JP2795717B2 - 低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイルム - Google Patents
低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイルムInfo
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- JP2795717B2 JP2795717B2 JP2033632A JP3363290A JP2795717B2 JP 2795717 B2 JP2795717 B2 JP 2795717B2 JP 2033632 A JP2033632 A JP 2033632A JP 3363290 A JP3363290 A JP 3363290A JP 2795717 B2 JP2795717 B2 JP 2795717B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Greenhouses (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポリエチレンテレフタレートのような熱変
形しやすい素材で作られたボトルに装着するためのラベ
ル用として好適な、低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイル
ムに関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は、加熱収縮性、熱安定性が良好で、しかも常温収縮率
が小さく作業性のすぐれた低温収縮性ポリ塩化ビニル系
フイルムに関するものである。
形しやすい素材で作られたボトルに装着するためのラベ
ル用として好適な、低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイル
ムに関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は、加熱収縮性、熱安定性が良好で、しかも常温収縮率
が小さく作業性のすぐれた低温収縮性ポリ塩化ビニル系
フイルムに関するものである。
従来の技術 近年、ポリエチレンテレフタレート製ボトルいわゆる
PETボトルが軽量性、透明性などにすぐれた特性のため
各分野で多用されるようになってきた。
PETボトルが軽量性、透明性などにすぐれた特性のため
各分野で多用されるようになってきた。
ところで、このPETボトルは、熱変形しやすいため、
普通のボトルのラベル用として汎用されているポリ塩化
ビニル系収縮フイルムを用いてラベリングを行うことが
できないという工業上の重大な欠点を有している。
普通のボトルのラベル用として汎用されているポリ塩化
ビニル系収縮フイルムを用いてラベリングを行うことが
できないという工業上の重大な欠点を有している。
このため、低温で収縮しうるポリ塩化ビニル系フイル
ムの開発がなされ、これまでにポリ塩化ビニル樹脂にベ
ンゾフェノンや芳香族系リン酸エステルを配合した組成
物の一軸延伸フイルム(特開昭59−4638号公報)や、ポ
リ塩化ビニル樹脂にトリフェニルフォスフェート等の粉
末状可塑剤及び液状可塑剤を配合した組成物の一軸延伸
フイルム(特開昭59−94779号公報)が提案されてい
る。
ムの開発がなされ、これまでにポリ塩化ビニル樹脂にベ
ンゾフェノンや芳香族系リン酸エステルを配合した組成
物の一軸延伸フイルム(特開昭59−4638号公報)や、ポ
リ塩化ビニル樹脂にトリフェニルフォスフェート等の粉
末状可塑剤及び液状可塑剤を配合した組成物の一軸延伸
フイルム(特開昭59−94779号公報)が提案されてい
る。
しかしながら、ベンゾフェノンは価格の点で工業的規
模で使用するには不利であるし、芳香族系リン酸エステ
ルは併用されるスズ系安定剤との間の相容性が低く、両
者を配合したものは経済的安定性を欠き、生産面で制限
を受けるという欠点がある。
模で使用するには不利であるし、芳香族系リン酸エステ
ルは併用されるスズ系安定剤との間の相容性が低く、両
者を配合したものは経済的安定性を欠き、生産面で制限
を受けるという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来の低温収縮性ポリ塩化ビニ
ル系樹脂フイルムのもつ欠点を克服し、良好な熱安定性
と適度の剛性を備え、したがって工業的生産においてす
ぐれた作業性を示す上に常温収縮性が小さく、延伸に伴
う白化のない新規な低温収縮性ポリ塩化ビニル系樹脂フ
イルムを提供することを目的としてなされたものであ
る。
ル系樹脂フイルムのもつ欠点を克服し、良好な熱安定性
と適度の剛性を備え、したがって工業的生産においてす
ぐれた作業性を示す上に常温収縮性が小さく、延伸に伴
う白化のない新規な低温収縮性ポリ塩化ビニル系樹脂フ
イルムを提供することを目的としてなされたものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明者らは、ポリエチレンテレフタレート製ボトル
のラベル用として好適なポリ塩化ビニル系樹脂収縮フイ
ルムを開発するために、種々研究を重ねた結果、可塑剤
としてフタル酸ジシクロヘキシルを含有するフタル酸ジ
エステル混合物を用いることによりその目的を達成しう
ることを見い出し、本発明をなすに至った。
のラベル用として好適なポリ塩化ビニル系樹脂収縮フイ
ルムを開発するために、種々研究を重ねた結果、可塑剤
としてフタル酸ジシクロヘキシルを含有するフタル酸ジ
エステル混合物を用いることによりその目的を達成しう
ることを見い出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量
部に対し、可塑剤としてフタル酸ジシクロヘキシル30〜
70重量%とアルキル基の炭素数が12以下のフタル酸ジア
ルキル70〜30重量%との混合物7〜13重量部を配合した
樹脂組成物から成り、一方向における加熱収縮率25%以
上、それと直角方向における加熱収縮率5%以下及び常
温収縮率3%以下をもつことを特徴とする低温収縮性ポ
リ塩化ビニル系フイルムを提供するものである。
部に対し、可塑剤としてフタル酸ジシクロヘキシル30〜
70重量%とアルキル基の炭素数が12以下のフタル酸ジア
ルキル70〜30重量%との混合物7〜13重量部を配合した
樹脂組成物から成り、一方向における加熱収縮率25%以
上、それと直角方向における加熱収縮率5%以下及び常
温収縮率3%以下をもつことを特徴とする低温収縮性ポ
リ塩化ビニル系フイルムを提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるポリ塩化ビニル系樹脂としては、例え
ば塩化ビニル単独重合体の他、塩化ビニルと酢酸ビニル
のような塩化ビニルと共重合可能なモノマーとの共重合
体などを挙げることができる。
ば塩化ビニル単独重合体の他、塩化ビニルと酢酸ビニル
のような塩化ビニルと共重合可能なモノマーとの共重合
体などを挙げることができる。
次に、本発明においては、可塑剤としてフタル酸ジシ
クロヘキシル30〜70重量%とアルキル基の炭素数が12以
下のフタル酸ジアルキル70〜30重量%との混合物を用い
ることが必要である。このフタル酸ジシクロヘキシルと
組み合わせて用いられるフタル酸ジアルキルとしては、
一般式 (式中のRとR′は、それぞれ炭素数12以下のアルキル
基である) で表わされるフタル酸ジエステルを挙げることができ
る。
クロヘキシル30〜70重量%とアルキル基の炭素数が12以
下のフタル酸ジアルキル70〜30重量%との混合物を用い
ることが必要である。このフタル酸ジシクロヘキシルと
組み合わせて用いられるフタル酸ジアルキルとしては、
一般式 (式中のRとR′は、それぞれ炭素数12以下のアルキル
基である) で表わされるフタル酸ジエステルを挙げることができ
る。
この一般式(I)で現わされるフタル酸ジエステルの
例としては、R又はR′がドデシル、ウンデシル、デシ
ル、ノニル、オクチル、2−エチルヘキシル、3,3−ジ
メチルヘキシル、ヘプチル、ヘキシル、イソヘキシル、
ペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、イソペンチ
ル、ブチルなどのアルキル基であるものを挙げることが
できる。これらのフタル酸ジエステルは単独で用いても
よいし、2種以上を組合せて用いてもよい。
例としては、R又はR′がドデシル、ウンデシル、デシ
ル、ノニル、オクチル、2−エチルヘキシル、3,3−ジ
メチルヘキシル、ヘプチル、ヘキシル、イソヘキシル、
ペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、イソペンチ
ル、ブチルなどのアルキル基であるものを挙げることが
できる。これらのフタル酸ジエステルは単独で用いても
よいし、2種以上を組合せて用いてもよい。
本発明で用いる可塑剤には、フタル酸ジシクロヘキシ
ルが30〜70重量%含有されていることが必要である。こ
の含有量が30重量%未満の場合は、25%以上の加熱収縮
率を達成し得る延伸条件においては、常温収縮率を3%
以下にすることができない。また、70重量%を超える
と、25%以上の加熱収縮率を達成するために比較的低温
で延伸するか又は多量の可塑剤を添加しなければなら
ず、前者は延伸白化及び常温収縮率の増大という問題を
生じ、後者は生産コストを上げるばかりでなく、フイル
ムの剛性を低下させるので収縮性フイルムのラベリング
における機械適正を悪化させる。
ルが30〜70重量%含有されていることが必要である。こ
の含有量が30重量%未満の場合は、25%以上の加熱収縮
率を達成し得る延伸条件においては、常温収縮率を3%
以下にすることができない。また、70重量%を超える
と、25%以上の加熱収縮率を達成するために比較的低温
で延伸するか又は多量の可塑剤を添加しなければなら
ず、前者は延伸白化及び常温収縮率の増大という問題を
生じ、後者は生産コストを上げるばかりでなく、フイル
ムの剛性を低下させるので収縮性フイルムのラベリング
における機械適正を悪化させる。
本発明においては、このポリ塩化ビニル系樹脂100重
量部に対し、可塑剤として、上記フタル酸ジエステル混
合物を7〜13重量部配合させることが必要である。この
配合量が7重量部未満では初期の加熱収縮率を得るため
に低温で延伸する際延伸白化を生じるし、これが13重量
部よりも多くなるとフイルムが剛性を失い、装着工程に
おける作業能率が低下する。
量部に対し、可塑剤として、上記フタル酸ジエステル混
合物を7〜13重量部配合させることが必要である。この
配合量が7重量部未満では初期の加熱収縮率を得るため
に低温で延伸する際延伸白化を生じるし、これが13重量
部よりも多くなるとフイルムが剛性を失い、装着工程に
おける作業能率が低下する。
また、本発明の収縮フイルムには、前記の必須成分以
外に、本発明の目的をそこなわない範囲で、必要に応
じ、従来収縮フイルムに慣用されている種々の添加成
分、例えば酸化安定剤、紫外線安定剤、無機充てん剤、
顔料、難燃剤、ゴム類等を任意成分として配合すること
ができる。
外に、本発明の目的をそこなわない範囲で、必要に応
じ、従来収縮フイルムに慣用されている種々の添加成
分、例えば酸化安定剤、紫外線安定剤、無機充てん剤、
顔料、難燃剤、ゴム類等を任意成分として配合すること
ができる。
また、本発明の収縮フイルムにおいては、70℃の水中
に10秒間浸漬せきしたときの一方向の加熱収縮率が25%
以上であり、かつそれに直角の方向の加熱収縮率5%以
下であること、及び40℃で7日間経過したときの常温収
縮率が3%以下であることが必要である。
に10秒間浸漬せきしたときの一方向の加熱収縮率が25%
以上であり、かつそれに直角の方向の加熱収縮率5%以
下であること、及び40℃で7日間経過したときの常温収
縮率が3%以下であることが必要である。
この一方向の加熱収縮率が25%未満では、ボトルへの
緊密なラベリングができないし、また直角方向の加熱収
縮率が5%を超えると、特に角型ボトルにラベリングし
たとき、たて方向の収縮を生じラベルの外観を著しくそ
こねる結果になる。
緊密なラベリングができないし、また直角方向の加熱収
縮率が5%を超えると、特に角型ボトルにラベリングし
たとき、たて方向の収縮を生じラベルの外観を著しくそ
こねる結果になる。
他方、常温収縮率が3%よりも大きいと、保存中に収
縮性が低下し、円滑なラベリングが行えなくなる。
縮性が低下し、円滑なラベリングが行えなくなる。
本発明の収縮フイルムを製造するには、前記配合物を
押出成形法等の適宜の成形法によりフイルム状に成形
し、これを主として一軸方向に適宜の延伸条件下に所要
の延伸倍率で延伸し、収縮性を与える。延伸条件は従来
慣用されている範囲内、例えば延伸温度80〜95℃、主方
向延伸倍率2〜3倍程度である。
押出成形法等の適宜の成形法によりフイルム状に成形
し、これを主として一軸方向に適宜の延伸条件下に所要
の延伸倍率で延伸し、収縮性を与える。延伸条件は従来
慣用されている範囲内、例えば延伸温度80〜95℃、主方
向延伸倍率2〜3倍程度である。
発明の効果 本発明の低温収縮性ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム
は、加熱収縮性に優れ、かつ常温収縮性を抑制でき、こ
しがあり作業性に優れ、熱安定性が良好であり、比較的
安価である上に、収縮性をもたせるため配合樹脂を延伸
する際延伸白化を生じないという顕著な効果を奏する。
は、加熱収縮性に優れ、かつ常温収縮性を抑制でき、こ
しがあり作業性に優れ、熱安定性が良好であり、比較的
安価である上に、収縮性をもたせるため配合樹脂を延伸
する際延伸白化を生じないという顕著な効果を奏する。
したがって、本発明のフィルムは、耐熱性にやや難が
あり、熱変形しやすいポリエチレンテレフタレートなど
の樹脂延伸ボトル容器のラベル用材料などとして好適に
利用しうる。
あり、熱変形しやすいポリエチレンテレフタレートなど
の樹脂延伸ボトル容器のラベル用材料などとして好適に
利用しうる。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、試料の加熱収縮率及び常温収縮率は次のように
して求めた。
して求めた。
(1)加熱収縮率 延伸方向に長さ100mm、幅15mmの試料を70℃の水浴に1
0秒間浸漬し、その長さを測定して次式に従い算出し
た。
0秒間浸漬し、その長さを測定して次式に従い算出し
た。
(2)常温収縮率 延伸方向に長さ200mm、幅100mmの延伸直後の試料を40
℃のオーブン中に7日間放置し、その長さを測定して次
式に従い算出した。
℃のオーブン中に7日間放置し、その長さを測定して次
式に従い算出した。
また、各例中のDOP及びDCHPはそれぞれジオクチルフ
タレート及びジシクロヘキシルフタレートを示す。
タレート及びジシクロヘキシルフタレートを示す。
実施例1〜3、比較例1〜5 ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部、加工助剤1重量
部、Sn安定剤3.5重量部及び滑剤0.8重量部の組成成分か
ら成る配合物に第1表のフタル酸エステル化合物を所定
量加え、スーパーミキサーで混練したのち、40φ押出機
で0.1mm厚シートを作成し、岩本製作所製延伸機を用い
て第1表に示す延伸温度で2.5倍に延伸し、厚さ40μの
フィルムを各試料として得た。
部、Sn安定剤3.5重量部及び滑剤0.8重量部の組成成分か
ら成る配合物に第1表のフタル酸エステル化合物を所定
量加え、スーパーミキサーで混練したのち、40φ押出機
で0.1mm厚シートを作成し、岩本製作所製延伸機を用い
て第1表に示す延伸温度で2.5倍に延伸し、厚さ40μの
フィルムを各試料として得た。
これらの各試料について、加熱収縮率及び常温収縮率
をそれぞれ求めた。その結果を第1表に示す。
をそれぞれ求めた。その結果を第1表に示す。
なお、比較例5の試料は延伸白化を起こした。
参考例1 ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部、加工助剤1重量
部、Sn安定剤3.5重量部及び滑剤0.8重量部、青色顔料0.
3重量部、DOP5重量部及びDCHP5重量部の組成成分から成
る配合物を8インチ・テストロールを用いて180℃で3
分間混練して0.5mm厚シート(No.1)を作成し、このも
のを200℃のギアオーブンを用いて耐熱性試験を行い、
経過時間につれての変色の程度を下記のとおりの評価基
準で求めた。
部、Sn安定剤3.5重量部及び滑剤0.8重量部、青色顔料0.
3重量部、DOP5重量部及びDCHP5重量部の組成成分から成
る配合物を8インチ・テストロールを用いて180℃で3
分間混練して0.5mm厚シート(No.1)を作成し、このも
のを200℃のギアオーブンを用いて耐熱性試験を行い、
経過時間につれての変色の程度を下記のとおりの評価基
準で求めた。
評価基準 1 淡青色 2 ほとんど無色 3 淡黄色 4 褐色 5 黒色 次にDCHPに代えてトルフェニルホスフェートを同量用
いたこと以外は上記と同様にしてシート(No.2)を作成
し、このものを実施例4と同様の耐熱性試験に付した。
これらの結果を第2表に示す。
いたこと以外は上記と同様にしてシート(No.2)を作成
し、このものを実施例4と同様の耐熱性試験に付した。
これらの結果を第2表に示す。
参考例2 参考例1と同様の配合物をスーパーミキサーで混練し
たのち、常温で40φ押出機を用いて5時間押出し、0.1m
m厚シート(No.3)を作成し、T−ダイその他を分解し
て内部の焼けの程度を観察した。
たのち、常温で40φ押出機を用いて5時間押出し、0.1m
m厚シート(No.3)を作成し、T−ダイその他を分解し
て内部の焼けの程度を観察した。
次にDCHPの代りにトルフェニルホスフェートを用いた
配合物をスーパーミキサーで混練したのち、常温で40φ
押出機を用いて5時間押出し、0.1mm厚シート(No.4)
を作成し、T−ダイその他を分解して内部の焼けの程度
を観察した。これらの結果を第3表に示す。
配合物をスーパーミキサーで混練したのち、常温で40φ
押出機を用いて5時間押出し、0.1mm厚シート(No.4)
を作成し、T−ダイその他を分解して内部の焼けの程度
を観察した。これらの結果を第3表に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、
可塑剤としてフタル酸ジシクロヘキシル30〜70重量%と
アルキル基の炭素数が12以下のフタル酸ジアルキル70〜
30重量%との混合物7〜13重量部を配合した樹脂組成物
から成り、一方向における加熱収縮率25%以上、それと
直角方向における加熱収縮率5%以下及び常温収縮率3
%以下をもつことを特徴とする低温収縮性ポリ塩化ビニ
ル系フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033632A JP2795717B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033632A JP2795717B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03239746A JPH03239746A (ja) | 1991-10-25 |
JP2795717B2 true JP2795717B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12391829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2033632A Expired - Lifetime JP2795717B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 低温収縮性ポリ塩化ビニル系フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795717B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111925605B (zh) * | 2020-07-23 | 2022-05-27 | 安徽嘉阳新材料科技有限公司 | 一种pvc硬质地板膜及其加工工艺 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1515109A (en) * | 1974-09-30 | 1978-06-21 | Laporte Industries Ltd | Plasticised polymer-containing compositions |
JP2987847B2 (ja) * | 1989-07-28 | 1999-12-06 | 東ソー株式会社 | 振動エネルギー吸収材 |
-
1990
- 1990-02-16 JP JP2033632A patent/JP2795717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03239746A (ja) | 1991-10-25 |
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