[go: up one dir, main page]

JP2838898B2 - 選択的分極移転パルス列による磁気共鳴スペクトルの容積選択的決定装置 - Google Patents

選択的分極移転パルス列による磁気共鳴スペクトルの容積選択的決定装置

Info

Publication number
JP2838898B2
JP2838898B2 JP1156631A JP15663189A JP2838898B2 JP 2838898 B2 JP2838898 B2 JP 2838898B2 JP 1156631 A JP1156631 A JP 1156631A JP 15663189 A JP15663189 A JP 15663189A JP 2838898 B2 JP2838898 B2 JP 2838898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
resonance signal
generating
volume
programmed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1156631A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0246826A (ja
Inventor
ピーテル ヴァン スタペレ レールト
ヒールスチャプ アレンド
アントニー デン ホランダー ヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=19852502&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2838898(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPH0246826A publication Critical patent/JPH0246826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838898B2 publication Critical patent/JP2838898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/483NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
    • G01R33/4833NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第1種の核と第2種の核とを含有し、定常
かつ一様な磁場中に配置される体の容積部分で発生さ
れ、rf電磁パルスの少なくとも部分的に一致する第1の
パルス列と第2のパルス列であって、第1のパルス列は
第1,第2及び第3のrfパルスからなり、第2のパルス列
は第4及び第5のrfパルスからなり、パルスは待機期間
により互いに離間せしめられる第1のパルス列と第2の
パルス列において、第1種の核の核スピンから第2種の
核の核スピンへの分極移転により得られる少なくとも1
つの磁気共鳴信号からスペクトルを決定する方法に関す
る。
また本発明は、定常かつ一様な磁場を発生せしめる手
段と、rf電磁パルスを用いて体の内の第1種の核の核ス
ピンから体の内の第2種の核の核スピンへの分極転移に
より体の容積部分内で共鳴信号を発生せしめる手段と、
少なくとも1つの磁場の勾配を発生せしめる手段と、磁
気共鳴信号を受信し、検波し、サンプリングする手段
と、スペクトルをディスプレイするディスプレイ手段
と、サンプリング手段により得られるサンプル値からス
ペクトルを決定するプログラムされた演算手段を有する
処理手段とからなる、少なくとも1つの磁気共鳴信号か
らスペクトルを決定する装置に関する。この種の方法
は、ジャーナル オブ マグネチック レゾナンス 6
1,392−395頁,1985年のW.P.オーエ他による「ローカラ
イズド 13C NMR スペクトラ ウィズ、エンハンスト
センシティビティ オブテインド バイボリューム−
セレクチブ エクサイテーション」から公知である。か
かる方法では、検査さるべき体は、定常かつ一様な磁気
B0内に配置される。体は、第1種の核、例えば陽子1H
と、第2種の核、例えば炭素同位体13Cとを含有する。
前記の方法によれば、まず体の容積部分が束縛陽子の化
学シフト範囲が小さいため陽子磁化の適切な局在化が行
ないうる陽子の各スピンに基いて選択され、その後局在
化された陽子磁化を同一容積部分内で陽子に結合された
13C核へ移転せしめるために分極転移が行なわれる。こ
の方法には、従来の13C分光学的方法と比べて、感度が
改善され、いわゆる13C感受容積の局在化がより正確で
あるという利点がある。容積選択後の分極移転について
は、体はrf電磁パルス列と第2のパルス列にさらされ
る。第1のパルス列は1Hに作用し、順次rfパルス(90
゜),第2のrfパルス(180゜)及び第3のrfパルス
(パルス角度は可変)からなる。第2のパルス列は13C
に作用し、第4のrfパルス(90゜)及び第5のrfパルス
(180゜)からなる。1H及び13Cに対するパルスは、少な
くとも1つの磁気共鳴信号からスペクトルを決定する装
置中の別々の送信コイルを通じて体に印加される。第4
のrfパルスは第2のrfパルスに一致し、第5のrfパルス
は第3のrfパルスに一致する。前記の文献ではパルス間
の待機期間は、Jを第1種と第2種との核スピン間の結
合定数として、(2J)-1sである。第5のrfパルスに続
いて待機時間(2J)-1経過後、共鳴信号が束縛13Cにつ
いて得られるが、この信号よりサンプリング及びフーリ
エ変換後にスペクトルが得られる。適切な信号雑音化を
達成するには多数の共鳴信号の平均をとることが必要で
ある。陽子についての容積選択は、VSE(Volume Select
ive Exitation:容積選択励起)により行なわれる。VSE
は、xyz座標系中の3つの磁気勾配Gx, Gy及びGzが順次励起されその場の方向が場B0の方向に
一致し、勾配の方向は互いに直交し選択的rfパルスと非
選択的rfパルスとの組み合わせが勾配の印加中に印加さ
れる(45゜選択的,90゜非選択的及び45゜選択的)よう
にするパルス勾配列である。第1の勾配Gxは体のスライ
スを選択し(長手方向磁化がスライス内のみで存在す
る)、第2の勾配Gyはスライス中のバーを選択し、そし
て第3の勾配Gzが体のxyz容積部分を選択する。この方
法は、CHnスピン系、つまりCH,CH2及びCH3を有する分子
を含有する体に用いられる。複数の共鳴信号が必要であ
るため、スペクトル決定には相当の測定時間を要する。
本発明は特により単純で柔軟性を有するパルス列を提
供することを目的とする。
本発明による方法は、容積部分が、rfパルスの印加中
