JP2789839B2 - アイロン - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子回路を用いたアイロ
ンに関するものである。
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路を用いて温度制御をする
電子制御アイロンが主流となってきている。この種のア
イロンは図14に示すような構成が一般的であった。以
下、その構成について図14を参照しながら説明する。
1はアイロンベース、1aはアイロン本体、2は把手、
3は水タンクである。4はアイロンベース1を加熱する
ためのヒータ、5は水タンク3から滴下してきた水を水
蒸気にするための気化室、6は発生した水蒸気を噴射す
るスチーム孔、7はアイロンベース1の温度を検知する
ためのサーミスタ等の温度検出素子(以下単にサーミス
タという)である。8はスチームを出すか出さないかを
選択するスチームボタンであり、下に押すと弁9が開
き、もう一度押すとボタンが上にあがり弁9が閉じるよ
うになっている。10はサーミスタ7の温度信号をもと
にヒータ4への通電を制御する制御回路である。
電子制御アイロンが主流となってきている。この種のア
イロンは図14に示すような構成が一般的であった。以
下、その構成について図14を参照しながら説明する。
1はアイロンベース、1aはアイロン本体、2は把手、
3は水タンクである。4はアイロンベース1を加熱する
ためのヒータ、5は水タンク3から滴下してきた水を水
蒸気にするための気化室、6は発生した水蒸気を噴射す
るスチーム孔、7はアイロンベース1の温度を検知する
ためのサーミスタ等の温度検出素子(以下単にサーミス
タという)である。8はスチームを出すか出さないかを
選択するスチームボタンであり、下に押すと弁9が開
き、もう一度押すとボタンが上にあがり弁9が閉じるよ
うになっている。10はサーミスタ7の温度信号をもと
にヒータ4への通電を制御する制御回路である。
【0003】図14に示す従来のアイロンは、制御回路
10が設定温度T0度をしきい値として、サーミスタ7
で検出した温度がT0度よりも低いときはヒータ4に通
電し、T0度よりも高いときはヒータ4への通電を停止
することでアイロンベース1の温度を制御している。
10が設定温度T0度をしきい値として、サーミスタ7
で検出した温度がT0度よりも低いときはヒータ4に通
電し、T0度よりも高いときはヒータ4への通電を停止
することでアイロンベース1の温度を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のア
イロンでは、アイロンのかけ方に応じた温度調整が全く
できず、布が厚かったり布のしわがしつこいために使用
者が同じところに力をいれて何度もかけていても設定温
度は変わらないという課題があった。
イロンでは、アイロンのかけ方に応じた温度調整が全く
できず、布が厚かったり布のしわがしつこいために使用
者が同じところに力をいれて何度もかけていても設定温
度は変わらないという課題があった。
【0005】また、従来のアイロンではアイロンのかけ
方に応じたスチーム量の調整が全くできず、布が厚かっ
たり布のしわがしつこいために使用者が同じところに力
をいれて何度もかけていてもスチーム量は変わらないと
いう課題があった。
方に応じたスチーム量の調整が全くできず、布が厚かっ
たり布のしわがしつこいために使用者が同じところに力
をいれて何度もかけていてもスチーム量は変わらないと
いう課題があった。
【0006】さらに、スチーム量は多いほどしわのばし
の効果は大きいが、スチームを一気に出しすぎると気化
室の温度が急に冷えてしまうため、サーミスタが追従し
きれずヒータになかなか通電されないという課題があっ
た。
の効果は大きいが、スチームを一気に出しすぎると気化
室の温度が急に冷えてしまうため、サーミスタが追従し
きれずヒータになかなか通電されないという課題があっ
た。
【0007】本発明は上記した従来の各課題を解決した
アイロンを提供することを目的とするものである。
アイロンを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、アイロン本体のアイロンベースを加熱するヒ
ータと、このヒータへの通電を制御するリレーと、この
リレーを開閉するリレー駆動部と、アイロンベース面の
温度を検知するサーミスタ等の温度検出素子と、この温
度検出素子の温度データから前記リレー駆動部を駆動し
てアイロンベース面の温度を調整する温度調整部と、ア
イロン本体内部に取りつけられアイロン掛けの状態を検
知する状態センサと、この状態センサの信号を入力とし
てアイロンベース面の調整温度をあらかじめ設定された
設定温度よりも高くする温度値を決定し、この温度値を
前記温度調整部に送る調整温度決定手段とを有するもの
である。
するため、アイロン本体のアイロンベースを加熱するヒ
ータと、このヒータへの通電を制御するリレーと、この
リレーを開閉するリレー駆動部と、アイロンベース面の
温度を検知するサーミスタ等の温度検出素子と、この温
度検出素子の温度データから前記リレー駆動部を駆動し
てアイロンベース面の温度を調整する温度調整部と、ア
イロン本体内部に取りつけられアイロン掛けの状態を検
知する状態センサと、この状態センサの信号を入力とし
てアイロンベース面の調整温度をあらかじめ設定された
設定温度よりも高くする温度値を決定し、この温度値を
前記温度調整部に送る調整温度決定手段とを有するもの
である。
【0009】また、本発明は前記課題を解決するため、
アイロン本体のアイロンベースを加熱するヒータと、こ
のヒータへの通電を制御するリレーと、このリレーを開
閉するリレー駆動部と、アイロンベース面の温度を検知
するサーミスタ等の温度検出素子と、この温度検出素子
の温度データから前記リレー駆動部を駆動してアイロン
ベース面の温度を調整する温度調整部と、水の滴下量を
加減するスチーム量制御部と、アイロン本体内部に取り
つけられアイロン掛けの状態を検知する状態センサと、
この状態センサの信号に応じてスチーム量を増やすよう
に前記スチーム量制御部を駆動するスチーム量決定手段
とを有するものである。
アイロン本体のアイロンベースを加熱するヒータと、こ
のヒータへの通電を制御するリレーと、このリレーを開
閉するリレー駆動部と、アイロンベース面の温度を検知
するサーミスタ等の温度検出素子と、この温度検出素子
の温度データから前記リレー駆動部を駆動してアイロン
ベース面の温度を調整する温度調整部と、水の滴下量を
加減するスチーム量制御部と、アイロン本体内部に取り
つけられアイロン掛けの状態を検知する状態センサと、
この状態センサの信号に応じてスチーム量を増やすよう
に前記スチーム量制御部を駆動するスチーム量決定手段
とを有するものである。
【0010】さらに、本発明は前記課題を解決するた
め、スチーム量決定手段のスチーム量に応じてヒータ通
電時間を決定するヒータ通電時間決定手段を設けたもの
である。
め、スチーム量決定手段のスチーム量に応じてヒータ通
電時間を決定するヒータ通電時間決定手段を設けたもの
である。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、アイロンがけの
状態を検知する状態センサからの信号でアイロンベース
面の温度制御を行うので、外乱による負荷変動に対して
適応性のある温度制御ができる。
状態を検知する状態センサからの信号でアイロンベース
面の温度制御を行うので、外乱による負荷変動に対して
適応性のある温度制御ができる。
【0012】また、本発明は上記した構成により、アイ
ロンがけの状態を検知する状態センサからの信号により
スチーム量を制御するので、外乱による負荷変動に対し
て適応性のあるスチーム量制御ができる。
ロンがけの状態を検知する状態センサからの信号により
スチーム量を制御するので、外乱による負荷変動に対し
て適応性のあるスチーム量制御ができる。
【0013】さらに、本発明は上記した構成により、ス
チーム機能を使うときにはサーミスタ等の温度検出素子
の情報だけにたよらずにスチーム量に応じてヒータ通電
時間を制御するため、スチームを多く使った場合でもア
イロンベース面の温度が冷えすぎてしまうといったこと
がない。
チーム機能を使うときにはサーミスタ等の温度検出素子
の情報だけにたよらずにスチーム量に応じてヒータ通電
時間を制御するため、スチームを多く使った場合でもア
イロンベース面の温度が冷えすぎてしまうといったこと
がない。
【0014】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図5を
参照しながら説明する。本実施例においてアイロンの全
体構成については従来の構成と同じであるので、同一部
分には同一符号を付けて説明を省略する。20はファジ
ー推論器であり、状態センサ21を入力とし推論出力が
温度調整部22に接続されている。状態センサ21は、
アイロンの水平往復移動による使用状態、水平静止によ
る放置状態、および自立あるいは傾斜状態による休止状
態等の各状態を検出するものであり、各種のセンサから
なっている。24はリレーであり、リレー駆動部23が
励磁電流を流すことにより、リレー接点16が閉じ交流
電源17からヒータ4へ電力が供給される。
参照しながら説明する。本実施例においてアイロンの全
体構成については従来の構成と同じであるので、同一部
分には同一符号を付けて説明を省略する。20はファジ
ー推論器であり、状態センサ21を入力とし推論出力が
温度調整部22に接続されている。状態センサ21は、
アイロンの水平往復移動による使用状態、水平静止によ
る放置状態、および自立あるいは傾斜状態による休止状
態等の各状態を検出するものであり、各種のセンサから
なっている。24はリレーであり、リレー駆動部23が
励磁電流を流すことにより、リレー接点16が閉じ交流
電源17からヒータ4へ電力が供給される。
【0015】図2は状態センサ21の構成例を示してい
る。30は小球であり、31は小球30を一定範囲内に
封じ込めておくための箱である。32は発光ダイオー
ド、33はフォトトランジスタであり、この発光ダイオ
ード32とフォトトランジスタ33とは向かい合わせで
取り付けられている。アイロン本体1を動かすと小球3
0は発光ダイオード32とフォトトランジスタ33の間
を転がるため、フォトトランジスタ33は発光ダイオー
ド32の光を受けたり受けなかったりするものである。
34は直流電源、35は発光ダイオード32に流れる電
流を制限する抵抗、36はフォトトランジスタ33のエ
ミッタと直流電源34の負極38との間に接続されてい
る抵抗である。フォトトランジスタ33は発光ダイオー
ド32の光を受けるとコレクタとエミッタ間が導通する
ため、抵抗36に電流が流れ両端に電圧を生じる。端子
37はこの電圧を見るためのものである。
る。30は小球であり、31は小球30を一定範囲内に
封じ込めておくための箱である。32は発光ダイオー
ド、33はフォトトランジスタであり、この発光ダイオ
ード32とフォトトランジスタ33とは向かい合わせで
取り付けられている。アイロン本体1を動かすと小球3
0は発光ダイオード32とフォトトランジスタ33の間
を転がるため、フォトトランジスタ33は発光ダイオー
ド32の光を受けたり受けなかったりするものである。
34は直流電源、35は発光ダイオード32に流れる電
流を制限する抵抗、36はフォトトランジスタ33のエ
ミッタと直流電源34の負極38との間に接続されてい
る抵抗である。フォトトランジスタ33は発光ダイオー
ド32の光を受けるとコレクタとエミッタ間が導通する
ため、抵抗36に電流が流れ両端に電圧を生じる。端子
37はこの電圧を見るためのものである。
【0016】そして端子37と38には、図2(c)に
示すような電圧波形が出力される。図2(c)に示すよ
うにアイロンを速く動かすとパルス周期は短くなり、遅
く動かすとパルス周期は長くなる。
示すような電圧波形が出力される。図2(c)に示すよ
うにアイロンを速く動かすとパルス周期は短くなり、遅
く動かすとパルス周期は長くなる。
【0017】ファジー推論器20の構成と動作は次のと
うりである。本実施例では、パルス周期が短い時は、か
なりしつこいしわがあるものと判断し、設定温度よりも
少し高い温度で温度調整するようなルールを構築してい
る。ファジー推論は「アイロンがけがかなり力を込めて
されているならば補正温度をかなり高くする。」といっ
たルールをもとに行われる。 アイロンがけが「かなり
力を込めて」されているとか、補正温度を「高く」とい
った定性的な概念は図3(a)、(b)に示すようなメ
ンバーシップ関数により定量的に表現される。力の込め
具合の空間を4分割にし、出力も高くしない、少し高く
する、高くする、かなり高くするといった4つの空間に
分割している。
うりである。本実施例では、パルス周期が短い時は、か
なりしつこいしわがあるものと判断し、設定温度よりも
少し高い温度で温度調整するようなルールを構築してい
る。ファジー推論は「アイロンがけがかなり力を込めて
されているならば補正温度をかなり高くする。」といっ
たルールをもとに行われる。 アイロンがけが「かなり
力を込めて」されているとか、補正温度を「高く」とい
った定性的な概念は図3(a)、(b)に示すようなメ
ンバーシップ関数により定量的に表現される。力の込め
具合の空間を4分割にし、出力も高くしない、少し高く
する、高くする、かなり高くするといった4つの空間に
分割している。
【0018】図4はファジールールテーブルで「力の込
め具合がAならば出力はB」というルールを定めたもの
である。図4におけるA1〜A4は図3(a)のそれぞ
れに対応し、図4におけるB1〜B4は図3(b)のそ
れぞれに対応している。
め具合がAならば出力はB」というルールを定めたもの
である。図4におけるA1〜A4は図3(a)のそれぞ
れに対応し、図4におけるB1〜B4は図3(b)のそ
れぞれに対応している。
【0019】図5は本発明の第一の実施例のファジー推
論器の動作説明図である。入力である力の込め具合値p
のメンバシップ関数への適合度は、図5のようにA1〜
A4の各メンバシップ関数との交差する点の値で求め
る。A1に関してはGa1、A2に関してはGa2、A
3とA4に関しては0である。これらがファジー推論ル
ールの前件部の適合度となる。ファジー推論ルール後件
部は、Ga1でB1を頭切りしたもの、Ga2でB2を
頭切りしたものであり、それぞれが各ルールの結論とな
る。最終の結論として前記2つの台形を重ね合わせた図
形の重心点の横軸の値を補正温度dT1とする。このよ
うにして求めた出力の補正温度値がアイロンの設定温度
の微調整値となり、以前の設定温度T0にこの補正温度
値dT1を加算した温度を新しい温度調整値とする。
論器の動作説明図である。入力である力の込め具合値p
のメンバシップ関数への適合度は、図5のようにA1〜
A4の各メンバシップ関数との交差する点の値で求め
る。A1に関してはGa1、A2に関してはGa2、A
3とA4に関しては0である。これらがファジー推論ル
ールの前件部の適合度となる。ファジー推論ルール後件
部は、Ga1でB1を頭切りしたもの、Ga2でB2を
頭切りしたものであり、それぞれが各ルールの結論とな
る。最終の結論として前記2つの台形を重ね合わせた図
形の重心点の横軸の値を補正温度dT1とする。このよ
うにして求めた出力の補正温度値がアイロンの設定温度
の微調整値となり、以前の設定温度T0にこの補正温度
値dT1を加算した温度を新しい温度調整値とする。
【0020】以上説明したアイロンによるとしわがしつ
こいためにアイロンを力を込めて激しく動かした場合に
は、アイロンの温度が設定温度よりも幾分高くなり、よ
りアイロンがけがしやすくなる。
こいためにアイロンを力を込めて激しく動かした場合に
は、アイロンの温度が設定温度よりも幾分高くなり、よ
りアイロンがけがしやすくなる。
【0021】なお、本実施例ではアイロンの使用状態を
小球と発光ダイオード及びフォトトランジスタを用いた
状態センサにしたが、これ以外にも状態センサとして、
使用者のアイロンの握り方を検知したり、アイロンの押
さえ具合(布への圧力)などを検知するなどいろいろ考
えられる。
小球と発光ダイオード及びフォトトランジスタを用いた
状態センサにしたが、これ以外にも状態センサとして、
使用者のアイロンの握り方を検知したり、アイロンの押
さえ具合(布への圧力)などを検知するなどいろいろ考
えられる。
【0022】次に本発明の第二の実施例を図6〜図9を
参照しながら説明する。本実施例においてアイロンの全
体構成については従来の構成と同じであり、また第一の
実施例とも一部共通するので、同一部分には同一符号を
付けて説明を省略する。40はファジー推論器であり、
状態センサ21を入力とし推論出力がスチーム制御部4
1に接続されスチーム量制御部41の出力はスチーム弁
42を制御している。
参照しながら説明する。本実施例においてアイロンの全
体構成については従来の構成と同じであり、また第一の
実施例とも一部共通するので、同一部分には同一符号を
付けて説明を省略する。40はファジー推論器であり、
状態センサ21を入力とし推論出力がスチーム制御部4
1に接続されスチーム量制御部41の出力はスチーム弁
42を制御している。
【0023】ファジー推論器40の構成と動作は次のと
うりである。本実施例では、パルス周期が短い時は、か
なりしつこいしわがあるものと判断し、設定温度よりも
少し高い温度で温度調整するようなルールを構築してい
る。
うりである。本実施例では、パルス周期が短い時は、か
なりしつこいしわがあるものと判断し、設定温度よりも
少し高い温度で温度調整するようなルールを構築してい
る。
【0024】ファジー推論は「アイロンがけがかなり力
を込めてされているならばスチーム量をかなり多くす
る。」といったルールをもとに行われる。 アイロンが
けが「かなり力を込めて」されているとか、スチーム量
を「多く」といった定性的な概念は図7(a)、(b)
に示すようなメンバーシップ関数により定量的に表現さ
れる。力の込め具合の空間を4分割にし、出力のスチー
ム量も普通、少し多くする、多くする、かなり多くする
といった4つの空間に分割している。図8はファジール
ールテーブルで「力の込め具合がAならば出力はB」と
いうルールを定めたものである。図8におけるA1〜A
4は図7(a)のそれぞれに対応し、図8におけるC1
〜C4は図7(b)のそれぞれに対応している。
を込めてされているならばスチーム量をかなり多くす
る。」といったルールをもとに行われる。 アイロンが
けが「かなり力を込めて」されているとか、スチーム量
を「多く」といった定性的な概念は図7(a)、(b)
に示すようなメンバーシップ関数により定量的に表現さ
れる。力の込め具合の空間を4分割にし、出力のスチー
ム量も普通、少し多くする、多くする、かなり多くする
といった4つの空間に分割している。図8はファジール
ールテーブルで「力の込め具合がAならば出力はB」と
いうルールを定めたものである。図8におけるA1〜A
4は図7(a)のそれぞれに対応し、図8におけるC1
〜C4は図7(b)のそれぞれに対応している。
【0025】図9は第二の実施例のファジー推論器の動
作説明図である。入力である力の込め具合値rのメンバ
シップ関数への適合度は、図9のようにA1〜A4の各
メンバシップ関数との交差する点の値で求める。A1に
関してはGa1、A2に関してはGa2、A3とA4に
関しては0である。これらがファジー推論ルールの前件
部の適合度となる。ファジー推論ルール後件部は、Ga
1でC1を頭切りしたもの、Ga2でC2を頭切りした
ものであり、それぞれが各ルールの結論となる。最終の
結論として前記2つの台形を重ね合わせた図形の重心点
の横軸の値をスチーム量sとする。
作説明図である。入力である力の込め具合値rのメンバ
シップ関数への適合度は、図9のようにA1〜A4の各
メンバシップ関数との交差する点の値で求める。A1に
関してはGa1、A2に関してはGa2、A3とA4に
関しては0である。これらがファジー推論ルールの前件
部の適合度となる。ファジー推論ルール後件部は、Ga
1でC1を頭切りしたもの、Ga2でC2を頭切りした
ものであり、それぞれが各ルールの結論となる。最終の
結論として前記2つの台形を重ね合わせた図形の重心点
の横軸の値をスチーム量sとする。
【0026】以上説明したアイロンによると、しわがし
つこいためにアイロンを力を込めて少し激しく動かした
場合には、アイロンのスチーム量が通常よりも幾分多く
なりよりアイロンがけがしやすくなる。
つこいためにアイロンを力を込めて少し激しく動かした
場合には、アイロンのスチーム量が通常よりも幾分多く
なりよりアイロンがけがしやすくなる。
【0027】次に本発明の第三の実施例を図10〜図1
3を参照しながら説明する。本実施例においてアイロン
の全体構成については従来の構成と同じであり、また第
一の実施例とも一部共通するので、同一部分には同一符
号を付けて説明を省略する。50はファジー推論器であ
り、状態センサ21を入力とし推論出力がスチーム量制
御部41に接続され、スチーム量制御部41の出力はス
チーム弁42を制御し、さらにヒータ通電時間のファジ
ー推論の結果で温度調整部22にヒータ通電要求信号を
出している。
3を参照しながら説明する。本実施例においてアイロン
の全体構成については従来の構成と同じであり、また第
一の実施例とも一部共通するので、同一部分には同一符
号を付けて説明を省略する。50はファジー推論器であ
り、状態センサ21を入力とし推論出力がスチーム量制
御部41に接続され、スチーム量制御部41の出力はス
チーム弁42を制御し、さらにヒータ通電時間のファジ
ー推論の結果で温度調整部22にヒータ通電要求信号を
出している。
【0028】ファジー推論器50の構成と動作は次のと
うりである。まずスチーム量の制御に関しては第二の実
施例の場合とまったく同じである。ヒータ通電時間に関
しては次のように推論し制御する。
うりである。まずスチーム量の制御に関しては第二の実
施例の場合とまったく同じである。ヒータ通電時間に関
しては次のように推論し制御する。
【0029】本実施例ではスチーム量が多いときにはサ
ーミスタ7の追従性が遅いためヒータ通電開始を早くす
るようなルールを構築している。ファジー推論は「スチ
ーム量が多いときはヒータ通電開始を早い目にする。」
といったルールをもとに行われる。 スチーム量が「多
い」とか、ヒータ通電開始を「早い目に」といった定性
的な概念は図11(a)、(b)に示すようなメンバー
シップ関数により定量的に表現される。スチーム量の空
間を4分割にし、出力の通電開始時間も普通、少し早く
する、早くする、かなり早くするといった4つの空間に
分割している。図12はファジールールテーブルで「ス
チーム量がDならば出力のヒータ通電時間はE」という
ルールを定めたものである。図12におけるD1〜D4
は図11(a)のそれぞれに対応し、図12におけるE
1〜E4は図11(b)のそれぞれに対応している。
ーミスタ7の追従性が遅いためヒータ通電開始を早くす
るようなルールを構築している。ファジー推論は「スチ
ーム量が多いときはヒータ通電開始を早い目にする。」
といったルールをもとに行われる。 スチーム量が「多
い」とか、ヒータ通電開始を「早い目に」といった定性
的な概念は図11(a)、(b)に示すようなメンバー
シップ関数により定量的に表現される。スチーム量の空
間を4分割にし、出力の通電開始時間も普通、少し早く
する、早くする、かなり早くするといった4つの空間に
分割している。図12はファジールールテーブルで「ス
チーム量がDならば出力のヒータ通電時間はE」という
ルールを定めたものである。図12におけるD1〜D4
は図11(a)のそれぞれに対応し、図12におけるE
1〜E4は図11(b)のそれぞれに対応している。
【0030】図13は第三の実施例のファジー推論器の
動作説明図である。入力である力の込め具合値uのメン
バシップ関数への適合度は図13のようにD1〜D4の
各メンバシップ関数との交差する点の値で求める。D1
に関してはGd1、D2に関してはGd2、D3とD4
に関しては0である。これらがファジー推論ルールの前
件部の適合度となる。ファジー推論ルール後件部は、G
d1でE1を頭切りしたもの、Gd2でE2を頭切りし
たものであり、それぞれが各ルールの結論となる。最終
の結論として前記2つの台形を重ね合わせた図形の重心
点の横軸の値をヒータ通電時間tとする。
動作説明図である。入力である力の込め具合値uのメン
バシップ関数への適合度は図13のようにD1〜D4の
各メンバシップ関数との交差する点の値で求める。D1
に関してはGd1、D2に関してはGd2、D3とD4
に関しては0である。これらがファジー推論ルールの前
件部の適合度となる。ファジー推論ルール後件部は、G
d1でE1を頭切りしたもの、Gd2でE2を頭切りし
たものであり、それぞれが各ルールの結論となる。最終
の結論として前記2つの台形を重ね合わせた図形の重心
点の横軸の値をヒータ通電時間tとする。
【0031】以上説明したアイロンによると、しわがし
つこいためにアイロンを力を込めて少し激しく動かした
場合には、アイロンのスチーム量が通常よりも幾分多く
なり、よりアイロンがけがしやすくなると同時に気化室
温度の低下がサーミスタ情報として伝わってくる前に、
ヒータに通電をするため冷えすぎてしまうことがない。
なお、各実施例ではファジイ推論器を用いて調整温度決
定手段、ヒータ通電時間決定手段を構成しているが、フ
ァジイ推論を行わない通常の比例制御でもよい。
つこいためにアイロンを力を込めて少し激しく動かした
場合には、アイロンのスチーム量が通常よりも幾分多く
なり、よりアイロンがけがしやすくなると同時に気化室
温度の低下がサーミスタ情報として伝わってくる前に、
ヒータに通電をするため冷えすぎてしまうことがない。
なお、各実施例ではファジイ推論器を用いて調整温度決
定手段、ヒータ通電時間決定手段を構成しているが、フ
ァジイ推論を行わない通常の比例制御でもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、アイロンの使用状態に応じて、設定した温度
を微妙に自動調整できる。また、ファジイ推論器を用い
れば制御対象のアイロンがけの状態から温度調整値を決
めるノウ・ハウをファジー推論のルールとして実現する
ことができる、ファジー推論器のパラメータ(入出力変
数の空間の分割の仕方)とファジールールテーブルを設
計者が経験的に容易に調節することができる。
によれば、アイロンの使用状態に応じて、設定した温度
を微妙に自動調整できる。また、ファジイ推論器を用い
れば制御対象のアイロンがけの状態から温度調整値を決
めるノウ・ハウをファジー推論のルールとして実現する
ことができる、ファジー推論器のパラメータ(入出力変
数の空間の分割の仕方)とファジールールテーブルを設
計者が経験的に容易に調節することができる。
【0033】また、本発明によれば、アイロンの使用状
態に応じて、スチーム量を微妙に自動調整できる。ま
た、ファジイ推論器を用いれば、制御対象のアイロンが
けの状態からスチーム量を決めるノウ・ハウをファジー
推論のルールとして実現することができる、ファジー推
論器のパラメータ(入出力変数の空間の分割の仕方)と
ファジールールテーブルを設計者が経験的に容易に調節
することができる。
態に応じて、スチーム量を微妙に自動調整できる。ま
た、ファジイ推論器を用いれば、制御対象のアイロンが
けの状態からスチーム量を決めるノウ・ハウをファジー
推論のルールとして実現することができる、ファジー推
論器のパラメータ(入出力変数の空間の分割の仕方)と
ファジールールテーブルを設計者が経験的に容易に調節
することができる。
【0034】さらに、本発明によれば、スチーム機能を
使うときにはサーミスタ等の温度検出素子の情報だけに
たよらずにスチーム量に応じてヒータ通電時間を決定し
制御するため、スチームを多く使った場合でもアイロン
ベース面の温度が冷えすぎてしまうといったことがな
い。また、ファジイ推論器を用いれば、制御対象のスチ
ーム量からヒータ通電時間を決めるノウ・ハウをファジ
ー推論のルールとして実現することができ、ファジー推
論器のパラメータ(入出力変数の空間の分割の仕方)と
ファジールールテーブルを設計者が経験的に容易に調節
することができる。
使うときにはサーミスタ等の温度検出素子の情報だけに
たよらずにスチーム量に応じてヒータ通電時間を決定し
制御するため、スチームを多く使った場合でもアイロン
ベース面の温度が冷えすぎてしまうといったことがな
い。また、ファジイ推論器を用いれば、制御対象のスチ
ーム量からヒータ通電時間を決めるノウ・ハウをファジ
ー推論のルールとして実現することができ、ファジー推
論器のパラメータ(入出力変数の空間の分割の仕方)と
ファジールールテーブルを設計者が経験的に容易に調節
することができる。
【図1】本発明の第一の実施例のアイロンのブロック図
【図2】(a)は同アイロンの状態センサの構成図 (b)は状態センサの回路図 (c)は状態センサの出力図
【図3】(a)力の込め具合いのメンバーシップ関数を
示す図 (b)補正温度のメンバーシップ関数を示す図
示す図 (b)補正温度のメンバーシップ関数を示す図
【図4】同アイロンのファジールールテーブル図
【図5】同アイロンのファジー推論の動作説明図
【図6】本発明の第二の実施例のアイロンのブロック図
【図7】(a)力の込め具合いのメンバーシップ関数を
示す図 (b)スチーム量のメンバーシップ関数を示す図
示す図 (b)スチーム量のメンバーシップ関数を示す図
【図8】同アイロンのファジールールテーブル図
【図9】同アイロンのファジー推論の動作説明図
【図10】本発明の第三の実施例のアイロンのブロック
図
図
【図11】(a)スチーム量のメンバーシップ関数を示
す図 (b)ヒータ通電時間のメンバーシップ関数を示す図
す図 (b)ヒータ通電時間のメンバーシップ関数を示す図
【図12】同アイロンのファジールールテーブル図
【図13】同アイロンのファジー推論の動作説明図
【図14】従来のアイロンの構成を示す構成図
1 アイロン本体 4 ヒータ 7 温度検出素子 9 スチーム弁 10 制御回路 16 リレー接点 17 交流電源 20、40、50 ファジィ推論器 21 状態センサ 22 温度調整部 23 リレー駆動部 24 リレー 41 スチーム量制御部 42 スチーム弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 宏二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−156993(JP,A) 特開 昭63−102799(JP,A) 特開 昭62−16800(JP,A) 特開 昭62−16799(JP,A) 特開 昭60−2299(JP,A) 特開 昭60−2297(JP,A) 特開 平3−21300(JP,A) 特開 平2−29300(JP,A) 特開 昭61−2900(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 75/08 - 75/20,75/26
Claims (3)
- 【請求項1】アイロン本体のアイロンベースを加熱する
ヒータと、このヒータへの通電を制御するリレーと、こ
のリレーを開閉するリレー駆動部と、アイロンベース面
の温度を検知するサーミスタ等の温度検出素子と、この
温度検出素子の温度データから前記リレー駆動部を駆動
してアイロンベース面の温度を調整する温度調整部と、
アイロン本体内部に取りつけられアイロン掛けの状態を
検知する状態センサと、この状態センサの信号を入力と
してアイロンベース面の調整温度をあらかじめ設定され
た設定温度よりも高くする温度値を決定し、この温度値
を前記温度調整部に送る調整温度決定手段とを有するア
イロン。 - 【請求項2】アイロン本体のアイロンベースを加熱する
ヒータと、このヒータへの通電を制御するリレーと、こ
のリレーを開閉するリレー駆動部と、アイロンベース面
の温度を検知するサーミスタ等の温度検出素子と、この
温度検出素子の温度データから前記リレー駆動部を駆動
してアイロンベース面の温度を調整する温度調整部と、
水の滴下量を加減するスチーム量制御部と、アイロン本
体内部に取りつけられアイロン掛けの状態を検知する状
態センサと、この状態センサの信号に応じてスチーム量
を増やすように前記スチーム量制御部を駆動するスチー
ム量決定手段とを有するアイロン。 - 【請求項3】スチーム量決定手段のスチーム量に応じて
ヒータ通電時間を決定するヒータ通電時間決定手段を持
つ請求項2記載のアイロン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088192A JP2789839B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | アイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088192A JP2789839B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | アイロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04319398A JPH04319398A (ja) | 1992-11-10 |
JP2789839B2 true JP2789839B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13936041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088192A Expired - Fee Related JP2789839B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | アイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789839B2 (ja) |
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EP3635169B1 (en) * | 2017-08-25 | 2020-10-28 | Koninklijke Philips N.V. | Garment care system with movement sensor and hose cord |
CN113699768B (zh) * | 2021-08-30 | 2024-02-02 | 惠州拓邦电气技术有限公司 | 电熨斗自动控制方法、装置以及电熨斗 |
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JPS612900A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-08 | 松下電器産業株式会社 | アイロン |
JPH0611360B2 (ja) * | 1985-07-15 | 1994-02-16 | 東芝ホームテクノ株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS6216799A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-24 | 東芝ホームテクノ株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS63102799A (ja) * | 1986-10-17 | 1988-05-07 | 松下電器産業株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPH0824799B2 (ja) * | 1988-12-09 | 1996-03-13 | 松下電器産業株式会社 | スチームアイロン |
JPH0229300A (ja) * | 1989-06-07 | 1990-01-31 | Toshiba Heating Appliances Co | 電気アイロンの安全装置 |
JPH0321300A (ja) * | 1990-05-30 | 1991-01-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気アイロン |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3088192A patent/JP2789839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04319398A (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |