JP2841452B2 - 画像伝送装置及び画像伝送方法 - Google Patents
画像伝送装置及び画像伝送方法Info
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- JP2841452B2 JP2841452B2 JP9440189A JP9440189A JP2841452B2 JP 2841452 B2 JP2841452 B2 JP 2841452B2 JP 9440189 A JP9440189 A JP 9440189A JP 9440189 A JP9440189 A JP 9440189A JP 2841452 B2 JP2841452 B2 JP 2841452B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静止画信号をブロック符号化して伝送する
ようにした画像伝送装置及び画像伝送方法に関する。
ようにした画像伝送装置及び画像伝送方法に関する。
〔従来の技術〕 以下に、第6図を参照して、従来の静止画伝送装置に
ついて説明する。(1)はマイクロコンピュータで、CP
U(中央処理装置)(2)、ROM(3)及びRAM(4)か
ら構成される。(5)は、CPU(2)のバス(データバ
ス、アドレスバス、制御バス等から成る)である。この
マイクロコンピュータ(1)は、この静止画伝送装置の
各部を制御する。(13)は伝送線路で、無線又は有線が
可能であるが、有線伝送線路の場合は、ISDN(インテグ
レイテッド・サービシーズ・デジタル・ネットワー
ク)、高速デジタル回線、アナログ電話回線、DDX(デ
ジタル・データ・エクスチェンジ網(これにはDDXCと、
DDXPの2種類がある)、専用回線等が可能である。
ついて説明する。(1)はマイクロコンピュータで、CP
U(中央処理装置)(2)、ROM(3)及びRAM(4)か
ら構成される。(5)は、CPU(2)のバス(データバ
ス、アドレスバス、制御バス等から成る)である。この
マイクロコンピュータ(1)は、この静止画伝送装置の
各部を制御する。(13)は伝送線路で、無線又は有線が
可能であるが、有線伝送線路の場合は、ISDN(インテグ
レイテッド・サービシーズ・デジタル・ネットワー
ク)、高速デジタル回線、アナログ電話回線、DDX(デ
ジタル・データ・エクスチェンジ網(これにはDDXCと、
DDXPの2種類がある)、専用回線等が可能である。
(12)は、この伝送線路(13)とバス(5)との間に
接続された、その伝送線路(13)の静止画信号のプロト
コル及び伝送速度に応じた信号処理を行う通信処理回路
及びインターフェースで、その通信処理は、送信のため
の符号化、変調等及び受信のための復号化、復調等の夫
々送信処理及び受信処理を意味する。
接続された、その伝送線路(13)の静止画信号のプロト
コル及び伝送速度に応じた信号処理を行う通信処理回路
及びインターフェースで、その通信処理は、送信のため
の符号化、変調等及び受信のための復号化、復調等の夫
々送信処理及び受信処理を意味する。
(6)はフレームメモリ(ビデオメモリ)で、そのデ
ジタル映像信号入出力端子及び制御信号入力端子が、バ
ス(5)に接続され、そのデジタル映像信号入力端子が
A/D変換器(10)の出力端子に接続され、そのデジタル
映像信号出力端子がD/A変換器(7)の入力端子に接続
される共に、その別の制御信号入力端子が表示タイミン
グ制御回路(11)の出力端子に接続される。そして、こ
のビデオメモリ(6)は、マイクロコンピュータ(1)
によって、その書き込み及び読み出しが制御される。
尚、このビデオメモリ(6)は、水平及び垂直アドレス
カウンタ、メモリコントローラ等を含んでいる。
ジタル映像信号入出力端子及び制御信号入力端子が、バ
ス(5)に接続され、そのデジタル映像信号入力端子が
A/D変換器(10)の出力端子に接続され、そのデジタル
映像信号出力端子がD/A変換器(7)の入力端子に接続
される共に、その別の制御信号入力端子が表示タイミン
グ制御回路(11)の出力端子に接続される。そして、こ
のビデオメモリ(6)は、マイクロコンピュータ(1)
によって、その書き込み及び読み出しが制御される。
尚、このビデオメモリ(6)は、水平及び垂直アドレス
カウンタ、メモリコントローラ等を含んでいる。
(9)はアナログ映像信号の入力端子で、この入力端
子(9)からの映像信号(ビデオカメラ、VTR等からの
映像信号)がA/D変換器(10)に供給されてデジタル映
像信号に変換された後、ビデオメモリ(6)に供給され
て書き込まれる。
子(9)からの映像信号(ビデオカメラ、VTR等からの
映像信号)がA/D変換器(10)に供給されてデジタル映
像信号に変換された後、ビデオメモリ(6)に供給され
て書き込まれる。
(14)は通信用メモリ、即ち、送信及び受信用のバッ
ファメモリである。この通信用メモリ(14)も、マイク
ロコンピュータ(1)によって、その書き込み及び読み
出しが制御される。尚、この通信用メモリ(14)は、水
平及び垂直アドレスカウンタ、メモリコントローラ等を
含んでいる。
ファメモリである。この通信用メモリ(14)も、マイク
ロコンピュータ(1)によって、その書き込み及び読み
出しが制御される。尚、この通信用メモリ(14)は、水
平及び垂直アドレスカウンタ、メモリコントローラ等を
含んでいる。
(15)はデジタル信号処理回路(DSP)で、高速の信
号処理が可能であり、外部RAM(16)及び内部RAM(17)
を備えており、これもマイクロコンピュータ(1)によ
って制御される。
号処理が可能であり、外部RAM(16)及び内部RAM(17)
を備えており、これもマイクロコンピュータ(1)によ
って制御される。
入力端子(9)に供給されたアナログ映像信号は、A/
D変換器(10)に供給されて、デジタル映像信号に変換
された後、ビデオメモリ(6)に供給されて、デジタル
静止画信号として書き込まれる。そして、このビデオメ
モリ(6)に記憶されている静止画信号がブロック信号
毎に、マイクロコンピュータ(1)及びデジタル信号処
理回路(15)によって、ブロック符号化され、即ち、離
散コサイン変換等の直交変換及びそれに続くハフマン符
号化等の可変長符号化による圧縮符号化が行われ、通信
用メモリ(14)に対する書き込み及び読み出しを経て、
通信処理回路及びインターフェース(12)に供給されて
送信処理された後、伝送線路(13)を通じて、他の静止
画送信装置に伝送される。
D変換器(10)に供給されて、デジタル映像信号に変換
された後、ビデオメモリ(6)に供給されて、デジタル
静止画信号として書き込まれる。そして、このビデオメ
モリ(6)に記憶されている静止画信号がブロック信号
毎に、マイクロコンピュータ(1)及びデジタル信号処
理回路(15)によって、ブロック符号化され、即ち、離
散コサイン変換等の直交変換及びそれに続くハフマン符
号化等の可変長符号化による圧縮符号化が行われ、通信
用メモリ(14)に対する書き込み及び読み出しを経て、
通信処理回路及びインターフェース(12)に供給されて
送信処理された後、伝送線路(13)を通じて、他の静止
画送信装置に伝送される。
又、他の静止画伝送装置から、伝送線路(13)を通じ
て、通信処理回路及びインターフェース(12)に供給さ
れた伝送信号は、ここで受信処理され、得られた直交変
換及び圧縮符号化されたデジタル映像信号は、通信用メ
モリ(14)に書き込まれ、ここでマイクロコンピュータ
(1)及びデジタル信号処理回路(15)によって、ブロ
ック復号化され、即ち、直交逆変換及びこれに続く伸長
復号化を行った後、得られた各ブロック信号をビデオメ
モリ(6)に書き込んで、静止画信号を形成する。そし
て、このビデオメモリ(6)から読み出されたデジタル
映像信号は、D/A変換器(7)に供給されてアナログ映
像信号に変換された後、陰極線管を備えたモニタ受像機
(8)に供給されて、この陰極線管の管面上に静止画と
して映出される。
て、通信処理回路及びインターフェース(12)に供給さ
れた伝送信号は、ここで受信処理され、得られた直交変
換及び圧縮符号化されたデジタル映像信号は、通信用メ
モリ(14)に書き込まれ、ここでマイクロコンピュータ
(1)及びデジタル信号処理回路(15)によって、ブロ
ック復号化され、即ち、直交逆変換及びこれに続く伸長
復号化を行った後、得られた各ブロック信号をビデオメ
モリ(6)に書き込んで、静止画信号を形成する。そし
て、このビデオメモリ(6)から読み出されたデジタル
映像信号は、D/A変換器(7)に供給されてアナログ映
像信号に変換された後、陰極線管を備えたモニタ受像機
(8)に供給されて、この陰極線管の管面上に静止画と
して映出される。
次に、第7図を参照して、IEEE TRANSACTIONS ON COM
MUNICATION(アイ・イー・イー・イー・トランザクショ
ン・オン・コミュニケイション),VOL.COM−32,NO.3,MA
RCH 1984のP.225〜P.232等に開示されているアダプティ
ブ・離散コサイン変換(ADCT)による符号化を、上述し
た第5図の静止画伝送装置に適用した場合について説明
する。
MUNICATION(アイ・イー・イー・イー・トランザクショ
ン・オン・コミュニケイション),VOL.COM−32,NO.3,MA
RCH 1984のP.225〜P.232等に開示されているアダプティ
ブ・離散コサイン変換(ADCT)による符号化を、上述し
た第5図の静止画伝送装置に適用した場合について説明
する。
第7図Aに示す如く、ビデオメモリ(フレームメモ
リ)(6)に記憶されている、1フレーム分のデジタル
映像信号(ここでは、説明の簡単のため、映像信号はモ
ノクローム映像信号とする)、即ち、480行768列の行列
を構成する768×480個の8ビットの画素信号を、マイク
ロコンピュータ(1)によって、第7図Bに示す如く、
8行8列の行列を構成する8×8個の互いに隣接する画
素信号(小さい矩形で示す)から成るブロック信号に夫
々分割すると共に、ブロック信号毎に読み出して、デジ
タル信号処理回路(15)の外部RAM(16)に書き込む。
リ)(6)に記憶されている、1フレーム分のデジタル
映像信号(ここでは、説明の簡単のため、映像信号はモ
ノクローム映像信号とする)、即ち、480行768列の行列
を構成する768×480個の8ビットの画素信号を、マイク
ロコンピュータ(1)によって、第7図Bに示す如く、
8行8列の行列を構成する8×8個の互いに隣接する画
素信号(小さい矩形で示す)から成るブロック信号に夫
々分割すると共に、ブロック信号毎に読み出して、デジ
タル信号処理回路(15)の外部RAM(16)に書き込む。
そして、この外部RAM(16)に書き込まれた各ブロッ
ク信号を、このデジタル信号処理回路(15)によって、
2次元離散コサイン変換(2次元DCT)する。これの一
般化したものを、以下に、数式によって示す。
ク信号を、このデジタル信号処理回路(15)によって、
2次元離散コサイン変換(2次元DCT)する。これの一
般化したものを、以下に、数式によって示す。
j,k(但し、j,kは、j,k=0,1,2,3,・・・・・,N−
1)のシークエンスf(j,k)の2次元離散コサイン変
換F(u,v)は次式のように表される。
1)のシークエンスf(j,k)の2次元離散コサイン変
換F(u,v)は次式のように表される。
但し、u,v=0,1,2,・・・,N−1 しかして、外部RAM(16)に記憶されていた8行8列
の行列を構成する8×8個の画素信号が、2次元離散コ
サイン変換されて得られた、第7図Cに示す8行8列の
行列を構成する8×8個の係数信号(夫々、例えば、12
ビットに丸められる)(小さい矩形で示す)は、左上隅
部に直流の係数(DC)(8×8個の画素信号の平均値)
信号が来、これから水平及び垂直方向に遠ざかるに従っ
て、低から高の周波数の係数信号が分布することに成
る。
の行列を構成する8×8個の画素信号が、2次元離散コ
サイン変換されて得られた、第7図Cに示す8行8列の
行列を構成する8×8個の係数信号(夫々、例えば、12
ビットに丸められる)(小さい矩形で示す)は、左上隅
部に直流の係数(DC)(8×8個の画素信号の平均値)
信号が来、これから水平及び垂直方向に遠ざかるに従っ
て、低から高の周波数の係数信号が分布することに成
る。
そして、マイクロコンピュータ(1)によって、外部
RAM(16)に記憶されている8行8列の行列を構成する
8×8個の係数信号の係数を、予め選定されている8行
8列の量子化行列を構成する量子化除数の対応するもの
で割算することによって量子化を行い、その商が8ビッ
トで表されるように丸める。第7図Dに、これによって
得られた8行8列の行列を構成する8×8個の量子化係
数信号(小さい矩形で示す)を示すが、その左上隅の量
子化された直流の係数信号(DC)から遠ざかるにつれ
て、係数が0と成る係数信号が頻出し、多い場合には全
量子化係数信号の2/3にも達する。
RAM(16)に記憶されている8行8列の行列を構成する
8×8個の係数信号の係数を、予め選定されている8行
8列の量子化行列を構成する量子化除数の対応するもの
で割算することによって量子化を行い、その商が8ビッ
トで表されるように丸める。第7図Dに、これによって
得られた8行8列の行列を構成する8×8個の量子化係
数信号(小さい矩形で示す)を示すが、その左上隅の量
子化された直流の係数信号(DC)から遠ざかるにつれ
て、係数が0と成る係数信号が頻出し、多い場合には全
量子化係数信号の2/3にも達する。
そして、第7図Dに示す8×8個の量子化係数信号
(小さい矩形で示す)を、マイクロコンピュータ(1)
によって、左上隅の直流係数信号を除いて(含めるも
可)、第7図Eに示すようにジグザグ走査した後、圧縮
符号化(ハフマン符号化)して、第6図の通信用メモリ
(14)に書き込む。又、量子化係数信号の直流係数信号
は、そのまま圧縮符号化(ハフマン符号化)した後、通
信用メモリ(14)に書込む。
(小さい矩形で示す)を、マイクロコンピュータ(1)
によって、左上隅の直流係数信号を除いて(含めるも
可)、第7図Eに示すようにジグザグ走査した後、圧縮
符号化(ハフマン符号化)して、第6図の通信用メモリ
(14)に書き込む。又、量子化係数信号の直流係数信号
は、そのまま圧縮符号化(ハフマン符号化)した後、通
信用メモリ(14)に書込む。
尚、ADCTにより符号化したデジタル映像信号のIADCT
(逆アダプティブ・離散コサイン変換)についての詳細
な説明は省略するが、簡単に説明すれば、通信用メモリ
(14)に記憶されているADCTにより符号化されたデジタ
ル映像信号を、マイクロコンピュータ(1)によって、
伸長復号化(逆ハフマン符号化)し、それを逆ジグザグ
走査すると共に、それを逆量子化し、デジタル信号処理
回路(15)によって、それを2次元逆コサイン変換して
ブロック信号を得、その各ブロック信号を、マイクロコ
ンピュータ(1)によって、ビデオメモリ(6)に書き
込み、これを繰り返すことにより、静止画信号が形成さ
れる。
(逆アダプティブ・離散コサイン変換)についての詳細
な説明は省略するが、簡単に説明すれば、通信用メモリ
(14)に記憶されているADCTにより符号化されたデジタ
ル映像信号を、マイクロコンピュータ(1)によって、
伸長復号化(逆ハフマン符号化)し、それを逆ジグザグ
走査すると共に、それを逆量子化し、デジタル信号処理
回路(15)によって、それを2次元逆コサイン変換して
ブロック信号を得、その各ブロック信号を、マイクロコ
ンピュータ(1)によって、ビデオメモリ(6)に書き
込み、これを繰り返すことにより、静止画信号が形成さ
れる。
上述の従来の静止画伝送装置において、伝送すべき原
静止画信号から粗い静止画の静止画信号を作成して、相
手側の静止画伝送装置に伝送し、その伝送された静止画
信号を補間処理し、又、その補間処理された静止画信号
に対する修正差分信号を作成して、1回又は複数回に分
けて相手側の静止画伝送装置に伝送し、その相手側の静
止画伝送装置で、その粗い静止画の静止画信号に修正差
分信号を加算してこれを修正するようにすれば、静止画
信号をそのまま圧縮符号化して伝送するよりも、粗い静
止画であるが、速やかに見ることができると共に、その
粗い静止画は、その後、徐々に修正されて、細かい静止
画と成るものである。
静止画信号から粗い静止画の静止画信号を作成して、相
手側の静止画伝送装置に伝送し、その伝送された静止画
信号を補間処理し、又、その補間処理された静止画信号
に対する修正差分信号を作成して、1回又は複数回に分
けて相手側の静止画伝送装置に伝送し、その相手側の静
止画伝送装置で、その粗い静止画の静止画信号に修正差
分信号を加算してこれを修正するようにすれば、静止画
信号をそのまま圧縮符号化して伝送するよりも、粗い静
止画であるが、速やかに見ることができると共に、その
粗い静止画は、その後、徐々に修正されて、細かい静止
画と成るものである。
そこで、次に、従来の静止画伝送装置における圧縮符
号化及び伸長復号化に、夫々階層符号化及び階層復号化
を加味した従来の静止画伝送装置について説明する。
尚、静止画伝送装置の全体の構成は、上述した第6図の
静止画伝送装置と略同様であるので、この第6図の静止
画伝送装置に、階層圧縮符号化及び階層伸長復号化を適
用した場合について、第8図及び第9図を参照して説明
する。尚、以下の説明では、輝度信号の場合のついて説
明し、赤色差及び青色差信号の場合の説明は省略する。
号化及び伸長復号化に、夫々階層符号化及び階層復号化
を加味した従来の静止画伝送装置について説明する。
尚、静止画伝送装置の全体の構成は、上述した第6図の
静止画伝送装置と略同様であるので、この第6図の静止
画伝送装置に、階層圧縮符号化及び階層伸長復号化を適
用した場合について、第8図及び第9図を参照して説明
する。尚、以下の説明では、輝度信号の場合のついて説
明し、赤色差及び青色差信号の場合の説明は省略する。
第8図は、この従来の階層符号化及び階層復号化の説
明図であり、第9図はその説明を補助するための説明図
である。
明図であり、第9図はその説明を補助するための説明図
である。
この第8図における各メモリは、第6図に図示の各メ
モリとは別に設けたバッファメモリの複数の記憶領域の
いずれかで、このバッファメモリは第6図のバス(5)
に接続されるものとする。
モリとは別に設けたバッファメモリの複数の記憶領域の
いずれかで、このバッファメモリは第6図のバス(5)
に接続されるものとする。
第8図の符号化系(階層圧縮符号化系)において、マ
イクロコンピュータ(1)の制御によって、第6図のビ
デオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている
1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これ
は480行768列の行列を構成する夫々が8ビットの768×4
80個の画素信号から構成され、これに対応して、第9図
Aに12行16列の行列を構成する16×12個の画素を示す矩
形の集合で図示しており、これを基にして、第9図B以
下で、第8図の階層圧縮符号化及び階層伸長復号化の説
明の理解を容易成らしめるようにしている)を読み出し
て、これらを符号化系の入力端子(20)に供給して、低
域通過濾波・1/2間引き処理〔2次元低域通過濾波処理
及びその後の水平及び垂直方向夫々の1/2間引き処理
(サブサンプリング)を意味し、以下同様とする〕(2
1)した後、縮小処理してメモリ(22)に書き込む。こ
のメモリ(22)に書き込まれた1/2に間引かれた1フレ
ーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列
の行列を構成する384×240個の画素信号から成る)を読
み出して、低域通過濾波・1/2間引き処理(23)を行っ
た後、アダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)を
行う。
イクロコンピュータ(1)の制御によって、第6図のビ
デオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている
1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これ
は480行768列の行列を構成する夫々が8ビットの768×4
80個の画素信号から構成され、これに対応して、第9図
Aに12行16列の行列を構成する16×12個の画素を示す矩
形の集合で図示しており、これを基にして、第9図B以
下で、第8図の階層圧縮符号化及び階層伸長復号化の説
明の理解を容易成らしめるようにしている)を読み出し
て、これらを符号化系の入力端子(20)に供給して、低
域通過濾波・1/2間引き処理〔2次元低域通過濾波処理
及びその後の水平及び垂直方向夫々の1/2間引き処理
(サブサンプリング)を意味し、以下同様とする〕(2
1)した後、縮小処理してメモリ(22)に書き込む。こ
のメモリ(22)に書き込まれた1/2に間引かれた1フレ
ーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列
の行列を構成する384×240個の画素信号から成る)を読
み出して、低域通過濾波・1/2間引き処理(23)を行っ
た後、アダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)を
行う。
上述の低域通過濾波・1/2間引き処理(21)、メモリ
(22)における書き込み及び読み出し並びに低域通過濾
波・1/2間引き処理(23)は、要するに、第6図のビデ
オメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている1
フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これは
夫々8ビットの480行768列の行列を構成する768×480個
の画素信号から構成される)(第9図A)を読み出し
て、第9図Bに示す如く、低域通過濾波・1/4間引き処
理(2次元低域通過濾波処理並びに水平及び垂直方向夫
々の1/4間引き処理を意味し、以下同様とする)(第9
図B)したことに成り、これを縮小処理してメモリに書
き込めば、夫々8ビットの120行192列の192×120個の画
素信号(第9図C)から成る1/4に間引かれた1フレー
ム分のデジタル輝度信号(静止画信号)が得られること
に成る。そして、この1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)を、アダプティブ離散
コサイン変換(ADCT)(24)する。
(22)における書き込み及び読み出し並びに低域通過濾
波・1/2間引き処理(23)は、要するに、第6図のビデ
オメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている1
フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これは
夫々8ビットの480行768列の行列を構成する768×480個
の画素信号から構成される)(第9図A)を読み出し
て、第9図Bに示す如く、低域通過濾波・1/4間引き処
理(2次元低域通過濾波処理並びに水平及び垂直方向夫
々の1/4間引き処理を意味し、以下同様とする)(第9
図B)したことに成り、これを縮小処理してメモリに書
き込めば、夫々8ビットの120行192列の192×120個の画
素信号(第9図C)から成る1/4に間引かれた1フレー
ム分のデジタル輝度信号(静止画信号)が得られること
に成る。そして、この1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)を、アダプティブ離散
コサイン変換(ADCT)(24)する。
このADCT(24)は、夫々8ビットの120行192列の192
×120個の画素信号から成る1/4に間引かれた1フレーム
分のデジタル輝度信号(静止画信号)を、一旦上述のバ
ッファメモリに書き込んだ後、これを、第7図で説明し
たと同様に、マイクロコンピュータ(1)でブロック信
号に分割すると共に、そのブロック信号毎にデジタル信
号処理回路(15)で2次元離散コサイン変換し、マイク
ロコンピュータ(1)で、量子化、ジグザグ走査及び可
変長符号化(ハフマン符号化)することを意味する。
×120個の画素信号から成る1/4に間引かれた1フレーム
分のデジタル輝度信号(静止画信号)を、一旦上述のバ
ッファメモリに書き込んだ後、これを、第7図で説明し
たと同様に、マイクロコンピュータ(1)でブロック信
号に分割すると共に、そのブロック信号毎にデジタル信
号処理回路(15)で2次元離散コサイン変換し、マイク
ロコンピュータ(1)で、量子化、ジグザグ走査及び可
変長符号化(ハフマン符号化)することを意味する。
このようにして、出力端子(25)に出力されたアダプ
ティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)された、1/4に
間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信
号)は、相手側の静止画伝送装置に伝送されて、復号化
系で伸長復号化及び補間される。これを以下に説明す
る。入力端子(39)からの、アダプティブ離散コサイン
変換(ADCT)された、1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)は、逆アダプティブ離
散コサイン変換(IADCT)(40)される。このIADCT(4
0)は、上述と同様に、マイクロコンピュータ(1)に
よって、伸長復号化(ハフマン復号化)、逆ジグザグ走
査、逆量子化及び2次元逆コサイン変換されて、夫々元
のブロック信号に戻され、これらブロック信号から、元
の夫々8ビットの120行192列の192×120個の画素信号
(第9図D)から成る1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)が得られ、バッファメ
モリに書き込まれる。
ティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)された、1/4に
間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信
号)は、相手側の静止画伝送装置に伝送されて、復号化
系で伸長復号化及び補間される。これを以下に説明す
る。入力端子(39)からの、アダプティブ離散コサイン
変換(ADCT)された、1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)は、逆アダプティブ離
散コサイン変換(IADCT)(40)される。このIADCT(4
0)は、上述と同様に、マイクロコンピュータ(1)に
よって、伸長復号化(ハフマン復号化)、逆ジグザグ走
査、逆量子化及び2次元逆コサイン変換されて、夫々元
のブロック信号に戻され、これらブロック信号から、元
の夫々8ビットの120行192列の192×120個の画素信号
(第9図D)から成る1/4に間引かれた1フレーム分の
デジタル輝度信号(静止画信号)が得られ、バッファメ
モリに書き込まれる。
このバッファメモリに記憶されている夫々8ビットの
120行192列の192×120個の画素信号(第9図D)から成
る1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)は、マイクロコンピュータ(1)の制御
によって、2/1補間処理(水平及び垂直方向夫々の2/1補
間処理を意味し、以下同様とする)(41)した後、拡大
処理してメモリ(42)に書き込む。このメモリ(42)に
書き込まれた2/1に補間された1フレーム分のデジタル
輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行列を構成する
384×240個の画素信号から成る)(第9図E)を読み出
して、2/1補間処理(43)を行う。
120行192列の192×120個の画素信号(第9図D)から成
る1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)は、マイクロコンピュータ(1)の制御
によって、2/1補間処理(水平及び垂直方向夫々の2/1補
間処理を意味し、以下同様とする)(41)した後、拡大
処理してメモリ(42)に書き込む。このメモリ(42)に
書き込まれた2/1に補間された1フレーム分のデジタル
輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行列を構成する
384×240個の画素信号から成る)(第9図E)を読み出
して、2/1補間処理(43)を行う。
上述の2/1補間処理(41)、メモリ(42)における書
き込み及び読み出し並びに2/1補間処理(43)は、要す
るに、バッファメモリに記憶されている夫々8ビットの
120行192列の行列を構成する192×120個の画素信号から
成る1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)(第9図D)を読み出して、4/1補間処
理(水平及び垂直方向夫々の2/1補間処理理を意味し、
以下同様とする)したことに成り、これを拡大処理して
第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビッ
トの480行768列の行列を構成する768×480個の画素信号
(第9図F)から成る補間処理された1フレーム分のデ
ジタル輝度信号(静止画信号)が得られることに成る。
き込み及び読み出し並びに2/1補間処理(43)は、要す
るに、バッファメモリに記憶されている夫々8ビットの
120行192列の行列を構成する192×120個の画素信号から
成る1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)(第9図D)を読み出して、4/1補間処
理(水平及び垂直方向夫々の2/1補間処理理を意味し、
以下同様とする)したことに成り、これを拡大処理して
第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビッ
トの480行768列の行列を構成する768×480個の画素信号
(第9図F)から成る補間処理された1フレーム分のデ
ジタル輝度信号(静止画信号)が得られることに成る。
この補間処理された1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、その静止画を、粗い静止画ではあるが、速やか
に見ることができる。
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、その静止画を、粗い静止画ではあるが、速やか
に見ることができる。
次に、かかる粗い静止画の静止画信号を修正する第1
の修正差分信号の作成、その符号化及び復号化について
説明する。
の修正差分信号の作成、その符号化及び復号化について
説明する。
先ず、符号化系において、出力端子(25)に出力され
るアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)され
た、1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)は、逆アダプティブ離散コサイン変換
(IADCT)(26)〔復号化系の逆アダプティブ離散コサ
イン変換(IADCT)(40)と同じ〕され、これにより、
夫々8ビットの120行192列の行列を構成する192×120個
の画素信号から成る1/4に間引かれた1フレーム分のデ
ジタル輝度信号(静止画信号)(第9図D)が得られ、
バッファメモリに書き込まれる。
るアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)され
た、1/4に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)は、逆アダプティブ離散コサイン変換
(IADCT)(26)〔復号化系の逆アダプティブ離散コサ
イン変換(IADCT)(40)と同じ〕され、これにより、
夫々8ビットの120行192列の行列を構成する192×120個
の画素信号から成る1/4に間引かれた1フレーム分のデ
ジタル輝度信号(静止画信号)(第9図D)が得られ、
バッファメモリに書き込まれる。
このバッファメモリに記憶されている夫々8ビットの
120行192列の192×120個の画素信号から成る1/4に間引
かれた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)
(第9図D)は、マイクロコンピュータ(1)の制御に
よって、2/1補間処理(27)〔復号化系の2/1補間処理
(41)と同じ〕した後、拡大処理してメモリ(28)に書
き込む。このメモリ(28)に書き込まれた2/1に補間さ
れた1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの
240行384列の行列を構成する384×240個の画素信号から
成る)(第9図E)は、復号化系のメモリ(42)に記憶
されたものと同じで、これが、メモリ(22)から読み出
された、1/2に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度
信号(夫々8ビットの240行384列の行列を構成する384
×240個の画素信号から成る)から、減算濾波(29)さ
れて、復号化系における2/1補間処理(41)により補間
された1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビット
の240行384列の行列を構成する384×240個の画素信号か
ら成る)に対する第1の修正差分信号(夫々8ビットの
240行384列の行列を構成する384×240個の差分画素信号
から成る)(第9図G)が得られる。
120行192列の192×120個の画素信号から成る1/4に間引
かれた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)
(第9図D)は、マイクロコンピュータ(1)の制御に
よって、2/1補間処理(27)〔復号化系の2/1補間処理
(41)と同じ〕した後、拡大処理してメモリ(28)に書
き込む。このメモリ(28)に書き込まれた2/1に補間さ
れた1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの
240行384列の行列を構成する384×240個の画素信号から
成る)(第9図E)は、復号化系のメモリ(42)に記憶
されたものと同じで、これが、メモリ(22)から読み出
された、1/2に間引かれた1フレーム分のデジタル輝度
信号(夫々8ビットの240行384列の行列を構成する384
×240個の画素信号から成る)から、減算濾波(29)さ
れて、復号化系における2/1補間処理(41)により補間
された1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビット
の240行384列の行列を構成する384×240個の画素信号か
ら成る)に対する第1の修正差分信号(夫々8ビットの
240行384列の行列を構成する384×240個の差分画素信号
から成る)(第9図G)が得られる。
そして、この第1の修正差分信号は、ブロック信号毎
にアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)され、
出力端子(31)から出力されたこのアダプティブ離散コ
サイン変換された修正差分信号は、相手側の静止画伝送
装置に伝送される。
にアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)され、
出力端子(31)から出力されたこのアダプティブ離散コ
サイン変換された修正差分信号は、相手側の静止画伝送
装置に伝送される。
復号化系では、入力端子(45)からのアダプティブ離
散コサイン変換(ADCT)された修正差分信号が、逆アダ
プティブ離散コサイン変換(IADCT)(46)されて、第
1の修正差分信号(第9図G)が得られ、これがメモリ
(42)から読み出された2/1に補間された1フレーム分
のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行列
を構成する384×240個の画素信号から成る)(第9図
E)と加算濾波(47)された後、2/1補間処理(48)さ
れて出力端子(49)に出力され、その出力を拡大処理し
て第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビ
ットの480行768列の768×480個の画素信号(第9図H)
から成る修正処理された1フレーム分のデジタル輝度信
号(静止画信号)(第9図H)が得られることに成る。
散コサイン変換(ADCT)された修正差分信号が、逆アダ
プティブ離散コサイン変換(IADCT)(46)されて、第
1の修正差分信号(第9図G)が得られ、これがメモリ
(42)から読み出された2/1に補間された1フレーム分
のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行列
を構成する384×240個の画素信号から成る)(第9図
E)と加算濾波(47)された後、2/1補間処理(48)さ
れて出力端子(49)に出力され、その出力を拡大処理し
て第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビ
ットの480行768列の768×480個の画素信号(第9図H)
から成る修正処理された1フレーム分のデジタル輝度信
号(静止画信号)(第9図H)が得られることに成る。
この補間処理された1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、上述の粗い静止画が、多少細かく修正されるこ
とに成る。尚、この修正によれば、補間による静止画の
粗さのみならず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正す
ることができる。
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、上述の粗い静止画が、多少細かく修正されるこ
とに成る。尚、この修正によれば、補間による静止画の
粗さのみならず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正す
ることができる。
次に、かかる粗い静止画信号を修正する第2の修正差
分信号の作成、その符号化及び復号化について説明す
る。
分信号の作成、その符号化及び復号化について説明す
る。
先ず、符号化系において、出力端子(31)に出力され
たアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)された
第1の修正差分信号は、逆アダプティブ離散コサイン変
換(IADCT)(32)〔復号化系の逆アダプティブ離散コ
サイン変換(IADCT)(46)と同じ〕され、これによ
り、元の第1の修正差分信号に戻され、これと、メモリ
(28)から読み出された、2/1に補間された1フレーム
分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行
列を構成する384×240個の画素信号から成る)(第9図
E)とが、加算濾波(33)される。
たアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)された
第1の修正差分信号は、逆アダプティブ離散コサイン変
換(IADCT)(32)〔復号化系の逆アダプティブ離散コ
サイン変換(IADCT)(46)と同じ〕され、これによ
り、元の第1の修正差分信号に戻され、これと、メモリ
(28)から読み出された、2/1に補間された1フレーム
分のデジタル輝度信号(夫々8ビットの240行384列の行
列を構成する384×240個の画素信号から成る)(第9図
E)とが、加算濾波(33)される。
この加算濾波(33)されたものが、2/1補間処理(3
4)された後、拡大処理されてメモリ(35)に書き込ま
れ、これが読み出されて、入力端子(20)からの、第6
図のビデオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶され
ている1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)
(第9図A)から減算濾波(36)されて、復号化系にお
ける2/1補間処理(48)により補間された1フレーム分
のデジタル輝度信号(夫々8ビットの480行768列の行列
を構成する768×480個の画素信号から成る)に対する第
2の修正差分信号(夫々8ビットの480行768列の行列を
構成する768×480個の差分画素信号から成る)(第9図
I)が得られる。
4)された後、拡大処理されてメモリ(35)に書き込ま
れ、これが読み出されて、入力端子(20)からの、第6
図のビデオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶され
ている1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)
(第9図A)から減算濾波(36)されて、復号化系にお
ける2/1補間処理(48)により補間された1フレーム分
のデジタル輝度信号(夫々8ビットの480行768列の行列
を構成する768×480個の画素信号から成る)に対する第
2の修正差分信号(夫々8ビットの480行768列の行列を
構成する768×480個の差分画素信号から成る)(第9図
I)が得られる。
そして、この第2の修正差分信号は、ブロック信号毎
にアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(37)され、
出力端子(38)から出力されたこのアダプティブ離散コ
サイン変換された修正差分信号は、相手側の静止画伝送
装置に伝送される。
にアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(37)され、
出力端子(38)から出力されたこのアダプティブ離散コ
サイン変換された修正差分信号は、相手側の静止画伝送
装置に伝送される。
復号化系では、入力端子(50)からのアダプティブ離
散コサイン変換(ADCT)された修正差分信号が、逆アダ
プティブ離散コサイン変換(IADCT)(51)されて、修
正差分信号(第9図I)が得られ、これが出力端子(4
9)からの1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビ
ットの480行768列の行列を構成する768×480個の画素信
号から成る)(第9図H)と加算濾波(52)され、出力
端子(53)に出力し、その出力を拡大処理して第6図の
ビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビットの480
行768列の768×480個の画素信号から成る修正処理され
た1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(第
9図J)が得られることに成る。
散コサイン変換(ADCT)された修正差分信号が、逆アダ
プティブ離散コサイン変換(IADCT)(51)されて、修
正差分信号(第9図I)が得られ、これが出力端子(4
9)からの1フレーム分のデジタル輝度信号(夫々8ビ
ットの480行768列の行列を構成する768×480個の画素信
号から成る)(第9図H)と加算濾波(52)され、出力
端子(53)に出力し、その出力を拡大処理して第6図の
ビデオメモリ(6)に書き込めば、夫々8ビットの480
行768列の768×480個の画素信号から成る修正処理され
た1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(第
9図J)が得られることに成る。
この出力端子(53)からの1フレーム分のデジタル輝
度信号(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)
で再生すれば、相手側の静止画伝送装置において、上述
の修正された静止画が、一層細かく修正されることに成
る。尚、この修正によれば、上述と同様に、補間による
静止画の粗さのみならず、ADCT及びIADCTによる粗さを
も修正することができる。
度信号(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)
で再生すれば、相手側の静止画伝送装置において、上述
の修正された静止画が、一層細かく修正されることに成
る。尚、この修正によれば、上述と同様に、補間による
静止画の粗さのみならず、ADCT及びIADCTによる粗さを
も修正することができる。
尚、ADCT(24)、(30)、(37)における、デジタル
信号処理回路(15)の外部RAM(16)に記憶されている
量子化行列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマン
コード表は、互いに同じものを使用している。
信号処理回路(15)の外部RAM(16)に記憶されている
量子化行列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマン
コード表は、互いに同じものを使用している。
〔発明が解決しようとする課題〕 かかる従来の階層圧縮符号化及び階層伸長符号化を行
うようにした静止画伝送装置では、階層圧縮符号化時
に、1フレーム分のデジタル静止画信号を、一旦低域濾
波・間引き処理してから、ブロック信号毎に分割し、そ
の各ブロック信号をブロック符号化(第1のブロック符
号化)し、即ち、離散コサイン変換(直交変換)すると
共に、ハフマン符号化(可変長符号化による圧縮符号
化)して、圧縮符号化された粗い静止画のデジタル静止
画信号を得て、これを伝送する共に、又、低域通過濾波
・間引き処理された1フレーム分のデジタル静止画信号
を補間処理することによって得た、低域濾波・間引き処
理され又はされないデジタル静止画信号の間で減算濾波
して修正差分信号を得、その修正差分信号をブロック符
号化(第2のブロック符号化)し、即ち、離散コサイン
変換(直交変換)すると共に、ハフマン符号化(可変長
符号化による圧縮符号化)して、圧縮符号化された修正
差分信号を得て、これを伝送する。
うようにした静止画伝送装置では、階層圧縮符号化時
に、1フレーム分のデジタル静止画信号を、一旦低域濾
波・間引き処理してから、ブロック信号毎に分割し、そ
の各ブロック信号をブロック符号化(第1のブロック符
号化)し、即ち、離散コサイン変換(直交変換)すると
共に、ハフマン符号化(可変長符号化による圧縮符号
化)して、圧縮符号化された粗い静止画のデジタル静止
画信号を得て、これを伝送する共に、又、低域通過濾波
・間引き処理された1フレーム分のデジタル静止画信号
を補間処理することによって得た、低域濾波・間引き処
理され又はされないデジタル静止画信号の間で減算濾波
して修正差分信号を得、その修正差分信号をブロック符
号化(第2のブロック符号化)し、即ち、離散コサイン
変換(直交変換)すると共に、ハフマン符号化(可変長
符号化による圧縮符号化)して、圧縮符号化された修正
差分信号を得て、これを伝送する。
又、階層伸長復号化時に、圧縮符号化された粗い静止
画のデジタル静止画信号を、ブロック毎に伸長復号化し
た後、補間処理して粗い静止画のデジタル静止画信号を
得、又、圧縮符号化された修正差分信号を、ブロック信
号毎に伸長復号化した後、補間処理し又はしないで、粗
い静止画のデジタル静止画信号を修正するようにしてい
た。
画のデジタル静止画信号を、ブロック毎に伸長復号化し
た後、補間処理して粗い静止画のデジタル静止画信号を
得、又、圧縮符号化された修正差分信号を、ブロック信
号毎に伸長復号化した後、補間処理し又はしないで、粗
い静止画のデジタル静止画信号を修正するようにしてい
た。
このため、かかる従来の静止画伝送装置は、ブロック
符号化及びブロック復号化に夫々要する時間並びに伝送
に要する時間が、共に長く成ると言う欠点があった。
符号化及びブロック復号化に夫々要する時間並びに伝送
に要する時間が、共に長く成ると言う欠点があった。
かかる点に鑑み、本発明は、画像信号のブロック符号
化及びそのブロック符号化された画像信号の伝送に要す
る時間を短縮することのできる画像伝送装置及び画像伝
送方法を提供しようとするものである。
化及びそのブロック符号化された画像信号の伝送に要す
る時間を短縮することのできる画像伝送装置及び画像伝
送方法を提供しようとするものである。
第1の本発明は、入力画像信号を記憶する画像メモリ
と、その画像メモリに記憶されている画像信号を帯域制
限した後にサブサンプルするサブサンプル手段と、その
サブサンプル手段から得られた所定数の画素からなるブ
ロック単位で画像信号を符号化する符号化手段と、その
符号化手段の出力信号を伝送する伝送手段とを有し、サ
ブサンプル手段は、ブロック単位で関連する入力画像信
号を処理する毎に、その処理された入力画像データを符
号化手段に供給し、サブサンプル手段の帯域制限及びサ
ブサンプル処理と符号化手段による符号化処理とを、ブ
ロック単位で連続して行うようにしたことを特徴とする
画像伝送装置である。
と、その画像メモリに記憶されている画像信号を帯域制
限した後にサブサンプルするサブサンプル手段と、その
サブサンプル手段から得られた所定数の画素からなるブ
ロック単位で画像信号を符号化する符号化手段と、その
符号化手段の出力信号を伝送する伝送手段とを有し、サ
ブサンプル手段は、ブロック単位で関連する入力画像信
号を処理する毎に、その処理された入力画像データを符
号化手段に供給し、サブサンプル手段の帯域制限及びサ
ブサンプル処理と符号化手段による符号化処理とを、ブ
ロック単位で連続して行うようにしたことを特徴とする
画像伝送装置である。
かかる第1の本発明によれば、サブサンプル手段によ
って、ブロック単位で関連する入力画像信号を処理する
毎に、その処理された入力画像データを符号化に供給さ
れ、サブサンプル手段の帯域制限及びサブサンプル処理
と符号化手段による符号化処理とが、ブロック単位で連
続して行われる。
って、ブロック単位で関連する入力画像信号を処理する
毎に、その処理された入力画像データを符号化に供給さ
れ、サブサンプル手段の帯域制限及びサブサンプル処理
と符号化手段による符号化処理とが、ブロック単位で連
続して行われる。
以下に、本発明による画像伝送装置及び画像伝送方法
の実施例を説明するが、その全体の構成は第6図の静止
画伝送装置と略同様であるので、この第6図の静止画伝
送装置に第1図の階層圧縮符号化及び階層伸長復号化を
適用した実施例について説明する。又、第1図におい
て、第8図と対応する部分には、同一符号を付して説明
する。
の実施例を説明するが、その全体の構成は第6図の静止
画伝送装置と略同様であるので、この第6図の静止画伝
送装置に第1図の階層圧縮符号化及び階層伸長復号化を
適用した実施例について説明する。又、第1図におい
て、第8図と対応する部分には、同一符号を付して説明
する。
又、この第1図における各メモリは、第6図に図示の
各メモリとは別に設けたバッファメモリの複数の領域の
いずれかで、このバッファメモリは第6図のバス(5)
に接続されるものとする。但し、各メモリのメモリ容器
は、第8図の場合とは異なる。
各メモリとは別に設けたバッファメモリの複数の領域の
いずれかで、このバッファメモリは第6図のバス(5)
に接続されるものとする。但し、各メモリのメモリ容器
は、第8図の場合とは異なる。
更に、第6図の通信用メモリ(14)は、送信時及び受
信時に、後述するデジタル輝度信号及び2つのデジタル
色差信号の各フレーム毎のヘッダ信号及びそれに続く圧
縮符号化信号を一時的に記憶するためのメモリとして使
用される。
信時に、後述するデジタル輝度信号及び2つのデジタル
色差信号の各フレーム毎のヘッダ信号及びそれに続く圧
縮符号化信号を一時的に記憶するためのメモリとして使
用される。
先ず、マイクロコンピュータ(1)及びデジタル信号
処理回路(15)による階層ADCTによる圧縮符号化及び階
層IADCTによる伸長復号化について、主として第6図を
参照して説明する。
処理回路(15)による階層ADCTによる圧縮符号化及び階
層IADCTによる伸長復号化について、主として第6図を
参照して説明する。
マイクロコンピュータ(1)は、デジタル信号処理回
路(15)の符号化処理及び復号化処理の各当初に、デジ
タル信号処理回路(15)をリセット状態にして、デジタ
ル信号処理回路(15)の外部メモリ(16)の符号化用及
び復号化用メモリバンクに、夫々符号化用及び復号化用
プログラム並びに符号化用量子化行列、ハフマンコード
表(直流用及び交流用のハフマンコード表)、ジグザグ
走査ポインタの各データ等並びに復号化用の夫々逆量子
化行列、逆ハフマンコード表(直流用及び交流用の逆ハ
フマンコード表)、逆ジグザグ走査ポインタの各データ
等をロードする。
路(15)の符号化処理及び復号化処理の各当初に、デジ
タル信号処理回路(15)をリセット状態にして、デジタ
ル信号処理回路(15)の外部メモリ(16)の符号化用及
び復号化用メモリバンクに、夫々符号化用及び復号化用
プログラム並びに符号化用量子化行列、ハフマンコード
表(直流用及び交流用のハフマンコード表)、ジグザグ
走査ポインタの各データ等並びに復号化用の夫々逆量子
化行列、逆ハフマンコード表(直流用及び交流用の逆ハ
フマンコード表)、逆ジグザグ走査ポインタの各データ
等をロードする。
又、マイクロコンピュータ(1)の制御によって、ビ
デオメモリ(6)に記憶されている1フレーム分のデジ
タル輝度信号(480行768列の行列を構成する夫々が8ビ
ットの768×480個の画素信号から成る)、1フレーム分
のデジタル赤色差信号(480行384列の行列を構成する夫
々が8ビットの384×480個の画素信号から成る)及び1
フレーム分のデジタル青色差信号(480行384列の行列を
構成する夫々が8ビットの384×480個の画素信号から成
る)が、夫々デジタル輝度信号、デジタル赤色差信号及
びデジタル青色差信号毎に、夫々ブロック信号に分割さ
れると共に、ブロック信号毎に出力されて、夫々外部RA
M(15)に書き込まれる際、途中の符号化用及び復号化
用の量子化行列、ハフマンコード表及びジグザグ走査ポ
インタの各データの交換の際並びにブロック信号毎の符
号化及び復号化の終了時点においても、デジタル信号処
理回路(15)はリセット状態にされる。
デオメモリ(6)に記憶されている1フレーム分のデジ
タル輝度信号(480行768列の行列を構成する夫々が8ビ
ットの768×480個の画素信号から成る)、1フレーム分
のデジタル赤色差信号(480行384列の行列を構成する夫
々が8ビットの384×480個の画素信号から成る)及び1
フレーム分のデジタル青色差信号(480行384列の行列を
構成する夫々が8ビットの384×480個の画素信号から成
る)が、夫々デジタル輝度信号、デジタル赤色差信号及
びデジタル青色差信号毎に、夫々ブロック信号に分割さ
れると共に、ブロック信号毎に出力されて、夫々外部RA
M(15)に書き込まれる際、途中の符号化用及び復号化
用の量子化行列、ハフマンコード表及びジグザグ走査ポ
インタの各データの交換の際並びにブロック信号毎の符
号化及び復号化の終了時点においても、デジタル信号処
理回路(15)はリセット状態にされる。
次に、第1図を参照して、階層アダプティブ離散コサ
イン変換(階層ADCT)及び階層逆アダプティブ離散コサ
イン変換(階層IADCT)について説明するが、ここで
は、輝度信号としての静止画信号の場合について説明
し、赤色差及び青色差信号の場合については、原則とし
てその説明を省略する。
イン変換(階層ADCT)及び階層逆アダプティブ離散コサ
イン変換(階層IADCT)について説明するが、ここで
は、輝度信号としての静止画信号の場合について説明
し、赤色差及び青色差信号の場合については、原則とし
てその説明を省略する。
第1図の符号化系(階層圧縮符号化系)において、マ
イクロコンピュータ(1)の制御によって、第6図のビ
デオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている
1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これ
は480行768列の行列を構成する夫々が8ビットの768×4
80個の画素信号から構成される)を、32行32列の行列を
構成する32×32個の隣接画素信号から成るブロック信号
に分割し、それをブロック信号毎に読み出して、符号化
系の入力端子(20)に供給して、低域通過濾波・1/2間
引き処理(2次元低域通過濾波処理及びその後の水平及
び垂直方向夫々の1/2間引き処理を意味し、以下同様と
する)(21)した後、縮小処理してメモリ(22)に書き
込む。又、マイクロコンピュータ(1)の制御によっ
て、このメモリ(22)に書き込まれた16行16列の行列を
構成する16×16個の隣接画素信号から成るブロック信号
を読み出して、低域通過濾波・1/2間引き処理(23)を
行って、8行8列の行列を構成する8×8個の隣接画素
信号から成るブロック信号を得、これをデジタル信号処
理回路(15)によって、アダプティブ離散コサイン変換
(ADCT)(24)する。
イクロコンピュータ(1)の制御によって、第6図のビ
デオメモリ(フレームメモリ)(6)に記憶されている
1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)(これ
は480行768列の行列を構成する夫々が8ビットの768×4
80個の画素信号から構成される)を、32行32列の行列を
構成する32×32個の隣接画素信号から成るブロック信号
に分割し、それをブロック信号毎に読み出して、符号化
系の入力端子(20)に供給して、低域通過濾波・1/2間
引き処理(2次元低域通過濾波処理及びその後の水平及
び垂直方向夫々の1/2間引き処理を意味し、以下同様と
する)(21)した後、縮小処理してメモリ(22)に書き
込む。又、マイクロコンピュータ(1)の制御によっ
て、このメモリ(22)に書き込まれた16行16列の行列を
構成する16×16個の隣接画素信号から成るブロック信号
を読み出して、低域通過濾波・1/2間引き処理(23)を
行って、8行8列の行列を構成する8×8個の隣接画素
信号から成るブロック信号を得、これをデジタル信号処
理回路(15)によって、アダプティブ離散コサイン変換
(ADCT)(24)する。
このADCT(24)は、8行8列の行列を構成する8×8
個の画素信号から成る各ブロック信号を、デジタル信号
処理回路(15)の外部RAM(16)に書き込み、このデジ
タル信号処理回路(15)によって、2次元離散コサイン
変換(直交変換)する。かくすると、第7図Cに示した
ように、左上隅に直流の係数信号(8×8個の係数信号
の平均値の信号)が来、これから水平及び垂直方向に遠
ざかるに従って、低から高の周波数の係数の信号が分布
することに成る。
個の画素信号から成る各ブロック信号を、デジタル信号
処理回路(15)の外部RAM(16)に書き込み、このデジ
タル信号処理回路(15)によって、2次元離散コサイン
変換(直交変換)する。かくすると、第7図Cに示した
ように、左上隅に直流の係数信号(8×8個の係数信号
の平均値の信号)が来、これから水平及び垂直方向に遠
ざかるに従って、低から高の周波数の係数の信号が分布
することに成る。
そして、この8×8個の係数信号の各係数を、外部RA
M(16)に記憶されている8行8列の量子化行列を構成
する8×8個の所定の値の除数の対応するもので夫々割
算することによって、量子化を行って、8行8列の行列
を構成する8×8個の量子化係数信号を得る。この8×
8個の量子化係数信号は、左上隅に量子化直流係数信号
が位置し、この左上隅から遠い部分には、係数が0の係
数信号が多く(例えば、全体の2/3も)分布している。
M(16)に記憶されている8行8列の量子化行列を構成
する8×8個の所定の値の除数の対応するもので夫々割
算することによって、量子化を行って、8行8列の行列
を構成する8×8個の量子化係数信号を得る。この8×
8個の量子化係数信号は、左上隅に量子化直流係数信号
が位置し、この左上隅から遠い部分には、係数が0の係
数信号が多く(例えば、全体の2/3も)分布している。
このようにして、2次元離散コサイン変換及び量子化
された8行8列の行列を構成する8×8個の係数信号の
内、左上隅の直流係数信号は、そのままハフマン符号化
してもよいが、ここでは、前のブロック信号の直流係数
信号との係数の差を採り、その差の信号を、外部RAM(1
6)に書き込まれた直流用ハフマンコード表によって、
ハフマン符号化(可変長符号化)する。
された8行8列の行列を構成する8×8個の係数信号の
内、左上隅の直流係数信号は、そのままハフマン符号化
してもよいが、ここでは、前のブロック信号の直流係数
信号との係数の差を採り、その差の信号を、外部RAM(1
6)に書き込まれた直流用ハフマンコード表によって、
ハフマン符号化(可変長符号化)する。
又、8×8個の係数信号の内、直流係数信号を除く8
×8−1個の係数信号は、ハフマン符号化したときに、
0のラン長が長く成って、圧縮率が高く成るように、外
部RAM(16)に記憶されている8行8列の行列を構成す
る8×8−1個のジグザグ走査ポインタによって、ジグ
ザグ走査した後、得られた8×8−1個の係数信号の0
のラン長及び0でない値を組として、外部RAM(16)に
記憶されている交流用ハフマンコード表に基づいてハフ
マン符号化する。
×8−1個の係数信号は、ハフマン符号化したときに、
0のラン長が長く成って、圧縮率が高く成るように、外
部RAM(16)に記憶されている8行8列の行列を構成す
る8×8−1個のジグザグ走査ポインタによって、ジグ
ザグ走査した後、得られた8×8−1個の係数信号の0
のラン長及び0でない値を組として、外部RAM(16)に
記憶されている交流用ハフマンコード表に基づいてハフ
マン符号化する。
そして、このようにして、得られた8×8個の画素信
号から成るブロック信号毎のハフマン符号化係数信号
は、マイクロコンピュータ(1)が作成したヘッダ信号
を先頭にし、その後に順次続けて、出力端子(31)を通
じて、通信用メモリ(14)に書き込まれ、通信処理回路
/インターフェース(12)によって通信処理及び変調さ
れて、伝送線路(13)を通じて、相手側の静止画伝送装
置に伝送される。
号から成るブロック信号毎のハフマン符号化係数信号
は、マイクロコンピュータ(1)が作成したヘッダ信号
を先頭にし、その後に順次続けて、出力端子(31)を通
じて、通信用メモリ(14)に書き込まれ、通信処理回路
/インターフェース(12)によって通信処理及び変調さ
れて、伝送線路(13)を通じて、相手側の静止画伝送装
置に伝送される。
復号化系の入力端子(39)からの、アダプティブ離散
コサイン変換(ADCT)された、8×8個の画素信号から
成るブロック信号に対応するハフマン符号化係数信号
は、デジタル信号処理回路(15)によって、逆アダプテ
ィブ離散コサイン変換(IADCT)(40)される。
コサイン変換(ADCT)された、8×8個の画素信号から
成るブロック信号に対応するハフマン符号化係数信号
は、デジタル信号処理回路(15)によって、逆アダプテ
ィブ離散コサイン変換(IADCT)(40)される。
このIADCT(40)においては、8×8個の画素信号か
ら成るブロック信号に対応するハフマン符号化係数信号
を、外部RAM(16)に記憶されている直流用及び交流用
ハフマンコード表及び逆ジグザグ走査用ポインタによっ
て、夫々逆ハフマン符号化して、8行8列の行列を構成
する量子化係数信号を得、これに、外部RAM(16)に記
憶されている8行8列の量子化行列を用いて、その対応
する所定の乗数を掛けて逆量子化した後、2次元逆コサ
イン変換して、元の8×8個の画素信号から成るブロッ
ク信号を得るようにする。
ら成るブロック信号に対応するハフマン符号化係数信号
を、外部RAM(16)に記憶されている直流用及び交流用
ハフマンコード表及び逆ジグザグ走査用ポインタによっ
て、夫々逆ハフマン符号化して、8行8列の行列を構成
する量子化係数信号を得、これに、外部RAM(16)に記
憶されている8行8列の量子化行列を用いて、その対応
する所定の乗数を掛けて逆量子化した後、2次元逆コサ
イン変換して、元の8×8個の画素信号から成るブロッ
ク信号を得るようにする。
ADCT(24)されて得られた8×8個の画素信号から成
るブロック信号は、マイクロコンピュータ(1)の制御
によって、2/1補間処理(水平及び垂直方向夫々の2/1補
間処理を意味し、以下同様とする)(41)した後、拡大
処理してメモリ(42)に書き込む。このメモリ(22)に
書き込まれた16行16列の行列を構成する16×16個の画素
信号から成るブロック信号は、これより読み出された
後、2/1補間処理(43)されることによって、32行32列
の行列を構成する32×32個の画素信号から成るブロック
信号が得られる。
るブロック信号は、マイクロコンピュータ(1)の制御
によって、2/1補間処理(水平及び垂直方向夫々の2/1補
間処理を意味し、以下同様とする)(41)した後、拡大
処理してメモリ(42)に書き込む。このメモリ(22)に
書き込まれた16行16列の行列を構成する16×16個の画素
信号から成るブロック信号は、これより読み出された
後、2/1補間処理(43)されることによって、32行32列
の行列を構成する32×32個の画素信号から成るブロック
信号が得られる。
この32×32個の画素信号から成るブロック信号を、順
次第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、480行768
列の行列を構成する夫々が8ビットの768×480個の画素
信号から成る補間処理された1フレーム分のデジタル輝
度信号(静止画信号)が得られることに成る。
次第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、480行768
列の行列を構成する夫々が8ビットの768×480個の画素
信号から成る補間処理された1フレーム分のデジタル輝
度信号(静止画信号)が得られることに成る。
この補間処理された1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、その静止画を、粗い静止画ではあるが、速やか
に見ることができる。
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、その静止画を、粗い静止画ではあるが、速やか
に見ることができる。
次に、かかる粗い静止画の静止画信号を修正する第1
の修正差分信号の作成、その符号化及び復号化について
説明する。
の修正差分信号の作成、その符号化及び復号化について
説明する。
先ず、符号化系において、出力端子(25)に出力され
るアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)され
た、8×8個のブロック信号は、デジタル信号処理回路
(15)によって、逆アダプティブ離散コサイン変換(IA
DCT)(26)〔復号化系の逆アダプティブ離散コサイン
変換(IADCT)(40)と同じ〕され、これにより、元の
8×8個の画素信号から成るブロック信号が得られ、こ
れがバッファメモリに書き込まれる。
るアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(24)され
た、8×8個のブロック信号は、デジタル信号処理回路
(15)によって、逆アダプティブ離散コサイン変換(IA
DCT)(26)〔復号化系の逆アダプティブ離散コサイン
変換(IADCT)(40)と同じ〕され、これにより、元の
8×8個の画素信号から成るブロック信号が得られ、こ
れがバッファメモリに書き込まれる。
このバッファメモリに記憶されている8×8個の画素
信号から成るブロック信号が、マイクロコンピュータ
(1)の制御によって、2/1補間処理(27)〔復号化系
の2/1補間処理(41)と同じ〕された後、拡大処理され
て得られた16×16個の画素信号から成るブロック信号が
メモリ(28)に書き込まれる。
信号から成るブロック信号が、マイクロコンピュータ
(1)の制御によって、2/1補間処理(27)〔復号化系
の2/1補間処理(41)と同じ〕された後、拡大処理され
て得られた16×16個の画素信号から成るブロック信号が
メモリ(28)に書き込まれる。
第2図Aに、このメモリ(28)の記憶内容を示し、小
さい矩形は8×8個の画素信号から成るブロック信号を
示す。そして、このメモリ(28)に、2/1補間処理(2
7)された、16行16列の行列を構成する16×16個の画素
信号から成るブロック信号(これは8×8個の画素信号
から成るブロック信号の4個分に相当する)が、15列24
行の行列を構成するように、即ち、8×8個の画素信号
から成るブロック信号が、30行48列の行列を構成するよ
うに記憶される。
さい矩形は8×8個の画素信号から成るブロック信号を
示す。そして、このメモリ(28)に、2/1補間処理(2
7)された、16行16列の行列を構成する16×16個の画素
信号から成るブロック信号(これは8×8個の画素信号
から成るブロック信号の4個分に相当する)が、15列24
行の行列を構成するように、即ち、8×8個の画素信号
から成るブロック信号が、30行48列の行列を構成するよ
うに記憶される。
尚、第2図Bに、色差信号の場合の、第2図Aに対応
するメモリの記憶内容を示す。
するメモリの記憶内容を示す。
このメモリ(28)に書き込まれた16×16個の画素信号
から成るブロック信号は、復号化系のメモリ(42)〔こ
れの記憶内容も、メモリ(28)のそれと同様である〕に
記憶されたものと同じで、これが、メモリ(22)から読
み出された、16×16個の画素信号から成るブロック信号
から、減算濾波(29)されて、復号化系において2/1補
間処理(41)された、16×16個の画素信号から成るブロ
ック信号に対する第1の修正差分信号(8×8個の差分
画素信号から成る)が得られる。
から成るブロック信号は、復号化系のメモリ(42)〔こ
