JP2829555B2 - 微細レジストパターンの形成方法 - Google Patents
微細レジストパターンの形成方法Info
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に微細レジスト
パターンの形成方法に関するものであり、より特定的に
は、高精度で微細レジストパターンを形成できるように
改良された、微細レジストパターンの形成方法に関す
る。
パターンの形成方法に関するものであり、より特定的に
は、高精度で微細レジストパターンを形成できるように
改良された、微細レジストパターンの形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、ARCOR(Anti Ref
lective Coating on Resis
t)法の原理図である。
lective Coating on Resis
t)法の原理図である。
【0003】図1を参照して、ポジ型フォトレジスト1
の上にレジスト上層反射防止膜2が形成されている。レ
ジスト上層反射防止膜2の上には空気3が存在する。ポ
ジ型フォトレジスト1の屈折率をnR としたとき、反射
防止膜2の屈折率nA は、n R の平方根とされる。反射
防止膜2の膜厚は、λexp /4nA ×nとされる(λ
exp は、露光される光e1 の波長である。nは奇数の整
数である。)。以上の条件を満足すると、空気3と反射
防止膜2との界面で反射されてポジ型フォトレジスト1
に向かう反射光e2 と、反射防止膜2とポジ型フォトレ
ジスト1との界面で反射されてポジ型フォトレジスト1
に向かう反射光e3 とは互いに打ち消し合い、その結
果、実質的反射がなくなる。
の上にレジスト上層反射防止膜2が形成されている。レ
ジスト上層反射防止膜2の上には空気3が存在する。ポ
ジ型フォトレジスト1の屈折率をnR としたとき、反射
防止膜2の屈折率nA は、n R の平方根とされる。反射
防止膜2の膜厚は、λexp /4nA ×nとされる(λ
exp は、露光される光e1 の波長である。nは奇数の整
数である。)。以上の条件を満足すると、空気3と反射
防止膜2との界面で反射されてポジ型フォトレジスト1
に向かう反射光e2 と、反射防止膜2とポジ型フォトレ
ジスト1との界面で反射されてポジ型フォトレジスト1
に向かう反射光e3 とは互いに打ち消し合い、その結
果、実質的反射がなくなる。
【0004】ARCOR法を用いると、通常のフォトレ
ジスト単層を用いるフォトリソグラフィにおいて問題と
なる、膜内多重反射効果が抑制される。
ジスト単層を用いるフォトリソグラフィにおいて問題と
なる、膜内多重反射効果が抑制される。
【0005】すなわち、図2を参照して、曲線(1)
は、フォトレジスト単層を用いた場合のレジスト膜厚
と、レジストパターンの寸法との関係を示す。曲線
(2)は、ARCOR法を用いた場合の、レジスト膜厚
と、レジストパターンの寸法との関係を示す。図より明
らかなように、ARCOR法を用いると、レジストの膜
厚が変化しても、レジストパターンの寸法の変動は抑え
られ、ひいては、レジストパターンの寸法は安定化され
る。
は、フォトレジスト単層を用いた場合のレジスト膜厚
と、レジストパターンの寸法との関係を示す。曲線
(2)は、ARCOR法を用いた場合の、レジスト膜厚
と、レジストパターンの寸法との関係を示す。図より明
らかなように、ARCOR法を用いると、レジストの膜
厚が変化しても、レジストパターンの寸法の変動は抑え
られ、ひいては、レジストパターンの寸法は安定化され
る。
【0006】ARCOR法は、上述のように、膜内多重
反射効果を抑制する優れた方法であるが、図3を参照し
て、焦点ずれが生じた場合には、レジストの膜減りが生
じる。
反射効果を抑制する優れた方法であるが、図3を参照し
て、焦点ずれが生じた場合には、レジストの膜減りが生
じる。
【0007】図3(a)は、最適焦点の場合の、レジス
トパターンの断面形状を表わし、図3(b)は、焦点が
ずれた場合のレジストパターンの断面形状を示す。図3
(b)を参照して、焦点がずれた場合、レジスト1の上
部1aにおいて膜減りが生じている。
トパターンの断面形状を表わし、図3(b)は、焦点が
ずれた場合のレジストパターンの断面形状を示す。図3
(b)を参照して、焦点がずれた場合、レジスト1の上
部1aにおいて膜減りが生じている。
【0008】焦点ずれは、たとえば、図4を参照して、
段差を有する基板4の上に塗布されたポジ型フォトレジ
スト1に投影露光を行なう場合に生ずる。すなわち、図
4を参照して、A部分に焦点を合わせた場合には、B部
分において焦点のずれが生じ、ポジ型フォトレジスト1
の上部1aにおいて膜減りが生じる。
段差を有する基板4の上に塗布されたポジ型フォトレジ
スト1に投影露光を行なう場合に生ずる。すなわち、図
4を参照して、A部分に焦点を合わせた場合には、B部
分において焦点のずれが生じ、ポジ型フォトレジスト1
の上部1aにおいて膜減りが生じる。
【0009】レジストの膜減りの問題は、CEL技術
(Contrast Enhanced Photol
ithography)を採用する場合にも生じる。
(Contrast Enhanced Photol
ithography)を採用する場合にも生じる。
【0010】ここで、簡単に、従来のCEL技術につい
て説明する。図5は、CEL技術を採用した場合(b)
と、CEL技術を採用しない通常のフォトリソグラフィ
を比較した図である。
て説明する。図5は、CEL技術を採用した場合(b)
と、CEL技術を採用しない通常のフォトリソグラフィ
を比較した図である。
【0011】図5(a)(1)を参照して、基板4の上
にポジ型フォトレジスト1を塗布する。図5(a)
(3)を参照して、マスク5を用いて、ポジ型フォトレ
ジスト1に光を選択的に照射する。図5(a)(4)を
参照して、ポジ型フォトレジスト1を現像する。この方
法によると、図5(a)(4)に示すように、コントラ
ストが悪く、解像度が悪いという問題点があった。CE
L技術は、解像度を上げるために開発された技術であ
る。
にポジ型フォトレジスト1を塗布する。図5(a)
(3)を参照して、マスク5を用いて、ポジ型フォトレ
ジスト1に光を選択的に照射する。図5(a)(4)を
参照して、ポジ型フォトレジスト1を現像する。この方
法によると、図5(a)(4)に示すように、コントラ
ストが悪く、解像度が悪いという問題点があった。CE
L技術は、解像度を上げるために開発された技術であ
る。
【0012】図5(b)(1)を参照して、基板4の上
にポジ型フォトレジスト1を塗布する。図5(b)
(2)を参照して、ポジ型フォトレジスト1の上にコン
トラストエンハンスメント層6を塗布する。特開平2−
212851号公報にも開示されているように、コント
ラストエンハンスメント層6は、露光前には露光波長に
対する吸収が大きいが、露光されるに伴って次第に吸収
が小さくなる、すなわち、光の透過率が高くなる材料
(光消色性色素成分と称する)を含有する層である。光
消色性色素成分としては、ジアゾニウム塩、スチルバゾ
リウム塩、アリールニトロソ塩類が知られている。被膜
形成成分としては、フェノール系樹脂等が用いられる。
にポジ型フォトレジスト1を塗布する。図5(b)
(2)を参照して、ポジ型フォトレジスト1の上にコン
トラストエンハンスメント層6を塗布する。特開平2−
212851号公報にも開示されているように、コント
ラストエンハンスメント層6は、露光前には露光波長に
対する吸収が大きいが、露光されるに伴って次第に吸収
が小さくなる、すなわち、光の透過率が高くなる材料
(光消色性色素成分と称する)を含有する層である。光
消色性色素成分としては、ジアゾニウム塩、スチルバゾ
リウム塩、アリールニトロソ塩類が知られている。被膜
形成成分としては、フェノール系樹脂等が用いられる。
【0013】図5(b)(3)を参照して、マスク5を
用いて、CEL層6が塗布されたポジ型フォトレジスト
1に向けて、光を選択的に照射する。図5(b)(4)
を参照して、ポジ型フォトレジスト1を現像する。この
方法によると、ポジ型フォトレジスト1上に形成された
CEL層6は露光部分で実質的に透明となり、ひいて
は、露光部分と未露光部分との間で、コントラストが増
強される。ひいては、解像度の良いレジストパターンが
得られる。
用いて、CEL層6が塗布されたポジ型フォトレジスト
1に向けて、光を選択的に照射する。図5(b)(4)
を参照して、ポジ型フォトレジスト1を現像する。この
方法によると、ポジ型フォトレジスト1上に形成された
CEL層6は露光部分で実質的に透明となり、ひいて
は、露光部分と未露光部分との間で、コントラストが増
強される。ひいては、解像度の良いレジストパターンが
得られる。
【0014】上述のCEL法は、高解像度のレジストパ
ターンが形成できるが、図6を参照して、焦点ずれを生
じた場合には、レジスト1の膜減りが生じるという問題
点があった。
ターンが形成できるが、図6を参照して、焦点ずれを生
じた場合には、レジスト1の膜減りが生じるという問題
点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したとおり、
従来のフォトレジストを用いるリソグラフィにおいて
は、焦点ずれが生じた場合に、レジストの膜減りが生じ
るという問題点があった。特に、投影露光において、露
光時の焦点ずれによるレジストの膜減りが顕著であっ
た。レジストの膜減りの原因は、レジストの表面が現像
液に溶けやすいことに起因している。
従来のフォトレジストを用いるリソグラフィにおいて
は、焦点ずれが生じた場合に、レジストの膜減りが生じ
るという問題点があった。特に、投影露光において、露
光時の焦点ずれによるレジストの膜減りが顕著であっ
た。レジストの膜減りの原因は、レジストの表面が現像
液に溶けやすいことに起因している。
【0016】それゆえに、この発明の目的は、上記のよ
うな問題点を解決するためになされたもので、露光時の
焦点ずれが生じた場合にも、レジストの膜減りを起こさ
ないように改良された微細レジストパターンの形成方法
を提供することにある。
うな問題点を解決するためになされたもので、露光時の
焦点ずれが生じた場合にも、レジストの膜減りを起こさ
ないように改良された微細レジストパターンの形成方法
を提供することにある。
【0017】この発明の他の目的は、露光時の焦点ずれ
が生じた場合においても、レジストの膜減りを起こさな
いように改良されたARCOR法を提供することにあ
る。
が生じた場合においても、レジストの膜減りを起こさな
いように改良されたARCOR法を提供することにあ
る。
【0018】この発明のさらに他の目的は、露光時の焦
点ずれが生じた場合においても、レジストの膜減りを起
こさないように改良されたCEL技術を提供することに
ある。
点ずれが生じた場合においても、レジストの膜減りを起
こさないように改良されたCEL技術を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
従うポジ型フォトレジストの形成方法においては、ま
ず、基板の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とを含むポジ型フォトレジストを塗布する。上記ポジ
型フォトレジストの上に、該ポジ型フォトレジストの表
面を難溶化するために、アルカリ性に調整されたレジス
ト上層塗布膜を塗布する。上記レジスト上層塗布膜が塗
布された上記ポジ型フォトレジストに向けて光を選択的
に照射する。上記ポジ型フォトレジストを現像する。
従うポジ型フォトレジストの形成方法においては、ま
ず、基板の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とを含むポジ型フォトレジストを塗布する。上記ポジ
型フォトレジストの上に、該ポジ型フォトレジストの表
面を難溶化するために、アルカリ性に調整されたレジス
ト上層塗布膜を塗布する。上記レジスト上層塗布膜が塗
布された上記ポジ型フォトレジストに向けて光を選択的
に照射する。上記ポジ型フォトレジストを現像する。
【0020】この発明の第2の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法においては、まず、基板の上に、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストを塗布する。上記ポジ型フォトレジストの
上に、アルカリ性に調整されたコントラストエンハンス
メント層を塗布する。上記コントラストエンハンスメン
ト層が塗布された上記ポジ型フォトレジストに向けて光
を選択的に照射する。上記ポジ型フォトレジスト層を現
像する。
パターンの形成方法においては、まず、基板の上に、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストを塗布する。上記ポジ型フォトレジストの
上に、アルカリ性に調整されたコントラストエンハンス
メント層を塗布する。上記コントラストエンハンスメン
ト層が塗布された上記ポジ型フォトレジストに向けて光
を選択的に照射する。上記ポジ型フォトレジスト層を現
像する。
【0021】この発明の第3の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法においては、まず、基板の上に、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストを塗布する。上記ポジ型フォトレジストの
上に、アルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜
を塗布する。上記レジスト上層反射防止膜が塗布された
上記ポジ型フォトレジストに向けて光を選択的に照射す
る。上記ポジ型フォトレジストを現像する。
パターンの形成方法においては、まず、基板の上に、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストを塗布する。上記ポジ型フォトレジストの
上に、アルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜
を塗布する。上記レジスト上層反射防止膜が塗布された
上記ポジ型フォトレジストに向けて光を選択的に照射す
る。上記ポジ型フォトレジストを現像する。
【0022】
【作用】この発明の第1の局面に従う微細レジストパタ
ーンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドとノボ
ラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、アル
カリ性に調整されたレジスト上層塗布膜を塗布するの
で、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフトキノ
ンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層塗布膜に
含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起こして、
ひいては、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変
化する。
ーンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドとノボ
ラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、アル
カリ性に調整されたレジスト上層塗布膜を塗布するの
で、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフトキノ
ンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層塗布膜に
含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起こして、
ひいては、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変
化する。
【0023】この発明の第2の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドと
ノボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、
アルカリ性に調整されたコントラストエンハンスメント
層を塗布するので、ポジ型フォトレジストの表面に含ま
れるナフトキノンジアジドとノボラック樹脂が、コント
ラストエンハンスメント層に含まれるアルカリを触媒に
して、架橋反応を起こし、ひいては、ポジ型フォトレジ
ストの表面が難溶物質に変化する。
パターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドと
ノボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、
アルカリ性に調整されたコントラストエンハンスメント
層を塗布するので、ポジ型フォトレジストの表面に含ま
れるナフトキノンジアジドとノボラック樹脂が、コント
ラストエンハンスメント層に含まれるアルカリを触媒に
して、架橋反応を起こし、ひいては、ポジ型フォトレジ
ストの表面が難溶物質に変化する。
【0024】この発明の第3の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドと
ノボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、
アルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜を塗布
するので、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフ
トキノンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層反
射防止膜に含まれるアルカリを触媒として、架橋反応を
起こし、ひいては、ポジ型フォトレジストの表面が難溶
物質に変化する。
パターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドと
ノボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、
アルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜を塗布
するので、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフ
トキノンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層反
射防止膜に含まれるアルカリを触媒として、架橋反応を
起こし、ひいては、ポジ型フォトレジストの表面が難溶
物質に変化する。
【0025】
【実施例】図7は、この発明の一実施例に係る微細レジ
ストパターンの形成方法の順序の各工程における半導体
装置の部分断面図である。
ストパターンの形成方法の順序の各工程における半導体
装置の部分断面図である。
【0026】図7(a)を参照して、段差7を含む基板
4の上に酸化膜8を形成する。図7(b)を参照して、
酸化膜8の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂を含むポジ型フォトレジスト1を塗布する。なお、ポ
ジ型フォトレジスト1を塗布する前に、酸化膜8の表面
をヘキサメチルジシラザン等により処理し、ポジ型フォ
トレジスト1と酸化膜8との密着力を強化してもよい。
4の上に酸化膜8を形成する。図7(b)を参照して、
酸化膜8の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂を含むポジ型フォトレジスト1を塗布する。なお、ポ
ジ型フォトレジスト1を塗布する前に、酸化膜8の表面
をヘキサメチルジシラザン等により処理し、ポジ型フォ
トレジスト1と酸化膜8との密着力を強化してもよい。
【0027】図7(c)を参照して、ポジ型フォトレジ
スト1の上に、アルカリ性に調整されたレジスト上層反
射防止膜9を塗布する。レジスト上層反射防止膜9は、
ポリビニールアルコール系、ポリアクリル酸系、ポリビ
ニールアミン系等の水溶性高分子を含む。レジスト上層
反射防止膜9は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド等の有機アルカリによって、pHを約10に調整され
ている。レジスト反射防止膜9の屈折率nA は、ポジ型
フォトレジスト1の屈折率nR の平方根に調整されてい
る。屈折率の調整は、フッ素を含む高分子またはフッ素
を含む界面活性剤を添加することによって行なわれる。
レジスト上層反射防止膜9の膜厚は、λ exp /4nA ×
n(λexp は露光する光の波長を表わしており、nは奇
数の整数である。)にされる。レジスト上層反射防止膜
9の膜厚は、スピンコートの回転数によって調整され
る。
スト1の上に、アルカリ性に調整されたレジスト上層反
射防止膜9を塗布する。レジスト上層反射防止膜9は、
ポリビニールアルコール系、ポリアクリル酸系、ポリビ
ニールアミン系等の水溶性高分子を含む。レジスト上層
反射防止膜9は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド等の有機アルカリによって、pHを約10に調整され
ている。レジスト反射防止膜9の屈折率nA は、ポジ型
フォトレジスト1の屈折率nR の平方根に調整されてい
る。屈折率の調整は、フッ素を含む高分子またはフッ素
を含む界面活性剤を添加することによって行なわれる。
レジスト上層反射防止膜9の膜厚は、λ exp /4nA ×
n(λexp は露光する光の波長を表わしており、nは奇
数の整数である。)にされる。レジスト上層反射防止膜
9の膜厚は、スピンコートの回転数によって調整され
る。
【0028】ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂を
含むポジ型レジスト1の上に、アルカリ性に調整された
レジスト上層反射膜9を塗布するので、ポジ型レジスト
1の表面に含まれるナフトキノンジアジドとノボラック
樹脂が、レジスト上層反射防止膜9中に含まれるアルカ
リを触媒にして、図8に示すような、架橋反応を起こし
て、レジストの表面が難溶物質に変化する。
含むポジ型レジスト1の上に、アルカリ性に調整された
レジスト上層反射膜9を塗布するので、ポジ型レジスト
1の表面に含まれるナフトキノンジアジドとノボラック
樹脂が、レジスト上層反射防止膜9中に含まれるアルカ
リを触媒にして、図8に示すような、架橋反応を起こし
て、レジストの表面が難溶物質に変化する。
【0029】図9は、pHと、ナフトキノンジアジドと
ノボラック樹脂のジアゾカップリング反応率との関係を
示した図である。ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とのジアゾカップリング反応率は、pH10のところ
で、最大値を示す。
ノボラック樹脂のジアゾカップリング反応率との関係を
示した図である。ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とのジアゾカップリング反応率は、pH10のところ
で、最大値を示す。
【0030】図7(c)に戻って、レジスト上層反射防
止膜9とポジ型フォトレジスト1との密着性を高めるた
めに、80〜100℃の温度で、熱処理を行なってもよ
い。
止膜9とポジ型フォトレジスト1との密着性を高めるた
めに、80〜100℃の温度で、熱処理を行なってもよ
い。
【0031】図7(d)を参照して、マスク5を用い
て、レジスト上層反射防止膜9が塗布されたポジ型フォ
トレジスト1に向けて、光を選択的に照射する。
て、レジスト上層反射防止膜9が塗布されたポジ型フォ
トレジスト1に向けて、光を選択的に照射する。
【0032】図7(e)を参照して、ポジ型フォトレジ
スト1の現像を行なう。なお、現像の際、必要であれ
ば、上層反射防止膜9を除去するために、有機溶剤等で
プリウェット処理を行なってもよい。図7(e)を参照
して、ポジ型フォトレジスト1の現像によって、レジス
トのパターンが得られる。
スト1の現像を行なう。なお、現像の際、必要であれ
ば、上層反射防止膜9を除去するために、有機溶剤等で
プリウェット処理を行なってもよい。図7(e)を参照
して、ポジ型フォトレジスト1の現像によって、レジス
トのパターンが得られる。
【0033】図10に、アルカリ調整を行なっていない
上層反射防止膜を用いた場合(従来のARCOR法)に
得られるレジストパターンの断面図(a)と、図7に示
す方法、すなわち、アルカリ調整を行なった上層反射防
止膜を用いた場合に得られるレジストパターンの断面図
(b)とを、比較して示す。
上層反射防止膜を用いた場合(従来のARCOR法)に
得られるレジストパターンの断面図(a)と、図7に示
す方法、すなわち、アルカリ調整を行なった上層反射防
止膜を用いた場合に得られるレジストパターンの断面図
(b)とを、比較して示す。
【0034】図10(b)から明らかなように、アルカ
リ調整を行なった上層反射防止膜を用いることにより、
レジスト1の膜減りが、低減される。
リ調整を行なった上層反射防止膜を用いることにより、
レジスト1の膜減りが、低減される。
【0035】また、ARCOR法を採用しているので、
膜内多重反射効果は抑制され、レジストの膜厚が変動し
ても、レジストパターンの寸法の変動は抑えられ、ひい
てはレジストパターンの寸法も安定化する。
膜内多重反射効果は抑制され、レジストの膜厚が変動し
ても、レジストパターンの寸法の変動は抑えられ、ひい
てはレジストパターンの寸法も安定化する。
【0036】図11は、この発明の他の実施例に係る、
微細レジストパターンの形成方法の順序の各工程におけ
る半導体装置の部分断面図であり、従来のCEL技術と
比較して図示されている。
微細レジストパターンの形成方法の順序の各工程におけ
る半導体装置の部分断面図であり、従来のCEL技術と
比較して図示されている。
【0037】図11(a)は、実施例に係る方法であ
り、図11(b)は、従来のCEL技術に係るものであ
る。
り、図11(b)は、従来のCEL技術に係るものであ
る。
【0038】図11(a)を参照して、ステップ1にお
いて、段差7を含む基板4の上に酸化膜8を形成する。
酸化膜8の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とを含むポジ型フォトレジスト1を塗布する。
いて、段差7を含む基板4の上に酸化膜8を形成する。
酸化膜8の上に、ナフトキノンジアジドとノボラック樹
脂とを含むポジ型フォトレジスト1を塗布する。
【0039】ステップ2を参照して、ポジ型フォトレジ
スト1を、80〜100℃の温度で、プリベークする。
スト1を、80〜100℃の温度で、プリベークする。
【0040】ステップ3を参照して、ポジ型フォトレジ
スト1の上に、アルカリ性に調整されたコントラストエ
ンハンスメント層(CEL層)10を塗布する。CEL
層は、特開平1−231038号公報、特開平1−23
1040号公報、特開平2−212851号公報等にお
いて使用されているような、公知の光消色性色素成分お
よび膜形成成分を含む。CEL層10は、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド等の有機アルカリで、pH値
を約10に調整される。
スト1の上に、アルカリ性に調整されたコントラストエ
ンハンスメント層(CEL層)10を塗布する。CEL
層は、特開平1−231038号公報、特開平1−23
1040号公報、特開平2−212851号公報等にお
いて使用されているような、公知の光消色性色素成分お
よび膜形成成分を含む。CEL層10は、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド等の有機アルカリで、pH値
を約10に調整される。
【0041】ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂と
を含むポジ型フォトレジスト1の層の上に、アルカリ性
に調整されたCEL層10を塗布するので、これらの層
間においてミキシングが生じる。このミキシング時に、
ポジ型フォトレジスト1の表面に含まれるナフトキノン
ジアジドとノボラック樹脂とが、CEL層10に含まれ
るアルカリを触媒にして、図8に示すようなジアゾカッ
プリング反応を起こして、ポジ型フォトレジスト1の表
面が難溶物質に変化する。
を含むポジ型フォトレジスト1の層の上に、アルカリ性
に調整されたCEL層10を塗布するので、これらの層
間においてミキシングが生じる。このミキシング時に、
ポジ型フォトレジスト1の表面に含まれるナフトキノン
ジアジドとノボラック樹脂とが、CEL層10に含まれ
るアルカリを触媒にして、図8に示すようなジアゾカッ
