JP2831519B2 - 天井付き屋根ユニット - Google Patents
天井付き屋根ユニットInfo
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Description
成する天井付き屋根ユニットに関し、特に、壁式工法に
おけるユニット建物に適用して好適である。
式として、例えば、特開昭55−152236号公報に
記載されているように、壁式工法によるユニット建物が
広く普及している。ユニット建物は、一棟の建物を、予
めいくつかのユニットに分けて工場生産し、これらを建
築現場において施工・組立する方式の建物である。ユニ
ット建物を構成するユニットとしては、建物の居間、食
堂、寝室等の各部屋部分を構成する部屋ユニットと、建
物の屋根部分を構成する屋根ユニットとがある。壁式工
法を適用する場合、部屋ユニットは、床パネルの側縁部
に壁パネルを立設して構成され、また、屋根ユニット
は、屋根枠組の上面に屋根面材を取着して構成される。
これらのユニットは、予め工場で生産され、建築現場に
輸送されて施工・組立される。組立は、まず、部屋ユニ
ットを相互に連結した状態で基礎の上に据え付け、次
に、据え付けられた各部屋ユニットの上部に、屋根ユニ
ットを相互に連結した状態で据え付けて行われる。
ニット単位では天井パネルを備えていなかったので、天
井パネルの取着は現地施工となり、当然、天井仕上げ工
事、天井裏の電気工事等も現地で行わねばならず、この
ため、天井工事全般に対する現地施工工数が多大となっ
ていた。この状態を改善するものとして、予め工場で、
壁パネルの上部に天井パネルが取着してなる天井付き部
屋ユニット(特願平3−335012号参照)が提案さ
れている。
案に係る天井付き部屋ユニットには、雨天据付時、天井
パネルを濡らしてしまうという欠点がある。しかして、
天井パネルを構成する天井材が吸水したまま、屋根ユニ
ットを被せ、天井裏を閉塞すれば、黴を発生させ天井材
や屋根材を朽ちらせることとなって好ましくない。加え
て、予め工場で天井裏の電気工事がなされている場合に
は、天井裏に配線された電気コード類を湿らせ、漏電を
惹起するので、好ましくない。
もので、天井パネルを雨天に晒すことなく、ユニット建
物を施工・組立することができる天井付き屋根ユニット
を提供することを目的としている。
め、請求項1記載の天井付き屋根ユニットは、屋根面材
又は屋根面材を備える屋根パネルと、該屋根面材又は屋
根パネルを支持する支持構造部とを接合して形成される
屋根ユニットにおいて、前記支持構造部の下面に天井面
材を備える天井パネルが取着されてなり、天井パネルの
側縁部の少なくとも一部には天井面材が貼着されていな
いことを特徴としている。
トは、上記支持構造部に壁面材を取着するようにした請
求項1記載の天井付き屋根ユニットであることを特徴と
している。
ユニットは、予め工場で内部に給電線を配線するように
した請求項1又は2記載の天井付き屋根ユニットである
ことを特徴としている。
被せられているので、天井パネルや電気配線が雨天に晒
されることはない。それ故、雨天時でも円滑に棟上げを
行うことができると共に、天井パネルの乾きを待つ必要
がないので、次の工程に迅速に進むことができる。ま
た、天井裏の水分が閉じこめられる事態も避けることが
できるので、ユニット建物の耐久性は損なわれず、漏電
が惹起されることもない。さらにまた、天井パネルの側
縁部の少なくとも一部には天井面材が貼着されていない
ので、部屋ユニットや隣り合う屋根ユニットとの接合が
容易に行なえる。
いて説明する。図1は、この発明の一実施例である棟側
屋根ユニットの組立状態を示す斜視図、図2は、同実施
例である軒先側屋根ユニットの組立状態を示す斜視図で
ある。また、図3は、ユニット建物の屋根部分を構成す
るこの例に係る屋根1を示し、この屋根1は、棟側屋根
ユニット2と、2つの軒先側屋根ユニット3,3とから
構成されている。
説明する。棟側屋根ユニット2は、図1に示すように、
2枚の屋根パネル4,4と1枚の天井パネル5と2枚の
支持パネル6,6とから構成されている。各屋根パネル
4は、複数本の枠組材41,41,…を用いて長方形状
の屋根フレーム42を組み立て、さらに組み立てられた
屋根フレーム42の表面に構造用合板やパーティクルボ
ード等の屋根面材43を釘等で貼着して屋根構面として
形成されている。
…、野縁52,52,…、及び野縁受53,53,…等
の枠組材を用いて長方形の天井フレーム54を組み立
て、さらに組み立てられた天井フレーム54の内側に石
膏ボード等の天井面材55を嵌め込み、嵌め込まれた天
井面材55を野縁52,52,…の下面に釘止め貼着し
て形成されている。図4は天井パネル5を図1のA−A
矢視方向からみた垂直断面図であり、この図に示すよう
に、天井パネル5の厚さは外枠材51の厚さと同一とさ
