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JP2852398B2 - ガス放散弁 - Google Patents

ガス放散弁

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Publication number
JP2852398B2
JP2852398B2 JP18414695A JP18414695A JP2852398B2 JP 2852398 B2 JP2852398 B2 JP 2852398B2 JP 18414695 A JP18414695 A JP 18414695A JP 18414695 A JP18414695 A JP 18414695A JP 2852398 B2 JP2852398 B2 JP 2852398B2
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JP
Japan
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valve
gas
pipe
seat
valve body
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JP18414695A
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JPH0932953A (ja
Inventor
大人 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taimei Kinzoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taimei Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路のガスを放散
させるガス放散弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスを流通する管路、とりわけ漏洩する
と危険な都市ガス等を流通させる地中に敷設された管路
は、地震、振動、地盤沈下等に対しては、鋼管よりもポ
リエチレン等の合成樹脂で製作した管の方が耐震性、変
形抵抗性が優れていることが最近の地震等から実証され
ている。管路を補修、その他の理由により、管路のガス
を抜く必要がある場合、この管路から導出された導出管
に取り付けたガス放散弁を開いて空中に放散する。
【0003】従来、ガスを流通する管路は、鋼管製であ
った関係上、上記導出管は鋼管を使用し、ガス放散弁も
通常の鋼製の閉止弁が使用されるのが通常であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐震性
や外的負荷力に対する変形抵抗性の向上の見地から、地
中に設けられるガスの管路をポリエチレン等の合成樹脂
で敷設した場合、この管路から導出される導出管もポリ
エチレン等の合成樹脂製とすることが、管路と導出管と
の接続の点から望ましい。導出管が合成樹脂である場
合、鋼製の閉止弁を使用することは、この導出管と鋼製
の閉止弁とを接続するに当たり、それ相当の力学的負荷
をかけるので、ひび割れ、変形等の悪影響の恐れがあ
り、導出管と閉止弁の接続に熟練を要し、且つ耐震性、
変形抵抗性の面でも信頼性に欠けるものがあった。
【0005】更に、鋼の閉止弁をガス放散弁として使
用することは、管内からのガスと、管外からの水分とに
よる内外両面の腐食の恐れがあり、且つ鋼の閉止弁
は、構造的に複雑で、操作が煩雑であると共に、取り付
けの費用も高くつくものであった。
【0006】本発明の目的は、上記従来のガス放散弁の
問題点を解決し、導出管との接続が容易で耐震性、変形
抵抗性に優れ、腐食の恐れがなく、経済的なガス放散弁
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス放散弁は、ガスを流通する管路から導
出されたポリエチレン製の導出管に接続され前記管路の
ガスを放散するガス放散弁において、前記導出管の外径
と略同一に形成され該導出管に材料自体の溶融によって
接合される一方の接続部及び内側にめねじが形成された
他方の接続部を有するポリエチレン製の弁本体と、該弁
本体の他方の接続部のめねじに螺合され該弁本体内側に
通ずる貫通孔及び該貫通孔の前記弁本体側に形成された
弁座を有する座部材と、該座部材の貫通孔に摺動可能に
挿通され一方の端部の近傍側面に連通孔を有し、前記ガ
スの圧力と弾性材の付勢力とに逆らって押圧、移動させ
た時に前記連通孔が前記弁本体の内側に開口する放出管
、前記弁本体内側に設けられ前記ガスの圧力と前記弾
