JP2817036B2 - 改良された端子ラッチ機構を有する電気コネクタ - Google Patents
改良された端子ラッチ機構を有する電気コネクタInfo
- Publication number
- JP2817036B2 JP2817036B2 JP8060161A JP6016196A JP2817036B2 JP 2817036 B2 JP2817036 B2 JP 2817036B2 JP 8060161 A JP8060161 A JP 8060161A JP 6016196 A JP6016196 A JP 6016196A JP 2817036 B2 JP2817036 B2 JP 2817036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- terminal
- groove
- receiving passage
- terminal receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/428—Securing in a demountable manner by resilient locking means on the contact members; by locking means on resilient contact members
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気コネクタに係
り、より詳細には、端子を絶縁ハウジングの端子受入通
路に保持するラッチ機構に関する。
り、より詳細には、端子を絶縁ハウジングの端子受入通
路に保持するラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の嵌合電気コネクタは、これらの電
気コネクタにより複数の回路又はワイヤを相互接続する
ために相互係合ピン/ソケット端子の対を使用してい
る。ピン/ソケット端子は、各々、雄/雌端子とも称さ
れる。
気コネクタにより複数の回路又はワイヤを相互接続する
ために相互係合ピン/ソケット端子の対を使用してい
る。ピン/ソケット端子は、各々、雄/雌端子とも称さ
れる。
【0003】これらの端子は、電気コネクタの絶縁ハウ
ジングの複数の端子受入通路に取り付けられる。これら
の端子は、一般に細長いもので、端子の長手軸に沿って
端子受入通路に挿入される。端子が引き抜かれないよう
に端子受入通路に保持するために、通常、ある形態の相
互係合ラッチが設けられている。
ジングの複数の端子受入通路に取り付けられる。これら
の端子は、一般に細長いもので、端子の長手軸に沿って
端子受入通路に挿入される。端子が引き抜かれないよう
に端子受入通路に保持するために、通常、ある形態の相
互係合ラッチが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】種々の形式の端子ラッ
チ機構は、一般に、種々の問題を呈する。例えば、端子
には、しばしば、外方に突出する片持梁式のフレキシブ
ルなラッチアームが設けられ、これらのラッチアーム
は、絶縁ハウジングの端子受入通路内で肩部の前方にパ
チンと入る。片持梁式のラッチアームは、他の部分に対
して曲がったり、折れたり及び/又は引っ掛かったりす
る傾向がある。例えば、ラッチアームは、電気コネクタ
に端子を組み立てる前に、運搬中に、相互接続された端
子のリールにおいて曲がったり潰れたりすることがあ
る。加えて、大きなラッチ性能をもたせるために、ラッ
チアームの巾を大きく取らねばならず、これは、端子の
電流搬送容量を制限し、ひいては、過熱を生じることが
ある。
チ機構は、一般に、種々の問題を呈する。例えば、端子
には、しばしば、外方に突出する片持梁式のフレキシブ
ルなラッチアームが設けられ、これらのラッチアーム
は、絶縁ハウジングの端子受入通路内で肩部の前方にパ
チンと入る。片持梁式のラッチアームは、他の部分に対
して曲がったり、折れたり及び/又は引っ掛かったりす
る傾向がある。例えば、ラッチアームは、電気コネクタ
に端子を組み立てる前に、運搬中に、相互接続された端
子のリールにおいて曲がったり潰れたりすることがあ
る。加えて、大きなラッチ性能をもたせるために、ラッ
チアームの巾を大きく取らねばならず、これは、端子の
電流搬送容量を制限し、ひいては、過熱を生じることが
ある。
【0005】端子のフレキシブルなラッチアームに関連
したこれらの問題を解消するため、ラッチアームが絶縁
ハウジング自体に設けられている。このような構成にお
いては、絶縁ハウジングが通常プラスチック材料で成形
され、そしてラッチアームはそれと一体的に成形され
