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JP2844359B2 - 永久磁石形ステッピングモータ - Google Patents

永久磁石形ステッピングモータ

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Publication number
JP2844359B2
JP2844359B2 JP22312589A JP22312589A JP2844359B2 JP 2844359 B2 JP2844359 B2 JP 2844359B2 JP 22312589 A JP22312589 A JP 22312589A JP 22312589 A JP22312589 A JP 22312589A JP 2844359 B2 JP2844359 B2 JP 2844359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
stator
rotor
magnetic
magnetic pole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP22312589A
Other languages
English (en)
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JPH0389840A (ja
Inventor
弘毅 礒崎
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NIPPON SAABO KK
Original Assignee
NIPPON SAABO KK
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Publication date
Application filed by NIPPON SAABO KK filed Critical NIPPON SAABO KK
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Publication of JPH0389840A publication Critical patent/JPH0389840A/ja
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリンタ、高速FAX、PPC用複写機等のOA機器
用として好適な永久磁石形(ハイブリット形)ステッピ
ングモータに関する。
[従来の技術] 従来の永久磁石形ステッピングモータとしては、2相
形のものが主流を占めており、その構造は、第6図に示
すように構成されていた。
同図において、1は固定子ハウジング、2は固定子鉄
心で、これは磁極2−1〜2−8を構成している。2−
10は各磁極の内周に形成された極歯である。3は固定子
巻線で、前記各磁極に3−1〜3−8で示すように巻か
れている。
これら固定子鉄心2、固定子巻線3で固定子Sが構成
されている。
4、4′はエンドブラケット、5、5′は軸受、6は
回転子軸、7、8は夫々回転子磁極、7−10と8−10は
夫々上記回転子磁極7、8の外周に形成された極歯、9
は永久磁石で、これら6〜9で回転子Rが構成される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来の2相の永久磁石形ステッピングモー
タでは次の問題点があった。
リード線の本数は4本が限度であるのに、駆動回路に
使用するトランジスタは、最低8個は必要とする。
トリクリップルが大きいため、振動が大きい。
低コスト用として4極のモータがあるが、高精度用と
して最低8極のモータとする必要がある。
微小角とするためには、回転子磁極に100以上もの多
数の極歯を形成せねばならず、工作上の問題があった。
このため、5相の永久磁石形ステッピングモータも登
場しているが、これは次の問題点があった。
リード線は5本が限度であるのに、駆動回路に要する
トランジスタは、最低10個必要である。
磁極は、最低10極必要であり、2相モータに比較し、
コスト高となる問題がある。
微小角を得るため固定子は点対称となっており、回転
積みができず、コア抜き型誤差を吸収することが困難で
ある。
本発明は、従来のものの上記課題(問題点)を解決す
るようにした永久磁石形ステッピングモータを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、当該固定子の内周に、放射状に複数個の磁
極を形成し、各磁極の先端には複数個の極歯を夫々等ピ
ッチで形成し、各磁極には各々180度ずれた磁極が同極
となるように夫々巻線を巻いて成る固定子と、この固定
子の内方に空隙を隔てて同心的に配置され、上記固定子
の極歯ピッチと異なるピッチで、相互に1/2ピッチずら
した極歯ピッチとなる極歯を全周に形成した2個の回転
子磁極と、この回転子磁極によって挟持された軸方向に
着磁された永久磁石とより成る回転子とを備えた永久磁
