は(2)記載のカントリエレベータ等
の集塵装置。 - 【請求項4】上記研穀機は、一端を供給部に、他端を排
出部に各々連通する多孔壁筒と、この多孔壁筒内に回転
自在に軸支した中空主軸と、この中空主軸に軸着する研
磨転子とからなり、中空主軸及び研磨転子を介して前記
多孔壁筒内に通風すべく給風装置を設けてなる請求項
(1)、(2)又は(3)記載のカントリエレベータ等
の集塵装置。 - 【請求項5】上記研穀機の供給部と排出部とに各々脱
率検出器を設けるとともに、排出口には可動押圧蓋を装
着し、排出部の脱率が供給部の脱率に対して一定以
上増加したとき、前記可動押圧蓋の押圧度を減ずるよう
制御装置を設けてなる請求項(1)、(2)、(3)又
は(4)記載のカントリエレベータ等の集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2109899A JP2860142B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | カントリーエレベータ等の集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2109899A JP2860142B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | カントリーエレベータ等の集塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH048225A JPH048225A (ja) | 1992-01-13 |
JP2860142B2 true JP2860142B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14521984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2109899A Expired - Fee Related JP2860142B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | カントリーエレベータ等の集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860142B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102620827B1 (ko) * | 2023-07-21 | 2024-01-02 | 안영일 | 원료 싸이로 구조체 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4802572B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2011-10-26 | 井関農機株式会社 | 穀粒出荷設備 |
CN105129453B (zh) * | 2015-07-27 | 2017-05-10 | 江苏绿叶机械有限公司 | 一种散装机卸料装置 |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP2109899A patent/JP2860142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102620827B1 (ko) * | 2023-07-21 | 2024-01-02 | 안영일 | 원료 싸이로 구조체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH048225A (ja) | 1992-01-13 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |