JP2789982B2 - Cad/cam装置 - Google Patents
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電加工機用のNC
プログラムを作成するCAD/CAM装置に関するもの
である。
プログラムを作成するCAD/CAM装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来のCAD/CAM装置の
例を示す構成図であり、図に於いて1はキーボード、2
はマウス、3はタブレットで、それぞれ位置情報及び文
字情報を入力するための入力装置である。4は前記入力
装置を用い、点・線・円などを作図・編集するための作
図コマンド、5は作図コマンド4で作成された図形デー
タ等を格納するCAD/CAMデータベース、6はCA
D/CAMデータベース5上の図形データ等を表示する
ためのCRT、7はCAD/CAMデータベース5上の
データを適当な大きさの用紙に印刷するプロッタ出力コ
マンド、8はCAD/CAMデータベース5上のデータ
を外部記憶装置10に待避・読み出しする図面入出力手
段、11はプロッタ装置、9は紙テープ入出力装置、1
2はプリンタ、13は入力された位置情報及びその位置
の形彫放電加工で使用する電気条件列の名称等の文字情
報を内部の記憶形式に変換するための加工定義/編集手
段、14は入力された加工情報に基づいてNCプログラ
ムを生成するNCプログラム生成手段である。
例を示す構成図であり、図に於いて1はキーボード、2
はマウス、3はタブレットで、それぞれ位置情報及び文
字情報を入力するための入力装置である。4は前記入力
装置を用い、点・線・円などを作図・編集するための作
図コマンド、5は作図コマンド4で作成された図形デー
タ等を格納するCAD/CAMデータベース、6はCA
D/CAMデータベース5上の図形データ等を表示する
ためのCRT、7はCAD/CAMデータベース5上の
データを適当な大きさの用紙に印刷するプロッタ出力コ
マンド、8はCAD/CAMデータベース5上のデータ
を外部記憶装置10に待避・読み出しする図面入出力手
段、11はプロッタ装置、9は紙テープ入出力装置、1
2はプリンタ、13は入力された位置情報及びその位置
の形彫放電加工で使用する電気条件列の名称等の文字情
報を内部の記憶形式に変換するための加工定義/編集手
段、14は入力された加工情報に基づいてNCプログラ
ムを生成するNCプログラム生成手段である。
【0003】次に図19〜図21及び図17を用いてそ
の動作について説明する。まずオペレータは、形彫放電
加工の対象となる型金の図面を作図する。作図は、CR
T6を見ながら、キーボード1、マウス2及びタブレッ
ト3の入力装置を操作して作図コマンド4を起動させて
行う。完成した型金の図面は、プロッタ出力コマンド7
を使ってプロッタ装置11に印刷し、図面入出力コマン
ド8で外部記憶装置10に保存しておく。図20は、作
図コマンド4を用いて作図された型金の例である。
の動作について説明する。まずオペレータは、形彫放電
加工の対象となる型金の図面を作図する。作図は、CR
T6を見ながら、キーボード1、マウス2及びタブレッ
ト3の入力装置を操作して作図コマンド4を起動させて
行う。完成した型金の図面は、プロッタ出力コマンド7
を使ってプロッタ装置11に印刷し、図面入出力コマン
ド8で外部記憶装置10に保存しておく。図20は、作
図コマンド4を用いて作図された型金の例である。
【0004】次にオペレータは、先にプロッタ装置11
を使って出力した図20に示すような図面、あるいはC
RT6に描画された図20に示すような図を見ながら、
形彫放電加工を施したい座標値を決定する。なお一般的
に1つの型金には通常複数箇所の形彫放電加工位置があ
る。また各加工位置に於ける、加工順序、電極名、加工
条件、加工深さ、揺動パターン、電極角度、電気条件名
(Mパック名)等を記入した図17に示すような加工定
義一覧表を、オペレータが紙面を用いて作成する。
を使って出力した図20に示すような図面、あるいはC
RT6に描画された図20に示すような図を見ながら、
形彫放電加工を施したい座標値を決定する。なお一般的
に1つの型金には通常複数箇所の形彫放電加工位置があ
る。また各加工位置に於ける、加工順序、電極名、加工
条件、加工深さ、揺動パターン、電極角度、電気条件名
(Mパック名)等を記入した図17に示すような加工定
義一覧表を、オペレータが紙面を用いて作成する。
【0005】なお、この加工定義一覧表に載せる電極と
してどのような電極を使用するかの決定に際し、型金の
加工には、標準電極を使うか型金電極を使うかの判断が
必要であるが、その際標準電極の一覧を記述したガイド
マニュアル本を参照する。また、この加工定義一覧表に
載せる電気条件としてどの電気条件を使用するかの決定
に際し、オペレータは、使用する電極や仕上げ面の荒さ
の所望条件を考慮して、形彫放電加工機に付属する特性
表など、CAD/CAM装置とは別に用意された資料を
自力で検索することにより行なう。
してどのような電極を使用するかの決定に際し、型金の
加工には、標準電極を使うか型金電極を使うかの判断が
必要であるが、その際標準電極の一覧を記述したガイド
マニュアル本を参照する。また、この加工定義一覧表に
載せる電気条件としてどの電気条件を使用するかの決定
に際し、オペレータは、使用する電極や仕上げ面の荒さ
の所望条件を考慮して、形彫放電加工機に付属する特性
表など、CAD/CAM装置とは別に用意された資料を
自力で検索することにより行なう。
【0006】形彫放電加工機において電気条件は、いく
つかの条件、例えば、EPSEL,AUX,POL,I
P等のパラメータの組合せ(電気条件列またはEパッ
ク)に対して識別番号(電気条件列名またはEパック
名)を付け、その識別番号をNC情報に与えるか、電気
条件列の組み合せ(Mパック)に対して識別番号(Mパ
ック名)を付け、その識別番号をNC情報に与えて放電
加工機を動作させる仕組みが一般的である。
つかの条件、例えば、EPSEL,AUX,POL,I
P等のパラメータの組合せ(電気条件列またはEパッ
ク)に対して識別番号(電気条件列名またはEパック
名)を付け、その識別番号をNC情報に与えるか、電気
条件列の組み合せ(Mパック)に対して識別番号(Mパ
ック名)を付け、その識別番号をNC情報に与えて放電
加工機を動作させる仕組みが一般的である。
【0007】放電加工機側では、EPSEL,AUX,
POL,IP等のパラメータの組合せ(電気条件列また
はEパック)に対する識別番号(電気条件列名またはE
パック名)に対して、EPSEL,AUX,POL,I
P等の電気条件の内容を各々登録することが可能である
とともに、電気条件列の組み合せ(Mパック)に対する
識別番号(Mパック名)に対して、電気条件列名を各々
登録することが可能である。オペレータは、放電加工機
に登録されている内容と資料の内容が一致している事を
前提にしつつ検索を行なう。なおこの従来例の場合は、
電気条件列の組み合せ(Mパック)に対して識別番号
(Mパック名)を付け、その識別番号をNC情報に与え
て放電加工機を動作させる場合を示す。
POL,IP等のパラメータの組合せ(電気条件列また
はEパック)に対する識別番号(電気条件列名またはE
パック名)に対して、EPSEL,AUX,POL,I
P等の電気条件の内容を各々登録することが可能である
とともに、電気条件列の組み合せ(Mパック)に対する
識別番号(Mパック名)に対して、電気条件列名を各々
登録することが可能である。オペレータは、放電加工機
に登録されている内容と資料の内容が一致している事を
前提にしつつ検索を行なう。なおこの従来例の場合は、
電気条件列の組み合せ(Mパック)に対して識別番号
(Mパック名)を付け、その識別番号をNC情報に与え
て放電加工機を動作させる場合を示す。
【0008】次にオペレータは、上記入力装置より、こ
の作成した図面、加工定義一覧表等に基づいて加工位置
・加工深さ等加工に必要な諸元、放電加工に際して必要
な電気条件等を入力する。この入力されたデータは、加
工定義/編集手段13の作用により、内部の記憶形式に
変換されてCAD/CAMデータベース5に格納され
る。またこの後NCプログラム生成の起動をかけると、
NCプログラム生成手段14の作用によりNCプログラ
ムが生成され、CAD/CAMデータベース5に格納さ
れる。
の作成した図面、加工定義一覧表等に基づいて加工位置
・加工深さ等加工に必要な諸元、放電加工に際して必要
な電気条件等を入力する。この入力されたデータは、加
工定義/編集手段13の作用により、内部の記憶形式に
変換されてCAD/CAMデータベース5に格納され
る。またこの後NCプログラム生成の起動をかけると、
NCプログラム生成手段14の作用によりNCプログラ
ムが生成され、CAD/CAMデータベース5に格納さ
れる。
