JP2845290B2 - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピユー
タなどに用いられる表示装置でのカーソルの位置座標デ
ータなどを入力するための座標入力装置に関する。
タなどに用いられる表示装置でのカーソルの位置座標デ
ータなどを入力するための座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置でのカーソルの位置座標データ
などの座標入力装置の1種に、球体を備え、この球体の
回転によつてカーソルの表示画面での位置座標が変化す
るようにし、カーソルの表示位置が任意に変化できるよ
うにしたものである。
などの座標入力装置の1種に、球体を備え、この球体の
回転によつてカーソルの表示画面での位置座標が変化す
るようにし、カーソルの表示位置が任意に変化できるよ
うにしたものである。
【0003】図4はかかる座標入力装置の概略構成図で
あつて、1は球体、2はハウジング、3X,3Yは従動
ローラ、4X,4Yは回転軸、5X,5Yはチヨツパ、
6X,6Yはフオトインタラプタ、7X,7Yは導線で
ある。
あつて、1は球体、2はハウジング、3X,3Yは従動
ローラ、4X,4Yは回転軸、5X,5Yはチヨツパ、
6X,6Yはフオトインタラプタ、7X,7Yは導線で
ある。
【0004】同図において、ハウジング2内には、球体
1が、その一部がハウジング2から外部に出ているよう
に、かつその中心点に関して回転可能に設けており、こ
の球体1の中心から90°異なる2つの半径方向の球体
1の表面に、夫々回転軸4X,4Yに固定された従動ロ
ーラ3X,3Yが圧接されている。これら回転軸4X,
4Yの端部には、夫々外周部全体にわたつて同じ大きさ
のスリツトが等間隔に設けられたチヨツパ5X,5Yが
固定されており、これらチヨツパ5X,5Y毎にLED
などの発光素子とフオトトランジスタなどの受光素子と
を備えたフオトインタラプタ6X,6Yが配置されてい
る。これら発光素子は、導線7X,7Yを介して駆動電
圧が印加されることにより、発光し、チヨツパ5X,5
Yが回転することによつてこれら受光素子から導線7
X,7Yを介してパルスが得られる。
1が、その一部がハウジング2から外部に出ているよう
に、かつその中心点に関して回転可能に設けており、こ
の球体1の中心から90°異なる2つの半径方向の球体
1の表面に、夫々回転軸4X,4Yに固定された従動ロ
ーラ3X,3Yが圧接されている。これら回転軸4X,
4Yの端部には、夫々外周部全体にわたつて同じ大きさ
のスリツトが等間隔に設けられたチヨツパ5X,5Yが
固定されており、これらチヨツパ5X,5Y毎にLED
などの発光素子とフオトトランジスタなどの受光素子と
を備えたフオトインタラプタ6X,6Yが配置されてい
る。これら発光素子は、導線7X,7Yを介して駆動電
圧が印加されることにより、発光し、チヨツパ5X,5
Yが回転することによつてこれら受光素子から導線7
X,7Yを介してパルスが得られる。
【0005】球体1のハウジング2から外部に出た部分
を指先などで操作することにより、球体1はその中心点
を中心に回転する。いま、球体1を矢印X方向に回転さ
せたとすると、その回転方向に応じた方向に従動ローラ
3Xが回転し、チヨツパ5Xもその方向に回転してフオ
トインタラプタ6Xの受光素子がパルスを発生する。ま
た、球体1を矢印Y方向に回転させると、その回転方向
に応じた方向に従動ローラ3Yが回転し、チヨツパ5Y
がその方向に回転してフオトインタラプタ6Yの受光素
子がパルスを発生する。勿論球体1を矢印X,Yとは異
なる方向に回転させれば、チヨツパ5X,5Yが回転
し、フオトインタラプタ6X,6Yの受光素子夫々がパ
ルスを発生する。
を指先などで操作することにより、球体1はその中心点
を中心に回転する。いま、球体1を矢印X方向に回転さ
せたとすると、その回転方向に応じた方向に従動ローラ
3Xが回転し、チヨツパ5Xもその方向に回転してフオ
トインタラプタ6Xの受光素子がパルスを発生する。ま
た、球体1を矢印Y方向に回転させると、その回転方向
に応じた方向に従動ローラ3Yが回転し、チヨツパ5Y
