JP2850120B2 - Icカードシステム - Google Patents
IcカードシステムInfo
- Publication number
- JP2850120B2 JP2850120B2 JP6297286A JP6297286A JP2850120B2 JP 2850120 B2 JP2850120 B2 JP 2850120B2 JP 6297286 A JP6297286 A JP 6297286A JP 6297286 A JP6297286 A JP 6297286A JP 2850120 B2 JP2850120 B2 JP 2850120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- writer
- card reader
- control unit
- response signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Storage Device Security (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
所定のパスコードのシステム制御部からICカードへの
通知及びICカードでの当該パスコードについての判断を
行なうことにより、正規システム以外のものからICカー
ドの格納するデータ等の保護を提供するものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明は暗証番号等の識別データを記憶するメモリ及
びデータ処理装置としてのCPUを内蔵するカード、いわ
ゆるICカードに係り、詳しくは高度のセキュリティ機能
をもたせたICカードシステムに関する。 近年磁気カードに代ってクレジットカード、銀行カー
ド等に形態可能な大きさのカードであるICカードが用い
られるようになっている。 〔従来の技術〕 従来、ICカードは単なる外部ICメモリイメージであ
り、第4図に示すようにICカードの電源電圧等の所定の
ハード的な条件を満たした後ICカードリーダ/ライタ
(システム制御部を含む)4からICカード5にアドレス
の指定を行なうことにより、ICカード5内の記憶手段に
格納されているデータを読み取ったり、当該記憶手段に
データを書き込んだりすることができる。 又、セキュリティ上、ICカード5の記憶手段には通常
当該カードの所有者に与えられた暗証番号が格納され、
取引等を行う都度、ICカードリーダ/ライタ4は暗証番
号により本人の確認を行った後に、ICカード5内の記憶
手段に格納されているデータの読み取り等を行ってい
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、従来では前述したように所定のハード的な
条件を満たすか、せいぜい暗証番号の確認の後にICカー
ド5とシステム制御部との間でコミュニケーションが可
能であった。 そのため、暗証番号さえ知られると、正規でない他の
システムのICカードリーダ/ライタによって、ICカード
内に格納されいる個人のプライベートなデータや秘密デ
ータ等が他人に漏れたり、ICカードシステムに混乱が生
ずるおそれがあるという問題点有していた。 そこで、本発明は以上の問題点を解決するためになさ
れたものであり、ICカードについての通常の処理が行わ
れる前にICカードリーダ/ライタ及びシステム制御部が
当該ICカードに適合するか否かを調べることのできるIC
カードシステムを提供することを目的としてなされたも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 ICカードシステムを制御するシステム制御部1には、
タイマを内蔵するとともに、所定のハード条件を満たし
た後所定の時間内にICカード2に、特定のパスコードを
ICカードリーダ/ライタ3を介して通知する通知手段と
を備えるとともに、ICカード2には、タイマを内蔵する
とともに、該内蔵タイマからのクロック信号を受けて、
当該パスコードの予め定めた所定時間内の受理又は不受
理に基づいてシステム制御部1の所定の処理命令に応ず
るか否かの選択を行い、応ずる場合には、前記ICカード
リーダ/ライタ3に応答信号を送出するICカードリーダ
/ライタ選択手段を備え、前記応答信号を受理した該IC
カードリーダ/ライタは、該応答信号が正しいか否か及
び所定時間内の受理又は不受理を判断し、正しいと判断
した場合には、本人の暗証番号の照合を含むICカード2
に対する所定の処理を続行し、正しくないと判断した場
合又は該所定時間内に受理しない場合には、ICカードを
排出する。 〔作用〕 第1図において、ICカード2をICカードリーダ/ライ
タ3に装着する等の所定のハード条件を満たした後所定
時間経過後にシステム制御部1に格納している特定のパ
スコードをシステム制御部1に備えた通知手段により、