プリング反応を起こして、ポジ型フォトレジスト1の表
面が難溶物質に変化する。
【0042】ステップ4を参照して、CEL層10とポ
ジ型フォトレジスト1との密着性を高めるとともに、ジ
アゾカップリング反応を促進するために、80〜100
℃の温度で、CEL層10をベークしてもよい。
ジ型フォトレジスト1との密着性を高めるとともに、ジ
アゾカップリング反応を促進するために、80〜100
℃の温度で、CEL層10をベークしてもよい。
【0043】ステップ5を参照して、マスク5を用い
て、コントラストエンハンスメント層が塗布されたポジ
型フォトレジスト1に向けて、光を選択的に照射する。
て、コントラストエンハンスメント層が塗布されたポジ
型フォトレジスト1に向けて、光を選択的に照射する。
【0044】ステップ6を参照して、有機溶剤を用いる
プリウェット処理により、CEL層10を除去する。な
お、CEL層は、水溶性の材料で形成されているので、
次の現像工程において除去できるならば、このプリウェ
ット処理は省略することが可能である。ステップ5また
はステップ6の後に露光後のベークを行なってもよい。
プリウェット処理により、CEL層10を除去する。な
お、CEL層は、水溶性の材料で形成されているので、
次の現像工程において除去できるならば、このプリウェ
ット処理は省略することが可能である。ステップ5また
はステップ6の後に露光後のベークを行なってもよい。
【0045】ステップ7を参照して、ポジ型フォトレジ
スト1の現像を行なう。図11(b)は、従来のCEL
技術であり、CEL層6がアルカリ性に調整されていな
い点を除いて、他のすべての条件は、本実施例と同様に
して行なった。
スト1の現像を行なう。図11(b)は、従来のCEL
技術であり、CEL層6がアルカリ性に調整されていな
い点を除いて、他のすべての条件は、本実施例と同様に
して行なった。
【0046】図11(a)と(b)を比較参照して、ア
ルカリ性に調整されたコントラストエンハンスメント層
を用いると、焦点ずれが生じても、ポジ型フォトレジス
トの膜減りは生じない。一方、従来のCEL層を用いた
場合には、図11(b)に示すように、ポジ型フォトレ
ジストの膜減りが生じている。
ルカリ性に調整されたコントラストエンハンスメント層
を用いると、焦点ずれが生じても、ポジ型フォトレジス
トの膜減りは生じない。一方、従来のCEL層を用いた
場合には、図11(b)に示すように、ポジ型フォトレ
ジストの膜減りが生じている。
【0047】なお、上記実施例では、ARCOR法、C
EL技術に本発明を適用する場合を例示したが、この発
明はこれに限られない。すなわち、ポジ型フォトレジス
トを高精度にパターンするために、該ポジ型フォトレジ
ストの上に塗布されるレジスト上層塗布膜を使用するい
ずれの方法にも、本発明を適用することができる。
EL技術に本発明を適用する場合を例示したが、この発
明はこれに限られない。すなわち、ポジ型フォトレジス
トを高精度にパターンするために、該ポジ型フォトレジ
ストの上に塗布されるレジスト上層塗布膜を使用するい
ずれの方法にも、本発明を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の第1の局
面に従う微細レジストパターンの形成方法によれば、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストの上に、アルカリ性に調整されたレジスト
上層塗布膜を塗布するので、ポジ型フォトレジストの表
面に含まれるナフトキノンジアジドとノボラック樹脂
が、レジスト上層塗布膜に含まれるアルカリを触媒にし
て、架橋反応を起こして、ポジ型フォトレジストの表面
が難溶物質に変化する。したがって、焦点ずれが生じて
も、ポジ型フォトレジストの膜減りは抑制され、その結
果、高精度の微細レジストパターンが得られる。
面に従う微細レジストパターンの形成方法によれば、ナ
フトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポジ型フ
ォトレジストの上に、アルカリ性に調整されたレジスト
上層塗布膜を塗布するので、ポジ型フォトレジストの表
面に含まれるナフトキノンジアジドとノボラック樹脂
が、レジスト上層塗布膜に含まれるアルカリを触媒にし
て、架橋反応を起こして、ポジ型フォトレジストの表面
が難溶物質に変化する。したがって、焦点ずれが生じて
も、ポジ型フォトレジストの膜減りは抑制され、その結
果、高精度の微細レジストパターンが得られる。
【0049】この発明の第2の局面に従う方法によれ
ば、ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポ
ジ型フォトレジストの上に、アルカリ性に調整されたコ
ントラストエンハンスメント層を塗布するので、ポジ型
フォトレジストの表面に含まれるナフトキノンジアジド
とノボラック樹脂が、コントラストエンハンスメント層
に含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起こし
て、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変化す
る。したがって、焦点ずれが生じても、ポジ型フォトレ
ジストの膜減りは抑制され、ひいては高精度のレジスト
パターンが得られる。また、コントラストエンハンスメ
ント層をポジ型フォトレジストの上に塗布するので、コ
ントラストの向上した、レジストパターンが得られる。
ば、ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含むポ
ジ型フォトレジストの上に、アルカリ性に調整されたコ
ントラストエンハンスメント層を塗布するので、ポジ型
フォトレジストの表面に含まれるナフトキノンジアジド
とノボラック樹脂が、コントラストエンハンスメント層
に含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起こし
て、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変化す
る。したがって、焦点ずれが生じても、ポジ型フォトレ
ジストの膜減りは抑制され、ひいては高精度のレジスト
パターンが得られる。また、コントラストエンハンスメ
ント層をポジ型フォトレジストの上に塗布するので、コ
ントラストの向上した、レジストパターンが得られる。
【0050】本発明の第3の局面に従う微細レジストパ
ターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドとノ
ボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、ア
ルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜を塗布す
るので、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフト
キノンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層反射
防止膜に含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起
こして、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変化
する。したがって、焦点ずれが生じても、ポジ型フォト
レジストの膜減りは抑制され、高精度の微細レジストパ
ターンが得られる。また、ポジ型フォトレジストの上
に、レジスト上層反射防止膜を塗布するので、膜内多重
反射効果が抑制され、レジストパターンの寸法が安定化
する。
ターンの形成方法によれば、ナフトキノンジアジドとノ
ボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストの上に、ア
ルカリ性に調整されたレジスト上層反射防止膜を塗布す
るので、ポジ型フォトレジストの表面に含まれるナフト
キノンジアジドとノボラック樹脂が、レジスト上層反射
防止膜に含まれるアルカリを触媒にして、架橋反応を起
こして、ポジ型フォトレジストの表面が難溶物質に変化
する。したがって、焦点ずれが生じても、ポジ型フォト
レジストの膜減りは抑制され、高精度の微細レジストパ
ターンが得られる。また、ポジ型フォトレジストの上
に、レジスト上層反射防止膜を塗布するので、膜内多重
反射効果が抑制され、レジストパターンの寸法が安定化
する。
【図1】ARCOR法の原理を示す図である。
【図2】膜内多重反射効果を示す図である。
【図3】最適焦点におけるレジストパターンの形状
(a)と、焦点ずれが原因でレジストの膜減りが生じた
レジストパターンの形状(b)を示す図である。
(a)と、焦点ずれが原因でレジストの膜減りが生じた
レジストパターンの形状(b)を示す図である。
【図4】投影露光において、焦点がずれた場合に、レジ
ストの膜減りが生ずることを示す図である。
ストの膜減りが生ずることを示す図である。
【図5】従来の通常のフォトリソグラフィを示す図
(a)と、従来のCEL技術を示す図である。
(a)と、従来のCEL技術を示す図である。
【図6】従来のCEL技術において、焦点ずれが生じた
場合に、レジストの膜減りが生じることを示す図であ
る。
場合に、レジストの膜減りが生じることを示す図であ
る。
【図7】本発明の一実施例に係る微細レジストパターン
の形成方法の順序の各工程における半導体装置の断面図
であり、従来のARCOR法の改良方法を示す図であ
る。
の形成方法の順序の各工程における半導体装置の断面図
であり、従来のARCOR法の改良方法を示す図であ
る。
【図8】ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂との、
アルカリを触媒とするジアゾカップリング反応を示す反
応式である。
アルカリを触媒とするジアゾカップリング反応を示す反
応式である。
【図9】ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂とのジ
アゾカップリング反応率と、pHとの関係図である。
アゾカップリング反応率と、pHとの関係図である。
【図10】従来のARCOR法によって得られたレジス
トの断面形状(a)と、本発明が適用されたARCOR
法によって得られたレジストの断面形状(b)を示す図
である。
トの断面形状(a)と、本発明が適用されたARCOR
法によって得られたレジストの断面形状(b)を示す図
である。
【図11】本発明の他の実施例に係る微細レジストパタ
ーンの形成方法の順序の各工程における半導体装置の部
分断面図(a)と、従来のCEL技術の各工程における
半導体装置の部分断面図(b)を比較して示した図であ
る。
ーンの形成方法の順序の各工程における半導体装置の部
分断面図(a)と、従来のCEL技術の各工程における
半導体装置の部分断面図(b)を比較して示した図であ
る。
1 ポジ型フォトレジスト 4 基板 5 マスク 8 酸化膜 9 アルカリ性に調整された上層反射防止膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−206625(JP,A) 特開 平1−154138(JP,A) 特開 昭59−104993(JP,A) 特開 平2−212851(JP,A) 特開 平1−231048(JP,A) 特開 平1−231040(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03F 7/26 511
Claims (3)
- 【請求項1】 基板の上に、ナフトキノンジアジドとノ
ボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストを塗布する
工程と、 前記ポジ型フォトレジストの上に、該ポジ型フォトレジ
ストの表面を難溶化するために、アルカリ性に調整され
たレジスト上層塗布膜を塗布する工程と、 前記レジスト上層塗布膜が塗布された前記ポジ型フォト
レジストに向けて光を選択的に照射する工程と、 前記ポジ型フォトレジストを現像する工程と、を備えた
微細レジストパターンの形成方法。 - 【請求項2】 基板の上に、ナフトキノンジアジドとノ
ボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストを塗布する
工程と、 前記ポジ型フォトレジストの上に、アルカリ性に調整さ
れたコントラストエンハンスメント層を塗布する工程
と、 前記コントラストエンハンスメント層が塗布された前記
ポジ型フォトレジストに向けて光を選択的に照射する工
程と、 前記ポジ型フォトレジスト層を現像する工程と、を備え
た微細レジストパターンの形成方法。 - 【請求項3】 基板の上に、ナフトキノンジアジドとノ
ボラック樹脂とを含むポジ型フォトレジストを塗布する
工程と、 前記ポジ型フォトレジストの上に、アルカリ性に調整さ
れたレジスト上層反射防止膜を塗布する工程と、 前記レジスト上層反射防止膜が塗布された前記ポジ型フ
ォトレジストに向けて光を選択的に照射する工程と、 前記ポジ型フォトレジストを現像する工程と、を備えた
微細レジストパターンの形成方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4221444A JP2829555B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 微細レジストパターンの形成方法 |
DE4327662A DE4327662C2 (de) | 1992-08-20 | 1993-08-17 | Verfahren zur Herstellung von Reliefbildern |
KR93016121A KR970008329B1 (en) | 1992-08-20 | 1993-08-19 | Method for forming a fine resist pattern using an alkaline film covered photoresist |
US08/353,256 US5554489A (en) | 1992-08-20 | 1994-12-02 | Method of forming a fine resist pattern using an alkaline film covered photoresist |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4221444A JP2829555B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 微細レジストパターンの形成方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0669120A JPH0669120A (ja) | 1994-03-11 |
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Family
ID=16766835
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JP4221444A Expired - Fee Related JP2829555B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 微細レジストパターンの形成方法 |
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TW357395B (en) * | 1996-03-07 | 1999-05-01 | Clariant Finance Bvi Ltd | Light-absorbing antireflective layers with improved performance due to refractive index optimization |
CN1130601C (zh) * | 1996-03-07 | 2003-12-10 | 克拉里安特国际有限公司 | 通过反常色散改变折射率的底面抗反射涂层 |
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- 1992-08-20 JP JP4221444A patent/JP2829555B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1993-08-17 DE DE4327662A patent/DE4327662C2/de not_active Expired - Fee Related
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1994
- 1994-12-02 US US08/353,256 patent/US5554489A/en not_active Expired - Fee Related
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DE4327662C2 (de) | 1995-10-05 |
JPH0669120A (ja) | 1994-03-11 |
KR940004723A (ko) | 1994-03-15 |
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