JP2834937B2 - 内燃機関ノック制御装置 - Google Patents
内燃機関ノック制御装置Info
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- JP2834937B2 JP2834937B2 JP4154999A JP15499992A JP2834937B2 JP 2834937 B2 JP2834937 B2 JP 2834937B2 JP 4154999 A JP4154999 A JP 4154999A JP 15499992 A JP15499992 A JP 15499992A JP 2834937 B2 JP2834937 B2 JP 2834937B2
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- Japan
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- ignition timing
- knock
- light load
- signal
- engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
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- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
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- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノック信号に応じて
機関点火時期をノック抑制側に補正する内燃機関ノック
制御装置に関し、特にノック発生可能性の低い軽負荷状
態の継続時間に応じてノック抑制用の補正量を減少さ
せ、軽負荷検出時の補正量のハンチングを防止した内燃
機関ノック制御装置に関するものである。
機関点火時期をノック抑制側に補正する内燃機関ノック
制御装置に関し、特にノック発生可能性の低い軽負荷状
態の継続時間に応じてノック抑制用の補正量を減少さ
せ、軽負荷検出時の補正量のハンチングを防止した内燃
機関ノック制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用多気筒エンジン等の内
燃機関においては、運転状態に応じて機関点火時期を決
定するためのECUからなる制御手段が用いられてい
る。この場合、運転状態として機関回転に同期した基準
位置信号が用いられており、基準位置信号は、クランク
角に対応した所定の基準位置を示すようになっている。
燃機関においては、運転状態に応じて機関点火時期を決
定するためのECUからなる制御手段が用いられてい
る。この場合、運転状態として機関回転に同期した基準
位置信号が用いられており、基準位置信号は、クランク
角に対応した所定の基準位置を示すようになっている。
【0003】又、運転中にノックと呼ばれる機関の異常
振動が発生すると、乗心地や燃費が劣化するうえ機関破
損等の種々の危険を招くので、ノック検出時には点火時
期を遅角側に補正してノックを抑制するため、機関のノ
ック振動を検出するノックセンサが設けられている。し
かし、機関の種々の振動発生源からのノイズによりノッ
クを誤検出するおそれがあるため、特にノック発生可能
性の低い軽負荷時には、ノック誤検出による不要な遅角
補正を行わないための種々の提案がなされている。
振動が発生すると、乗心地や燃費が劣化するうえ機関破
損等の種々の危険を招くので、ノック検出時には点火時
期を遅角側に補正してノックを抑制するため、機関のノ
ック振動を検出するノックセンサが設けられている。し
かし、機関の種々の振動発生源からのノイズによりノッ
クを誤検出するおそれがあるため、特にノック発生可能
性の低い軽負荷時には、ノック誤検出による不要な遅角
補正を行わないための種々の提案がなされている。
【0004】図3は従来の内燃機関ノック制御装置を示
す機能ブロック図であり、図において、1は機関のノッ
クを検出してノック信号Kを生成するノックセンサであ
る。2は機関の負荷等の運転状態を検出する各種センサ
であり、例えば回転信号R及び負荷信号Lを生成する。
3は各種センサ2で検出される運転状態に基づいて機関
を制御する制御手段、4は制御手段3からの点火時期θ
に対応した制御信号により駆動される点火コイルであ
る。
す機能ブロック図であり、図において、1は機関のノッ
クを検出してノック信号Kを生成するノックセンサであ
る。2は機関の負荷等の運転状態を検出する各種センサ
であり、例えば回転信号R及び負荷信号Lを生成する。
3は各種センサ2で検出される運転状態に基づいて機関
を制御する制御手段、4は制御手段3からの点火時期θ
に対応した制御信号により駆動される点火コイルであ
る。
【0005】制御手段3は、各種センサ2から運転状態
を取り込む検出部(この場合、回転信号Rを取り込む回
転検出部31及び負荷信号Lを取り込む負荷検出部32を示
す)と、回転信号R及び負荷信号Lに基づいて機関の基
本点火時期θoを算出する基本点火時期算出部33と、ノ
ック信号Kに基づいてノック抑制用の補正量即ち遅角量
θkを生成する遅角量算出部34と、遅角量θoに基づい
て基本点火時期θoを補正して最終点火時期θを生成す
る最終点火時期算出部35と、最終点火時期θを点火コイ
ル4に対する制御信号として出力する出力インタフェー
ス36と、負荷信号Lに基づいて機関の軽負荷状態を検出
すると軽負荷信号Loを生成する軽負荷検出部37とを備
えている。
を取り込む検出部(この場合、回転信号Rを取り込む回
転検出部31及び負荷信号Lを取り込む負荷検出部32を示
す)と、回転信号R及び負荷信号Lに基づいて機関の基
本点火時期θoを算出する基本点火時期算出部33と、ノ
ック信号Kに基づいてノック抑制用の補正量即ち遅角量
θkを生成する遅角量算出部34と、遅角量θoに基づい
て基本点火時期θoを補正して最終点火時期θを生成す
る最終点火時期算出部35と、最終点火時期θを点火コイ
ル4に対する制御信号として出力する出力インタフェー
ス36と、負荷信号Lに基づいて機関の軽負荷状態を検出
すると軽負荷信号Loを生成する軽負荷検出部37とを備
えている。
【0006】遅角量算出部34及び最終点火時期算出部35
は、ノック信号Kに基づいて基本点火時期θoをノック
抑制側に補正する点火時期補正部を構成している。又、
遅角量算出部34は、軽負荷検出部37から軽負荷信号Lo
が生成されたときには遅角量θkをキャンセルするよう
になっている。
は、ノック信号Kに基づいて基本点火時期θoをノック
抑制側に補正する点火時期補正部を構成している。又、
遅角量算出部34は、軽負荷検出部37から軽負荷信号Lo
が生成されたときには遅角量θkをキャンセルするよう
になっている。
【0007】次に、図3に示した従来の内燃機関ノック
制御装置の動作について説明する。通常、機関にノック
が発生しない場合はノック信号Kが生成されないため、
遅角量θkは0であり、最終点火時期算出部35は、基本
点火時期θoをそのまま最終点火時期θとする。このと
き、基本点火時期算出部33は、運転状態に含まれる基準
位置信号の立ち上がり及び立ち下がりタイミングを基準
位置とすると共に、回転信号R等の運転状態に基づきマ
ップを参照して点火時期を求め、基準位置から点火時期
までの制御時間を演算する。
制御装置の動作について説明する。通常、機関にノック
が発生しない場合はノック信号Kが生成されないため、
遅角量θkは0であり、最終点火時期算出部35は、基本
点火時期θoをそのまま最終点火時期θとする。このと
き、基本点火時期算出部33は、運転状態に含まれる基準
位置信号の立ち上がり及び立ち下がりタイミングを基準
位置とすると共に、回転信号R等の運転状態に基づきマ
ップを参照して点火時期を求め、基準位置から点火時期
までの制御時間を演算する。
【0008】しかし、機関毎のバラツキ等の諸条件によ
り点火時期の参照マップが最適でない場合は、不適切な
点火時期制御によりノックが発生する。通常、機関のノ
ックは、点火時期が進角側に制御される場合に発生し易
い。このとき、ノックセンサ1は、燃焼気筒の振動レベ
ルを検出しており、振動レベルが所定値以上に達してノ
ック発生が判定されたときには、ノック信号Kを制御手
段3に入力する。
り点火時期の参照マップが最適でない場合は、不適切な
点火時期制御によりノックが発生する。通常、機関のノ
ックは、点火時期が進角側に制御される場合に発生し易
い。このとき、ノックセンサ1は、燃焼気筒の振動レベ
ルを検出しており、振動レベルが所定値以上に達してノ
ック発生が判定されたときには、ノック信号Kを制御手
段3に入力する。
【0009】従って、遅角量算出部34は、ノック信号K
に応答して、基本点火時期θoをノック抑制側、即ち遅
角側に補正するため、遅角量θk(クランク角で3°程
度)を生成する。最終点火時期算出部35は、基本点火時
期θoを遅角量θkだけ遅角補正して最終点火時期θと
し、出力インタフェース36を介して点火コイル4に出力
する。
に応答して、基本点火時期θoをノック抑制側、即ち遅
角側に補正するため、遅角量θk(クランク角で3°程
度)を生成する。最終点火時期算出部35は、基本点火時
期θoを遅角量θkだけ遅角補正して最終点火時期θと
し、出力インタフェース36を介して点火コイル4に出力
する。
【0010】これにより、燃焼対象気筒のノックは抑制
されるが、もし、ノック信号Kが出力され続ける場合
は、更に、遅角量θkによる点火時期補正が積分され
る。そして、クランク角で10°程度の遅角補正量に達し
た時点で、何らかのノック誤検出と判定して、これ以上
の遅角補正を行わないようにする。