ICカードリーダ/ライタ3を介してICカード2に通知す
る。すると、ICカード2において、当該パスコードの受
理があったときは、ICカードリーダ/ライタ選択手段に
よりICカード2は当該システム制御部1の所定の処理命
令に応じ、当該パスコードの受理がなかったときはICカ
ードリーダ/ライタ選択手段によりICカード2は当該シ
ステム制御部1の所定の処理命令に応じない。 〔実施例〕 第2図は本発明に係るICカードシステムの実施例を示
したものである。10はICカードであり、CPU等の演算処
理手段11及び記憶手段12を内蔵している。記憶手段12は
ROM等の固定記憶メモリで構成され、種々のデータが格
納されている。演算処理手段11には、ICカードシステム
を制御部14からの前記特定のパスコードの受理又は不受
理に基づいてシステム制御部1の所定の処理命令に応ず
るか否かの選択を行うICカードリーダ/ライタ選択手
段、及び記憶手段12をアクセスするためのアクセス手段
がプログラムのソフトウェアにより構成されている。13
はICカードリーダ/ライタでICカード10からデータを読
み出したり、データを書き込んだりするものであり、IC
カードインターフェース15、ICカード電源16、CPU17及
び外部インターフェース18から構成されている。 ICカードインターフェース15は、ICカード10を装着す
ることにより、CPU17とICカード10とを電気的に結合し
て情報伝達の通路となる。又、ICカードインターフェー
ス15は外部インターフェース18を介してシステム制御部
14及びICカード10用の駆動電源16とも電気的に結合す
る。17はICカードリーダ/ライタ13用のCPUであり、内
部に書き込み及び読み出し用のROM,RAM等の記憶手段又
はICカード10挿入排出用のモータ制御手段等を有してい
る。外部インターフェース18は例えばRS−232Cが用いら
れている。 システム制御部14は、ICカードシステム全体を制御す
るためのものであり、例えばパーソナルコンピュータ又
は、コンピュータネットワークのホストコンピュータで
ある。システム制御部14はICカードリーダ/ライタ13へ
読み出し書き込み等の制御命令を発するととも、ICカー
ド10の装着等の所定のハード条件を満たした後所定の時
間内にICカード10に特定のパスコードをICカードリーダ
/ライタ13を介して通知する通知手段をプログラムのソ
フトェアにより有している。システム制御部14にはタイ
マが内蔵されている。 本実施例は次のように作動する。 第3図(a)は本発明の実施例の全体システムのフロ
ーチャートである。初期状態においてはシステム制御部
1及びICカードリーダ/ライタ13のステップSS1,SR1はI
Cカードの挿入待ちの状態にある。ICカード10がICカー
ドリーダ/ライタ13に挿入されると、ICカード2のCPU1
1はステップSC1にてイニシャルリセットされる。 一方ICカード10が挿入されるとICカードリーダ/ライ
タ13は第3図(b)を使って詳細には後述するステップ
SR2を、即ち、ICカード10のステップSC2と共同し、挿入
ICカード2の本システムに対する適否及び本システムの
挿入ICカードに対する適否を各々で確認する。この確認
のステップSR2が正常に終了すると、ICカードリーダ/
ライタ13のシステム制御部1への通知によりシステム制
御部1のステップSS1がステップSS2に移行する。 本ステップSS2においては、システム制御部1の操作
者による暗証番号(PIN)の入力ステップを含み、シス
テム制御部1は入力された暗証番号をICカードリーダ/
ライタ13の中継ステップSR3を介し、ICカード10に通知
する。ICカード10はステップSC2にて装置がICカード10
に適合する装置である事を判別すると暗証番号(PIN)
待ち状態のステップSC3にあり、暗証番号の通知を受け
ると次のステップSC4に移行する。 ステップSC4においては、ICカード10は自己のメモリ1
2(第2図)に予めカード発行時に格納してある暗証番
号と、通知された暗証番号とを照合する。この照合が一
致すると、ICカード10はICカードリーダ/ライタ13の中
継ステップSR3′を介してシステム制御部1に肯定応答
を返送する。又、本ステップSC4において照合の結果、
対応関係が得られないと、否定応答を行う。この場合の
フローチャートは図示されていないがシステム制御部1
はこの否定応答に基いて、再度、暗証番号を操作者に入
力させ、入力された暗証番号をICカード10に通知する。
ICカード10は所定回数、例えば3回迄は否定応答を返送
するが4回目に照合不一致の場合、ICカード10としての
全動作を終了状態にし、改めてイニシャルリセットSC1
を行わないと動作しない様にしてある。照合が一致しシ
ステム制御部1に肯定応答が返送されると、システム制
御部1は応答待ちを示すステップSS3から次のステップS
