JP2848518B2 - Vリブドベルト - Google Patents
VリブドベルトInfo
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Description
詳しくは一般産業用、自動車用、農機具用および家電用
として使用されるVリブドベルトに関する。
ベルトは、Vベルトに比べると厚みが薄いため曲げ応力
が少なく、小プーリに対する使用可能域が広くコンパク
トな設計が可能で、また省エネルギー効果も顕著であ
る。また、Vベルトに比べVリブドベルトは駆動時プー
リ溝への沈み込みに起因するベルト張力の低下も少な
く、このためベルトライフも長くなるなど多くの長所を
備えており、その用途も一般産業用、自動車用、農機具
用および家庭電化機器用など拡大の一途を辿っている。
着ゴム層内に抗張体ロープを埋設した平ベルト状の抗張
体層の内側に、ベルト長手方向に延びる複数本のV形リ
ブを一体に成形してなるものであって、この抗張体層は
背面にゴム付帆布を一層もしくは複数層貼着したもの、
又は単に背面にゴム層を貼着した構造のものが知られて
いる。
群をベルト巾方向への配向性を保って埋設せしめること
により、ベルトの摩擦伝動部の耐側圧性を高め、さらに
埋設短繊維の一部を積極的にリブ伝動部の両側壁面に露
出せしめることによって、耐摩耗性の向上を意図したも
のであって、これらのベルトは広く知られている。
側壁面より意図的に突出せしめることによって、ベルト
の摩擦伝動部の摩擦性能および粘着発音の抑止効果を高
めることを狙った動力伝動用ベルトが提案されている。
また上記構成のベルトをさらに前進せしめることを意図
してベルトの摩擦伝動部よりその一部を突出せしめる短
繊維として、特にアラミド繊維を用いることにより、ア
ラミド繊維特有の耐摩耗性により、ベルト自体の耐久性
の向上を意図した動力伝動用ベルトが例えば特開平1−
164839号公報に開示されている。
た構造のVリブドベルトは、ベルトを研磨してVリブ形
状を形成する際に特別な条件を要したり、又他の繊維に
比較し、短繊維が比較的簡単に突出する利点はあるが、
反面アラミド繊維はコストアップにつながる等の問題が
ある。本発明は前述の如き実状に鑑み、これを解消すべ
く種々検討した結果到達するに至ったもので、圧縮ゴム
層のゴム配合を改善して走行初期の過張力での粘着によ
る発音及び走行経過と共に張力が低下した状態で急激な
負荷がかかったときのベルトスリップ音を防止すること
を目的とするものである。
ため、本発明の特徴とするところは、接着ゴム層内に抗
張体を埋設した抗張体層の下面に、ベルト長手方向に延
びる複数のV形リブを並列せしめた圧縮ゴム層を有する
Vリブドベルトにおいて、該圧縮ゴム層はクロロプレン
ポリマーを主体としたゴム100重量部に対し、V形リ
ブ表面に移行可能な融点が40〜80℃のワックスを
0.75〜1.50重量部混入配合したゴム配合物であ
ることを特徴とするVリブドベルト。
クスを混入配合することにより、V形リブ内のワックス
が経時変化と共にブルームして摩擦係数を低下させるた
め、走行初期の過張力時における粘着音及び走行経過時
の張力低下時に急激な負荷がかかったときに発生するス
リップ音を防止する。
図面を参照しつつ更に詳細に説明する。図1は本発明に
係るVリブドベルトの部分断面図で、Vリブドベルト本
体1は、ポリエステル、ナイロン、アラミド、カーボ
ン、ガラス繊維のような低伸度高強力のロープからなる
抗張体2を、NR、SBR、CR、NBR、HNBR、
CSM、ポリウレタン等の単一材、又は、これらをブレ
ンドしてなる接着ゴム層3中に埋設してなる平ベルト状
の抗張体層4を中央に配し、前記抗張体層4の上側に1
〜複数枚のゴム付帆布5が積層され、他方抗張体層4の
下側には接着ゴム層3と同材質の圧縮ゴム層6があっ
て、この圧縮ゴム層6の下部には複数個のV形リブ7を
具備するベルト構造から構成されている。
いるように、必要に応じて綿、ナイロン、ビニロン、ポ
リエステル、アラミド等からなる長さ3〜10mmの短
繊維8が、ゴム100重量部に対し、アラミド繊維が3
〜10重量部、その他の合成繊維が5〜15重量部の割
合でベルト巾方向に配向混入されても良いことは言うま
でもないことである。
すものであって、下記表1に示されるようにクロロプレ
ンゴムGW100重量部に種々の配合薬品が混入され、
さらに融点40〜80℃のワックス、具体的にはパラフ
ィンワックス又はマイクロクリスタリンワックス(商品
名サンタイトC〔大内新興化学〕)がゴム100重量部
に対し0.75〜1.50重量部混入されている。V形
リブ内に混入されたワックスは経時と共にブルームし
て、V形リブ表面に移行していき、その結果V形リブ表
面の摩擦抵抗を減じ、V形リブ表面を滑性化させる作用
を有するものである。
部未満では摩擦係数低下の効果が充分発揮出来ず、又、
1.5重量部以上ではゴム表面への移行が多すぎてベル
トがスリップし伝達力が低下しずきる等の不具合があ
る。
形4リブ山、長さ1100mm)の圧縮ゴム層6に表1
のゴム配合を使用した本発明に係るVリブドベルト1
と、ワックスをゴム配合に0.5重量部とワックスを混
入しない従来のVリブドベルト10、10’につき、効