れの記憶内容も、メモリ(28)のそれと同様である〕に
記憶されたものと同じで、これが、メモリ(22)から読
み出された、16×16個の画素信号から成るブロック信号
から、減算濾波(29)されて、復号化系において2/1補
間処理(41)された、16×16個の画素信号から成るブロ
ック信号に対する第1の修正差分信号(8×8個の差分
画素信号から成る)が得られる。
そして、この第1の修正差分信号は、デジタル信号処
理回路(15)によって、アダプティブ離散コサイン変換
(ADCT)(30)され、出力端子(31)から出力されたア
ダプティブ離散コサイン変換された修正差分信号は、マ
イクロコンピュータ(1)が作成したヘッダ信号を先頭
にし、その後に順次続けて出力端子(31)を通じて、通
信用メモリ(14)に書き込まれ、通信処理回路/インタ
ーフェース(12)によって通信処理及び変調されて、伝
送線路(13)を通じて、相手側の静止画伝送装置に伝送
される。
理回路(15)によって、アダプティブ離散コサイン変換
(ADCT)(30)され、出力端子(31)から出力されたア
ダプティブ離散コサイン変換された修正差分信号は、マ
イクロコンピュータ(1)が作成したヘッダ信号を先頭
にし、その後に順次続けて出力端子(31)を通じて、通
信用メモリ(14)に書き込まれ、通信処理回路/インタ
ーフェース(12)によって通信処理及び変調されて、伝
送線路(13)を通じて、相手側の静止画伝送装置に伝送
される。
復号化系では、デジタル信号処理回路(15)によっ
て、入力端子(45)からのアダプティブ離散コサイン変
換(ADCT)された第1の修正差分信号が、デジタル信号
処理回路(15)によって、逆アダプティブ離散コサイン
変換(IADCT)(46)されて、第1の修正差分信号が得
られ、これが、マイクロコンピュータ(1)の制御によ
って、メモリ(42)から読み出された、16×16個の画素
信号から成るブロック信号と加算濾波(47)された後、
2/1補間処理(48)されて、出力端子(49)に出力され
る。その出力を拡大処理して第6図のビデオメモリ
(6)に書き込めば、480行768列の行列を構成する夫々
が8ビットの768×480個の画素信号から成る修正処理さ
れた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)が
得られることに成る。
て、入力端子(45)からのアダプティブ離散コサイン変
換(ADCT)された第1の修正差分信号が、デジタル信号
処理回路(15)によって、逆アダプティブ離散コサイン
変換(IADCT)(46)されて、第1の修正差分信号が得
られ、これが、マイクロコンピュータ(1)の制御によ
って、メモリ(42)から読み出された、16×16個の画素
信号から成るブロック信号と加算濾波(47)された後、
2/1補間処理(48)されて、出力端子(49)に出力され
る。その出力を拡大処理して第6図のビデオメモリ
(6)に書き込めば、480行768列の行列を構成する夫々
が8ビットの768×480個の画素信号から成る修正処理さ
れた1フレーム分のデジタル輝度信号(静止画信号)が
得られることに成る。
尚、外部RAM(16)に記憶されているIADCT(46)のこ
れらの直流及び交流用ハフマンコード表、量子化行列
は、ADCT(30)における直流及び交流用ハフマンコード
表、量子化行列に応じて、マイクロコンピュータ(1)
によって書替えられる。
れらの直流及び交流用ハフマンコード表、量子化行列
は、ADCT(30)における直流及び交流用ハフマンコード
表、量子化行列に応じて、マイクロコンピュータ(1)
によって書替えられる。
この補間処理された1フレーム分のデジタル輝度信号
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、上述の粗い静止画が、多少細かく修正されるこ
とに成る。尚、この修正は、補間による静止画の粗さの
みならず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正すること
ができる。
(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)で再生
すれば、上述の粗い静止画が、多少細かく修正されるこ
とに成る。尚、この修正は、補間による静止画の粗さの
みならず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正すること
ができる。
次に、かかる多少細かく修正された静止画の静止画信
号を、更に修正する第2の修正差分信号の作成、その符
号化及び復号化について説明する。
号を、更に修正する第2の修正差分信号の作成、その符
号化及び復号化について説明する。
先ず、符号化系において、出力端子(31)に出力され
たアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)された
第1の修正差分信号は、逆アダプティブ離散コサイン変
換(IADCT)(32)〔復号化系の逆アダプティブ離散コ
サイン変換(IADCT)(46)と同じ〕され、これによ
り、元の第1の修正差分信号に戻され、これと、メモリ
(28)から読み出された、16×16個の画素信号から成る
ブロック信号とが、加算濾波(33)される。
たアダプティブ離散コサイン変換(ADCT)(30)された
第1の修正差分信号は、逆アダプティブ離散コサイン変
換(IADCT)(32)〔復号化系の逆アダプティブ離散コ
サイン変換(IADCT)(46)と同じ〕され、これによ
り、元の第1の修正差分信号に戻され、これと、メモリ
(28)から読み出された、16×16個の画素信号から成る
ブロック信号とが、加算濾波(33)される。
この加算濾波(33)されたものが、2/1補間処理(3
4)された後、拡大処理されてメモリ(35)に書き込ま
れる。
4)された後、拡大処理されてメモリ(35)に書き込ま
れる。
尚、更に、第3の修正差分信号をも作成し、それを符
号化し、又、それを復号化する場合には、第2の修正差
分信号の作成,符号化及び復号化と同様な処理を行な
い、出力端子(53)に得られる静止画信号をその第3の
修正差分信号で修正するようにすれば良い。
号化し、又、それを復号化する場合には、第2の修正差
分信号の作成,符号化及び復号化と同様な処理を行な
い、出力端子(53)に得られる静止画信号をその第3の
修正差分信号で修正するようにすれば良い。
第3図Aに、メモリ(35)の記憶内容を示し、小さい
矩形は8×8個の画素信号から成るブロック信号を示
す。そして、このメモリ(35)に、2/1補間(34)され
た、16行16列の行列を構成する16×16個の画素信号から
成るブロック信号(これは8×8個の画素信号から成る
ブロック信号の4個分に相当する)が、30列48行の行列
を構成するように、即ち、8×8個の画素信号から成る
ブロック信号が、60行96列の行列を構成するように記憶
される。
矩形は8×8個の画素信号から成るブロック信号を示
す。そして、このメモリ(35)に、2/1補間(34)され
た、16行16列の行列を構成する16×16個の画素信号から
成るブロック信号(これは8×8個の画素信号から成る
ブロック信号の4個分に相当する)が、30列48行の行列
を構成するように、即ち、8×8個の画素信号から成る
ブロック信号が、60行96列の行列を構成するように記憶
される。
尚、このメモリ(35)は、第3の修正差分信号を作成
する場合には、上記のメモリ容量を必要とするが、第3
の修正差分信号を作成しない場合は、1/2間引き処理だ
けを考慮すれば、8×8個の画素信号から成るブロック
信号を、192個記憶し得る容量で良いが、後述するとこ
ろから明らかな如く、8×8個の画素信号に対する低域
通過濾波処理には、9×9個の画素信号が必要なので、
9×9個の画素信号を192個記憶し得る容量が必要であ
る。即ち、0、1、・・・・、191の番号を付した、8
×8個の画素信号から成るブロック信号は、メモリ(3
5)に書き込まれるときは、4個のブロック信号(例え
ば、0、1、96、97の番号のブロック信号)ずつである
が、ADCT(37)されるときは、8×8個の画素信号から
成るブロック信号ずつである。従って、番号0、1、
2、・・、190、191の、8×8個の画素信号から成るブ
ロック信号のADCT(37)が終了すれば、これらのブロッ
ク信号を書き換えることができるからである。
する場合には、上記のメモリ容量を必要とするが、第3
の修正差分信号を作成しない場合は、1/2間引き処理だ
けを考慮すれば、8×8個の画素信号から成るブロック
信号を、192個記憶し得る容量で良いが、後述するとこ
ろから明らかな如く、8×8個の画素信号に対する低域
通過濾波処理には、9×9個の画素信号が必要なので、
9×9個の画素信号を192個記憶し得る容量が必要であ
る。即ち、0、1、・・・・、191の番号を付した、8
×8個の画素信号から成るブロック信号は、メモリ(3
5)に書き込まれるときは、4個のブロック信号(例え
ば、0、1、96、97の番号のブロック信号)ずつである
が、ADCT(37)されるときは、8×8個の画素信号から
成るブロック信号ずつである。従って、番号0、1、
2、・・、190、191の、8×8個の画素信号から成るブ
ロック信号のADCT(37)が終了すれば、これらのブロッ
ク信号を書き換えることができるからである。
これに対し、メモリ(28)の記憶内容は、後に、第1
の修正差分信号を作成する際にも使用されるから、上述
したように、8×8個の画素信号から成るブロック信号
を、48×30個記憶する容量を必要とする。
の修正差分信号を作成する際にも使用されるから、上述
したように、8×8個の画素信号から成るブロック信号
を、48×30個記憶する容量を必要とする。
尚、第3図Bに、色差信号の場合の、第3図Aに対応
するメモリの記憶内容を示す。
するメモリの記憶内容を示す。
このメモリ(35)に書き込まれた16×16個の画素信号
から成るブロック信号は、読み出されて、入力端子(2
0)からの、32×32個の画素信号から成るブロック信号
から減算濾波(36)されて、復号化系における2/1補間
処理(48)よりの16×16個の画素信号から成るブロック
信号に対する第2の修正差分信号(8×8個の差分画素
信号から成る)が得られる。
から成るブロック信号は、読み出されて、入力端子(2
0)からの、32×32個の画素信号から成るブロック信号
から減算濾波(36)されて、復号化系における2/1補間
処理(48)よりの16×16個の画素信号から成るブロック
信号に対する第2の修正差分信号(8×8個の差分画素
信号から成る)が得られる。
そして、この第2の修正差分信号は、デジタル信号処
理回路(15)によって、ブロック信号毎にアダプティブ
離散コサイン変換(ADCT)(37)され、出力端子(38)
から出力されたアダプティブ離散コサイン変換された第
1の修正差分信号は、マイクロコンピュータ(1)が作
成したヘッダ信号を先頭にし、その後に順次続けて出力
端子(38)を通じて、通信用メモリ(14)に書き込ま
れ、通信処理回路/インターフェース(12)によって通
信処理及び変調されて、伝送線路(13)を通じて、相手
側の静止画伝送装置に伝送される。
理回路(15)によって、ブロック信号毎にアダプティブ
離散コサイン変換(ADCT)(37)され、出力端子(38)
から出力されたアダプティブ離散コサイン変換された第
1の修正差分信号は、マイクロコンピュータ(1)が作
成したヘッダ信号を先頭にし、その後に順次続けて出力
端子(38)を通じて、通信用メモリ(14)に書き込ま
れ、通信処理回路/インターフェース(12)によって通
信処理及び変調されて、伝送線路(13)を通じて、相手
側の静止画伝送装置に伝送される。
復号化系では、入力端子(50)からのアダプティブ離
散コサイン変換(ADCT)された第2の修正差分信号が、
逆アダプティブ離散コサイン変換(IADCT)(51)され
て、第2の修正差分信号が得られ、これが出力端子(4
9)から、即ち、第6図のビデオメモリ(6)からの16
×16個の画素信号から成るブロック信号と加算濾波(4
7)されて出力端子(53)に出力され、その出力を拡大
処理して第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫
々8ビットの480行768列の768×480個の画素信号から成
る修正処理された1フレーム分のデジタル輝度信号(静
止画信号)が得られることに成る。
散コサイン変換(ADCT)された第2の修正差分信号が、
逆アダプティブ離散コサイン変換(IADCT)(51)され
て、第2の修正差分信号が得られ、これが出力端子(4
9)から、即ち、第6図のビデオメモリ(6)からの16
×16個の画素信号から成るブロック信号と加算濾波(4
7)されて出力端子(53)に出力され、その出力を拡大
処理して第6図のビデオメモリ(6)に書き込めば、夫
々8ビットの480行768列の768×480個の画素信号から成
る修正処理された1フレーム分のデジタル輝度信号(静
止画信号)が得られることに成る。
この出力端子(53)からの1フレーム分のデジタル輝
度信号(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)
で再生すれば、相手側の静止画伝送装置において、上述
の修正された静止画が、一層細かく修正されることに成
る。尚、この修正も、補間による静止画の粗さのみなら
ず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正することができ
る。
度信号(静止画信号)を、第6図のモニタ受像機(8)
で再生すれば、相手側の静止画伝送装置において、上述
の修正された静止画が、一層細かく修正されることに成
る。尚、この修正も、補間による静止画の粗さのみなら
ず、ADCT及びIADCTによる粗さをも修正することができ
る。
尚、この後も、第3、第4、・・の修正差分信号を作
成して、静止画信号の静止画をより細かく修正すること
もできるが、第2の修正差分信号までで十分であり、増