に第1のrfパルスに一致する第1のスライス選択的な場
の勾配を少なくとも用いることで選択されることを特徴
とする。その結果パルス列はrf電磁パルスの不備による
影響を受けにくくなり、測定時間全体が減らせる。
本発明の方法の一実施例は、容積部分の選択が、さら
に第2及び第3のrfパルスにそれぞれ一致する第2及び
第3のスライス選択的な場の勾配を印加することで行な
われ、第1,第2及び第3の場の勾配はそれぞれの核スピ
ンの励起を互いに交差するスライスに制限することを特
徴とする。核スピンの励起は、第1,第2及び第3のスラ
イスにそれぞれ制限される。容積はスライスの交差によ
り選択される。勾配が互いに直交して延在するように選
択されると、直交容積が選択される。rfパルスの周波数
内容及び場の勾配の強度は、検査されるスピン系の関数
として選択される。これについては以下でCHスピン系に
ついて詳述する。1H及び13Cについてのrfパルスは、そ
れぞれの体コイルの形式の発信コイルにより印加され
る。
本発明の方法の一実施例では、容積部分の選択が、さ
らに表面コイルによる第4及び第5のrfパルスを印加す
ることで行なわれ、第1の勾配は表面コイルの軸に対し
直交して延在するスライスを選択することを特徴とす
る。第1の場の勾配は、表面コイルの軸に対し直交して
延在するスライスを選択する勾配の方向を得るため勾配
Gx,Gy及びGzの線型結合とすることができる。第1のrf
パルスは、このスライス内で1H核スピンについてスライ
ス選択的とされる。表面コイルにより体に印加される第
4及び第5のrfパルスにより、13C歳差周波数で回転す
る座標系x′y′z′において13C磁化ベクトルが位置
依存的な回動をする。第4及び第5のrfパルスは、選択
されたスライス内で13C磁化ベクトルの180゜及び90゜の
回転がそれぞれ得られるように選択される必要がある。
第1,第2及び第3のパルスは体コイルにより印加され
る。体コイルと表面コイルとは互いに減結合されねばな
らない。ヨーロッパ特許出願EP 0155978は、分極移転列
についての局在化の概略的方法を開示する。しかし、こ
の方法は勾配を使用するものではない。局存化は、1H核
スピンへの第1.第2及び第3のパルスが第1の表面コイ
ルを介して印加され、13C核スピンへの第4及び第5のr
fパルスが第2の表面コイルを介して印加され、これら
の表面コイルは同一平面上にあって異なる直径を有する
ようにして形成されるいわゆる感受容積を重畳すること
で実現される。
本発明の方法の一実施例は、第4と第3とのrfパルス
の間の待機期間は、Jを第1種と第2種との核スピン間
の結合定数として(2J)-1sの奇数倍であり、rfパルス
自身間の他の待機期間及び共鳴信号が得られるまでの待
機期間は前記(2J)-1sの奇数倍以上であることを特徴
とする。これは、全ての待機期間が、例えば(2J)-1s
に選択される、つまり通常DEPT列等のいわゆるDEPT(Di
stortionless Enhancement by Polarization Transfer:
分極移転による無歪エンハンスメント)を含む。あるい
は、第3と第4とのrfパルス間の待機期間が、(2J)-1
の奇数倍に等しく選択され、他の待機期間より長くに選
択されるようにもできるが、これは列を実際に構成する
という見方からはより好ましいものである。後者の場合
は、1H核スピンへのrfパルスは、13C核スピンのrfパル
スと一致しなくなる。その結果、広帯域13Cパルスにつ
いても、勾配の切換えが13Cはパルス中には行なわれ
ず、1H核スピンへのパルス中に行わなれるから、印加が
容易になる。分極移転に関さない13Cスペクトルの場
合、13Cの化学シフトが比較的に大きいため広帯域13Cパ
ルスは局在化の問題を引き起こしうる。1H及び3Cはパル
スが同時に印加されるのでないなら、1H核スピンに局在
化は起こらず、その問題は生じない。13Cスペクトルの
一部分を調べるだけで充分なこともあるが、その場合に
はより帯域の狭い13Cパルスで足りる。
本発明の方法の一実施例は、選択された容積部分外か
らの第1種及び第2種の結合核及び第2種の非結合核に
由来する信号を抑圧するため、少なくとも1つのrfパル
スに位相巡回が適用されて、スペクトルは逆位相で得ら
れる共鳴信号から決定されることを特徴とする。CHn
ピン系の場合は、選択された容積部分外のCHn群からの
信号は無視しえない。逆位相で得られた共鳴信号の一方
から他方を減算することでかかる不要信号は除去され
る。しかし後者の方法は、生体内分光学的方法にとり重
要である体の運動の影響を受けやすい。
本発明の一実施例は、第1及び第2のパルス列は、第
2種の核スピンに作用するrf飽和パルスにより先行さ
れ、デフェージング勾配により後続されることを特徴と
する。運動の影響は、不要信号の抑圧が改善されるため
に大幅に軽減する。第1のrfパルスが、確かに長手方向
緩和時間T1内に印加されるようにすべきである。
本発明の方法の一実施例は、飽和パルスが断熱高速通
過型の90゜rfパルスであることを特徴とする。断熱高速
通過とは、磁化が所定角度を通って回動するようにrfパ
ルスの周波数をスピン共鳴周波数を通るように高速で掃
引することである。
本発明の方法の一実施例は、少なくとも1つのスライ
ス選択的な場の勾配により選択される容積について磁化
の長手方向緩和時間内において、共鳴信号が、第1及び
第2のパルスに対応するrfパルス列により少なくとも1
つの容積内で発生され前記容積に対して変位されること
を特徴とする。長手方向緩和に対する待機時間は、他の
容積の測定、つまりいわゆる「多重容積技術」に用いら
れる。
第1図は本発明による装置1を概略的に示す。装置1
は、磁石コイル2と、抵抗性コイル又は超電導コイルの
場合は直流電源3とからなる。磁石コイル2と直流電源
3とは、定常かつ一様な磁気B0を発生する手段4を構成
する。磁石コイル2が永久磁石として構成される場合に
は直流電源3は省略される。体5は磁石コイル2内に配
置される。体5は、例えばCが13C炭素同位体でHが1H
陽子である分子のCHn群における如き、互いに結合され
る第1種の核の核スピンと第2種の核の核スピンとを含
む。結合は、結合定数JCHs-1で表わされる。装置1の磁
石コイル2内に配置された体5についての動作中、(磁
気モーナントを有する核の)核スピンの少量の通過分
は、場B0と同一方向に方向付けられ平衡状態となる。巨
視的には、これが平衡磁化である磁化Μである。装置1
はrf電磁パルスを用いて、例えば体5内の第1種の核ス
ピンの体5内の第2種の核スピンへの分極移転により体
5の容積部分内の共鳴信号を発生する手段を有する。手
段6は、第1の発信器/受信器チャンネル7と第2の発
信器/受信器チャンネル8とからなる。第1の発信器/
受信器チャンネルは、rf電磁パルスを発振し、磁気共鳴
信号を受信する第1のコイル10に方向性結合器9を介し
