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JP2786900B2 - シクロペンテン誘導体 - Google Patents

シクロペンテン誘導体

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JP2786900B2
JP2786900B2 JP1234118A JP23411889A JP2786900B2 JP 2786900 B2 JP2786900 B2 JP 2786900B2 JP 1234118 A JP1234118 A JP 1234118A JP 23411889 A JP23411889 A JP 23411889A JP 2786900 B2 JP2786900 B2 JP 2786900B2
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孝志 高橋
正男 辻
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KURARE KK
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シクロペンテン誘導体に関する。
本発明によって提供されるシクロペンテン誘導体は新
規であり、それ自体が抗菌活性を有するか、または抗菌
活性を有する化合物に容易に変換される。従って、本発
明によって提供されるシクロペンテン誘導体は抗菌剤の
有効成分またはその合成中間体として有用である。ま
た、本発明によって提供されるシクロペンタン誘導体は
ネオカルチノスタチンのクロモフォア骨格を構成するも
のとしても有用である。
[従来の技術] 側鎖にジイン構造を有するシクロペンテン誘導体をク
ロモフォアとして含有するネオカルチノスタチンは、制
癌剤として臨床的に使用されており、抗菌活性を有する
ことも知られている[テトラヘドロン・レターズ(Tetr
ahedron Letters)、第29巻、第909頁(1988年)参
照]。
[発明が解決しようとする課題] 上記のネオカルチノスタチンは、発酵生産されている
が、分離精製が煩雑であり、しかも高純度で均一な品質
を確保して取得することが困難である。また、ネオカル
チノスタチンの活性本体であるクロモフォア部分は包接
蛋白が存在しない状態では極めて不安定であるため、活
性を維持した状態でクロモフォア部分を取り出すことは
容易ではない。
しかして、本発明の1つの目的は、上記のネオカルチ
ノスタチンのクロモフォア骨格を構成するシクロペンテ
ン誘導体はその合成中間体となる側鎖にジイン構造を有
する新規なシクロペンテン誘導体を提供することにあ
る。また本発明の他の1つの目的は化学的手法により容
易に高純度で取得することができ、しかも抗菌活性を有
し、かつ比較的高い安定性を有する側鎖にジイン構造を
もつ新規なシクロペンテン誘導体及びその合成中間体と
して有用な化合物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記の目的は一般式(I) (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表し、X
及びYはそれぞれ保護されていてもよい水酸基を表す) で示されるシクロペンテン誘導体[以下、これをシクロ
ペンテン誘導体(I)と称する]、一般式(II) (式中、R及びXは上記定義のとおりである) で示されるシクロペンテン誘導体[以下、これをシクロ
ペンテン誘導体(II)と称する]、一般式(III) (式中、Rは上記定義のとおりであり、Z1は水酸基また
はハロゲン原子を表し、Z2は保護されていてもよい水酸
基を表す) で示されているシクロペンテン誘導体[以下、これをシ
クロペンテン誘導体(III)と称する]、一般式(IV) (式中、R及びYは上記定義のとおりである) で示されるシクロペンテン誘導体[以下、これをシクロ
ペンテン誘導体(IV)と称する]及び一般式(V) (式中、Xは上記定義のとおりである) で示されるシクロペンテン誘導体[以下、これをシクロ
ペンテン誘導体(V)と称する]を提供することによっ
て達成される。
シクロペンテン誘導体(IV)はネオカルチノスタチン
のクロモフォア骨格を構成する。またシクロペンテン誘
導体(I)、シクロペンテン誘導体(IV)及びシクロペ
ンテン誘導体(V)は抗菌活性を有する。シクロペンテ
ン誘導体(II)はシクロペンテン誘導体(I)の合成中
間体であり、またシクロペンテン誘導体(III)はシク
ロペンテン誘導体(II)の合成中間体である。
上記の各一般式におけるR、X、Y、Z1及びZ2を以下
に詳しく説明する。
一般式(I)、一般式(II)、一般式(III)及び一
般式(IV)におけるRが表す低級アルキル基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基などが挙げられる。
一般式(I)、一般式(II)及び一般式(V)におけ
るX並びに一般式(I)及び一般式(IV)におけるYが
表す保護された水酸基としては、水酸基の保護の目的を
達成するかぎり、通常用いられているいずれの保護基で
保護された水酸基でもよい。保護された水酸基としては
例えば三置換シリルオキシ基、置換基を有していてもよ
いアルコキシメトキシ基、アシルオキシ基、アルコキシ
カルボニルオキシ基などが挙げられる。ここで、三置換
シリルオキシ基としては、例えばトリメチルシリルオキ
シ基、トリエチルシリルオキシ基、トリイソプロピルシ
リルオキシ基、tert−ブチルジメチルシリルオキシ基な
どのトリアルキルシリルオキシ基;tert−ブチルジフェ
ニルシリルオキシ基などのジアリールアルキルシリルオ
キシ基などが挙げられ、置換基を有していてもよいアル
コキシメトキシ基としては、例えばメトキシメトキシ
基、メトキシエトキシメトキシ基、1−エトキシエトキ
シ基、1−メトキシ−1−メチルエトキシ基などの1−
アルコキシアルコキシ基;テトラヒドロピラン−2−イ
ルオキシ基、テトラヒドロフラン−2−イルオキシ基な
どの2−オキサシクロアルキルオキシ基などが挙げら
れ、アシルオキシ基としては、例えばアセトキシ基、プ
ロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ基、バレリルオキシ基、イソバレリルオキシ基、ピ
バロイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、モノクロルア
セトキシ基、トリフルオロアセトキシ基などが挙げら
れ、アルコキシカルボニルオキシ基としては、例えばメ
トキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ
基、イソプロピルオキシカルボニルオキシ基などの低級
アルコキシカルボニルオキシ基;フェノキシカルボニル
オキシ基、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ基
などのアレノキシカルボニルオキシ基;ベンジルオキシ
カルボニルオキシ基、p−ニトロベンジルオキシカルボ
ニルオキシ基などのアラルキルオキシカルボニルオキシ
基などが挙げられる。
一般式(III)におけるZ1が表すハロゲン原子として
は、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ
る。また、一般式(III)におけるZ2が表すことのある
保護された水酸基の好適例としては、具体的にはYが表
す保護された水酸基として例示された前記の基などが挙
げられる。
シクロペンテン誘導体(I)、シクロペンテン誘導体
(II)、シクロペンテン誘導体(III)、シクロペンテ
ン誘導体(IV)及びシクロペンテン誘導体(V)は、例
えば以下の方法により製造することができる。
なお、下記の一般式(I−1)で示されるシクロペン
テン誘導体、一般式(I−2)で示されるシクロペンテ
ン誘導体及び一般式(I−3)で示されるシクロペンテ
ン誘導体はシクロペンテン誘導体(I)に包含され、一
般式(II−1)で示されるシクロペンテン誘導体及び一
般式(II−2)で示されるシクロペンテン誘導体はシク
ロペンテン誘導体(II)に包含され、一般式(III−
1)で示されるシクロペンテン誘導体、一般式(III−
2)で示されるシクロペンテン誘導体及び一般式(III
−3)で示されるシクロペンテン誘導体は、シクロペン
テン誘導体(III)に包含され、一般式(IV−1)で示
されるシクロペンテン誘導体及び一般式(IV−2)で示
されるシクロペンテン誘導体はシクロペンテン誘導体
(IV)に包含され、また一般式(V−1)で示されるシ
クロペンテン誘導体及び式(V−2)で示されるシクロ
ペンテン誘導体は、シクロペンテン誘導体(V)に包含
される。
(上記式中、Rは上記定義のとおりであり、X1、Y1及び
Z21は水酸基の保護基を表し、Z11はハロゲン原子を表
す) すなわち、2−ブロモ−1−(4−ヒドロキシ−2−
ブチニル)−2−シクロペンテン−1−オールと一般式
(VI)で示される2−ペンテン−4−イン−1−オール
誘導体とを、パラジウム化合物及び第三級ホスフィンか
らなるパラジウム触媒ならびに2−ブロモ−1−(4−
ヒドロキシ−2−ブチニル)−2−シクロペンテン−1
−オールに対し1当量以上のtert−ブチルアミン、ジエ
チルアミン、ジイソプロピルアミンなどのアミン;ナト
リウムエトキシド、tert−ブトキシナトリウム、tert−
ブトキシカリウムなどのアルカリ金属アルコキシドなど
の塩基の存在下に、約0〜50℃の範囲内の温度で反応さ
せることにより、一般式(III−1)で示されるシクロ
ペンテン誘導体を得ることができる。この反応では、パ
ラジウム触媒に対し0.5〜10当量のヨウ化第一銅を共存
させることが望ましい。パラジウム化合物としては、酢
酸パラジウム、塩化パラジウム、塩化ビス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム、ビス(アセチルアセトナー
ト)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)2
パラジウム(クロロホルム)、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウムなどが使用され、その使用量
は2−ブロモ−1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニル)
−2−シクロペンテン−1−オールの1モルに対して約
0.01〜0.2モルである。第三級ホスフィンとしては、ト
リフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、1,2−
ビス(トリフェニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス
(トリフェニルホスフィノ)プロパン、トリブチルホス
フィンなどが使用され、その使用量は、通常パラジウム
化合物の1モルに対して約1〜20モルである。
このようにして得られた一般式(III−1)で示され
るシクロペンテン誘導体に、該シクロペンテン誘導体に
対し1〜2当量のトリフェニルホスフィンと四臭化炭
素、四塩化炭素またはヨウ素とを、トリエチルアミン、
ジイソプロピルアミン、イミダゾールなどのアミンの存
在下または非存在下に、約−30℃〜約70℃の範囲内の温
度で反応させることにより、一般式(III−2)で示さ
れるシクロペンテン誘導体を得ることができる。
一般式(III−2)で示されるシクロペンテン誘導体
は常法に従い、その水酸基の保護基を脱離させることに
より、一般式(III−3)で示されるシクロペンテン誘
導体に誘導される。
一般式(III−3)で示されるシクロペンテン誘導体
は、これをテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒中
で、該シクロペンテン誘導体に対して約1〜2当量の水
素化ナトリウム、水素化カリウム、tert−ブトキシカリ
ウム、ブチルリチウム、フェニルリチウムなどの強塩基
と約0〜80℃で反応させることにより、一般式(II−
1)で示されるシクロペンテン誘導体に変換される。
一般式(II−1)で示されるシクロペンテン誘導体は
常法に従い、その水酸基に保護基を導入することによ
り、一般式(II−2)で示されるシクロペンテン誘導体
に変換される。
一般式(II−2)で示されるシクロペンテン誘導体に
テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ヘキサ
メチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒中で、該シク
ロペンテン誘導体に対して約1〜2当量のブチルリチウ
ム、tert−ブチルリチウム、メチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミドなどの塩基を約−100℃〜約0℃
の範囲内の温度で作用させることにより、一般式(I−
1)で示されるシクロペンテン誘導体を得ることができ
る。
一般式(I−1)で示されるシクロペンテン誘導体の
うち、Rが水素原子であるシクロペンテン誘導体は、こ
れより常法に従って脱水することにより、一般式(V−
1)で示されるシクロペンテン誘導体に変換される。こ
の脱水反応は、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチル
アミン、2,6−ルチジン、コリジンなどのアミンの存在
下に、一般式(I−1)で示されるシクロペンテン誘導
体に対して1〜50当量の塩化メタンスルホニル、塩化p
−トルエンスルホニル、オキシ塩化リン、三塩化リン、
三臭化リン、塩化チオニルなどの脱水剤を作用させるこ
とにより行われる。一般式(V−1)で示されるシクロ
ペンテン誘導体は、常法に従い、その水酸基の保護基を
脱離させることにより、式(V−2)で示されるシクロ
ペンテン誘導体に変換される。
また一般式(I−1)で示されるシクロペンテン誘導
体は、常法に従い、その水酸基に保護基を導入すること
により、一般式(I−2)で示されるシクロペンテン誘
導体に変換される。一般式(I−2)で示されるシクロ
ペンテン誘導体は、その水酸基の保護基(X1)を脱離さ
せることにより、一般式(I−3)で示されるシクロペ
ンテン誘導体に変換される。一般式(I−3)で示され
るシクロペンテン誘導体は、これより常法に従って脱水
することにより、一般式(IV−1)で示されるシクロペ
ンテン誘導体に変換される。一般式(IV−1)で示され
るシクロペンテン誘導体は、常法に従い、その水酸基の
保護基を脱離させることにより、一般式(IV−2)で示
されるシクロペンテン誘導体に変換される。
このようにして得られたシクロペンテン誘導体
(I)、シクロペンテン誘導体(II)、シクロペンテン
誘導体(III)、シクロペンテン誘導体(IV)またはシ
クロペンテン誘導体(V)は、通常の有機反応において
得られる反応混合物から有機化合物を分離精製する際に
採用される方法と同様の方法により、反応混合物から分
離精製することができる。例えば、反応混合物を塩化ア
ンモニウム水溶液にあけたのち、ジエチルエーテル、酢
酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒で抽出し、つい
でシリカゲルカラムクロマトグラフィ、アルミナカラム
クロマトグラフィなどで分離することにより、上記のシ
クロペンテン誘導体を単離精製することができる。
[実施例] 以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、これら
の実施例により本発明は何ら制限されるものではない。
実施例1 ベンゼン30ml、酢酸パラジウム73mg(3モル%)、ト
リフェニルホスフィン393mg(12モル%)、ヨウ化銅
(I)150mg(6モル%)及びtert−ブチルアミン2.6ml
(25ミリモル)の混合溶液に、1−(4−ヒドロキシ−
2−ブチニル)−2−ブロモ−2−シクロペンテン−1
−オール2.77g(12.5ミリモル)のベンゼン溶液(15m
l)と5−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−
ペンテン−1−イン2.5g(15ミリモル)のベンゼン溶液
(15ml)とを加えて室温で4時間撹拌した。反応液を酢