S4に移行する。 ステップSS4は取引、他、ICカード10の記憶するデー
タを使用し或はシステム制御部1からICカード10の記憶
機能にデータの書込みを行うステップである。ICカード
10も照合一致後、ステップSC5に移り、ステップSC5でシ
ステム制御部1の取引処理のステップSS4と、ICカード
リーダ/ライタ13の中継ステップSR3″を介して、共同
して処理を遂行する。 第3図(b)は第3図(a)におけるステップSR1,SR
2,及びSC2の詳細を示す。 第3図(b)のフローチャートに示すように、ステッ
プS1(SR1)のICカード10挿入待ちの状態から、ステッ
プS2(SR2)でICカード10をICカードリーダ/ライタ13
へ挿入する。すると、ICカードリーダ/ライタ13のICカ
ードインターフェース15及びICカード10の両端子が接触
して両者は電気的に接続し、所定のハード条件が満足さ
れる。その後、所定の時間経過後のステップS3(SR2)
では、ICカードリーダ/ライタ13から、特定のパスコー
ドがICカード10に送信される。 ステップS4(SR2)で特定のパスコードの送信ととも
にタイマがセットされる。 ステップS5(SR2)ではICカード10はICカード電源16
からの駆動電流により演算処理手段11としてのCPUが働
き、ICカード内蔵タイマからのクロック信号を受けて、
予め定めた所定時間内にシステム制御部14からの特定の
パスコードの受理があるか否かを判断する。その結果に
応じて、演算処理手段11の有するICカードリーダ/ライ
タ選択手段はICカードリーダ/ライタ13に応答信号を送
出し又は送出しない。 ステップS6では、カードリーダ/ライタがICカード10
からの応答信号を受理したときは、ICカード10からの応
答信号が正しい応答であるか否かを判断する。 ステップS7(SR2)ではその応答信号が正しい応答で
ある場合にはカードリーダ/ライタ3のCPU17はICカー
ド10に対する所定の処理を続行する。ICカード10からの
応答信号を所定の時間内に受理しない場合[S8(SR
2)]又はICカード10からの応答信号が正しい応答でな
いと判断した場合[S6(SR2)]には、ステップS9(SR
2)でICカード10をICカードリーダ/ライタ13より排出
する。 尚、本実施例では記憶手段にROMを用いたが、PROM,EP
ROM又はEEPROMを用いてもよいし、RAMと電池とを内蔵し
たものを用いてもよい。 こうして、本実施例では、ICカードが正当なICカード
リーダ/ライタを選択するだけでなくICカードリーダ/
ライタも正当なICカードを選択することができる。 〔発明の効果〕 本発明は、カード所有者に対するカードの正当性を確
認する暗証番号とは別に、予め特定したパスコードを用
いて、ICカードとシステム制御部とのコミュニケーショ
ンを行なうことにより、所定の処理を行うか否かを決め
る。したがって、正規でない他のシステムのICカードリ
ーダ/ライタによって、ICカード内に格納されている秘
密データや情報等が他人に漏れることを防止するととも
にICカードシステムの混乱等を防止するICカードのセキ
ュリティに対して有効である。
通知及びICカードでの当該パスコードについての判断を
行なうことにより、正規システム以外のものからICカー
ドの格納するデータ等の保護を提供するものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明は暗証番号等の識別データを記憶するメモリ及
びデータ処理装置としてのCPUを内蔵するカード、いわ
ゆるICカードに係り、詳しくは高度のセキュリティ機能
をもたせたICカードシステムに関する。 近年磁気カードに代ってクレジットカード、銀行カー
ド等に形態可能な大きさのカードであるICカードが用い
られるようになっている。 〔従来の技術〕 従来、ICカードは単なる外部ICメモリイメージであ
り、第4図に示すようにICカードの電源電圧等の所定の
ハード的な条件を満たした後ICカードリーダ/ライタ
(システム制御部を含む)4からICカード5にアドレス
の指定を行なうことにより、ICカード5内の記憶手段に
格納されているデータを読み取ったり、当該記憶手段に
データを書き込んだりすることができる。 又、セキュリティ上、ICカード5の記憶手段には通常
当該カードの所有者に与えられた暗証番号が格納され、
取引等を行う都度、ICカードリーダ/ライタ4は暗証番
号により本人の確認を行った後に、ICカード5内の記憶
手段に格納されているデータの読み取り等を行ってい
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、従来では前述したように所定のハード的な
条件を満たすか、せいぜい暗証番号の確認の後にICカー
ド5とシステム制御部との間でコミュニケーションが可