がその方向に回転してフオトインタラプタ6Yの受光素
子がパルスを発生する。勿論球体1を矢印X,Yとは異
なる方向に回転させれば、チヨツパ5X,5Yが回転
し、フオトインタラプタ6X,6Yの受光素子夫々がパ
ルスを発生する。
【0006】フオトインタラプタ6X,6Yは、これら
の発光素子と受光素子との間にチヨツパ5X,5Yのス
リツトが設けられた外周部が位置するように、チヨツパ
5X,5Yに対して位置づけられている。発光素子は常
時発光してその光が受光素子で受光されるようにしてい
るが、チヨツパ5X,5Yが回転すると、そのスリツト
とスリツト間の遮光部とによつて発光素子からの光がチ
ヨツピングされる。これにより、受光素子からスリツト
が通過する毎にパルスが得られる。
の発光素子と受光素子との間にチヨツパ5X,5Yのス
リツトが設けられた外周部が位置するように、チヨツパ
5X,5Yに対して位置づけられている。発光素子は常
時発光してその光が受光素子で受光されるようにしてい
るが、チヨツパ5X,5Yが回転すると、そのスリツト
とスリツト間の遮光部とによつて発光素子からの光がチ
ヨツピングされる。これにより、受光素子からスリツト
が通過する毎にパルスが得られる。
【0007】これら受光素子からは球体1の回転量に応
じた数のパルスが得られる。そこで、フオトインタラプ
タ6X,6Yからのパルスをカウントし、これらカウン
ト値に応じた距離だけ表示装置の表示画面でカーソルを
移動させることにより、球体1を操作することによつて
表示画面でのカーソル位置を変化させることができる。
じた数のパルスが得られる。そこで、フオトインタラプ
タ6X,6Yからのパルスをカウントし、これらカウン
ト値に応じた距離だけ表示装置の表示画面でカーソルを
移動させることにより、球体1を操作することによつて
表示画面でのカーソル位置を変化させることができる。
【0008】ここで、球体1の矢印X,Y方向の回転を
正回転、これらとは逆方向の回転を逆回転とすると、球
体1の正,逆回転に応じて図示画面上のカーソルを左
右、上下に移動させることができるようにしている。こ
のために、球体1の正,逆方向の検出手段が設けられて
いるが、以下、この点について説明する。
正回転、これらとは逆方向の回転を逆回転とすると、球
体1の正,逆回転に応じて図示画面上のカーソルを左
右、上下に移動させることができるようにしている。こ
のために、球体1の正,逆方向の検出手段が設けられて
いるが、以下、この点について説明する。
【0009】図4の各フオトインタラプタ6X,6Yに
は、夫々発光素子とこれに対向した受光素子との対(以
下、これを光検出器という)が2個ずつ設けられてい
る。図5はこれら2つの光検出器における発光素子の配
置関係を示すものであつて、5は図4のチヨツパ5X,
5Y、8A,8Bはこれら発光素子、10はチヨツパ5
のスリツトである。
は、夫々発光素子とこれに対向した受光素子との対(以
下、これを光検出器という)が2個ずつ設けられてい
る。図5はこれら2つの光検出器における発光素子の配
置関係を示すものであつて、5は図4のチヨツパ5X,
5Y、8A,8Bはこれら発光素子、10はチヨツパ5
のスリツトである。
【0010】図5において、いま、チヨツパ5の外周に
n個のスリツト10が設けられているとすると、スリツ
トピツチθは360°÷nである。発光素子8A,8B
はこのスリツトピツチθの1/4の奇数倍、すなわち、
mを1以上の整数とすると、(2m−1)θ/4に相当
する距離dだけ離れて配置されている。
n個のスリツト10が設けられているとすると、スリツ
トピツチθは360°÷nである。発光素子8A,8B
はこのスリツトピツチθの1/4の奇数倍、すなわち、
mを1以上の整数とすると、(2m−1)θ/4に相当
する距離dだけ離れて配置されている。
【0011】そこで、いま、図示するように、距離dが
スリツトピツチ3θ/4(このとき、m=2)に相当
し、発光素子8Aに対向した図示しない受光素子の出力
パルスをA相パルスPA、発光素子8Bに対向した図示
しない受光素子の出力パルスをB相パルスPBとする
と、チヨツパ5が図示した状態から矢印R方向に回転す
るときには、図6に示すように、A相パルスPAに対し