酸エチルで希釈して、塩化アンモニウム−アンモニア混
合水溶液、1規定塩酸、重曹水及び飽和食塩水で順次洗
浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。低沸点物を減圧
下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィで精製することにより、下記の物性を有する1−
(4−ヒドロキシ−2−ブチニル)−2−[5−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−3−ペンテン−1−イ
ニル]−2−シクロペンテン−1−オール3.2gを得た
(収率90%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.17(br s,1H),5.68〜6.24(m,2H),4.6〜4.8(br,1
H),4.1〜4.6(m,2H),4.2(br,2H),3.4〜4.0(m,2
H),1.9〜2.9(m,6H),1.3〜1.8(m,6H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 139.785,139.001,138.398,130.118, 112.651,111.958,97.786,96.960, 89.117,89.030,88.11,88.725,84.956, 81.835,80.663,63.932.61.987,61.723, 59.973,36.756,36.539,30.557,30.384, 25.443,19.158,18.941 IRスペクトル(neat;cm-1): 3370,2925,2850,2170,1440,1380, 1320,1260,1200,1140,1120,1060, 1020,960,900,860,780,760 実施例2 無水アセトニトリル100ml、実施例1において得られ
た1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニル)−2−[5−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−ペンテン−
1−イニル]−2−シクロペンテン−1−オール3.28
(11.3ミリモル)及びトリエチルアミン1.74ml(11.3ミ
リモル)の混合溶液に、−30℃においてテトラブロモメ
タン6.2g(18.7ミリモル)とトリフェニルホスフィン4.
9g(14.4ミリモル)を加えて15分間撹拌した。反応液を
氷冷した重曹水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、低
沸点物を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィで精製することにより、1−(4−ブ
ロモ−2−ブチニル)−2−[5−(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシ)−3−ペンテン−1−イニル]−2−
シクロペンテン−1−オール800mgを得た(収率16
%)。
実施例3 メタノール15mlと実施例2において得られた1−(4
−ブロモ−2−ブチニル)−2−[5−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−3−ペンテン−1−イニル]−2
−シクロペンテン−1−オール800mg(1.8ミリモル)の
混合溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸ピリジニウ
ムを加えて、室温で12時間撹拌した。反応液を氷冷した
重曹水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。低沸点物
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィで精製することにより下記の物性を有する1−(4
−ブロモ−2−ブチニル)−2−(5−ヒドロキシ−3
−ペンテン−1−イニル)−2−シクロペンテン−1−
オール600mgを得た(収率94%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.23(t,J=1.8Hz,1H),6.19(dt,J=11.0,6.2Hz,1H),
6.07(br d,J=11.0Hz,1H),4.43(br d,J=6.2Hz,2
H),3.92(t,J=2.4Hz,2H),2.72(dt,J=16,2.4Hz,1
H),2.68(dt,J=16,2.4Hz,1H),1.8〜2.6(m,4H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 141.692,140.042,129.556,110.397, 89.117,88.683,85.129,83.915,77.108, 60.550,36.886,30.601,30.427,15.300 IRスペクトル(neat;cm-1): 3300,2900,2850,2230,2180,1210, 1010,1160,1060,960,920,840,780, 760,600 実施例4 水素化ナトリウム(60%濃度の鉱油中の懸濁物)150m
g(3.75ミリモル)を無水ヘキサンで洗浄した後、これ
に無水テトラヒドロフラン20mlとヘキサメチルホスホリ
ックアミド4mlを加え、実施例3において得られた1−
(4−ブロモ−2−ブチニル)−2−(5−ヒドロキシ
−3−ペンテン−1−イニル)−2−シクロペンテン−
1−オール48mg(0.18ミリモル)の無水テトラヒドロフ
ラン溶液(20ml)を3.5時間かけて滴下した後、室温で
4時間撹拌した。反応液を氷冷した塩化アンモニウム水
溶液にあけてジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和
食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。低沸
点物を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を有
するビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1
(15),4−ジエン−2.9−ジイン−12−オール17mgを得
た(収率44%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.99〜6.25(m,3H),4.5〜4.44(m,4H),1.85〜2.90
(m,6H),1.58(br s,1H) 実施例5 無水塩化メチレン0.2ml、実施例4において得られた
ビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1(1
5),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール17mg(0.08ミ
リモル)及びジイソプロピルエチルアミン1mlの混合溶
液に、氷冷下でクロロメチルメチルエーテル0.08mlを加
えて室温で12時間撹拌した。反応液をジエチルエーテル
で希釈し、氷水、1規定塩酸、重曹水及び飽和食塩水で
順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。低沸点物を
減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィで精製することにより下記の物性を有するビシ
クロ[10.3.0]−12−メトキシメトキシ−7−オキサペ
ンタデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン11mgを得
た(収率54%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.33(m,1H),5.86〜6.09(m,2H),4.44〜4.91(m,6
H),3.44(s,3H),2.10〜3.08(m,6H) 実施例6 無水テトラヒドロフラン2mlと実施例5において得ら
れたビシクロ[10.3.0]−12−メトキシメトキシ−7−
オキサペンタデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン1
0mg(0.04ミリモル)の混合溶液に−78℃で1.9規定tert
−ブチルリチウムヘキサン溶液0.03ml(0.057ミリモ
ル)を加えて5分間撹拌した。反応液に−78℃で飽和塩
化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、ジエチルエ
ーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥した後、低沸点物を減圧下に留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製す
ることにより下記の物性を有するビシクロ[7.3.0]−
9−メトキシメトキシ−4−ビニルドデカ−1(12)−
エン−2,6−ジイン−5−オール4mgを得た(収率36
%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.35〜6.28(m,4H),4.76(d,J=1.08Hz,2H),4.40(b
r,2H),3.41(s,3H),1.85〜2.96(m,6H),1.61(s,1
H) 実施例7 テトラヒドロフラン10mlと実施例6において得られた
ビシクロ[7.3.0]−9−メトキシメトキシ−4−ビニ
ルドデカ−1(12)−エン−2,6−ジイン−5−オール4
mg(0.02ミリモル)との混合溶液に触媒量のp−トルエ
ンスルホン酸を加え、室温で6時間撹拌した。反応液を
水にあけ、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した後硫酸マグネシウムで乾燥した。低沸点
物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィで精製することにより下記の物性を有するビシ
クロ[7.3.0]−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−
2,6−ジイン−5,9−ジオール3mgを得た(収率90%)。
質量スペクトル(FD;m/z): M+214 実施例8 酢酸パラジウム222mg(3モル%)、トリフェニルホ
スフィン1.2g(12モル%)、ヨウ化銅(I)435mg(6
モル%)及びtert−ブチルアミン8.0ml(76ミリモル)
をベンゼン80ml中で混合し、この混合液に1−(4−ヒ
ドロキシ−2−ブチニル)−2−ブロモ−2−シクロペ
ンテン−1−オール8.80g(38.1ミリモル)をベンゼン4
0mlに溶解して得られた溶液及び1−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)−2−ペンテン−4−イン7.59g(4
5.7ミリモル)をベンゼン40mlに溶解して得られた溶液
を室温で加えた。室温で10時間撹拌した後、反応混合物
を酢酸エチルで希釈し、脱脂綿を用いて濾過した。濾液
を塩化アンモニウム−アンモニア混合水溶液、1規定塩
酸、重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィで精製し、実施例1で得られた
と同じ物性を有する1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニ
ル)−2−[5−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
−3−ペンテン−1−イニル]−2−シクロペンテン−
1オール11.0gを得た(収率91%)。
実施例9 1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニル)−2−[5−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−ペンテン−
1−イニル]−2−シクロペンテン−1−オール4.66g
(14.7ミリモル)及びピリジン1.19ml(14.7ミリモル)
を無水アセトニトリル90mlに溶解し、−40℃で四臭化炭
素4.91g及びトリフェニルホスフィン3.89gを3回に分け
て加えた。−20℃で1時間撹拌した後、反応混合物を氷
冷した重曹水にあけ、水層を酢酸エチルで抽出した。有
機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を留去した後、残渣にペンタン40ml、
ジエチルエーテル40ml、酢酸エチル4ml及び水4mlを加
え、1時間撹拌した。デカンテーションした後、重曹水
及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去した後、残渣をメタノール50mlで希釈
した。希釈液に触媒量のp−トルエンスルホン酸ピリジ
ニウムを加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を氷
冷した重曹水にあけ、水層を酢酸エチルで抽出した。有
機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィで精製し、実施例3で得られたと同
じ物性を有する1−(4−ブロモ−2−ブチニル)−2
−(5−ヒドロキシ−3−ペンテン−1−イニル)−2
−シクロペンテン−1−オール1.36gを得た(収率31
%)。
実施例10 60%水素化ナトリウム150mgを無水ヘキサンで3回洗
浄した後、これに無水テトラヒドロフラン20ml及びエタ
ノール0.02mlを加えて懸濁させ、得られた懸濁液に1−
(4−ブロモ−2−ブチニル)−2−(5−ヒドロキシ
−3−ペンテン−1−イニル)−2−シクロペンテン−
1−オール57mg(0.19ミリモル)を無水テトラヒドロフ
ラン20mlに溶解して得られた溶液を20℃で5時間かけて
滴下した。20℃で1時間撹拌した後、反応混合物を氷冷
した塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィで精製し、下記の物性を有
するビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1
(15),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール33mgを得
た(収率80%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.185(t,1H,J=2.79Hz),6.078(ddd,1H,J=10.5,7.7
6,7.22Hz),5.988(d,1H,J=10.5Hz),4.431(dd,1H,1
0.7,7.76Hz),4.383(dd,1H,10.7,7.22Hz),4.19(dt,1
H,J=16.1,2.2Hz),4.18(dt,1H,J=16.1,2.0Hz),2.74
4(dt,1H,J=16.8,2.2Hz),2.619(dt,1H,J=16.8,2.0H
z),2.553(dddd,1H,J=18.2,8.7,3.8,2.8Hz),2.374
(dddd,1H,J=18.2,7.8,6.4,2.8Hz),2.149(ddd,1H,J
=13.5,8.7,6.4Hz),1.948(ddd,1H,J=13.5,7.8,3Hz)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 139.13,136.45,130.42,117.07,90.63, 89.51,83.70,82.88,80.01,63.85, 56.30,38.36,31.90,29.78 IRスペクトル(neat;cm-1): 3430,3030,3940,2850,2280,2200, 1450,1360,1320,1140,1060,1020,960, 920,900,880,840,790,760 実施例11 ビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1−
(15),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール121mg(0.