されるが、もし、ノック信号Kが出力され続ける場合
は、更に、遅角量θkによる点火時期補正が積分され
る。そして、クランク角で10°程度の遅角補正量に達し
た時点で、何らかのノック誤検出と判定して、これ以上
の遅角補正を行わないようにする。
【0011】一方、軽負荷検出部37は、スロットル開度
センサ等からの負荷信号Lが軽負荷を示すときに、軽負
荷信号Loを生成して遅角量算出部34に入力し、遅角量
θkが生成されないようにθkを0にキャンセルする。
これにより、軽負荷時のノック誤検出が発生しても、点
火時期の不要な遅角補正が行われることはない。
センサ等からの負荷信号Lが軽負荷を示すときに、軽負
荷信号Loを生成して遅角量算出部34に入力し、遅角量
θkが生成されないようにθkを0にキャンセルする。
これにより、軽負荷時のノック誤検出が発生しても、点
火時期の不要な遅角補正が行われることはない。
【0012】しかし、軽負荷判定時の軽負荷信号Loが
生成された時点で直ちに遅角量θkを0にキャンセルす
るため、負荷信号Lが軽負荷の境界領域で変動した場
合、遅角量θkがオンオフされることになり、ハンチン
グが発生することになる。
生成された時点で直ちに遅角量θkを0にキャンセルす
るため、負荷信号Lが軽負荷の境界領域で変動した場
合、遅角量θkがオンオフされることになり、ハンチン
グが発生することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関ノック
制御装置は以上のように、軽負荷検出部37が軽負荷信号
Loを生成すると直ちに遅角量θkをキャンセルしてい
るので、最終点火時期θのハンチングが発生するおそれ
があり、又、軽負荷信号Loが誤生成された場合には抑
制すべきノックを全く抑制することができず、機関にダ
メージを与えるという問題点があった。
制御装置は以上のように、軽負荷検出部37が軽負荷信号
Loを生成すると直ちに遅角量θkをキャンセルしてい
るので、最終点火時期θのハンチングが発生するおそれ
があり、又、軽負荷信号Loが誤生成された場合には抑
制すべきノックを全く抑制することができず、機関にダ
メージを与えるという問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、点火時期のハンチングを防止す
ると共に機関のダメージを防止して、ノック抑制の信頼
性を向上させた内燃機関ノック制御装置を得ることを目
的とする。
ためになされたもので、点火時期のハンチングを防止す
ると共に機関のダメージを防止して、ノック抑制の信頼
性を向上させた内燃機関ノック制御装置を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
ノック制御装置は、点火時期補正部が、機関の負荷信号
に基づいて軽負荷状態を検出すると軽負荷信号を生成す
る軽負荷検出部と、軽負荷信号の継続時間に応じてノッ
ク抑制用の補正量を減少させる重み付け部とを含むもの
である。
ノック制御装置は、点火時期補正部が、機関の負荷信号
に基づいて軽負荷状態を検出すると軽負荷信号を生成す
る軽負荷検出部と、軽負荷信号の継続時間に応じてノッ
ク抑制用の補正量を減少させる重み付け部とを含むもの
である。
【0016】
【作用】この発明においては、軽負荷信号を所定期間だ
け継続して認識すると、所定の減少係数分だけ遅角量を
減少させる。これにより、ハンチングを防止すると共に
ノイズによる誤検出等の影響を抑制して信頼性を向上さ
せる。
け継続して認識すると、所定の減少係数分だけ遅角量を
減少させる。これにより、ハンチングを防止すると共に
ノイズによる誤検出等の影響を抑制して信頼性を向上さ
せる。
【0017】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、3Aは制御手段3に対応しており、1、2、4及
び31〜37は前述と同様のものである。38は遅角量算出部
34と最終点火時期算出部35との間に挿入された重み付け
部であり、軽負荷信号Loの継続時間に応じて遅角量θ
kを所定係数だけ減少させるようになっている。
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、3Aは制御手段3に対応しており、1、2、4及
び31〜37は前述と同様のものである。38は遅角量算出部
34と最終点火時期算出部35との間に挿入された重み付け
部であり、軽負荷信号Loの継続時間に応じて遅角量θ
kを所定係数だけ減少させるようになっている。
【0018】図2はノック信号Kが発生したときの制御
手段3Aの処理動作を示すフローチャートであり、CTは
軽負荷信号Loの継続時間を測定するためのカウンタ
値、Nは軽負荷信号Loの継続時間判定用の所定期間
(例えば、1秒)、K(n)は重み付け部38において遅角量
θkに乗算される重み係数(初期値が1)、K(n−1)は