果確認のため低張力時でのスリップ発音テストおよび過
張力時での粘着発音テストを評価した具体的実験例につ
いて説明する。
径60mmのテンショナープーリ(Tn)、およびエア
ーコンプレッサー(A/C)に連結した径112mmの
補機用プーリ(Df)をもって構成された補機駆動装置
に、前記3本のベルトを順次懸架し、駆動プーリ(D
r)の回転数を5,000rpmにてベルト張力が20
6N(ニュートン)/4リブになるようにテンショナー
プーリで初張力を与え、エアーコンプレッサー(A/
C)のOFF−ONをくり返し補機用プーリ(Df)に
急激な負荷をかけ、ベルトの鳴き(スリップ音)を確認
した。その結果、本発明のベルトはスリップ音が発生し
なかったが、従来のベルトはスリップ音が発生すること
が確認できた。
径72mmの従動プーリ(Dn)からなる駆動装置に前
記3本のベルトを順次懸架し、駆動プーリ(Dr)の回
転数を600rpm、ベルトの張力が735N/3リブ
になるようにしてベルトの鳴きテストを確認した。その
結果、本発明のベルトは粘着音は発生しないが、従来の
ベルトでは粘着音が発生した。
ムを主体とした圧縮ゴム層に、V形リブ表面に移行可能
なワックスを所定量混入配合せしめることにより、圧縮
ゴム層を形成するゴム配合物中のワックスが経時変化と
共に摩擦伝動部のV形リブ表面に移行して摩擦係数を低
下せしめることにより、ベルト走行初期に過張力でベル
トガ張られた時に発生する粘着による発音、および、走
行経過時における張力低下時に急激な負荷がかかった時
に発生するスリップ発音を防止することができる。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】接着ゴム層内に抗張体を埋設した抗張体層
の下面に、ベルト長手方向に延びる複数のV形リブを並
列せしめた圧縮ゴム層を有するVリブドベルトにおい
て、該圧縮ゴム層はクロロプレンポリマーを主体とした
ゴム100重量部に対し、V形リブ表面に移行可能な融
点が40〜80℃のワックスを0.75〜1.50重量
部混入配合したゴム配合物であることを特徴とするVリ
ブドベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104487A JP2848518B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Vリブドベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104487A JP2848518B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Vリブドベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293641A JPH07293641A (ja) | 1995-11-07 |
JP2848518B2 true JP2848518B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=14381915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104487A Expired - Fee Related JP2848518B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Vリブドベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848518B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008025030A1 (de) | 2008-05-24 | 2009-11-26 | Arntz Beteiligungs Gmbh & Co. Kg | Riemen, insbesondere Antriebsriemen |
WO2017110790A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 三ツ星ベルト株式会社 | 摩擦伝動ベルト及びその製造方法 |
JP6435311B2 (ja) * | 2015-12-22 | 2018-12-05 | 三ツ星ベルト株式会社 | 摩擦伝動ベルト及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07167220A (ja) * | 1993-12-16 | 1995-07-04 | Bando Chem Ind Ltd | ゴム組成物およびそれを用いてなる伝動ベルト |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6104487A patent/JP2848518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07293641A (ja) | 1995-11-07 |
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