石形ステッピングモータにおいて、次の構成を備えた永
久磁石形ステッピングモータである。
(イ)固定子の磁極を6極とし、これを等ピッチに設け
る。
(ロ)第1の固定子磁極の任意の極歯と任意の回転子磁
極の極歯とを正対させた条件において、前記第1の固定
子磁極に隣接する第2の固定子磁極の前記第1の固定子
磁極の極歯に対応する位置の極歯の中心線と、該第2の
固定子磁極から第1の固定子磁極側で最も近接した前記
回転子磁極の極歯の中心線とがなす角をθ、回転子磁
極の極歯数をZとした場合 θ=120゜/Z Z=6n±4 (但し、nは正の整数)とする。
(ハ)固定子の磁極の極歯ピッチτと回転子の極歯ピ
ッチτとの相関を τ=180τR/(180±τ) 60/τ=m(m=1、2、・・・・) となるようにする。
(ニ)6極の固定子磁極それぞれに巻回した巻線のう
ち、180度ずれた磁極が同極となるように各々直列接続
した3回路を相互にスター接続して3本のリード線で動
作させる。
[実施例] 以下第1図〜第5図に示す2つの実施例について本発
明を具体的に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例であるステッピングモ
ータの固定子側の構造図を示す縦断面図である。
同図において10は固定子で、これは6極の固定子磁極
11−1〜11−6と、これら磁極に夫々各磁極は各々180
゜ずれた磁極が同極となるよう巻かれた巻線12−1〜12
−6が設けられている。
この場合、固定子10は所要枚数の固定子鉄心をその極
歯ピッチが重なるよう同一方向に積層して構成するのが
通例である。
なお、回転子は従来のものと同様に、外周に極歯を備
えた磁極の間にN、Sに着磁した永久磁石を挟持してお
り、2個の磁極の極歯のピッチは1/2ずらしてある。
ところで、本発明のステッピングモータは、その基本
原理からいえば、次の条件を満足するように回転子磁極
の極歯数Z及びそのほかの構成を定めているものであ
る。
イ.固定子の磁極を6極とし、これを等ピッチに設け
る。
ロ.第1の固定子磁極の任意の極歯と任意の回転子磁極
の極歯とを正対させた条件において、前記第1の固定子
磁極に隣接する第2の固定子磁極の前記第1の固定子磁
極の極歯に対応する位置の極歯の中心線と、該第2の固
定子磁極から第1の固定子磁極側で最も近接した前記回
転子磁極の極歯の中心線とがなす角をθ、回転子磁極
の極歯数をZとした場合 θ=120゜/Z ……(1) Z=6n±4 ……(2) とする。
ハ.固定子の磁極の極歯ピッチτと回転子の極歯ピッ
チτとの相関を次式とする。
τ=180τR/(180±τ) ……(3) 60/τ=m(m=1、2、・・・・) ……(4) この(3)、(4)式の成立について補足すると、回
転子の極歯ピッチτはτ=360/Zだから Z=360/τ ……(5) また、固定子の極歯ピッチτは、τ=360/(Z±
2)だから Z=(360/τ)±2 ……(6) (5)、(6)式からτを求めれば 次式のように(3)式が求められる。
τ=180τR/(180±τ) ……(3) また、磁極の中心に固定子極歯が一致せねばならない
ので次のように(4)式が求められる。
60/τ=m(m=1、2、・・・・) ……(4) ニ.6極の固定子磁極それぞれに巻回した巻線のうち、18
0度ずれた磁極が同極となるように各々直列接続した3
回路を相互にスター接続して3本のリード線で動作させ
る(第5図(ロ))。
ところで、本発明の第1の実施例のものは、第1図に
示すように、6極の固定子磁極を左右対称となるように
配置し、詳細を後述する第2の実施例において定義付け
る角度αの特殊条件として、α=0になるように構成し
た永久磁石形ステッピングモータであるが、この場合の
固定子磁極11−1、11−2と回転子13の磁極13−1との
関係を展開図として示せば第2図(イ)の通りである。
但し、13−1は、永久磁石を挟持する2個の磁極のう
ちの手前の1個を示している。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第2図(ロ)には、固定子の中心軸と、固定子に奇数
個の極歯を形成した場合における中央の極歯とのなす角
をずれ角αとすると、このずれ角αを0とした前述した
第1の実施例に対して、所定のずれ角αを有するように
構成した第2の実施例の、固定子磁極11−1′、11−
2′と回転子13の磁極13−1との関係を展開図で示して
いる。
第2の実施例の構成では、固定子極歯数をZ、隣接す
る回転子磁極の極歯間ピッチ角をθとするとき、ステ
ップ角θは3相のモータであるため θ=θP/6となる。
これら、Z、θ、θはZのパラメータであるnの
値によって第3図に示す図表のように設定される。
[作用] 本発明のステッピングモータにおいて、第5図(ロ)
に示すように3本の外部リード線を介して、2巻線ずつ
直列接続した3組の回路U、V、Wにスター接続された
固定子巻線12−1〜12−6に対して第4図(イ)に示す
ような励磁シーケンスを与え、第4図(ロ)のように
〜で示すように電力を順次シフトして供給した場合、
各巻線12−1〜12−6は第5図(イ)に示すように磁極
の移動が行われ、本発明のステッピングモータは前記し
た条件式で決まるステップ角θでステップ駆動され
る。
なお、11−1〜11−6は各巻線12−1〜12−6が巻か
れる固定子磁極を示す。
また、以下の説明は簡単のため、ずれ角α=0となる
本発明の第1の実施例の場合で説明すつが、第2の実施
例のようにずれ角αが生ずる場合でもその動作は変わら
ない。
第3図の図表から、たとえば、nを16とした場合、回
転子磁極の極歯数を100としても、0.6度のステップ角と
なり、2相モータでは極歯数を150にしないと、0.6度の
ステップ角とならない点を考慮すると、本発明のステッ
ピングモータは微小角を得易いモータであることが分か
る。
[発明の効果] 本発明の永久磁石形ステッピングモータは、上記のよ
うに、特定の条件を充足するように構成し、次のような
優れた効果を有するもので、プリンタ、高速FAX、PPC複
写機等の高精度を要する各種OA機器用として有用であ
る。
従来の2相モータではリード線を4本、駆動回路のト
ランジスタは8個必要とし、又5相モータではリード線
は5本、上記トランジスタを10個必要としたのに対し、
本発明のものでは3相により駆動できるため、その場合
はリード線3本、トランジスタも6個で済むため駆動回
路の構成が大幅に簡単化でき、安価とできる。
従来のものは、磁極数も2相のものでは8極、5相の
ものでは10極とする必要があったが、本発明のものでは
6極で済み、この点でも構造が簡単となり、製造工程が
簡略化、小型化できる。
トリクリップルは、従来の2相モータに比べ、1/2と
なり振動が改善できる。
固定子磁極を左右対称に配置するようにし、回転積み
を行う際に、コア抜き型で生じる誤差を吸収できる構造
としたため、位置制御が大幅に増大できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の2つの実施例を示すもので、
その内第1図はその第1の実施例となる固定子の縦断面
図、第2図(イ)及び(ロ)はそれぞれ本発明の第1及
び第2の実施例に当たる固定子磁極と回転子磁極の関係
を示す展開図である。 また、第3図は本発明におけるパラメータnに対応する
極歯数Zと回転子磁極の極歯間ピッチθおよびステッ
プ角θとの関係を示す図表、 第4図(イ)は固定子巻線の励磁のシーケンスを示す波
形図、第4図(ロ)はスター接続し3本のリード線で動
作させるように接続した固定子巻線に供給する3相励磁
電力の切り換えを示す同図(イ)に対応する電流方向の
説明図である。第5図(イ)はそのように切り換える場
合の各固定子巻線の磁極の推移を示す図表、第5図
(ロ)はスター接続し3本のリード線で動作させるよう
に接続した場合の接続図である。 又、第6図は従来例を示すもので、同図(イ)は縦断正
面図、同図(ロ)は(イ)におけるA−A′断面図であ
る。10 :固定子 11−1〜11−6:固定子磁極 12−1〜12−6:固定子巻線13 :回転子 13−1:回転子磁極 α:ずれ角

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該固定子の内周に、放射状に複数個の磁
    極を形成し、各磁極の先端には複数個の極歯をそれぞれ
    等ピッチで形成し、各磁極には各々180度ずれた磁極が
    同極となるようにそれぞれ巻線を巻いて成る固定子と、
    この固定子の内方に空隙を隔てて同心的に配置され、上
    記固定子の極歯と異なるピッチで相互に1/2ピッチずら
    した極歯ピッチとなる極歯を全周に形成した2個の回転
    子磁極と、この回転子磁極によって挟持された軸方向に
    着磁された永久磁石とより成る回転子とを備えた永久磁
    石形ステッピングモータとにおいて、次の構成を備えた
    ことを特徴とする永久磁石形ステッピングモータ。 (イ)固定子の磁極を6極とし、これを等ピッチに設け
    る。 (ロ)第1の固定子磁極の任意の極歯と任意の回転子磁
    極の極歯とを正対させた条件において、前記第1の固定
    子磁極に隣接する第2の固定子磁極の前記第1の固定子
    磁極の極歯に対応する位置の極歯の中心線と、該第2の
    固定子磁極から第1の固定子磁極側で最も近接した前記
    回転子磁極の極歯の中心線とがなす角をθ、回転子磁
    極の極歯数をZとした場合 θ=120゜/Z Z=6n±4(但し、nは正の整数)とする。 (ハ)固定子の磁極の極歯ピッチτと回転子の極歯ピ
    ッチτとの相関を τ=180τR/(180±τ) 60/τ=m(m=1、2、・・・・) となるようにする。 (ニ)6極の固定子磁極それぞれに巻回した巻線のう
    ち、180度ずれた磁極が同極となるように各々直列接続
    した3回路を相互にスター接続して3本のリード線で動
    作させる。
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