能であった。 そのため、暗証番号さえ知られると、正規でない他の
システムのICカードリーダ/ライタによって、ICカード
内に格納されいる個人のプライベートなデータや秘密デ
ータ等が他人に漏れたり、ICカードシステムに混乱が生
ずるおそれがあるという問題点有していた。 そこで、本発明は以上の問題点を解決するためになさ
れたものであり、ICカードについての通常の処理が行わ
れる前にICカードリーダ/ライタ及びシステム制御部が
当該ICカードに適合するか否かを調べることのできるIC
カードシステムを提供することを目的としてなされたも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 ICカードシステムを制御するシステム制御部1には、
タイマを内蔵するとともに、所定のハード条件を満たし
た後所定の時間内にICカード2に、特定のパスコードを
ICカードリーダ/ライタ3を介して通知する通知手段と
を備えるとともに、ICカード2には、タイマを内蔵する
とともに、該内蔵タイマからのクロック信号を受けて、
当該パスコードの予め定めた所定時間内の受理又は不受
理に基づいてシステム制御部1の所定の処理命令に応ず
るか否かの選択を行い、応ずる場合には、前記ICカード
リーダ/ライタ3に応答信号を送出するICカードリーダ
/ライタ選択手段を備え、前記応答信号を受理した該IC
カードリーダ/ライタは、該応答信号が正しいか否か及
び所定時間内の受理又は不受理を判断し、正しいと判断
した場合には、本人の暗証番号の照合を含むICカード2
に対する所定の処理を続行し、正しくないと判断した場
合又は該所定時間内に受理しない場合には、ICカードを
排出する。 〔作用〕 第1図において、ICカード2をICカードリーダ/ライ
タ3に装着する等の所定のハード条件を満たした後所定
時間経過後にシステム制御部1に格納している特定のパ
スコードをシステム制御部1に備えた通知手段により、
ICカードリーダ/ライタ3を介してICカード2に通知す
る。すると、ICカード2において、当該パスコードの受
理があったときは、ICカードリーダ/ライタ選択手段に
よりICカード2は当該システム制御部1の所定の処理命
令に応じ、当該パスコードの受理がなかったときはICカ
ードリーダ/ライタ選択手段によりICカード2は当該シ
ステム制御部1の所定の処理命令に応じない。 〔実施例〕 第2図は本発明に係るICカードシステムの実施例を示
したものである。10はICカードであり、CPU等の演算処
理手段11及び記憶手段12を内蔵している。記憶手段12は
ROM等の固定記憶メモリで構成され、種々のデータが格
納されている。演算処理手段11には、ICカードシステム
を制御部14からの前記特定のパスコードの受理又は不受
理に基づいてシステム制御部1の所定の処理命令に応ず
るか否かの選択を行うICカードリーダ/ライタ選択手
段、及び記憶手段12をアクセスするためのアクセス手段
がプログラムのソフトウェアにより構成されている。13
はICカードリーダ/ライタでICカード10からデータを読
み出したり、データを書き込んだりするものであり、IC
カードインターフェース15、ICカード電源16、CPU17及
び外部インターフェース18から構成されている。 ICカードインターフェース15は、ICカード10を装着す
ることにより、CPU17とICカード10とを電気的に結合し
て情報伝達の通路となる。又、ICカードインターフェー
ス15は外部インターフェース18を介してシステム制御部
14及びICカード10用の駆動電源16とも電気的に結合す
る。17はICカードリーダ/ライタ13用のCPUであり、内
部に書き込み及び読み出し用のROM,RAM等の記憶手段又
はICカード10挿入排出用のモータ制御手段等を有してい
る。外部インターフェース18は例えばRS−232Cが用いら
れている。 システム制御部14は、ICカードシステム全体を制御す
るためのものであり、例えばパーソナルコンピュータ又
は、コンピュータネットワークのホストコンピュータで
ある。システム制御部14はICカードリーダ/ライタ13へ
読み出し書き込み等の制御命令を発するととも、ICカー
ド10の装着等の所定のハード条件を満たした後所定の時
間内にICカード10に特定のパスコードをICカードリーダ
/ライタ13を介して通知する通知手段をプログラムのソ
フトェアにより有している。システム制御部14にはタイ
マが内蔵されている。 本実施例は次のように作動する。 第3図(a)は本発明の実施例の全体システムのフロ
ーチャートである。初期状態においてはシステム制御部
1及びICカードリーダ/ライタ13のステップSS1,SR1はI
Cカードの挿入待ちの状態にある。ICカード10がICカー
ドリーダ/ライタ13に挿入されると、ICカード2のCPU1
1はステップSC1にてイニシャルリセットされる。 一方ICカード10が挿入されるとICカードリーダ/ライ
