JP2806124B2 - ルビジウム原子発振器 - Google Patents
ルビジウム原子発振器Info
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- JP2806124B2 JP2806124B2 JP4026125A JP2612592A JP2806124B2 JP 2806124 B2 JP2806124 B2 JP 2806124B2 JP 4026125 A JP4026125 A JP 4026125A JP 2612592 A JP2612592 A JP 2612592A JP 2806124 B2 JP2806124 B2 JP 2806124B2
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- Japan
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- rubidium
- gas cell
- cavity
- atomic oscillator
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- Expired - Lifetime
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- 229910052701 rubidium Inorganic materials 0.000 title claims description 34
- IGLNJRXAVVLDKE-UHFFFAOYSA-N rubidium atom Chemical compound [Rb] IGLNJRXAVVLDKE-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 34
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 3
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 description 22
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 210000002421 cell wall Anatomy 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 229910001750 ruby Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ポンピング法を用いた
ガスセル形小型ルビジウム原子発振器に関する。
ガスセル形小型ルビジウム原子発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のルビジウム原子発振器において
は、原子共鳴を利用して発振を行なっているので、キャ
ビティが必要であり、このキャビティ中に挿入するルビ
ジウムガスセルの形状誤差等のため、そのキャビティは
共振周波数の調整を可能にする必要がある。
は、原子共鳴を利用して発振を行なっているので、キャ
ビティが必要であり、このキャビティ中に挿入するルビ
ジウムガスセルの形状誤差等のため、そのキャビティは
共振周波数の調整を可能にする必要がある。
【0003】一方、キャビティを小型化しようとする場
合、キャビティ内にガスセルを高い容積率で充填する必
要がある。このため、周波数の調整は、ガスセルの中心
軸に対して直角に一個の凹部をセル壁面に設けるととも
に、該凹部にキャビティの壁面に出没可能に取付けられ
た突出部を出没させて周波数を調整する方式がとられて
いる。
合、キャビティ内にガスセルを高い容積率で充填する必
要がある。このため、周波数の調整は、ガスセルの中心
軸に対して直角に一個の凹部をセル壁面に設けるととも
に、該凹部にキャビティの壁面に出没可能に取付けられ
た突出部を出没させて周波数を調整する方式がとられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のルビジウム原子発振器は、ルビジウムガスセル
円周部に凹部を設ける必要があるので、ガスセルの製造
が難しく、高価なものとなるという問題がある。
た従来のルビジウム原子発振器は、ルビジウムガスセル
円周部に凹部を設ける必要があるので、ガスセルの製造
が難しく、高価なものとなるという問題がある。
【0005】また、構造的にガラスの肉厚を薄くするこ
とが困難であるため、ガスセルの光通過面におけるガラ
スによる光のロスが多く、したがって、信号強度が低下
するという問題がある。
とが困難であるため、ガスセルの光通過面におけるガラ
スによる光のロスが多く、したがって、信号強度が低下
するという問題がある。
【0006】本発明は上述した問題点にかんがみてなさ
れたもので、小型で高性能かつ低価格なルビジウム原子
発振器の提供を目的とする。
れたもので、小型で高性能かつ低価格なルビジウム原子
発振器の提供を目的とする。
【0007】上記目的を達成するための本発明のルビジ
ウム原子発振器は、ルビジウムランプ部,キャビティ部
よりなる光マイクロ波共鳴部を含むルビジウム原子発振
器において、二つの球を連通させた細径部を有する形状
のルビジウムガスセルと、円筒形のキャビティと、円筒
形のキャビティ壁面からルビジウムガスセルの細径部に
位置するとともにキャビティの半径方向1/3程度まで
貫通させて固定した第一突出部と、前記第一突出部とル
ビジウムガスセル中心軸に対して対称的に配設されルビ
ジウムガスセルの細径部に位置する第二突出部であっ
て、円筒形のキャビティ壁面に貫通させて出没可能に取
付けてなる第二突出部とを具備する構成としてある。
ウム原子発振器は、ルビジウムランプ部,キャビティ部
よりなる光マイクロ波共鳴部を含むルビジウム原子発振
器において、二つの球を連通させた細径部を有する形状
のルビジウムガスセルと、円筒形のキャビティと、円筒
形のキャビティ壁面からルビジウムガスセルの細径部に
位置するとともにキャビティの半径方向1/3程度まで
貫通させて固定した第一突出部と、前記第一突出部とル
ビジウムガスセル中心軸に対して対称的に配設されルビ
ジウムガスセルの細径部に位置する第二突出部であっ
て、円筒形のキャビティ壁面に貫通させて出没可能に取
付けてなる第二突出部とを具備する構成としてある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例に係るルビジウ
ム原子発振器を示す図であり、図1(a)は正面図、図
1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。
して説明する。図1は本発明の一実施例に係るルビジウ
ム原子発振器を示す図であり、図1(a)は正面図、図
1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。
【0009】図1に示すように、円筒形をしたキャビテ
ィ1内には二つの球を連通させ、該連通箇所が細径の形
状(まゆ形)をしたルビジウムガスセル2が充填されて
おり、キャビティ1とルビジウムガスセル2の間に受光
素子3が配設してある。
ィ1内には二つの球を連通させ、該連通箇所が細径の形
状(まゆ形)をしたルビジウムガスセル2が充填されて
おり、キャビティ1とルビジウムガスセル2の間に受光
素子3が配設してある。
【0010】チューニング用第一突出棒4はキャビティ
1の壁面を貫通するようにして固定してあり、ルビジウ
ムガスセル2の細径部に位置することによってルビジウ
ムガスセル2を避けて、キャビティの半径方向1/3程
度まで位置するよう固定してある。また、チューニング
用第二突出棒5もルビジウムガスセル2の細径部に位置
するとともに、キャビティ3の壁面の貫通孔に出没(挿
脱)可能に取付けてあり、挿入深さを調節することによ
って、マイクロ波導入部6から入力されたマイクロ波に
共振するように、キャビティ1の共振周波数を容易に調
整することができるようにしてある。
1の壁面を貫通するようにして固定してあり、ルビジウ
ムガスセル2の細径部に位置することによってルビジウ
ムガスセル2を避けて、キャビティの半径方向1/3程
度まで位置するよう固定してある。また、チューニング
用第二突出棒5もルビジウムガスセル2の細径部に位置
するとともに、キャビティ3の壁面の貫通孔に出没(挿
脱)可能に取付けてあり、挿入深さを調節することによ
って、マイクロ波導入部6から入力されたマイクロ波に
共振するように、キャビティ1の共振周波数を容易に調
整することができるようにしてある。
【0011】次に、上記構成からなる本発明のルビジウ
ム原子発振器の作用について説明する。本発明のルビジ
ウム発振器は、チューニング用第二突出棒5を挿脱させ
て共振周波数を調整することによって、ルビジウムガス
セル2に十分な強度のマイクロ波を供給できる。したが
って、光入射孔7から入射した光は、ルビジウムガスセ
ル2に吸収された後、受光素子3に至り、原子発振器と
して動作するために必要な信号に変換される。
ム原子発振器の作用について説明する。本発明のルビジ
ウム発振器は、チューニング用第二突出棒5を挿脱させ
て共振周波数を調整することによって、ルビジウムガス
セル2に十分な強度のマイクロ波を供給できる。したが
って、光入射孔7から入射した光は、ルビジウムガスセ
ル2に吸収された後、受光素子3に至り、原子発振器と
して動作するために必要な信号に変換される。
【0012】上記本発明のルビジウム原子発振器におけ
るルビジウムガスセル2は、二つの球を連通させた形状
としてあるので、ガスセルの製造が容易で、安価に製造
できる。
るルビジウムガスセル2は、二つの球を連通させた形状
としてあるので、ガスセルの製造が容易で、安価に製造
できる。
【0013】また、本発明におけるルビジウムガスセル
2は、構造的にガラスの肉厚を薄くすることが容易であ
り、ガスセルの光通過面におけるガラスにより光のロス
が少なく、信号強度が低下しない。さらに、突出棒が光
入射孔に突出することがなく信号強度の低下を防ぐこと
ができる。
2は、構造的にガラスの肉厚を薄くすることが容易であ
り、ガスセルの光通過面におけるガラスにより光のロス
が少なく、信号強度が低下しない。さらに、突出棒が光
入射孔に突出することがなく信号強度の低下を防ぐこと
ができる。
【0014】また、本発明のルビジウム原子発振器は信
号強度が低下せず、従来の同じ大きさのルビジウム原子
発振器に比べ、信号強度が大であるため、発振器を小型
化することができる。
号強度が低下せず、従来の同じ大きさのルビジウム原子
発振器に比べ、信号強度が大であるため、発振器を小型
化することができる。
【0015】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の要旨の範囲内で適宜変形して実施することが可
能である。
本発明の要旨の範囲内で適宜変形して実施することが可
能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型で高性能かつ低価格なルビジウム原子発振器を提供で
きる。
型で高性能かつ低価格なルビジウム原子発振器を提供で
きる。
【図1】本発明の一実施例に係るルビジウム原子発振器
を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図
1(a)のA−A線断面図である。
を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図
1(a)のA−A線断面図である。
1…キャビティ 2…ルビジウムガスセル 3…光受光素子 4…チューニング用第一突出棒 5…チューニング用第二突出棒 6…マイクロ波導入部 7…光入射孔
Claims (1)
- 【請求項1】 ルビジウムランプ部,キャビティ部より
なる光マイクロ波共鳴部を含むルビジウム原子発振器に
おいて、二つの球 を連通させた細径部を有する形状のルビジウム
ガスセルと、 円筒形のキャビティと、 円筒形のキャビティ壁面からルビジウムガスセルの細径
部に位置するとともにキャビティの半径方向1/3程度
まで貫通させて固定した第一突出部と、 前記第一突出部とルビジウムガスセル中心軸に対して対
称的に配設されルビジウムガスセルの細径部に位置する
第二突出部であって、円筒形のキャビティ壁面に貫通さ
せて出没可能に取付けてなる第二突出部とを具備するこ
とを特徴としたルビジウム原子発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026125A JP2806124B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ルビジウム原子発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026125A JP2806124B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ルビジウム原子発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05190934A JPH05190934A (ja) | 1993-07-30 |
JP2806124B2 true JP2806124B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12184848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026125A Expired - Lifetime JP2806124B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ルビジウム原子発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2806124B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH557602A (de) * | 1971-12-14 | 1974-12-31 | Jechart Ernst | Atomfrequenznormal. |
JP2679099B2 (ja) * | 1988-04-07 | 1997-11-19 | 日本電気株式会社 | ルビジウム原子発振器 |
JPH02102585A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-16 | Nec Corp | ルビジウム原子発振器 |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP4026125A patent/JP2806124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05190934A (ja) | 1993-07-30 |
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