れ、外枠材51と天井面材55とは下面が揃うようにさ
れている。なお、図1に示すように、天井フレーム54
の図中左右の側縁部には天井面材55が貼着されていな
い。これは、建築現場において部屋ユニットと棟側屋根
ユニット2との接合作業を容易とするものである。
を用いて、屋根パネル4及び天井パネル5を支持可能と
する支持フレーム61を組み立て、さらに組み立てられ
た支持フレーム61の表面に石膏ボードや木片セメント
板等の壁面材62を釘等で貼着して耐力壁として形成さ
れている。上記支持フレーム61は、2本の上枠63,
63と多数本の縦枠64,64,…と1本の下枠65と
から構成され、上枠63,63は、屋根パネル4,4を
傾斜状態で支持するために、棟部を中心に異なる方向に
それぞれ同一の傾斜角度で下降するように形成されてい
る。一方、下枠65は、天井パネル5を水平状態で支持
すると共に、部屋ユニットの上枠の上面に当接されて緊
結されるために、図示せぬボルト挿通孔や緊結金物具が
取着されている。
5,6を用いての棟側屋根ユニット2の形成は、2枚の
屋根パネル4,4と1枚の天井パネル5と2枚の支持パ
ネル6,6とを図1の矢印方向に組み合わせ、接合する
ことによって行われる。接合は、支持パネル6の各上枠
63にそれぞれの屋根パネル4の側縁部を、下枠65に
天井パネル5の側縁部をボルト締めや釘止め等で取着す
ることにより行われる。この結果、3種類のパネル4,
5,6が構造的に一体化されることとなる。
て説明する。軒先側屋根ユニット3は、図2に示すよう
に、1枚の屋根パネル7と1枚の天井パネル8と2枚の
支持パネル9,9とから構成されている。屋根パネル7
は、複数本の枠組材71,71,…を用いて長方形状の
屋根フレーム72を組み立て、さらに組み立てられた屋
根フレーム72の表面に構造用合板やパーティクルボー
ド等の屋根面材73を釘等で貼着して屋根構面として形
成されている。
…、野縁82,82,…、及び野縁受83,83,…等
の枠組材を用いて長方形の天井フレーム84を組み立
て、さらに組み立てられた天井フレーム84の内側に石
膏ボード等の天井面材85を嵌め込み、嵌め込まれた天
井面材85を野縁82,82,…の下面に釘止め貼着し
て形成されている。天井パネル8の厚さは、外枠材81
の厚さと同一とされ、外枠材81と天井面材85とは下
面が揃うようにされている。なお、図2に示すように、
天井フレーム84の周縁部には天井面材85が貼着され
ていない。これは、建築現場において部屋ユニットや棟
側屋根ユニット2と軒先側屋根ユニット3との接合作業
を容易とするものである。
を用いて、屋根パネル7及び天井パネル8を支持可能と
する支持フレーム91を組み立て、さらに組み立てられ
た支持フレーム91の表面に石膏ボードや木片セメント
板等の壁面材92を釘等で貼着して耐力壁として形成さ
れている。上記支持フレーム91は、1本の上枠93と
多数本の縦枠94,94,…と1本の下枠95とから構
成され、上枠93は、屋根パネル7を傾斜状態で支持す
るために、棟側屋根ユニット2の支持パネル6の上枠6
3と同一の傾斜角度で下降するように形成されている。
一方、下枠95は、天井パネル8を水平状態で支持する
と共に、部屋ユニットの上枠の上面に当接されて緊結さ
れるために、図示せぬボルト挿通孔や緊結金物具が取着
されている。
8,9を用いての軒先側屋根ユニット3の形成は、1枚
の屋根パネル7と1枚の天井パネル8と2枚の支持パネ
ル9,9とを図2の矢印方向に組み合わせ、接合するこ
とによって行われる。接合は、支持パネル9の各上枠9
3にそれぞれの屋根パネル7の側縁部を、下枠95に天
井パネル8の側縁部をボルト締めや釘止め等で取着する
ことにより行われる。この結果、3種類のパネル7,
8,9が構造的に一体化されることとなる。上記のよう
にして形成される各屋根ニット2,3,3は、建築現場
において、図5に示すように、対応する部屋ユニット1
0a,10b,10aの上枠の上に載置され、相互に連
結されて1つの屋根1を形成する。なお、天井パネルの
表面のうち天井面材が貼着されていない側縁部には、屋
根ユニット同士の接合及び屋根ユニットと部屋ユニット
との接合が完了した後、天井面材が貼着される。
には屋根面材43,73が被せられているので、天井パ
ネル5,8が雨天に晒されることはない。それ故、雨天
時でも円滑に棟上げを行うことができる。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、屋根裏の
防水性を確実にするために、屋根面材の上に防水層を設
けるようにしても良い。また、上述の実施例において
は、屋根パネル及び天井パネルを支持パネルに取着する
ようにした場合について述べたが、これに限らず、屋根
パネル、天井パネル及び支持パネルの各フレーム部分を
一体化して支持構造部とし、該支持構造部に屋根面材、
天井面材を貼着するようにしても良い。また、支持パネ
ルの面材は省略するようにしても良い。
ニットによれば、天井パネルには屋根面材が被せられて
いるので、天井パネルが雨天に晒されることはない。そ
れ故、雨天時でも円滑に棟上げを行うことができると共
に、天井パネルの乾きを待つ必要がないので、次の工程
に迅速に進むことができる。また、天井裏に水分が閉じ
こめられる事態も避けることができるので、ユニット建
物の耐久性は損なわれない。また、雨水の進入による漏
電の恐れが全くないので、予め工場で天井パネルの上に
給電線を配線することができ、このようにすれば、現場
施工工数の削減化をさらに進めることが可能となる。さ
らにまた、天井パネルの側縁部の少なくとも一部には天
井面材が貼着されていないので、部屋ユニットや隣り合
う屋根ユニットとの接合が容易に行なえる。
組立状態を示す図である。
を示す図である。
ある。
直断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 屋根面材又は屋根面材を備える屋根パネ
ルと、該屋根面材又は屋根パネルを支持する支持構造部
とを接合して形成される屋根ユニットにおいて、前記支
持構造部の下面に天井面材を備える天井パネルが取着さ
れてなり、天井パネルの側縁部の少なくとも一部には天
井面材が貼着されていないことを特徴とする天井付き屋
根ユニット。 - 【請求項2】 前記支持構造部には壁面材が取着されて
いることを特徴とする請求項1記載の天井付き屋根ユニ
ット。 - 【請求項3】 内部に給電線が配線されていることを特
徴とする請求項1又は2記載の天井付き屋根ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294951A JP2831519B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 天井付き屋根ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294951A JP2831519B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 天井付き屋根ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146393A JPH06146393A (ja) | 1994-05-27 |
JP2831519B2 true JP2831519B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17814406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4294951A Expired - Fee Related JP2831519B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 天井付き屋根ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2831519B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102044858B1 (ko) * | 2019-01-18 | 2019-11-14 | 휴센 주식회사 | 목조건물의 기초 구조물 조립시스템 |
KR102089484B1 (ko) * | 2019-01-18 | 2020-03-17 | 휴센 주식회사 | 목조건물의 지붕모듈을 포함하는 구조물 조립시스템 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0672467B2 (ja) * | 1985-06-27 | 1994-09-14 | 積水化学工業株式会社 | 屋根ユニット |
JPH0247448A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-16 | Misawa Homes Co Ltd | 屋根ユニットシステム |
JP2760453B2 (ja) * | 1990-07-17 | 1998-05-28 | ミサワホーム 株式会社 | 住宅ユニット用天井配線基盤 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4294951A patent/JP2831519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06146393A (ja) | 1994-05-27 |
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