56ミリモル)及びジイソプロピルジエチルアミン2mlを
無水塩化メチレン1mlに溶解し、得られた溶液に0℃で
クロロメチルメチルエーテル0.26mlを滴下した。室温で
18時間撹拌した後、反応混合物をジエチルエーテルで希
釈した。硫酸銅水溶液、重曹水及び飽和食塩水で順次洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、実
施例5で得られたと同じ物性を有するビシクロ[10.3.
0]−12−メトキシメトキシ−7−オキサペンタデカ−
1−(15),4−ジエン−2,9−ジイン126mgを得た(収率
87%)。
実施例12 ビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1(1
5),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール117mg(0.55
ミリモル)及び無水トリエチルアミン0.37ml(2.75ミリ
モル)を無水塩化メチレン5mlに溶解し、得られた溶液
に0℃でtert−ブチルジメチルシリルトリフラート0.25
ml(1.1ミリモル)を滴下した後、室温で10時間撹拌し
た。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、重曹水及
び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製し、ビシクロ[10.3.0]−12−tert−
ブチルジメチルシリルオキシ−7−オキサペンタデカ−
1(15),4−ジエン−2,9−ジイン160mgを得た(収率90
%)。
実施例13 ビシクロ[10.3.0]−7−オキサペンタデカ−1(1
5),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール31mg(0.145
ミリモル)及び無水トリエチルアミン0.24ml(1.45ミリ
モル)を無水塩化メチレン2mlに溶解し、得られた溶媒
に0℃でトリメチルシリルトリフラート0.1ml(0.435ミ
リモル)滴下した後、室温で6時間撹拌した。反応混合
物をジエチルエーテルで希釈し、重曹水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィによ
り精製し、ビシクロ[10.3.0]−12−トリメチルシリル
オキシ−7−オキサペンタデカ−1(15),4−ジエン−
2,9−ジイン29mgを得た(収率70%)。
実施例14 ビシクロ[10.3.0]−12−メトキシメトキシ−7−オ
キサペンタデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン86m
g(0.33ミリモル)を無水テトラヒドロフラン20mlに溶
解し、得られた溶液に−100℃で1.93規定tert−ブチル
リチウム溶液0.21mlを滴下し、その30分後、−100℃で
塩化アンモニウム水溶液3mlを加え、室温で10分間撹拌
した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、塩化ア
ンモニウム水溶液で洗浄した。水層をジエチルエーテル
で抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。溶
媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィにより精製し、下記の物性を有するビシクロ[7.3.
0]−9−メトキシメトキシ−4−ビニルドデカ−1(1
2)−エン−2,6−ジイン−5−オール56mgを得た(収率
65%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.199(br s,1H),5.851(ddd,1H,J=16.95,10.08,6.42
Hz),5.429(dd,1H,J=16.95,1.37Hz),5.286(dd,1H,J
=10.08,1.37Hz),4.786(d,1H,J=7.34Hz),4.742(d,
1H,J=7.342Hz),4.447(br,1H),3.753(br dd,1H,J=
6,42,3.9Hz),3.414(s,3H),2.565(m,1H),2.558(d,
1H,J=17.2Hz),2.382(m,1H),2.279(m,1H),1.846
(m,1H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 138.36,132.57,126.78,118.94,97.81, 95.45,93.95,92.31,87.10,86.73, 67.85,55.74,48.87,36.67,31.78,30.40 実施例15 実施例14においてビシクロ[10.3.0]−12−メトキシ
メトキシ−7−オキサペンタデカ−1(15),4−ジエン
−2,9−ジイン86mgの代わりにビシクロ[10.3.0]−12
−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−7−オキサペン
タデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン108mgを用い
る以外は同様にして反応及び操作を行うことにより下記
の物性を有するビシクロ[7.3.0]−9−tert−ブチル
ジメチルシリルオキシ−4−ビニルドデカ−1(12)−
エン−2,6−ジイン−5−オール71mgを得た(収率66
%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.959(t,1H,J=2.56Hz),5.847(ddd,1H,J=17.1,9.8
3,5.99Hz),5.424(ddd,1H,J=17.1,2.99,1.28Hz),5.2
72(ddd,1H,J=9.83,2.99,1.28Hz),4.451(br dd,1H,J
=10.26,4.70Hz),3.790(br dd,1H,J=5.99,4.70Hz),
2.569(m,1H),2.494(dd,1H,J=16.7,1.29Hz),2.415
(m,1H),2.094(ddd,1H,J=14.10,8.98,3.42Hz),1.93
4(ddd,1H,J=14.10,8.98,5.56Hz),0.898(s,9H),0.1
35(s,3H),0.109(s,3H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 134.40,132.53,130.77,118.80,96.46, 96.36,90.56,87.90,86.16,67.77, 49.06,38.30,34.31,30.16,25.79, 18.26,−3.00,−3.16 IRスペクトル(neat;cm-1): 3000,2920,2859,2180,1460,1385, 1250,1215,1080,1010,985,920,830, 750,660 実施例16 実施例14においてビシクロ[10.3.0]−12−メトキシ