性材の付勢力とによって前記弁座に密着する弁子とを備
えたものである。
【0008】本発明のガス放散弁によれば、ガスの圧力
と弾性材とによって弁座に密着する弁子を備えているの
で、管路にガスが流通している時は、ガスの圧力と弾性
材の付勢力とによってガス放散弁は全閉した状態となっ
ている。放出管の一方の端部の近傍側面に連通孔を有し
ているので、ガスの圧力と弾性材の付勢力とに逆らって
押圧、移動させた時に、連通孔が弁本体の内側に開口す
るので、管路のガスはこの連通孔を介して放出され、ガ
ス放散弁の外に放散される。
【0009】更に、弁子の弁座に密着する密着面球面
とすることにより、弁子を精度良く製作出来ると共に、
多少の弁子の位置ずれが生じても弁子は弁座に確実に密
着する。
【0010】そして、弁本体は、ポリエチレンで形成さ
ているので、一層耐震性や外力に対する変形抵抗性に
優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ安価な
経済的なガス放散弁である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス放散弁の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図は、本実施形態のガス放散弁の使用状
態を示す説明図である。都市ガス等のガスを流通する地
中に敷設されたポリエチレン製の管路28には、管路2
8のガス遮断或いは流量調整及び遮断の双方を行なうこ
との出来る、同じくポリエチレン製の弁29が設けら
れ、地上からは保護筒30によって弁29の開閉が行な
えるように形成されている。保護筒30の上側は、キャ
ップ31が設けられる。右側のガス放散弁1は、管路2
8に接続された導出管23に固定される。導出管23
は、管路28に固定したポリエチレン製のサドル25
と、サドル25に接続されたポリエチレン管24aとを
有しており、そのガス放散弁1側はバンド27を介して
保護筒30に固定されている。
【0013】弁29の左側のガス放散弁1は、左側の導
出管23に接続されている。左側の導出管23は、管路
28に固定したポリエチレン製のサドル25と、これに
接続されたポリエチレン管24bとポリエチレン製のエ
ルボ26との組み合わせ管と、更にこれに接続されたフ
レキシブル管24cとを有している。従って、左側のガ
ス放散弁1は、フレキシブル管24cと接続される。左
側の導出管23は、右側の導出管23と共にバンド27
を介して保護筒30に固定される。
【0014】このような管路28において、管路28を
補修、その他の理由により、管路28のガスを抜く必要
のある場合、先ず弁29を遮断し、次に、例えば右側の
管路28に設けられた導出管23に接続、固定されたガ
ス放散弁1を開くと、弁29の右側の管路28内のガス
が放散される。弁29の左側の管路28内のガスを放散
する場合も、上記と同様になされる。
【0015】図1は、本発明に係るガス放散弁の一実
形態を示す断面図である。実施形態のガス放散弁1
は、上記導出管23に接続する合成樹脂であるポリエチ
レンで形成された弁本体3に設けられた弁座8と、この
弁本体3に設けられ弁座8に密着し又は離れる弁子10
とを有する。弁座8は、弁本体3の他端5内側に螺合、
固定された座部材に設けられ、この弁座8にガスの圧
力と弾性材であるばね19の付勢力とによって弁子10
が密着する。
【0016】更に、ガス放散弁1は、一方の端部14が
弁子10に当接又は近傍に位置するように配置されると
共に、一方の端部14の近傍側面に連通孔15を有する
放出管13を備えている。ガスの圧力とばね19の付勢
力とに逆らって放出管13を押圧、移動させた時に、連
通孔15は、放出管13と座部材9との摺動面18を越
えて弁本体3の内側3bに位置し開口するので、弁本体
3の内側3bと放出管13の内側、従って、ガス放散弁
1の外側と連通する。
【0017】弁子10を弁座8に密着させるばね19
は、一端が弁子10に係止すると共に、他端はばね19
の受座20の段部に係止する。蓋部材21は、座部材9
に螺合される。
【0018】弁本体3は、市販の異径ソケットを使用
し、所要の個所を必要の精度に応じて加工することによ
り経済的な弁本体を得ることが出来る。
【0019】実施形態の弁子10は、その外側形状が
球面となっており、当然弁座8に密着する密着面11も
球面である。弁子10の材質は、ゴム、樹脂、金属又は
金属球にゴムや樹脂のライニングをしたものから出来て
おり、弁座8の材質とは互いに異質の材料を使用する。
即ち、弁子10が金属等の硬い材質であるならば、これ
に接触する弁座8の材質は弾力性のある材質にし、弁子
10の材質が弾力性のある材質であるならば、弁座8は
硬い材質のものである。