タ13は第3図(b)を使って詳細には後述するステップ
SR2を、即ち、ICカード10のステップSC2と共同し、挿入
ICカード2の本システムに対する適否及び本システムの
挿入ICカードに対する適否を各々で確認する。この確認
のステップSR2が正常に終了すると、ICカードリーダ/
ライタ13のシステム制御部1への通知によりシステム制
御部1のステップSS1がステップSS2に移行する。 本ステップSS2においては、システム制御部1の操作
者による暗証番号(PIN)の入力ステップを含み、シス
テム制御部1は入力された暗証番号をICカードリーダ/
ライタ13の中継ステップSR3を介し、ICカード10に通知
する。ICカード10はステップSC2にて装置がICカード10
に適合する装置である事を判別すると暗証番号(PIN)
待ち状態のステップSC3にあり、暗証番号の通知を受け
ると次のステップSC4に移行する。 ステップSC4においては、ICカード10は自己のメモリ1
2(第2図)に予めカード発行時に格納してある暗証番
号と、通知された暗証番号とを照合する。この照合が一
致すると、ICカード10はICカードリーダ/ライタ13の中
継ステップSR3′を介してシステム制御部1に肯定応答
を返送する。又、本ステップSC4において照合の結果、
対応関係が得られないと、否定応答を行う。この場合の
フローチャートは図示されていないがシステム制御部1
はこの否定応答に基いて、再度、暗証番号を操作者に入
力させ、入力された暗証番号をICカード10に通知する。
ICカード10は所定回数、例えば3回迄は否定応答を返送
するが4回目に照合不一致の場合、ICカード10としての
全動作を終了状態にし、改めてイニシャルリセットSC1
を行わないと動作しない様にしてある。照合が一致しシ
ステム制御部1に肯定応答が返送されると、システム制
御部1は応答待ちを示すステップSS3から次のステップS
S4に移行する。 ステップSS4は取引、他、ICカード10の記憶するデー
タを使用し或はシステム制御部1からICカード10の記憶
機能にデータの書込みを行うステップである。ICカード
10も照合一致後、ステップSC5に移り、ステップSC5でシ
ステム制御部1の取引処理のステップSS4と、ICカード
リーダ/ライタ13の中継ステップSR3″を介して、共同
して処理を遂行する。 第3図(b)は第3図(a)におけるステップSR1,SR
2,及びSC2の詳細を示す。 第3図(b)のフローチャートに示すように、ステッ
プS1(SR1)のICカード10挿入待ちの状態から、ステッ
プS2(SR2)でICカード10をICカードリーダ/ライタ13
へ挿入する。すると、ICカードリーダ/ライタ13のICカ
ードインターフェース15及びICカード10の両端子が接触
して両者は電気的に接続し、所定のハード条件が満足さ
れる。その後、所定の時間経過後のステップS3(SR2)
では、ICカードリーダ/ライタ13から、特定のパスコー
ドがICカード10に送信される。 ステップS4(SR2)で特定のパスコードの送信ととも
にタイマがセットされる。 ステップS5(SR2)ではICカード10はICカード電源16
からの駆動電流により演算処理手段11としてのCPUが働
き、ICカード内蔵タイマからのクロック信号を受けて、
予め定めた所定時間内にシステム制御部14からの特定の
パスコードの受理があるか否かを判断する。その結果に
応じて、演算処理手段11の有するICカードリーダ/ライ
タ選択手段はICカードリーダ/ライタ13に応答信号を送
出し又は送出しない。 ステップS6では、カードリーダ/ライタがICカード10
からの応答信号を受理したときは、ICカード10からの応
答信号が正しい応答であるか否かを判断する。 ステップS7(SR2)ではその応答信号が正しい応答で
ある場合にはカードリーダ/ライタ3のCPU17はICカー
ド10に対する所定の処理を続行する。ICカード10からの
応答信号を所定の時間内に受理しない場合[S8(SR
2)]又はICカード10からの応答信号が正しい応答でな
いと判断した場合[S6(SR2)]には、ステップS9(SR
2)でICカード10をICカードリーダ/ライタ13より排出
する。 尚、本実施例では記憶手段にROMを用いたが、PROM,EP
ROM又はEEPROMを用いてもよいし、RAMと電池とを内蔵し
たものを用いてもよい。 こうして、本実施例では、ICカードが正当なICカード
リーダ/ライタを選択するだけでなくICカードリーダ/
ライタも正当なICカードを選択することができる。 〔発明の効果〕 本発明は、カード所有者に対するカードの正当性を確
認する暗証番号とは別に、予め特定したパスコードを用
いて、ICカードとシステム制御部とのコミュニケーショ
ンを行なうことにより、所定の処理を行うか否かを決め
る。したがって、正規でない他のシステムのICカードリ