前回の重み係数、αは重み係数K(n)を減少させるため
の減少係数(例えば、0.5)である。
手段3Aの処理動作を示すフローチャートであり、CTは
軽負荷信号Loの継続時間を測定するためのカウンタ
値、Nは軽負荷信号Loの継続時間判定用の所定期間
(例えば、1秒)、K(n)は重み付け部38において遅角量
θkに乗算される重み係数(初期値が1)、K(n−1)は
前回の重み係数、αは重み係数K(n)を減少させるため
の減少係数(例えば、0.5)である。
【0019】次に、制御手段3Aの処理を示す図2のフロ
ーチャートを参照しながら、図1に示したこの発明の実
施例1の動作について説明する。ノック信号Kは、回転
信号R及び負荷信号Lを含む運転状態と共に制御手段3A
に入力される。
ーチャートを参照しながら、図1に示したこの発明の実
施例1の動作について説明する。ノック信号Kは、回転
信号R及び負荷信号Lを含む運転状態と共に制御手段3A
に入力される。
【0020】まず、基本点火時期算出部33は、回転信号
R及び負荷信号Lに基づいて基本点火時期θoを算出し
(ステップS1)、遅角量算出部34は、ノック信号Kに基づ
いて遅角量θkを算出し(ステップS2)、軽負荷検出部37
は、負荷信号Lが軽負荷を示すか否かを判定する(ステ
ップS3)。
R及び負荷信号Lに基づいて基本点火時期θoを算出し
(ステップS1)、遅角量算出部34は、ノック信号Kに基づ
いて遅角量θkを算出し(ステップS2)、軽負荷検出部37
は、負荷信号Lが軽負荷を示すか否かを判定する(ステ
ップS3)。
【0021】もし、軽負荷でなければ、軽負荷信号Lo
は生成されず、カウンタ値CTは0に設定され(ステッ
プS4)、重み係数K(n)は1に設定される(ステップS
5)。又、最終点火時期算出部35は、最終点火時期θを、
は生成されず、カウンタ値CTは0に設定され(ステッ
プS4)、重み係数K(n)は1に設定される(ステップS
5)。又、最終点火時期算出部35は、最終点火時期θを、
【0022】θ=θo+θk・K(n) …
【0023】から算出する(ステップS6)。このとき、K
(n)=1であるため、最終点火時期θは、基本点火時期
θoに遅角量θkが反映された値(θo+θk)となる。
(n)=1であるため、最終点火時期θは、基本点火時期
θoに遅角量θkが反映された値(θo+θk)となる。
【0024】一方、ステップS3において軽負荷と判定さ
れた場合には、軽負荷信号Loが重み付け部38に入力さ
れ、カウンタ値CTがインクリメントされ(ステップS
7)、カウンタ値CTが所定期間N以上に達したか否かを
判定する(ステップS8)。もし、カウンタ値CTが所定期
間Nに達していなければ、重み係数K(n)を変更せずに
ステップS6に進み、又、カウンタ値CTが所定期間Nに
達していれば、重み係数K(n)として、前回の重み係数
K(n−1)に減少係数αを乗算した値に設定し(ステッ
プS9)、ステップS6に進む。
れた場合には、軽負荷信号Loが重み付け部38に入力さ
れ、カウンタ値CTがインクリメントされ(ステップS
7)、カウンタ値CTが所定期間N以上に達したか否かを
判定する(ステップS8)。もし、カウンタ値CTが所定期
間Nに達していなければ、重み係数K(n)を変更せずに
ステップS6に進み、又、カウンタ値CTが所定期間Nに
達していれば、重み係数K(n)として、前回の重み係数
K(n−1)に減少係数αを乗算した値に設定し(ステッ
プS9)、ステップS6に進む。
【0025】これにより、式に従う最終点火時期θ
は、α=1/2の場合、
は、α=1/2の場合、
【0026】θ=θo+θk・K(n)/2
【0027】となり、遅角量θkの反映率が1/2にな
る。軽負荷信号Loが更に継続する場合には、次のシー
ケンスのステップS8において再びCT≧Nが判定される
ので、ステップS9に進み、重み係数K(n)は減少し続け
る。しかし、直ちにK(n)=0になることはなく段階的
に減少する。又、期間が高負荷状態となって軽負荷信号
Loが生成されなくなると、ステップS4及びS5によりカ
ウンタ値CTは0且つ重み係数K(n)は1にリセットさ
れ、再び初期状態に戻り、通常の遅角量θkによる点火
時期補正が行われる。
る。軽負荷信号Loが更に継続する場合には、次のシー
ケンスのステップS8において再びCT≧Nが判定される
ので、ステップS9に進み、重み係数K(n)は減少し続け
る。しかし、直ちにK(n)=0になることはなく段階的
に減少する。又、期間が高負荷状態となって軽負荷信号
Loが生成されなくなると、ステップS4及びS5によりカ
ウンタ値CTは0且つ重み係数K(n)は1にリセットさ
れ、再び初期状態に戻り、通常の遅角量θkによる点火
時期補正が行われる。
【0028】このように、軽負荷信号Loが生成されて
も、所定期間Nだけ継続しない限りは遅角量θkの反映
率を減少させることはなく、又、軽負荷信号Loの継続