てB相パルスPBがこれらパルスの1/4周期(90
°)進み、チヨツパ5が図示の状態から矢印Rとは逆方
向に回転するときには、図7に示すように、A相パルス
PAに対してB相パルスPBがこれらパルスの1/4周期
(90°)遅れる。このように、チヨツパ5の回転方向
に応じてA相パルスPAとB相パルスPBとの位相関係が
±90°と逆転する。したがつて、この位相関係を検出
することにより、チヨツパ5の回転方向、すなわち、球
体1(図4)の正,逆回転を判定することができる。
スリツトピツチ3θ/4(このとき、m=2)に相当
し、発光素子8Aに対向した図示しない受光素子の出力
パルスをA相パルスPA、発光素子8Bに対向した図示
しない受光素子の出力パルスをB相パルスPBとする
と、チヨツパ5が図示した状態から矢印R方向に回転す
るときには、図6に示すように、A相パルスPAに対し
てB相パルスPBがこれらパルスの1/4周期(90
°)進み、チヨツパ5が図示の状態から矢印Rとは逆方
向に回転するときには、図7に示すように、A相パルス
PAに対してB相パルスPBがこれらパルスの1/4周期
(90°)遅れる。このように、チヨツパ5の回転方向
に応じてA相パルスPAとB相パルスPBとの位相関係が
±90°と逆転する。したがつて、この位相関係を検出
することにより、チヨツパ5の回転方向、すなわち、球
体1(図4)の正,逆回転を判定することができる。
【0012】図8はかかるA,B相パルスを処理してカ
ーソルの位置座標データを形成する従来の一手段を示す
ブロツク図であつて、6は図4のフオトインタラプタ6
Xまたは6Y,8A,8Bは発光素子、9A,9Bは受
光素子、11はアツプダウンカウンタ、12は回転方向
検出回路、13は制御部である。
ーソルの位置座標データを形成する従来の一手段を示す
ブロツク図であつて、6は図4のフオトインタラプタ6
Xまたは6Y,8A,8Bは発光素子、9A,9Bは受
光素子、11はアツプダウンカウンタ、12は回転方向
検出回路、13は制御部である。
【0013】同図において、発光素子8A,8Bは図5
に示したように配置され、受光素子9A,9Bが夫々発
光素子8A,8Bに対向している。チヨツパはスリツト
が配列された外周部が発光素子8A,8Bと受光素子9
A,9Bとの間に配置され、このチヨツパの回転によ
り、受光素子9A,9Bから図6,図7で示した位相関
係のA相パルスPA,B相パルスPBが得られる。
に示したように配置され、受光素子9A,9Bが夫々発
光素子8A,8Bに対向している。チヨツパはスリツト
が配列された外周部が発光素子8A,8Bと受光素子9
A,9Bとの間に配置され、このチヨツパの回転によ
り、受光素子9A,9Bから図6,図7で示した位相関
係のA相パルスPA,B相パルスPBが得られる。
【0014】アツプダウンカウンタ11はA相パルスP
A,B相パルスPBの各エツジをカウントし、そのカウン
ト値Nが制御部13に供給される。また、A相パルスP
AとB相パルスPBは回転方向検出回路12に供給され、
パルスPA,PBの各エツジでのチヨツパの回転方向が検
出される。図6,図7で示したように、A相パルスPA
に対するB相パルスPBの位相関係がチヨツパの回転方
向に応じて±90°異なるから、A相パルスPAのエツ
ジでのB相パルスPBのレベル、B相パルスPBのエツジ
でのA相パルスPAのレベルを判定することにより、回
転方向検出回路12の出力信号VRのレベルはチヨツパ
の回転方向に応じて異なり、この回転方向を表わしてい
ることになる。この回転方向検出回路12の出力信号V
Rにより、アツプダウンカウンタ11のカウント方向が
変えられる。制御部13はカウンタ11からのカウント
値Nを処理し、表示画面上でカーソルを信号VRのレベ
ルに応じた方向にカウント値Nに応じた距離だけ移動さ
せる。以上のようにして、球体1(図4)を指先で回転
操作することにより、カーソルを表示画面上任意の方向
に任意の距離移動させることができる。
A,B相パルスPBの各エツジをカウントし、そのカウン
ト値Nが制御部13に供給される。また、A相パルスP
AとB相パルスPBは回転方向検出回路12に供給され、
パルスPA,PBの各エツジでのチヨツパの回転方向が検
出される。図6,図7で示したように、A相パルスPA
に対するB相パルスPBの位相関係がチヨツパの回転方
向に応じて±90°異なるから、A相パルスPAのエツ
ジでのB相パルスPBのレベル、B相パルスPBのエツジ
でのA相パルスPAのレベルを判定することにより、回
転方向検出回路12の出力信号VRのレベルはチヨツパ
の回転方向に応じて異なり、この回転方向を表わしてい
ることになる。この回転方向検出回路12の出力信号V
Rにより、アツプダウンカウンタ11のカウント方向が
変えられる。制御部13はカウンタ11からのカウント
値Nを処理し、表示画面上でカーソルを信号VRのレベ
ルに応じた方向にカウント値Nに応じた距離だけ移動さ
せる。以上のようにして、球体1(図4)を指先で回転
操作することにより、カーソルを表示画面上任意の方向
に任意の距離移動させることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の座標
入力装置をキーボードに取りつけるようにするために
は、この座標入力装置を小型にする必要があり、このた
めに、各部材は勿論のこと、フオトインタラプタも小型
にする必要がある。そして、フオトインタラプタを小型
にするためには、これに設けられている光検出器の間隔
として、図5で説明したスリツトピツチθの(2m−
1)/4に相当する値を保ちつつ、できるだけ小さくす
ること、すなわち、フオトインタラプタ内の2つの光検
出器をできるだけ接近して配置することが必要となる。
入力装置をキーボードに取りつけるようにするために
は、この座標入力装置を小型にする必要があり、このた
めに、各部材は勿論のこと、フオトインタラプタも小型
にする必要がある。そして、フオトインタラプタを小型
にするためには、これに設けられている光検出器の間隔
として、図5で説明したスリツトピツチθの(2m−
1)/4に相当する値を保ちつつ、できるだけ小さくす
ること、すなわち、フオトインタラプタ内の2つの光検
出器をできるだけ接近して配置することが必要となる。
【0016】しかしながら、このように2つの光検出器
を接近させると、次のような問題が生ずる。すなわち、
フオトインタラプタを小型にするために、図9に示すよ
うに、コ字状のフオトインタラプタ6の夫々の突出部に
くぼみ部14,15を設け、一方のくぼみ部14内に2
つの発光素子8A,8Bを透明なモールド部材16でモ
ールド固定し、他方のくぼみ部15内に、発光素子8
A,8Bに対向するようにして2つの受光素子9A,9
Bを透明なモールド部材17でモールド固定するように
し、発光素子8Aと8B、受光素子9Aと9Bを夫々接
近して配置した場合、図10に示すように、受光素子9
Aはこれに対向した発光素子8Aからの光LA1を受光
するが、発光素子8Bからの一部の光LB2も受光して
しまい、また、受光素子9Bも、これに対向した発光素
子8Bからの光LB1ばかりでなく、発光素子8Aから
の一部の光LA2も受光してしまう。このように受光素
子9A,9Bが対向しない発光素子8B,8Aからの光
を受光することを光干渉ということにすると、かかる光
干渉により、チヨツパ5が発光素子8A,8Bからの光
をチヨツピングしても、受光素子9A,9Bからのパル
スPA,PBの位相関係が上記の±90°からずれてしま
い、チヨツパの回転方向検出にエラーが生ずることもあ
る。
を接近させると、次のような問題が生ずる。すなわち、
フオトインタラプタを小型にするために、図9に示すよ
うに、コ字状のフオトインタラプタ6の夫々の突出部に
くぼみ部14,15を設け、一方のくぼみ部14内に2
つの発光素子8A,8Bを透明なモールド部材16でモ
ールド固定し、他方のくぼみ部15内に、発光素子8
A,8Bに対向するようにして2つの受光素子9A,9
Bを透明なモールド部材17でモールド固定するように
し、発光素子8Aと8B、受光素子9Aと9Bを夫々接
近して配置した場合、図10に示すように、受光素子9
Aはこれに対向した発光素子8Aからの光LA1を受光
するが、発光素子8Bからの一部の光LB2も受光して
しまい、また、受光素子9Bも、これに対向した発光素
子8Bからの光LB1ばかりでなく、発光素子8Aから
