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JP2786812B2 - コリオリ流量計 - Google Patents

コリオリ流量計

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Publication number
JP2786812B2
JP2786812B2 JP12354994A JP12354994A JP2786812B2 JP 2786812 B2 JP2786812 B2 JP 2786812B2 JP 12354994 A JP12354994 A JP 12354994A JP 12354994 A JP12354994 A JP 12354994A JP 2786812 B2 JP2786812 B2 JP 2786812B2
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JP
Japan
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tube
inner tube
outer casing
coriolis flowmeter
double
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JP12354994A
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English (en)
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JPH07333030A (ja
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日出海 関
信吾 五味
孝史 遠藤
健一 松岡
公宏 一瀬
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OOBARU KK
Original Assignee
OOBARU KK
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Publication date
Application filed by OOBARU KK filed Critical OOBARU KK
Priority to JP12354994A priority Critical patent/JP2786812B2/ja
Priority to US08/462,734 priority patent/US5691485A/en
Priority to TW84109506A priority patent/TW287228B/zh
Publication of JPH07333030A publication Critical patent/JPH07333030A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コリオリ流量計に関
し、より詳細には、二重直管状のコリオリ流量計の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】測定管を両端で支持し、支持された測定
管の中央部を支持線に直直な方向に交番駆動することに
より、測定管の支持部と中央部との間において位相差が
生じる。この位相差は、コリオリの力に基づくもので、
駆動周波数と質量流量とに比例した値であり、前記位相
差を検知して質量流量を計測するコリオリ流量計は周知
である。測定管の形状は、大別して湾曲管と直管の方式
がある。湾曲管方式は、湾曲管を面と直角方向に駆動し
たとき、コリオリの力を湾曲管の対称軸まわりに発生す
る湾曲管の対称位置における位相差として検知される。
駆動周波数が一定のとき、位相差は、例えば、湾曲管の
静止状態における基準面を湾曲管の両腕部が通過する時
間差として計測される。この方式では、位相差が検出さ
れる部位での湾曲管の捩りモーメントを大きくすること
により大きい検出感度のものが得られるという特徴をも
っているが、逆に捩りモーメントを大きくすると形状が
大きくなる。
【0003】これに対して、直管方式のコリオリ流量計
は、形状が最も単純な直管であり、流れと直角な断面形
状を小さくすることができる。この反面、コリオリの力
が発生する測定管の軸と直角方向の、いわゆる横剛性
は、湾曲管の捩り剛性に対して極めて大きいので、加振
エネルギが一定であれば、コリオリの力の検出感度は低
下する。
【0004】このため、直管式のコリオリ流量計では、
外部振動や被測流体の温度・圧力等の影響を受け易くS
N比が低下する。検出感度を高めるためには、同一材質
の測定管では肉厚を薄くして且つ、長さを長くし、直管
の横剛性を小さくして流体の流れを大きくし、更に、加
振振幅を大きくする必要がある。
【0005】この結果、共振周波数が低下して外部振動
周波数に近づくので外部振動影響を受け易くなり、加振
振幅を大きくすると加振エネルギが増大し、且つ圧力が
増大するという欠点があった。
【0006】本出願人は、この欠点を解決するために、
先に、両端にフランジを有する筒状の外筐内に、この外
筐と同軸で一体に構成された二重管を軸方向に移動可能
で両端部を半径方向の移動が拘束されるように配設した
図5に示したコリオリ流量計を提案した。
【0007】図5は、従来のコリオリ流量計の流れ方向
の断面図であり、両端に接続フランジ62を有する中空
円筒状の外筐61を有し、外筐61内には、外筐61と
同軸な二重管63が配設されている。
【0008】二重管63は、コリオリ流量計の要部をな
す構成要素であり、被測流体が流れる直管状の内側チュ
ーブ64と、中空直管状の外側チューブ65とからな
り、内側チューブ64と外側チューブ65とは両端部で
連結ブロック66a,66bにより同軸に固着されてい
る。
【0009】また、外側チューブ65の中央部にはバラ
ンスウェイト67が取り付けられ、バランスウェイト6
7の重量は、連結ブロック66a,66bにより支持さ
れ被測流体が流れる内側チューブ64の(横)固有振動
数と、外側チューブ65の(横)固有振動数が等しくな
るように調整されている。
【0010】更に、固有振動数が等しい内側チューブ6
4と外側チューブ65の中央部には、内側チューブ64
と外側チューブ65とを反対位相で共振駆動するための
駆動装置69が取り付けられ、更に駆動装置69に関す
る二重管63の対称位置にコリオリの力による内側チュ
ーブ64の位相差を検知するための一対のセンサ70
a,70bが配設されている。
【0011】上述のように構成された二重管63は、連
結ブロック66a,66bの外壁部と接続フランジ6
2、62内に開口する流路62a、62aとをOリング
68a,68bによりシールされ、流路62a,62b
から被測流体が外筐61内に流入しないように液密に支
持されている。
【0012】更に、Oリング68a,68bは、内側チ
ューブ64内を流れる被測流体の温度が外部温度と大き
く相異し温度差が生じたとき、二重管63と外筐61と
の間の熱膨張差により生ずる二重管63の内部ひずみの
発生を取り除くための弾性部材となると共に、外筐61
から伝達される外部振動が二重管63に達するのを遮断
する効果を有している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】二重管63を弾性支持
するのはOリング68a,68bだけであるがOリング
68a,68bは合成ゴム等の有機材で、弾性率は、温
度影響を受けて変化する。また、リング68は、接続フ
ランジ62の流路62a内を流れる被測流体と接するの
で、Oリング68aは、被測流体の圧力変化に影響され
圧力変化により締付け力が変化し共振周波数に影響を与
える。
【0014】また、前述のように二重管63は、内側チ
ューブ64内を流れる流体の温度に応じて伸縮し、外筐
61との間に対する熱ひずみをOリング68a,68b
の弾性変形によって取り除くことが可能であるが、同時
に支持位置が変化し、二重管63の振動に影響を与え、
Oリング68a,68bによる二重管63の支持構造
は、温度変化に対し、安定性の向上が望まれた。
【0015】本発明は、外側チューブにバランスウェイ
トを取り付けて外側チューブの固有振動数と内側チュー
ブの固有振動とを等しくした二重管を、支持点が被測流
体の温度や圧力に影響されることなく安定して支持する
支持手段を有して、安定した質量流量および密度を計測
可能なコリオリ流量計を提供することを目的とするもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、(1)両端に接続フランジを有する中空
筒状の外筐と、該外筐内に、半径方向の移動が拘束さ
れ、軸方向の移動が可能に配設された直管状の同軸な二
重管で、前記接続フランジを介して被測流体が流れる内
側チューブと、該内側チューブに両端が固着された外側
チューブと、該外側チューブに固着された重錘で、該外
側チューブの横固有振動数を前記内側チューブの横固有
振動数と等しくするためのバランスウェイトと、前記内
側チューブと外側チューブとを共振駆動する駆動装置
と、前記共振駆動により前記内側チューブに作用するコ
リオリの力に比例した位相差を検出するセンサとからな
ること、更には、(2)前記(1)において、前記外筐
と二重管とを、該二重管の振動節部において、支持面が
振動方向に平行し、振動と直角な半径方向に延在する短
柵状の板ばねで支持したこと、更には、(3)前記
(1)において、前記外筐と二重管とを、前記接続フラ
ンジに開口する流路と前記内側チューブの端部におい
て、軸方向に伸縮可能で、軸と直角方向に大きい弾性力
を有するフレキシブルチューブにより接続したこと、更
には、(4)前記(1)において、前記外筐と二重管と
を、前記接続フランジに開口する流路と前記内側チュー
ブの端部において、軸方向に伸縮可能なフレキシブルチ
ューブで液密に接続し、且つ、前記二重管の振動節部に
おいて、支持面が振動方向に平行し、振動と直角な半径
方向に延在する短柵状の板ばねで支持したこと、更に
は、(5)前記(1)において、前記二重管の内側チュ
ーブと外側チューブの固着部から該内側チューブを前記
接続フランジ側に延在し、延在した前記内側チューブの
端部を前記接続フランジ側に向けて拡がるノズル管と
し、該ノズル管の外周と前記接続フランジに開口する流
路とを固着して前記外筐と二重管とを接続したことを特
徴とするものである。
【0017】
【作用】被測流体が流れる測定管を一本の内側チューブ
とし、バランスウェイトを取り付けることにより内側チ
ューブと等しい横固有振動数をもった外側チューブとで
二重管を構成し、構成された二重管を共振駆動すること
により質量流量および密度を計測可能としたコリオリ流
量計の要部を、両端に接続フランジを有する外筐内に、
軸方向に移動可能で半径方向に移動が拘束される金属の
支持手段により温度、圧力に影響されず長期安定に支持
する。
【0018】
【実施例】
実施例1(請求項1、2に対応) 図1は、本発明によるコリオリ流量計の実施例1を説明
するための図であり、図1(a)は図1(b)の矢視A
−A線断面図、図(b)は図1(a)の矢視B−B線断
面図、図1(c)は図1(a)の矢視C−C線断面図で
あり、図中、1は外筐、2は接続フランジ、3は二重
管、4は内側チューブ、5は外側チューブ、6a,6b
は連結ブロック、7はバランスウェイト、8a,8b,
8c,8dは板ばね、9は駆動装置、10a,10bは
センサ、11a,11bはOリングである。
【0019】外筐1は、両端に接続フランジ2、2を有
する中空の筒状体で、接続フランジ2、2は被測流体が
流れる流管(図示せず)と接続され接続フランジ2、2
の内部に流路2a,2bが穿設されている。
【0020】二重管3は、直管状の内側チューブ4と直
管状の外側チューブ5とを連結ブロック6a,6bによ
り両端部を同軸に固着されたコリオリ流量計の要部であ
り、外側チューブ5の中央部の振動方向の壁面には、バ
ランスウェイト7が固着されている。バランスウェイト
7の重量は、被測流体が流れる内側チューブ4の固有振
動数と外側チューブ5の固有振動数とが等しくなるよう
に選ばれている。
【0021】内側チューブ4と外側チューブ5との中央
部には、内側チューブ4と外側チューブ5の振動を反対
位相で共振駆動するための駆動装置9が取り付けられ、
更に、駆動装置9に関する対称位置に外側チューブ5に
対する内側チューブ4の変位を検知し、内側チューブ4
に作用するコリオリの力に比例した位相差を求めるため
のセンサ10a,10bが取り付けられている。
【0022】二重管3は、連結ブロック6a,6bの外
周において外筐1内に外筐1と同軸にOリング11a,
11bでシールされて弾性支持され、更に、内側チュー
ブ4と外側チューブ5とが接続された位置で直径方向に
延在する板ばね8a,8bおよび8c,8dで弾性支持
される。板ばね8a,8bと8c,8dとは板ばね8
a,8bを結ぶ軸線および板ばね8c,8dを結ぶ軸線
は互いに平行に配置されている。各々の板ばね8a,8
bおよび8c,8dは短柵形の平板で、駆動装置9とバ
ランスウェイト7とを結ぶ線の振動方向と面平行で、振
動方向と直角な半径方向に延在している。
【0023】図1に示した実施例1によるコリオリ流量
計の二重管3は、駆動装置9により矢印(±F)で示し
た上下方向に共振駆動される。バランスウェイト7の重
心は矢印上下方向で示した振動方向にあるので内側チュ
ーブ4と外側チューブ5とは互いに正しく反対位相で共
振駆動される。
【0024】質量流量に比例したコリオリの力は、セン
サ10aと10bとから出力される信号の位相差信号か
ら求められ、更に、共振周波数から被測流体の密度を求
めることができる。
【0025】二重管3を構成する内側チューブ4と外側
チューブ5とを共振駆動した場合、連結ブロック6a,
6bは駆動振幅に応じて軸方向に微少振動する。もし、
板ばねによる外筐1に対する二重管3の支持方向を共振
駆動の方向とした場合、板ばねは軸方向に微少振動する
と同時に、軸と直角な軸まわりに微少回転を伴なう曲げ
振動する。このため微少回動方向に二重管3の重心移動
が生ずる。
【0026】これに対し、図1に示した板ばね8a,8
bおよび8c,8dのように共振駆動方向と直角方向に
支持すると、面方向の曲げ剛性が大きいので、板ばね8
a,8bおよび8c,8dは二重管3の振動に伴なう微
少な捩り振動するだけで、振動方向の変位はなく二重管
3は安定して支持される。
【0027】図1に示した実施例1のコリオリ流量計に
よれば、バランスウェイト7を有する二重管3を共振駆
動することにより直管式のもつ感度不良をなくし、高感
度に検出可能とするとともに、二重管3を、駆動方向に
平面で、駆動方向と直角な方向に延在する短柵形の板ば
ね8a,8bおよび8c,8dで弾性支持し、Oリング
11a,11bは流路2aと外筐1内をシールする作用
を与えただけであるから、Oリング11a,11bの弾
性係数の変化や経時変化することなく長期安定で温度や
圧力の影響を受けないコリオリ流量計を提供することが
できる。
【0028】実施例2(請求項1、3に対応) 図2は、実施例2によるコリオリ流量計を説明するため
の図であり、図中、21は外筐、22は接続フランジ、
23は二重管、24は内側チューブ、25は外側チュー
ブ、26a,26bは連結ブロック、27はバランスウ
ェイト、28a,28bは可撓チューブ、29は駆動装
置、30a,30bはセンサである。
【0029】実施例2によるコリオリ流量計は、実施例
1と同様に、両端に接続フランジ22、22を有する空
室21aを有する筒状の外筐21内に、外筐21と同軸
に二重管23を配設したものである。二重管23も前記
二重管3と同様に内側チューブ24と外側チューブ25
とを連結ブロック26a,26bにより同軸に連結し
て、外側チューブ25の中央にバランスウェイト27を
固着して内側チューブ24の固有振動を等しくなるよう
に調整して駆動装置29により共振駆動し、センサ30
a,30bでコリオリの力に比例した位相差信号を検出
する機能を有している。
【0030】内側チューブ24は、外側チューブ25よ
り長尺で、連結ブロック26a,26bより接続フラン
ジ22側に突出して、突出した内側チューブ24の端部
にフレキシブルチューブ28a,28bの一端が同軸に
固着され、フレキシブルチューブ28a,28bの他端
側は、接続フランジ22、22の端部に固着される。二
重管23の連結ブロック26a,26bから突出した内
側チューブ24およびフレキシブルチューブ28a,2
8bの部分を端面で接続フランジ22の端面に固着し外
筐21内に同軸に取り付けるために、接続フランジ2
2、22から空室21cに連通する空孔22bが穿設さ
れている。
【0031】フレキシブルチューブ28a,28bは、
例えば、厚肉金属製のベローズで具現され、軸方向には
伸縮するが、通常のベローズと異なり曲げ剛性が大きい
ベローズであり曲がりにくくなっている。このようなフ
レキシブルチューブ28a,28bは、厚肉金属による
ベローズにより得られる。
【0032】実施例2によるコリオリ流量計によれば、
実施例1と同様に二重管の支持点が安定し、被測流体の
温度や圧力に影響されず、質量流量又は密度を計測可能
なコリオリ流量計を提供できる。
【0033】実施例3(請求項1、4に対応) 図3は、実施例3によるコリオリ流量計を説明するため
の図であり、図3(a)は、図3(b)の矢視A−A線
断面図、図3(b)は図3(a)の矢視B−B線断面図
であり、図中、31は外筐、32は接続フランジ、33
は二重管、34は内側チューブ、35は外側チューブ、
36a,36bは連結ブロック、37はバランスウェイ
ト、38a,38b,38c,38dは板ばね、39は
駆動装置、40a,40bはセンサ、41はフレキシブ
ルチューブである。
【0034】図3に示した実施例3によるコリオリ流量
計は、実施例1,2と同様な、両端に接続フランジ3
2、32を有する筒状の外筐31内に、外筐31と同軸
に二重管33を、軸方向に移動可能で、半径方向への移
動を拘束されて支持する、二重管33の支持構造を有し
ている。
【0035】二重管33には、バランスウェイト37と
駆動装置39およびセンサ40a,40bが取り付けら
れているが、これらは、実施例2,3と同様な作用をも
っているので、ここでは説明を省く。
【0036】連結ブロック36a,36bにより同軸に
固着された二重管33は、共振駆動される振動方向に平
行な面で、振動と直角な半径方向に延在する短柵状の板
ばね38a,38bおよび38c,38dにより外筐3
1に支持され、更に、外側チューブ35よりも長尺で連
結ブロック36a,36bより接続フランジ32の方向
に突出した内側チューブ34の端部に、ベローズ等のフ
レキシブルチューブ41a,41bの一端を固着し、フ
レキシブルチューブ41a,41bの他端を接続フラン
ジ32に穿孔された空孔32a端部に固着されている。
【0037】板ばね38a,38bおよび38c,38
dは、実施例1に示した板ばね8a,8bおよび8c,
8dと同様な短柵状の平板で振動方向と平行な面で、振
動方向と直角な半径方向に延在するように配設され、両
端が連結ブロック36a,36bと外筐1とに固着され
ている。
【0038】駆動装置39により二重管33が共振駆動
されたとき、板ばね38a,38bおよび38c,38
dは、二重管33の振動に伴なう微少な捩り振動と軸方
向の微少振動を生ずるが、この微少振動はフレキシブル
チューブ41a,41bで吸収され、板ばね38a,3
8bおよび38c,38dの面方向の剛性が大きいので
重心移動を伴なう二重管33の振動は発生しない。
【0039】また、熱膨張による二重管33と外筐31
との相対変位も、振動モードに悪影響を及ぼすことなく
吸収することができる。
【0040】実施例4(請求項1、5に対応) 図4は、実施例4によるコリオリ流量計を説明するため
の図であり、図中、51は外筐、52は接続フランジ、
53は二重管、54は内側チューブ、55は外側チュー
ブ、56a,56bは連結ブロック、57はバランスウ
ェイト、58a,58bはノズル管部、59は駆動装
置、60a,60bはセンサである。
【0041】両端に接続フランジ52を有する筒状の外
筐51およびバランスウェイト57、駆動装置59およ
びセンサ60a,60bを有する二重管53の構造は、
図1に示した外筒1と二重管3と同様であり、外筐51
と二重管53の説明は省く。
【0042】内側チューブ54の両端は連結ブロック5
6a,56bより接続フランジ52側に突出して突出さ
れた両端には一端が内側チューブ54と同径で他端に向
けて拡大される各々ノズル管部58a,58bが接続さ
れ、拡大端部は、接続フランジ52、52を貫通した空
孔52bに配設された異径円孔によるエッジ部52aに
固着される。なお、ノズル管部58a,58bは、内側
チューブ54と一体で、端部をテーパ状に拡大したもの
でもよい。
【0043】ノズル管部58a,58bは、半径方向に
剛性が大きく、軸方向に弾性変形し易く可撓性があるの
で、二重管53は、内側チューブ54の両端部にノズル
管部58a,58bを配設したという簡単な構造で、軸
方向に移動可能で半径方向に変位しにくいコリオリ流量
計とすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による二重直管式のコリオリ流量計によれば、以下の効
果がある。 請求項1に対応する効果:測定管を一本の直管とした内
側チューブと、内側チューブに両端が固着された外側チ
ューブとからなる二重管を外側チューブにバランスウェ
イトを固着することにより共振駆動可能とし、外筐内に
軸方向に移動可能で半径方向への移動が拘束されるよう
に構成したので、支持点が安定し、被測流体の温度や圧
力に影響されない安定した質量流量および密度を計測す
ることができる。また、測定管が一本の内側チューブで
あるから測定管内に被測流体の滞留がなく、メンテナン
スが容易となり、更に、被測流体が直線方向に流れるの
でキャビテーションが発生しなく、且つ共振駆動したの
で小さい駆動エネルギでも高感度とすることができる。 請求項2に対応する効果:二重管の両端を振動と直角な
半径方向に延在し、振動と平行な面を有する短柵形の板
ばねで支持したので請求項1と同様の効果が得られる。 請求項3に対応する効果:二重管の内側チューブの両端
を外側に突出して、突出した端部にフレキシブルチュー
ブを取り付けたので、振動する二重管の支持点が安定
し、被測流体の温度や圧力に影響されないコリオリ流量
計を提供することができる。 請求項4に対応する効果:外筐内に、請求項1に記載し
た板ばねと請求項3に記載したフレキシブルチューブで
二重管を支持したので、請求項2,3と同様の効果があ
る。 請求項5に対応する効果:二重管の内側チューブを連結
ブロックの外部に突出させて突出した端部を外に拡がる
ノズル管とし、拡がり部分を接続フランジ内に固着する
という簡単な構造により、請求項1と同様な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコリオリ流量計の実施例1を説
明するための図である。
【図2】 実施例2によるコリオリ流量計を説明するた
めの図である。
【図3】 実施例3によるコリオリ流量計を説明するた
めの図である。
【図4】 実施例4によるコリオリ流量計を説明するた
めの図である。
【図5】 従来のコリオリ流量計の流れ方向の断面図で
ある。
【符号の説明】
1…外筐、2…接続フランジ、3…二重管、4…内側チ
ューブ、5…外側チューブ、6a,6b…連結ブロッ
ク、7…バランスウェイト、8a,8b,8c,8d…
板ばね、9…駆動装置、10a,10b…センサ、11
a,11b…Oリング、21…外筐、22…接続フラン
ジ、23…二重管、24…内側チューブ、25…外側チ
ューブ、26a,26b…連結ブロック、27…バラン
スウェイト、28a,28b…可撓チューブ、29…駆
動装置、30a,30b…センサ、31…外筐、32…
接続フランジ、33…二重管、34…内側チューブ、3
5…外側チューブ、36a,36b…連結ブロック、3
7…バランスウェイト、38a,38b,38c,38
d…板ばね、39…駆動装置、40a,40b…セン
サ、41…フレキシブルチューブ、51…外筐、52…
接続フランジ、53…二重管、54…内側チューブ、5
5…外側チューブ、56a,56b…連結ブロック、5
7…バランスウェイト、58a,58b…ノズル管部、
59…駆動装置、60a,60b…センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 健一 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (72)発明者 一瀬 公宏 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (56)参考文献 特開 平5−248913(JP,A) 特開 平6−94501(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/84

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に接続フランジを有する中空筒状の
    外筐と、該外筐内に、半径方向の移動が拘束され、軸方
    向の移動が可能に配設された直管状の同軸な二重管で、
    前記接続フランジを介して被測流体が流れる内側チュー
    ブと、該内側チューブに両端が固着された外側チューブ
    と、該外側チューブに固着された重錘で、該外側チュー
    ブの横固有振動数を前記内側チューブの横固有振動数と
    等しくするためのバランスウェイトと、前記内側チュー
    ブと外側チューブとを共振駆動する駆動装置と、前記共
    振駆動により前記内側チューブに作用するコリオリの力
    に比例した位相差を検出するセンサとからなることを特
    徴とするコリオリ流量計。
  2. 【請求項2】 前記外筐と二重管とを、該二重管の振動
    節部において、支持面が振動方向に平行し、振動と直角
    な半径方向に延在する短柵状の板ばねで支持したことを
    特徴とした請求項1に記載のコリオリ流量計。
  3. 【請求項3】 前記外筐と二重管とを、前記接続フラン
    ジに開口する流路と前記内側チューブの端部において、
    軸方向に伸縮可能で、軸と直角方向に大きい弾性力を有
    するフレキシブルチューブにより接続したことを特徴と
    する請求項1に記載のコリオリ流量計。
  4. 【請求項4】 前記外筐と二重管とを、前記接続フラン
    ジに開口する流路と前記内側チューブの端部において、
    軸方向に伸縮可能なフレキシブルチューブで液密に接続
    し、且つ、前記二重管の振動節部において、支持面が振
    動方向に平行し、振動と直角な半径方向に延在する短柵
    状の板ばねで支持したことを特徴とする請求項1に記載
    のコリオリ流量計。
  5. 【請求項5】 前記二重管の内側チューブと外側チュー
    ブの固着部から該内側チューブを前記接続フランジ側に
    延在し、延在した前記内側チューブの端部を前記接続フ
    ランジ側に向けて拡がるノズル管とし、該ノズル管の外
    周と前記接続フランジに開口する流路とを固着して前記
    外筐と二重管とを接続したことを特徴とする請求項1に
    記載のコリオリ流量計。
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