メトキシ−7−オキサペンタデカ−1(15),4−ジエン
−2,9−ジイン86mgの代わりにビシクロ[10.3.0]−12
−トリメチルシリルオキシ−7−オキサペンタデカ−1
(15),4−ジエン−2,9−ジイン96mgを用いる以外は同
様にして反応及び操作を行うことにより下記の物性を有
するビシクロ[7.3.0]−9−トリメチルシリルオキシ
−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−ジイン−
5−オール58mgを得た(収率60%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.95(m,1H),5.89(ddd,1H,J=15,9.5,5.6Hz),5.44
(ddd,1H,J=15Hz),5.26(ddd,1H,J=9.5Hz),4.24
(m,1H),3.72(br dd,1H,J=5.6,4.6Hz),1.64(d,1H,
J=16.4Hz),2.53(dd,1H,J=16.4,1.0Hz),1.8〜2.5
(m,1H),0.17(s,9H) 実施例17 ビシクロ[7.3.0]−9−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−
ジイン−5−オール20mg(0.06ミリモル)及び4−ジメ
チルアミノピリジン100mg(0.82ミリモル)を塩化メチ
レン2mlに溶解し、得られた溶液に蒸留した塩化メタン
スルホニル0.02ml(0.25ミリモル)を−20℃で滴下し、
次いで0℃で30分間撹拌した。反応混合物を水にあけ、
水層をペンタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩
水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶液を約1ml
になるまで濃縮し、シリカゲルを用い、ペンタンで濾過
し、濾液を濃縮することにより下記の物性を有するビシ
クロ[7.3.0]−9−t−ブチルジメチルシリルオキシ
−4−ビニルドデカ−1(12),4−ジエン−2,6−ジイ
ンを定量的に得た。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.38(dd,1H,J=16.3,9.9Hz),6.06(t,1H,J=2.6Hz),
5.98(br,1H),5.71(d,1H,J=9.9Hz),5.69(d,1H,J=
16.3Hz),2.88(d,1H,J=18Hz),2.85(d,1H,J=18H
z),1.8〜2.7(m,4H),0.89(s,9H),0.06(s,6H) 実施例18 酢酸パラジウム88mg(3モル%)、トリフェニルホス
フィン476mg(12モル%)、ヨウ化銅(I)173mg(6モ
ル%)及びtert−ブチルアミン3.2ml(30ミリモル)を
ベンゼン32ml中で混合し、この混合液に1−(4−ヒド
ロキシ−2−ブチニル)−2−ブロモ−2−シクロペン
テン−1−オール3.5g(15.2ミリモル)をベンゼン16ml
に溶解して得られた溶液及び3−メチル−1−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−2−ペンテン−4−イン
3.27g(18.1ミリモル)をベンゼン16mlに溶解して得ら
れた溶液を室温で加えた。室温で3.5時間撹拌した後、
反応混合物を酢酸エチルで希釈し、脱脂綿を用いて濾過
した。濾液を塩化アンモニウム−アンモニア混合水溶
液、1規定塩酸で順次洗浄し、水層を酢酸エチルで抽出
した。有機層を合わせ、重曹水及び飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、下
記の物性を有する1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニ
ル)−2−[3−メチル−5−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−3−ペンテン−1−イニル]−2−シク
ロペンテン−1−オール4.38gを得た(収率87%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.20(br,1H),5.95(br t,1H),4.73(br,1H),3.5〜
4.4(m,6H),2.0〜2.7(m,6h),1.93(br s,3H),1.4〜
1.8(m,6H) 実施例19 1−(4−ヒドロキシ−2−ブチニル)−2−[3−
メチル−5−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−ペンテン−1−イニル]−2−シクロペンテン−1−
オール3.8g(11.5ミリモル)及びピリジン0.94ml(11.6
ミリモル)を無水アセトニトリル80mlに溶解し、得られ
た溶液に−40℃で四臭化炭素3.84m及びトリフェニルホ
スフィン3.04gを数回に分けて加え、−20℃で2時間撹
拌した後、メタノール1mlを加えた。反応混合物を氷冷
した重曹水にあけ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機
層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を留去した後、残渣にペンタン40ml、ジエ
チルエーテル20ml、酢酸エチル2ml及び水1mlを加え、激
しく撹拌した。デカンテーションした後、残渣にペンタ
ン20ml、ジエチルエーテル10ml及び水0.5mlを加え、激
しく撹拌した後、デカンテーションすることを5回繰り
返した。洗液を合わせ、硫酸銅水溶液、重曹水及び飽和
食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を留去した後、残渣をメタノール50mlで希釈した。希釈
液に触媒量のp−トルエンスルホン酸ピリジニウムを加
え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を約10〜20mlに
なるまで濃縮し、氷冷した重曹水にあけ、水層を酢酸エ
チルで抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、下記
の物性を有する1−(4−ブロモ−2−ブチニル)−2
−(5−ヒドロキシ−3−メチル−3−ペンテン−1−
イニル)−2−シクロペンテン−1−オール2.50gを得
た(収率70%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.20(t,1H,J=2.8Hz),5.89(tq,1H,J=6.8,1.6Hz),
4.28(dd,2H,J=6.8,0.9Hz),3.91(t,2H,J=2.5Hz),
2.70(dt,1H,J=16.6,2.5Hz),2.65(dt,1H,J=16.6,2.
5Hz),1.9〜2.6(m,4H),1.93(dt,3H,1.6,0.9Hz)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 139.96,135.97,129.60,120.93,91.20, 88.21,85.13,83.87,77.20,66.01, 61.16,36.93,30.51,23.06,15.21 実施例20 55%水素化ナトリウム280mgを無水ヘキサン5mlで3回
洗浄した後、無水テトラヒドロフラン65ml、無水ヘキサ
メチルリン酸トリアミド0.5ml及びエタノール0.03mlを
加え、懸濁させた。得られた懸濁液に、1−(4−ブロ
モ−2−ブチニル)−2−(5−ヒドロキシ−3−メチ
ル−3−ペンテン−1−イニル)−2−シクロペンテン
−1−オール207mg(0.67ミリモル)を無水テトラヒド
ロフラン65mlに溶解して得られた溶液を、20℃でミクロ
フィーダを用いて32時間かけて滴下した。20℃で1時間
撹拌した後、反応混合物を氷冷した塩化アンモニウム水
溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、飽
和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
で精製し、下記の物性を有するビシクロ[10.3.0]−7
−オキサ−4−メチルペンタデカ−1(15),4−ジエン
−2,9−ジイン−12−オール134mgを得た(収率88%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.18(t,1H,J=2.9Hz),5.85(tq,1H,J=7.9,1.6Hz),
4.30(br d,2H,J=7.9Hz),4.15(t,2H,J=2.1Hz),2.6
9(dt,1H,J=17,2.1Hz),2.64(dt,1H,J=17,2.1Hz),
1.8〜2.6(m,4H),1.97(d,3H,J=1.6Hz)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 139.27,131.12,130.55,127.21,91.85, 89.33,83.48,82.96,80.36,65.06, 56.35,38.45,31.94,29.78,22.67 IRスペクトル(neat;cm-1): 3350,2925,2850,1440,1350,1260, 1040,890,790 実施例21 ビシクロ[10.3.0]−7−オキサ−4−メチルペンタ
デカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン−12−オール1
34mg(0.59ミリモル)及び無水トリエチルアミン0.35ml
(3ミリモル)を無水塩化メチレン3mlに溶解し、得ら
れた溶液に0℃でトリメチルシリルトリフラート0.19ml
(0.83ミリモル)を滴下し、20℃で18時間撹拌した。反
応混合物をジエチルエーテルで希釈し、重曹水及び飽和
食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィで精製し、下記の物性を有するビシクロ[10.3.0]−
7−オキサ−4−メチル−12−トリメチルシリルオキシ
ペンタデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン123mgを
得た(収率70%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.10(t,1H,J=2.8Hz),5.78(m,1H),3.8〜4.3(m,4
H),2.56(dt,1H,J=13,2.6Hz),1.8〜2.54(m,5H),1.
95(br s,3H),0.20(s,9H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 137.77,132.17,131.53,126.90,91.80, 90.58,85.90,85.02,78.62,61.62, 55.93,40.02,33.09,29.77,22.60,2.05 IRスペクトル(neat;cm-1): 2950,2896,2848,2284,2198,1624, 1450,1352,1320,1250,1181,1123, 1090,1059,988,927,894,842,756 実施例22 実施例14においてビシクロ[10.3.0]−12−メトキシ
メトキシ−7−オキサペンタデカ−1(15),4−ジエン
−2,9−ジイン86mgの代りにビシクロ[10.3.0]−7−
オキサ−4−メチル−12−トリメチルシリルオキシペン
タデカ−1(15),4−ジエン−2,9−ジイン99mgを用い
る以外は同様にして反応及び操作を行うことにより下記
の物性を有するビシクロ[7.3.0]−9−トリメチルシ
リルオキシ−4−メチル−4−ビニルドデカ−1(12)
−エン−2,6−ジイン−5−オール66mgを得た(収率67
%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.945(t,1H,J=2.75Hz),5.839(dd,1H,J=16.95,10.0
8Hz),5.502(dd,1H,J=16.95,1.38Hz),5.230(dd,1H,
J=10.08,1.38Hz),4.037(d,1H,J=9.16Hz),2.670
(d,1H,J=16.96Hz),2.564(dddd,1H,J=18.3,8.71,5.
50,2.75Hz),2.482(d,1H,J=16.96Hz),2.403(dddd,1
H,J=18.3,9.16,4.13,2.75Hz),2.218(ddd,1H,J=13.
6,8.71,4.13Hz),1.941(ddd,1H,J=13.6,9.16,5.50H
z),1.359(s,3H),0.161(s,9H) 実施例23 ビシクロ[7.3.0]−9−トリメチルシリルオキシ−
4−メチル−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6
−ジイン−5−オール34mg(0.11ミリモル)及びピリジ
ン0.18ml(2.2ミリモル)を塩化メチレン2mlに溶解し、
得られた溶液に塩化アセチル0.08ml(1.1ミリモル)を
0℃で滴下し、同温度で1時間撹拌した。反応混合物を
水にあけ、有機層を硫酸銅水溶液で洗浄し、水層をジエ
チルエーテルで抽出した。有機層を集め、重曹水及び飽
和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去し、ビシクロ[7.3.0]−5−アセトキシ−9
−トリメチルシリルオキシ−4−メチル−4−ビニルド
デカ−1(12)−エン−2,6−ジインの粗製物を得た。
このものは精製せずに次の反応に用いた。
実施例24 実施例23において得られたビシクロ[7.3.0]−5−
アセトキシ−9−トリメチルシリルオキシ−4−メチル
−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−ジインの
粗製物に酢酸−テトラヒドロフラン−水の容量比4対1
対1の混合溶液2mlを20℃で加え、同温度で1時間撹拌
した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、重曹水
及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製し、下記の物性を有するビシクロ[7.
3.0]−5−アセトキシ−4−メチル−4−ビニルドデ
カ−1(12)−エン−2,6−ジイン−9−オール16mlを
得た(収率 2工程で55%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 5.979(t,1H,J=2.75Hz),5.61(dd,1H,J=17.0,10.1H
z),5.524(dd,1H,J=17.0,1.37Hz),5.295(br s,1
H),5.165(dd,1H,J=10.1,1.37Hz),2.679(d,1H,J=1
7.0Hz),2.640(dd,1H,J=17.0,1.37Hz),2.616(dddd,
1H,J=18.3,8.7,4.13,2.75Hz),2.422(dddd,1H,J=18.
3,9.17,5.50,2.75Hz),2.180(ddd,1H,J=13.7,9.17,4.
13Hz),1.924(ddd,1H,J=13.7,8.7,5.50Hz),2.041
(s,3H),1.427(s,3H)13 C−NMRスペクトル δ(ppm): 169.97,136.80,134.55,129.77,116.86, 100.09,93.16,87.40,86.97,87.50, 72.92,51.58,36.50,32.83,30.17, 26.18,20.92 IRスペクトル(neat;cm-1): 3440,2930,2850,2352,2210,1742, 1453,1370,1228,1149,1063,1023,927, 850,759 実施例25 ビシクロ[7.3.0]−5−アセトキシ−4−メチル−
4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−ジイン−9
−オール15mg(0.056ミリモル)及び4−ジメチルアミ
ノピリジン100mg(0.82ミリモル)を塩化メチレン2mlに
溶解し、得られた溶液に0℃で塩化メタンスルホニル0.
02ml(0.25ミリモル)を滴下し、20℃で20分間撹拌し
た。反応混合物を水にあけ、水層をジエチルエーテルで
抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、下記の物
性を有するビシクロ[7.3.0]−5−アセトキシ−4−
メチル−4−ビニルドデカ−1(12),8−ジエン−2,6
−ジイン12mgを得た(収率86%)。1 H−NMRスペクトル δ(ppm): 6.347(m,1H),5.684(dd,1H,J=16.95,10.08Hz),5.50
0(dd,1H,J=16.95,1.37Hz),5.384(dd,1H,J=1.38H
z),5.282(br,1H),5.161(dd,1H,J=10.08,1.37Hz),
2.718(m,2H),2.587(m,2H),2.039(s,3H),1.452
(s,3H) 試験例1 1.試験方法 被験化合物2mgを1mlのエタノールに溶解し、この液を
エタノールで倍々希釈して各希釈液を作成した。この各
希釈液0.5mlを直径9cmのシャーレに注ぎ、さらに各シャ
ーレに45℃に加温したポテトデキストロール寒天培地
(pH6.5、日水製薬社製)を10mlずつ添加した。この方
法で100ppmから1.6ppmまでの7段階の濃度のプレートを
作成し、さらにコントロールとして0ppmのプレートを作
成した後、サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella
typhimurium)(IFO12529)菌液を1白金耳植菌した。
なお、菌液はブイヨンスラントで1夜生育させた菌を1
白金耳とり、これを0.5mlの滅菌生理食塩水に懸濁する
ことによって作成した。各プレートに植菌した菌を30℃
で48時間培養した後、菌生育状態を観察し、最小生育阻
止濃度を測定した。
2.試験結果 被験化合物:ビシクロ[7.3.0]−9−メトキシメトキ
シ−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−ジイン
−5−オール 最小生育阻止濃度:1.6ppm 試験例2 試験例1と同じ方法を用い、最小生育阻止濃度を測定
した。結果を第1表に示す。使用した菌は以下に示すと
おりである。
(1)エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)(IFO
3301) (2)サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typh
imurium)(IFO12529) (3)セラチア・マルセセンス(Serratia marcescen
s)(IFO12648) (4)サルシナ・ルテア(Sarcina lutea)(IFO323
2) (5)アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger
(M−63) (6)キャンディダ・アルビカンス(Candida albican
s)(IFO1060) 被験化合物:ビシクロ[7.3.0]−5−アセトキシ−4
−メチル−4−ビニルドデカ−1(12)−エン−2,6−
ジイン−9−オール 試験例3 試験例1と同じ方法を用い、最小生育阻止濃度を測定
した。
被験化合物:ビシクロ[7.3.0]−5−アセトキシ−4
−メチル−4−ビニルドデカ−1(12),8−ジエン−2,
6−ジイン 菌:セラチア・マルセセンス 最小生育阻止濃度:100ppm 試験例4 試験例1と同じ方法を用い、最小生育阻止濃度を測定
した。
被験化合物:ビシクロ[7.3.0]−9−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ−4−ビニル−ドデカ−1(12)−
エン−2,6−ジイン−5−オール 菌:サルモネラ・チフィムリウム 最小生育阻止濃度:12.5ppm :セラチア・マルセセンス 最小生育阻止濃度:6.25ppm :キャンディダ・アルビカンス 最小生育阻止濃度:12.5ppm 試験例5 試験例1と同じ方法を用い、最小生育阻止濃度を測定
した。
被験化合物:ビシクロ[7.3.0]−9−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ−4−ビニル−ドデカ−1(12),4
−ジエン−2,6−ジイン 菌:サルモネラ・チフィムリウム 最小生育阻止濃度:50ppm 菌:セラチア・マルセセンス 最小生育阻止濃度:50ppm [発明の効果] 本発明によれば、上記の実施例から明らかなように、
シクロペンテン誘導体(I)、シクロペンテン誘導体
(IV)またはシクロペンテン誘導体(V)がシクロペン
テン誘導体(III)及びシクロペンテン誘導体(II)を
順次経由することにより簡便に合成される。また、上記
の試験例から明らかなように、シクロペンテン誘導体
(I)、シクロペンテン誘導体(IV)及びシクロペンテ
ン誘導体(V)は抗菌活性を有するために抗菌剤として
有用である。また、シクロペンテン誘導体(IV)はネオ
カルチノスタチンのクロモフォア骨格を有する化合物と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07F 7/18 C07F 7/18 A // A01N 31/06 A01N 31/06 55/00 55/00 C A61K 31/045 ADZ A61K 31/045 ADZ 31/075 31/075 31/695 31/695 C07C 29/56 C07C 29/56 Z

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表し、X
    及びYはそれぞれ保護されていてもよい水酸基を表す) で示されるシクロペンテン誘導体。
  2. 【請求項2】一般式 (式中、R及びXはそれぞれ請求項1記載の定義のとお
    りである) で示されるシクロペンテン誘導体。
  3. 【請求項3】一般式 (式中、Rは請求項1記載の定義のとおりであり、Z1
    水酸基またはハロゲン原子を表し、Z2は保護されていて
    もよい水酸基を表す) で示されるシクロペンテン誘導体。
  4. 【請求項4】一般式 (式中、R及びYはそれぞれ請求項1記載の定義のとお
    りである) で示されるシクロペンテン誘導体。
  5. 【請求項5】一般式 (式中、Xは請求項1記載の定義のとおりである) で示されるシクロペンテン誘導体。
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