の一部の光LA2も受光してしまう。このように受光素
子9A,9Bが対向しない発光素子8B,8Aからの光
を受光することを光干渉ということにすると、かかる光
干渉により、チヨツパ5が発光素子8A,8Bからの光
をチヨツピングしても、受光素子9A,9Bからのパル
スPA,PBの位相関係が上記の±90°からずれてしま
い、チヨツパの回転方向検出にエラーが生ずることもあ
る。
【0017】本発明の目的は、かかる問題を解消し、フ
オトインタラプタを小型化して、なおかつ誤動作を防止
することができるようにした座標入力装置を提供するこ
とにある。
オトインタラプタを小型化して、なおかつ誤動作を防止
することができるようにした座標入力装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、同一インタラプタの第1,第2の発光素
子を交互に発光させ、該第1の発光素子が発光したとき
にこれに対向した第1の受光素子の出力をラツチする第
1の手段と、該第2の発光素子が発光したときこれに対
向した第2の受光素子の出力をラツチする第2の手段と
を設ける。
に、本発明は、同一インタラプタの第1,第2の発光素
子を交互に発光させ、該第1の発光素子が発光したとき
にこれに対向した第1の受光素子の出力をラツチする第
1の手段と、該第2の発光素子が発光したときこれに対
向した第2の受光素子の出力をラツチする第2の手段と
を設ける。
【0019】
【作用】第1の受光素子が第2の発光素子からの光を受
光し、第2の受光素子が第1の発光素子からの光を受光
しても、第1の手段は第1の発光素子が発光したときの
第1の受光素子の出力をラツチし、第2の手段は第2の
発光素子が発光したときの第2の受光素子の出力をラツ
チするから、該第1の手段の出力レベルは第1の受光素
子が第1の発光素子からの光を受光したか否かに応じた
ものとなるし、該第2の手段の出力レベルは第2の受光
素子が第2の受光素子からの光を受光したか否かに応じ
たものとなる。したがつて、光干渉が除かれる。
光し、第2の受光素子が第1の発光素子からの光を受光
しても、第1の手段は第1の発光素子が発光したときの
第1の受光素子の出力をラツチし、第2の手段は第2の
発光素子が発光したときの第2の受光素子の出力をラツ
チするから、該第1の手段の出力レベルは第1の受光素
子が第1の発光素子からの光を受光したか否かに応じた
ものとなるし、該第2の手段の出力レベルは第2の受光
素子が第2の受光素子からの光を受光したか否かに応じ
たものとなる。したがつて、光干渉が除かれる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明による座標入力装置の一実施例の要部
を示すブロツク図であつて、18A,18Bはラツチ回
路であり、図8に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
る。図1は本発明による座標入力装置の一実施例の要部
を示すブロツク図であつて、18A,18Bはラツチ回
路であり、図8に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0021】図1において、制御部13により、一方の
発光素子8Aは図2に示すようなパルス電圧VAによつ
て駆動されて間欠的に発光し、また、他方の発光素子8
Bも図2に示すパルス電圧VAとは位相が異なるパルス
電圧VBによつて駆動されて間欠的に発光する。すなわ
ち、発光素子8A,8Bは交互に発光して、これらの発
光期間が重なることはない。これらパルス電圧VA,VB
の繰返し周波数はチヨツパ(図示せず)によるチヨツピ
ング周波数よりも充分高く設定されている。
発光素子8Aは図2に示すようなパルス電圧VAによつ
て駆動されて間欠的に発光し、また、他方の発光素子8
Bも図2に示すパルス電圧VAとは位相が異なるパルス
電圧VBによつて駆動されて間欠的に発光する。すなわ
ち、発光素子8A,8Bは交互に発光して、これらの発
光期間が重なることはない。これらパルス電圧VA,VB
の繰返し周波数はチヨツパ(図示せず)によるチヨツピ
ング周波数よりも充分高く設定されている。
【0022】そこで、受光素子9A,9Bがチヨツパに
よつて遮光されるときにはそれらの出力は零であるが、
チヨツパのスリツトによつて光が通ると、受光素子9
A,9Bからは発光素子8A,8Bの発光タイミングに
一致したパルス列PA’,PB’が出力される。この場
合、発光素子8A,8Bは近接配置され、かつ受光素子
9Aは発光素子8Aに、また、受光素子9Bは発光素子
8Bに夫々対向して配置されているため、チヨツパが図
5に示す矢印Rに回転する場合を例にとると、図10で
説明したように、受光素子9Aは発光素子8Bからの光
も受光し、受光素子9Bは発光素子8Aからの光も受光
する。このために、受光素子9Aの出力パルス列PA’
は、図3に示すように、実線で示す発光素子8Aからの
光を受光したことによるパルスと破線で示す発光素子8
Bからの光を受光したことによるパルスとからなり、し
かも、チヨツパによる発光素子からの光の遮光があつて
実線で示すパルスがなくなつても、しばらく破線で示す
パルスが存在する。受光素子9Bの出力パルス列PB’
も同様であり、図3に示すように、実線で示す発光素子
8Bからの光を受光したことによるパルスと破線で示す
発光素子8Aからの光を受光したことによるパルスとか
らなり、破線で示すパルスが実線で示すパルスに先行し
て受光素子9Bから出力される。このために、パルス列
PA’の破線で示すパルスのみの期間とパルス列PB’の
破線で示すパルスの期間とが一部重なる場合もあり得
る。
よつて遮光されるときにはそれらの出力は零であるが、
チヨツパのスリツトによつて光が通ると、受光素子9
A,9Bからは発光素子8A,8Bの発光タイミングに
一致したパルス列PA’,PB’が出力される。この場
合、発光素子8A,8Bは近接配置され、かつ受光素子
9Aは発光素子8Aに、また、受光素子9Bは発光素子
8Bに夫々対向して配置されているため、チヨツパが図
5に示す矢印Rに回転する場合を例にとると、図10で
説明したように、受光素子9Aは発光素子8Bからの光
も受光し、受光素子9Bは発光素子8Aからの光も受光
する。このために、受光素子9Aの出力パルス列PA’
は、図3に示すように、実線で示す発光素子8Aからの
光を受光したことによるパルスと破線で示す発光素子8
Bからの光を受光したことによるパルスとからなり、し
かも、チヨツパによる発光素子からの光の遮光があつて
実線で示すパルスがなくなつても、しばらく破線で示す
パルスが存在する。受光素子9Bの出力パルス列PB’
も同様であり、図3に示すように、実線で示す発光素子
8Bからの光を受光したことによるパルスと破線で示す
発光素子8Aからの光を受光したことによるパルスとか
らなり、破線で示すパルスが実線で示すパルスに先行し
て受光素子9Bから出力される。このために、パルス列
PA’の破線で示すパルスのみの期間とパルス列PB’の
破線で示すパルスの期間とが一部重なる場合もあり得
る。
【0023】図1において、受光素子9Aのかかる出力
パルスPA’はラツチ回路18Aに供給され、制御部1
3からのラツチパルスφAでラツチされる。また、受光
素子9Bのかかる出力パルス列PB’はラツチ回路18
Bに供給され、制御部13からのラツチパルスφBでラ
ツチされる。ここで、図2に示すように、ラツチパルス
φAは発光素子8Aを駆動するパルス電圧VAのパルス期
間内にあって、ラツチパルスφBは発光素子8Bを駆動
するパルス電圧VBのパルス期間内にある。そこで、ラ
ツチパルスφAは図3に示した受光素子9Aの出力パル
ス列PA’のうちの実線で示すパルスにタイミングが一
致するから、ラツチ回路18Aはこのパルス列PA’の
うちの実線で示すパルスのみをラツチすることになり、
したがつて、ラツチ回路18Aからは、図3に示すよう
に、この実線で示すパルスが存在する期間を表わすパル
スがA相パルスPAとして出力される。同様にして、ラ
ツチパルスφBは図3に示した受光素子9Bの出力パル
ス列PB’のうちの実線で示すパルスにタイミングが一
致するから、ラツチ回路18Bはこの実線で示すパルス
のみをラツチすることになり、したがつて、ラツチ回路
18Bからは、図3に示すように、この実線で示すパル
スが存在する期間を表わすパルスがB相パルスPBとし
て出力される。