ーダ/ライタによって、ICカード内に格納されている秘
密データや情報等が他人に漏れることを防止するととも
にICカードシステムの混乱等を防止するICカードのセキ
ュリティに対して有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明の原理図、第2図はICカードシステム全体
図、第3図(a)及び(b)は一実施例に係るフローチ
ャート、第4図は従来例を示す図である。 1,14……システム制御部 2,10……ICカード 3,13……ICカードリーダ/ライタ 11……演算処理手段 12……記憶手段
図、第3図(a)及び(b)は一実施例に係るフローチ
ャート、第4図は従来例を示す図である。 1,14……システム制御部 2,10……ICカード 3,13……ICカードリーダ/ライタ 11……演算処理手段 12……記憶手段
フロントページの続き
(72)発明者 田口 敏彦
川崎市中原区上小田中1015番地 富士通
株式会社内
(72)発明者 西尾 信彦
川崎市中原区上小田中1015番地 富士通
株式会社内
(72)発明者 関 順二
川崎市中原区上小田中1015番地 富士通
株式会社内
(56)参考文献 特開 昭61−43376(JP,A)
特開 昭60−207991(JP,A)
特開 昭60−49471(JP,A)
特開 昭61−196368(JP,A)
特開 昭61−160174(JP,A)
特開 昭60−207940(JP,A)
特開 昭59−191650(JP,A)
特開 昭61−139873(JP,A)
米国特許3806874(US,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ICカードシステムを制御するシステム制御部(1)
には、タイマを内蔵するとともに、所定のハード条件を
満たした後所定の時間内にICカード(2)に、特定のパ
スコードをICカードリーダ/ライタ(3)を介して通知
する通知手段とを備えるとともに、 ICカード(2)には、タイマを内蔵するとともに、該内
蔵タイマからのクロック信号を受けて、当該パスコード
の予め定めた所定時間内の受理又は不受理に基づいてシ
ステム制御部(1)の所定の処理命令に応ずるか否かの
選択を行い、応ずる場合には、前記ICカードリーダ/ラ
イタ(3)に応答信号を送出するICカードリーダ/ライ
タ選択手段を備え、 前記応答信号を受理した該ICカードリーダ/ライタは、
該応答信号が正しいか否か及び所定時間内の受理又は不
受理を判断し、正しいと判断した場合には、本人の暗証
番号の照合を含むICカード(2)に対する所定の処理を
続行し、正しくないと判断した場合又は該所定時間内に
受理しない場合には、ICカードを排出することを特徴と
するICカードシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6297286A JP2850120B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Icカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6297286A JP2850120B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Icカードシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62221052A JPS62221052A (ja) | 1987-09-29 |
JP2850120B2 true JP2850120B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=13215772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6297286A Expired - Fee Related JP2850120B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Icカードシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850120B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0439609B1 (en) * | 1988-10-18 | 1997-07-09 | Oki Electric Industry Company, Limited | System for collating personal identification number |