て結合される。第1の発信器/受信器チャンネル7は、
変調器11は、増幅器12と増幅器13と、位相感知検波器14
と、搬送信号を発生する発振器15とからなる。変調器11
は、プログラム式演算手段18からなる処理手段17に結合
されるプロセスコンピュータ16により制御される。第1
の発信器/受信器チャンネル7を介して受信された磁気
共鳴信号は、位相感知検波器14で復調され、復調された
信号はA/D変換器19へ供給されて、そこでサンプリング
が行なわれる(直交検波の場合別のA/D変換器(図示せ
ず)が設けられる)サンプル値20は処理手段17へ供給さ
れる。第2の発信器/受信器チャンネル8も同一の構成
を有し、方向性結合器21と、発信器/受信器コイル22
と,変調器23と,増幅器24と,増幅器25と,位相感知検
波器26と,発振器27とからなる。位相感知検波器26は、
処理手段17へ結合されるA/D変換器28に結合される(直
交検波の場合チャンネル8は別のA/D変換器を有す
る)。装置1が分極移転を実現するパルス列を発生する
のに用いられる場合は、発振器15は第1種の核のスピン
共鳴に同調され、発振器27は第2種の核のスピンの共鳴
に同調される。第1の発信器/受信器チャンネル7を介
して第1のパルス列としてrfパルスが、体5に印加され
るようにコイル10に供給され、第2の発信器/受信器チ
ャンネル8を介して第2のパルス列としてrfパルスがや
はり体5に印加されるようコイル22に供給される。プロ
グラム式演算手段は、第1と第2のパルス列が少なくと
も部分的に一致せしめるのに適している。発振器16及び
27はプロセスコンピュータ16により制御される。コイル
22はいわゆる体コイルであり、体5に局部的照射が行な
われるようにする表面コイル29で置き換えることができ
る。体コイル22は装置1内の固定位置に配置されるが、
表面コイル29は変位しうる。装置1は、場B0に重畳され
る磁場の勾配を発生する手段30を有する。手段30は、磁
場の勾配Gxを発生する勾配磁石コイル31と,磁場の勾配
Gyを発生する勾配磁石コイル32と,磁場の勾配Gzを発生
する勾配磁石コイル33と、別々に制御可能な勾配磁石コ
イル31,32及び33に給電するようプロセスコンピュータ1
6により制御される電源34とからなる。図示の図示例で
は、勾配磁石コイル31,32及び33の空間内での配置は、
磁場の勾配Gx,Gy及びGzの場の方向は磁場B0の方向と一
致し、勾配の方向が互いに直交するよう延在することで
ある。このことは第1図中で互いに直交する軸x,y及び
zより示されている。装置1は、特に磁気勾配信号から
形成されるスペクトルをディスプレイするディスプレイ
手段35も有する。プログラム式演算手段18は、例えば第
2の発信器/受信器チャンネル8を介して得られたサン
プル値20から、例えばフーリエ変換によりスペクトルを
決定するのに適する。CH群の1Hスペクトルは、JCH1H
13Cの核スピン間スカラー結合定数とし、gammapを陽
子の磁気回転比とし、σを遮蔽定数(電子雲による遮
蔽の程度は、陽子の化学環境により決定される)とし
て、陽子共鳴周波数ω(1−σ)B0近傍の二重項ω
±πJCHを有する。CH群の13Cスペクトルは、gammac
炭素同位体13Cの回転磁気比として、13C共鳴周波数ω
=gammac(1−σ)B0近傍の二重項ω±πJCHを有
する。陽子及び13C同位体はともに核スピン1/2(スピン
アップ又はスピンダウン)を有する。結合時スピンは互
いの場の影響を受けるため、所与の状況におけるスペク
トル中1H及び13Cに二重項が発生する。スペクトル中でC
H群の13C二重項を離間した形式としないのが(信号雑音
比上)有利であることがある。これは陽子をいわゆる減
結合式に測定すること(1Hへの「硬」照射)で行なわれ
る。いわゆる化学シフトは関連する分子に依存するか
ら、スペクトルからCH群がどの分子に由来するか導き出
すことはやはり可能である。NMR装置によっての概説及
びNMRの原理についての概説については、M.A.フォスタ
ー及びJ.M.Sハッチンソンによるハンドブック「プラク
チカル NMR イメージング」1〜48頁,1987年IRLプレ
ス リミテッドを参照されたい。
第2A図は本発明によるDEPTパルス列を時間tの関数と
して示す。DEPT(Distortionless Enhancement by Pola
rization Transfer:分極移転による無歪エンハンスメン
ト)パルス列は、体の内の第1種の核の核スピンに作用
するrf電磁パルスからなる第1のパルス列と、体の内の
第2種の核の核スピンに作用するrf電磁パルスからなる
第2のパルス列とからなる。第1と第2のパルス列は部
分的に一致する。第1のパルス列は、第1種の核として
例えば陽子について、陽子歳差周波数で回転する座標系
xyz中で磁化ベクトルは90゜の角度回動せしめる第1のr
fパルスp1(いわゆる90゜パルス)と、180゜の第2rfパ
ルスp2と、可変のパルス角度を有する第3のrfパルスp3
とからなる。第2のパルス列は、第2種の核として例え
13Cについて、13C歳差周波数で回転する座標系x′
y′z′中で磁化ベクトルを90゜の角度回動せしめる好
ましくは広帯域の第4のrfパルスp4と、180゜の好まし
くは広帯域の第5のrfパルスp5とからなる。第4と第5
のパルスが広帯域パルスである場合、局在化は13Cスペ
クトルを過度にまたがらない。パルスp2とp4とは一致
し、同様にパルスp3とp5とは一致する。時点t1,t2及びt
3に印加されるパルスp1,p2及びp3は、期間(2J)-1離間
する。オーエによる前記の文献ではかかるDEPTパルス列
は、VSE(Volume Selective Excitation:容積選択励
起)により予め選択されている体の容積部分での結合さ
れた1Hと13Cの核スピン間の分極移転に用いられる。本
発明によれば容積選択は、rfパルスの印加中に行なわれ
る。パルスp1中に第1の勾配Gzが印加され、パルスp2及
びp3中に勾配Gy及びGzがそれぞれ印加される。パルスp
1,p2及びp3は第1の発信器/受信器チャンネル7を介し
て第5に印加され、パルスp4及びp5は第2の発信器/受
信器チャンネル8を介して第5に印加され、勾配Gx,Gy
及びGzはそれぞれの勾配磁石コイル31,32及び33により
印加される。時点t4付近に磁気共鳴信号が、13Cチャン
ネルである第2の発信器/受信器チャンネル8を介して
入来する。この比較的弱い13C磁化は、分極移転の結果
強化されて観測される。
本発明によるDEPTパルス列を説明するため第2B図は、
二重回転座標系、つまりz軸とz′軸とが一致するよう
にしてZ軸を中心として陽子歳差周波数で回転する座標
系xyzと、z′軸を中心として13C歳差周波数で回転する
座標系x′y′z′とにおいてDEPTパルス列をベクトル
で表わしたものである。体の内の核スピンの僅かな超過
分が場B0の方向に方向付けられる平衡状態が考えられて
いる。また例として1Hから13Cへの分極移転はCH群を有
する分子で考えられている。強化を最大にするにはパル
スp3は90゜パルスとする必要がある。xyz系では、陽子
に対する平衡磁化Μが考えられる。陽子への90゜パルス
p1は、XY平面に平衡なスライスへスライス選択的に印加
され、そこにパルスp1期間中勾配Gzが印加される。90゜
パルス終了後にはΜは90゜回動しているが、これはxyz
系bで示されている。J結合された陽子の半分は、13C
場から「上方に」影響を受け、他の半分は13C場から
「下方」に影響を受ける。以下の説明では、それぞれの
場合について場の不均質性(inhomogenties)の影響化
のデフェージング/リフェージング条件がパルスp1,p2
及びp3及びパルスp4及びp5の選択された順序により満た
されているものとする。回転xyz系では各スピンは主た
る場B0の影響を受けず、13C場の影響を受ける。陽子核
スピンは、異なる13C場により2つの同等のグループと
してデフェーズする。時間(2J)-1s経過後は、2つの
陽子のグループ間には180゜の位相差が存在する。これ
はxyz系c及びdそれぞれにより示されている。同時に
発信器/受信器7及び8を介してパルスP2及びp4がxz面
に平行なスライスにスライス選択的に印加される。これ
は、勾配Gyがパルスp2及びp4期間中に印加されるからで
ある。以下の説明ではCH群中における陽子及び13Cそれ
ぞれについての二重回転系xyz及びx′y′z′を用い
る。13C核スピンへの90゜パルスp4は、CH群の13C核スピ
ンを、2つの同等のグループ中の1H核スピンと同一方向
に方向付ける。期間t2−t3において、それぞれのグルー
プについて1H核スピンはxyz系eの+y軸に沿って方向
付けられ、13C核スピンはx′y′z′系fの−y′軸
に沿って方向付けられ、1H核スピンはxyz系gの−y軸
に沿って方向付けられ、13C核スピンはx′y′z′系
の+y′軸に沿って方向付けられるという状態が発生す
る。この場合結合は存在しなくなる。つまり2つのグル
ープにおいて核スピンは逆方向に方向付けられ、係合は
いわば打消される。これは0量子コヒーレンスとオブザ
ーバブルでない2量子コヒーレンスとの混合とみなせ
る。緩和の場合を除けばこの状況は持続する。単一スピ
ンの状態変化はおこりえず、スピン状態の変化は係合し
た様態で発生する。90゜パルスp3は1H核スピンを長手方
向に方向付ける(t3において1Hに対するリフェージング
条件が満足される)。パルスp5は13C核スピンについて
のリフェージングパルスとして用いられる、t4において
13Cに対するリフェージング条件が満足されている。
本発明においてはパルスp3及びp5は、yz平面に平行なス
ライスにスライス選択的に印加される。これは勾配Gxが
パルスp3及びp5期間中に印加されるからである。時点t4
付近で磁気共鳴信号sが発生する。13Cの1量子コヒー
レンスは13C信号として観測され、従来の13C分子光学的
技術と比較して、利得係数gammap/gammacつまり1H−13C
分極移転の場合は係数4強められて観測される。DEPTパ
ルス列自体についてのより綿密な量子理論上の説明は、
米国特許明細書US 4,521,732及びエルンスト他によるハ
ンドブック「プリンシプルズ オブ ニュークリア マ
グネチック レゾナンス イン ワン アンド ツーデ
ィメンジョン」180−201頁,オックスフォード サイエ
ンス パブリケーションス,1987年を参照されたい。DEP
Tパルス列は、CH群のほかにCH2又はCH3群は他の結合ス
ピン系にも作用しうる。CH2群の、場合には最大利得はp
3が45゜パルスの時に得られ、CH3群の場合には最大利得
はp3が約35゜の位相角度を有する時に得られる。CH,CH2
及びCH3に対する別々のスペクトルは、それぞれ45゜,90
゜及び135゜のp3位相角度によってスペクトルの結合か
ら観測することができる。
第3図は、本発明によるDEPTパルス列の変形例を示
す。第2A図と同様パルスp1,p2,p3,p4及びp5,勾配Gz,Gy
及びGx及び磁気共鳴信号sが示されているが、パルス間
の間隔が変更されている。時点t1ではパルスp1がスライ
ス選択的に印加され、時点t2ではパルスp2がスライス選
択的に印加され、時点t4ではパルスP3がスライス選択的
に印加されて1H容積部分が選択される。第2A図に示され
る如く、13Cパルスp4及びp5は、パルスp2及びp3と一致
せず、その後で選択勾配が印加されていない時点t3及び
t5で印加される。1H選択容積部分からの所望の13C共鳴
信号は、時点t6付近で観測される。期間t3−t4は(2J)
-1sである。1Hリフェージング期間t2−t4は期間t1−t2
に等しく、これは(2J)-1より長くなるように選択され
うる。13Cについての期間t3−t5に等しいリフェージン
グ期間t5−t6についても同様である。勾配Gx,Gy及びGz
は、勾配補償が起こるように選択される。t1以降のGyに
ついての時間積分はゼロである。t2の両則でのGyについ
ての時間積分は同一であり、勾配補償の条件は、Gxにつ
いても満たされている。例えば第1の例ではGxについて
の時間積分は、t4の両側で同一であるため、13C及び1H
スピンは実質上勾配の影響を受けないGx′はGxの代わり
を表わす。
本発明によるDEPTの別の変形例について以下に説明す
る。DEPTパルス列は、13Cについて体へ印加される飽和
パルスにより先行される。つまりまず13C磁化がゼロに
されることがある。観測される13C信号は、局在的に励
起された陽子と結合する13C核のみに由来する。その場
合には、選択された容積部外のCHn群の信号を除去する
のに必要であるパルスP3の位相巡回は省略できる。本発
明によるDEPTパルス列は、パルスp1のみをスライス選択
的とし、他の選択は装置の表面コイル29を介して行なわ
れるようにもできる。13Cパルス用の表面コイル29は、
13Cパルス用の体コイルから低減されねばならない。表
面コイル29の軸に直交して延在するスライスを選択する
勾配が有効に印加されるような勾配Gx,Gy及びGzの組み
合わせが選択される。パルスp4及びp5は、選択されたス
ライス内で適切に定められねばならない、つまりそれら
はスライス内で略90゜パルス及び180゜パルスでなけれ
ばならない。後者の場合には、13C核スピンへの飽和パ
ルスはどれも表面コイルにより印加される。位相巡回及
び飽和については前記の米国特許明細書US 4,521,732に
記載されている。
本発明の範囲から離れることなく多くの変形を行なう
ことが可能である。本方法は、上述のCHn系に対してだ
けでなく、例えば分子中で1Hに結合した例えば31P,19F
又は15Nに対しても用いることができる。また分極移転
