JP2810605B2 - 圧送コンクリートへの添加材の混合装置 - Google Patents
圧送コンクリートへの添加材の混合装置Info
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Description
により圧送されるコンクリートに混和剤等の早強性添加
材を混合するための圧送コンクリートへの添加材の混合
装置に関する。
クリートやモルタルなどによる覆工体を形成すべくコン
クリート等の打設工事や吹き付け工事を行なう場合に
は、当該コンクリート等を早期に硬化させてその強度を
発現させるため、急結剤等の混和剤や急硬材などの液体
状もしくは粉体状の早強性添加材を添加する。
良く発現させるべく、コンクリート等に均一に混合する
必要がある。そして、前記吹き付け工事を行なう場合に
は、コンクリート等が圧縮空気によって所要箇所に噴出
され、当該吹き付け面に衝突することになるため、予め
添加されている添加材がかかる噴出及び衝突によりコン
クリート等と適度に混合されて望ましい添加材の効果が
効率良く発揮される。
いわゆる先受け工法等において、切羽前方に予め覆工体
を構築するがごとく、コンクリートポンプからコンクリ
ート圧送管を用いて給送したコンクリートを掘削溝に注
入打設するコンクリートの打設工事の場合には、コンク
リート圧送管の途中で添加材を注入混合する必要がある
が、かかる添加材の注入よって混合する方法では、注入
された添加剤が注入箇所にそのまま溜まった状態で圧送
されたり、管内壁と圧送されるコンクリートとの摺動面
におけるモルタル分や水分の多い抵抗の少ない箇所に回
り込んだりするため、添加材をコンクリート中に均一に
混合することが困難であるという問題があった。
で添加材を添加し、撹拌混合した後に圧送する方法が考
えられるが、かかる早強性添加材は、管路が長いと圧送
管内においてコンクリートが硬化し、輸送ができなくな
るという問題が生ずる。
あって、コンクリート圧送管により圧送されるコンクリ
ートに早強性添加材を容易に分散混合して、管路の途中
において、早強性添加材が均一に混合されたコンクリー
トを容易に得ることのできる圧送コンクリートへの添加
材の混合装置を提供することを目的とする。
め、この発明の圧送コンクリートへの添加材の混合装置
は、一端をコンクリート圧送ポンプに接続されたコンク
リート圧送管の吐出口近傍において管路途中に合流して
早強性添加材を供給する注入ノズルと、該注入ノズルよ
り下流側にあって、前記コンクリート圧送管に同軸かつ
回転可能に接続されるとともに、内周に突設するロッド
を有する回転管と、該回転管を回動させる回転駆動手段
とを備えたことを特徴とするものである。
水,骨材を主成分とし、セメントと水との水和反応によ
って硬化する材料の総称を意味し、例えばモルタル等の
材料も含まれる。
に吐出口近傍において合流する注入ノズルから早強性添
加材を注入されたコンクリートは、その圧送方向下流側
に移動して回転管内を通過する。そして、回転管内を通
過するコンクリートは、回転管の内周に突設するロッド
により撹拌されるとともに、回転管の回転により圧送方
向と直角の方向に回転せん断力を受けることにより、早
強性添加材との混合が促進される。したがって、これら
の作用により、コンクリート圧送管による管路が長い場
合であっても、コンクリートを硬化させることなく、早
強性添加材が均一に混合されたコンクリートが容易に形
成される。
に説明する。図1はこの発明を、トンネル覆工体を先受
け工法により構築する際に使用するコンクリート圧送プ
ラントに適用した場合の全体構成を示すもので、一端を
コンクリート供給タンク1およびコンクリート圧送ポン
プ2に接続したコンクリート圧送管3の吐出口3aは、
切羽4の外周をトンネルの断面形状に沿って掘削した掘
削溝4aに挿通され、掘削溝4a内にコンクリート5を
供給打設している。
くに、早強性混和剤等の早強性添加材を添加するための
注入ノズル6が合流し、圧送管3の内部に連通してい
る。この注入ノズル6はホース7を通じて早強性混和剤
供給タンク8および定量ポンプ9に接続し、圧送管3を
通じて輸送されるコンクリート量に応じた量の混和剤を
圧送管3内に供給する。
圧送管3の途中に、前記注入ノズル6とともに混合装置
50を構成する攪拌混合装置10が圧送管3と同軸に配
置されている。
であってこれに回転可能に軸受された回転管11と、回
転管11を回転させるための駆動モータ12を備えてい
る。そして、図2にさらに詳しく示すように、前記回転
管11は両端を水密回転継手部14を介して前記圧送管
3の連結端部に回転可能に連結されている。また前記圧
送管3の回り止め用固定ブラケット16の一端には台座
17が設けられ、この台座17上に前記駆動モータ12
が固定されている。
側においてフランジ結合されたギア18に、ピニオン1
9を介して連結し、駆動モータ12の回転方向に応じて
前記回転管11を回転駆動する。
に、それぞれ4本の撹拌ロッド20が、管軸方向に間隔
をおくとともに周方向に90°位相をずらせて、中心に
向けて突設されている。
に伴い回転し、圧送管3を通じて送られてくるコンクリ
ートを攪拌するもので、注入ノズル6を通じて圧送管3
内に定量注入された早強性混和剤はこの撹拌作用によっ
てコンクリート内部に均一に混合分散される。また、回
転管11は、その回転駆動により、回転連結部におい
て、回転管11内を通過するコンクリートにその圧送方
向とは直角の面に沿った大きな回転せん断力を付与し、
これによって撹拌効果はより一層高まる。そして、回転
管11を通過したコンクリートは早強性混和剤が一様に
分散した状態となり、この状態で掘削溝3a内に充填打
設される。この結果、充填された打設コンクリート5は
早強性混和剤の作用により急速に硬化し、早期に強度を
発現できることになる。
あたり80〜160回転程度とすることが好ましい。8
0回転以下では攪拌効率が劣るため攪拌効果が低下し、
160回転を越える回転数を与えても攪拌効果の伸びは
認めらず、いたずらに装置を大型化するだけの結果とな
る。
拌ロッド20の突出長は、回転管11の管径の1/3〜
1/2とすることが好ましい。突出長が管径の1/3よ
り短いと攪拌効率が劣ってコンクリートの流れの中心部
に添加材が混入していない部分を生じ、管径の1/2よ
り長いと撹拌混合装置10内でコンクリートが閉塞しや
すくなる。
るために、前記回転管11の回転数と混合効果との関
係、および撹拌ロッド20の突出量と混合効果との関
係、をそれぞれ調査したところ、次の結果を得られた。
びに回転管11の管径を100mmとし、コンクリートポ
ンプとしてスクイズ式ポンプを使用し、撹拌ロッド20
の突出量を回転管11の管径の1/4(25mm)に固
定して回転数をそれぞれ40,80,120,160,
200(回転/分)とし、それぞれの回転数により得ら
れたサンプルを圧縮強度試験用モールドに採取し、5分
後に脱型したのち、目視観察並びに硬化状況を調査した
ところ、表1に示す結果を得られた。
いだし試験により実施し、洗い出される部分については
早強性混和剤の混合が不十分であるとした。
高く、80回転以下では撹拌効果が低下し、160回転
を越える回転を与えても効果の伸びが無いことを確認し
た。
関係:の結果から最適回転数に固定し、撹拌ロッド2
0の突出量を管径の1/3,1/2,3/4に代えて前
記と同様の調査を行ったところ、表2に示す結果を得ら
れた。
/2が撹拌効率が良く、1/2を越えると圧送管内部で
コンクリートが閉塞することが確認された。
効果を得るためには、回転管11の回転数を一分あたり
80〜160回転,撹拌ロッド20の突出量を回転管1
1の管径の1/3〜1/2とすることが望ましい。
に、この発明の圧送コンクリートへの添加材の混合装置
によれば、コンクリート圧送管に同軸かつ回転可能に接
続される、内周に突設するロッドを有する回転管と、回
転管を回転させる回転駆動手段とを備えるので、回転管
を通過するコンクリートをロッドにより攪拌するととも
に、回転管の回転によりコンクリートの圧送方向と直角
の方向に回転せん断力を生じさせ、これらによって早強
性添加材との混合を促進することにより、コンクリート
圧送管による管路が長い場合であっても、コンクリート
を硬化させることなく、早強性添加材が均一に混合され
たコンクリートを容易に得ることができる。
全体説明図である。
ある。
ン) 20 撹拌ロッド 50 混合装置
Claims (1)
- 【請求項1】 一端をコンクリート圧送ポンプに接続さ
れたコンクリート圧送管の吐出口近傍において管路途中
に合流して早強性添加材を供給する注入ノズルと、該注
入ノズルより下流側にあって、前記コンクリート圧送管
に同軸かつ回転可能に接続されるとともに、内周に突設
するロッドを有する回転管と、該回転管を回動させる回
転駆動手段とを備えたことを特徴とする圧送コンクリー
トへの添加材の混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007911A JP2810605B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 圧送コンクリートへの添加材の混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007911A JP2810605B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 圧送コンクリートへの添加材の混合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06212797A JPH06212797A (ja) | 1994-08-02 |
JP2810605B2 true JP2810605B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=11678732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5007911A Expired - Fee Related JP2810605B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 圧送コンクリートへの添加材の混合装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2810605B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007911A patent/JP2810605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06212797A (ja) | 1994-08-02 |
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