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JP2812248B2 - ディジタル式サブキャリア再生回路 - Google Patents

ディジタル式サブキャリア再生回路

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Publication number
JP2812248B2
JP2812248B2 JP7139783A JP13978395A JP2812248B2 JP 2812248 B2 JP2812248 B2 JP 2812248B2 JP 7139783 A JP7139783 A JP 7139783A JP 13978395 A JP13978395 A JP 13978395A JP 2812248 B2 JP2812248 B2 JP 2812248B2
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JP
Japan
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signal
digital
oscillation
frequency
burst
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JP7139783A
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English (en)
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JPH08336153A (ja
Inventor
英昭 諏佐
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル式サブキャリ
ア再生回路に関し、特にテレビジョン映像信号のディジ
タル処理時におけるサブキャリア信号の再生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディジタル式サブキャリ
ア再生回路は図3に示す構成となっている。図3を参照
すると、入力端子1から供給された入力映像信号はA/
D変換回路3へ印加されて所定のサンプリング周波数の
サンプリング信号によりサンプリングされつつディジタ
ル信号に変換され、位相比較回路7の一入力となってい
る。第2の映像入力端子4から入力された映像信号はタ
イミング生成回路5に供給され、バースト信号の存在期
間を示すタイミング信号が生成される。
【0003】一方、電圧制御発振回路10が設けられて
おり、この発振信号はA/D変換回路12にてディジタ
ル信号とされて位相比較回路7の他入力となっている。
この位相比較回路7はタイミング生成回路5からのタイ
ミング信号により位相比較動作を行うものであり、すな
わち入力映像信号中のバースト信号の存在期間のみ位相
比較回路7は活性化されて2入力の位相比較を行うよう
になっている。
【0004】この位相比較出力はD/A変換回路8にて
アナログ信号とされて電圧制御発振回路10の制御電圧
として用いられる。この電圧制御発振回路10の出力に
は、入力映像信号のバースト信号に位相同期した再生サ
ブキャリア信号(11)が出力されることになるのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル式サブキャリア再生回路では、入力映像信号をディ
ジタル信号信号とするA/D変換回路3における量子化
誤差の影響がさけられず、よって量子化ノイズが大きく
なって再生サブキャリアの位相に影響を及ぼし、再生映
像信号の色成分に対するノイズ特性が劣化するという欠
点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力映
像信号中のバースト信号のディジタル信号と電圧制御発
振手段からの発振信号のディジタル信号とを位相比較し
てこの位相比較出力に応じて前記電圧制御発振手段を制
御することにより前記電圧制御発振手段の出力から前記
入力映像信号中のバースト信号に位相同期したサブキャ
リアを得るようにしたディジタル式サブキャリア再生回
路であって、所定周波数及び所定振幅を有する発振信号
を生成する信号生成手段と、前記発振信号を前記入力映
像信号中のバースト信号に加算して重畳する加算手段
と、前記加算手段により前記発振信号が重畳されたバー
スト信号をサンブリングしてディジタル化するディジタ
ル変換手段とを含み、前記発振信号の周波数は、前記バ
ースト信号の周波数より大でかつ前記ディジタル変換手
段のサンプリング周波数の1/2以下の周波数であり、
前記発振信号の振幅は、当該発振信号を前記ディジタル
変換手段によってディジタル信号としたときに約1LS
B(最下位ビット)の信号を発生可能な振幅であること
を特徴とするディジタル式サブキャリア再生回路が得ら
れる。
【0007】更に本発明によれば、所定周波数及び所定
振幅を有する発振信号を生成する信号生成手段と、前記
発振信号を前記入力映像信号中のバースト信号に加算し
て重畳する加算手段と、この加算出力をサンプリンクし
てディジタル信号とするディジタル変換手段と、電圧制
御発振手段と、この電圧発振手段の出力のディジタル信
号と前記ディジタル変換手段のディジタル信号との位相
比較を前記バースト信号の存在期間行う位相比較手段
と、この位相比較出力をアナログ信号に変換するアナロ
グ変換手段と、このアナログ信号を入力として前記電圧
制御発振手段の制御電圧を生成するループフィルタとを
み、前記発振信号の周波数は、前記バースト信号の周
波数より大でかつ前記ディジタル変換手段のサンプリン
グ周波数の1/2以下の周波数であり、前記発振信号の
振幅は、当該発振信号を前記ディジタル変換手段によっ
てディジタル信号としたときに約1LSB(最下位ビッ
ト)の信号を発生可能な振幅であり、前記電圧制御発振
手段の出力から前記入力映像信号中のバースト信号に位
相同期したサブキャリアを得るようにしたことを特徴と
するディジタル式サブキャリア再生回路が得られる。
【0008】
【作用】入力映像信号中のバースト信号に対して極めて
小さい振幅(定量的には、サンプリング周波数によりサ
ンプリングしてディジタル信号としたときに約1LSB
(最下位ビット)の信号を発生可能な振幅)を有し、ま
たバースト信号の周波数より大でかつサンプリング周波
数の1/2以下の周波数を有する非同期の発振信号を、
当該入力映像信号中のバースト信号に重畳してディジタ
ル信号変換する。これにより、バースト信号のA/D変
換回路の非直線性により生ずる量子化誤差を時間的に分
散でき、この量子化誤差による影響を低減できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
図面を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、図3と同等部分は同一符号により示してい
る。入力端子1からの映像信号は加算回路2の一入力と
なっており、この加算回路2の他入力には信号発生回路
6から発生される発振信号が供給されている。
【0011】第二の入力端子4からの映像信号はタイミ
ング生成回路5へ入力されてバースト信号の存在期間を
示すタイミング信号が生成され、位相比較回路7及び信
号発生回路6へ当該タイミング信号が供給されている。
【0012】信号発生回路6は、このタイミング信号が
供給されている間(バースト信号の存在期間)、図2
(B)に示す様な正弦波状の信号を発振するものであ
り、この発振信号は入力映像信号中のバースト信号に対
して極めて小さい振幅(定量的には、サンプリング周波
数によりサンプリングしてディジタル信号としたときに
約1LSB(最下位ビット)の信号を発生可能な振幅)
を有し、またバースト信号の周波数より大でかつサンプ
リング周波数の1/2以下の周波数を有するものとす
る。
【0013】例えば、入力映像信号が1Vp-p で、当該
入力映像信号のディジタル信号の分解能が10ビットの
場合、当該発振信号は、約7MHzの周波数を有しかつ
1mV〜2mVの振幅を有するような正弦波状の信号と
し、サブキャリア信号とは非同期となっているものとす
る。
【0014】この発振信号は加算回路2の他入力となっ
て入力映像信号のサブキャリア信号(図2(A)参照)
と加算されて重畳され、図2(C)に示す様な加算出力
波形が得られることになる。
【0015】この加算出力はA/D変換回路3にてサン
プリング周波数のサンプリング信号によりサンプリング
されつつディジタル信号とされて位相比較回路7の一入
力となる。この位相比較回路の他入力には、電圧制御発
振回路10の出力のA/D変換回路12によるディジタ
ル信号が供給されている。このディジタル位相比較出力
はD/A変換回路8に再びアナログ信号とされてループ
フィルタ9へ入力される。このループフィルタ出力が電
圧制御発振回路10の制御電圧となるのである。
【0016】尚、位相比較回路7は、図3の例と同様
に、入力映像信号のバースト信号の存在期間(図2のT
で示す期間)のみ位相比較動作を行うようになってお
り、そのためにタイミング生成回路5からのタイミング
信号が供給されている。
【0017】図2の波形図に示した様に、入力映像信号
のバースト信号(3.58MHzで0.278Vp-p )
に対して、(B)に示す様な極めて小なる振幅(1mV
〜2mV)を有する周波数の高い正弦波状の信号を、サ
ブキャリア信号に対して非同期状態で加算して重畳する
ことにより、A/D変換回路3における非直線性に起因
する量子化誤差が時間的に分散でき、バースト信号の量
子化誤差を低減することが可能となる。
【0018】実際に、入力映像信号を1Vp-p 、当該入
力映像信号のディジタル信号の分解能が10ビットと
し、重畳する非同期の発振信号を7MHz,1mV(サ
ンプリング周波数によりサンプリングしてディジタル信
号としたときに約1LSB(最下位ビット)の信号を発
生可能な振幅)としたとき、実験結果によれば、再生信
号のS/Nが59dB(何も重畳しないとき)から61
dBに向上することが確認された。
【0019】尚、重畳すべき発振信号の振幅としては、
ディジタル信号としたときに少なくとも1LSBの信号
が得られるような振幅とすべきであるが、2LSBの信
号が得られる振幅では大きすぎて正確なディジタル信号
化は困難となり、実験的には、1LSB以上で2LSB
の第2段階(A/D変換回路での量子化における段階、
ステップを称する)までの振幅が適当であり、よって実
際には1LSBの信号が得られる振幅とするのが良い。
【0020】この重畳した正弦波状の発振信号によるデ
ィジタル信号に起因する成分は後段のループフィルタの
ローパスフィルタ機能により除去されることになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、バー
スト信号に1LSB程度の振幅を有しバースト信号のそ
れ比して大きな周波数の非同期の正弦波状信号をバース
ト信号に重畳してA/D変換後にディジタル位相比較す
る様にしたので、量子化による影響をなくすことがで
き、安定な位相のサブキャリアを再生できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの各部信号波形例を示す図であ
る。
【図3】従来のディジタル式サブキャリア再生回路のブ
ロック図である。
【部号の説明】
1,4 映像信号入力端子 2 加算回路 3,12 A/D変換回路 5 タイミング生成回路 6 信号発生回路 7 位相比較回路 8 D/A変換回路 9 ループフィルタ 10 電圧制御発振回路 11 再生サブキャリア出力端子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号中のバースト信号のディジ
    タル信号と電圧制御発振手段からの発振信号のディジタ
    ル信号とを位相比較してこの位相比較出力に応じて前記
    電圧制御発振手段を制御することにより前記電圧制御発
    振手段の出力から前記入力映像信号中のバースト信号に
    位相同期したサブキャリアを得るようにしたディジタル
    式サブキャリア再生回路であって、所定周波数及び所定 振幅を有する発振信号を生成する信
    号生成手段と、 前記発振信号を前記入力映像信号中のバースト信号に加
    算して重畳する加算手段と、 前記加算手段により前記発振信号が重畳されたバースト
    信号をサンブリングしてディジタル化するディジタル変
    換手段とを含み、 前記発振信号の周波数は、前記バースト信号の周波数よ
    り大でかつ前記ディジタル変換手段のサンプリング周波
    数の1/2以下の周波数であり、前記発振信号の振幅
    は、当該発振信号を前記ディジタル変換手段によってデ
    ィジタル信号としたときに約1LSB(最下位ビット)
    の信号を発生可能な振幅である ことを特徴とするディジ
    タル式サブキャリア再生回路。
  2. 【請求項2】 前記位相比較出力をループフィルタを介
    して前記電圧制御発振手段の制御電圧として供給するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のディジタル式
    サブキャリア再生回路。
  3. 【請求項3】 前記信号生成手段は、前記入力映像信号
    中のバースト信号の存在期間のみ前記発振信号を生成す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のディジタル
    式サブキャリア再生回路。
  4. 【請求項4】 所定周波数及び所定振幅を有する発振信
    号を生成する信号生成手段と、 前記発振信号を前記入力映像信号中のバースト信号に加
    算して重畳する加算手段と、 この加算出力をサンプリンクしてディジタル信号とする
    ディジタル変換手段と、 電圧制御発振手段と、 この電圧発振手段の出力のディジタル信号と前記ディジ
    タル変換手段のディジタル信号との位相比較を前記バー
    スト信号の存在期間行う位相比較手段と、 この位相比較出力をアナログ信号に変換するアナログ変
    換手段と、 このアナログ信号を入力として前記電圧制御発振手段の
    制御電圧を生成するループフィルタとを含み、 前記発振信号の周波数は、前記バースト信号の周波数よ
    り大でかつ前記ディジタル変換手段のサンプリング周波
    数の1/2以下の周波数であり、前記発振信号の振幅
    は、当該発振信号を前記ディジタル変換手段によってデ
    ィジタル信号としたときに約1LSB(最下位ビット)
    の信号を発生可能な振幅であり、前記電圧制御発振手段
    の出力から前記入力映像信号中のバースト信号に位相同
    期したサブキャリアを得るようにした ことを特徴とする
    ディジタル式サブキャリア再生回路。
  5. 【請求項5】 前記発振信号は前記バースト信号とは非
    同期の正弦波状信号であることを特徴とする請求項1〜
    4いずれか記載のディジタル式サブキャリア再生回路。
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