【0009】またオペーレータは、加工定義一覧表に載
せた電極について、それが角柱・円柱といった標準電極
でない、例えば図21に示すような非標準電極(以下型
金電極という)である場合、別途作図コマンド4を使い
電極図を作図する。手順は型金作図と同様である。なお
型金電極は、特定の型金専用の電極であって標準電極の
ようにストックがないため、別途マシニングセンタ等に
よって製作する。また例えば図20に示す型金の放電加
工の場合、四隅部を図21に示す型金電極を用いて放電
加工し、また四隅部を結ぶ直線部を角柱状の標準電極を
用いて放電加工するのが一般的である。
せた電極について、それが角柱・円柱といった標準電極
でない、例えば図21に示すような非標準電極(以下型
金電極という)である場合、別途作図コマンド4を使い
電極図を作図する。手順は型金作図と同様である。なお
型金電極は、特定の型金専用の電極であって標準電極の
ようにストックがないため、別途マシニングセンタ等に
よって製作する。また例えば図20に示す型金の放電加
工の場合、四隅部を図21に示す型金電極を用いて放電
加工し、また四隅部を結ぶ直線部を角柱状の標準電極を
用いて放電加工するのが一般的である。
【0010】そしてオペーレータは、作成した加工定義
一覧表・型金電極図等を参考に、標準電極・型金電極を
形彫放電加工機の所定の位置に装着する。またその際加
工位置・加工深さといった移動情報は、CAD/CAM
装置で生成したNCプログラムの形で入力する。加工対
象である型金の無垢材を形彫放電加工機にセットし、N
C装置をNCプログラムによって運転させることで所望
の型金を得る。
一覧表・型金電極図等を参考に、標準電極・型金電極を
形彫放電加工機の所定の位置に装着する。またその際加
工位置・加工深さといった移動情報は、CAD/CAM
装置で生成したNCプログラムの形で入力する。加工対
象である型金の無垢材を形彫放電加工機にセットし、N
C装置をNCプログラムによって運転させることで所望
の型金を得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のCAD/CAM
装置は以上の様に構成されているので、型金の加工定義
作業は、紙面による図面、加工定義一覧表等を参照しな
がら行うものであったので、そこに情報の伝達ミスが発
生する可能性が大きかった。
装置は以上の様に構成されているので、型金の加工定義
作業は、紙面による図面、加工定義一覧表等を参照しな
がら行うものであったので、そこに情報の伝達ミスが発
生する可能性が大きかった。
【0012】また、型金の加工には、標準電極を使うか
型金電極を使うかの判断が必要であるが、その際標準電
極の一覧を記述したガイドマニュアル本を参照しなくて
はならず、作業が繁雑であった。
型金電極を使うかの判断が必要であるが、その際標準電
極の一覧を記述したガイドマニュアル本を参照しなくて
はならず、作業が繁雑であった。
【0013】また電気条件の決定に際し、電気条件に係
る外部資料を参照しなければならず、使用電極設定と同
様に作業が繁雑であった。
る外部資料を参照しなければならず、使用電極設定と同
様に作業が繁雑であった。
【0014】また、型金上に電極を配置する際、その配
置位置が正しいかどうかは、実際に加工をしてみなくて
はならず、加工残し、加工過ぎの可能性があった。
置位置が正しいかどうかは、実際に加工をしてみなくて
はならず、加工残し、加工過ぎの可能性があった。
【0015】また、加工定義一覧表の作成に当たって
は、これを人手で実施していたため非能率的であった。
は、これを人手で実施していたため非能率的であった。
【0016】また、形彫放電加工機の種類に応じてそれ
ぞれ異なる外部資料を用意しなければならないため、多
くの種類の加工機を使用しようとする程、電気条件情報
の管理が煩雑になるという問題点があった。
ぞれ異なる外部資料を用意しなければならないため、多
くの種類の加工機を使用しようとする程、電気条件情報
の管理が煩雑になるという問題点があった。
【0017】さらに、電気条件列の内容は加工機毎に設
定可能であるため、外部資料に記述されている電気条件
列の内容と、実際に加工機に登録されている電気条件列
の内容が異なる場合には、電気条件列名またはMパック
名の情報のみでは所望の電気条件による加工が行なわれ
ない可能性があるという問題点があった。
定可能であるため、外部資料に記述されている電気条件
列の内容と、実際に加工機に登録されている電気条件列
の内容が異なる場合には、電気条件列名またはMパック
名の情報のみでは所望の電気条件による加工が行なわれ
ない可能性があるという問題点があった。
【0018】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、型金の加工定義作業を、表示装置上に表
示された被加工物に対し、電極の配置位置、角度、加工
深さ等を確認しながら行うことで、加工定義ミスを防ぐ
ことができ、しかも被加工物上に電極を配置する際、実
際の電極の形状を配置と同時、あるいは指定時に表示す
ることで、被加工物の加工領域と電極形状との位置関係
を確認し、加工残し、加工過ぎの可能性を低減させるこ
とのできるCAD/CAM装置を得ることを目的とす
る。
されたもので、型金の加工定義作業を、表示装置上に表
示された被加工物に対し、電極の配置位置、角度、加工
深さ等を確認しながら行うことで、加工定義ミスを防ぐ
ことができ、しかも被加工物上に電極を配置する際、実
際の電極の形状を配置と同時、あるいは指定時に表示す
ることで、被加工物の加工領域と電極形状との位置関係
を確認し、加工残し、加工過ぎの可能性を低減させるこ
とのできるCAD/CAM装置を得ることを目的とす
る。
【0019】またこの発明は、加工に必要な電極を標準
電極、型金電極ともに予め登録しておき、加工定義の
際、それら電極を同時に一覧表示するすることで、標準
電極の一覧を記述したガイドマニュアル本の参照を不要
とするCAD/CAM装置を得ることを目的とする。
電極、型金電極ともに予め登録しておき、加工定義の
際、それら電極を同時に一覧表示するすることで、標準
電極の一覧を記述したガイドマニュアル本の参照を不要
とするCAD/CAM装置を得ることを目的とする。
【0020】またこの発明は、加工定義時に入力した、
配置位置・角度・加工深さ等の諸元から加工定義一覧表
を生成・表示することで、人手に比べ能率的なCAD/
CAM装置を得ることを目的とする。またこの発明は、
CAD/CAM装置を得ることを目的とする。
配置位置・角度・加工深さ等の諸元から加工定義一覧表
を生成・表示することで、人手に比べ能率的なCAD/
CAM装置を得ることを目的とする。またこの発明は、
CAD/CAM装置を得ることを目的とする。
【0021】またこの発明は、オペレータが所望の仕上
げ面の荒さなどの条件を入力することによって、自動的
に対応する電気条件列名を決定することで、加工条件に
対応した電気条件を記述した外部資料を参照する手間の
問題点を解決するCAD/CAM装置を得ることを目的
とする。
げ面の荒さなどの条件を入力することによって、自動的
に対応する電気条件列名を決定することで、加工条件に
対応した電気条件を記述した外部資料を参照する手間の
問題点を解決するCAD/CAM装置を得ることを目的
とする。
【0022】またこの発明は、オペレータが特に放電加
工機の種類の違いを意識する必要がないようにすること
で、複数の種類の放電加工機の電気条件の管理の煩雑さ
を解消できるCAD/CAM装置を得ることを目的とす
る。
工機の種類の違いを意識する必要がないようにすること
で、複数の種類の放電加工機の電気条件の管理の煩雑さ
を解消できるCAD/CAM装置を得ることを目的とす
る。
【0023】更にまたこの発明は、外部資料と放電加工
機内部での電気条件列の登録内容が異なる可能性がない
NCプログラムを生成可能なCAD/CAM装置を得る
ことを目的とする。
機内部での電気条件列の登録内容が異なる可能性がない
NCプログラムを生成可能なCAD/CAM装置を得る
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるCAD
/CAM装置は、予めCADの作図コマンドを用いて、
表示装置上で作図された形彫放電加工用電極を登録する
電極部品登録手段と、前記電極部品登録手段を用いて登
録された電極を、被加工物の所定部に表示装置上で配置
する加工定義手段と、前記被加工物の図上での電極配置
位置に基づいてNCプログラムを生成するNCプログラ
ム作成手段とを備え、前記電極部品登録手段を、予め作
図された電極を登録する際、電極図形の一部分あるいは
全部に対し表示用の属性を付加できるものであるととも
に、前記加工定義手段を、表示属性の付加された電極を
配置する際、その配置位置に、電極図形の内表示属性の
付加された図形のみを表示装置に表示するものとしたも
のである。
/CAM装置は、予めCADの作図コマンドを用いて、
表示装置上で作図された形彫放電加工用電極を登録する
電極部品登録手段と、前記電極部品登録手段を用いて登
録された電極を、被加工物の所定部に表示装置上で配置
する加工定義手段と、前記被加工物の図上での電極配置
位置に基づいてNCプログラムを生成するNCプログラ
ム作成手段とを備え、前記電極部品登録手段を、予め作
図された電極を登録する際、電極図形の一部分あるいは
全部に対し表示用の属性を付加できるものであるととも
に、前記加工定義手段を、表示属性の付加された電極を
配置する際、その配置位置に、電極図形の内表示属性の
付加された図形のみを表示装置に表示するものとしたも
のである。
【0025】またこの発明に係わるCAD/CAM装置
は、前記発明の電極部品登録手段を、予め作図された電
極を登録する際、特定の被加工物に依存しない標準電極
か、指定された被加工物にのみ使われる型金電極かを指
定して登録するものとし、また加工定義手段を、予め登
録された電極を被加工物の所定部に表示装置上で配置す
る際、予め登録された電極を選択のために一覧表示する
際、標準電極及び型金電極の一覧表を表示するととも
に、この選択された電極をNCプログラム生成に反映さ
せるものとしたものである。
は、前記発明の電極部品登録手段を、予め作図された電
極を登録する際、特定の被加工物に依存しない標準電極
か、指定された被加工物にのみ使われる型金電極かを指
定して登録するものとし、また加工定義手段を、予め登
録された電極を被加工物の所定部に表示装置上で配置す
る際、予め登録された電極を選択のために一覧表示する
際、標準電極及び型金電極の一覧表を表示するととも
に、この選択された電極をNCプログラム生成に反映さ
せるものとしたものである。
【0026】またこの発明に係わるCAD/CAM装置
は、形彫放電加工の各種電気条件の組み合わせを電気条
件列として登録する電気条件列登録手段と、使用電極、
所望の仕上げ面等の条件と前記電気条件列との対応を登
録する検索条件設定手段と、入力された加工情報に対応
する電気条件列を検索する電気条件列検索手段と、入力
された加工情報や検索された電気条件列に基づいてNC
プログラムを生成するNCプログラム作成手段とを備え
る構成としたものである。
は、形彫放電加工の各種電気条件の組み合わせを電気条
件列として登録する電気条件列登録手段と、使用電極、
所望の仕上げ面等の条件と前記電気条件列との対応を登
録する検索条件設定手段と、入力された加工情報に対応
する電気条件列を検索する電気条件列検索手段と、入力
された加工情報や検索された電気条件列に基づいてNC
プログラムを生成するNCプログラム作成手段とを備え
る構成としたものである。
【0027】またこの発明に係わるCAD/CAM装置
は、前記発明の電気条件列登録手段及び検索条件設定手
段を、使用者の用途、使用する形彫放電加工機等に合わ
せて各々複数種類有するものとするとともに、使用者の
用途、使用する形彫放電加工機等に合わせて各々何れの
電気条件列登録手段及び検索条件設定手段を使用するか
の設定を行なう電気条件列決定方式選択手段を設けたも
のである。
は、前記発明の電気条件列登録手段及び検索条件設定手
段を、使用者の用途、使用する形彫放電加工機等に合わ
せて各々複数種類有するものとするとともに、使用者の
用途、使用する形彫放電加工機等に合わせて各々何れの
電気条件列登録手段及び検索条件設定手段を使用するか
の設定を行なう電気条件列決定方式選択手段を設けたも
のである。
【0028】またこの発明に係わるCAD/CAM装置
は、前記発明のNCプログラム作成手段を、加工位置情
報に加えて、電気条件列の内容をも連続的に組み込んだ
形式のNCプログラムを生成するものとしたものであ
る。
は、前記発明のNCプログラム作成手段を、加工位置情
報に加えて、電気条件列の内容をも連続的に組み込んだ
形式のNCプログラムを生成するものとしたものであ
る。
【0029】更にまたこの発明に係わるCAD/CAM
装置は前記発明のCAD/CAM装置において、入力さ
れた加工定義情報、加工順序を一覧表にした加工定義一
覧表を生成する加工定義一覧表作成手段を設けたもので
ある。
装置は前記発明のCAD/CAM装置において、入力さ
れた加工定義情報、加工順序を一覧表にした加工定義一
覧表を生成する加工定義一覧表作成手段を設けたもので
ある。
【0030】
【作用】この発明における電極部品登録手段は、電極の
形を表す形状とともに、その電極の配置用基準位置・属
性(材質・本数・消耗度等)等の登録を可能にするととも
に、被加工物の放電加工において、加工上重要な電極形
状に対して表示用の属性を付加できることを可能とす
る。また加工定義手段は、電極部品登録手段により登録
された電極を予めCADの作図コマンドを用いて作図さ
れた型図上に配置する事を可能にするとともに、加工定
義時にその該当する形状を表示することを可能とする。
形を表す形状とともに、その電極の配置用基準位置・属
性(材質・本数・消耗度等)等の登録を可能にするととも
に、被加工物の放電加工において、加工上重要な電極形
状に対して表示用の属性を付加できることを可能とす
る。また加工定義手段は、電極部品登録手段により登録
された電極を予めCADの作図コマンドを用いて作図さ
れた型図上に配置する事を可能にするとともに、加工定
義時にその該当する形状を表示することを可能とする。
【0031】またこの発明における電極部品登録手段
は、標準電極と型金電極を区別して登録する事を可能に
する。また加工定義手段は、予め登録された電極を被加
工物の所定部に表示装置上で配置する際、予め登録され
た電極を選択のために一覧表示する際、標準電極及び型
金電極の一覧表を表示するとともに、この選択された電
極をNCプログラム生成に反映させる。
は、標準電極と型金電極を区別して登録する事を可能に
する。また加工定義手段は、予め登録された電極を被加
工物の所定部に表示装置上で配置する際、予め登録され
た電極を選択のために一覧表示する際、標準電極及び型
金電極の一覧表を表示するとともに、この選択された電
極をNCプログラム生成に反映させる。
【0032】またこの発明における電気条件列登録手段
は、予め電気条件列の内容の情報を、CAD/CAM装
置側へ入力することにより、CAD/CAM装置内部で
の電気条件の管理を可能とする。また検索条件設定手段
は、予め使用する電極や仕上げ面荒さなどの情報に対応
する電気条件列名を登録することを可能にする。また電
気条件列検索手段は、オペレータの入力した条件に対応
した電気条件列名を、上記で登録された情報を元にして
自動的に検索する。
は、予め電気条件列の内容の情報を、CAD/CAM装
置側へ入力することにより、CAD/CAM装置内部で
の電気条件の管理を可能とする。また検索条件設定手段
は、予め使用する電極や仕上げ面荒さなどの情報に対応
する電気条件列名を登録することを可能にする。また電
気条件列検索手段は、オペレータの入力した条件に対応
した電気条件列名を、上記で登録された情報を元にして
自動的に検索する。
【0033】またこの発明における複数の種類の検索条
件設定手段、複数の電気条件列検索手段は、加工機毎、
使用方法毎に異なる各々の電気条件を登録する事を可能
にし、電気条件列決定方式選択手段は、複数の上記手段
のうち、今回はいずれを使用するかを設定する。
件設定手段、複数の電気条件列検索手段は、加工機毎、
使用方法毎に異なる各々の電気条件を登録する事を可能
にし、電気条件列決定方式選択手段は、複数の上記手段
のうち、今回はいずれを使用するかを設定する。
【0034】またこの発明におけるNCプログラム作成
手段は、加工位置情報に加えて、電気条件列の内容をも
連続的に組み込んだ形式のNCプログラムを生成するこ
とにより、CAD/CAM側での一元的な電気条件列の
管理を可能にする。
手段は、加工位置情報に加えて、電気条件列の内容をも
連続的に組み込んだ形式のNCプログラムを生成するこ
とにより、CAD/CAM側での一元的な電気条件列の
管理を可能にする。
【0035】更にまたこの発明における加工定義一覧表
作成手段は、入力された加工定義情報、加工順序を一覧
表にした加工定義一覧表を生成する。
作成手段は、入力された加工定義情報、加工順序を一覧
表にした加工定義一覧表を生成する。
【0036】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の一実施例を図1〜図18を用いて説明す
る。図1はこの発明に係るCAD/CAM装置の構成を
示す図で、図中1〜12は従来のCAD/CAM装置の
各構成要素と実質的に同じものである。15はCAD/
CAMデータベース5に格納された電極図形を電極部品
として登録する電極部品登録手段、16は電極部品登録
手段15で登録された電極部品をCAD/CAMデータ
ベース5より読み出し、予め作図された型金上にCRT
6上で配置したり、既にCAD/CAMデータベース5
に格納された加工定義内容を編集する加工定義/編集手
段で、その詳細は後述する。
る。図1はこの発明に係るCAD/CAM装置の構成を
示す図で、図中1〜12は従来のCAD/CAM装置の
各構成要素と実質的に同じものである。15はCAD/
CAMデータベース5に格納された電極図形を電極部品
として登録する電極部品登録手段、16は電極部品登録
手段15で登録された電極部品をCAD/CAMデータ
ベース5より読み出し、予め作図された型金上にCRT
6上で配置したり、既にCAD/CAMデータベース5
に格納された加工定義内容を編集する加工定義/編集手
段で、その詳細は後述する。
【0037】また17はCAD/CAMデータベース5
に格納された加工定義情報を順次読み出し、その情報を
所定の形式に変換して図17に示すような加工定義一覧
表を生成する加工定義一覧表生成手段、18はCAD/
CAMデータベース5に複数格納された電極部品の情
報、電気条件等からNCプログラムを生成するNCプロ
グラム生成手段、19はCAD/CAMデータベース5
に格納された加工定義内容を削除する加工定義削除手段
である。
に格納された加工定義情報を順次読み出し、その情報を
所定の形式に変換して図17に示すような加工定義一覧
表を生成する加工定義一覧表生成手段、18はCAD/
CAMデータベース5に複数格納された電極部品の情
報、電気条件等からNCプログラムを生成するNCプロ
グラム生成手段、19はCAD/CAMデータベース5
に格納された加工定義内容を削除する加工定義削除手段
である。
【0038】また20は各種電気条件の組み合わせを電
気条件列として登録する電気条件列登録手段で、使用さ
れる放電加工機の種類等に対応できるよう複数設けられ
ている。21は使用電極や所望の仕上げ面の条件等と前
記電気条件列の対応を登録する検索条件設定手段で、電
気条件列登録手段20と同様に使用される放電加工機の
種類等に対応できるよう複数設けられている。22は加
工情報に対応する電気条件列を選び出すための電気条件
列検索手段、23は上記複数の電気条件列登録手段2
0、検索条件設定手段21の何れを使用するかを設定す
るための電気条件列決定方式選択手段である。
気条件列として登録する電気条件列登録手段で、使用さ
れる放電加工機の種類等に対応できるよう複数設けられ
ている。21は使用電極や所望の仕上げ面の条件等と前
記電気条件列の対応を登録する検索条件設定手段で、電
気条件列登録手段20と同様に使用される放電加工機の
種類等に対応できるよう複数設けられている。22は加
工情報に対応する電気条件列を選び出すための電気条件
列検索手段、23は上記複数の電気条件列登録手段2
0、検索条件設定手段21の何れを使用するかを設定す
るための電気条件列決定方式選択手段である。
【0039】なお、上記電気条件列登録手段20及び検
索条件設定手段21を複数設けているのは、加工機毎、
使用方法毎に異なる各々の電気条件を登録するためであ
るので、加工機毎、使用方法毎に異なる各々の電気条件
を登録する必要がない場合には、上記電気条件列登録手
段20及び検索条件設定手段21は、少なくとも各々一
つあれば、所期の目的を達成させることができる。勿論
のこと、上記電気条件列登録手段20及び検索条件設定
手段21が各々一つの場合は、電気条件列決定方式選択
手段23も不要となる。
索条件設定手段21を複数設けているのは、加工機毎、
使用方法毎に異なる各々の電気条件を登録するためであ
るので、加工機毎、使用方法毎に異なる各々の電気条件
を登録する必要がない場合には、上記電気条件列登録手
段20及び検索条件設定手段21は、少なくとも各々一
つあれば、所期の目的を達成させることができる。勿論
のこと、上記電気条件列登録手段20及び検索条件設定
手段21が各々一つの場合は、電気条件列決定方式選択
手段23も不要となる。
【0040】次に、この実施例に係るCAD/CAM装
置の動作について、図1〜図18及び図21を用いて説
明する。
置の動作について、図1〜図18及び図21を用いて説
明する。
【0041】本CAD/CAM装置には、データの入力
形式として、マウス2等で画面の特定の位置を指示して
図形を定義する方法と、キーボード1等で対話的な表入
力を行なう方法の2通りが用意されており、それぞれ用
途に併せて使い分けている。加工位置等の定義には図形
定義の方法を用い、加工条件の入力、登録に関するもの
は対話的表入力で行なう。
形式として、マウス2等で画面の特定の位置を指示して
図形を定義する方法と、キーボード1等で対話的な表入
力を行なう方法の2通りが用意されており、それぞれ用
途に併せて使い分けている。加工位置等の定義には図形
定義の方法を用い、加工条件の入力、登録に関するもの
は対話的表入力で行なう。
【0042】まず本CAD/CAM装置を最初に使用す
る場合や、電気条件の登録を修正する場合に行なう操作
を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。オペ
レータはキーボード1から、電気条件列登録手段20の
作用により、電気条件列名及び電気条件列の内容を入力
する(ステップ101)。図3は電気条件列の内容を登
録した画面の一例である。この表の中をキーボードから
入力した数値、文字で埋めて行くことにより、登録が行
なわれていく。この場合、33が電気条件列名であり、
ここではEパック名と称している。
る場合や、電気条件の登録を修正する場合に行なう操作
を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。オペ
レータはキーボード1から、電気条件列登録手段20の
作用により、電気条件列名及び電気条件列の内容を入力
する(ステップ101)。図3は電気条件列の内容を登
録した画面の一例である。この表の中をキーボードから
入力した数値、文字で埋めて行くことにより、登録が行
なわれていく。この場合、33が電気条件列名であり、
ここではEパック名と称している。
【0043】34のデータ群は電気条件列(Eパック)
の内容である。なおこの表中、EPSEL,AUX,P
OL,IP等は形彫放電加工を行なう時、電極に与える
電気的条件のパラメータである。表の1行が1組の電気
条件列の設定を示している。登録数が多い時は縦方向に
表がスクロールして、続きを登録することが出来る。対
話的表入力の方法は、以下の表でも同様である。
の内容である。なおこの表中、EPSEL,AUX,P
OL,IP等は形彫放電加工を行なう時、電極に与える
電気的条件のパラメータである。表の1行が1組の電気
条件列の設定を示している。登録数が多い時は縦方向に
表がスクロールして、続きを登録することが出来る。対
話的表入力の方法は、以下の表でも同様である。
【0044】次に、いくつかの加工条件列の組合せの設
定を、上記と同様に電気条件設定手段21の作用により
対話的表入力によって行なう(ステップ102)。図4
はこの電気条件列の組合せを登録した例である。図中3
6は電気条件列名であり、これをいくつか組み合わせた
条件に電気条件列の組合せ名35を付ける。ここではこ
の組合せ名をMパック名と称している。図中、例えば2
つめに登録されているMパック8001は、9906、
9907、9908、9909の4つの電気条件列の組
合せとして登録されている。この組合せは、一箇所の放
電加工に対して、4段階に加工条件を変えながら加工す
るという事を示すものである。この組合せを使用すれ
ば、加工初めには荒い電気条件で、加工終了に近い時は
微妙な電気条件で加工するという方法を実現出来る。3
7はこの変化に応じてNCデータに出力される各種パラ
メータ及び登録時のコメントである。
定を、上記と同様に電気条件設定手段21の作用により
対話的表入力によって行なう(ステップ102)。図4
はこの電気条件列の組合せを登録した例である。図中3
6は電気条件列名であり、これをいくつか組み合わせた
条件に電気条件列の組合せ名35を付ける。ここではこ
の組合せ名をMパック名と称している。図中、例えば2
つめに登録されているMパック8001は、9906、
9907、9908、9909の4つの電気条件列の組
合せとして登録されている。この組合せは、一箇所の放
電加工に対して、4段階に加工条件を変えながら加工す
るという事を示すものである。この組合せを使用すれ
ば、加工初めには荒い電気条件で、加工終了に近い時は
微妙な電気条件で加工するという方法を実現出来る。3
7はこの変化に応じてNCデータに出力される各種パラ
メータ及び登録時のコメントである。
【0045】更に、検索条件設定手段21の作用によ
り、使用電極のパラメータや所望の仕上げ面の条件と電
気条件列(またはその組合せ)対応を対話的表入力の方
法によって登録する(ステップ103)。図5はこの設
定の画面の一例であり、図中38は電気条件列名の組合
せ名(Mパック名)、39はその組合せが使用される場
合の各種条件である。条件の中で---となっている部分
は、特にその条件については区別を行なわない事を示し
ている。後から行なう電気条件列検索では、この条件と
所望の条件との一致を調べる。なお、上記の電気条件列
登録手段20及び検索条件設定手段21が複数用意され
ているので、必要に応じ放電加工機の種類等に応じて各
々異なった検索条件を登録すればよい。
り、使用電極のパラメータや所望の仕上げ面の条件と電
気条件列(またはその組合せ)対応を対話的表入力の方
法によって登録する(ステップ103)。図5はこの設
定の画面の一例であり、図中38は電気条件列名の組合
せ名(Mパック名)、39はその組合せが使用される場
合の各種条件である。条件の中で---となっている部分
は、特にその条件については区別を行なわない事を示し
ている。後から行なう電気条件列検索では、この条件と
所望の条件との一致を調べる。なお、上記の電気条件列
登録手段20及び検索条件設定手段21が複数用意され
ているので、必要に応じ放電加工機の種類等に応じて各
々異なった検索条件を登録すればよい。
【0046】以上のようにして電気条件等をCAD/C
AMデータベース5に登録する。そして最後に、電極部
品登録手段15を用いて電極をCAD/CAMデータベ
ース5に登録する(ステップ104)。なおこの電極部
品登録の詳細は、図6〜図10に示すとおりである。即
ち、電極部品登録に先立ち作図コマンド4を使って図2
1に示すような所望する電極を作図し、CAD/CAM
データベース5上に格納する。作図した図21に示すよ
うな電極を図7(a)に示すようにCRT6上に予め表
示しておき、電極の配置基準位置(図20におけるA位
置)を、マウス2等を用いて図7(b)に示すように指
定する(ステップ201)。なお、配置基準位置は、電
極を金型上に配置する際の合わせ位置となる。
AMデータベース5に登録する。そして最後に、電極部
品登録手段15を用いて電極をCAD/CAMデータベ
ース5に登録する(ステップ104)。なおこの電極部
品登録の詳細は、図6〜図10に示すとおりである。即
ち、電極部品登録に先立ち作図コマンド4を使って図2
1に示すような所望する電極を作図し、CAD/CAM
データベース5上に格納する。作図した図21に示すよ
うな電極を図7(a)に示すようにCRT6上に予め表
示しておき、電極の配置基準位置(図20におけるA位
置)を、マウス2等を用いて図7(b)に示すように指
定する(ステップ201)。なお、配置基準位置は、電
極を金型上に配置する際の合わせ位置となる。
【0047】次にCRT6上に図10に示す電極使用時
の条件を設定する表、所謂電極属性表が図8(a)に示
すように表示されるので、そこから必要な電極の属性デ
ータを入力する(ステップ202)。なお図10はデー
タ入力後の電極属性表の一例を示す詳細図である。
の条件を設定する表、所謂電極属性表が図8(a)に示
すように表示されるので、そこから必要な電極の属性デ
ータを入力する(ステップ202)。なお図10はデー
タ入力後の電極属性表の一例を示す詳細図である。
【0048】次に再び作図した図8(b)に示すように
電極がCRT6上に表示されるので、この画面を見て、
電極を型金図に配置する際(詳細は後述する)に表示さ
せたい部分をマウス2、タブレット3により指定する
(ステップ203)。例えば図8(b)において、矢印
部分の図形をマウス2、タブレット3により指定すれ
ば、電極を型図に配置する際、その形状がCRT6上に
表示される。
電極がCRT6上に表示されるので、この画面を見て、
電極を型金図に配置する際(詳細は後述する)に表示さ
せたい部分をマウス2、タブレット3により指定する
(ステップ203)。例えば図8(b)において、矢印
部分の図形をマウス2、タブレット3により指定すれ
ば、電極を型図に配置する際、その形状がCRT6上に
表示される。
【0049】次に図9(a)に示すようなCRT6画面
となり、「型金は?」というコメントが出るので、この
電極が標準電極か否かをオペレータが判別し(ステップ
204)、この電極が標準電極でない場合、即ち特定の
型金電極である場合には、この型金電極が使用される型
金名を入力する(ステップ205)。なお、標準電極で
ある場合には、リターンキーを入力する。最後に図9
(b)に示すようなCRT6画面となり、電極名称の入
力を要求するコメントが出るので、その電極に名前を与
えて、CAD/CAMデータベース5に登録電極を格納
する(ステップ206)。
となり、「型金は?」というコメントが出るので、この
電極が標準電極か否かをオペレータが判別し(ステップ
204)、この電極が標準電極でない場合、即ち特定の
型金電極である場合には、この型金電極が使用される型
金名を入力する(ステップ205)。なお、標準電極で
ある場合には、リターンキーを入力する。最後に図9
(b)に示すようなCRT6画面となり、電極名称の入
力を要求するコメントが出るので、その電極に名前を与
えて、CAD/CAMデータベース5に登録電極を格納
する(ステップ206)。
【0050】なお、登録すべき電極の数だけ上記ステッ
プ1〜5を繰り返すが、オペレータが、電極図形を表示
しても、後述する型金との干渉チェックに役立たないと
判断した電極の場合は、ステップ201、203は省略
できる。この様にして電極部品をCAD/CAMデータ
ベース5に登録する。なお、図11はいくつかの電極を
登録した後、電極一覧の機能で登録されている電極の一
覧を表示した画面である。また形状の情報は、後述する
電極を型金図に配置するときの表示、NCデータ生成時
の加工経路シミュレーションの時に電極の形状が動くア
ニメーションのため等に使用され、条件(属性データ)
は電気条件の検索等の時に使用される。これら設定は、
初めて本CAD/CAM装置を使用する場合、または条
件を修正をする場合のみに行なう。この設定を全て行う
と、通常のNCプログラム生成のための準備が完了す
る。
プ1〜5を繰り返すが、オペレータが、電極図形を表示
しても、後述する型金との干渉チェックに役立たないと
判断した電極の場合は、ステップ201、203は省略
できる。この様にして電極部品をCAD/CAMデータ
ベース5に登録する。なお、図11はいくつかの電極を
登録した後、電極一覧の機能で登録されている電極の一
覧を表示した画面である。また形状の情報は、後述する
電極を型金図に配置するときの表示、NCデータ生成時
の加工経路シミュレーションの時に電極の形状が動くア
ニメーションのため等に使用され、条件(属性データ)
は電気条件の検索等の時に使用される。これら設定は、
初めて本CAD/CAM装置を使用する場合、または条
件を修正をする場合のみに行なう。この設定を全て行う
と、通常のNCプログラム生成のための準備が完了す
る。
【0051】次に本CAD/CAM装置を使ってNCプ
ログラムを生成する操作を、図12に示すフローチャー
トを用いて説明する。まずオペレーターは加工全体に係
わる情報を、キーボード1等の入力装置を使用して、対
話的表入力の方法で入力する(ステップ105)。なお
このとき、加工定義/編集手段16が作用する。図16
はワークの材質=鉄、面荒さの条件=0と入力された、
この入力画面の一例である。本情報はCAD/CAMデ
ータベース5に格納される。
ログラムを生成する操作を、図12に示すフローチャー
トを用いて説明する。まずオペレーターは加工全体に係
わる情報を、キーボード1等の入力装置を使用して、対
話的表入力の方法で入力する(ステップ105)。なお
このとき、加工定義/編集手段16が作用する。図16
はワークの材質=鉄、面荒さの条件=0と入力された、
この入力画面の一例である。本情報はCAD/CAMデ
ータベース5に格納される。
【0052】次に電気条件列決定方式選択手段21に
て、どの電気条件登録手段20、検索条件設定手段21
を使用するかを設定する(ステップ106)。なお電気
条件登録手段20、検索条件設定手段21が各々一つし
かない場合には、このステップはない。
て、どの電気条件登録手段20、検索条件設定手段21
を使用するかを設定する(ステップ106)。なお電気
条件登録手段20、検索条件設定手段21が各々一つし
かない場合には、このステップはない。
【0053】次にマウス2等の入力装置を使用して、表
示装置上の図形を指示することによって加工位置情報を
入力する(ステップ107)。さらにその加工位置で使
用する電極名を入力する(ステップ108)。
示装置上の図形を指示することによって加工位置情報を
入力する(ステップ107)。さらにその加工位置で使
用する電極名を入力する(ステップ108)。
【0054】なおこのステップ107及びステップ10
8の詳細は、図13〜図15に示すとおりである。即
ち、このとき加工定義/編集手段16が作用し、先ず加
工定義が新規か否かを判断し(ステップ210)、加工
定義が新規な場合には、加工定義に先立ち図面入出力手
段8を使い、予め外部記憶装置10に保存しておいた型
金の図面を外部記憶装置10より取り出し、CAD/C
AMデータベース5に格納する。この型金の図面をCR
T6上に図14(a)に示すように表示しておき、電極
の配置基準位置をキーボード1・マウス2・タブレット
3等により指定する(ステップ211)。その際CRT
6には、図14(b)に示すように加工基準位置及び加
工位置の識別名を表すマークE1が表示される。
8の詳細は、図13〜図15に示すとおりである。即
ち、このとき加工定義/編集手段16が作用し、先ず加
工定義が新規か否かを判断し(ステップ210)、加工
定義が新規な場合には、加工定義に先立ち図面入出力手
段8を使い、予め外部記憶装置10に保存しておいた型
金の図面を外部記憶装置10より取り出し、CAD/C
AMデータベース5に格納する。この型金の図面をCR
T6上に図14(a)に示すように表示しておき、電極
の配置基準位置をキーボード1・マウス2・タブレット
3等により指定する(ステップ211)。その際CRT
6には、図14(b)に示すように加工基準位置及び加
工位置の識別名を表すマークE1が表示される。
【0055】次にステップ211が終了すると表示され
る図14(c)に示す画面から、その位置に於ける電極
の配置角度(X−Y平面に対するZ軸回りの回転方向)
を指定する(ステップ212)。次にステップ212が
終了すると表示される図14(d)に示す画面から加工
深さを指定する(ステップ213)。次にステップ21
3が終了すると表示される図15(a)に示す画面か
ら、揺動方向を指定する(ステップ214)。次にステ
ップ214が終了すると表示される図15(b)に示す
画面から、加工送り量を指定する(ステップ215)。
なおステップ211〜215の入力データは、逐次CA
D/CAMデータベース5に格納される。
る図14(c)に示す画面から、その位置に於ける電極
の配置角度(X−Y平面に対するZ軸回りの回転方向)
を指定する(ステップ212)。次にステップ212が
終了すると表示される図14(d)に示す画面から加工
深さを指定する(ステップ213)。次にステップ21
3が終了すると表示される図15(a)に示す画面か
ら、揺動方向を指定する(ステップ214)。次にステ
ップ214が終了すると表示される図15(b)に示す
画面から、加工送り量を指定する(ステップ215)。
なおステップ211〜215の入力データは、逐次CA
D/CAMデータベース5に格納される。
【0056】ステップ215が終了すると、図15
(c)に示すような電極一覧表(図11にその詳細を示
す、標準電極とCAD/CAMデータベース5に存在す
る型金専用の型金電極とを合わせた一覧表)が表示さ
れ、この一覧表からマウス2にて配置を希望する電極を
指定する(ステップ216)。なお図11で、電極KA
TA−ELE1を選んだとすると、電気条件の検索の際
の条件は、電極の材質=銅、縮小代=0.3、揺動パタ
ーン=角、電極の本数=2となる。
(c)に示すような電極一覧表(図11にその詳細を示
す、標準電極とCAD/CAMデータベース5に存在す
る型金専用の型金電極とを合わせた一覧表)が表示さ
れ、この一覧表からマウス2にて配置を希望する電極を
指定する(ステップ216)。なお図11で、電極KA
TA−ELE1を選んだとすると、電気条件の検索の際
の条件は、電極の材質=銅、縮小代=0.3、揺動パタ
ーン=角、電極の本数=2となる。
【0057】また、CAD/CAMデータベース5上に
型金電極が格納されていない状態では、図11の一覧表
には、標準電極しか表示されないこととなる。選択した
電極の属性もCAD/CAMデータベース5に格納され
る。最後に選択した電極が表示属性を持つものであれ
ば、その属性のついた図形のみをCAD/CAMデータ
ベース5に格納・表示する(ステップ217)。属性の
ついた図形が、CRT6に表示された様子を図15
(d)に示す。
型金電極が格納されていない状態では、図11の一覧表
には、標準電極しか表示されないこととなる。選択した
電極の属性もCAD/CAMデータベース5に格納され
る。最後に選択した電極が表示属性を持つものであれ
ば、その属性のついた図形のみをCAD/CAMデータ
ベース5に格納・表示する(ステップ217)。属性の
ついた図形が、CRT6に表示された様子を図15
(d)に示す。
【0058】定義済の加工内容を編集したいときは、即
ちステップ210にて加工定義が新規でない場合には、
図15(d)に示すようなCRT6画面から編集したい
マーク(例えばE1)をマウス2、タブレット3により
選択する(ステップ218)。後のステップ211〜2
17は、新規の加工定義の場合と同様である。また加工
定義情報を削除したい場合、図15(d)に示すような
図を表示しておき、削除したい部分のマーク(例えばE
1)を上記入力装置より指定すれば、加工削除部19の
作用により削除したい部分の加工定義情報を削除でき
る。以上のように加工位置情報、使用電極等を指定す
る。
ちステップ210にて加工定義が新規でない場合には、
図15(d)に示すようなCRT6画面から編集したい
マーク(例えばE1)をマウス2、タブレット3により
選択する(ステップ218)。後のステップ211〜2
17は、新規の加工定義の場合と同様である。また加工
定義情報を削除したい場合、図15(d)に示すような
図を表示しておき、削除したい部分のマーク(例えばE
1)を上記入力装置より指定すれば、加工削除部19の
作用により削除したい部分の加工定義情報を削除でき
る。以上のように加工位置情報、使用電極等を指定す
る。
【0059】以上の入力が完了すると、電気条件列検索
手段20に起動がかかり、ステップ105とステップ1
08で入力した条件に対して、対応する電気条件列を検
索する(ステップ109)。このとき、前記ステップ1
03で設定した、各種条件と電気条件列の組合せ名(M
パック名)の対応情報を検索する。検索に成功すれば、
電気条件列名をCAD/CAMデータベース5に記憶す
る(ステップ110)。この説明の例では、ワークの材
質=鉄、電極の材質=銅、面荒さの条件=0、縮小代=
0.3、揺動パターン=角、電極の本数=2という条件
を入力したので、図5の対応表から、使用されるMパッ
ク名は8001と決定される。(この他に、電極の動作
方向から方向=z、一回目の加工であるために、荒仕上
=荒という条件も検索に使用されている)。
手段20に起動がかかり、ステップ105とステップ1
08で入力した条件に対して、対応する電気条件列を検
索する(ステップ109)。このとき、前記ステップ1
03で設定した、各種条件と電気条件列の組合せ名(M
パック名)の対応情報を検索する。検索に成功すれば、
電気条件列名をCAD/CAMデータベース5に記憶す
る(ステップ110)。この説明の例では、ワークの材
質=鉄、電極の材質=銅、面荒さの条件=0、縮小代=
0.3、揺動パターン=角、電極の本数=2という条件
を入力したので、図5の対応表から、使用されるMパッ
ク名は8001と決定される。(この他に、電極の動作
方向から方向=z、一回目の加工であるために、荒仕上
=荒という条件も検索に使用されている)。
【0060】もし対応情報に該当するものがなく、検索
が失敗した場合には、エラーメッセージを出力して対応
情報の登録を促す(ステップ111)。この検索の失敗
は、オペレータが前記の準備の登録を十分に行なってい
る場合には起こらない。このエラーメッセージが出力さ
れた場合は、前に説明した図2に示すアルゴリズムに従
い登録を追加した後、やり直す事が出来る。
が失敗した場合には、エラーメッセージを出力して対応
情報の登録を促す(ステップ111)。この検索の失敗
は、オペレータが前記の準備の登録を十分に行なってい
る場合には起こらない。このエラーメッセージが出力さ
れた場合は、前に説明した図2に示すアルゴリズムに従
い登録を追加した後、やり直す事が出来る。
【0061】この定義を必要なだけ繰り返す(ステップ
112)。必要があれば、加工定義一覧表生成手段17
の作用により、図17に示す全体の定義の様子を確認す
る加工定義一覧表を、CRT6上、プリンタ12等に出
力して見ることができる(ステップ113)。この一覧
表を見ると、どの電気条件が検索されたかを確認するこ
とができる。もし前ステップで検索が失敗している場合
には、この欄は空白となっている。
112)。必要があれば、加工定義一覧表生成手段17
の作用により、図17に示す全体の定義の様子を確認す
る加工定義一覧表を、CRT6上、プリンタ12等に出
力して見ることができる(ステップ113)。この一覧
表を見ると、どの電気条件が検索されたかを確認するこ
とができる。もし前ステップで検索が失敗している場合
には、この欄は空白となっている。
【0062】全ての加工定義、確認が終了したら、NC
プログラム生成手段18はCAD/CAMデータベース
5に格納されている情報を元に、NCプログラムを生成
する(ステップ114)。この時点で電気条件の検索に
失敗したままで、電気条件列名が決定されていない工程
があれば、エラーメッセージを出力して処理を中断す
る。またこのとき、登録されている電気条件列の内容
を、電気条件列の組み合せ(Mパック名)電気条件列名
を元に検索して、その内容もNCプログラムの中に挿入
しながらNCプログラムの生成を行なう。図18は、こ
の場合のNCプログラムの例を示す図である。図中Aの
部分が電気条件列の内容である。放電加工機側ではこの
部分の情報を読み込むと、電気条件列の内容を受け取る
ので、CAD/CAM側と放電加工機側で登録されてい
る電気条件列の内容が異なる事はなくなる。このため電
気条件のCAD/CAM側での一元管理が可能になる。
プログラム生成手段18はCAD/CAMデータベース
5に格納されている情報を元に、NCプログラムを生成
する(ステップ114)。この時点で電気条件の検索に
失敗したままで、電気条件列名が決定されていない工程
があれば、エラーメッセージを出力して処理を中断す
る。またこのとき、登録されている電気条件列の内容
を、電気条件列の組み合せ(Mパック名)電気条件列名
を元に検索して、その内容もNCプログラムの中に挿入
しながらNCプログラムの生成を行なう。図18は、こ
の場合のNCプログラムの例を示す図である。図中Aの
部分が電気条件列の内容である。放電加工機側ではこの
部分の情報を読み込むと、電気条件列の内容を受け取る
ので、CAD/CAM側と放電加工機側で登録されてい
る電気条件列の内容が異なる事はなくなる。このため電
気条件のCAD/CAM側での一元管理が可能になる。
【0063】この説明の例では、Mパック8001が使
用されるので、図4から対応するEパックは9906、
9907、9908、9909の4つであることが分か
り、さらにそれぞれのEパックの内容が図3によって分
かる。その内容を形彫放電加工機の形式にあわせて出力
したのが図18のAの部分である。3行でひとまとめの
データとなっており、3行単位で図3の登録表の横1列
のデータに対応する。この電気条件列の内容のデータの
あとに、定義した箇所の加工位置に対応する加工データ
が出力される。即ち、Bは加工位置E1の加工に対応す
るNCプログラムである。
用されるので、図4から対応するEパックは9906、
9907、9908、9909の4つであることが分か
り、さらにそれぞれのEパックの内容が図3によって分
かる。その内容を形彫放電加工機の形式にあわせて出力
したのが図18のAの部分である。3行でひとまとめの
データとなっており、3行単位で図3の登録表の横1列
のデータに対応する。この電気条件列の内容のデータの
あとに、定義した箇所の加工位置に対応する加工データ
が出力される。即ち、Bは加工位置E1の加工に対応す
るNCプログラムである。
【0064】なお、このNCプログラムの生成中、被加
工物とこの被加工物に対する電極の動きをシミュレーシ
ョンしてCRT6に表示する(ステップ115)。この
時必要があれば、電極部品登録手段15で登録された電
極の形状を被加工物に重ね合わせて表示する事も可能で
ある。このようにしてNCプログラムを生成するが、そ
の出力先はCRT6、外部記憶装置10、プロッタ1
1、プリンタ15のいずれでもよい。
工物とこの被加工物に対する電極の動きをシミュレーシ
ョンしてCRT6に表示する(ステップ115)。この
時必要があれば、電極部品登録手段15で登録された電
極の形状を被加工物に重ね合わせて表示する事も可能で
ある。このようにしてNCプログラムを生成するが、そ
の出力先はCRT6、外部記憶装置10、プロッタ1
1、プリンタ15のいずれでもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の様にこの発明によれば、被加工物
に対する加工定義作業を、表示装置上に表示された被加
工物に対し、電極の配置位置、角度、加工深さ等を確認
しながら行うことで、加工定義ミスを防ぐことができ
る。また、被加工物上に電極を配置する際、電極の図形
の内、被加工物との整合性に係わる部分の図形が被加工
物上に表示されるので、加工残し・加工過ぎを加工に先
立って確認することで、加工ミスを防ぐ効果が得られ
る。
に対する加工定義作業を、表示装置上に表示された被加
工物に対し、電極の配置位置、角度、加工深さ等を確認
しながら行うことで、加工定義ミスを防ぐことができ
る。また、被加工物上に電極を配置する際、電極の図形
の内、被加工物との整合性に係わる部分の図形が被加工
物上に表示されるので、加工残し・加工過ぎを加工に先
立って確認することで、加工ミスを防ぐ効果が得られ
る。
【0066】またこの発明によれば、加工に必要な電極
を標準電極、型金電極ともに予め登録しておき、加工定
義の際、それら電極を同時に一覧表示するすることで、
標準電極の一覧を記述したガイドマニュアル本の参照を
不要とするので、電極選択の際の操作性が向上する。
を標準電極、型金電極ともに予め登録しておき、加工定
義の際、それら電極を同時に一覧表示するすることで、
標準電極の一覧を記述したガイドマニュアル本の参照を
不要とするので、電極選択の際の操作性が向上する。
【0067】またこの発明によれば、オペレータが所望
の仕上げ面の荒さなどの条件を入力することによって、
自動的に対応する電気条件列名を決定するので、加工条
件に対応した電気条件を記述した外部資料を参照する手
間の問題点を解決できる。
の仕上げ面の荒さなどの条件を入力することによって、
自動的に対応する電気条件列名を決定するので、加工条
件に対応した電気条件を記述した外部資料を参照する手
間の問題点を解決できる。
【0068】またこの発明によれば、電気条件設定の
際、オペレータが特に放電加工機の種類の違いを意識す
る必要がなくなり、ひいては複数の種類の放電加工機の
電気条件の管理の煩雑さを解消できる。
際、オペレータが特に放電加工機の種類の違いを意識す
る必要がなくなり、ひいては複数の種類の放電加工機の
電気条件の管理の煩雑さを解消できる。
【0069】またこの発明によれば、外部資料と放電加
工機内部での電気条件列の登録内容が異なる可能性がな
いNCプログラムを生成可能なCAD/CAM装置を得
ることができる。
工機内部での電気条件列の登録内容が異なる可能性がな
いNCプログラムを生成可能なCAD/CAM装置を得
ることができる。
【0070】更にまたこの発明によれば、加工定義一覧
表が、自動生成されるので作業効率を短縮できるという
効果が得られる。
表が、自動生成されるので作業効率を短縮できるという
効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例に係るCAD/CAM装置
の構成を示す構成図である。
の構成を示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例に係る電気条件及び電極部
品登録のアルゴリズムを示すフローチャート図である。
品登録のアルゴリズムを示すフローチャート図である。
【図3】この発明の一実施例に係る電気条件列の登録の
方法を示す説明図である。
方法を示す説明図である。
【図4】この発明の一実施例に係る電気条件列の組合せ
の登録の方法を示す説明図である。
の登録の方法を示す説明図である。
【図5】この発明の一実施例に係る検索条件の登録の方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図6】この発明の一実施例に係る電極部品登録手段の
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の一実施例に係る電極部品登録手段の
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
【図8】この発明の一実施例に係る電極部品登録手段の
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
【図9】この発明の一実施例に係る電極部品登録手段の
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
【図10】この発明の一実施例に係る電極部品登録手段
における電極属性表を示す図である。
における電極属性表を示す図である。
【図11】この発明の一実施例に係る加工定義/編集手
段における電極一覧表を示す図である。
段における電極一覧表を示す図である。
【図12】この発明の一実施例に係る加工定義からNC
情報生成までのアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
情報生成までのアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図13】この発明の一実施例に係る加工定義/編集手
段の動作を示すフローチャートである。
段の動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明の一実施例に係る加工定義/編集手
段の動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
段の動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
【図15】この発明の一実施例に係る加工定義/編集手
段の動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
段の動作を説明するためのCRT画面を示す図である。
【図16】この発明の一実施例に係る加工全体の条件の
入力の方法を示す説明図である。
入力の方法を示す説明図である。
【図17】この発明の一実施例に係る加工定義一覧表を
示す図である。
示す図である。
【図18】この発明の一実施例に係るNCプログラムを
示す図である。
示す図である。
【図19】従来のCAD/CAM装置の構成を示す構成
図である。
図である。
【図20】型金図の一例を示す図である。
【図21】型金電極の一例を示す図である。
1 キーボード 2 マウス 3 タブレット 4 作図コマンド 5 CAD/CAMデータベース 6 CRT 15 電極部品登録手段 16 加工定義/編集手段 17 加工定義一覧表生成手段 18 NCプログラム生成手段 19 加工削除手段 20 電気条件列登録手段 21 検索条件設定手段 22 電気条件列検索手段 23 電気条件列決定方式選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−91809(JP,A) 特開 昭62−140745(JP,A) 特開 昭61−32110(JP,A) 特開 昭62−4551(JP,A) 特開 平3−161808(JP,A) 特開 昭59−73228(JP,A) 実開 平3−107712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/4097 B23H 7/20
Claims (6)
- 【請求項1】 形彫放電加工機用のNCプログラムを作
成するCAD/CAM装置において、予めCADの作図
コマンドを用いて、表示装置上で作図された形彫放電加
工用電極を登録する電極部品登録手段と、前記電極部品
登録手段を用いて登録された電極を、被加工物の所定部
に表示装置上で配置する加工定義手段と、前記被加工物
の図上での電極配置位置に基づいてNCプログラムを生
成するNCプログラム作成手段とを備え、前記電極部品
登録手段は、予め作図された電極を登録する際、電極図
形の一部分あるいは全部に対し表示用の属性を付加でき
るものであるとともに、前記加工定義手段は、表示属性
の付加された電極を配置する際、その配置位置に、電極
図形の内表示属性の付加された図形のみを表示装置に表
示するものであることを特徴とするCAD/CAM装
置。 - 【請求項2】 電極部品登録手段は、予め作図された電
極を登録する際、特定の被加工物に依存しない標準電極
か、指定された被加工物にのみ使われる型金電極かを指
定して登録するものであり、また加工定義手段は、予め
登録された電極を被加工物の所定部に表示装置上で配置
する際、予め登録された電極を選択のために一覧表示す
る際、標準電極及び型金電極の一覧表を表示するととも
に、この選択された電極をNCプログラム生成に反映さ
せるものであることを特徴とする請求項1に記載のCA
D/CAM装置。 - 【請求項3】 形彫放電加工機用のNCプログラムを作
成するCAD/CAM装置において、形彫放電加工の各
種電気条件の組み合わせを電気条件列として登録する電
気条件列登録手段と、使用電極、所望の仕上げ面等の条
件と前記電気条件列との対応を登録する検索条件設定手
段と、入力された加工情報に対応する電気条件列を検索
する電気条件列検索手段と、入力された加工情報や検索
された電気条件列に基づいてNCプログラムを生成する
NCプログラム作成手段とを備えてなるCAD/CAM
装置 - 【請求項4】 電気条件列登録手段及び検索条件設定手
段を、使用者の用途、使用する形彫放電加工機等に合わ
せて各々複数種類有するとともに、使用者の 用途、使用
する形彫放電加工機等に合わせて各々何れの電気条件列
登録手段及び検索条件設定手段を使用するかの設定を行
なう電気条件列決定方式選択手段を備えたことを特徴と
する請求項3に記載のCAD/CAM装置 - 【請求項5】 NCプログラム作成手段は、加工位置情
報に加えて、電気条件列の内容をも連続的に組み込んだ
形式のNCプログラムを生成するものであることを特徴
とする請求項1〜4の何れかに記載のCAD/CAM装
置。 - 【請求項6】 入力された加工定義情報、加工順序を一
覧表にした加工定義一覧表を生成する加工定義一覧表作
成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか
に記載のCAD/CAM装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-29709 | 1992-02-17 | ||
JP2967592 | 1992-02-17 | ||
JP2970992 | 1992-02-17 | ||
JP4-29675 | 1992-02-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05297922A JPH05297922A (ja) | 1993-11-12 |
JP2789982B2 true JP2789982B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=26367899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5007823A Expired - Fee Related JP2789982B2 (ja) | 1992-02-17 | 1993-01-20 | Cad/cam装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789982B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4498722B2 (ja) * | 2003-11-19 | 2010-07-07 | 株式会社ソディック | 放電加工方法および放電加工装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5973228A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-25 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工装置の加工電気条件設定表示装置 |
JPS6132110A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Okuma Mach Works Ltd | 数値制御装置におけるデ−タ設定方式 |
JPH0611458B2 (ja) * | 1985-06-27 | 1994-02-16 | ファナック株式会社 | 工具形状表示装置 |
JPS62140745A (ja) * | 1985-12-14 | 1987-06-24 | Hitachi Seiki Co Ltd | 自動加工機における加工形状設定処理方法 |
JPH0391809A (ja) * | 1989-09-05 | 1991-04-17 | Chubu Nippon Denki Software Kk | Nc加工機プログラム生成方式 |
JPH03161808A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Fanuc Ltd | 工具形状の入力描画方式 |
JP3107712U (ja) * | 2004-09-13 | 2005-02-03 | 谷口金属工業株式会社 | 調理器具用柄 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007823A patent/JP2789982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05297922A (ja) | 1993-11-12 |
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