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JP2819195B2 - 消炎鎮痛貼付剤 - Google Patents

消炎鎮痛貼付剤

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Publication number
JP2819195B2
JP2819195B2 JP5509145A JP50914593A JP2819195B2 JP 2819195 B2 JP2819195 B2 JP 2819195B2 JP 5509145 A JP5509145 A JP 5509145A JP 50914593 A JP50914593 A JP 50914593A JP 2819195 B2 JP2819195 B2 JP 2819195B2
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JP
Japan
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piroxicam
inflammatory analgesic
patch
weight
analgesic patch
Prior art date
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JP5509145A
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English (en)
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JPH06503787A (ja
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泰久 奥山
保夫 池田
茂則 大塚
收一 笠井
曜 岩佐
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SSP Co Ltd
Original Assignee
SSP Co Ltd
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ピロキシカムを有効成分として含有する消
炎鎮痛貼付剤、更に詳細には、ピロキシカムの経皮吸収
を向上させた消炎鎮痛貼付剤に関する。
背景技術 ピロキシカムは化学名4−ヒドロキシ−2−メチル−
N−(2−ピリジル)−2H−1,2−ベンゾチアジン−3
−カルボキサミド−1,1−ジオキシドなる化合物で、優
れた消炎鎮痛作用を有することから、現在臨床において
広く使用されている。
ピロキシカムの投与形態としては、そのほとんどが経
口剤であり、ごく一部において坐剤、軟膏剤の形態がと
られている。
しかしながら、経口剤は消化管障害等の副作用の問題
があり、また坐剤も経口剤に比較すれば若干副作用は低
減されるものの、依然として消化管障害が見られると共
に、これらは患部に薬剤を有効に到達させることが困難
であった。そこで、経口投与及び坐剤の形態における上
記欠点を排除すべく、ピロキシカムを局所に塗布する軟
膏剤が提案されているが、これも投与量が不確定である
と共に、基剤が衣服に付着して汚れるという欠点があっ
た。
貼付剤は、経皮的に投与し、薬剤を局所に到達させる
のに最も効率のよい方法である。そして、特開平1−31
6314号公報では、インドメタシン、ジクロフェナク、フ
ルルビプロフェン、ケトプロフェンなどの非ステロイド
系消炎鎮痛薬を配合した湿布剤に比較し、ロルノキシカ
ム、テノキシカム、ピロキシカム又はスリンダクを配合
した貼付剤は、より消炎鎮痛効果が高くなることが開示
されている。しかしながら、その効果は充分でなく、ま
た貼付剤としての物性にも問題があるため使用に耐えら
れるものではなく、未だ臨床の場に提供されていないの
が現状であった。
このように、ピロキシカムを通常の貼付剤基剤中に配
合しても、経皮吸収性が悪く、充分な効果を得ることが
できなかった。
従って、本発明の目的は、皮膚からの吸収性が優れた
ピロキシカム含有貼付剤を提供することにある。
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った
結果、トリアセチン及びクエン酸トリエチルが、ピロキ
シカムの経皮吸収を促進する作用を有することを見出
し、本発明を完成した。
発明の開示 本発明は、ピロキシカム並びにトリアセチン及び/又
はクエン酸トリエチルを含有する消炎鎮痛貼付剤であ
る。
図面の簡単な説明 図1は、実施例1〜5及び比較例1の貼付剤をモルモ
ット背部に貼付したときの血漿中ピロキシカム濃度の経
時変化を示す図であり、図2は実施例6及び比較例2の
貼付剤をモルモット背部に貼付したときの血漿中ピロキ
シカム濃度の経時変化を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明の貼付剤において、ピロキシカムの配合量は0.
05〜5重量%が好ましい。またトリアセチン及びクエン
酸トリエチルの配合量は、それぞれ0.05〜40重量%、特
に0.5〜10重量%が好ましい。
本発明の貼付剤基剤には通常使用される基剤が使用で
きる。かかる基剤としては特に限定されないが、例え
ば、通常使用されるポリアクリル酸ナトリウム、ポリア
クリル酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、ゼラ
チン等の水溶性高分子;グリセリン、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール等のグリコール類;水酸
化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、アルミニ
