JP2814921B2 - 雌形端子金具 - Google Patents
雌形端子金具Info
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Description
端子金具のタブに弾性的に接触する弾性接触片を設けた
雌形端子金具に関し、特に、その弾性接触片が過度に撓
むのを防止する機能を備えた雌形端子金具に関する。
のを防止する機能を備えた雌形端子金具として、実開平
3−77382号公報に記載されたものが知られてい
る。これは、図7に示すように、箱形をなす本体部31
の側面32を切り起こすことにより、弾性接触片34の
先端側の下方に対応して鉛直姿勢の突起33を設けてあ
る。そして、相手の雄形端子金具のタブ35が本体部3
1内に先端側から挿入されたときに、その挿入方向が適
正であれば、図8に示すように、タブ35は弾性接触片
34を突起33に当接しない程度に撓ませつつ弾性接触
片34と本体部31の天井面36との間に挿入されて接
続される。ここで、タブ35の挿入方向が斜め下向きと
なったりした場合には、弾性接触片34は図8に示す状
態よりもさらに下方に撓む。しかし、挿入角度がそれ程
に大きくなければ、弾性接触片34は弾性限度を超える
前に突起33に当接してそれ以上の下方への撓みが阻止
される。すなわち、弾性接触片34が過度に撓むのが防
止されて塑性変形に至るのが防止されるように機能す
る。
5が挿入されたときの傾きが大きいときは、タブ35
は、例えば、図9に示すように、弾性接触片34の折返
部37と突起33に当接する部位との中間位置に突き当
たることになる。しかし、この突き当て部分は下から支
えるものがないことから、この部分がタブ35で強く突
き押されると比較的容易に塑性変形を生じてしまう。
31号公報には、本体部の側面を切り起こすことによ
り、弾性接触片の長さ方向に細長い水平姿勢の突片を形
成し、弾性接触片が過度に撓もうとした場合に、弾性接
触片の先端側と長さ方向の中央部の2点をその突片で受
けることにより、弾性接触片が過度に撓むのを阻止する
ものが提案された。しかしながら、このものは、本体部
の側面が広範囲にわたって切り起こされて開口している
ため、本体部の側面の強度低下を招くという別の欠点が
あった。
不適正な挿入に起因して生ずる弾性接触片の過度の撓み
を広範囲にわたって防止でき、なおかつ、本体部の強度
低下を招くことのないようにした雌形端子金具を提供す
ることを目的とするものである。
に、請求項1記載の発明は、箱形の本体部と、その本体
部の先端から内方に折り返された弾性接触片とを備え、
雄形端子金具のタブが本体部の先端側から弾性接触片を
撓ませつつその弾性接触片と弾性的な接触可能に挿入さ
れる雌形端子金具において、本体部の側面に、弾性接触
片の長さ方向の少なくとも前後2箇所に当接可能とする
ことで弾性接触片の過度の撓みを阻止するストッパを、
その本体部の側面から叩き出しにより膨出させることに
よって形成したところに特徴を有する。
形端子金具において、ストッパの弾性接触片と当接する
部分の少なくとも1箇所が、その弾性接触片と所定長さ
範囲にわたって接触する形状となっているところに特徴
を有する。
に撓むと、弾性接触片の長さ方向の少なくとも前後2箇
所が本体部の側面に設けられたストッパで受けられて、
それ以上の撓みが阻止される。請求項2の発明において
は、弾性接触片がストッパで受けられる場合に、その少
なくとも一箇所については所定長さ範囲に旦って受承さ
れる。
性接触片がストッパによって長さ方向の少なくとも前後
2箇所で受けられるから、弾性接触片の過度変形を抑制
する機能を発揮できる長さ範囲が拡大される。しかも、
ストッパは本体部の側面から膨出して設けてあるから、
ストッパ自身が本体部側面の補強効果をも与えるものと
なる等、二重の効果が得られる。
果に加え、弾性接触片の一部がストッパにより所定長さ
範囲に旦って受けられるから、弾性接触片はより安定し
た状態で受承され、荷重の分散化が図れることから、弾
性接触片の過度撓みをより確実に防止することができ
る。
づいて説明する。本実施例の雌形端子金具は所定形状の
金属薄板を曲げ加工して成形されたものであって、図1
に示すように、電線1の被覆2の端末が圧着されるイン
シュレーションバレル11と、その被覆2から剥き出さ
れた芯線3の端末を圧着するためのワイヤバレル12
と、その前方に設けられた本体部13とからなってい
る。
折曲げ、さらに天井板15を折曲げて全体を箱形状に折
曲げて組み上げたものである。天井板15は一方の側面
22から連続したものであって、これを他方の側面22
の両端部から延出されかつこれらの中央部に押し出し部
27aが形成された前後一対の押さえ片27によって押
さえ込まれることによって、本体部13の形状保持がな
されている。また、本体部13の先端面には開口部14
が形成され、図4に示すように、その開口部14を通し
て雄形端子金具のタブ5が挿入されるようになってい
る。その本体部13の天井板15の内面の中央部には、
外面側から方形状に叩き出されて挟持部16が形成され
ている。
れている。この弾性接触片18は、本体部13が展開さ
れている状態において底板19の前縁から延長される部
分を、本体部13の両側面22の折曲げ工程前に略U字
状に折り返して形成したものである。この弾性接触片1
8の折返部18aは本体部13の側面の前縁よりやや内
方へ引っ込んで位置するようにしてあり、雌形端子金具
を図示しない雌ハウジングのキャビティに挿入したとき
に、キャビティ内の前端壁に直接、折返部18aが当接
しないようにしている。
ては先端側へ向けて上り勾配としてあり、適切な弾性が
付与されている。さらに、弾性接触片18のほぼ中央部
には接点20が膨出されている。この接点20の上面は
フラットな面としてあり、この面と天井板15側の挟持
部16との間でタブ5を弾性力をもって挟持する。な
お、弾性接触片18は正規な状態でタブ5が挿入される
限りは次述するストッパ23に係合しないようになって
いるが、何らかの事情(例えば図6に示すようにタブ5
の挿入角度が大きいような場合)でストッパ23と係合
するまでに撓み変形したときには、接点20より先端側
の範囲は、ストッパ23と長さ方向に沿って連続して接
するようになっている。
弾性接触片18の過度撓みを防止するための一対のスト
ッパ23が対称位置に設けられている。両ストッパ23
は本体部13の側面22を外面側から叩き出すことによ
って、本体部13内に膨出して形成されたものである。
より詳細には、ストッパ23の周縁部はほぼ均一幅をも
った傾斜面としてあり、中央部は他の側面22と平行面
をなしている。
接触片18が一定量弾性変形したときに弾性接触片18
の左右両側縁の下面側に確実に係合可能な程度に設定さ
れている。また、ストッパ23は自然状態における弾性
接触片18の下方の高さ位置において配され、弾性接触
片18の弾性限度内において接するようにしてある。さ
らに、ストッパ23が設けられている長さ範囲は接点2
0の前縁部に対応する位置から弾性接触片18の先端に
対応する位置に至る範囲に旦って水平に配されている。
これによって、弾性接触片18が両ストッパ23に係合
する場合には、図6に示すように、接点20の前縁部が
第1の接触部C1となり、また接点20を跨いで先端
(自由端)に至る範囲が第2の接触部C2ということに
なり、同図にも示されるように、第2の接触部C2はス
トッパ23とその長さ方向に沿って線接触する状態とな
る。
形端子金具を収容する図示しないコネクタハウジングの
キャビティに設けられたランスが嵌合する係止孔25が
形成されているとともに、その係止孔25の左右の側縁
に、同じくキャビティの嵌合溝に嵌まって収容時のがた
つきを防止するのに機能するスタビライザ26が突設さ
れている。
いてその作用を説明する。相手の雄形端子金具のタブ5
が、図5に示すように、本体部13の先端の開口部14
から天井板15の挟持部16に沿って正しい姿勢で挿入
された場合は、タブ5はその挿入過程で弾性接触片18
の接点20に当たり、挿入の進行に伴って接点20を通
過しつつ弾性接触片18を次第に下方に押圧する。それ
により弾性接触片18は、折返部18aを中心にストッ
パ23に当接しない程度に次第に下方に撓み、すなわち
弾性限度内で弾性変形し、その復元弾性力によりタブ5
が天井板15の挟持部16と弾性接触片18の接点20
との間で弾力的に挟まれた状態となって、タブ5と弾性
接触片18とが電気的な導通可能に接続される。
物の挿入)によって、タブ5が斜め下向きの姿勢で挿入
された場合は、タブ5が本体部13内に入ったところ
で、図6に示すように、その先端が弾性接触片18の接
点20の手前側の部分に角度をなして突き当たって弾性
接触片18を押圧する。そうすると、弾性接触片18は
上記のタブ5が正しく挿入された場合に比べてさらに下
方に撓むことになるが、第1の接触部C1がストッパ2
3の手前側の角部に点接触し、それとともに、第2の接
触部C2が、左右のストッパ23の上縁の奥側の部分に
線接触した状態で当接する。これにより、弾性接触片1
8は弾性限度を超えてそれ以上に撓むのが阻止される。
るにもかかわらず、ゴミ等の異物がタブ5の上面に付着
しているような場合も、弾性接触片23が下方に大きく
撓もうとするが、この場合も、上記と同様に、弾性接触
片18の先端側の一定長さ部分と接点20の手前側の側
縁が左右のストッパ23にそれぞれ当接して、弾性接触
片18の弾性限度を超えた過度の撓みが阻止される。
18は第1、第2の接触部C1,C2がストッパ23と
係合することによって、前後二箇所で外力を受承するよ
うにしたため、広い範囲で弾性接触片18に過度撓みを
生じさせるような外力に有効に抗することができる。し
かも、第2の接触部C2ではストッパ23と線接触して
いるため、荷重を分散させて過度撓みをより確実に解消
することができる。
側面22を叩き出して形成されているから、ストッパを
切り起こして形成する場合と違って側面22が開口され
ないから、これが補強手段となって本体部13の変形防
止に寄与する。
説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
先端側がストッパ23に対して一定長さ範囲に旦って接
触するようになっているが、基端部側と同じく点接触と
して弾性接触片18の長さ方向の前後2箇所で受ける構
成であってもよく、この場合にも、相手のタブ5が突き
当たる位置や、噛んだ異物の位置にかかわらず、弾性接
触片18が過度に撓むのを有効に阻止し得るのであっ
て、そのような構成のものも本発明に含まれる。
3を本体部13の左右両側面22に設けたが、弾性接触
片18を長さ方向の前後2箇所で受ける機能を果たす限
りにおいては、ストッパ23を左右いずれか一方の側面
22に設けるだけであっても良い。
うに横長の一体的なものに形成するのに代えて、弾性接
触片18の長さ方向の前後2箇所をそれぞれに受けるよ
うに、2個のストッパを別々に叩き出しによって形成す
るようにしても良い。
の縦断面図
縦断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 箱形の本体部と、その本体部の先端から
内方に折り返された弾性接触片とを備え、雄形端子金具
のタブが前記本体部の先端側から前記弾性接触片を撓ま
せつつその弾性接触片と弾性的な接触可能に挿入される
雌形端子金具において、 前記本体部の側面に、前記弾性接触片の長さ方向の少な
くとも前後2箇所に当接可能とすることで弾性接触片の
過度の撓みを阻止するストッパを、その本体部の側面か
ら叩き出しにより膨出させることによって形成したこと
を特徴とする雌形端子金具。 - 【請求項2】 前記ストッパの前記弾性接触片と当接す
る部分の少なくとも1箇所が、その弾性接触片と所定長
さ範囲にわたって接触する形状となっていることを特徴
とする請求項1記載の雌形端子金具。
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Family
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Family Applications (1)
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