【0020】放出管13は、円筒形をしており、一方の
端部14の近傍に連通孔15を少なくとも一つを有し、
円筒形の外側の所要の個所に鍔17を有する。鍔17
は、放出管13をばね19の付勢力とガスの圧力に逆ら
って押圧、移動させた時に座部材に当接してストッパ
ーの役目を果たす。
【0021】以上の構成を有する実施形態のガス放散
弁1は、次のように作用する。即ち、弁本体3内に設け
られた弁座8と、ガスの圧力とばね19の付勢力とによ
って弁座8に密着する弁子10とを備えているので、管
路にガスが流通している時は、ガス圧とばね19の付勢
力とによってガス放散弁1は全閉した状態となってい
る。放出管13の一方の端部14が弁子10に当接又は
近傍に位置すると共に、この一方の端部14の近傍側面
に連通孔15を有しているので、ガスの圧力とばね19
の付勢力とに逆らって押圧、移動させた時に、連通孔1
5は弁本体3の内側3bに連通するので、管路のガスは
この連通孔15を介して放出、放散される。
【0022】更に、弁子10の弁座8に密着する密着面
11が球面であるので、弁子10を精度良く製作出来る
と共に、多少の弁子10の位置ずれが生じても弁子10
は弁座8に確実に密着する。
【0023】そして、少なくとも弁本体3は、ポリエチ
レンで形成されるので、耐震性や外力に対する変形抵抗
性に優れ、腐食や管路への悪影響の恐れがなく、且つ安
価な経済的なガス放散弁である。
【0024】実施形態のガス放散弁1は、その弁本体
3の他端5外側にねじを形成しなくても良いので強度的
に有利となる。更に、弁本体3の一端4と導出管23と
の接続は、ポリエチレンの融合方式を採用している。即
ち、弁本体3と導出管23は、ポリエチレン製であり、
この合成樹脂は、通常接着剤で接合困難なものであるの
で、材料自体の溶融によって接合を行なう。溶融溜り2
2は、ばね19の受座20と導出管23の先端との間隙
22aを満たすように形成する。そのためには、弁本体
3の一端4内側径と導出管23の嵌合部外形は、略同一
寸法とする。
【0025】以上この発明を図示の実施形態について詳
しく説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施
例のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱
せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得るこ
とは云うまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明のガス放散弁によれば、簡便に管
路のガス放散が出来、且つ安価で経済的なガス放散弁を
提供出来る。少なくとも弁本体がポリエチレンで形成し
たものはポリエチレン製の導出管との接続が容易で耐震
性、変形抵抗性に優れ、腐食の恐れがない。弁子の弁座
に密着する密着面が球面であるものは、弁子を精度良く
製作出来ると共に、多少の弁子の位置ずれが生じても弁
子は弁座に確実に密着する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放散弁の実施形態を示す断
面図である。
【図2】本発明に係るガス放散弁の使用状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ガス放散弁 3 弁本体 4 一端 5 他端 8 弁座 10 弁子 11 密着面 13 放出管 14 一方の端部 15 連通孔 19 ばね(弾性材) 23 導出管 28 管路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを流通する管路から導出されたポリ
    エチレン製の導出管に接続され前記管路のガスを放散す
    るガス放散弁において、前記導出管の外径と略同一に形
    成され該導出管に材料自体の溶融によって接合される一
    方の接続部及び内側にめねじが形成された他方の接続部
    を有するポリエチレン製の弁本体と、該弁本体の他方の
    接続部のめねじに螺合され該弁本体内側に通ずる貫通孔
    及び該貫通孔の前記弁本体側に形成された弁座を有する
    座部材と、該座部材の貫通孔に摺動可能に挿通され一方
    の端部の近傍側面に連通孔を有し、前記ガスの圧力と弾
    性材の付勢力とに逆らって押圧、移動させた時に前記連
    通孔が前記弁本体の内側に開口する放出管と、前記弁本
    体内側に設けられ前記ガスの圧力と前記弾性材の付勢力
    とによって前記弁座に密着する弁子とを備えたものであ
    ることを特徴とするガス放散弁。
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