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JP2786324B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2786324B2
JP2786324B2 JP2274604A JP27460490A JP2786324B2 JP 2786324 B2 JP2786324 B2 JP 2786324B2 JP 2274604 A JP2274604 A JP 2274604A JP 27460490 A JP27460490 A JP 27460490A JP 2786324 B2 JP2786324 B2 JP 2786324B2
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哲弥 高森
秀明 木村
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、画像読取装置に関し、詳しくは、連続階調
画像より得られた入力画像信号を暗時のマスク画素デー
タに応じてデジタル的にノイズ低減処理を施して、画像
信号から好適にノイズを低減する画像読取装置に関す
る。
<従来の技術> 画像読取装置や画像読取記録装置などにおいては、ま
ず光電子像倍管(フォトマルチプライヤ)、撮像管およ
びCCD等の固体撮像素子等を用いて、原稿画像を読み取
り、読み取られた画像信号に画像処理装置において種々
の画像処理を施した後にこれを適当な画像記録装置によ
って感光材料や感光体等の記録材料に記録している。
例えば、写真やフィルムなどの連続階調画像の原稿を
CCDで読み取って電気信号に変換した後、網点階調画像
を有する印刷用フィルムなどを作製するスキャナーなど
の画像読取記録装置においては、CCDで読み取った画像
信号をゲイン補正などのアナログ的な補正を行った後、
A/D変換し、シェーディング補正や画素毎の暗時補正な
どのCCD用の補正をし、次いで、対数変換、階調変換、
倍率変換、平滑化、鮮鋭化などの各処理後、網掛処理し
て、網点画像信号とし、この網点画像信号を画像記録装
置において、光源の発光信号に変調してフィルム上に網
点画像を再生している。
このような画像処理装置や画像記録装置の変調処理装
置(以下、総称して画像処理装置という)においては、
連続階調画像をCCD等の固体撮像素子を用いて電気信号
に変換した後、フィルム等に再生する場合、固体撮像素
子等の特性により再生画像上にノイズが混入される場合
がある。再生画像にノイズが混入されると、再生画像の
ザラツキまたはムラが生じ、再生画像は見苦しいものと
なってしまう。このようなノイズが混入された入力画像
信号は、A/D変換器にてデジタル信号に変換される前
に、適切な回路にてノイズ補正が行われている。また、
実際の回路素子においては、零点がずれているためオフ
セット補正が行われている。
従来の装置において、例えば、第10図に示すように固
体撮像素子100から増幅器102を経た信号はアナログ的な
クランプ回路104,106にて暗時電圧をクランプしてノイ
ズ低減を行った後、もう一度第2の増幅器108を用いて
信号を増幅して、その後A/D変換器110にてアナログ信号
をデジタル信号に変換する方式がある。かかる方式にお
いても増幅器102,108やA/D変換器などのアナログ素子の
オフセット誤差を各素子ごとに調整している。
<発明が解決しようとする課題> しかし、かかる画像処理装置では、実際の動作におい
て、画像読み取り時および動作停止時の間での画像読取
回路素子の温度が変動する。この画像読取回路素子の熱
変動のため特性が変わり、このため固体撮像素子から出
力される基準電圧、即ち画像読み取りのない暗時電圧に
変動が生じてしまう。温度が変動するときには、ある温
度でオフセット誤差を補償しても使用中にオフセット誤
差が変動することもある。しかも一回の読み取り走査内
においても、基準電圧のシフトにより、読み取り濃度に
対応する画像出力電圧がシフトし、このため増幅され、
A/D変換された後のデジタル入力画像データは、画像に
正確に対応したものとならない。このため後段の画像処
理回路で画像処理をして得られた画像に上述したような
画像ムラ等が発生する。
このような比較的長い振幅を有するノイズが生じてい
るような場合にあっては、例えば、従来のノイズ低減方
式における上記従来の装置では、第10図に示したよう
に、第1の増幅器102と第2の増幅器108の間に配設され
るクランプ回路104,106で画像信号の正確なクランプ処
理を行う場合は、コンデンサ104、スイッチ106、および
前後段の増幅器102,108のリーク等により一走査周期の
長い信号を正確に補正するのは困難であり、このためノ
イズが第2の増幅器にて電圧変動等の比較的長い周期の
ノイズが増幅されて、デジタル信号化される。またクラ
ンプ回路によるオフセット補正も温度変動に対応できな
いため、得られるデジタル信号は不正確なものとなる。
このようにアナログ素子のリークによる長い周期のノ
イズや、温度変動によるオフセット誤差については、ア
ナログ回路で解決するのは従来困難であった。
また、マスク信号にもアナログ素子系からのノイズが
混入し、マスク画素信号を用いて補正を行うと、各走査
における補正画像信号にノイズが相乗され、各走査間に
おけるレベル差となることがある。
この発明の目的は、装置の周囲温度および動作状況に
よって変動する固体撮像素子の入力画像データに含まれ
る基準電圧変動に対応する比較的長い周期のノイズを上
記マスク画素信号を用いて補正し、マスク画素信号に混
入したノイズを有効画素数を減らすことなく適切に低減
し、この補正された入力画像信号から鮮明な画像を得る
ようにする画像読取装置を提供するにある。
<課題を解決するための手段> 上記問題点を解決するため、本発明によれば、連続階
調画像を読み取る有効画素領域および遮光されたマスク
画素領域を一方向に有し、1走査ライン中に前記有効画
素領域からの画像データおよび前記マスク画素領域から
のマスク画素データを有するアナログ入力画像データを
出力するラインセンサと、このラインセンサによって読
み取られた、前記1走査ラインのアナログ入力画像デー
タの画像データおよびマスク画素データをデジタルデー
タに変換するA/D変換器と、このA/D変換器によってデジ
タルデータに変換された1走査ライン中のマスク画素デ
ータを、前記ラインセンサによって前記連続階調画像を
読み取りつつ、所定ライン数にわたって累積保存し、こ
の累積保存されたマスク画素データを平均してマスク画
素データの平均値を算出する画像補正値演算手段と、前
記A/D変換器によってデジタルデータに変換された画像
データから前記マスク画素データの平均値を減算してノ
イズ成分を除去し、さらに予め設定されたバイアスデー
タを加算するオフセット演算手段とを備えることを特徴
とする画像読取装置を提供することができる。
<発明の作用> 本発明の画像読取装置では、1走査ラインの画像デー
タとマスク画素データとを有する入力画像信号を、A/D
変換器にてデジタル信号にし、デジタル信号からマスク
画素データを分離し、分離されたマスク画素データを画
像補正値演算手段にて所定ライン数にわたって累積保存
し、その累積保存データの推移からマスク画素データの
平均値を算出する。オフセット演算手段では、マスク画
素データの平均値を画像データから減算し、バイアスデ
ータを加算して、ノイズ成分を除去しつつ正規の画像デ
ータレベルを求めている。
従来、A/D変換する前に行っていた画像信号のゲイン
補正などをアナログ的に行っていたのに対し、本願発明
ではA/D変換した後に、上記補正をデジタル的に行って
いるため、微妙な調整を必要とするアナログ的な回路技
術を用いなくてもより簡単に補正を達成することができ
る。
なお、本発明におけるマスク画素信号またはデータと
は、読み取られる画素をマスキングした時のCCDから出
力される画素信号を意味し、このマスク画素信号は暗時
電圧に対応している。マスキングの方法としては、CCD
ラインセンサの光電変換素子の複数の画素の一部をマス
キングする方法などが挙げられる。
<実施態様> 以下に本発明に係る画像読取装置について好適な実施
態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説
明する。
本発明に係る画像読取装置の全体を第1図に示す。参
照符号10は、本実施態様に係る画像読取装置が適用され
る画像読取記録装置を示す。この画像読取記録装置10で
は原稿Gの連続階調画像が電気信号に変換された後、網
点階調画像としてフィルムF上に再生されるものであ
る。
すなわち、原稿Gは図示しないが、搬送手段により矢
印A方向に副走査搬送されるように構成されており、原
稿Gの連続階調画像は集光光学系12を介して光電変換手
段であるCCD14によって矢印B方向に主走査される。CCD
14によって光電変換され、増幅された連続階調画像は、
クロック発生器16からの主走査クロックおよび副走査ク
ロックに基づきA/D変換器18によりデジタル画像信号S
に変換された後、本発明の画像読取装置を構成する画像
処理部20に供給される。
画像処理部20ではクロック発生器16からのクロック信
号に基づきデジタル画像信号Sに対してCCDのゲイン補
正、オフセット補正等を行った後、CCDによる欠陥画素
補正、暗時補正、対数変換処理、シェーデング補正、階
調変換処理、倍率変換処理、鮮鋭化処理、網掛処理等の
画像処理などを施し、2値化された網点画像信号Rとし
て画像記録部22に出力される。画像記録部22は網点画像
信号Rをレーザ光などの光信号に電気光学変換してフィ
ルムF上に導くことで網点階調画像を記録する。
第2図は、第1図の画像処理部20の構成を示したもの
である。この場合、画像処理部20は、前処理回路24、CC
D補正回路26、変換処理回路28、鮮鋭化処理回路30、網
掛処理回路32を備えている。
前処理回路24は、本発明の最も特徴的な部分であり、
CCD、増幅器およびA/D変換器などのアナログ素子ノイズ
や、温度ドリフトによるオフセット誤差の変動を、暗時
のマスク画素信号を用いて、補償するもので、例えば、
暗時のマスク画素信号レベルが複数の走査ラインにわた
って変動する場合にノイズやオフセット誤差を1ライン
ごとに補正するものである。
CCD補正回路26は、各画素毎の(光が入射していない
時にも存在する)ベースの不均一を補正する暗時補正お
よび固体撮像素子であるCCD14の各画素毎のばらつきに
よる入射光量に対する出力電圧の不均一を(照明の不均
一をも含めて)補正するシェーディング補正などを行う
もので、各画素の受光信号をベースのそろった均一なも
のとする、例えば同じ原稿画像濃度であれば同じ画像デ
ータ(画像信号)となるようにするものである。
変換処理回路28は、画像信号を対数変換する対数変換
回路、階調特性(露光量−濃度特性)に対応する画像信
号に変換する階調変換回路および主走査方向の画素密度
に対応する画像信号に変換する倍率変換回路などからな
るもので、画像記録のため信号に変換するものである。
鮮鋭化処理回路30は、画像の輪郭などのエッジを強調
し、鮮鋭化(シャープネス)処理するもので、例えば、
原画像データから平滑化された平滑化画像の定数倍を引
き、アンシャープマスキングをして画像鮮鋭度を増し、
エッジ強調を行うものである。
網掛処理回路32は、画像濃度信号から網点画像信号を
生成するもので、この網点画像信号は、所望の角度およ
び線数に応じて画像濃度を面積変調するものである。こ
の網点画像信号は、画像記録部22に出力される。
以上説明した画像処理部20のうち、CCD補正回路26、
変換回路28、鮮鋭化処理回路30および網掛処理回路32
は、従来公知の回路を用いることができる。
前処理回路24は、本発明の最も特徴とする部分で本発
明の画像読取装置を構成するものの1つであり、CCDの
画像信号から暗時信号を減算して、画像信号をオフセッ
トし、さらにバイアスデータを加算する前処理を行うも
のである。
その具体的一実施例を第3図に示す。
前処理回路24は、例えばCCDが偶数画素と奇数画素と
を並列に出力する場合、CCDからの偶数画素用および奇
数画素用に応じて、2系統に別れており、まず、偶数画
素用の系統は、マスク画素加算回路34、偶数用レジスタ
群38、レベルシフタ(×(−1))42、偶数加算値計算
回路46、および累積演算および1/128回路50から構成さ
れ、奇数画素用の系統は、同様に、マスク画素加算回路
36、奇数用レジスタ群40、レベルシフタ(×(−1))
44、奇数加算値計算回路48、および累積演算および1/12
8回路52から構成され、さらに偶数画素補正値と奇数画
素補正値を選択する加算する選択・加算回路54から、前
処理回路24が構成される。
入力画像信号Sは第11図に示すように、1走査ライン
中にマスク画素信号と画像信号とが含まれている。この
入力画像信号Sを搬送する信号線は、まず、偶数画素用
マスク画素加算回路34に接続される信号線aと、奇数画
素用マスク画素加算回路36に接続される信号線bと、選
択・加算回路54に接続される信号線cとに分岐される。
偶数画素用の系統において、マスク画素加算回路34の
出力側は、偶数用レジスタ群38の入力側に接続されると
ともに偶数加算値計算回路46の入力側にも接続される。
偶数用レジスタ群38の出力側はレベルシフタ42を経て偶
数加算値計算回路46の入力側に接続される。偶数加算値
計算回路46の出力側は累積演算および1/128回路50の入
力側に接続され、累積演算および1/128回路50の出力側
は選択・加算回路54の入力側に接続される。
奇数画素用の系統においても同様な接続形態であるの
でここでは説明を省略する。
以下において、偶数画素用と奇数画素用の系統は同一
の構成であるため、偶数画素用の系統について説明す
る。なお、偶数/奇数交互に1つづつ読み出す合成モー
ドのような動作速度が遅い場合、偶数画素用と奇数画素
用の系統を大部分にわたって併用することができる。ま
た、CCDが画素を偶数/奇数ごとに読み出すのではな
く、順次読み出す場合には、前述した2系統を1系統に
することもできる。
マスク画素加算回路34は、CCDが読み取った読取画素
信号のうち1ライン内の偶数画素のマスク画素を取り込
み、これらを全て加算する。さらに、マスク画素加算回
路34の一例として第4図に詳細な回路にて示すように、
読取画像信号はインバータ56で反転され、加算器58にて
反転信号に“1"が加算され、D型フリプフロップ60にて
ホールドされ、画素信号ごとに読み出される。
偶数用レジスタ群38は、マスク画素加算回路34で合計
された1ライン内の偶数画素のマスク画素を所定のライ
ン数にわたって格納する。さらにレジスタ群38を第5図
に詳細な回路図にて例示するように、例えば現在のライ
ンの8ライン前のマスク画素データをレジスタに格納す
る場合には、レジスタとして8個のレジスタR1〜R8を準
備し、新しいデータが随時レジスタ1から入力され、レ
ジスタR1のデータはレジスタR2に移され、レジスタR2の
データはレジスタR3に移される、……というように、新
しいデータが入力されるたびにレジスタ内のデータがシ
フト移動し、レジスタR8に格納されていたデータは新し
いデータの入力の毎に出力される。
レベルシフタ42は、偶数加算値回路46とともに減算回
路を構成し、レジスタ群38から取り出された所定ライン
前のマスク画素データにレベルをシフトするために(−
1)が加算される。即ち、マスク画素データの2の補数
がとられる。さらにこの回路42の一例として第6図に詳
細な回路図にて例示するように、入力される所定ライン
前のマスク画素データをインバータ62で反転し、さらに
加算器64にて“1"が加算されて、その結果として(−
1)加算処理が行われる。
偶数加算値計算回路46は、レベルシフタ42とともに減
算回路を構成し、マスク画素加算回路34からの現在のラ
インのマスク画素データと、レベルシフタ42からの所定
ライン前のマスク画素データとの減算を行う。さらにこ
の回路46の一例として第7図に詳細な回路図にて例示す
るように、現在のラインのマスク画素データの累計と、
第6図にて示した回路42にて2の補数がとられた8ライ
ン前のマスク画素データの累計との加算が加算器66にて
行われる。すなわち、現在のデータと8ライン前のデー
タとの差分が取られる。
累積演算および1/128回路50は、偶数加算値計算46か
らの現在のラインのマスク画素データと所定ライン前の
マスク画素データとの差分が累積加算され、さらにバイ
アス加算および乱数加算がされ、1/128演算がなされた
後、偶数画素補正値を出力する。さらにこの回路50の一
例として第8図に詳細な回路図にて例示するように、加
算器68にて偶数加算値計算回路46からの現在のラインの
マスク画素データと所定ライン前のマスク画素データと
の差分が累積加算され、D型フリップフロップ70にて保
持されるとともに加算器にフィードバックされ、さらに
1/2画素クロック信号により累積加算値が出力され、出
力された累積加算値に加算器72にてバイアス値および乱
数値が加算され、メモリ74に保持される。メモリ74から
は1/128演算に相当する7ビットシフトが行われ、偶数
画素補正値を出力する。なお、バイアス補正は、信号に
所定の信号レベルを保持させるために行われ、このバイ
アス補正におけるバイアスデータは、例えば64〜128ま
での所定ビット数が所定のメモリに蓄積されており、随
時取り出されるようにしてもよいし、DIPスイッチにて
予め設定してもよい。
選択・加算回路54は、累積演算および1/128回路50か
らの偶数画素補正値は、適切な同期のもとに読取画素信
号Sの偶数画素に加算される。さらに回路54の一例とし
て第9図に詳細な回路図にて例示するように、セレクタ
76にて偶数画素補正値または奇数画素補正値を1/2画素
クロックの同期に基づいて選択して加算器78の一方の入
力端子に入力し、加算器78にて他の入力端子に、選択さ
れた画素種類と同一の画素データが入力されて、この画
素データに画素補正値が加算される。
このようにして入力画像データをデジタル的にオフセ
ット補正処理する。オフセット補正を行った後、画像信
号Qが出力される。
以上、偶数画素用の系統における各回路について説明
した。奇数画素用の系統についても全く同様の機能を有
する回路である。
以上説明した前処理回路24の実際の回路構成について
は、論理演算回路素子を適宜組み合わせて種々に実現す
ることができる。例えば、上記前処理回路中における加
算器は、各ビット幅に応じ複数の演算回路構成素子、例
えば、標準ロジック、TTL、ECL、CMOSロジックなどを適
宜用いて構成することができる。
本発明に係る画像読取装置が適用される画像読取装置
は基本的に以上のように構成されるものであり、A/D変
換後におけるデータの差分レベルをデジタル値で一定に
保持するような、回路または装置に適用することがで
き、また画像処理系などの基準信号と入力信号との差異
をデジタル出力値に正確に反映させたい場合などに適用
できるものである。
以上、本発明について好適実施例を挙げて説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良ならびに設
計の変更が可能なことは勿論である。
<発明の効果> 以上、詳述したように、本発明によれば、1走査ライ
ンの画像データとマスク画素データとを有する信号を、
A/D変換器にてデジタル信号にし、デジタル信号からマ
スク画素データを分離し、分離されたマスク画素データ
を画像補正値演算手段にて所定ライン数にわたって累積
保存し、その累積保存データの推移からマスク画素デー
タの平均値を算出し、マスク画素データの平均値を画像
データから減算し、バイアスデータを加算して、ノイズ
成分を除去しつつ正規の画像データレベルを求めている
ため、従来最初にアナログマスク画素信号を読み込んで
それを一定にしてアナログ的にオフセット補正を行って
いたのに比べ、動作中における各ライン毎に変化する暗
時電圧を平均化した補正値を用いて、アナログ回路を原
因とする種々の画像信号の変動を1走査ライン毎に補正
することができるので、正確なオフセット補正が行われ
る。また、アナログ回路を用いて補正するのに比べて、
調整が簡単であり、A/D変換前に、多数のセンサ増幅器
を用いる場合でも各センサ増幅器の調整をそれほど厳密
にせずにある程度ばらついた基準電圧であっても、十分
かつ正確な補正がなされるので、アナログ系の調整が楽
になる。
また、マスク画素データを所定ライン数累積して、そ
の平均値にて補正を行っているため、各走査ラインにお
けるノイズ除去のために占有されるマスク画素数を減ら
す、すなわち有効画素数を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像読取装置が適用される画像
読取記録装置の概略構成図である。 第2図は、第1図に示す画像処理部の一実施例を示すブ
ロック構成図である。 第3図は、第2図の前処理回路の一実施例を示すブロッ
ク構成図である。 第4図は、第3図のマスク画素加算回路の一実施例を示
すブロック図である。 第5図は、第3図のレジスタ群の一実施例を示すブロッ
ク図である。 第6図は、第3図のレベルシフタの一実施例を示すブロ
ック図である。 第7図は、第3図の加算値計算回路の一実施例を示すブ
ロック図である。 第8図は、第3図の累積演算および1/128演算回路の一
実施例を示すブロック図である。 第9図は、第3図の選択および加算回路の一実施例を示
すブロック図である。 第10図は、従来のアナログ補正回路を示すブロック図で
ある。 第11図は、画像処理部に入力される画像信号の波形図で
ある。 符号の説明 10……画像読取記録装置、 14……CCD、 20……画像処理部、 24……前処理回路、 34,36……マスク画素加算回路、 38,40……レジスタ群、 42,44……レベルシフト回路、 46,48……加算値計算回路、 50,52……累積演算および1/128演算回路、 54……選択および加算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続階調画像を読み取る有効画素領域およ
    び遮光されたマスク画素領域を一方向に有し、1走査ラ
    イン中に前記有効画素領域からの画像データおよび前記
    マスク画素領域からのマスク画素データを有するアナロ
    グ入力画像データを出力するラインセンサと、このライ
    ンセンサによって読み取られた、前記1走査ラインのア
    ナログ入力画像データの画像データおよびマスク画素デ
    ータをデジタルデータに変換するA/D変換器と、このA/D
    変換器によってデジタルデータに変換された1走査ライ
    ン中のマスク画素データを、前記ラインセンサによって
    前記連続階調画像を読み取りつつ、所定ライン数にわた
    って累積保存し、この累積保存されたマスク画素データ
    を平均してマスク画素データの平均値を算出する画像補
    正値演算手段と、前記A/D変換器によってデジタルデー
    タに変換された画像データから前記マスク画素データの
    平均値を減算してノイズ成分を除去し、さらに予め設定
    されたバイアスデータを加算するオフセット演算手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
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