にDEPTパルス列の代わりにINPET(Insensitive Nuclei
Enhancement by Polarization Transfer:分極移転によ
る無感核エンハンスメント)パルス列を用いることもで
きる。しかしかかるパルス列はスペクトルを歪ます。本
発明によれば、INPETでの1Hへのパルスはスライス選択
的にされる。INPETについては、例えばモリス及びフリ
ーマンによる「エンハンスメント オブ ニュークリア
マグネチック レゾナンス バイ ポーラリゼーショ
ン トランスファー」,ジャーナル オブ アメリカン
ケミストリー ソサイティ,760−762頁,101:3,1979年
1月に説明がある。Μ.セイナー他による「イン ビボ
13Cスペクトロスコピー ユージング ポラリゼーシ
ョン トランスフォー フォア センシチビティ エン
ハンスメント」,ブック オブ アブストラクツ オブ
ジ エスエムアームエム,1988年65頁には、いわゆるS
INEPT列が生体内分光学技術について記載されている。
本発明によれば、このSINEPT列も、その陽子パルスを勾
配を用いて第1及び第2の方向へスライス選択的にし、
その13Cパルスを勾配を用いて第3の方向へ選択的にし
て容積部分が選択されるようにして局在化分光学的技術
に適合される。分極移転パルス列は、「多重容積」の形
式ででも印加でき、平衡磁化が回復するまでの待機期間
中の容積が測定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置を概略的に示す図、第2A図は
本発明によるDEPTパルス列を示す図、第2B図は二重回転
座標系における本発明によるDEPTパルス列をベクトルで
表わした図、第3図は本発明による修正されたDEPTパル
ス列を示す図である。 1……装置、2……磁石コイル、3……直流電源、5…
…体、7,8……発信器/受信器チャンネル、9,21……方
向性結合器、10,22……コイル、11,23……変調器、12,1
3,24,25……増幅器、14,26……位相感知検波器、15,27
……発振器、16……プロセスコンピュータ、17……処理
手段、18……演算手段、19,28……A/D変換器、20……サ
ンプル値、29……表面コイル、31,32,33……勾配磁石コ
イル、34……電源、35……ディスプレイ手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン アントニー デン ホランダー オランダ国 アインド‐フェン フルー ネヴァウツウェッハ 1 (56)参考文献 特開 昭63−143043(JP,A) 特開 昭63−5734(JP,A) 特開 昭63−82351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/055

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定常かつ一様な磁場を発生させる手段と、 rf電磁パルスを用いて、対象の第1種の核の核スピンか
    ら対象の第2種の核の核スピンへの分極移転により対象
    の容積部分内で共鳴信号を発生させる手段と、 少なくとも一つの磁場の勾配を発生させる手段と、 磁気共鳴信号を受信し、検波し、サンプリングする手段
    と、 スペクトルを表示するディスプレイ手段と、 上記サンプリングする手段により得られるサンプル値か
    らスペクトルを決定するプログラムされた演算手段を有
    する処理手段とからなり、 上記第1種の核の核スピンに作用するrf電磁パルスの第
    1のパルス列は待機期間によって離間された第1、第2
    及び第3のrfパルスを含み、上記第2種の核の核スピン
    に作用するrf電磁パルスの第2のパルス列は待機期間に
    よって離間された第4及び第5のrfパルスを含み、 上記プログラムされた演算手段は、少なくとも部分的に
    一致した上記第1のパルス列と上記第2のパルス列にお
    ける第1種の核の核スピンから第2種の核の核スピンへ
    の分極移転により共鳴信号が得られるように、上記共鳴
    信号を発生させる手段を制御するため適合している、少
    なくとも一つの磁気共鳴信号からスペクトルを決定する
    装置において、 上記プログラムされた演算手段は、上記rfパルスの印加
    中に上記少なくとも一つの磁場の勾配を発生させる手段
    により発生され上記第1のrfパルスと一致する少なくと
    も第1のスライス選択的な場の勾配を用いて容積部分の
    選択が行われるように、上記共鳴信号を発生させる手段
    を制御するため適合していることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】上記プログラムされた演算手段は、上記容
    積部分の更なる選択のため、上記少なくとも一つの磁場
    の勾配を発生させる手段を用いて、上記第2及び第3の
    rfパルスに夫々一致する第2及び第3のスライス選択的
    な場の勾配を発生させ、上記第1、第2及び第3の場の
    勾配は夫々の核スピンの励起を互いに交差するスライス
    に制限するように、上記共鳴信号を発生させる手段を制
    御するため適合していることを特徴とする請求項1記載
    の装置。
  3. 【請求項3】磁気共鳴装置は表面コイルにより構成さ
    れ、 上記プログラムされた演算手段は、上記第4及び第5の
    rfパルスが上記表面コイルを用いて印加されるように上
    記共鳴信号を発生させる手段を制御し、上記第1の勾配
    が上記表面コイルの軸に対して直交するスライスを選択
    するように上記少なくとも一つの磁場の勾配を発生させ
    る手段を制御するために適合していることを特徴とする
    請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】上記プログラムされた手段は、上記第1と
    第2のパルス列が一体となってDEPTパルス列を形成する
    ように、上記共鳴信号を発生させる手段を制御するため
    適合していることを特徴とする請求項1乃至3のうちい
    ずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】上記プログラムされた手段は、Jを第1種
    の核スピンと第2種の核スピンの間の結合定数として、
    上記第4のrfパルスと上記第3のrfパルスとの間で経過
    する待機期間が(2J)-1sの奇数倍であり、rfパルス自
    身間で経過する他の待機期間及び共鳴信号が得られるま
    でに経過する待機期間が(2J)-1sの奇数倍以上である
    ように、上記共鳴信号を発生させる手段を制御するため
    適合していることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】上記プログラムされた手段は、上記第1と
    第4のrfパルスの間で経過する待機期間が(2J)-1sの
    奇数倍であり、rfパルス自身間で経過する他の待機期間
    及び共鳴信号が得られるまでに経過する待機期間が(2
    J)-1sの奇数倍以上であるように、上記共鳴信号を発生
    させる手段を制御するため適合していることを特徴とす
    る請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】上記プログラムされた手段は、上記第1と
    第2のパルス列が一体となってINEPTパルス列を形成す
    るように、上記共鳴信号を発生させる手段を制御するた
    め適合していることを特徴とする請求項1乃至3のうち
    いずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】上記共鳴信号を発生させる手段は、Cを炭
    素、Hを水素、nを正整数として、対象内のCHn系の水
    素核の核スピンから対象内のCHn系の炭素核の核スピン
    への分極移転によって上記共鳴信号を発生させるため設
    けられていることを特徴とする請求項1乃至7のうちい
    ずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】上記プログラムされた手段は、選択された
    容積部分外からの第1種及び第2種の結合核及び第2種
    の非結合核に由来する信号を抑圧するため、位相巡回が
    少なくとも一つのrfパルスに適用され、スペクトルが逆
    位相で得られた共鳴信号から決定されるように、上記共
    鳴信号を発生させる手段を制御するため適合しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項記載
    の装置。
  10. 【請求項10】上記プログラムされた手段は、第2種の
    核スピンに作用するrf飽和パルスが上記第1及び第2の
    パルス列の夫々の前に発生され、デフェージング勾配が
    印加されるように、上記共鳴信号を発生させる手段を制
    御するため適合していることを特徴とする請求項1乃至
    9のうちいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】上記プログラムされた手段は、上記飽和
    パルスが断熱通過型の90゜rfパルスであるように、上記
    共鳴信号を発生させる手段を制御することを特徴とする
    請求項1乃至9のうちいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】上記プログラムされた手段は、少なくと
    も一つのスライス選択的な場の勾配により選択された容
    積についての磁化の長手方向緩和時間内に、共鳴信号が
    上記第1及び第2のパルス列に対応するrfパルス列を用
    いて該容積に対し変位された少なくとも一つの容積内で
    発生されるように、上記共鳴信号を発生させる手段を制
    御することを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれか
    1項記載の装置。
  13. 【請求項13】定常かつ一様な磁場を発生させる手段
    と、 rf電磁パルスを用いて、対象内の第1種の核の核スピン
    から対象内の第2種の核の核スピンへの分極移転により
    対象の容積部分内で共鳴信号を発生させる手段と、 少なくとも一つの磁場の勾配を発生させる手段と、 磁気共鳴信号を受信し、検波し、サンプリングする手段
    と、 スペクトルを表示するディスプレイ手段と、 上記サンプリングする手段により得られるサンプル値か
    らスペクトルを決定するプログラムされた演算手段を有
    する処理手段とからなり、 上記第1種の核の核スピンに作用するrf電磁パルスの第
    1のパルス列は所謂SINEPT列を形成するように第1及び
    第2のパルスを含み、上記第2種の核の核スピンに作用
    するrf電磁パルスの第2のパルス列は第3のrfパルスを
    含み、 上記プログラムされた演算手段は、少なくとも部分的に
    一致した上記第1及び第2のパルス列における第1種の
    核の核スピンから第2種の核の核スピンへの分極移転に
    より共鳴信号が得られるように、上記共鳴信号を発生さ
    せる手段を制御するため適合している、少なくとも一つ
    の磁気共鳴信号からスペクトルを決定する装置におい
    て、 上記プログラムされた演算手段は、容積部分の選択が上
    記rfパルスの印加中及び勾配方向が一致しない第1、第
    2及び第3のスライス選択的な勾配の印加中に行われる
    ように、上記共鳴信号を発生させる手段を制御するため
    適合していることを特徴とする装置。
JP1156631A 1988-06-22 1989-06-19 選択的分極移転パルス列による磁気共鳴スペクトルの容積選択的決定装置 Expired - Lifetime JP2838898B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8801588 1988-06-22
NL8801588A NL8801588A (nl) 1988-06-22 1988-06-22 Werkwijze en inrichting voor het volumeselectief bepalen van een nmr-spectrum door middel van selectieve polarisatieoverdracht-pulssequenties.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246826A JPH0246826A (ja) 1990-02-16
JP2838898B2 true JP2838898B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=19852502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1156631A Expired - Lifetime JP2838898B2 (ja) 1988-06-22 1989-06-19 選択的分極移転パルス列による磁気共鳴スペクトルの容積選択的決定装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4987369A (ja)
EP (1) EP0347990B1 (ja)
JP (1) JP2838898B2 (ja)
DE (1) DE68912417T2 (ja)
IL (1) IL90649A0 (ja)
NL (1) NL8801588A (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3837317A1 (de) * 1988-11-03 1990-05-10 Philips Patentverwaltung Kernresonanzspektroskopieverfahren und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens
DE3906979A1 (de) * 1989-03-04 1990-09-06 Philips Patentverwaltung Kernspinuntersuchungsverfahren und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens
DE3912142A1 (de) * 1989-04-13 1990-10-25 Philips Patentverwaltung Verfahren fuer die kohlenstoff-kernresonanz-spektroskopie und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens
DE3914351A1 (de) * 1989-04-29 1990-10-31 Bruker Medizintech Verfahren zur aufnahme von spinresonanzspektren
US5150053A (en) * 1989-07-28 1992-09-22 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Magnetic resonance imaging of short T2 species with improved contrast
DE4024161A1 (de) * 1989-08-11 1991-02-14 Siemens Ag Pulssequenz zur schnellen ermittlung von bildern der fett- und wasserverteilung in einem untersuchungsobjekt mittels der kernmagnetischen resonanz
EP0514978B1 (en) * 1991-05-23 1997-10-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Magnetic resonance imaging method and device
US5283525A (en) * 1991-05-23 1994-02-01 U.S. Philips Corporation Method and device for the volume-selective extraction of a magnetic resonance spectrum by Hartmann-Hahn transfer
US5250898A (en) * 1991-08-09 1993-10-05 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Method and means for magnetic resonance imaging and spectroscopy using pulsed saturation transfer contrast
EP0533032B1 (en) * 1991-09-14 1998-11-04 Bruker Analytik Gmbh Slice-selective polarization transfer for localized solid-state NMR spectroscopy
US6294914B1 (en) * 1993-06-02 2001-09-25 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Method of enhancing an MRI signal
JP3676853B2 (ja) * 1994-08-03 2005-07-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 表面コイル配設により核磁化分布を決定するmr法
US6005390A (en) * 1995-03-15 1999-12-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance diagnostic apparatus
US5677628A (en) * 1995-03-15 1997-10-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance diagnostic apparatus
US7307419B2 (en) * 2004-12-20 2007-12-11 General Electric Company Method and system for spatial-spectral excitation by parallel RF transmission
DE102005040540B4 (de) * 2005-08-26 2007-05-24 Siemens Ag Verfahren und Gerät zur Nachweisverbesserung einer schwachsensitiven Atomkernart in der NMR-Spektroskopie
EP1845388A1 (en) * 2006-04-10 2007-10-17 Radboud University Nijmegen DEPT using only a single broadband transmit channel
DE102007053417A1 (de) * 2007-11-09 2009-05-14 Robert Bosch Gmbh Elektromagnetischer Schalter für E-Maschine
US20090192741A1 (en) * 2008-01-30 2009-07-30 Mensur Omerbashich Method for measuring field dynamics
US8970217B1 (en) 2010-04-14 2015-03-03 Hypres, Inc. System and method for noise reduction in magnetic resonance imaging
BR112013020496A2 (pt) 2011-02-15 2016-10-18 Koninkl Philips Nv método, aparelho e instruções para a armazenagem de mídia de armazenamento
DE102014203432B3 (de) 2014-02-26 2015-07-30 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanz-Spektroskopie mit Phasenrotation
DE102016202240A1 (de) * 2016-02-15 2017-08-17 Siemens Healthcare Gmbh Magnetresonanz-bildgebung

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4345207A (en) * 1980-04-24 1982-08-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method and apparatus for obtaining enhanced NMR signals
US4521732A (en) * 1982-03-16 1985-06-04 Pegg David T Pulse sequence for use in performing nuclear magnetic resonance spectroscopy
DE3474594D1 (en) * 1984-03-29 1988-11-17 Oxford Res Syst Method of operating a nuclear magnetic resonance spectrometer
US4866387A (en) * 1985-05-08 1989-09-12 Mcw Research Foundation, Inc. NMR detector network
US4701708A (en) * 1986-08-01 1987-10-20 General Electric Company Polarization transfer by selective homonuclear technique for suppression of uncoupled spins in NMR spectroscopy
US4843321A (en) * 1988-04-15 1989-06-27 General Electric Company Method for volume localized spectral editing of NMR signals produced by metabolites containing coupled spins

Also Published As

Publication number Publication date
IL90649A0 (en) 1990-01-18
EP0347990B1 (en) 1994-01-19
DE68912417D1 (de) 1994-03-03
NL8801588A (nl) 1990-01-16
EP0347990A1 (en) 1989-12-27
JPH0246826A (ja) 1990-02-16
DE68912417T2 (de) 1994-07-28
US4987369A (en) 1991-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2838898B2 (ja) 選択的分極移転パルス列による磁気共鳴スペクトルの容積選択的決定装置
US4665365A (en) Method for reversing residual transverse magnetization due to phase-encoding magnetic field gradients
US4297637A (en) Method and apparatus for mapping lines of nuclear density within an object using nuclear magnetic resonance
US4536712A (en) Method and apparatus for examination by nuclear magnetic resonance
US4318043A (en) Method and apparatus for rapid NMR imaging of nuclear densities within an object
US4613949A (en) Composite pulses for time reversal in NMR imaging
US5226418A (en) Phase correction of complex - difference processed magnetic resonance angiograms
US5281916A (en) NMR angiography using fast spin echo pulse sequences
JPH0332756B2 (ja)
JPH07323022A (ja) 流れ測定方法
JP3276669B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH064064B2 (ja) 核磁気共鳴方法および装置
US4684892A (en) Nuclear magnetic resonance apparatus
US4959612A (en) Method of heteronuclear decoupling in magnetic resonance spectroscopy, and device for determining a spectrum
JPH0357774B2 (ja)
JPS61100617A (ja) 核磁気共鳴を用いた流体運動測定方法及び装置
Bailes et al. NMR imaging
US4855679A (en) Magnetic resonance studies of restricted volumes
GB2128748A (en) Nuclear magnetic resonance imaging
JPS6270741A (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
GB2105853A (en) Spatially selective NMR
US5773975A (en) Method of and device for measuring the velocity of moving matter by means of magnetic resonance
JP2661935B2 (ja) 核磁化分布の測定装置
JPS63220856A (ja) 磁気共鳴システムのs/n比改善装置
JPS63194646A (ja) 磁気共振断層写真検査方法と装置