パルスPA’はラツチ回路18Aに供給され、制御部1
3からのラツチパルスφAでラツチされる。また、受光
素子9Bのかかる出力パルス列PB’はラツチ回路18
Bに供給され、制御部13からのラツチパルスφBでラ
ツチされる。ここで、図2に示すように、ラツチパルス
φAは発光素子8Aを駆動するパルス電圧VAのパルス期
間内にあって、ラツチパルスφBは発光素子8Bを駆動
するパルス電圧VBのパルス期間内にある。そこで、ラ
ツチパルスφAは図3に示した受光素子9Aの出力パル
ス列PA’のうちの実線で示すパルスにタイミングが一
致するから、ラツチ回路18Aはこのパルス列PA’の
うちの実線で示すパルスのみをラツチすることになり、
したがつて、ラツチ回路18Aからは、図3に示すよう
に、この実線で示すパルスが存在する期間を表わすパル
スがA相パルスPAとして出力される。同様にして、ラ
ツチパルスφBは図3に示した受光素子9Bの出力パル
ス列PB’のうちの実線で示すパルスにタイミングが一
致するから、ラツチ回路18Bはこの実線で示すパルス
のみをラツチすることになり、したがつて、ラツチ回路
18Bからは、図3に示すように、この実線で示すパル
スが存在する期間を表わすパルスがB相パルスPBとし
て出力される。
【0024】このようにして、ラツチ回路18Aからは
受光素子9Aが発光素子8Aからの光を受光したことに
よるA相パルスPAが出力され、ラツチ回路18Bから
は受光素子9Bが発光素子8Bからの光を受光したこと
によるB相パルスPBが出力されることになり、受光素
子9Aが発光素子8Bからの光を受光し、受光素子9B
が発光素子8Aからの光を受光する光干渉があつても、
これに影響されないA相パルスPA,B相パルスPBが得
られることになる。なお、チヨツパの回転方向が上記と
は逆の場合には、これらA相パルスPAとB相パルスPB
との位相関係が図3に示すのと逆になることは、先に図
5〜図7で説明した通りである。
受光素子9Aが発光素子8Aからの光を受光したことに
よるA相パルスPAが出力され、ラツチ回路18Bから
は受光素子9Bが発光素子8Bからの光を受光したこと
によるB相パルスPBが出力されることになり、受光素
子9Aが発光素子8Bからの光を受光し、受光素子9B
が発光素子8Aからの光を受光する光干渉があつても、
これに影響されないA相パルスPA,B相パルスPBが得
られることになる。なお、チヨツパの回転方向が上記と
は逆の場合には、これらA相パルスPAとB相パルスPB
との位相関係が図3に示すのと逆になることは、先に図
5〜図7で説明した通りである。
【0025】したがつて、発光素子8Aと8B、受光素
子9Aと9Bを夫々光干渉が生ずる位に接近して配置し
ても、A相パルスPAとB相パルスPBとにより、回転方
向検出回路12から正確にチヨツパの方向を表わす信号
VRが得られ、フオトインタラプタ6の小型化が可能と
なる。
子9Aと9Bを夫々光干渉が生ずる位に接近して配置し
ても、A相パルスPAとB相パルスPBとにより、回転方
向検出回路12から正確にチヨツパの方向を表わす信号
VRが得られ、フオトインタラプタ6の小型化が可能と
なる。
【0026】また、発生素子8A,8Bを連続発光させ
る場合よりも、発光素子8A,8Bでの消費電力が低減
する。
る場合よりも、発光素子8A,8Bでの消費電力が低減
する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フオトインタラプタでの光干渉の影響を除くことがで
き、したがつて、フオトインタラプタを小型化しなが
ら、なおかつ球体の回転方向を確実に判定可能となり、
大幅に小型化されて誤動作のない低消費電力の座標入力
装置を提供することができる。
フオトインタラプタでの光干渉の影響を除くことがで
き、したがつて、フオトインタラプタを小型化しなが
ら、なおかつ球体の回転方向を確実に判定可能となり、
大幅に小型化されて誤動作のない低消費電力の座標入力
装置を提供することができる。
【図1】本発明による座標入力装置の一実施例を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図2】図1における発光素子の発光タイミングとラツ
チ回路のラツチタイミングを示すタイミングチヤートで
ある。
チ回路のラツチタイミングを示すタイミングチヤートで
ある。
【図3】図1におけるラツチ回路の入出力信号を示す図
である。
である。
【図4】座標入力装置の機構部の全体構成を概略的に示
す図である。
す図である。
【図5】図4のフオトインタラプタの2つの光検出器の
チヨツパに対する配置関係を示す図である。
チヨツパに対する配置関係を示す図である。
【図6】図5でチヨツパが矢印R方向に回転したときの
2つの光検出器の出力パルスの位相関係を示す図であ
る。
2つの光検出器の出力パルスの位相関係を示す図であ
る。
【図7】図5でチヨツパが矢印Rとは逆方向に回転した
ときの2つの光検出器の出力パルスの位相関係を示す図
である。
ときの2つの光検出器の出力パルスの位相関係を示す図
である。
【図8】従来の座標入力装置の一例を示すブロツク図で
ある。
ある。
【図9】座標入力装置に用いられるフオトインタラプタ
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図10】図9に示したフオトインタラプタでの光干渉
を示す図である。
を示す図である。
1 球体 5,5X,5Y チヨツパ 6,6X,6Y フオトインタラプタ 8A,8B 発光素子 9A,9B 受光素子 10 スリツト 11 カウンタ 12 回転方向検出回路 18A,18B ラツチ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 同一支持体に第1,第2の発光素子と該
第1の発光素子に対向した第1の受光素子と該第2の発
光素子に対向した第2の受光素子とが取りつけられたフ
オトインタラプタを備え、球体の回転に伴つて回転する
チヨツパが該第1,第2の発光素子からの光をチヨツピ
ングすることにより、該第1,第2の受光素子から位相
が互いに異なるパルスを得るようにした座標入力装置に
おいて、該第1,第2の発光素子を交互に発光させる第
1の手段と、該第1の発光素子が発光するタイミングで
該第1の受光素子の出力レベルを検出する第2の手段
と、該第2の発光素子が発光するタイミングで該第2の
受光素子の出力レベルを検出する第3の手段とを設け、
該第2,第3の手段から前記位相が互いに異なるパルス
を得ることができるように構成したことを特徴とする座
標入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050238A JP2845290B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050238A JP2845290B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 座標入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04268915A JPH04268915A (ja) | 1992-09-24 |
JP2845290B2 true JP2845290B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=12853420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3050238A Expired - Fee Related JP2845290B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845290B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3050238A patent/JP2845290B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04268915A (ja) | 1992-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981006 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |