JP2799795B2 - 容易開口罐蓋 - Google Patents
容易開口罐蓋Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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Description
ッシュオープンタイプの容易開口罐蓋に関する。
プンタイプと称されるタブを有する形式のものが極めて
多く用いられている。しかし、プルオープンタイプのも
のは開口部分を形成する開口片が一般に罐蓋天板から除
去されるものが多く、開口片が散逸し、該開口片の端部
は比較的鋭利である故、手足等に損傷を与えたり、分離
した開口片を鳥や魚が飲み込んで死ぬ事故が多く問題と
なっている。そのため、開口片を罐蓋天板から完全に分
離し得ない様に開口片が天板に対し連接部分を有する形
式の罐蓋も提案されている。
部分を有する形式の罐は、液体飲料用容器の様に容器か
ら直接に内容物を飲む場合、鼻先に開口片が位置し、開
口片の破断端部が比較的鋭利である故、該鼻先の開口片
により違和感を免れず、需要者に好まれない欠点がある
が、この点を改良した開口片を天板から完全分離をさせ
ない容易開口容器の罐蓋としてはプッシュオープンタイ
プと称し開口片を容器内に押し込む形式のものがある。
は前記の分離した開口片による欠点は解消されるが、実
用に供したとき新しい問題が発生した。液体飲料の多く
は炭酸ガス等のガスを含有するものが多い。これ等のガ
ス含有飲料を内蔵した飲料容器は保存中に内圧が上昇す
ると、内部から押し上げられ、バックリングと称する現
象が多発し、蓋が外方に押し上げられて部分的に突出す
る。このため開口スコアが破断して開罐して飲料が吹出
してしまうのである。この現象はプッシュオープンタイ
プの罐蓋に多発する。この問題を解決した発明が特開平
5−69066号公報の発明である。この発明はスコア
に囲まれた開口片の先端部付近を除いて天板の周縁溝近
傍をコイニングして薄肉強化部を配置し、開口片の先端
部付近以外の天板周縁にエンボス凹所又はコイニング溝
等の耐圧弱化部を設けた罐蓋である。この発明は厚肉罐
蓋においては非常に有効であって問題は解決された。し
かしながら肉厚が0.285mm以下の薄肉罐蓋におい
てはバックリングが複数回発生すると、蓋は円弧状に大
きく盛上ってしまう。そして特に薄肉罐蓋で問題となる
のは2回目のバックリングが初回のバックリングの位置
と罐中心に対して反対側に発生する。したがって上記の
蓋では2回目のバックリングは開口片先端に発生してし
まう。
可能であった初回、および2回目以後のバックリングの
位置を制御して、順次予め定めた順序でバックリングさ
せ開口片先端のバックリングを防止しスコアの破断を防
ぐことである。本発明は特別の手段によりこの課題の解
決に成功した。
板のほぼ中央部にリベットにより連結したタブと、始点
と終点をリベット前方でかつヒンジとなる間隔を設けて
配置したスコアと、スコアに囲まれた開口片とからなる
容易開口罐蓋であって、該罐蓋を開口片先端と天板の中
心を結ぶ線とこの線に対して天板の中心を通って直交す
る直線で扇状の4部分に区分けしたとき開口片と反対側
にある2つの扇状の部分及び開口片側にある2つの扇状
部分の4つの扇状部分の全ての周縁溝外壁の天板とほぼ
同じ高さの位置から天板の中心に向かって12mmの巾
の周縁溝に沿った同心円環状部分の前記の開口片先端と
天板の中心を結ぶ線を基準線とし天板の中心で測定して
25度〜65度の範囲内にバックリング起点を配設し開
口片側にある2つのバックリング起点がいずれも開口片
反対側にある扇状部分のバックリング起点よりバックリ
ング性が小さいバックリング起点であり、肉厚が0.2
85mm以下のガス含有飲料用プッシュオープン型容易
開口罐蓋。2. バックリング起点がコイニングまたはスコアリングによ
り天板に形成された溝である、1項に記載されたガス含
有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。3 . バックリング起点がエンボシングにより天板に形
成された凹所の角部である、1項に記載されたガス含有
飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。4 . バックリング起点が天板を押し上げて天板に形成
したディンプルである、1項に記載されたガス含有飲料
用プッシュオープン型容易開口罐蓋。5 . バックリング起点が周縁溝内壁を天板の中心側に
向けて部分的に変形させた変形内壁部である、1項に記
載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐
蓋。6 . バックリング起点が周縁溝内壁を天板の中心と反
対側に向けて部分的に変形させた変形内壁部である、1
項に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易
開口罐蓋。7 . バックリング起点が周縁溝外壁を天板の中心側に
向けて部分的に変形させた変型外壁部である、1項に記
載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐
蓋。8 . バックリング起点が周縁溝外壁を天板の中心と反
対側に向けて部分的に変形させた変型外壁部である、1
項に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易
開口罐蓋。9 . バックリング起点が周縁溝の底部を部分的に薄肉
とした薄肉部である、1項に記載されたガス含有飲料用
プッシュオープン型容易開口罐蓋。10 . バックリング起点が周縁溝のチャックウオール
ラジアスを部分的に薄肉とした薄肉部である、1項に記
載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐
蓋。11 . バックリング起点がビーディングにより天板に
形成したビードの先端である、1項に記載されたガス含
有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 12. バックリング起点が直線状または弧状のビード
の先端である、1項に記載されたガス含有飲料用プッシ
ュオープン型容易開口罐蓋。 13. バックリング起点が天板の周縁溝近傍に沿って
設けられているビードの先端である、11項または12
項に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易
開口罐蓋。 14. バックリング起点が開口片と反対側にある2つ
の扇状の部分に跨がっている直線状または弧状のビード
の先端である、11項または12項に記載されたガス含
有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 15. バックリング起点が開口片と反対側にある2つ
の扇状部分の夫々と開口片側にある2つの扇状部分の夫
々に跨がって配設されているビードの先端であり、開口
片側の扇状部分のビードの先端深さが反対側より浅いビ
ードである、11項または12項に記載されたガス含有
飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 16. バックリング起点が、一端が周縁溝外壁の天板
とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって12m
mの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端と
天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度
の範囲内にあり、他端がこの範囲より天板の中心側にあ
る直線状または弧状の2本のビードの周縁溝側の先端で
あって開口片と反対側にある2つの扇状の部分に夫々配
置されている、11項または12項に記載されたガス含
有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 17. バックリング起点が、一端が周縁溝外壁の天板
とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって12m
mの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端と
天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度
の範囲内にあり、他端がこの範囲より天板の中心側にあ
る直線状または弧状の4本のビードの周縁溝側の先端で
あって全ての扇状の部分に配置されて、開口片側のビー
ド先端のバックリング性が開口片の反対側のビード先端
のバックリング性より小さいビードの先端である、11
項または12項に記載されたガス含有飲料用プッシュオ
ープン型容易開口罐蓋。 18. バックリング起点が弧状のビードの先端であっ
て、該弧状のビードの先端が開口片と反対側にある2つ
の扇状の部分の夫々と開口片側にある2つの扇状の部分
の夫々に跨がって配設されており、開口片側のビード先
端のバックリング性が開口片の反対側のビード先端のバ
ックリング性より小さいビードの先端であって、該弧状
のビードが蓋の中心側に凸に形成された、11項または
12項に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン型
容易開口罐蓋。」に関する
シュオープン型の罐蓋は分離した開口片による問題を発
生しない点から望ましいが、ガス含有飲料罐の場合保存
中に罐内温上昇によりバックリングによるスコア破断を
生じる欠点がある。本発明者はこの原因について研究を
行なった結果、プルオープン型罐蓋とプッシュオープン
型罐蓋の開口スコアの深さの相違によりプッシュオープ
ン型罐蓋にのみスコア破断が発生することが解明され
た。そして薄肉罐においてバックリングによる罐蓋の持
上げ量が著しく大きいことも判明した。
片を切断する天板周辺付近のスコアが浅く、残肉厚が大
きくてもプルタブで引きちぎるので開口出来るが、プッ
シュオープン型の罐蓋はタブの先端で開口片を罐の内部
に押し込んでスコアを切断するのでスコアの残肉厚を少
くする必要がある。特に開口片先端の天板周辺部付近い
わゆる飲み口部はタブからの距離も遠く力が掛り難いの
でスコア残厚を小さくしなければならない。このように
開口片の天板周縁部付近はスコア残厚が小さいので、こ
の部分にバックリングが発生するとスコアが破断するの
である。
に置かれると内温が上昇するので罐の内圧が高くなり、
蓋を押し上げるために発生する。罐蓋は胴部に捲締める
必要上、天板周縁に溝部が設けられこの周縁溝の外側に
捲締部が設けられている。溝部をプレス形成するためこ
こに残留応力が発生するため罐内圧が高くなるとこの溝
部が外に膨出して凸部を形成する。これがバックリング
と呼ばれる現象である。
6倍であるので、一度バックリングした後でも保存条件
により膨出部もガスで満たされ、内圧が高くなれば2度
3度とバックリングを発生する。
蓋ではバックリングを完全に防止することが困難である
ことを考え、バックリングを開口スコア特に天板周縁に
近い開口片先端のスコア付近以外の所で発生させること
を研究した。このような位置であればバックリングして
もスコア破断の危険がないからである。
の小さいバックリングを発生し易いバックリング起点を
形成することを考えた。
生する危険があるが、初回が最も変形量が大きいので、
初回のバックリングを開口片先端部以外の箇所で発生さ
せればスコア破断の危険は少くなる。前述のように薄肉
罐では2回目のバックリングは初回のバックリングの位
置とは罐蓋中心に対して反対側の位置に発生するが2回
目のバックリングも開口片先端の反対側で発生させなけ
ればならない。
明すると、蓋を中心と開口片先端を通る直線(以下Y軸
という)と中心でY軸に直交する直線(以下X軸とい
う)で四等分し開口片先端側を6時の方向、反対側を1
2時の方向というように時計にみたてて考えた場合、1
2時と3時の間を第1象限とし、9時と12時の間を第
2象限、6時と9時の間を第3象限、3時と6時の間を
第4象限とすると、初回のバックリングを第1象限か第
2象限で発生させ、2回目を残った第1象限か第2象限
で発生させるのである。
し、外に盛り上がるので3回目以降のバックリングによ
る変形量は小さくなる。したがって3回目、4回目のバ
ックリングを第3象限か第4象限で発生させてもスコア
線の破断は発生しない。そして基本的にバックリングは
4回以上は発生しない。
るのが本発明の特徴の1つである。そのためには蓋の第
1象限と第2象限に第3象限と第4象限よりバックリン
グ性の大きいバックリング起点を設ければ良いのである
が実際にバックリング起点を配置してみたところ、バッ
クリング起点の配設位置に重大な問題があることがわか
った。
から25度〜65度の扇形部分、つまりY軸を基準線と
し天板の中心で測定して25度〜65度の扇形部分であ
って、しかも、周縁溝外壁の天板とほぼ同じ高さの位置
から天板の中心に向かって12mmの帯状の同心円環部
分の範囲内になければならないことがわかった。この範
囲にバックリング起点を配設しないと2回目のバックリ
ングが第3ないし第4象限に発生する場合があり、スコ
ア破断の危険があった。
を配設すると、3回目、4回目のバックリングの位置が
制御されるのでスコア破断防止効果が大きくなる事がわ
かった。第3象限と第4象限に設けるバックリング起点
はバックリング性が第1象限と第2象限に設けたバック
リング起点より小さいことが必要である。そうでないと
初回と2回目のバックリングが、第3象限と第4象限に
発生するからである。
起点の位置は、夫々Y軸から25〜65度の扇形部分で
あって、しかも、周縁溝外壁の天板とほぼ同じ高さの位
置から天板の中心に向かって12mmの帯状の同心円環
部分の範囲内になければならない。この範囲外にあると
3回目、4回目のバックリングにより開口片のスコアが
破断する。バックリング起点としては、上記の位置の天
板に、コイニングまたはスコアリングにより設けた溝部
が良い効果を奏する。この溝部はバックリング性が大き
くこの部分でバックリングが発生する。
よる凹所の角部を配置してもよい。バックリングはエン
ボッシングによる変形の凹所の角部を起点として発生す
る。エンボッシング凹所の場合は、バックリングは凹の
変形の大きい箇所例えば半月形凹所の両端のの角部に発
生するので、尖端部が前記の蓋の位置にあればここから
バックリングする。この他天板に形成した凸所であるデ
インプルもバックリング性が大きく効果がある。バック
リングはデインプルの頂上ではなく周縁で発生する。
グ起点を形成する。ビードの場合はビードの先端がバッ
クリング起点となりここでバックリングが発生する。し
たがってビードの先端の位置が蓋の前記の範囲にある必
要があるがこの要件を満たせばビードの形状は制限され
ない。直線状でも弧状でもよい。また、ビードの先端が
周縁溝付近の所定の位置にあればビードは直線状でも蓋
の中心に向けて凸状でもよい。
アリングによる溝の場合、第3、第4象限の溝は第1、
第2象限の溝より浅くなくてはならない。またエンボッ
シングによる凹所とビードの場合は第1象限と第2象限
にまたがって形成することも出来る。
たがったビードと、第2象限と第3象限にまたがったビ
ードを配設してもよい。この場合は第3と第4象限のビ
ードの深さはバックリング性を小さくするため第1と第
2象限より浅くなくてはならない。
分れて配置してもよく、ビードの一端が周縁溝外壁の天
板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって12
mmの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端
と天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65
度の範囲内にあれば他端はこの範囲の外例えば天板の中
心側にあってもよい。このようなビードは第3および第
4象限にも配置するとバックリングの位置の制御に有効
である。第3、第4象限の周縁側のビード先端の深さは
第1、第2象限のビードより浅い。
天板の中心側に向けて部分的に変形させて形成したり周
縁溝外壁を天板の中心側に向けて部分的に変形させて形
成することも出来る。天板中心と反対側に部分的に変形
させてもよい。変形された部分は構造的な不連続と、残
留応力によりバックリング性が大きくなりそこでバック
リングする。
ールラジアスを部分的に薄肉とした薄肉部もバックリン
グ起点として有効である。底部を部分的に薄肉にしても
よい。これ等の場合も薄肉部は前記の蓋の位置になくて
はならない。本発明においては、これ等のバックリング
起点を適宜併用することも出来る。
る薄肉強化部を設けると蓋の耐強度が大きくなる効果が
ある。この場合もバックリング起点が配設されバックリ
ング起点の効果はコイニングの補強効果より大きいので
バックリングは確実にバックリング起点の位置で発生す
る。
する。
である。図1で1は蓋の天板であり2は周縁溝である。
3はタブであってリベット4によって天板に結合されて
いる。5はスコアであり6はスコアに囲まれた開口片で
ある。タブ先端により押し下げられるとスコアが破断
し、開口片が下方に押し下げられて飲み口が形成され
る。20は開口片先端と蓋の中心を通る直線でY軸とい
う。21は蓋の中心でY軸と直交する直線でX軸とい
う。X軸とY軸は説明上引いた線で蓋にある構造ではな
い。X軸とY軸によって区画された第1象限と第2象限
の周縁溝付近にバックリング起点であるコイニングによ
り形成した溝7が配置されている。溝7はY軸から45
度の位置にある。図1ではバックリング起点は第1象
限、第2象限、第3象限、第4象限にも配置されてい
る。初回のバックリングはバックリング起点を設けた、
第1または第2象限に発生する。バックリングによる変
形量の多い初回のバックリングを開口片の反対側の第1
または第2象限で発生させるので開口スコア5の破断の
危険は少ない。バックリング起点は第3象限と第4象限
にも配置されいる。第3象限と第4象限に配置するバッ
クリング起点はバックリング性が第1象限と第2象限の
バックリング起点より小さくなくてはならない。この例
では第3、4象限のコイニング溝の深さが第1、2象限
のコイニング溝より浅い必要がある。図1の蓋はバック
リングが第1、2象限で発生した後、第3、4象限で順
次発生する。
軸より45度の位置にある。25度〜65度の範囲にな
いとバックリングした時の形状がスコア破断を防止する
効果を劣化させ、また次のバックリングの位置を所定の
位置から移動する危険がある。コインニグ溝に代ってス
コア溝を配置してもよい。
ドを第1象限と第4象限、第2象限と第3象限に夫々ま
たがらせて配設した蓋である。ビードは周縁溝に沿いそ
の先端は4つの象限の全てに配置されている。そして夫
々Y軸から45度で且つ周縁溝の近くに設けられてい
る。そして、第1、第2象限にあるビード先端部13よ
り第4、3象限にあるビード先端部14は深さが浅くバ
ックリング性が小さいので、初回と2回目のバックリン
グは第1、2象限に発生しついで3回目と4回目が第
3、第4象限に発生する。
ある。この場合もビード先端は、夫々Y軸から45度で
且つ周縁溝の近くに設けられている。そして、第1、第
2象限にあるビード先端部13より第4、3象限にある
ビード先端部14は深さが浅くバックリング性が小さい
ので、初回と2回目のバックリングは第1、2象限に発
生しついで3回目と4回目が第3、第4象限に発生す
る。
壁16を天板中心側に向かって変形させるが、図5のよ
うに内壁全体を変形してもよく、図6のように一部を変
形しでもよい。また天板の中心と反対側に変形させても
よい。周縁溝内壁に部分的に設けられた変形部分15
は、構造的不連続性と、残留応力によりバックリング性
が大きくなり、ここでバックリングが発生する。図7は
バックリング起点が周縁溝2の外壁17の1部分を天板
の中心反対側に部分的に変形させた変形外壁15である
蓋である。図8はバックリング起点が周縁溝2の外壁1
7の全体を天板の中心反対側に部分的に変形させた変形
外壁15である蓋である。これ等の蓋においてはバック
リングは周縁溝の変形部分を起点として発生する。
部分的に設けた薄肉部18である蓋である。図10はバ
ックリング起点が周縁溝の底部のチャックオールラジア
スに部分的に設けた薄肉部19である蓋である。この図
9と図10の蓋の場合はバックリングはこの溝の薄肉部
で発生する。
クリングした状態を示し、蓋はドーム状に盛り上がって
いる。バックリングはバックリング起点7で発生し、周
囲の天板1を上方に持上げる。この例ではバックリング
は4回発生した。第1、第2象限の所定の位置で初回、
2回目が発生し、変形量の少ない3回目と4回目が第
3、第4象限の所定の位置で発生し、蓋は大きく外方に
盛り上がっている。しかしながらバックリングの位置と
順序を制御しているのでスコア5は破断しなかった。
所定の位置にあり、他端が蓋の中心に向かっている弧状
のビードであり蓋の全扇形状部に配置されている例であ
る。バックリングは深い方のビード先端13で発生す
る。図13は直線状のビードとした例である。これ等の
蓋では第1、第2象限の次に第3、第4象限でバックリ
ングする。
め周縁溝と天板の連結部にコイニングによる強化薄肉部
22を一周して配設した。連続して配置しなくても耐圧
補強効果は大きい。勿論バックリング起点が配置されて
いる。バックリング起点の効果は大きいのでコイニング
補強部があってもバックリングは必ずバックリング起点
で発生する。次に比較試験の結果を示す。
ミ罐胴に捲締めた罐を使用した。 比較例1 バックリング起点のない蓋を用いた以外は実施例1と同
様にした。 比較例2 コイニング溝のバックリング起点を第3象限のみに設け
た。各罐100本に4G.V.の炭酸水を充填して直射
日光に当ててバックリングを発生させ炭酸水の吹出した
罐をカウントした。試験結果を表1に示す。
ア線の破断が少い優れた効果を奏する。
る。
る。
る。
明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
説明図である。
ジアスのバックリング起点の説明図である。
態を示す説明図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (19)
- 【請求項1】 天板と天板周縁部に設けた周縁溝とを有
し、天板のほぼ中央部にリベットにより連結したタブ
と、始点と終点をリベット前方でかつヒンジとなる間隔
を設けて配置したスコアと、スコアに囲まれた開口片と
からなる容易開口罐蓋であって、該罐蓋を開口片先端と
天板の中心を結ぶ線とこの線に対して天板の中心を通っ
て直交する直線で扇状の4部分に区分けしたとき開口片
と反対側にある2つの扇状の部分及び開口片側にある2
つの扇状部分の4つの扇状部分の全ての周縁溝外壁の天
板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって12
mmの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の前記の開口
片先端と天板の中心を結ぶ線を基準線とし天板の中心で
測定しで25度〜65度の範囲内にバックリング起点を
配設し開口片側にある2つのバックリング起点がいずれ
も開口片反対側にある扇状部分のバックリング起点より
バックリング性が小さいバックリング起点であり、肉厚
が0.285mm以下のガス含有飲料用プッシュオープ
ン型容易開口罐蓋。 - 【請求項2】 バックリング起点がコイニングまたはス
コアリングにより天板に形成された溝である、請求項1
に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開
口罐蓋。 - 【請求項3】 バックリング起点がエンボシングにより
天板に形成された凹所の角部である、請求項1に記載さ
れたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項4】 バックリング起点が天板を押し上げて天
板に形成したディンプルである、請求項1に記載された
ガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項5】 バックリング起点が周縁溝内壁を天板の
中心側に向けて部分的に変形させた変形内壁部である、
請求項1に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン
型容易開口罐蓋。 - 【請求項6】 バックリング起点が周縁溝内壁を天板の
中心と反対側に向けて部分的に変形させた変形内壁部で
ある、請求項1に記載されたガス含有飲料用プッシュオ
ープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項7】 バックリング起点が周縁溝外壁を天板の
中心側に向けて部分的に変形させた変型外壁部である、
請求項1に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン
型容易開口罐蓋。 - 【請求項8】 バックリング起点が周縁溝外壁を天板の
中心と反対側に向けて部分的に変形させた変型外壁部で
ある、請求項1に記載されたガス含有飲料用プッシュオ
ープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項9】 バックリング起点が周縁溝の底部を部分
的に薄肉とした薄肉部である、請求項1に記載されたガ
ス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項10】 バックリング起点が周縁溝のチャック
ウオールラジアスを部分的に薄肉とした薄肉部である、
請求項1に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン
型容易開口罐蓋。 - 【請求項11】 バックリング起点がビーディングによ
り天板に形成したビードの先端である、請求項1に記載
されたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐
蓋。 - 【請求項12】 バックリング起点が直線状または弧状
のビードの先端である、請求項1に記載されたガス含有
飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項13】 バックリング起点が天板の周縁溝近傍
に沿って設けられているビードの先端である、請求項1
1または12に記載されたガス含有飲料用プッシュオー
プン型容易開口罐蓋。 - 【請求項14】 バックリング起点が開口片と反対側に
ある2つの扇状の部分に跨がっている直線状または弧状
のビードの先端である、請求項11または12に記載さ
れたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項15】 バックリング起点が開口片と反対側に
ある2つの扇状部分の夫々と開口片側にある2つの扇状
部分の夫々に跨がって配設されているビードの先端であ
り、開口片側の扇状部分のビードの先端深さが反対側よ
り浅いビードである、請求項11または12に記載され
たガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項16】 バックリング起点が、一端が周縁溝外
壁の天板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かっ
て12mmの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口
片先端と天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度
〜65度の範囲内にあり、他端がこの範囲より天板の中
心側にある直線状または弧状の2本のビードの周縁溝側
の先端であって開口片と反対側にある2つの扇状の部分
に夫々配置されている、請求項11または12に記載さ
れたガス含有飲料用プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項17】 バックリング起点が、一端が周縁溝外
壁の天板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かっ
て12mmの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口
片先端と天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度
〜65度の範囲内にあり、他端がこの範囲より天板の中
心側にある直線状または弧状の4本のビードの周縁溝側
の先端であって全ての扇状の部分に配置されて、開口片
側のビード先端のバックリング性が開口片の反対側のビ
ード先端のバックリング性より小さいビードの先端であ
る、請求項11または12に記載されたガス含有飲料用
プッシュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項18】 バックリング起点が弧状のビードの先
端であって、該弧状のビードの先端が開口片と反対側に
ある2つの扇状の部分の夫々と開口片側にある2つの扇
状の部分の夫々に跨がって配設されており、開口片側の
ビード先端のバックリング性が開口片の反対側のビード
先端のバックリング性より小さいビードの先端であっ
て、該弧状のビードが蓋の中心側に凸に形成された、請
求項11または12に記載されたガス含有飲料用プッシ
ュオープン型容易開口罐蓋。 - 【請求項19】 天板と周縁溝の連結部にコイニングに
よる薄肉強化部を配設した、請求項1ないし18のいず
れか1項に記載されたガス含有飲料用プッシュオープン
型容易開口罐蓋。
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JP3333819A JP2799795B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 容易開口罐蓋 |
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-
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- 1991-10-18 JP JP3333819A patent/JP2799795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05112357A (ja) | 1993-05-07 |
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