JP2807034B2 - 火災感知システム - Google Patents
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- Fire Alarms (AREA)
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Description
本発明は、各別にアドレスが設定された複数個の感知
器を受信機に接続し、各感知器のアドレスに基づいて火
災を感知している感知器を特定できるようにした火災感
知システムに関するものである。
器を受信機に接続し、各感知器のアドレスに基づいて火
災を感知している感知器を特定できるようにした火災感
知システムに関するものである。
従来より、火災感知システムとして、第1図に示すよ
うに、複数の感知器1a,1bを感知器回線l1を介して中継
器3に接続し、中継器3を中継器回線l2を介して受信機
4に接続した構成のものが知られている。感知器1a,1b
としては、火災の有無を感知する感知器1aや、温度等の
アナログデータを出力するアナログ感知器1bがある。各
感知器1a,1bには各別のアドレスが設定され、このアド
レスに基づいて中継器3が各感知器1a,1bをポーリング
することにより、火災を感知している感知器1a,1bを特
定できるようになっている、中継器3は感知器回線l1を
介して接続されている感知器1a,1bによって火災が感知
されると、受信機4に対して割り込みをかけて火災の発
生を報知し、また、火災を感知している感知器1a,1bの
アドレスを伝送する。
うに、複数の感知器1a,1bを感知器回線l1を介して中継
器3に接続し、中継器3を中継器回線l2を介して受信機
4に接続した構成のものが知られている。感知器1a,1b
としては、火災の有無を感知する感知器1aや、温度等の
アナログデータを出力するアナログ感知器1bがある。各
感知器1a,1bには各別のアドレスが設定され、このアド
レスに基づいて中継器3が各感知器1a,1bをポーリング
することにより、火災を感知している感知器1a,1bを特
定できるようになっている、中継器3は感知器回線l1を
介して接続されている感知器1a,1bによって火災が感知
されると、受信機4に対して割り込みをかけて火災の発
生を報知し、また、火災を感知している感知器1a,1bの
アドレスを伝送する。
ところで、感知器1a,1bでは、アドレスの設定にディ
ップスイッチが用いられており、感知器1a,1bは天井等
の高所に配設されるのが普通であるから、アドレスの設
定作業は高所での作業になる。したがって、アドレスの
誤設定などがあって各感知器1a,1bのディップスイッチ
の設定状態の確認が必要になったときには、非常に面倒
な作業になり、アドレスの修正作業が困難である。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
アドレス設定装置からのワイヤレス信号によって各感知
器のアドレスの設定および確認が行えるようにすること
によって、アドレスの修正作業を容易にした火災感知シ
ステムを提供しようとするものである。
ップスイッチが用いられており、感知器1a,1bは天井等
の高所に配設されるのが普通であるから、アドレスの設
定作業は高所での作業になる。したがって、アドレスの
誤設定などがあって各感知器1a,1bのディップスイッチ
の設定状態の確認が必要になったときには、非常に面倒
な作業になり、アドレスの修正作業が困難である。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
アドレス設定装置からのワイヤレス信号によって各感知
器のアドレスの設定および確認が行えるようにすること
によって、アドレスの修正作業を容易にした火災感知シ
ステムを提供しようとするものである。
本発明では、上記目的を達成するために、各別のアド
レスを有した複数個の感知器を受信機に接続し、各感知
器のアドレスに基づいて火災を感知している感知器を特
定できるようにした火災感知システムにおいて、各感知
器は、アドレスを記憶するアドレス記憶部と、感知器と
は別に設けたアドレス設定装置との間でワイヤレス信号
を送受する第1の送受信部と、アドレス設定装置からア
ドレスの設定が要求されるとワイヤレス信号により伝送
されたアドレスを記憶部に書き込むとともに、アドレス
設定装置からアドレスの確認が要求されるとアドレス記
憶部からアドレスを読み出してアドレス設定装置に返送
する信号処理部とを具備し、アドレス設定装置は、アド
レスの設定やアドレスの確認を指定する操作部と、感知
器との間で授受されるアドレスを表示する表示部と、感
知器との間でワイヤレス信号を送受する第2の送受信部
とを具備しているのである。
レスを有した複数個の感知器を受信機に接続し、各感知
器のアドレスに基づいて火災を感知している感知器を特
定できるようにした火災感知システムにおいて、各感知
器は、アドレスを記憶するアドレス記憶部と、感知器と
は別に設けたアドレス設定装置との間でワイヤレス信号
を送受する第1の送受信部と、アドレス設定装置からア
ドレスの設定が要求されるとワイヤレス信号により伝送
されたアドレスを記憶部に書き込むとともに、アドレス
設定装置からアドレスの確認が要求されるとアドレス記
憶部からアドレスを読み出してアドレス設定装置に返送
する信号処理部とを具備し、アドレス設定装置は、アド
レスの設定やアドレスの確認を指定する操作部と、感知
器との間で授受されるアドレスを表示する表示部と、感
知器との間でワイヤレス信号を送受する第2の送受信部
とを具備しているのである。
上記構成によれば、感知器とは別に設けたアドレス設
定装置との間でワイヤレス信号を送受することにより、
感知器とアドレス設定装置との間でアドレスを授受する
ことができるのであって、各感知器のアドレスの設定お
よび確認をアドレス設定装置で行うことができるから、
アドレスの設定や修正作業が容易になるのである。
定装置との間でワイヤレス信号を送受することにより、
感知器とアドレス設定装置との間でアドレスを授受する
ことができるのであって、各感知器のアドレスの設定お
よび確認をアドレス設定装置で行うことができるから、
アドレスの設定や修正作業が容易になるのである。
第1図に示すように、感知器1a,1b、中継器3、受信
器4などは感知器回線l1および中継器回線l2を介して介
して接続される。感知器回線l1および中継器回線l2は、
一般には一対の線路により形成されている。 中継器3は各感知器1a,1bに設定されたアドレスに基
づいて各感知器1a,1bを順次ポーリングする。感知器1a,
1bは、第2図(a)に示すように、中継器3との間で伝
送信号を送受する信号処理部11、各感知器1a,1bのアド
レスをアドレスデータとして格納するアドレス記憶部1
2、火災の発生を感知するセンサ13などを備えている。
中継器3から伝送されたアドレスデータがアドレス記憶
部12に格納されたアドレスデータと一致すると、信号処
理部11ではセンサ13からのデータを取り込んで中継器2
に返送する。すなわち、中継器3では、火災を感知した
感知器1a,1bのアドレスとセンサ13で感知した火災の状
態とを知ることができるのであって、火災の発生を感知
するとともに、火災の発生を感知した感知器1a,1bを特
定できるのである。また、このような動作を行うため
に、伝送信号は、信号の開始時点を示すスタート信号、
アドレスデータを伝送するアドレス信号、センサ13で得
られたデータを中継器3に返送するデータ信号などで構
成される。アドレス記憶部12は、書換可能な半導体メモ
リで構成されており、望ましくは無給電でも記憶が保持
できるE2PROMにより構成される。センサ13には、所定温
度になると出力が変化する形式や温度の変化率によって
作動する形式の感熱素子のほか、煙濃度や温度をアナロ
グ出力として得ることができるアナログセンサなどが用
いられる。感知器1a,1bへの給電は感知器回線l1を介し
てなされるようになっている。すなわち、伝送信号を整
流などして感知器1a,1bの電源とするのである。ところ
で、感知器1a,1bには別に設けたアドレス設定装置2と
の間で電波であるワイヤレス信号を授受する送受信部14
が設けられている。 アドレス設定装置2は、第2図(b)および第3図に
示すように、感知器1a,1bに設定すべきアドレスを指定
するテンキー部21aと、アドレスを設定する設定モード
およびアドレスを確認する確認モードを選択するモード
選択部21bとからなる操作部21を備えている。テンキー
部21aにより所望のアドレスを入力すれば、表示部22に
表示されて設定すべきアドレスの確認ができる。その
後、所望の感知器1a,1bにワイヤレス信号が伝送される
ようにして設定モードを選択すれば、送受信部23を介し
てワイヤレス信号が送信される。設定モードのワイヤレ
ス信号を受信した感知器1a,1bはワイヤレス信号に含ま
れているアドレスデータをアドレス記憶部12に書き込
み、感知器1a,1bのアドレスが設定されることになる。
一方、操作部21のモード選択部21bにより確認モードを
選択した場合には、ワイヤレス信号を受信した感知器1
a,1bからアドレス記憶部12のアドレスデータが返送さ
れ、アドレス設定装置2では受信したアドレスを表示部
22に表示するのである。これらの動作を行うために、ワ
イヤレス信号は、信号の開始時点を示すスタート信号、
設定モードか確認モードかを指定するモード信号、アド
レス設定装置2から感知器1a,1bに信号を伝送する送信
信号、感知器1a,1bからアドレス設定装置2に信号を伝
送する返送信号などにより構成される。アドレス設定装
置2は、電池24を電源とし、各部の動作制御を行う制御
部25を備えている。 以上の構成によれば、各感知器1a,1bのアドレスを設
定するときには、アドレス設定装置2の操作部21によっ
てアドレスを選択し、表示部22でアドレスを確認した
後、設定モードを選択すればよいのであって、ワイヤレ
ス信号を受信した感知器1a,1bではアドレス記憶部12に
アドレスデータを格納するのである。一方、各感知器1
a,1bのアドレスを確認するときには、アドレス設定装置
2の操作部21によって確認モードを選択すればよいので
あって、ワイヤレス信号を受信した感知器1a,1bではア
ドレス記憶部12からアドレスデータを読み出して、アド
レス設定装置2に返送する。アドレス設定装置2では受
信したアドレスデータを表示部22に表示するから、感知
器1a,1bのアドレスが確認できるのである。ここで、感
知器1a,1bに所望のアドレスが設定されていないときに
は、設定モードでアドレスを修正すればよい。 このようなアドレス設定装置2を用いることによっ
て、感知器1a,1bの個数が多い場合でも、アドレスの設
定忘れ、設定間違え、あるいは異なる感知器1a,1bに同
じアドレスを設定するなどの誤設定を防止できるのであ
る。なお、感知器1a,1bが近接して配設されている場合
には、ワイヤレス信号が電波であると混信を生じるおそ
れがあるから、その場合には、ワイヤレス信号として赤
外線等の光を用いるのが望ましい。また、一つ前に設定
したアドレスを表示部22に表示できるようにすれば、ア
ドレスを順次設定する場合にアドレスの重複を防止しや
すくなる。これに加えて、感知器回線l1に接続している
感知器1a,1bの総数を表示部22に表示すれば、アドレス
が未設定である感知器1a,1bの個数が分かり、設定作業
の際に都合がよい。 ところで、感知器1a,1bは、上述したように、感知器
回路l1に接続されるのであって、感知器回線l1との接続
用端子は、第4図に示すような構造を有している。すな
わち、感知器1a,1bのケース15の一部に電線挿入穴16を
形成し、電線挿入穴16の中に端子板17および押えばね板
18を互いに対向させて配設しているものであって、押え
ばね板18はケース15に螺合した押えねじ19の進退に伴っ
て端子板17との距離を変えるようになっている。したが
って、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入穴16内で端子
板17と押えばね板18との間に挿入し、押えねじ19を締め
付ければ、端子板17と押えばね板18との間に電線が挟持
されて、端子板17と電線とが電気的および機械的に接続
されるのである。このような端子構造とすることによ
り、従来のようにねじに電線を巻き付ける形式の端子に
比較して、結線作業の効率が向上するのである。 上述した感知器1a,1bとしては、煙感知器を用いるこ
とができる。煙感知器が正常に動作するかどうかを確認
するために、感知器1a,1b内に実際に煙を導入する試験
方法がある。このような動作確認試験を行うと、試験か
ら復旧した直後に発報することがある。これは、試験後
も感知器1a,1bの中に煙が残留し、煙濃度が発報レベル
以下になるのにかなりの時間を要することに起因してい
る。このような問題を解決するためには、第5図に示す
ように、感知器1a,1bの中に排煙用のファン5を設ける
とよい。感知器1a,1bとしては煙が導入される暗室内
に、投光素子31と受光素子32とを配設したものであっ
て、投光素子31からの光は受光素子32によって直接受光
されることがないように、投光素子31と受光素子32との
位置関係が設定され、煙粒子により散乱した光が受光素
子32に入射するようになっている。ファン5は、動作試
験中には停止しており、試験終了後にスイッチを操作し
たり、試験終了信号を感知器1a,1bの外部から入力する
ことによって作動させる。また、ファン5は、作動後、
感知器1a,1bから煙が排出される程度の所定時間が経過
すると手動ないし自動によって停止される。 感知器1a,1bの外観は、第6図のようなものであっ
て、一般には天井面に露出して配設される。このような
露出型の感知器1a,1bは、建築デザイン上で美観を損な
うものであるから、小型化したり埋込型にするなどの対
策が行われている。配置場所に応じて色彩を選択できる
ようにすれば美観が向上するにもかかわらず、感知器1
a,1bのケース15の色についてはあまり配慮されていな
い。ここでは、感知器1a,1bの下面に接着できるように
した粘着シート6を設け、配置場所に合わせた色彩を有
する粘着シート6を感知器1a,1bに貼着するようにして
いる。この構成によれば、感知器1a,1bの色の選択の幅
を広げることができるのである。また、粘着シート6
は、感知器1a,1bの形に合わせてカットするだけである
から、感知器1a,1bのケース15として多数の色を揃える
場合に比較して対応が容易であり、しかも、現場におい
て色合せが容易にできるのである。
器4などは感知器回線l1および中継器回線l2を介して介
して接続される。感知器回線l1および中継器回線l2は、
一般には一対の線路により形成されている。 中継器3は各感知器1a,1bに設定されたアドレスに基
づいて各感知器1a,1bを順次ポーリングする。感知器1a,
1bは、第2図(a)に示すように、中継器3との間で伝
送信号を送受する信号処理部11、各感知器1a,1bのアド
レスをアドレスデータとして格納するアドレス記憶部1
2、火災の発生を感知するセンサ13などを備えている。
中継器3から伝送されたアドレスデータがアドレス記憶
部12に格納されたアドレスデータと一致すると、信号処
理部11ではセンサ13からのデータを取り込んで中継器2
に返送する。すなわち、中継器3では、火災を感知した
感知器1a,1bのアドレスとセンサ13で感知した火災の状
態とを知ることができるのであって、火災の発生を感知
するとともに、火災の発生を感知した感知器1a,1bを特
定できるのである。また、このような動作を行うため
に、伝送信号は、信号の開始時点を示すスタート信号、
アドレスデータを伝送するアドレス信号、センサ13で得
られたデータを中継器3に返送するデータ信号などで構
成される。アドレス記憶部12は、書換可能な半導体メモ
リで構成されており、望ましくは無給電でも記憶が保持
できるE2PROMにより構成される。センサ13には、所定温
度になると出力が変化する形式や温度の変化率によって
作動する形式の感熱素子のほか、煙濃度や温度をアナロ
グ出力として得ることができるアナログセンサなどが用
いられる。感知器1a,1bへの給電は感知器回線l1を介し
てなされるようになっている。すなわち、伝送信号を整
流などして感知器1a,1bの電源とするのである。ところ
で、感知器1a,1bには別に設けたアドレス設定装置2と
の間で電波であるワイヤレス信号を授受する送受信部14
が設けられている。 アドレス設定装置2は、第2図(b)および第3図に
示すように、感知器1a,1bに設定すべきアドレスを指定
するテンキー部21aと、アドレスを設定する設定モード
およびアドレスを確認する確認モードを選択するモード
選択部21bとからなる操作部21を備えている。テンキー
部21aにより所望のアドレスを入力すれば、表示部22に
表示されて設定すべきアドレスの確認ができる。その
後、所望の感知器1a,1bにワイヤレス信号が伝送される
ようにして設定モードを選択すれば、送受信部23を介し
てワイヤレス信号が送信される。設定モードのワイヤレ
ス信号を受信した感知器1a,1bはワイヤレス信号に含ま
れているアドレスデータをアドレス記憶部12に書き込
み、感知器1a,1bのアドレスが設定されることになる。
一方、操作部21のモード選択部21bにより確認モードを
選択した場合には、ワイヤレス信号を受信した感知器1
a,1bからアドレス記憶部12のアドレスデータが返送さ
れ、アドレス設定装置2では受信したアドレスを表示部
22に表示するのである。これらの動作を行うために、ワ
イヤレス信号は、信号の開始時点を示すスタート信号、
設定モードか確認モードかを指定するモード信号、アド
レス設定装置2から感知器1a,1bに信号を伝送する送信
信号、感知器1a,1bからアドレス設定装置2に信号を伝
送する返送信号などにより構成される。アドレス設定装
置2は、電池24を電源とし、各部の動作制御を行う制御
部25を備えている。 以上の構成によれば、各感知器1a,1bのアドレスを設
定するときには、アドレス設定装置2の操作部21によっ
てアドレスを選択し、表示部22でアドレスを確認した
後、設定モードを選択すればよいのであって、ワイヤレ
ス信号を受信した感知器1a,1bではアドレス記憶部12に
アドレスデータを格納するのである。一方、各感知器1
a,1bのアドレスを確認するときには、アドレス設定装置
2の操作部21によって確認モードを選択すればよいので
あって、ワイヤレス信号を受信した感知器1a,1bではア
ドレス記憶部12からアドレスデータを読み出して、アド
レス設定装置2に返送する。アドレス設定装置2では受
信したアドレスデータを表示部22に表示するから、感知
器1a,1bのアドレスが確認できるのである。ここで、感
知器1a,1bに所望のアドレスが設定されていないときに
は、設定モードでアドレスを修正すればよい。 このようなアドレス設定装置2を用いることによっ
て、感知器1a,1bの個数が多い場合でも、アドレスの設
定忘れ、設定間違え、あるいは異なる感知器1a,1bに同
じアドレスを設定するなどの誤設定を防止できるのであ
る。なお、感知器1a,1bが近接して配設されている場合
には、ワイヤレス信号が電波であると混信を生じるおそ
れがあるから、その場合には、ワイヤレス信号として赤
外線等の光を用いるのが望ましい。また、一つ前に設定
したアドレスを表示部22に表示できるようにすれば、ア
ドレスを順次設定する場合にアドレスの重複を防止しや
すくなる。これに加えて、感知器回線l1に接続している
感知器1a,1bの総数を表示部22に表示すれば、アドレス
が未設定である感知器1a,1bの個数が分かり、設定作業
の際に都合がよい。 ところで、感知器1a,1bは、上述したように、感知器
回路l1に接続されるのであって、感知器回線l1との接続
用端子は、第4図に示すような構造を有している。すな
わち、感知器1a,1bのケース15の一部に電線挿入穴16を
形成し、電線挿入穴16の中に端子板17および押えばね板
18を互いに対向させて配設しているものであって、押え
ばね板18はケース15に螺合した押えねじ19の進退に伴っ
て端子板17との距離を変えるようになっている。したが
って、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入穴16内で端子
板17と押えばね板18との間に挿入し、押えねじ19を締め
付ければ、端子板17と押えばね板18との間に電線が挟持
されて、端子板17と電線とが電気的および機械的に接続
されるのである。このような端子構造とすることによ
り、従来のようにねじに電線を巻き付ける形式の端子に
比較して、結線作業の効率が向上するのである。 上述した感知器1a,1bとしては、煙感知器を用いるこ
とができる。煙感知器が正常に動作するかどうかを確認
するために、感知器1a,1b内に実際に煙を導入する試験
方法がある。このような動作確認試験を行うと、試験か
ら復旧した直後に発報することがある。これは、試験後
も感知器1a,1bの中に煙が残留し、煙濃度が発報レベル
以下になるのにかなりの時間を要することに起因してい
る。このような問題を解決するためには、第5図に示す
ように、感知器1a,1bの中に排煙用のファン5を設ける
とよい。感知器1a,1bとしては煙が導入される暗室内
に、投光素子31と受光素子32とを配設したものであっ
て、投光素子31からの光は受光素子32によって直接受光
されることがないように、投光素子31と受光素子32との
位置関係が設定され、煙粒子により散乱した光が受光素
子32に入射するようになっている。ファン5は、動作試
験中には停止しており、試験終了後にスイッチを操作し
たり、試験終了信号を感知器1a,1bの外部から入力する
ことによって作動させる。また、ファン5は、作動後、
感知器1a,1bから煙が排出される程度の所定時間が経過
すると手動ないし自動によって停止される。 感知器1a,1bの外観は、第6図のようなものであっ
て、一般には天井面に露出して配設される。このような
露出型の感知器1a,1bは、建築デザイン上で美観を損な
うものであるから、小型化したり埋込型にするなどの対
策が行われている。配置場所に応じて色彩を選択できる
ようにすれば美観が向上するにもかかわらず、感知器1
a,1bのケース15の色についてはあまり配慮されていな
い。ここでは、感知器1a,1bの下面に接着できるように
した粘着シート6を設け、配置場所に合わせた色彩を有
する粘着シート6を感知器1a,1bに貼着するようにして
いる。この構成によれば、感知器1a,1bの色の選択の幅
を広げることができるのである。また、粘着シート6
は、感知器1a,1bの形に合わせてカットするだけである
から、感知器1a,1bのケース15として多数の色を揃える
場合に比較して対応が容易であり、しかも、現場におい
て色合せが容易にできるのである。
本発明は上述のように、感知器とは別に設けたアドレ
ス設定装置との間でワイヤレス信号を送受することによ
り、感知器とアドレス設定装置との間でアドレスを授受
することができるのであって、各感知器のアドレスの設
定および確認をアドレス設定装置で行うことができるか
ら、アドレスの設定や修正作業が容易になるという利点
がある。
ス設定装置との間でワイヤレス信号を送受することによ
り、感知器とアドレス設定装置との間でアドレスを授受
することができるのであって、各感知器のアドレスの設
定および確認をアドレス設定装置で行うことができるか
ら、アドレスの設定や修正作業が容易になるという利点
がある。
第1図は本発明の全体構成を示す概略構成図、第2図
(a)は同上に用いる感知器のブロック図、第2図
(b)は同上に用いるアドレス設定装置のブロック図、
第3図は同上に用いるアドレス設定装置の外観斜視図、
第4図は同上に用いる感知器の端子構造を示す要部断面
図、第5図(a)(b)はそれぞれ同上に用いる感知器
の一例を示す概略水平断面図と概略縦断面図、第6図は
同上に用いる感知器の外観斜視図である。 1a,1b……感知器、2……アドレス設定装置、3……中
継器、4……受信機、11……信号処理部、12……アドレ
ス記憶部、14……送受信部、21……操作ブロック図、22
……表示部、23……送受信部、25……制御部。
(a)は同上に用いる感知器のブロック図、第2図
(b)は同上に用いるアドレス設定装置のブロック図、
第3図は同上に用いるアドレス設定装置の外観斜視図、
第4図は同上に用いる感知器の端子構造を示す要部断面
図、第5図(a)(b)はそれぞれ同上に用いる感知器
の一例を示す概略水平断面図と概略縦断面図、第6図は
同上に用いる感知器の外観斜視図である。 1a,1b……感知器、2……アドレス設定装置、3……中
継器、4……受信機、11……信号処理部、12……アドレ
ス記憶部、14……送受信部、21……操作ブロック図、22
……表示部、23……送受信部、25……制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 修 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−140293(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 G08B 17/06
Claims (1)
- 【請求項1】各別のアドレスを有した複数個の感知器を
受信機に接続し、各感知器のアドレスに基づいて火災を
感知している感知器を特定できるようにした火災感知シ
ステムにおいて、各感知器は、アドレスを記憶するアド
レス記憶部と、感知器とは別に設けたアドレス設定装置
との間でワイヤレス信号を送受する第1の送受信部と、
アドレス設定装置からアドレスの設定が要求されるとワ
イヤレス信号により伝送されたアドレスを記憶部に書き
込むとともに、アドレス設定装置からアドレスの確認が
要求されるとアドレス記憶部からアドレスを読み出して
アドレス設定装置に返送する信号処理部とを具備し、ア
ドレス設定装置は、アドレスの設定やアドレスの確認を
指定する操作部と、感知器との間で授受されるアドレス
を表示する表示部と、感知器との間でワイヤレス信号を
送受する第2の送受信部とを具備して成ることを特長と
する火災感知システム。
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---|---|---|---|
JP7754590A JP2807034B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 火災感知システム |
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Family
ID=13636978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7754590A Expired - Fee Related JP2807034B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 火災感知システム |
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-
1990
- 1990-03-27 JP JP7754590A patent/JP2807034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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