ウムグリシネート等の架橋剤;精製水;カオリン、酸化
チタン等の無機粉末;クエン酸、酒石酸等のpH調節剤;
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ソルビ
タンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活性剤等
が挙げられる。更に必要に応じて吸収促進剤、防腐剤、
抗酸化剤、着香剤、着色剤等を添加することができる。
これらのうち、水溶性高分子は1〜20重量%、グリコ
ール類は1〜50重量%、架橋剤は0.01〜5重量%、精製
水は10〜90重量%、無機粉末は0〜20重量%、界面活性
剤は0〜20重量%、それぞれ基剤中に配合するのが好ま
しい。
本発明の貼付剤の製法は特に限定されないが、上記成
分から常法に従って膏体を調製し、これを支持体上に展
延し、その表面を保護フィルムで覆う方法、あるいは該
膏体を保護フィルム上に展延し、その表面を支持体で覆
い、膏体を支持体に転写する方法等によって製造され
る。
支持体としては柔軟性を有する織布、不織布、フィル
ム、シートであれば特に制限はなく、例えばレーヨン、
ポリエステル、ポリオレフィン、ウレタン等の繊維を織
布又は不織布としたもの、あるいはポリマーフィルム、
発泡体シート等が使用される。好ましくは全方向に伸縮
性を有する支持体が使用される。これらは必要に応じて
アンカーコートを施してもよい。
斯して得られた本発明の貼付剤は、必要に応じて、気
密容器等に入れて保存される。
実施例 次に実施例を挙げて説明する。
実施例1〜5 表1に示す組成の貼付剤を製造した。
(製法) あらかじめ加温溶解したポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油中にトリアセチン又はクエン酸トリエチルを混合
し、ピロキシカムを加え攪拌する(A)。ゼラチンを加
温した精製水40gに溶解する(B)。カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム及び
アルミニウムグリシネートを濃グリセリン中に分散する
(C)。(A)、(B)、(C)、カオリン、酒石酸、
EDTA・2Na及び残りの精製水を均一に混合して、消炎鎮
痛貼付剤の膏体を得る。この膏体を目付100g/cm2の不織
布に0.1g/cm2となるように展延し、表面をポリエステル
フィルムで覆い、1cm2当たり0.25mgのピロキシカムを
含有する本発明の消炎鎮痛貼付剤を得た。
比較例1 実施例1においてトリアセチンを加えない以外は同様
にして貼付剤を調製した。
試験例1 実施例1〜5及び比較例1の貼付剤を刈毛した雄性モ
ルモット(ハートレー系、4週齢、体重250〜300g)の
背部(30cm2)に貼付し、投与前及び投与後2、4、
6、8時間目に頚静脈に挿入したカニューレより採血
し、高速液体クロマトグラムにて血漿中ピロキシカム濃
度を定量し、ピロキシカム血漿中濃度推移を観察した。
その結果を図1に示す。
実施例6 クエン酸トリエチル2gにピロキシカム0.25g及びパラ
オキシ安息香酸メチル0.1gを加え、均一に攪拌する
(A)。濃グリセリン15gにポリアクリル酸ナトリウム5
g、アルミニウムグリシネート0.2gを加え均一に攪拌す
る(B)。カルボキシビニルポリマー5gを加温した精製
水60gに分散する(C)。加温した精製水10.35gにゼラ
チン2g及びEDTA・2Na0.1gを加え溶解する(D)。
(A)、(B)、(C)及び(D)を均一に混合し、消
炎鎮痛貼付剤の膏体を得る。この膏体を目付70g/cm2
不織布に0.1g/cm2となるように展延し、表面をポリプロ
ピレンフィルムで覆い、1cm2当たり0.25mgのピロキシ
カムを含有する本発明の消炎鎮痛貼付剤を得た。
比較例2 実施例6においてクエン酸トリエチルを加えない以外
は同様にして貼付剤を調製した。但し、ピロキシカム及
びパラオキシ安息香酸メチルは濃グリセリンに添加し
た。
試験例2 実施例6及び比較例2の貼付剤に関して、試験例1と
同様に試験を行なった。その結果を図2に示す。
産業上の利用可能性 本発明の消炎鎮痛貼付剤は、ピロキシカムの経皮吸収
性に優れており、優れた消炎鎮痛効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/54 A61K 9/70 A61K 47/14 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピロキシカム並びにトリアセチン及び/又
    はクエン酸トリエチルを含有することを特徴とする消炎
    鎮痛貼付剤。
  2. 【請求項2】ピロキシカム0.05〜5重量%、並びにトリ
    アセチン及び/又はクエン酸トリエチル0.05〜40重量%
    を含有する請求項1記載の消炎鎮痛貼付剤。
  3. 【請求項3】水溶性高分子、グリコール類、架橋剤及び
    精製水を含有する基剤中に、ピロキシカム並びにトリア
    セチン及び/又はクエン酸トリエチルが配合されている
    請求項1又は2記載の消炎鎮痛貼付剤。
JP5509145A 1991-11-15 1992-11-11 消炎鎮痛貼付剤 Expired - Fee Related JP2819195B2 (ja)

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JPS63147301U (ja) * 1987-03-20 1988-09-28
JPH031801U (ja) * 1989-05-30 1991-01-10

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