JPH03205690A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-09-09 | Hudson Soft Co Ltd | メモリアクセス制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3806874A (en) | 1972-04-11 | 1974-04-23 | Gretag Ag | Identification system for individuals |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176186A (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-10 | Omron Tateisi Electronics Co | Icカ−ドシステム |
JPS60207940A (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-19 | Toshiba Corp | 携帯用記録媒体の保護方式 |
-
1986
- 1986-03-20 JP JP6297286A patent/JP2850120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3806874A (en) | 1972-04-11 | 1974-04-23 | Gretag Ag | Identification system for individuals |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62221052A (ja) | 1987-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5414835A (en) | IC card processing system capable of determing send timing between an IC card and an accepting device | |
US5097115A (en) | Transaction authentication system | |
US6003134A (en) | Secure open smart card architecture | |
EP0858644B1 (en) | A system and method for loading applications onto a smart card | |
US4757185A (en) | Automatic cash transaction apparatus | |
EP0203683B1 (en) | Transaction card | |
US4877945A (en) | IC card having a function to exclude erroneous recording | |
US6138907A (en) | Electronic transaction processing system and method for operating same | |
EP0193635B1 (en) | Ic card system | |
WO1999064996A1 (en) | Preloaded ic-card and method for authenticating the same | |
JP2850120B2 (ja) | Icカードシステム | |
JP2694168B2 (ja) | Icカード | |
EP3365833B1 (en) | A method performed by an electronic device capable of communicating with a reader with improved self-testing | |
EP1074951B1 (en) | Settlement system and card | |
JPS62190585A (ja) | 携帯可能電子装置 | |
JPH07103727B2 (ja) | ゲート管理方法 | |
JP2000057305A (ja) | Icカード及びパスワード変更方法 | |
JPH0253154A (ja) | 携帯可能電子装置 | |
KR100572504B1 (ko) | 사전서명을 이용한 신용결제방법 및 그 신용카드 | |
JPH0530203Y2 (ja) | ||
JPH06309531A (ja) | Icカードに与える命令フォーマットのチェック方法 | |
JPH01248292A (ja) | Icカード | |
JPH0772891B2 (ja) | データ伝送方法 | |
JPH057651Y2 (ja) | ||
JPH0760452B2 (ja) | Icカ−ドシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |