JP2814697B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
冷凍サイクル装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷暖房や給湯または超低温装置などの、よ
り高温または低温を得るための冷凍サイクル装置に関す
る。
り高温または低温を得るための冷凍サイクル装置に関す
る。
従来の技術 従来、低温冷蔵庫や給湯機等の冷凍サイクルのように
低温側と高温側の温度差が大きい場合には、2段圧縮冷
凍サイクル(図示せず)と呼ばれる、圧縮行程を2段に
分けて行い、圧縮機効率の向上と、圧縮機吐出冷媒温度
の低減を図った冷凍サイクルが多く用いられてきた。
低温側と高温側の温度差が大きい場合には、2段圧縮冷
凍サイクル(図示せず)と呼ばれる、圧縮行程を2段に
分けて行い、圧縮機効率の向上と、圧縮機吐出冷媒温度
の低減を図った冷凍サイクルが多く用いられてきた。
また、さらに低温側と高温側の温度差が大きくなる超
低温冷蔵庫等には、2元冷凍サイクルと呼ばれる装置が
用いられることが多い。以下その構成を第2図に示して
説明する。図示のように高温側圧縮機1、凝縮器2、高
温側絞り装置3、蒸発器4を接続した高温側サイクル
と、低温側圧縮機5、凝縮器6、低温側絞り装置7、蒸
発器8を接続した低温側サイクルとからなり、低温側の
蒸発器4と低温側の凝縮器6を熱交換させることによ
り、低温側の冷媒を凝縮し、高温側の冷媒を蒸発させる
構成となっている。
低温冷蔵庫等には、2元冷凍サイクルと呼ばれる装置が
用いられることが多い。以下その構成を第2図に示して
説明する。図示のように高温側圧縮機1、凝縮器2、高
温側絞り装置3、蒸発器4を接続した高温側サイクル
と、低温側圧縮機5、凝縮器6、低温側絞り装置7、蒸
発器8を接続した低温側サイクルとからなり、低温側の
蒸発器4と低温側の凝縮器6を熱交換させることによ
り、低温側の冷媒を凝縮し、高温側の冷媒を蒸発させる
構成となっている。
また、−50℃以下を必要とする超低温冷蔵庫用として
は低温側にはR−13等の低沸点冷媒を封入し、高温側に
はR−22等の比較的高沸点冷媒を封入するのが一般的で
ある。
は低温側にはR−13等の低沸点冷媒を封入し、高温側に
はR−22等の比較的高沸点冷媒を封入するのが一般的で
ある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記2段圧縮冷凍サイクルでは低温側
の温度が非常に低い場合には、低温側圧縮機5の吸入冷
媒の比容積が大きくなるため必要能力を確保するために
は圧縮機が大型化し、高温側の温度が高い場合には圧力
が高くなりすぎるといった問題があった。
の温度が非常に低い場合には、低温側圧縮機5の吸入冷
媒の比容積が大きくなるため必要能力を確保するために
は圧縮機が大型化し、高温側の温度が高い場合には圧力
が高くなりすぎるといった問題があった。
また、2元冷凍サイクルは、超低温冷蔵庫のように常
に低温が必要な場合など、温度条件が一定している場合
には有効であるが、たとえば冷暖房機や給湯機のよう
に、蒸発温度や凝縮温度が負荷によって大きく変化する
場合や、運転・停止を繰り返す場合など、冷媒の選定が
非常に難しく、たとえば低温側の冷媒にR−13を用いた
場合には、周囲温度が30℃のときに停止すると、臨界温
度を越えた状態となり、圧力も40気圧以上になり、非常
に危険な状態となることが予想されることなどの問題が
あった。
に低温が必要な場合など、温度条件が一定している場合
には有効であるが、たとえば冷暖房機や給湯機のよう
に、蒸発温度や凝縮温度が負荷によって大きく変化する
場合や、運転・停止を繰り返す場合など、冷媒の選定が
非常に難しく、たとえば低温側の冷媒にR−13を用いた
場合には、周囲温度が30℃のときに停止すると、臨界温
度を越えた状態となり、圧力も40気圧以上になり、非常
に危険な状態となることが予想されることなどの問題が
あった。
本発明は上記従来の問題に留意し、巾広い運転条件下
でも必要能力が得られ、かつ安全な運転ができる冷凍サ
イクル装置を提供することを目的とするものである。
でも必要能力が得られ、かつ安全な運転ができる冷凍サ
イクル装置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明の冷凍サイクルは、
非共沸混合冷媒を封入し、低段側圧縮機、高段側圧縮
機、凝縮器、開閉弁、主絞り装置、蒸発器を順次接続し
て2段圧縮冷凍サイクルの主回路を構成し、前記凝縮器
出口に第1補助絞り装置を介して接続される精留分離器
を設け、前記精留分離器の底部を第1冷媒熱交換器を介
して前記高段側圧縮機の吸入側に接続するとともに、前
記低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に流路切換弁を設
け、前記流路切換弁の一方は前記高段側圧縮機の吸入側
に、他方は第2冷媒熱交換器を介して、前記主絞り装置
の入口側、および第2補助絞り装置を介して前記精留分
離器の頂部に接続し、さらに前記精留分離器の頂部を前
記蒸発器の入口側に接続した回路構成としたものであ
る。
非共沸混合冷媒を封入し、低段側圧縮機、高段側圧縮
機、凝縮器、開閉弁、主絞り装置、蒸発器を順次接続し
て2段圧縮冷凍サイクルの主回路を構成し、前記凝縮器
出口に第1補助絞り装置を介して接続される精留分離器
を設け、前記精留分離器の底部を第1冷媒熱交換器を介
して前記高段側圧縮機の吸入側に接続するとともに、前
記低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に流路切換弁を設
け、前記流路切換弁の一方は前記高段側圧縮機の吸入側
に、他方は第2冷媒熱交換器を介して、前記主絞り装置
の入口側、および第2補助絞り装置を介して前記精留分
離器の頂部に接続し、さらに前記精留分離器の頂部を前
記蒸発器の入口側に接続した回路構成としたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成により、運転する温度条件に応
じて、封入された非共沸混合冷媒の組成による2段圧縮
冷凍サイクルと、精留分離器を作動させることにより高
温側サイクルには高沸点冷媒を、低温側サイクルには低
沸点冷媒を多くした、2元冷凍サイクルに切り換えて運
転することができ、幅広い運転条件下において成績係数
の向上が図れることとなる。
じて、封入された非共沸混合冷媒の組成による2段圧縮
冷凍サイクルと、精留分離器を作動させることにより高
温側サイクルには高沸点冷媒を、低温側サイクルには低
沸点冷媒を多くした、2元冷凍サイクルに切り換えて運
転することができ、幅広い運転条件下において成績係数
の向上が図れることとなる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の冷凍サイクル装置の一実施例を示す
ものであり、図中の9は低段側圧縮機、10は高段列圧縮
機、11は凝縮器、12は開閉弁、13は主絞り装置、14は蒸
発器であり、これらを順次配管接続することにより、2
段圧縮冷凍サイクルの主回路を構成している。また、15
は精留分離器であり、凝縮器11の出口に第1補助絞り装
置16を介して接続されている。さらに精留分離器15の底
部は第1冷媒熱交換器17および逆止弁18を介して高段側
圧縮機10の吸入側に接続するとともに、低段側圧縮機9
の吐出側には流路切換弁19が設けられており、この流路
切換弁19の一方は高段側圧縮機10の吸入側に、他方は第
2冷媒熱交換器20を介して、主絞り装置13の入口側およ
び第2補助絞り装置21を介して精留分離器15の頂部に接
続されている。さらに、精留分離器15の頂部は第3補助
絞り装置22を介して蒸発器14の入口側とも接続されてい
る。
ものであり、図中の9は低段側圧縮機、10は高段列圧縮
機、11は凝縮器、12は開閉弁、13は主絞り装置、14は蒸
発器であり、これらを順次配管接続することにより、2
段圧縮冷凍サイクルの主回路を構成している。また、15
は精留分離器であり、凝縮器11の出口に第1補助絞り装
置16を介して接続されている。さらに精留分離器15の底
部は第1冷媒熱交換器17および逆止弁18を介して高段側
圧縮機10の吸入側に接続するとともに、低段側圧縮機9
の吐出側には流路切換弁19が設けられており、この流路
切換弁19の一方は高段側圧縮機10の吸入側に、他方は第
2冷媒熱交換器20を介して、主絞り装置13の入口側およ
び第2補助絞り装置21を介して精留分離器15の頂部に接
続されている。さらに、精留分離器15の頂部は第3補助
絞り装置22を介して蒸発器14の入口側とも接続されてい
る。
このような冷凍サイクルにおいて、高沸点冷媒として
たとえばR−22、低沸点冷媒としてたとえばR−13を混
合した非共沸混合冷媒を封入している。
たとえばR−22、低沸点冷媒としてたとえばR−13を混
合した非共沸混合冷媒を封入している。
つぎに運転する場合の動作について説明する。先ず、
高温側と低温側の温度差がそれぼど大きくない場合には
2段圧縮冷凍サイクルとして運転する。すなわち、流路
切換弁19は図示した方向とし、開閉弁12を開放し、第2
補助絞り装置21は冷媒が流れないように調整する。運転
開始前は冷凍サイクル内の混合冷媒の組成は、封入され
たままの組成となっており、低段側圧縮機9、高段側圧
縮機10の運転を開始することにより、高段側圧縮機10よ
り吐出された高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器11で冷却さ
れ、凝縮液換したのち、開閉弁12を通過し、主絞り装置
13で蒸発圧力まで減圧膨張されて蒸発器14に導かれ、こ
こで吸熱して蒸発気化して低段側圧縮機9に吸入され
る。ここで中間圧力まで圧縮された冷媒は、第1補助絞
り装置16を介して精留分離器15の底部および第1冷媒熱
交換器17、逆止弁18を通って導かれる液冷媒と混合する
ことにより、液冷媒の蒸発潜熱により冷却されて、高段
側圧縮機10に吸入される。このようにして、封入された
組成の混合冷媒による2段圧縮1段膨張の冷凍サイクル
が実現され、1段圧縮では圧縮比が大きくなりすぎて極
端な効率低下が起こるような温度条件においても高い効
率を維持することができるものである。
高温側と低温側の温度差がそれぼど大きくない場合には
2段圧縮冷凍サイクルとして運転する。すなわち、流路
切換弁19は図示した方向とし、開閉弁12を開放し、第2
補助絞り装置21は冷媒が流れないように調整する。運転
開始前は冷凍サイクル内の混合冷媒の組成は、封入され
たままの組成となっており、低段側圧縮機9、高段側圧
縮機10の運転を開始することにより、高段側圧縮機10よ
り吐出された高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器11で冷却さ
れ、凝縮液換したのち、開閉弁12を通過し、主絞り装置
13で蒸発圧力まで減圧膨張されて蒸発器14に導かれ、こ
こで吸熱して蒸発気化して低段側圧縮機9に吸入され
る。ここで中間圧力まで圧縮された冷媒は、第1補助絞
り装置16を介して精留分離器15の底部および第1冷媒熱
交換器17、逆止弁18を通って導かれる液冷媒と混合する
ことにより、液冷媒の蒸発潜熱により冷却されて、高段
側圧縮機10に吸入される。このようにして、封入された
組成の混合冷媒による2段圧縮1段膨張の冷凍サイクル
が実現され、1段圧縮では圧縮比が大きくなりすぎて極
端な効率低下が起こるような温度条件においても高い効
率を維持することができるものである。
さらに、高温側と低温側の温度差が大きくなり、2段
圧縮冷凍サイクルでは、能力、効率の維持が困難となっ
た場合には2元冷凍サイクルとして運転する。すなわ
ち、流路切換弁19を図中の矢印方向に90゜回転し、開閉
弁12を閉止し、第1補助絞り装置16、第2補助絞り装置
21および第3補助絞り装置22を適度に調整する。これに
より、高段側圧縮機10より吐出された高温高圧の冷媒ガ
スは、凝縮器11で冷却され、凝縮液化したのち、第1補
助絞り装置16で中間圧力まで減圧膨張されて気液2相の
状態となって、精留分離器15の底部に導かれる。ここで
低沸点冷媒であるR−13の濃度の高い気体冷媒は精留分
離器15内を上昇し、高沸点冷媒であるR−22の濃度の高
い液冷媒は第1冷媒熱交換器17に導かれる。一方、低段
側圧縮機9より吐出された中間圧の冷媒は、流路切換弁
19を介して、第2冷媒熱交換器20に導かれ、ここで第1
冷媒熱交換器17をる液冷媒と熱交換することにより、液
冷媒を蒸発気化させるとともに、自らは凝縮液化し、主
絞り装置13で蒸発圧力まで減圧されて、蒸発器14に導か
れ、ここで吸熱して蒸発気化して低段側圧縮機9に吸入
される。また、第2冷媒熱交換器20で凝縮された液冷媒
の一部は、第2補助絞り装置21を介して精留分離器15の
頂部に供給され、精留分離器15内に上昇する前述の気体
冷媒と、十分な気液接触による精留作用が起こり、上昇
する気体は低沸点冷媒であるR−13の濃度が高まり、逆
に下降する液体は高沸点冷媒であるR22の濃度が高まる
ことになる。このようにして、低沸点冷媒R−13の濃度
の高まった気体冷媒は、精留分離器15の頂部より第3補
助絞り装置22を介して蒸発器14の入口側に導かれ、高沸
点冷媒R−22の濃度の高まった液冷媒は、精留分離器15
の底部で第1補助絞り装置16より供給される液冷媒と混
合されて第1冷媒熱交換器17に導かれる。こういった運
転を続けることにより、蒸発器14で蒸発し低段側圧縮機
9に吸入される冷媒は、低沸点冷媒であるR−13の濃度
が非常に高く、また、高段側圧縮機10で圧縮され凝縮器
11で凝縮される冷媒は、高沸点冷媒であるR−22の濃度
が非常に高くなり、低温側サイクルと、高温側サイクル
で冷媒の種類を変えた2元冷凍サイクルと同様の冷凍サ
イクルが実現される。2段圧縮で能力、能率を維持でき
ないくらい温度差の大きい運転条件においても、高い効
率と能力を維持することができるものである。
圧縮冷凍サイクルでは、能力、効率の維持が困難となっ
た場合には2元冷凍サイクルとして運転する。すなわ
ち、流路切換弁19を図中の矢印方向に90゜回転し、開閉
弁12を閉止し、第1補助絞り装置16、第2補助絞り装置
21および第3補助絞り装置22を適度に調整する。これに
より、高段側圧縮機10より吐出された高温高圧の冷媒ガ
スは、凝縮器11で冷却され、凝縮液化したのち、第1補
助絞り装置16で中間圧力まで減圧膨張されて気液2相の
状態となって、精留分離器15の底部に導かれる。ここで
低沸点冷媒であるR−13の濃度の高い気体冷媒は精留分
離器15内を上昇し、高沸点冷媒であるR−22の濃度の高
い液冷媒は第1冷媒熱交換器17に導かれる。一方、低段
側圧縮機9より吐出された中間圧の冷媒は、流路切換弁
19を介して、第2冷媒熱交換器20に導かれ、ここで第1
冷媒熱交換器17をる液冷媒と熱交換することにより、液
冷媒を蒸発気化させるとともに、自らは凝縮液化し、主
絞り装置13で蒸発圧力まで減圧されて、蒸発器14に導か
れ、ここで吸熱して蒸発気化して低段側圧縮機9に吸入
される。また、第2冷媒熱交換器20で凝縮された液冷媒
の一部は、第2補助絞り装置21を介して精留分離器15の
頂部に供給され、精留分離器15内に上昇する前述の気体
冷媒と、十分な気液接触による精留作用が起こり、上昇
する気体は低沸点冷媒であるR−13の濃度が高まり、逆
に下降する液体は高沸点冷媒であるR22の濃度が高まる
ことになる。このようにして、低沸点冷媒R−13の濃度
の高まった気体冷媒は、精留分離器15の頂部より第3補
助絞り装置22を介して蒸発器14の入口側に導かれ、高沸
点冷媒R−22の濃度の高まった液冷媒は、精留分離器15
の底部で第1補助絞り装置16より供給される液冷媒と混
合されて第1冷媒熱交換器17に導かれる。こういった運
転を続けることにより、蒸発器14で蒸発し低段側圧縮機
9に吸入される冷媒は、低沸点冷媒であるR−13の濃度
が非常に高く、また、高段側圧縮機10で圧縮され凝縮器
11で凝縮される冷媒は、高沸点冷媒であるR−22の濃度
が非常に高くなり、低温側サイクルと、高温側サイクル
で冷媒の種類を変えた2元冷凍サイクルと同様の冷凍サ
イクルが実現される。2段圧縮で能力、能率を維持でき
ないくらい温度差の大きい運転条件においても、高い効
率と能力を維持することができるものである。
また、運転を停止した場合には、装置内の冷媒は混合
され封入した組成の混合冷媒となるため、R−13のよう
な低沸点冷媒を用いた場合にも、圧力が異常に上昇し危
険な状態になったりすることを防止できる。
され封入した組成の混合冷媒となるため、R−13のよう
な低沸点冷媒を用いた場合にも、圧力が異常に上昇し危
険な状態になったりすることを防止できる。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明の冷凍サイク
ル装置は、非共沸混合冷媒を封入し、低段側圧縮機、高
段側圧縮機、凝縮器、開閉弁、主絞り装置、蒸発器を順
次接続して2段圧縮冷媒サイクルの主回路を構成し、前
記凝縮器出口に第1補助絞り装置を介して接続される精
留分離器を設け、前記精留分離器の底部を第1冷媒熱交
換器を介して前記高段側圧縮機の吸入側に接続するとと
もに、前記低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に流路切換
弁を設け、前記流路切換弁の一方は前記高段側圧縮機の
吸入側に、他方は第2冷媒熱交換器を介して、前記主絞
り装置の入口側、および第2補助絞り装置を介して前記
精留分離器の頂部に接続し、さらに前記精留分離器の頂
部を前記蒸発器の入口側に接続したことを特徴とするも
のであるから、運転する温度条件に応じて、封入された
非共沸混合冷媒の組成による2段圧縮冷凍サイクルと、
精留分離器を作動させることにより高温側サイクルには
高沸点冷媒は、低温側サイクルには低沸点冷媒を多くし
た、2元冷凍サイクルに切り換えて運転することがで
き、幅広い運転条件下において成績係数の向上と必要能
力の確保が図れるものである。
ル装置は、非共沸混合冷媒を封入し、低段側圧縮機、高
段側圧縮機、凝縮器、開閉弁、主絞り装置、蒸発器を順
次接続して2段圧縮冷媒サイクルの主回路を構成し、前
記凝縮器出口に第1補助絞り装置を介して接続される精
留分離器を設け、前記精留分離器の底部を第1冷媒熱交
換器を介して前記高段側圧縮機の吸入側に接続するとと
もに、前記低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に流路切換
弁を設け、前記流路切換弁の一方は前記高段側圧縮機の
吸入側に、他方は第2冷媒熱交換器を介して、前記主絞
り装置の入口側、および第2補助絞り装置を介して前記
精留分離器の頂部に接続し、さらに前記精留分離器の頂
部を前記蒸発器の入口側に接続したことを特徴とするも
のであるから、運転する温度条件に応じて、封入された
非共沸混合冷媒の組成による2段圧縮冷凍サイクルと、
精留分離器を作動させることにより高温側サイクルには
高沸点冷媒は、低温側サイクルには低沸点冷媒を多くし
た、2元冷凍サイクルに切り換えて運転することがで
き、幅広い運転条件下において成績係数の向上と必要能
力の確保が図れるものである。
また、運転を停止した場合には、装置内の冷媒は混合
され封入した組成の混合冷媒となるため、R−13のよう
な低沸点冷媒を用いた場合にも、圧力が異常に上昇し危
険な状態になったりすることを防止できるなど実用上多
大な効果を発揮するものである。
され封入した組成の混合冷媒となるため、R−13のよう
な低沸点冷媒を用いた場合にも、圧力が異常に上昇し危
険な状態になったりすることを防止できるなど実用上多
大な効果を発揮するものである。
第1図は本発明の一実施例の冷凍サイクル装置の回路
図、第2図は従来例の2元冷凍サイクル装置の回路図で
ある。 9……低段側圧縮機、10……高段側圧縮機、11……凝縮
器、12……開閉弁、13……主絞り装置、14……蒸発器、
15……精留分離器、16……第1補助絞り装置、17……第
1冷媒熱交換器、19……流路切換弁、20……第2冷媒熱
交換器、21……第2補助絞り装置、22……第3補助絞り
装置。
図、第2図は従来例の2元冷凍サイクル装置の回路図で
ある。 9……低段側圧縮機、10……高段側圧縮機、11……凝縮
器、12……開閉弁、13……主絞り装置、14……蒸発器、
15……精留分離器、16……第1補助絞り装置、17……第
1冷媒熱交換器、19……流路切換弁、20……第2冷媒熱
交換器、21……第2補助絞り装置、22……第3補助絞り
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船倉 正三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 1/00 - 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】非共沸混合冷媒を封入し、低段側圧縮機、
高段側圧縮機、凝縮器、開閉弁、主絞り装置、蒸発器を
順次接続して2段圧縮冷凍サイクルの主回路を構成し、
前記凝縮器出口に第1補助絞り装置を介して接続される
精留分離器を設け、前記精留分離器の底部を第1冷媒熱
交換器を介して前記高段側圧縮機の吸入側に接続すると
ともに、前記低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に流路切
換弁を設け、前記流路切換弁の一方は前記高段側圧縮機
の吸入側に、他方は第2冷媒熱交換器を介して、前記主
絞り装置の入口側、および第2補助絞り装置を介して前
記精留分離器の頂部に接続し、さらに前記精留分離器の
頂部を前記蒸発器の入口側に接続してなる冷凍サイクル
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14106090A JP2814697B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14106090A JP2814697B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432663A JPH0432663A (ja) | 1992-02-04 |
JP2814697B2 true JP2814697B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15283316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14106090A Expired - Fee Related JP2814697B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814697B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102147162A (zh) * | 2011-03-16 | 2011-08-10 | 浙江大学 | 一种精馏型变浓度自复叠气体液化系统 |
CN102706034A (zh) * | 2012-01-05 | 2012-10-03 | 王全龄 | 一种单双级互补式一托多风能热泵空调 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3630632B2 (ja) * | 2000-12-12 | 2005-03-16 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
CN110500686B (zh) * | 2019-09-05 | 2024-08-02 | 天津商业大学 | 一种多温区多联供系统 |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP14106090A patent/JP2814697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102147162A (zh) * | 2011-03-16 | 2011-08-10 | 浙江大学 | 一种精馏型变浓度自复叠气体液化系统 |
CN102147162B (zh) * | 2011-03-16 | 2012-06-27 | 浙江大学 | 一种精馏型变浓度自复叠气体液化系统 |
CN102706034A (zh) * | 2012-01-05 | 2012-10-03 | 王全龄 | 一种单双级互补式一托多风能热泵空调 |
CN102706034B (zh) * | 2012-01-05 | 2015-03-25 | 王全龄 | 一种单双级互补式一托多风能热泵空调 |
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JPH0432663A (ja) | 1992-02-04 |
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