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JP2803109B2 - 原稿自動給送装置 - Google Patents

原稿自動給送装置

Info

Publication number
JP2803109B2
JP2803109B2 JP63283482A JP28348288A JP2803109B2 JP 2803109 B2 JP2803109 B2 JP 2803109B2 JP 63283482 A JP63283482 A JP 63283482A JP 28348288 A JP28348288 A JP 28348288A JP 2803109 B2 JP2803109 B2 JP 2803109B2
Authority
JP
Japan
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document
path
original
roller
exposure
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63283482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02132071A (ja
Inventor
利幸 坂井
俊夫 松井
敬知 木下
博史 棚橋
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP63283482A priority Critical patent/JP2803109B2/ja
Publication of JPH02132071A publication Critical patent/JPH02132071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2803109B2 publication Critical patent/JP2803109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00172Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
    • G03G2215/00341Jam handling in document feeder
    • G03G2215/0035Document related problems, e.g. double-fed sheets

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は原稿が露光部を走行することによって露光が
行われる、いわゆる流し撮り方式の画像形成装置に用い
られる原稿自動給送装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、原稿セット部にセットされた多数枚の原稿を1
枚ずつ送り出して露光部を走行させることにより露光に
供する原稿自動給送装置が提供されている。
(発明が解決しようとする課題) ところでこの種の装置でも近時両面原稿を取扱ってそ
の表裏何れの面も順次露光に供せるようにすることが望
まれている。
これに対応するには、例えば、原稿セット部から送り
出され、露光に供された原稿を再び原稿セット部に送り
付けて、再度給送可能とするとともに、給送路の一部に
原稿の露光に供する面を表裏切り替えるためのスイッチ
バック路を設ければよい。
しかしスイッチバック路は原稿の動きを複雑にし、給
送路の原稿セット部からの原稿受入れ側と共にジャムし
やすい部分となる。このためジャムが起きやすいものと
なるが原稿循環路が複雑に連続したものになり勝ちでジ
ャム処理に便利な通路開閉構造は実現し難い。
本発明はこの点に鑑みスイッチバック路の位置と通路
開閉位置とを巧みに設定して前記のような問題を解消し
得る原稿自動給送装置を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための具体的手段として、請求
項1に記載の発明は、原稿を多数枚セットできる原稿セ
ット部から原稿を1枚ずつ送り出して露光部を走行させ
ることにより、流し撮り式の露光に供する原稿自動給送
装置であって、前記原稿セット部から露光部を経る給送
路と、前記原稿を一時給送路外に導いてスイッチバック
させ、給送路に戻すスイッチバック路と、該スイッチバ
ック路から前記露光部に至る給送路に配設され、前記原
稿を一旦停止させた後、露光部に向けて搬送可能なタイ
ミングローラとを備え、スイッチバック路および該スイ
ッチバック路から露光部に至る給送路よりなる原稿通路
で分割した一方側を他方側に対して一体的に開閉できる
ように連結することにより、前記原稿通路を開放できる
ように構成したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載
の原稿自動給送装置において、前記スイッチバック路が
原稿を手差しして露光に供する手差し路を兼用するよう
にしたことを特徴とするものである。
(作 用) 請求項1に記載の発明に係る原稿自動給送装置によれ
ば、スイッチバック路および該スイッチバック路から露
光部に至る給送路よりなる原稿通路で分割した一方側を
他方側に対して一体的に開閉できるように連結したか
ら、スイッチバック路および該スイッチバック路から露
光部に至るタイミングローラを持った給送路よりなる原
稿通路を一挙に開放することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る原稿自動給送装置
によれば、スイッチバック路が、原稿を手差しして露光
に供する手差し路を兼用するようになっているため、原
稿通路を複雑化しないで手差し給送できるようにすると
ともに、スイッチバック路の開放で手差しの場合のジャ
ムにも対処することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面に基き以下説明する。本実施
例は両面複写可能な複写機に適用した場合を示してい
る。第1図に示すように複写機1は基台2の上に置いて
使用される。複写機1はその機体の上部に循環式原稿自
動給送ブロックAを持ち、その下が複写ブロックBとな
っている。
複写ブロックBは、そのほぼ中央に感光ドラム2を有
している。感光ドラム2のまわりにはイレーサランプ
3、帯電チャージャ4、色の異なるトナーを収容した上
中下3つの現像器5、6、7、転写および分離チャージ
ャ8および9、分離爪10、クリーニング装置11が矢印a
で示す感光ドラム2の回転方向に順次配設されて作像部
Cをなしている。作像部Cの上部は露光部Dとされ、複
写ブロックBの上面に位置するプラテンガラス12と、そ
の下に位置する原稿照明用のランプ13と、画像露光のた
めの光集束性レンズアレイ14とが固定的に設けられてい
る。
これによりプラテンガラス12上を原稿が矢印bの方向
に走行されると、その画像はランプ13による照明のもと
にレンズアレイ14によって感光ドラム2の一様に帯電さ
れた表面にスリット露光される。いわゆる流し撮り式の
露光が行われる。
感光ドラム2は前記露光によって原稿に対応した静電
潜像を形成し、それが現像器5、6、7の選択使用によ
って所望の色にトナー像化される。このトナー像はそれ
と先端どうしが同期するように給送されてくる複写シー
ト上に転写チャージャ8によって転写される。感光ドラ
ム2は分離チャージャ9と分離爪10によって転写後の複
写シートを分離された後、転写後の表面をクリーニング
装置11によってクリーニングされ、さらにイレーサラン
プ3によって残留電荷を除去される。次いで帯電チャー
ジャ4により一様に帯電されてから次の露光に供され
る。
複写ブロックBの一端側下部には上下2段の給紙部2
1、22が設けられている。各給紙部21、22は複写シート
を収容するシートカセット23、24が着脱自在に装着さ
れ、シートカセット23、24に収容されている複写シート
を1枚づつ送出す給紙ローラ25、26を有している。給紙
ローラ25、26は複写サイズの選択信号によって選択的に
働かされ、シートカセット23、24の何れかから複写シー
トを送出す。
送出される複写シートはレジスタローラ27によって先
端の整合によるスキュー防止処理とタイミング調整とを
受け、感光ドラム2上のトナー像との前記同期をとって
転写に供される。転写後の複写シートは感光ドラム2か
ら分離された後、吸引式コンベヤ28によって定着器29に
送られ定着される。定着器29の後部には排出ローラ31が
設けられていて定着後の複写シートを複写ブロックBの
他端側排出口32へ排出する。
複写ブロックBの排紙口32が設けられている端面には
再給紙用の中間トレーEが着脱可能に取付けられてい
る。
中間トレーEは竪型であって上端部に排紙口32と通じ
る排紙路41を持っている。排紙路41の排紙口42部には排
紙ローラ43が設けられ、中間トレーEの排紙口42のすぐ
下に取付けられた排紙トレー44上に定着後の複写シート
を排紙する。排紙路41の途中には中間トレーEの下部に
設けられた中間スタック45への導入路46が分岐形成され
ている。47は導入路46に設けられた搬送ローラを示す。
排紙路41から導入路46が分岐している部分には切換爪48
が設けられ、切換爪48の切換えによって排出口32から排
出される複写シートを排紙口42側に案内するか導入路46
側に案内するかする。
中間スタック45は選択された複写シートのサイズに応
じて昇降されるシート受け49を有し、導入路46を通じて
導入されてくる複写シートをそのサイズに応じた高さで
受止め、受入れた複写シートの上端が中間スタック45上
部の再給紙ローラ50よりも少し上に出る所定高さとなる
ようにしてある。
中間スタック45はまた導入した複写シートを上方にス
イッチバック方式に送出す再給紙路51に通じており、こ
の再給紙路51は複写ブロックBの再給紙口52に通じてい
る。中間スタック45は再給紙路51と直線状態につながる
と共に上部で再給紙口52側に少し傾いたシート案内面45
aを有し、この案内面45aに導入複写シートがもたれ掛か
る。そこで再給紙ローラ50はこの案内面45aの上部に裏
側から臨んで前記もたれ掛かる複写シートに働き、中間
スタック45に先に導入された複写シートから順次送出す
ようにしてある。この働きが確かなように再給紙ローラ
50に複写シートを押付けるプッシャー53が中間スタック
45の上部に設けられている。プッシャー53は通常複写シ
ートの中間スタック45内への導入経路の背部に退避させ
られており、再給紙時にのみ働くようにする。54は再給
紙路51に設けられた搬送ローラを示す。
複写ブロックBにはさらに、前記再給紙口52からレジ
スタローラ27に至る再給紙搬送路61が設けられ、再給紙
口52を通じ中間スタック45からスイッチバックして再給
紙されてくる複写シートをレジスタローラ27を経て、給
紙部21、22からのものと同様に再度転写に供する。62は
再給紙搬送路61に設けられた搬送ローラを示す。
さらに複写ブロックBは下フレーム64と上フレーム63
とに2分され給紙部21、22の少し上の部分で軸65により
ヒンジ連結されて開閉可能になている。この開閉は給紙
部21、22から吸引式コンベヤ28までの通紙経路と、それ
から定着器29および排出ローラ31の直上部に至るライン
を境に行われる。これによって複写シートのジャム処理
が容易である。
循環式原稿自動給送ブロックAは、上部の第1図やや
左側寄りに原稿セットトレー71を有している。原稿セッ
トトレー71には軸70を中心に開閉されている蓋72が設け
られている。原稿セットトレー71はその右側に向く先端
部が、複写ブロックBの上面に位置するプラテンガラス
12の上部にまで途中のUターンパス73aを介して延びる
給送路73に通じ、また給送路73はプラテンガラス12の上
部から原稿トレー71の左側に向く後端部上にまで途中の
Uターンパス74aを介して延びる返送路74に通じてい
る。
給送路73の原稿セットトレー71との接続端部には原稿
セットトレー71にセットされる原稿を受入れて所定位置
に受止める上下動式のストッパ75が設けられると共に、
ストッパ75の直前に原稿セットトレー71上の原稿を下か
ら1枚づつ送出す下出し式の送出しローラ76が、またス
トッパ75の直後に原稿セットトレー71から送出される原
稿を捌いて最下の原稿1枚のみを通過させる捌きローラ
77がそれぞれ設けられている。
ストッパ75は蓋72の開閉に機械的あるいは電気的に連
動させられ、蓋72が開かれると下動して原稿セットトレ
ー71にセットされる原稿を所定位置に受止めるが、蓋72
が閉じられると上動して原稿の送出しを邪魔しない。し
たがって蓋72が閉じられないと原稿の送出しはできず複
写不能となる。
原稿セットトレー71の先端部上には弾性パドル78aを
持った補助ローラ78が設けられ、原稿セットトレー71上
の原稿を押え込みながらそれに給送路73側への軽い送込
み作用を及ぼす。
給送路73のUターンパス73a前後の部分に搬送ローラ7
9、80が設けられ、プラテンガラス12の直前にはタイミ
ングローラ81が設けられている。タイミングローラ81は
搬送ローラ79、80を経て給送されきた原稿を一旦停止状
態で受止め、原稿にループを作らせながら自身のニップ
部に整合させてスキューの防止を図り、また再駆動のタ
イミング調整によって原稿をプラテンガラス12上に給送
して流し撮り式の露光を行うタイミングを図る。搬送ロ
ーラ80とタイミングローラ81との間の給送路73には原稿
が作るループに対する逃げ73bが設けられている。
返送路74のプラテンガラス12からUターンパス74aま
でに搬送ローラ82、83が設けられ、原稿セットトレー71
への原稿排出口84には原稿排出ローラ85が設けられてい
る。原稿排出ローラ85は露光後搬送ローラ82、83を経て
返送路74を返送されてくる原稿を原稿セットトレー71へ
その後端まで送出して確実に戻す。
これにより原稿セットトレー71にセットされた原稿
は、給送路73に1枚づつ順次送出してプラテンガラス12
上での露光に供された後、返送路74を通じて原稿セット
トレー71上に順次戻され、原稿セットトレー71上に元の
順序通りに積層される。したがって原稿セットトレー71
上の原稿を繰返し給送すると、各原稿についての複写を
繰返し行うことができ、このとき複写される複写シート
は複写された順位通りに排紙トレー44上に排紙されるの
で、排紙トレー44上で頁揃い状態となり、その状態のも
のが複写部数分積重なる。いわゆるソーティング状態と
なる。
捌きローラ77の直前には予備捌き板86が斜めに設置さ
れ、捌きローラ77に送付けられる原稿束の各原稿先端を
下層側よりも上層側で後方へ少しづつずらせる予備捌き
を行う、これによって原稿給送時の捌き性能が向上す
る。
循環式原稿自動給送ブロックAはその第1図右向きの
先端部に手差しテーブル91が設けられ、この手差しテー
ブル91から延びて給送路73のUターンパス73aの終端部
に接続される手差し路92が設けられている。手差し路92
の手差し口93から少し入った部分に手差しローラ94が設
けられ、手差し原稿を手差路92を通じ給送路73のUター
ンパス73aより後の後段部73cに送込み露光に供する。手
差しローラ94の直後から分岐して延び給送路73のUター
ンパス73aの手前の給送路前段部73dに接続される補助通
路95が設けられ、両面原稿を両面複写する場合原稿セッ
トトレー71から送出された原稿を一旦手差しトレー91側
に送出した後スイッチバックして手差し路92を通じ露光
に供する。このことのために手差しローラ94は反転駆動
可能とされている。しかし手差しローラ94は常時は原稿
を手差しトレー91上へ送出す方向に駆動しておき、異物
等を噛込まないようにする。
これら手差し路92、補助通路95およびUターンパス73
aの間に切換爪96が設けられている。この切換爪96は原
稿セットトレー71から送出された原稿をUターンパス73
a側に導く第1図実線の位置と、原稿セットトレー71か
ら送出された原稿を補助通路95側に案内し、また手差し
トレー91から手差しされた原稿を手差し路92側に案内す
る第1図仮想線の位置とに切換えられる。
また給送路73の手差し路92が接続されている部分には
手差し原稿排出路98が分岐形成され、複写ブロックBの
上部に手差しテーブル91の真下に位置するよう設けられ
た手差し原稿排出トレー97に通じている。手差し原稿排
出路98の排出口99から少し入った部分に手差し原稿排出
ローラ100が設けられている。
プラテンガラス12の上面と、給送路73の後段部73c
と、手差し原稿排出路98と、手差し原稿排出トレー97の
上面とはほぼ一直線をなして並んでおり、それらの返送
路74および原稿セットトレー71内を利用し、プラテンガ
ラス12上で原稿を繰返し往復移動させて必要回数露光に
供せるようにしてある。このことのために搬送ローラ8
0、82、83、タイミングローラ84および原稿排出ローラ8
5、手差し原稿排出ローラ100のそれぞれが反転駆動可能
となっている。
1枚の原稿が連続して必要回数露光に供されると、そ
れにより複写される複写シートは、1つの原稿について
のものが連続して排紙トレー44上に排紙されてグループ
をなし、複数原稿の場合各原稿に対応するグループが順
次積重なる。いわゆるグルーピングの状態となる。
このように原稿をプラテンガラス12上で繰返し往復移
動させるのに、原稿が給送路後段部73cから手差し原稿
排出路98へと復動される際、Uターンパス73aや手差し
路92に侵入するのを防止するため、手差し路92と手差し
原稿排出路98とがなすコーナー部に取付けられて給送路
73の上ガイド部にまで延びて接触する弾性的な樹脂シー
ト片101が設けられている。
また原稿をグルーピング複写のためプラテンガラス12
上で往復移動させるのに、手差し原稿排出トレー97側は
開放されていてどのような原稿サイズにも対応できる
が、原稿セットトレー71側では捌きローラ77が手差しに
よる大サイズ原稿に対し制限となる。そこで露光部から
返送路74を介した捌きローラ77までの寸法を複写可能な
最大サイズ以上に設定してある。
原稿セットトレー71内の後部には最初にセットされま
た返送されてくる原稿の位置を規制する位置規制部材11
1が設けられている。位置規制部材111は第2図から第8
図に詳しく示してあるように、原稿セットトレー71の底
板71aに形成された窓112に沿って前後動できるように設
けられた台板113を有し、この台板113上に設けたカバー
114の前端面を位置規制面114aとしている。台板113のカ
バー114が覆っている部分のほぼ中央には原稿セットト
レー71の窓112と重なる範囲の窓113aが形成されると共
にその前後縁部で立上がる受動突起113b、113cが設けら
れている。
前側の受動突起113bは窓113a前縁の右方に片寄って設
けられ、この受動突起113bとその左側面部に対向して設
けられた軸受突起113dとによってそれらの間に位置する
最終原稿検出レバー115を枢着している。116はその枢軸
を示している。最終原稿検出レバー115はその先端115a
側がカバー114の位置決め面114aに開設された縦方向の
スリット114bを通じて前方に延び自重によって窓112内
に垂れ下がろうとする下動習性を持ち、台板113に当接
して安定するようになっている。最終原稿検出レバー11
5の尾端115bはくの字に屈曲していてレバー115が安定姿
勢にあるときにやや下向きとなって受動突起113b近くま
で達している。
原稿セットトレー71の下には2つのガイドレール117
に沿って前後動できるスライダ118が設けられている。
スライダ118はその一側にラック118aが形成され、これ
にモータ119に直結のピニオン120が噛合っており、モー
タ119の正逆転によって前後動される。モータ119はガイ
ドレール117に固設されている。
スライダ118の後端部には台板113の窓113aを通じ受動
突起113b、113c間に立上がる押動突起118bを有してい
る。これによってスライダ118が第1図から第3図のホ
ームポジション位置から前方に移動させられると、押動
突起118bは第3図の状態から第4図のように先ず最終原
稿検出レバー115の尾端115bにだけ接してそれを押動す
る。この押動でレバー115は反時計方向に回動されて先
端115aが上昇する。次いで押動突起118bは台板113上の
受動突起113bに当接し、以後位置規制部材111全体を所
定位置まで右方に押動するが、最終原稿検出レバー115
の先端115a側が上動しているので原稿セットトレー71上
にセットされまたは反送されている原稿ODには干渉せず
その上方に臨み、位置規制面114aが原稿ODの後端に当接
し、以後原稿ODを捌きローラ77に送付けて自動給送の万
全を図ることができる。所定量の押動後スライダ118は
第5図のように少し後退させられることによって最終原
稿検出レバー115の尾端115bから離れる。このときレバ
ー115はフリーになり先端115a側が自重によって下動し
原稿OD上に載る。
この状態で原稿ODの複写が行われると、複写後原稿セ
ットトレー71に返送される原稿ODは、第6図に示すよう
に最終原稿検出レバー115の先端115a側の上に載る。
原稿セットトレー71上の最終の原稿ODが第7図のよう
に給送されると、最終原稿検出レバー115は原稿ODによ
る支えを失い先端115a側が仮想線の状態からさらに実線
の安定状態まで回動し、最終の原稿ODが給送されたこと
を応動する。このときの動きはレバー115に同体回動す
るように設けられている遮光板121がフォトセンサS10
光路を遮断することによって検出され、最終の原稿ODが
給送されたことの検出信号とされる。フォトセンサS10
はカバー114の内面に固設されている。
また原稿セットトレー71内の後方上部には返送されて
くる原稿ODの後端をトレー71内に沈ませる原稿浮上がり
防止部材131が設けられている。原稿浮上がり防止部材1
31は蓋72に枢支され通常ばねによって下動位置にあるよ
う付勢されているが、原稿ODがトレー71内に返送される
初期にはソレノイド132によって上動した退避位置に移
動させられ、原稿ODがトレー71内に返送されるのを妨げ
ないようになっている。
なお位置決め部材111はホームポジションを基準とし
て原稿ODのサイズに対応した動きをするようにしてあ
り、位置規制部材111がホームポジションにあるかどう
かを検出するフォトセンサS21も設けてある。このセン
サS21はガイドレール117に固設され、スライダ118に固
設した遮光突起118cを検出するようになっている(第2
図)。
さらに原稿セットトレー71の蓋72にそれが閉められた
状態のとき、トナー71内の原稿ODに接触する除電ブラシ
133が設けられている。
反転可能なローラ80〜83、85、94、100のうち、手差
しローラ94のみが他と異なったタイミングで正逆反転制
御される。第9図に搬送ローラ80およびタイミングロー
ラ81のみ示しこれらに関連する反転機構につき説明す
る。
搬送ローラ80の両端部に受動ギヤ141、142が設けら
れ、それぞれ駆動ギヤ143、144から駆動力を伝達され
る。一方の駆動ギヤ143はローラ駆動機構145から直接駆
動力を伝達されるが、他方の駆動ギヤ144は一方の駆動
ギヤ143に噛合うギヤ146と、このギヤ146と軸147で連結
されたギヤ148を介して駆動力が伝達されるようになっ
ている。したがって各駆動ギヤ143、144は同時に同方向
に駆動されまた同時に停止させられる。
一方の駆動ギヤ143にはアイドルギヤ149が噛合ってい
る。このアイドルギヤ149は駆動ギヤ143の回転軸150に
回転自在に支持されたアーム151上に軸支され、駆動ギ
ヤ143と噛合ったままアーム151の回動によって受動ギヤ
141と噛合ったり離れたりし、噛合い状態では搬送ロー
ラ80を実線の矢印方向に正転させる。
他方の駆動ギヤ144には2つのアイドルギヤ152、153
が順次連結されている。これらアイドルギヤ152、153は
駆動ギヤ144の回転軸154に回動自在に支持されたアーム
155上に軸支され、末端のアイドルギヤ153が前記駆動ギ
ヤ144との連結状態を保ったままアーム155の回動によっ
て受動ギヤ142に噛合ったり離れたりし、噛合い状態で
は搬送ローラ80を図に破線で示す方向に逆転させる。
つまり駆動ギヤ141から1つのアイドルギヤ149を介し
搬送ローラ80を駆動するか、駆動ギヤ142から2つのア
イドルギヤ152、153を介し搬送ローラ80を駆動するか
で、搬送ローラ80は正転か逆転かされる。
この正転か逆転かの選択のために、各アーム151、155
にばね156、157を働かせてアイドルギヤ149、153を受動
ギヤ141、142に噛合う方向に付勢すると共に、各アーム
151、155にはさらにソレノイド158、159を連結し、それ
らがオンするとばね156、157に抗し前記噛合いを解除す
るようにしてある。これによりソレノイド158のみがオ
フの状態ではアイドルギヤ149が受動ギヤ141に噛合って
搬送ローラ80は正転され、ソレノイド159のみがオフの
状態ではアイドルギヤ153が受動ギヤ142に噛合って搬送
ローラ80は逆転される。
搬送ローラ80の回転はタイミングベルト160によって
タイミングローラ81やその他に同時正逆転可能なものに
連結されている。もっともローラ駆動機構145から適宜
反転機構を介し分岐連結することも考えられる。またタ
イミングローラ81にはループ処理やタイミング調整のた
めの単独停止が可能なようにクラッチCL4を介し駆動力
を伝達している。
一方手差しローラ94の反転駆動機構は第10図に示して
ある。ローラ駆動機構145によって駆動される駆動ギヤ1
61には第1アイドルギヤ162と、第2アイドルギヤ列16
3、164とが両側に噛合っている。それら第1、第2アイ
ドルギヤ162、163、164は駆動ギヤ161の回転軸165に途
中を支持されたアーム166に軸支され、アーム166に働か
せたばね167の付勢によって第1アイドルギヤ162が手差
しローラ94の受動ギヤ168に常時噛合い、手差しローラ9
4を実線矢印の方向に回転させるようになっている。ま
たアーム166には反転駆動ソレノイドSL4が連結され、こ
れがオンするとばね168に抗し第1アイドルギヤ162を受
動ギヤ168から外し、第2ギヤ列163、164の末端ギヤ164
を受動ギヤ168に噛合わせて手差しローラ94を破線矢印
の方向に反転させる。
給送路73と返送路74とつながるプラテンガラス12上の
通路部分は、第1図、第11図に示すように下側に凸の軽
く屈曲した露光案内路171に形成してある。この露光案
内路171は、その上ガイド面が露光案内路171の両側にお
ける下ガイドの通常レベルよりも幾分低くなるように設
計される。
この結果タイミングローラ81を経て露光案内路171に
進入する原稿ODは、露光案内路171の前端部に形成され
る上ガイドの傾斜面171aに先端を当接して下向きに案内
される。これにより原稿ODは第11図に示すように下向き
にカールさせられながらプラテンガラス12の上面に向け
進行して圧接しプラテンガラス12の上面に添う。
以後ODはプラテンガラス12の上面に案内されながら密
接状態で進み、プラテンガラス12を越えた時点では下ガ
イドの傾斜面171bに当接して第12図実線のように上向き
に案内されて返送路74に進入していく。このとき原稿OD
はプラテンガラス12の上面とその両側の傾斜面171a、17
1bの3面の案内を受けてプラテンガラス12の上面の露光
位置には密接させられたままになる。
原稿ODが露光案内路171を通過している間前記案内を
受けてプラテンガラス12上では第12図の湾曲状態にほぼ
保たれる。
原稿ODの後端がプラテンガラス12の手前の傾斜面171a
による案内から解放されたとき原稿ODの後端はその分自
由になるが、原稿ODは返送路74に充分進入していて直状
姿勢に保たれようとするので、自由な後端側を直状状態
に持上げようとする。このため原稿ODの後端側は第13図
に示すように上ガイドの傾斜面171cに圧接させられ、後
端部が下向きに湾曲させられる。したがって原稿ODの後
端部はその湾曲によって第13図のようにプラテンガラス
12の上面に密接させられ、この密接状態のままプラテン
ガラス12の上面の露光位置を通過する。
以上要するにプラテンガラス12上を通過する原稿ODは
露光案内路171の案内によってその先端から後端までの
全範囲が、プラテンガラス12の上面の露光位置に密接し
ながら通過する。このため原稿ODの面が部分的にもプラ
テンガラス12の上面の露光位置から浮いて露光の際のピ
ントズレが生じるようなことが解消され、複写画像の品
質を損うことはない。
さらにプラテンガラス12の下部には冷却のための送風
通路172が設けられ、図における左方からファン173によ
って送風するようにしてある。これは流し撮り式の露光
に対処したものである。つまり往復動式走査系のような
リターン動作が不要で原稿を次々通過させるだけで高速
に複写することができ、この場合照明ランプ13は連続点
灯状態となりしかも定位置からプラテンガラス12に光を
照射し続けるので極端に昇温する。これを防止するため
前記送風によって冷却する。
ところでプラテンガラス12の前後に送風通路172と露
光案内路171とが通じる透孔174を、露光案内路171のほ
ぼ全幅にわたって設けてある。このため送風通路172に
第12図矢印のように送風が行われると、送風通路172の
プラテンガラス12の下部に負圧が生じ、露光案内路171
側の空気が送風通路172内に吸引される。この空気の流
れはプラテンガラス12の冷却に有利である。またプラテ
ンガラス12上を通過しようとする原稿ODを第12図仮想線
で示すように下方へ軽く引付ける吸引作用をも生じる。
このため原稿ODはプラテンガラス12の上面によく密着さ
せられる。もっともこの吸引作用は原稿ODの正常な搬送
を妨げない程度となるように透孔174の数や大きさ、送
風通路172の形状などが設定される。
なお原稿ODの露光案内路171での前記通過状態を保証
するために、搬送ローラ82の搬送速度がタイミングロー
ラ81の搬送速度と等しいかそれより若干遅くなるように
設定され、速くなることが避けられる。
露光案内路171は第13a図に示すように上に凸の形状に
すれば、通過する原稿ODは前述の場合とは逆に上ガイド
のプラテンガラス12に対向している凹ガイド面171dに密
接しながら搬送される。したがってこの場合でも露光位
置での位置変動はなくピントズレ解消になる。
なお循環式原稿自動給送ブロックAは、手差し路92か
ら給送路73の後段部73cを通り返送路74のUパターンパ
ス74aの手前までのラインから上側が開閉ユニット181と
され、ブロックAの前記ラインが下の固定部の手差しテ
ーブル91とは反対の側の部分に軸182によって第1図の
ように開閉可能にヒンジ連結されている。
これにより開閉ユニット181が開かれると前記ライン
の通路が開放され、蓋72も開いておくと、一部の短い通
路が開かれないままになるだけで、原稿ODがどの部分で
ジャムするにしても、その一部がどこかに必ず露出する
ことになりジャム処理しやすい。また開閉ユニット181
は手差しテーブル91と反対の側でヒンジ連結されて開閉
されるので、手差しテーブル91につかえたりせずに大き
く開けることができる。特に開閉ユニット181の手差し
テーブル91とは反対側にあるUターンパス74aの部分の
外側ブロック183も開閉ユニット181の一部に軸184によ
りヒンジ連結して開閉可能にしてあるが、これも手差し
テーブル91に関係なく大きく開くことができUターンパ
ス74a部のジャムを処理しやすくなっている。
手差しテーブル91は循環式原稿自動給送ブロックAの
固定側に設けられているから、開閉ユニット181が開か
れてもそれに追随せず定位置にあるので、原稿ODが載っ
ていてもそれが落ちたりするようなことがない。
開閉ユニット181の上面には第14図に示すような操作
パネル201が設けられている。操作パネル201には図の右
からオールリセットキー202、プリントボタン203が上下
に設けられ、そのすぐ左にテンキー204およびクリアス
トップキー205のキー群と、モード切換キー206およびそ
れにより選択されるグルーピングモード表示部207とソ
ーティングモード表示部208、さらに置数表示部209およ
び原稿枚数表示部210が集約配置されている。
オールリセットキー202はそれが押されると全ての設
定を所定のノーマルな状態に復帰させるものである。ク
リアストップキー205は押されるとテンキー204による置
数をクリアしあるいは複写動作中であればその動作を停
止させるものである。モード切換キー206はロータリー
式であって押される都度今表示されているモードを他の
モードに切換るものである。
さらにそれらの左側には、複写シート選択キー215と
それにより選択される複写シートのサイズ表示216およ
び自動選択表示217、自動露光および手動露光をロータ
リー式に選択する露光選択キー218と、その両側に設け
られた手動設定用の露光アップキー219、露光ダウンキ
ー220と、手動露光の露光レベル表示部221および自動露
光表示部222、複写機1の状態表示部223、片面原稿、両
面原稿別の片面複写と両面複写を選択するロータリー式
の複写モード選択キー224とそれに基く複写モード選択
表示部225、現像器選択キー226とそれにより選択される
現像色のカラー表示部227等も設けられている。
第15図は操作パネル201での各種設定に応じて原稿給
送とそれに対応した複写動作を行わせる制御回路を示し
ている。この制御回路は複写ブロックB側の動作を制御
する第1CPU251と、循環式原稿自動給送ブロックAの動
作を制御する第2CPU252とを有し、相互に必要な信号の
授受が行われる。
第1CPU251には操作パネル201に設けられている各種キ
ーのスイッチと、各種表示部とがデコーダ253を介し接
続されている。またメインモータ254、レジスタローラ2
7のクラッチCL1、上下各給紙ローラ25、26のクラッチCL
2、CL3、帯電チャージャ4、転写チャージャ8、上、
中、下各現像器のモータM1、M2、M3等の制御対象動作部
材、また複写ブロックBの各部に設けられているタイミ
ング設定やジャム検出のために複写シートを検出するセ
ンサS1〜S6も接続されている。
第2CPU252には循環式原稿自動給送ブロックAの駆動
モータM4および位置規制部材111の駆動モータ119が接続
され、循環式原稿自動給送ブロックAの各部に設けられ
ている各センサS10〜S22も接続されている。また送出し
ローラ76、捌きローラ77およびタイミングローラ81の各
クラッチCL4、CL5およびCL6も接続されている。
さらに原稿押えソレノイドSL2、循環反転切換ソレノ
イドSL3、反転駆動切換ソレノイドSL4も接続されてい
る。
以下一連の動作と共にさらに詳しく説明する。複写は
第16図に示す概略メインルーチンに従ったっ第1CPU251
による複写ブロックBの動作制御と、第17図に示す概略
メインルーチンに従った第2CPU252による循環式原稿自
動給送ブロックBの動作制御とによって行われる。
先ず片面原稿を自動給送してソーティングモードによ
り片面複写する場合について説明する。
原稿セットトレー71にその蓋72を開けて原稿ODをフェ
イスアップの状態でセットする。このとき位置規制部材
111は最後退位置であるホームポジションに、また送出
しローラ76に対向する原稿押え部材66は上方退避位置に
それぞれあり、かつストッパ75は蓋72の開き動作に連動
して原稿停止位置まで下動する。したがって原稿ODは位
置規制部材111や原稿押え部材66の邪魔なしに難なく原
稿セットトレー71内に挿入することができる。この際ス
トッパ75に当接させそのセット感を得るまで挿入してお
き蓋72を閉じる。蓋72が閉じられるとそれに連動してス
トッパ75が上方に退避しセットした原稿ODの給送が可能
となる。次いでモード選択キー206によってソーティン
グモードに設定すると共に、何部複写するかをテンキー
204によって設定する。
さらに片面原稿、片面複写のモードを複写モード選択
キー224によって設定し、その他必要なキー操作の最終
でプリントボタン203を操作する。これにより複写ブロ
ックBでは第1CPU251の制御によって第16図のメインル
ーチンが実行され、キー入力処理が行われた後、キー入
力に対応して片面原稿からの片面複写の動作を各原稿に
つき設定されあるいは自動選択した複写シート給紙のも
とソーティングモードで設定部数分行う。この際各回の
複写における給紙タイミングは循環式原稿自動給送ブロ
ックAにおける原稿ODの露光部への給送タイミングとの
同期が第1CPU251と第2CPU252との間の信号の授受によっ
て図られる。
一方循環式原稿自動給送ブロックAでは、第2CPU252
の制御によって第17図のメインルーチンが実行される。
これによって第18図に示すモード処理サブルーチンに従
ったモード処理が行われ、コピー中であるが手差し検出
センサS14がオンしていないこと、モード切換キー206に
よってソーティングモードが設定されかつ片面原稿であ
って両面複写でないことによってソーティングモードと
決定される(ステップ#31〜#36)。
また手差しモードでないことによって第19図の原稿給
送制御サブルーチンが実行され(ステップ#51)、第2C
PU252からの原稿給送要求があることを確認してからモ
ータフラグおよびモータ回転フラグをそれぞれ1にセッ
トすることにより(ステップ#52〜#54)、第20図のモ
ータ制御サブルーチンに従って駆動モータM4が始動され
搬送系が正転される(ステップ#71〜#75)。
次いでソレノイドSL2をオンして送出しローラ76に対
向する原稿押え部材66を下動させ、原稿セットトレー71
内の原稿ODの束を送出しローラ76に押付けるようにする
と共に、送出し、捌き各ローラ76、77のクラッチCL4、C
L5をオンすることによって送出しローラ76および捌きロ
ーラ77に図示しないスプリングクラッチを介し駆動が掛
かるようにする(ステップ#55、#56)。これによって
原稿ODは駆動される送出しローラ76に押付けられて給送
作用を受け最下原稿ODが捌きローラ77を経て給送路73に
送込まれる。この原稿ODはセンサS11を経て給送路73の
搬送ローラ79に達するが、原稿ODが搬送ローラ79に必ず
噛込まれる必要給送時間を設定したタイマが働かされ、
その設定時間経過後にソレノイドSL2がオフし原稿押え
部材66が上方に退避させられると共にクラッチCL4、CL5
がオフされ送出しローラ76および捌きローラ77は駆動を
断たれる(ステップ#57〜#60)。これによって以後搬
送ローラ79により給送される原稿ODに送出しローラ76お
よび捌きローラ77が従動する。しかしスプリングクラッ
チの働きで従動負荷は小さい。
また原稿サイズが第21図のサイズ検出サブルーチンに
従って原稿ODがセンサS11を通過していく間の経過時間
を原稿長さとしてカウントすることにより判定される
(ステップ#81〜#89)。この判定は原稿セットトレー
71にはB5サイズかA4サイズかの原稿が横送りの向きでし
かセットされないことに対応し、カウンタのカウント数
が所定値C以上であるとA4サイズ横向きの原稿と判定し
(ステップ#87、#88)、所定値Cよりも少なければB5
サイズ横向きの原稿と判定する(ステップ#87、#8
9)。
このサイズ検出が終了すると、つまり原稿ODの後端が
センサS11から外れてそれをオフすると第22図に示す位
置規制制御サブルーチンが実行される。先ずサイズ検出
がファーストコピーにおいてなされたかどうかが、セン
サS11のオフ、最終原稿検出レバー115がまだ原稿ODの上
に載せられずセンサS10が最終原稿検出状態にあること
つまりオンしていること、原稿給送要求があることを条
件になされ(ステップ#121〜#124)、ファーストコピ
ーであると、位置規制部材111をホームポジションから
原稿サイズに対応する所定距離だけ移動させ、位置規制
部材111によって原稿セットトレー71にセットされたOD
を捌きローラ77に押付けるようにする(ステップ#129
〜#131)。これは原稿ODのセットを原稿ODが捌きロー
ラ77の直前のストッパ75に当接するように行わせてセッ
ト感が確実に得られると共に、無理なセットを防止しな
がらセット位置に大きなバラツキが生じないように配慮
したことに伴う問題、つまり原稿の給送はセットした原
稿を捌きローラ77にその手間のセット位置から送付ける
ようにしなければならずこの送付けが不充分であると給
送不良の原因となるのに対処するため、位置規制部材11
1によって原稿ODを強制的に送付けておくものである。
このための位置規制部材111の移動は、検出された原
稿サイズに対応して時間設定されるタイマT3によってモ
ータ119の正転時間を制御してスライダ118の移動量を規
制することで行われる(ステップ#130、#131)。
そして位置規制部材111が原稿ODを押動した際位置規
制部材111上の最終原稿検出レバー115が原稿ODの後端部
上に臨んでいる。位置規制部材111が原稿ODを所定量押
動した後、モータ119を一旦停止した後逆転させてスラ
イダ118を位置規制部材111の窓113aとの遊び分を後退さ
せる(ステップ#132〜#136)。これにより最終原稿検
出レバー115はスライダ118による押動から解放され先に
送出されてサイズ検出を受けたファースト原稿ODが返送
される前に原稿セットトレー71上の原稿ODの後端部上に
載り最終原稿の検出が可能な状態となる。スライダ118
の後退移動量はタイマT4の設定時間によるモータ119の
逆転駆動時間制御で行われる(ステップ#133〜#13
5)。
なおファースト原稿ODのサイズ検出を終えたとき位置
規制部材111がホームポジションになくセンサS21がオフ
していればモータ119を一旦停止した後逆転して一旦ホ
ームポジションに戻した後、つまりセンサS21がオンす
るまで戻した後前記原稿サイズに応じた所定位置への移
動を行わせる(ステップ#125〜#128)。これにより位
置規制部材111がどの位置にあっても原稿サイズに応じ
適正な位置に移動させることができる。
一方給送路73のUターンパス73a部に設けられた切換
爪96は両面複写および手差しの何れでもないことによっ
て第1図実線の位置のままとされ、給送路73の前段部73
dへ送込まれたファースト原稿ODは切換爪96によってU
ターンパス73aへ案内され、後段部73cへと送られセンサ
S17、S18を経てタイミングローラ81に達する。
このとき第23図に示すループ処理サブルーチンに従っ
てループ処理がなされる。このループ処理は送出しロー
ラ76のクラッチCL4が先にオンされたことと、原稿ODが
タイミングローラ81直前のセンサ18をオンしたこととに
よって実行され(ステップ#161、#162)、センサS18
のオンによってクラッチCL4をタイミングローラ81のク
ラッチCL6をオフしてタイミングローラ81を一時停止状
態にすると共にループ処理時間を設定したタイマを働か
せる(ステップ#163、#164)。このため原稿ODは搬送
ローラ80によって一時停止中のタイミングローラ81に送
付けられ、ループを作りながら先端を整合されてスキュ
ー防止される。ループ処理のタイマによる設定時間が経
過し、かつ複写ブロックBにおいて複写シートがレジス
タローラ27の直前のセンサS1をオンしたことによって第
1CPU251から発せられるスキャン要求があることを条件
にクラッチCL6が再度オンされる。これによってタイミ
ングローラ81は駆動状態に戻され、原稿ODを露光案内路
171に送込んで露光に供する。
なおループ処理のタイマが終了した時点でスキャン要
求がなければ、複写シートの給紙が間に合っていないの
で原稿ODを露光に供しても正しく複写されない。そこで
このような場合タイミングローラ81を再駆動せずモータ
M4をオフして原稿ODがそれ以上停止中のタイミングロー
ラ81に送付けられてシワ寄りやジャムの原因となるのを
防止し、スキャン要求があるまで待機させる(ステップ
#166、#168#169)。スキャン要求があるとモータM4
をオンすると共にタイミングローラクラッチCL6をオン
して原稿ODを露光に供する(ステップ#169、#170、#
167)。
露光に供された原稿ODは返送路74に進み原稿セットト
レー71に返送されトレー71内の原稿OD上に第6図のよう
に載る。
このときの原稿ODの動きを示せば第26図の通りであ
り、各原稿ODについて1枚づつの複写が順次行われる。
一方このとき複写された複写シートは複写ブロックBに
おけるソーティングモード処理によって排出口32から排
紙路41を通じ排紙トレー44上へ順次排紙され頁揃いの状
態となる。
最終原稿ODが給送されると位置規制部材111上の最終
原稿検出レバー115が第7図の動きをすることによりセ
ンサS10で検出される。この検出があると第22図のサブ
ルーチンにおいて複数部の複写であることによって原稿
給送要求が第2CPU252において継続していることと、フ
ァーストコピーでないことにより、最終原稿検出レバー
115が原稿セットトレー71に返送されて自身の上に載っ
ている原稿ODから充分逃げる位置まで位置規制部材111
を後退させるのに必要な時間を設定したタイマT2を働か
せ、タイマT2が終了するまでモータ119を逆転させた後
停止させる(ステップ#124、#141〜#144)。したが
って最終原稿検出レバー115は原稿ODから充分離れ原稿O
Dを原稿検出レバー115上に落し切る。
次いでモータ119をタイマT2の設定時間分正転させた
後停止させて位置規制部材111を元の位置に戻し原稿OD
を捌きローラ77まで送付ける(ステップ#145〜#147、
#132)。このとき最終原稿検出レバー115は上動させら
れていて原稿ODには干渉せず原稿ODの上方に臨んでお
り、続くタイマT4の設定時間分モータ119を逆転させた
後、モータフラグを0にして停止させることにより最終
原稿検出レバー115が原稿OD上に載り最終の原稿の検出
可能な状態となる(ステップ#133〜#136)。
この状態で再度各原稿ODについての複写が前述の通り
行われる。この回に複写された複写シートは排紙トレー
44上に頁揃いの状態で先に排出されている原稿OD群の上
に同じ頁揃い状態で載る。したがってソーティング状態
となる。
このような複写は設定枚数分繰返され、設定枚数分の
複写が終了したとき原稿給送要求が第2CPU252において
解除される。この解除を判別(ステップ#123)して位
置規制部材111をホームポジションに戻すが、先ず最終
原稿検出レバー115が最終原稿を検出してから遅延タイ
マーT1を働かせることから行う(ステップ#151)。こ
のタイマT1は最終原稿ODが給紙されてから露光後原稿セ
ットトレー71に戻されるまで、つまり原稿ODが初期状態
に戻るまで前記戻し動作を遅延させるものであり、タイ
マT1が終了してから原稿排出センサS22がオフしたかを
判別し、オフしていることによりモータ119を逆転させ
て位置規制部材111をセンサS11がオンするホームポジシ
ョンまで戻した後、モータフラグを0にしてモータ119
を停止させる(ステップ#152〜#157)。
なお複数の各原稿に対する給送要求は複写ブロックB
において先の原稿ODの後端がセンサS11を抜けたか、あ
るいは設定時間経過後に発して原稿ODを順次給送してお
くのでは、ファーストコピーの場合問題となる。ファー
ストコピーにおいて複数の原稿につきそれぞれ1部づつ
複写するのに、ファーストコピー時の原稿の枚数はオペ
レータがわざわざ入力しない限り不明であり、最終原稿
が給送されて一循し終えたのに複写シートを所定タイミ
ングで給紙してレジスタローラ72の部分に待機させたま
ま原稿枚数分の複写が終了し、余分に給紙した複写シー
トが残ってジャム状態となってしまう。
そこで本実施例の場合、1枚目の原稿についてはその
後端がセンサS11により検出された時点で複写シートが
レジスタローラ27に達しているかどうかを見て達してい
るときのみ1枚目の原稿の給送を続行し、複写シートの
次の給紙は原稿セットトレー71での有無をセンサS20
より確認し、原稿があるときのみ給紙するようにしてい
る。
原稿の2循目以降の複写においては、1循目の複写の
際に原稿の枚数をカウントすることにより最終原稿の給
送を判別することができるので、各原稿の給送に対し1
枚目の原稿の後端がセンサS11で検出された時点から、
複写シートを原稿枚数分だけ一定間隔で給紙するように
する。
また複写シートの排出について片面原稿についてのグ
ルーピングモードが選択されていると、第18図のモード
処理サブルーチンでそれが判定される(ステップ#33〜
#36)。このグルーピングモードでの原稿ODの給送制御
については特にフローチャートを示していないが、給送
した原稿ODについて設定枚数分の複写が終了した都度次
の原稿の給送を行う。
給紙された原稿ODは設定された複写枚数分の露光が終
了するまで露光が終わる都度逆送されてタイミングロー
ラ81前のセンサ18を通り過ぎる所定位置に原稿排出路9
8、原稿排出トレー97を利用して一旦戻された後再度露
光に供される。このときの原稿ODの動きは第27図の通り
である。
なおこのときの原稿の往復移動ストロークは原稿のサ
イズ信号に応じて設定し、各サイズの原稿に対応した必
要最小限のストロークで行うようにすることもできる。
前記各回の露光に対応して複写ブロックBでは複写シ
ートの給紙と作像とが前記の場合とほぼ同様に行われ
る。
以上によって各原稿ODは設定枚数分の複写に連続的に
供され、複写後の複写シートは1枚の原稿ODについての
設定枚数分が排紙トレー44上へ連続的に排紙されて同じ
原稿ODのものどうしがグループとなって重なり、それが
原稿の枚数分繰返されてグリーピング状態となる。
片面原稿からの両面複写が設定されると、第18図のモ
ード処理サブルーチンに従って製本モードと判定される
(ステップ#34、#35、#38)。このモードについても
特にフローチャートを示していないが、原稿ODは第26図
の場合と同様に露光部に給送されまた原稿セットトレー
71に返送されるが、複写ブロックBでは1枚置きの各原
稿ODについての複写を行うように給紙および作像制御す
ると共に、第1回目の複写を受けた複写シートは一旦中
間トレーEに導入しておくようにする。
1枚置きの原稿ODについての複写が終了したとき、原
稿セットトレー71内に返送されている原稿ODは再度第26
図の場合同様に露光部に給送されまた原稿セットトレー
71内に返送される。このとき複写ブロックBでは中間ト
レーEに収容している第1面複写後の複写シートを先に
複写されたものから順次送出し、それらの第2面に前回
複写しなかった1枚置きの原稿ODについての複写を行っ
て後排紙トレー44に排出していく。
これにより各原稿ODについての画像がその給送順に従
って順次排紙トレー44に排紙されていく各複写シートの
表側から裏側へと順序正しく複写されることになる。つ
まり両面複写が頁揃い状態で行えそのまま製本すること
ができる。
なお原稿ODはフェイスアップ状態で原稿セットトレー
71にセットされ、最終頁分から露光に供される。従って
原稿ODの枚数が奇数であると最終に複写される第1頁目
の原稿ODの画像は最終複写シートの裏がなす第2頁目に
複写され、最終複写シートの表がなす第1頁目は複写対
象となる原稿ODがなく白地のままとなり、表紙とするの
に好都合である。
一方原稿ODが偶数枚であると最終複写シートの第1頁
目にも原稿の画像が複写される。
両面原稿からの両面複写が設定されている場合それが
第18図のモード処理サブルーチンで判別される(ステッ
プ#34、#39)。このモードでは原稿セットトレー71か
ら給送される原稿ODは両面複写のために第24図に示す両
面原稿反転処理サブルーチンに従った反転制御を受け
る。原稿給送要求が確認された時点で切換爪96のソレノ
イドSL3がオンされ切換爪96を第1図仮想線の位置に切
換える(ステップ#181〜#183)。これにより原稿セッ
トトレー71から送出される原稿ODは給送路73の前段部73
dから補助通路95側に案内され、常時手差しトレー91へ
の排出方向に回転されている手差しローラ94を経て手差
しトレー91上に送出されていく。
この原稿ODの後端通過によりセンサS13がオフしたと
き反転駆動切換ソレノイドSL4をオンして手差しローラ9
4を反転駆動する(ステップ#184、#185)。これによ
り原稿ODは手差しトレー91上に排出されてしまう前に給
送方向に送られ、そのとき原稿ODはそれまでの後端が切
換爪96の位置を通過していることによって手差し路92側
に案内されながらスイッチバックしていき、給送路73の
後段部73cを通じて露光案内路171に送られ第1面が露光
に供される。
ここで手差しローラ94の反転駆動後タイマが働かされ
て、手差しローラ94の下流側となる次の搬送ローラ80に
スイッチバック原稿ODが噛込まれるのに充分な時間を計
時し、計時終了後反転駆動切換ソレノイドSL4をオフし
て手差しローラ94を排出方向への通常駆動に戻すように
なっている(ステップ#186〜#188)。これはスイッチ
バック中の原稿ODが手提しローラ94にまだ噛んでいる状
態のときに次の原稿ODの給送が開始されて手差しローラ
94に達してもそれを手差しローラ94の回転によって手差
しトレー91上へ充分に送出せるようにするものであり、
次の原稿ODの早出しを計って原稿ODをスイッチバックさ
せることによる時間の無駄を相殺することができる。こ
れをスムースに行うため手差しローラ94の上ローラを駆
動ローラ、下ローラを従動ローラとしている。
第1面露光後の原稿ODは前記各場合同様原稿セットト
レー71に返送される。このときの原稿CDの動きは第28図
の通りであり、原稿セットトレー71上での裏面が露光に
供されたことになる。そして原稿セットトレー71に返送
されるとUターンパス74aを経たことによって露光を終
えた裏面が上向きになる。
このようにして原稿セットトレー71内の原稿ODが順次
給送されその裏面が露光に供されて複写され、最終原稿
の露光が終了すると第26図での一循目の原稿給送終了の
場合同様に位置規制部材111が働き次の第2面の複写の
ための給送に備える。
第2面の複写は第1面複写後の原稿ODを前記第28図の
場合同様に給送して達成される。
なお複写ブロックBでは各原稿ODの第1面について複
写される複写シートは一旦中間トレーEに収容してお
き、第1面複写後先に複写されたものから順に送出し第
2面の複写に供する。
以上により両面原稿ODからの両面複写が達成され、両
面複写後の複写シートは原稿セットトレー71での最下原
稿に対応するものから順に排紙トレー44上に排紙され頁
揃い状態となる。
複写枚数が複数枚であると前記動作が設定枚数分繰返
される。
最後に手差しテーブル91から原稿ODが手差しされる場
合につき述べる。
原稿ODは手差しテーブル91の案内を受けながら手差し
ローラ94に噛込ませる。このとき手差しローラ94の直前
のセンサS14がオンされるので、第18図のモード処理サ
ブルーチンで手差しモードと判別され(ステップ#32、
#40)、第25図に示す手差し制御サブルーチンが実行さ
れる。
手差しモードであることの判定に従いファーストコピ
ーであるとモータフラグを“1"、モータ回転フラグを
“1"にセットする(ステップ#191〜#194)。これによ
りモータM4が回転され、搬送系は通常回転される。また
切換爪96がソレノイドSL3のオンによって第1図仮想線
の位置に切換えられると共に反転駆動切換ソレノイドSL
4をオンして手差しローラ94を反転駆動する(ステップ
#196、#197)。これによって手差し原稿ODは手差しロ
ーラ94に噛込まれて切換爪96の案内に従い手差し路92へ
送込まれる。
この際原稿ODはセンサS14を通過する時間による長さ
のカウントと、手差しローラ94の直後のセンサS13によ
る幅の検出とを受け、第21図に示す原稿サイズ検出サブ
ルーチンに従ってサイズを検出される(ステップ#91〜
#115)。この原稿ODのサイズ検出は長さと幅とによる
ものであって、どのサイズの原稿が縦横どちらの向きに
手差しされても対応でき、使用原稿の自由度の高い手差
し方式に対応している。しかし小さな原稿の場合限度が
わからず搬送不能なものまで手差しされることがあり得
る。そこで本実施例ではそのような場合に複写可能サイ
ズ以上である場合をも含め、搬送系を逆転、手差しロー
ラ94を通常回転に戻して手差しテーブル91上に逆送し、
手差しセンサS14がオフして手差しトレー91上へ完全に
送出された時点でモータM4をオフし警告処理を行う(ス
テップ#200〜#300)。
この警告処理につき具体的に述べないが操作パネル20
1への点灯表示やブザーを鳴らせることが考えられる。
通紙可能な最小サイズ以上でかつ複写可能な最大サイ
ズ以下である場合露光を実行する。しかし原稿ODがB5サ
イズより大きければそのまま露光に供しようとしても、
駆動しっぱなしとされるタイミングローラ81を通過して
しまっていてループ処理を行えないとか、プラテンガラ
ス12上の露光位置を過ぎていてその過ぎている部分の画
像が欠損するとかの問題がある。これに対処するためそ
のようなサイズの原稿の場合手差しによる最初の給送は
サイズ検出のための空送り処理とし、搬送ローラ80直前
のセンサS17がオンからオフに切換って原稿ODの後端を
検出したときモータ回転フラグを“0"として搬送系を逆
転させ原稿ODを原稿排出路98から原稿排出トレー97へと
一旦搬送する(ステップ#211〜#213)。これにより原
稿ODがタイミングローラ81直前のセンサS18から外れて
それがオフしたときモータ回転フラグを“1"にして搬送
系を正転状態に切換える(ステップ#214、#215)。
これによりサイズ検出後の手差し原稿ODはセンサS18
を経てタイミングローラ81に再度達するようになり所定
のループ処理を行って露光に供することができる(ステ
ップ#216、#217)。
複写可能な手差し原稿ODがB5サイズより小さいと、サ
イズ検出終了時点でタイミングローラ81直前のセンサS
18にまだ達しないので、それを空送りするのは時間のロ
スであるからこの場合は空送り処理を行わずそのまま通
常搬送してループ処理を行い露光に供する(ステップ#
211、#216、#217)。
露光の終了は原稿ODの後端がセンサS18から外れてそ
れをオフしてからの時間カウントで判定することがで
き、露光が終了が判定されると(ステップ#218)ファ
ーストコピーの判断が解消され設定枚数分の複写が終了
しているとモータ回転フラグを“0"にして搬送系を逆転
し露光後の原稿ODを原稿排出路98を通じ原稿排出トレー
97上へ排出する(ステップ#221、#222)。この排出の
終了がセンサS16のオフによって確認されるとモータフ
ラグを“0"にしてモータM4を一旦停止した後、モータ回
転フラグを“1"にして搬送系を正転状態に設定しておき
手差し制御を終える(ステップ#223〜#225)。
ファーストコピーの判断が解消されたとき、設定枚数
分の複写が終了していなければ搬送系を逆転して手差し
原稿ODをタイミングローラ81直前のセンサS81から外れ
てそれがオフするまで逆送し、S18がオフするとモータ
回転フラグを“1"にセットして搬送系を正転状態に戻す
ことにより手差し原稿ODを再度ループ処理して露光に供
する(ステップ#221、#231〜#235)。つまり設定枚
数分の複写が終了するまで手差し原稿ODを露光部で往復
移動させて所定枚数の複写を行う。
手差し原稿ODが1枚複写に供されるときの動きは第29
図の通りであり、複数枚の複写に供されるときの動きは
第30図の通りである。なお第29図は原稿ODがB5サズより
大きく空送り処理をした場合、第30図は原稿ODがB5サイ
ズ以下で空送り処理なしとした場合で示している。
なお前記実施例では、手差しローラ94は手差しモード
以外のとき、つまりセンサS14が手差し原稿を感知しな
い間、手差しテーブル91側に原稿ODを排出させる方向に
常時駆動し、センサS14を働かせる適正な原稿の手差し
が行われない以上、手差し路95に物が差し込まれたり噛
み込んだりするのを防止しているが、手差しローラ94を
手差しモード以外のとき停止させるようにしておいても
同様の結果が得られる。
また手差し原稿を排出し、また同一の原稿から複数枚
連続して複写するため原稿を露光部から一旦逆送するの
に、手差しテーブル91および手差し路に並列な手差し原
稿排出トレーおよび手差し原稿排出路を別設してそれを
用いたが、それらを廃して手差し路および手差しテーブ
ルを用いることもでき構造および制御が簡略化する。
(発明の効果) 請求項1に記載の発明によれば、スイッチバック路お
よび該スイッチバック路から露光部に至る給送路よりな
る原稿通路で分割した一方側を、これを連結した他方側
から開くと、スイッチバック路および該スイッチバック
路から露光部に至る給送路よりなる原稿通路を一挙に開
放することができる。このため、ジャムが発生しやすい
スイッチバック路近傍、およびスイッチバック路および
該スイッチバック路から露光部に至るタイミングローラ
を持った給送路よりなる原稿通路において、ジャムの処
理を容易に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、スイッチバッ
ク路が、原稿を手差しして露光に供する手差し路を兼用
するようになっているため、原稿通路を複雑化しないで
手差し給送できるとともに、スイッチバック路の開放で
手差しの場合のジャムにも対処することができ、一層有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す複写機の内部機構の側
面図、第2図は原稿セットトレーに設けられた位置規制
部材とその駆動機構を示す斜視図、第3図から第8図は
位置規制部材とそれに備える最終原稿検出レバーの動作
状態を示す断面図、第9図は原稿搬送系の駆動、反転機
構の斜視図、第10図は手差しローラの駆動、反転機構の
側面図、第11図から第13図は露光部における原稿の通過
状態を示す断面図、第13a図は露光案内路の変形例を示
す原稿通過状態の断面図、第14図は操作パネルの平面
図、第15図は制御回路図、第16図は複写ブロックの側の
第1CPUによる制御のメインルーチンを示すフローチャー
ト、第17図は循環式原稿自動給送ブロックの側の第2CPU
による制御のメインルーチンを示すフローチャート、第
18図から第25図は第17図の各サブルーチンを示すフロー
チャートであり、第18図はモード処理サブルーチンを示
すフローチャート、第19図は原稿セットトレーからの原
稿給送制御サブルーチンを示すフローチャート、第20図
はモータ制御のサブルーチンを示すフローチャート、第
21図は原稿サイズ検出のサブルーチンを示すフローチャ
ート、第22図は位置規制制御サブルーチンを示すフロー
チャート、第23図はループ処理サブルーチンを示すフロ
ーチャート、第24図は両面原稿反転制御サブルーチンの
フローチャート、第25図は手差し制御サブルーチンを示
すフローチャート、第26図から第30図は各種モードでの
原稿の移動状態を示す線図である。 A……循環式原稿自動給送ブロック B……複写ブロック D……露光部 12……プラテンガラス 71……原稿セットトレー 73……給送路 73c……給送路の後段部 91……手差しテーブル 92……手差し路 95……補助通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 敬知 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 棚橋 博史 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭61−23039(JP,A) 特開 昭61−226426(JP,A) 特開 昭62−51518(JP,A) 特開 昭61−101337(JP,A) 特開 昭52−32333(JP,A) 実開 昭62−8233(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 107 G03G 15/00 510 - 534 B65H 29/58 B65H 85/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を多数枚セットできる原稿セット部か
    ら原稿を1枚ずつ送り出して露光部を走行させることに
    より、流し撮り式の露光に供する原稿自動給送装置であ
    って、 前記原稿セット部から露光部を経る給送路と、前記原稿
    を一時給送路外に導いてスイッチバックさせ、給送路に
    戻すスイッチバック路と、該スイッチバック路から前記
    露光部に至る給送路に配設され、前記原稿を一旦停止さ
    せた後、露光部に向けて搬送可能なタイミングローラと
    を備え、 スイッチバック路および該スイッチバック路から露光部
    に至る給送路よりなる原稿通路で分割した一方側を他方
    側に対して一体的に開閉できるように連結することによ
    り、前記原稿通路を開放できるように構成したことを特
    徴とする原稿自動給送装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチバック路は原稿を手差しして
    露光に供する手差し路を兼用するものである請求項
    (1)記載の原稿自動給送装置。
JP63283482A 1988-11-09 1988-11-09 原稿自動給送装置 Expired - Lifetime JP2803109B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597102B2 (ja) * 1975-09-08 1984-02-16 キヤノン株式会社 原稿自動搬送装置
JPS6123039A (ja) * 1984-07-10 1986-01-31 Canon Inc 原稿搬送装置
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JPS62226426A (ja) * 1986-03-27 1987-10-05 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体の製造装置

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