時間に応じて段階的に遅角量θkの反映率を減少させる
ことにより、最終点火時期θは最適且つ安定に制御され
てハンチング現象は生じない。
も、所定期間Nだけ継続しない限りは遅角量θkの反映
率を減少させることはなく、又、軽負荷信号Loの継続
時間に応じて段階的に遅角量θkの反映率を減少させる
ことにより、最終点火時期θは最適且つ安定に制御され
てハンチング現象は生じない。
【0029】実施例2.尚、上記実施例では、高負荷と
なって軽負荷信号Loの生成が終了したとき、直ちにカ
ウンタ値CT及び重み係数K(n)を初期状態に復帰させ
たが、高負荷検出状態の継続時間に応じて段階的に初期
状態に復帰させてもよい。
なって軽負荷信号Loの生成が終了したとき、直ちにカ
ウンタ値CT及び重み係数K(n)を初期状態に復帰させ
たが、高負荷検出状態の継続時間に応じて段階的に初期
状態に復帰させてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、点火時
期補正部が、機関の負荷信号に基づいて軽負荷状態を検
出すると軽負荷信号を生成する軽負荷検出部と、軽負荷
信号の継続時間に応じてノック抑制用の補正量を減少さ
せる重み付け部とを含み、軽負荷信号が所定期間だけ継
続したときに減少係数分だけ遅角量を減少させるように
したので、ノイズによる誤検出等の影響が抑制され、点
火時期のハンチングを防止すると共に機関のダメージを
防止して、ノック抑制の信頼性を向上させた内燃機関ノ
ック制御装置が得られる効果がある。
期補正部が、機関の負荷信号に基づいて軽負荷状態を検
出すると軽負荷信号を生成する軽負荷検出部と、軽負荷
信号の継続時間に応じてノック抑制用の補正量を減少さ
せる重み付け部とを含み、軽負荷信号が所定期間だけ継
続したときに減少係数分だけ遅角量を減少させるように
したので、ノイズによる誤検出等の影響が抑制され、点
火時期のハンチングを防止すると共に機関のダメージを
防止して、ノック抑制の信頼性を向上させた内燃機関ノ
ック制御装置が得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図3】従来の内燃機関ノック制御装置を示す機能ブロ
ック図である。
ック図である。
1 ノックセンサ 2 各種センサ 3 制御手段 33 基本点火時期算出部 34 遅角量算出部 35 最終点火時期算出部 37 軽負荷検出部 38 重み付け部 K ノック信号 L 負荷信号 Lo 軽負荷信号 N 所定期間 α 減少係数 θ 最終点火時期 θk 遅角量(補正量) θo 基本点火時期
Claims (1)
- 【請求項1】 機関のノックを検出するノックセンサ
と、 前記機関の負荷を含む運転状態を検出する各種センサ
と、 前記運転状態に応じて前記機関を制御する制御手段とを
備え、 前記制御手段が、 前記運転状態に基づいて前記機関の基本点火時期を算出
する基本点火時期算出部と、 前記ノックセンサからのノック信号に基づいて前記基本
点火時期をノック抑制側に補正する点火時期補正部と、 を有する内燃機関ノック制御装置において、 前記点火時期補正部は、 前記機関の負荷信号に基づいて軽負荷状態を検出すると
軽負荷信号を生成する軽負荷検出部と、 前記軽負荷信号の継続時間に応じてノック抑制用の補正
量を減少させる重み付け部と、 を含むことを特徴とする内燃機関ノック制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154999A JP2834937B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 内燃機関ノック制御装置 |
US08/075,096 US5295466A (en) | 1992-06-15 | 1993-06-11 | Knock suppression apparatus for an internal combustion engine |
DE4319776A DE4319776C2 (de) | 1992-06-15 | 1993-06-15 | Klopfunterdrückungsverfahren für einen Verbrennungs-Motor sowie eine Klopfunterdrückungsvorrichtung zur Durchführung eines derartigen Verfahrens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154999A JP2834937B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 内燃機関ノック制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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