て、絶縁ハウジングの内壁から端子受入通路へと内方に
延びる。絶縁ハウジング上のこれらのラッチアームは、
強度及び耐久性が限定される。又、これらのラッチアー
ムは、製造中にも問題を生じる。というのは、成形プラ
スチック材料をラッチアームの全長に流さねばならない
からである。又、ラッチアームは、絶縁ハウジング及び
その端子受入通路内のスペースを占有し、ひいては、隣
接端子間に充分な絶縁を与えることを困難にする。
したこれらの問題を解消するため、ラッチアームが絶縁
ハウジング自体に設けられている。このような構成にお
いては、絶縁ハウジングが通常プラスチック材料で成形
され、そしてラッチアームはそれと一体的に成形され
て、絶縁ハウジングの内壁から端子受入通路へと内方に
延びる。絶縁ハウジング上のこれらのラッチアームは、
強度及び耐久性が限定される。又、これらのラッチアー
ムは、製造中にも問題を生じる。というのは、成形プラ
スチック材料をラッチアームの全長に流さねばならない
からである。又、ラッチアームは、絶縁ハウジング及び
その端子受入通路内のスペースを占有し、ひいては、隣
接端子間に充分な絶縁を与えることを困難にする。
【0006】本発明は、上記特徴の電気コネクタにおい
て端子のための簡単で且つ信頼性のあるラッチ機構を提
供することにより上記問題を解消することに向けられ
る。
て端子のための簡単で且つ信頼性のあるラッチ機構を提
供することにより上記問題を解消することに向けられ
る。
【0007】そこで、本発明の目的は、絶縁ハウジング
の端子受入通路に端子を保持するための新規で且つ改良
されたラッチ機構を提供することである。
の端子受入通路に端子を保持するための新規で且つ改良
されたラッチ機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施形態
において、電気コネクタは、開放シームが長手方向に延
びる一般的に円筒状の嵌合部分を有する型抜き成形され
た端子を備えている。開放シームの一端両側の各々に嵌
合部分からラッチフランジが横方向に突出する。絶縁ハ
ウジングは、端子の嵌合部分を受け入れるための細長い
端子受入通路を画成する一般的に堅牢な壁を有してい
る。壁に設けられた細長い溝は、この端子受入通路と連
通し、そして嵌合部分から突出するラッチフランジを受
け入れる。溝の側壁の間隔は、溝の巾広の口端からその
巾狭のラッチ端へと収斂する。これら側壁は、端子を絶
縁ハウジングへ挿入する間にラッチフランジを案内する
ときに、端子の嵌合部分をその弾力に抗して圧縮する。
溝のラッチ端は、急激に拡大するラッチ区分を有し、そ
の前方にラッチフランジがパチンと相互係合して、端子
を端子受入通路にロックする。
において、電気コネクタは、開放シームが長手方向に延
びる一般的に円筒状の嵌合部分を有する型抜き成形され
た端子を備えている。開放シームの一端両側の各々に嵌
合部分からラッチフランジが横方向に突出する。絶縁ハ
ウジングは、端子の嵌合部分を受け入れるための細長い
端子受入通路を画成する一般的に堅牢な壁を有してい
る。壁に設けられた細長い溝は、この端子受入通路と連
通し、そして嵌合部分から突出するラッチフランジを受
け入れる。溝の側壁の間隔は、溝の巾広の口端からその
巾狭のラッチ端へと収斂する。これら側壁は、端子を絶
縁ハウジングへ挿入する間にラッチフランジを案内する
ときに、端子の嵌合部分をその弾力に抗して圧縮する。
溝のラッチ端は、急激に拡大するラッチ区分を有し、そ
の前方にラッチフランジがパチンと相互係合して、端子
を端子受入通路にロックする。
【0009】以下に述べるように、溝の拡大するラッチ
区分は、溝の両側の各々にラッチ肩部を有し、これは、
端子の嵌合部分において開放シームの両側のラッチフラ
ンジによって係合される。ラッチフランジは、絶縁ハウ
ジングの外面から突出し、端子をラッチ解除するために
適当な工具によってラッチフランジへ接近(アクセス)
できるようにする。
区分は、溝の両側の各々にラッチ肩部を有し、これは、
端子の嵌合部分において開放シームの両側のラッチフラ
ンジによって係合される。ラッチフランジは、絶縁ハウ
ジングの外面から突出し、端子をラッチ解除するために
適当な工具によってラッチフランジへ接近(アクセス)
できるようにする。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実
施形態を詳細に説明する。添付図面の図1を参照すれ
ば、本発明による電気コネクタ10は、複数の細長い端
子受入通路14を画成する絶縁ハウジング12を備えて
いる。図1には、絶縁ハウジング12の一部分に2つの
端子受入通路14しか示されていないが、絶縁ハウジン
グ12には多数のこのような端子受入通路14を実質的
に配列体として形成できることを理解されたい。各端子
受入通路14は、絶縁ハウジング12の後方終端面12
aを通して開いた入口端14aと、絶縁ハウジング12
の嵌合面12bを通して開いたラッチ端14bとを備え
ている。
施形態を詳細に説明する。添付図面の図1を参照すれ
ば、本発明による電気コネクタ10は、複数の細長い端
子受入通路14を画成する絶縁ハウジング12を備えて
いる。図1には、絶縁ハウジング12の一部分に2つの
端子受入通路14しか示されていないが、絶縁ハウジン
グ12には多数のこのような端子受入通路14を実質的
に配列体として形成できることを理解されたい。各端子
受入通路14は、絶縁ハウジング12の後方終端面12
aを通して開いた入口端14aと、絶縁ハウジング12
の嵌合面12bを通して開いたラッチ端14bとを備え
ている。
【0011】細長い溝16が各端子受入通路14の長手
方向に沿って連通させて形成してある。この溝16の側
壁は、各端子受入通路14の入口端14aに隣接する巾
広の口端16aから、各端子受入通路14のラッチ端1
4bに隣接する巾狭のラッチ端16bへと徐々に収斂す
る。各溝16のラッチ端16bは急激に拡大するラッチ
区分18を有し、これは、溝16の巾狭のラッチ端16
bにおいて溝16の両側の各々にラッチ肩部20を画成
する。
方向に沿って連通させて形成してある。この溝16の側
壁は、各端子受入通路14の入口端14aに隣接する巾
広の口端16aから、各端子受入通路14のラッチ端1
4bに隣接する巾狭のラッチ端16bへと徐々に収斂す
る。各溝16のラッチ端16bは急激に拡大するラッチ
区分18を有し、これは、溝16の巾狭のラッチ端16
bにおいて溝16の両側の各々にラッチ肩部20を画成
する。
【0012】複数の端子22は、矢印A(図1)の方向
に端子受入通路14へ挿入できる。これらの端子22
は、ワイヤに圧着することもできるし、又はプリント回
路板(図示せず)に直接取り付けることもできる。図示
された実施形態においては、端子22は電気ケーブル又
は絶縁ワイヤ28に圧着される。各端子22は、電気ケ
ーブル又は絶縁ワイヤ28を終端するための2対の圧着
アーム24及び26を備えている。一対の圧着アーム2
4は、電気ケーブル又は絶縁ワイヤ28のクラッド即ち
外被に圧着してそのストレインレリーフを形成する。一
対の圧着アーム26は、電気ケーブル又は絶縁ワイヤ2
8の導電性コア30に圧着して、端子22と導電性コア
30との間に導通を確立する。
に端子受入通路14へ挿入できる。これらの端子22
は、ワイヤに圧着することもできるし、又はプリント回
路板(図示せず)に直接取り付けることもできる。図示
された実施形態においては、端子22は電気ケーブル又
は絶縁ワイヤ28に圧着される。各端子22は、電気ケ
ーブル又は絶縁ワイヤ28を終端するための2対の圧着
アーム24及び26を備えている。一対の圧着アーム2
4は、電気ケーブル又は絶縁ワイヤ28のクラッド即ち
外被に圧着してそのストレインレリーフを形成する。一
対の圧着アーム26は、電気ケーブル又は絶縁ワイヤ2
8の導電性コア30に圧着して、端子22と導電性コア
30との間に導通を確立する。
【0013】各端子22は、導電性のシートメタル材料
から型抜き成形され、開放シーム34を長手方向にもつ
一般的に円筒状の嵌合部分32でなる雌部分を備えてい
る。開放シーム34は、端子22の成形中に確立され
る。ラッチフランジ36は、開放シーム34の一端両側
において嵌合部分32から横方向に即ち半径方向外方に
突出する。ラッチフランジの開放シーム34の両側にお
けるそれらの位置により、円筒状の嵌合部分32が開放
シーム34により圧縮及び膨張できるという点で、フレ
キシブルである。
から型抜き成形され、開放シーム34を長手方向にもつ
一般的に円筒状の嵌合部分32でなる雌部分を備えてい
る。開放シーム34は、端子22の成形中に確立され
る。ラッチフランジ36は、開放シーム34の一端両側
において嵌合部分32から横方向に即ち半径方向外方に
突出する。ラッチフランジの開放シーム34の両側にお
けるそれらの位置により、円筒状の嵌合部分32が開放
シーム34により圧縮及び膨張できるという点で、フレ
キシブルである。
【0014】組み立てにおいては、上記のように、各端
子22が、圧着された電気ケーブル又は絶縁ワイヤ28
と共に、矢印A(図1)の方向に絶縁ハウジング12の
各端子受入通路14へ挿入される。端子22が端子受入
通路14に挿入されるにつれて、半径方向外方に突出す
るラッチフランジ36が溝16へと突出しそしてその長
手方向に移動する。端子22がその完全挿入位置に向か
って移動するにつれて、ラッチフランジ36は、溝16
の両側壁によって案内され、溝16の側壁の間隔はその
ラッチ端16bに向かって狭くなっているために、ラッ
チフランジ36は互いに向かって押しやられて嵌合部分
32をその弾力に抗して圧縮する。ラッチフランジ36
が溝16のラッチ端16bにおいてラッチ肩部20を越
えると、嵌合部分32が弾力で復元し、ラッチフランジ
36は、ラッチ肩部20の前方にパチンと係合し、矢印
Aと逆の方向に端子22が引き抜かれるのを防止する。
子22が、圧着された電気ケーブル又は絶縁ワイヤ28
と共に、矢印A(図1)の方向に絶縁ハウジング12の
各端子受入通路14へ挿入される。端子22が端子受入
通路14に挿入されるにつれて、半径方向外方に突出す
るラッチフランジ36が溝16へと突出しそしてその長
手方向に移動する。端子22がその完全挿入位置に向か
って移動するにつれて、ラッチフランジ36は、溝16
の両側壁によって案内され、溝16の側壁の間隔はその
ラッチ端16bに向かって狭くなっているために、ラッ
チフランジ36は互いに向かって押しやられて嵌合部分
32をその弾力に抗して圧縮する。ラッチフランジ36
が溝16のラッチ端16bにおいてラッチ肩部20を越
えると、嵌合部分32が弾力で復元し、ラッチフランジ
36は、ラッチ肩部20の前方にパチンと係合し、矢印
Aと逆の方向に端子22が引き抜かれるのを防止する。
【0015】図2は、2つの端子22を完全挿入位置で
示しており、左側端子22のラッチフランジ36がラッ
チ肩部20の前方にいかにロックされるかを明確に示し
ている。又、図2においては、嵌合部分32及びラッチ
フランジ36の一部が絶縁ハウジング12の嵌合面12
bを越えて突出することも明らかであろう。それ故、プ
ライヤのような工具を用いて、ラッチフランジ36を把
持し、そしてラッチフランジ36を締めつけて、ラッチ
フランジ36が再びラッチ肩部20を越えるようにする
ことができる。ラッチフランジ36がラッチ肩部20を
越えると、各端子22をその挿入方向とは逆に(即ち、
図1の矢印Aの方向とは逆に)各端子受入通路14から
引き抜くことができる。
示しており、左側端子22のラッチフランジ36がラッ
チ肩部20の前方にいかにロックされるかを明確に示し
ている。又、図2においては、嵌合部分32及びラッチ
フランジ36の一部が絶縁ハウジング12の嵌合面12
bを越えて突出することも明らかであろう。それ故、プ
ライヤのような工具を用いて、ラッチフランジ36を把
持し、そしてラッチフランジ36を締めつけて、ラッチ
フランジ36が再びラッチ肩部20を越えるようにする
ことができる。ラッチフランジ36がラッチ肩部20を
越えると、各端子22をその挿入方向とは逆に(即ち、
図1の矢印Aの方向とは逆に)各端子受入通路14から
引き抜くことができる。
【0016】図3は、4つの端子22,22a,22b
及び22cを、各端子受入通路14への異なる順次挿入
位置で示している。最右側の端子22は、絶縁ハウジン
グ12の右端の端子受入通路14へ矢印Aの方向に挿入
する前の状態を示している。端子22を端子受入通路1
4に入れるときは、溝16の口端16aの側壁間隔がラ
ッチフランジ36の間隔よりも広いので、ラッチフラン
ジ36を溝16に容易に入れることができる。
及び22cを、各端子受入通路14への異なる順次挿入
位置で示している。最右側の端子22は、絶縁ハウジン
グ12の右端の端子受入通路14へ矢印Aの方向に挿入
する前の状態を示している。端子22を端子受入通路1
4に入れるときは、溝16の口端16aの側壁間隔がラ
ッチフランジ36の間隔よりも広いので、ラッチフラン
ジ36を溝16に容易に入れることができる。
【0017】図3において、端子22aは、その端子受
入通路14に部分的に挿入されて、端子22aのラッチ
フランジ36が溝16の側壁に係合する点に達してい
る。しかしながら、ラッチフランジ36は、端子22a
の嵌合部分32をまだ圧縮し始めていない。
入通路14に部分的に挿入されて、端子22aのラッチ
フランジ36が溝16の側壁に係合する点に達してい
る。しかしながら、ラッチフランジ36は、端子22a
の嵌合部分32をまだ圧縮し始めていない。
【0018】図3において、端子22bは、ラッチフラ
ンジ36が溝16のラッチ端16bの急激に拡大するラ
ッチ区分18へ入る前まで挿入されている。本質的に、
溝16の側壁はラッチフランジ36を互いに向けてバイ
アスしており、これにより、端子22bの円筒状の嵌合
部分32が弾力に抗して圧縮されて、バネエネルギーが
確立されると共に、ラッチフランジ36をそれらの静的
状態へと外方にバイアスする傾向となる。
ンジ36が溝16のラッチ端16bの急激に拡大するラ
ッチ区分18へ入る前まで挿入されている。本質的に、
溝16の側壁はラッチフランジ36を互いに向けてバイ
アスしており、これにより、端子22bの円筒状の嵌合
部分32が弾力に抗して圧縮されて、バネエネルギーが
確立されると共に、ラッチフランジ36をそれらの静的
状態へと外方にバイアスする傾向となる。
【0019】図3において、端子22cは、各端子受入
通路14内の完全挿入位置で示されている。ラッチフラ
ンジ36は、拡大したラッチ区分18へと外方にパチン
と入れられ、ラッチ肩部20の前方に配置されているこ
とが明らかである。この完全挿入位置では、ラッチフラ
ンジ36とラッチ肩部20との間の相互係合により、端
子22cをその端子受入通路14から(即ち、矢印Aと
反対の方向に)引き抜くことができない。
通路14内の完全挿入位置で示されている。ラッチフラ
ンジ36は、拡大したラッチ区分18へと外方にパチン
と入れられ、ラッチ肩部20の前方に配置されているこ
とが明らかである。この完全挿入位置では、ラッチフラ
ンジ36とラッチ肩部20との間の相互係合により、端
子22cをその端子受入通路14から(即ち、矢印Aと
反対の方向に)引き抜くことができない。
【0020】更に、図3は、完全に挿入された端子22
cが絶縁ハウジング12の嵌合面12bを越えていかに
突出するかを示している。これは、プライヤのような適
当な工具によりラッチフランジ36を操作できるように
する。もし所望であれば、ラッチフランジ36を矢印B
の方向に互いに向けて締めつけて、ラッチ肩部20を越
えるに充分なほどラッチフランジ36を互いに近づける
ことができる。いったんラッチ肩部20を越えると、端
子22cをその挿入方向とは逆に端子受入通路14から
引き抜くことができる。
cが絶縁ハウジング12の嵌合面12bを越えていかに
突出するかを示している。これは、プライヤのような適
当な工具によりラッチフランジ36を操作できるように
する。もし所望であれば、ラッチフランジ36を矢印B
の方向に互いに向けて締めつけて、ラッチ肩部20を越
えるに充分なほどラッチフランジ36を互いに近づける
ことができる。いったんラッチ肩部20を越えると、端
子22cをその挿入方向とは逆に端子受入通路14から
引き抜くことができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、電気コネクタにおいて端子のための簡単で且つ
信頼性のあるラッチ機構が提供され、そして絶縁ハウジ
ングの端子受入通路に端子を保持するための、片持梁式
のラッチアームによらない、新規で且つ改良されたラッ
チ機構が提供された。
により、電気コネクタにおいて端子のための簡単で且つ
信頼性のあるラッチ機構が提供され、そして絶縁ハウジ
ングの端子受入通路に端子を保持するための、片持梁式
のラッチアームによらない、新規で且つ改良されたラッ
チ機構が提供された。
【図1】2つの端子の一方が絶縁ハウジングに完全に受
け入れられそして他方の端子が絶縁ハウジングに挿入さ
れようとしている状態で電気コネクタを部分的に破断し
て示した部分斜視図である。
け入れられそして他方の端子が絶縁ハウジングに挿入さ
れようとしている状態で電気コネクタを部分的に破断し
て示した部分斜視図である。
【図2】図1と同様であるが、両方の端子が絶縁ハウジ
ングに完全に挿入された状態を示す図である。
ングに完全に挿入された状態を示す図である。
【図3】絶縁ハウジングの4つの端子受入通路に沿って
細長い溝を通る拡大横断面図であって、端子の順次挿入
位置を示す図である。
細長い溝を通る拡大横断面図であって、端子の順次挿入
位置を示す図である。
10 電気コネクタ 12 絶縁ハウジング 14 端子受入通路 14a 入口端 14b ラッチ端 16 溝 16a 溝の巾広の口端 16b 溝の巾狭のラッチ端 20 ラッチ肩部 22 端子 24,26 圧着アーム 28 電気ケーブル又は絶縁ワイヤ 30 導電性コア 32 円筒状の嵌合部分 36 ラッチフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−84578(JP,A) 実開 昭54−52095(JP,U) 実開 昭55−152679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/42 H01R 13/10
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1つの細長い端子受入通路1
4を有する絶縁ハウジング12を備え、端子受入通路1
4と連通する細長い溝16が端子受入通路14の一側に
長手方向に沿って設けられており、この溝16の対向す
る側壁の間隔が、上記端子受入通路14の入口端14a
に隣接する巾広の口端16aから、上記端子受入通路1
4の入口端14aから離れた巾狭のラッチ端16bへと
徐々に収斂し、上記溝16のラッチ端16bは、急激に
拡大するラッチ区分18を有し、 更に、上記入口端14aを経て上記端子受入通路14へ
長手方向に挿入される端子22を備え、この端子22
は、上記端子受入通路14のラッチ端14bから挿入さ
れる相補的な端子を受け入れるために一端に開口部を備
えた筒状の嵌合部分32と、この嵌合部分32から上記
溝16へと突出して、嵌合部分32を上記端子受入通路
14に挿入する際には上記溝16の、ラッチ端16bへ
向かって収斂する側壁によって嵌合部分32をその弾力
に抗して圧縮し、挿入完了時には嵌合部分32の弾力に
よる復元によって上記ラッチ区分18にラッチ式に相互
係合させるための一対のラッチフランジ36とを含んで
おり、 端子受入通路14に挿入完了した端子22が、上記ラッ
チフランジ36と上記溝16のラッチ区分18の相互係
合のみで、端子受入通路14からの引き抜きができない
ようにしてある ことを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項2】 上記端子22の嵌合部分32は、上記ラ
ッチフランジ36に柔軟性を与えるために長手方向の全
長に亘って開放シーム34を有し、この開放シーム34
の一端両側の各々に上記ラッチフランジ36の1つが設
けられる請求項1に記載の電気コネクタ。 - 【請求項3】 上記溝16の上記拡大するラッチ区分1
8は、上記ラッチフランジ36に対するロック面を形成
するために溝16の両側の各々にラッチ肩部20を有し
ている請求項2に記載の電気コネクタ。 - 【請求項4】 少なくとも1つの細長い端子受入通路1
4を有する絶縁ハウ ジング12を備え、端子受入通路1
4と連通する細長い溝16が端子受入通路14の一側に
長手方向に沿って設けられており、この溝16の対向す
る側壁の間隔が、上記端子受入通路14の入口端14a
に隣接する巾広の口端16aから、上記端子受入通路1
4の入口端14aから離れた巾狭のラッチ端16bへと
徐々に収斂し、上記溝16のラッチ端16bは、急激に
拡大するラッチ区分18を有し、 更に、上記入口端14aを経て上記端子受入通路14へ
長手方向に挿入される端子22を備え、この端子22
は、上記端子受入通路14のラッチ端14bから挿入さ
れる相補的な端子を受け入れるために一端に開口部を備
えた筒状の嵌合部分32と、この嵌合部分32から上記
溝16へと突出して、嵌合部分32を上記端子受入通路
14に挿入する際には上記溝16の側壁によって嵌合部
分32をその弾力に抗して圧縮し、挿入完了時には嵌合
部分32の弾力による復元によって 上記ラッチ区分18
にラッチ式に相互係合させるための一対のラッチフラン
ジ36とを含んでおり、 端子受入通路14に挿入完了した端子22が、上記ラッ
チフランジ36と上記溝16のラッチ区分18の相互係
合のみで、端子受入通路14からの引き抜きができない
ようにしてあり、且つ、 端子22を端子受入通路14に挿入完了した状態で、 上
記ラッチフランジ36の少なくとも一部は、上記端子2
2のラッチ解除のアクセスのためにこのラッチフランジ
36に接近できるように上記絶縁ハウジング12の嵌合
面12bから外部に突出させてあることを特徴とする電
気コネクタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP95102640A EP0729201B1 (en) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | Electrical connector with improved terminal latching means |
GB95102640.0 | 1995-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08250187A JPH08250187A (ja) | 1996-09-27 |
JP2817036B2 true JP2817036B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=8219008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8060161A Expired - Lifetime JP2817036B2 (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-22 | 改良された端子ラッチ機構を有する電気コネクタ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0729201B1 (ja) |
JP (1) | JP2817036B2 (ja) |
KR (1) | KR100240856B1 (ja) |
CN (1) | CN1137693A (ja) |
BR (1) | BR9600784A (ja) |
DE (1) | DE69527504T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11167951A (ja) * | 1997-12-05 | 1999-06-22 | Amp Japan Ltd | 電気コネクタ及びそれに使用されるコンタクト |
DE19822466B4 (de) * | 1998-05-19 | 2009-07-30 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Steckeranordnung mit Steckergehäuse und Rundsteckstift |
DE102014009207B4 (de) * | 2013-06-21 | 2019-02-07 | Lear Corporation | Verfahren zur montage einer elektrischen anschlussanordnung |
JP7164322B2 (ja) * | 2018-05-18 | 2022-11-01 | キヤノンプレシジョン株式会社 | ケーブルの固定構造およびケーブルの固定方法 |
CN109217027B (zh) * | 2018-08-21 | 2021-03-30 | 苏州佳世达电通有限公司 | 电子设备系统及其应用的连接组件 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2925577A (en) * | 1958-06-10 | 1960-02-16 | Royal Mcbee Corp | Terminal block connector assembly |
AU463608B2 (en) * | 1971-04-27 | 1975-07-16 | Amp Incorporated | Socket terminal |
US3764960A (en) * | 1972-05-25 | 1973-10-09 | Prod Inc Van | Cluster assembly and connector clip therefor |
US3957337A (en) * | 1975-02-21 | 1976-05-18 | Litton Systems, Inc. | Miniature electrical connector having contact centering means |
JPS5222595U (ja) * | 1975-08-07 | 1977-02-17 | ||
JPS5643988Y2 (ja) * | 1978-08-14 | 1981-10-14 | ||
JPS6328543Y2 (ja) * | 1979-04-18 | 1988-08-01 | ||
JPS5784578A (en) * | 1980-11-17 | 1982-05-26 | Japan Aviation Electron | Socket connector |
-
1995
- 1995-02-24 DE DE69527504T patent/DE69527504T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-24 EP EP95102640A patent/EP0729201B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-02-22 BR BR9600784A patent/BR9600784A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-02-22 JP JP8060161A patent/JP2817036B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-23 KR KR1019960004297A patent/KR100240856B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-02-23 CN CN96102704A patent/CN1137693A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0729201A1 (en) | 1996-08-28 |
JPH08250187A (ja) | 1996-09-27 |
BR9600784A (pt) | 1997-12-23 |
KR100240856B1 (ko) | 2000-01-15 |
KR960032805A (ko) | 1996-09-17 |
EP0729201B1 (en) | 2002-07-24 |
CN1137693A (zh) | 1996-12-11 |
DE69527504D1 (de) | 2002-08-29 |
DE69527504T2 (de) | 2003-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0147956B1 (en) | "connector having means for positively seating contacts" | |
JP3145271B2 (ja) | 低挿入力コネクタ | |
JP2934832B2 (ja) | 端子位置設定手段を有する電気コネクタ | |
US4708662A (en) | Connector assembly with pre-staged terminal retainer | |
US5281168A (en) | Electrical connector with terminal position assurance system | |
JP2779921B2 (ja) | 端子ロック手段を有する電気コネクタ | |
US4640567A (en) | Detachable sealed multicontact electrical connector | |
US4891017A (en) | Socket connector with pin aligning housing | |
US5647775A (en) | Electrical connector with terminal locking means | |
EP0716473A1 (en) | Connector with a front end mounted terminal position assurance system | |
EP0637855B1 (en) | Electrical connector with improved terminal latching system | |
CA1192971A (en) | Electrical connector | |
JPH05275135A (ja) | 雌型電気端子 | |
US20040110427A1 (en) | Cable end connector and method of assembling the same | |
JP2932164B2 (ja) | 電気コネクタアッセンブリとその端子構造 | |
US5647772A (en) | Terminal position assurance system for an electrical connector | |
TW200414625A (en) | Electrical connector with terminal position assurance system | |
JP2817036B2 (ja) | 改良された端子ラッチ機構を有する電気コネクタ | |
US5876253A (en) | Electrical connector with improved terminal latching system | |
US5971815A (en) | Electrical connector with terminal locking member | |
US20010003689A1 (en) | Electrical connector with terminal retainer | |
US5252094A (en) | Electrical connector with improved terminal retention | |
EP0549908B1 (en) | Electrical terminal assembly with terminal lock | |
EP0208778B1 (en) | Detachable sealed multicontact electrical connector | |
CN209948090U (zh) | 连接器和连接器组件 |