やすとしても、第3の修正差分信号までである。
成して、静止画信号の静止画をより細かく修正すること
もできるが、第2の修正差分信号までで十分であり、増
やすとしても、第3の修正差分信号までである。
尚、デジタル信号処理回路(15)によって行われるAD
CTは、その外部RAM(16)に記憶されている、量子化行
列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマンコード表
は、輝度信号並びに赤及び青色差信号の別、ビデオメモ
リ(6)に記憶されている1フレーム分の静止画デジタ
ル映像信号の内容の如何等によって、マイクロコンピュ
ータ(1)によって適切なものに書き換えると共に、AC
DTによる圧縮符号化処理される8×8個の画素信号から
成るブロック信号が、粗い静止画の静止画信号及び修正
差分信号のいずれであるか、修正差分信号の修正の度合
の如何等によって、即ち、ADCT(24)、(30)、(37)
の如何によって、マイクロコンピュータ(1)によっ
て、符号化の対象と成る信号の統計的性質を考慮した適
切なものに書き換えるようにする。
CTは、その外部RAM(16)に記憶されている、量子化行
列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマンコード表
は、輝度信号並びに赤及び青色差信号の別、ビデオメモ
リ(6)に記憶されている1フレーム分の静止画デジタ
ル映像信号の内容の如何等によって、マイクロコンピュ
ータ(1)によって適切なものに書き換えると共に、AC
DTによる圧縮符号化処理される8×8個の画素信号から
成るブロック信号が、粗い静止画の静止画信号及び修正
差分信号のいずれであるか、修正差分信号の修正の度合
の如何等によって、即ち、ADCT(24)、(30)、(37)
の如何によって、マイクロコンピュータ(1)によっ
て、符号化の対象と成る信号の統計的性質を考慮した適
切なものに書き換えるようにする。
尚、直流用及び交流用ハフマンコード表は、ハフマン
符号化する信号の統計的性質を考慮して作成することに
よって、ハフマン符号化による圧縮率を高くすることが
できる。尚、一般の可変長符号化についても同様のこと
が言える。
符号化する信号の統計的性質を考慮して作成することに
よって、ハフマン符号化による圧縮率を高くすることが
できる。尚、一般の可変長符号化についても同様のこと
が言える。
又、デジタル信号処理回路(15)によって、行われる
IADCT(40)、(26)及び(46)、(32)及び(51)、
(37)における、外部RAM(16)に記憶されている、量
子化行列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマンコ
ード表、夫々対応するADCT(24)、(30)、(37)にお
ける外部RAM(16)に記憶される量子化行列、直流用ハ
フマンコード表、交流用ハフマンコード表に応じて書き
換えられる。
IADCT(40)、(26)及び(46)、(32)及び(51)、
(37)における、外部RAM(16)に記憶されている、量
子化行列、直流用ハフマンコード表、交流用ハフマンコ
ード表、夫々対応するADCT(24)、(30)、(37)にお
ける外部RAM(16)に記憶される量子化行列、直流用ハ
フマンコード表、交流用ハフマンコード表に応じて書き
換えられる。
上述した実施例の静止画伝送装置では、例えば、デジ
タル輝度信号(静止画信号)の場合、フレームメモリ
に、480行768列の行列を構成する768×480個の画素信号
から成る1フレーム分のデジタル輝度信号が記憶されて
おり、これを32行32列の行列を構成するブロック信号
(第1のブロック信号と呼ぶことにする)に分割する。
これにより、このフレームメモリには、15行24列の行列
を構成する24×15個の第1のブロック信号が記憶されて
いることに成る。
タル輝度信号(静止画信号)の場合、フレームメモリ
に、480行768列の行列を構成する768×480個の画素信号
から成る1フレーム分のデジタル輝度信号が記憶されて
おり、これを32行32列の行列を構成するブロック信号
(第1のブロック信号と呼ぶことにする)に分割する。
これにより、このフレームメモリには、15行24列の行列
を構成する24×15個の第1のブロック信号が記憶されて
いることに成る。
そして、この15行24列の行列を構成する24×15個の第
1のブロック信号に対し、第1行の左端から右端へ、第
2行の左端から右端へ、・・・・・・、第15行の左端か
ら右端へと順次、低域通過濾波・1/2間引き処理を行っ
て、夫々16行16列の行列を構成する16×16個の画素信号
から成るブロック信号(第2のブロック信号と呼ぶこと
にする)を得て、夫々を順次にメモリ(第1のメモリと
呼ぶことにする)に15行24列の行列を構成するように書
き込み、その第1のメモリから読み出した各第1のブロ
ック信号を、それが第1のメモリに記憶される毎に、低
域通過濾波・1/2間引き処理を行って、夫々8行8列の
行列を構成する8×8個の画素信号から成るブロック信
号(第3のブロック信号)を得て、メモリ(第2のメモ
リと呼ぶことにする)書き込むようにしている。
1のブロック信号に対し、第1行の左端から右端へ、第
2行の左端から右端へ、・・・・・・、第15行の左端か
ら右端へと順次、低域通過濾波・1/2間引き処理を行っ
て、夫々16行16列の行列を構成する16×16個の画素信号
から成るブロック信号(第2のブロック信号と呼ぶこと
にする)を得て、夫々を順次にメモリ(第1のメモリと
呼ぶことにする)に15行24列の行列を構成するように書
き込み、その第1のメモリから読み出した各第1のブロ
ック信号を、それが第1のメモリに記憶される毎に、低
域通過濾波・1/2間引き処理を行って、夫々8行8列の
行列を構成する8×8個の画素信号から成るブロック信
号(第3のブロック信号)を得て、メモリ(第2のメモ
リと呼ぶことにする)書き込むようにしている。
ところで、ブロック信号を構成する各画素信号に対す
る低域通過濾波処理は、ある画素信号を、その画素信号
及びその周囲の8個の画素信号、即ち、計9個の画素信
号のレベルの加重平均のレベルの画素信号に置き換える
ことを意味する。従って、第2のブロック信号を低域通
過濾波処理するためには、17行17列の行列を構成する17
×17個の画素信号を必要とする。
る低域通過濾波処理は、ある画素信号を、その画素信号
及びその周囲の8個の画素信号、即ち、計9個の画素信
号のレベルの加重平均のレベルの画素信号に置き換える
ことを意味する。従って、第2のブロック信号を低域通
過濾波処理するためには、17行17列の行列を構成する17
×17個の画素信号を必要とする。
そこで、第1のメモリの左上隅の第2のブロック信号
に対し、低域通過濾波処理を行って、第3のブロック信
号を得るためには、その第2のブロック信号の上側及び
左側並びにその角部の外側に、16+16+1=33個の画素
信号を仮想的に設け、その仮想の画素信号のレベルとし
て、画素信号の最小乃至最大レベルの真中のレベル、又
は、その内側の16+16−1=31個の画素信号を採用する
ようにすれば良い。
に対し、低域通過濾波処理を行って、第3のブロック信
号を得るためには、その第2のブロック信号の上側及び
左側並びにその角部の外側に、16+16+1=33個の画素
信号を仮想的に設け、その仮想の画素信号のレベルとし
て、画素信号の最小乃至最大レベルの真中のレベル、又
は、その内側の16+16−1=31個の画素信号を採用する
ようにすれば良い。
又、この第1のメモリの左上隅の第2のブロック信号
の右隣の第2のブロック信号に対し、低域通過濾波処理
を行うためには、その第2のブロック信号の上側及びそ
の角部の外側に、仮想の17個の画素信号を設けて、その
仮想の画素信号のレベルとして、画素信号の最小乃至最
大レベルの真中のレベル、又は、その下側及び左上隅の
16+1=17個の画素信号のレベルを採用すると共に、第
1のメモリの左上隅の第2のブロック信号の右側の1列
の8個の画素信号を用いれば良い。又、これに続く、第
1行の各第2のブロック信号に対しては、これと同様に
して、低域通過濾波処理を行えば良い。
の右隣の第2のブロック信号に対し、低域通過濾波処理
を行うためには、その第2のブロック信号の上側及びそ
の角部の外側に、仮想の17個の画素信号を設けて、その
仮想の画素信号のレベルとして、画素信号の最小乃至最
大レベルの真中のレベル、又は、その下側及び左上隅の
16+1=17個の画素信号のレベルを採用すると共に、第
1のメモリの左上隅の第2のブロック信号の右側の1列
の8個の画素信号を用いれば良い。又、これに続く、第
1行の各第2のブロック信号に対しては、これと同様に
して、低域通過濾波処理を行えば良い。
又、第1のメモリの左上隅の第2のブロック信号の直
ぐ下の第2のブロック信号に対し、低域通過濾波処理を
行うためには、その第2のブロック信号の左側及びその
角部の外側に、仮想の17個の画素信号を設けて、その仮
想の画素信号のレベルとして、画素信号の最小乃至最大
レベルの真中のレベル、又は、その右側及び左上隅の16
+1=17個の画素信号のレベルを採用すると共に、第1
のメモリの左上隅の第2のブロック信号の下側の1行の
8個の画素信号を用いれば良い。又、これに続く、第1
列の各第2のブロック信号に対しては、これと同様にし
て、低域通過濾波を行えば良い。
ぐ下の第2のブロック信号に対し、低域通過濾波処理を
行うためには、その第2のブロック信号の左側及びその
角部の外側に、仮想の17個の画素信号を設けて、その仮
想の画素信号のレベルとして、画素信号の最小乃至最大
レベルの真中のレベル、又は、その右側及び左上隅の16
+1=17個の画素信号のレベルを採用すると共に、第1
のメモリの左上隅の第2のブロック信号の下側の1行の
8個の画素信号を用いれば良い。又、これに続く、第1
列の各第2のブロック信号に対しては、これと同様にし
て、低域通過濾波を行えば良い。
又、第1のメモリに記憶される15行24列の行列を構成
する24×15個の第2のブロック信号に対し、第1行の左
端から右端へ、第2行の左端から右端へ、・・・・・
・、第15行の左端から右端へ、と順次、低域通過濾波・
1/2間引き処理を行って、夫々8行8列の行列を構成す
る8×8個の画素信号から成る第3のブロック信号を得
て、夫々を順次に第2のメモリに15行24列の行列を構成
するように書き込む場合に、上側の第1行及び左側の第
1列の第2のブロック信号を除く各第2のブロック信号
に対して、低域通過濾処理を行うときは、第4図に示す
如く、その16行16列の行列を構成する16×16個の画素信
号に、その第2のブロック信号に隣接するその上側、左
側及び左上角の各第2のブロック信号の、16+16+1=
33個の画素信号を付加して得た、17行17列の行列を構成
する17×17個の画素信号に対し低域通過濾波処理を行
う。
する24×15個の第2のブロック信号に対し、第1行の左
端から右端へ、第2行の左端から右端へ、・・・・・
・、第15行の左端から右端へ、と順次、低域通過濾波・
1/2間引き処理を行って、夫々8行8列の行列を構成す
る8×8個の画素信号から成る第3のブロック信号を得
て、夫々を順次に第2のメモリに15行24列の行列を構成
するように書き込む場合に、上側の第1行及び左側の第
1列の第2のブロック信号を除く各第2のブロック信号
に対して、低域通過濾処理を行うときは、第4図に示す
如く、その16行16列の行列を構成する16×16個の画素信
号に、その第2のブロック信号に隣接するその上側、左
側及び左上角の各第2のブロック信号の、16+16+1=
33個の画素信号を付加して得た、17行17列の行列を構成
する17×17個の画素信号に対し低域通過濾波処理を行
う。
尚、第4図に示す如く、16行16列の行列を構成する16
×16個の画素信号から成る第2のブロック信号は、32行
32列の行列を構成する32×32個の画素信号から成る第1
のブロック信号の左側、上側及び左上隅に、32+32+1
=65個の画素信号を付加した、33行33列の行列を構成す
る33×33個の画素信号を参照して得たものであり、16行
16列の行列を構成する16×16個の画素信号から成る第2
のブロック信号の左側、上側及び左上隅に、16+16+1
=33個の画素信号を付加した、17行17列の行列を構成す
る17×17個の画素信号は、第1のブロック信号の左側、
上側及び左上隅に、32+32+4=68個の画素信号を付加
した、35行35列の行列を構成する35×35個の画素信号を
参照して得たものと成ることが分かる。
×16個の画素信号から成る第2のブロック信号は、32行
32列の行列を構成する32×32個の画素信号から成る第1
のブロック信号の左側、上側及び左上隅に、32+32+1
=65個の画素信号を付加した、33行33列の行列を構成す
る33×33個の画素信号を参照して得たものであり、16行
16列の行列を構成する16×16個の画素信号から成る第2
のブロック信号の左側、上側及び左上隅に、16+16+1
=33個の画素信号を付加した、17行17列の行列を構成す
る17×17個の画素信号は、第1のブロック信号の左側、
上側及び左上隅に、32+32+4=68個の画素信号を付加
した、35行35列の行列を構成する35×35個の画素信号を
参照して得たものと成ることが分かる。
次に、第5図を参照して、第1図の符号化系及び復号
化系における低域濾波・1/2間引き処理及び2/1補間処理
及び第4図における低域濾波・1/2間引き処理について
補足説明を行う。尚、第5図においては、簡単のため、
第1のブロック信号を、8行8列の行列を構成する8×
8個の画素信号にて構成し、第2のブロック信号を、4
行4列の行列を構成する4×4個の画素信号にて構成
し、第3のブロック信号を、2行2列の行列を構成する
2×2個の画素信号にて構成している。
化系における低域濾波・1/2間引き処理及び2/1補間処理
及び第4図における低域濾波・1/2間引き処理について
補足説明を行う。尚、第5図においては、簡単のため、
第1のブロック信号を、8行8列の行列を構成する8×
8個の画素信号にて構成し、第2のブロック信号を、4
行4列の行列を構成する4×4個の画素信号にて構成
し、第3のブロック信号を、2行2列の行列を構成する
2×2個の画素信号にて構成している。
第5図Aでは、第1のブロック信号に対し、8+8+
1=17個の画素信号を追加した、9行9列の行列を構成
する9×9個の画素信号(破線にて示した小さい矩形)
に対し、低域通過濾波・1/2間引き処理して、第2のブ
ロック信号(4行4列の行列を構成する4×4個の画素
信号)(実線にて示した小さい矩形で、その内部がドッ
トで埋められている)を得ている。
1=17個の画素信号を追加した、9行9列の行列を構成
する9×9個の画素信号(破線にて示した小さい矩形)
に対し、低域通過濾波・1/2間引き処理して、第2のブ
ロック信号(4行4列の行列を構成する4×4個の画素
信号)(実線にて示した小さい矩形で、その内部がドッ
トで埋められている)を得ている。
第5図Bでは、第5図Aで得た第2のブロック信号に
対し、4+4+1=13の画素信号を追加した、5行5列
の行列を構成する5×5個の画素信号(破線にて示した
小さい矩形で、その内部がドットで埋められている)に
対し、低域通過濾波・1/2間引き処理して、第3のブロ
ック信号(2行2列の行列を構成する2×2個の画素信
号)(実線にて示した小さい矩形で、その内部が斜線で
埋められている)を得ている。そして、境界線aの右下
部分の第3のブロック信号が、ADCT処理される。
対し、4+4+1=13の画素信号を追加した、5行5列
の行列を構成する5×5個の画素信号(破線にて示した
小さい矩形で、その内部がドットで埋められている)に
対し、低域通過濾波・1/2間引き処理して、第3のブロ
ック信号(2行2列の行列を構成する2×2個の画素信
号)(実線にて示した小さい矩形で、その内部が斜線で
埋められている)を得ている。そして、境界線aの右下
部分の第3のブロック信号が、ADCT処理される。
第5図Cでは、ADCT処理された第3のブロック信号
が、IADCT処理されて得られた第3のブロック信号を構
成する2行2列の行列を構成する2×2個の画素信号
(実線にて示す小さい矩形で、そ内部が斜線で埋められ
ている)及びこの第3のブロック信号の上側及び左側の
第2のブロック信号の6個の画素信号(破線にて示す小
さい矩形で、その内部がドット及び破線の斜線で埋めら
れている)を利用して、水平及び垂直方向において、一
対の画素信号の中間に、その一対の画素信号のレベルの
平均値のレベルの画素信号(実線にて示した小さい矩形
で、その内部がドットで埋められている)を補間して、
第2のブロック信号(実線にて示した小さい矩形で、そ
の内部が斜線及びドットで埋められている)を得てい
る。そして、境界線bの右下部分の第2のブロック信号
が、第5図Dで2/1補間される。
が、IADCT処理されて得られた第3のブロック信号を構
成する2行2列の行列を構成する2×2個の画素信号
(実線にて示す小さい矩形で、そ内部が斜線で埋められ
ている)及びこの第3のブロック信号の上側及び左側の
第2のブロック信号の6個の画素信号(破線にて示す小
さい矩形で、その内部がドット及び破線の斜線で埋めら
れている)を利用して、水平及び垂直方向において、一
対の画素信号の中間に、その一対の画素信号のレベルの
平均値のレベルの画素信号(実線にて示した小さい矩形
で、その内部がドットで埋められている)を補間して、
第2のブロック信号(実線にて示した小さい矩形で、そ
の内部が斜線及びドットで埋められている)を得てい
る。そして、境界線bの右下部分の第2のブロック信号
が、第5図Dで2/1補間される。
第5図Dでは、第5図Cで得た第2のブロック信号を
構成する4行4列の行列を構成する4×4個の画素信号
(実線にて示す小さい矩形で、その内部がドットで埋め
られている)及びこの第2のブロック信号の左側の第2
のブロック信号の4個の画素信号(破線にて示す小さい
矩形で、その内部がドットで埋められている)を利用し
て、水平及び垂直方向において、一対の画素信号の中間
に、その一対の画素信号のレベルの平均値のレベルの画
素信号(実線にて示した小さい矩形で、その内部がドッ
トで埋められている)を補間して、第3のブロック信号
(実線にて示す小さい矩形で、ドットで埋められたもの
及び埋められていないもの)を得ている。
構成する4行4列の行列を構成する4×4個の画素信号
(実線にて示す小さい矩形で、その内部がドットで埋め
られている)及びこの第2のブロック信号の左側の第2
のブロック信号の4個の画素信号(破線にて示す小さい
矩形で、その内部がドットで埋められている)を利用し
て、水平及び垂直方向において、一対の画素信号の中間
に、その一対の画素信号のレベルの平均値のレベルの画
素信号(実線にて示した小さい矩形で、その内部がドッ
トで埋められている)を補間して、第3のブロック信号
(実線にて示す小さい矩形で、ドットで埋められたもの
及び埋められていないもの)を得ている。
上述せる第1の本発明によれば、入力画像信号を記憶
する画像メモリと、その画像メモリに記憶されている画
像信号を帯域制限した後にサブサンプルするサブサンプ
ル手段と、そのサブサンプル手段から得られた所定数の
画素からなるブロック単位で画像信号を符号化する符号
化手段と、その符号化手段の出力信号を伝送する伝送手
段とを有し、サブサンプル手段は、ブロック単位で関連
する入力画像信号を処理する毎に、その処理された入力
画像データを符号化手段に供給し、サブサンプル手段の
帯域制限及びサブサンプル処理と符号化手段による符号
化処理とを、ブロック単位で連続して行うようにしたの
で、画像信号のブロック符号化及びそのブロック符号化
された画像信号の伝送に要する時間の短縮化を図ること
のできる画像伝送装置を得ることができる。
する画像メモリと、その画像メモリに記憶されている画
像信号を帯域制限した後にサブサンプルするサブサンプ
ル手段と、そのサブサンプル手段から得られた所定数の
画素からなるブロック単位で画像信号を符号化する符号
化手段と、その符号化手段の出力信号を伝送する伝送手
段とを有し、サブサンプル手段は、ブロック単位で関連
する入力画像信号を処理する毎に、その処理された入力
画像データを符号化手段に供給し、サブサンプル手段の
帯域制限及びサブサンプル処理と符号化手段による符号
化処理とを、ブロック単位で連続して行うようにしたの
で、画像信号のブロック符号化及びそのブロック符号化
された画像信号の伝送に要する時間の短縮化を図ること
のできる画像伝送装置を得ることができる。
又、上述せる第2の本発明によれば、入力画像信号を
帯域制限した後にサブサンプルして、サブサンプルされ
た画像信号を生成し、そのサブサンプルされた画像信号
を所定数の画素からなるブロック単位で符号化して、符
号化信号を生成し、その符号化信号を伝送するようにし
た画像伝送方法において、ブロック単位で関連する入力
画像信号を帯域制限及びサブサンプル処理する毎に、そ
の処理された入力画像データをブロック単位で符号化処
理し、帯域制限及びサブサンプル処理と符号化処理と
を、ブロック単位で連続して行うようにしたので、画像
信号のブロック符号化及びそのブロック符号化された画
像信号の伝送に要する時間の短縮化を図ることのできる
画像伝送方法を得ることができる。
帯域制限した後にサブサンプルして、サブサンプルされ
た画像信号を生成し、そのサブサンプルされた画像信号
を所定数の画素からなるブロック単位で符号化して、符
号化信号を生成し、その符号化信号を伝送するようにし
た画像伝送方法において、ブロック単位で関連する入力
画像信号を帯域制限及びサブサンプル処理する毎に、そ
の処理された入力画像データをブロック単位で符号化処
理し、帯域制限及びサブサンプル処理と符号化処理と
を、ブロック単位で連続して行うようにしたので、画像
信号のブロック符号化及びそのブロック符号化された画
像信号の伝送に要する時間の短縮化を図ることのできる
画像伝送方法を得ることができる。
第1図は本発明の実施例の階層圧縮符号化及び階層伸長
復号化の説明図、第2図は実施例の符号化の説明図、第
3図は実施例の復号化の説明図、第4図は実施例の低域
通過濾波・間引き処理の説明図、第5図は実施例の低域
通過濾波・間引き処理及び補間の説明図、第6図は従来
の静止画伝送装置を示すブロック線図、第7図は従来例
の符号化の説明図、第8図は従来例の階層符号化及び階
層復号化を示すブロック線図、第9図は従来例の階層符
号化及び階層復号化の説明図である。 (1)はマイクロコンピュータ、(6)はビデオメモリ
(フレームメモリ)、(12)は通信処理回路/インター
フェース、(13)は伝送線路、(14)は通信用メモリ、
(16)はその外部RAM、(17)はその内部RAM、(21)、
(23)は低域通過濾波・1/2間引き処理、(27)、(3
4)、(41)、(43)、(48)は夫々2/1補間処理、(2
9)、(36)は減算濾波処理、(33)、(47)、(52)
は加算濾波処理である。
復号化の説明図、第2図は実施例の符号化の説明図、第
3図は実施例の復号化の説明図、第4図は実施例の低域
通過濾波・間引き処理の説明図、第5図は実施例の低域
通過濾波・間引き処理及び補間の説明図、第6図は従来
の静止画伝送装置を示すブロック線図、第7図は従来例
の符号化の説明図、第8図は従来例の階層符号化及び階
層復号化を示すブロック線図、第9図は従来例の階層符
号化及び階層復号化の説明図である。 (1)はマイクロコンピュータ、(6)はビデオメモリ
(フレームメモリ)、(12)は通信処理回路/インター
フェース、(13)は伝送線路、(14)は通信用メモリ、
(16)はその外部RAM、(17)はその内部RAM、(21)、
(23)は低域通過濾波・1/2間引き処理、(27)、(3
4)、(41)、(43)、(48)は夫々2/1補間処理、(2
9)、(36)は減算濾波処理、(33)、(47)、(52)
は加算濾波処理である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419
Claims (2)
- 【請求項1】入力画像信号を記憶する画像メモリと、 該画像メモリに記憶されている画像信号を帯域制限した
後にサブサンプルするサブサンプル手段と、 該サブサンプル手段から得られた所定数の画素からなる
ブロック単位で画像信号を符号化する符号化手段と、 該符号化手段の出力信号を伝送する伝送手段とを有し、 上記サブサンプル手段は、上記ブロック単位で関連する
入力画像信号を処理する毎に、その処理された入力画像
データを上記符号化手段に供給し、 上記サブサンプル手段の帯域制限及びサブサンプル処理
と上記符号化手段による符号化処理とを、上記ブロック
単位で連続して行うようにしたことを特徴とする画像伝
送装置。 - 【請求項2】入力画像信号を帯域制限した後にサブサン
プルして、サブサンプルされた画像信号を生成し、該サ
ブサンプルされた画像信号を所定数の画素からなるブロ
ック単位で符号化して、符号化信号を生成し、該符号化
信号を伝送するようにした画像伝送方法において、 上記ブロック単位で関連する入力画像信号を帯域制限及
びサブサンプル処理する毎に、その処理された入力画像
データを上記ブロック単位で符号化処理し、 上記帯域制限及びサブサンプル処理と上記符号化処理と
を、上記ブロック単位で連続して行うことを特徴とする
画像伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9440189A JP2841452B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 画像伝送装置及び画像伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9440189A JP2841452B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 画像伝送装置及び画像伝送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02272971A JPH02272971A (ja) | 1990-11-07 |
JP2841452B2 true JP2841452B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=14109233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9440189A Expired - Fee Related JP2841452B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 画像伝送装置及び画像伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2841452B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146684A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-06 | Nec Corp | フレ−ム間符号化・復号化方式および装置 |
JP2825482B2 (ja) * | 1986-08-02 | 1998-11-18 | ソニー株式会社 | ディジタル画像信号の補間装置 |
JPS6348088A (ja) * | 1986-08-15 | 1988-02-29 | Sony Corp | ディジタル画像信号の補間装置及び補間方法 |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP9440189A patent/JP2841452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.88[300] IE88−80(1988.11.25)p.63−70 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02272971A (ja) | 1990-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |