JP2766058B2 - 竪型衝撃式破砕機 - Google Patents
竪型衝撃式破砕機Info
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
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- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C13/00—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
- B02C13/14—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices
- B02C13/18—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices with beaters rigidly connected to the rotor
- B02C13/1807—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices with beaters rigidly connected to the rotor the material to be crushed being thrown against an anvil or impact plate
- B02C13/1835—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices with beaters rigidly connected to the rotor the material to be crushed being thrown against an anvil or impact plate by means of beater or impeller elements fixed in between an upper and lower rotor disc
- B02C13/1842—Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with vertical rotor shaft, e.g. combined with sifting devices with beaters rigidly connected to the rotor the material to be crushed being thrown against an anvil or impact plate by means of beater or impeller elements fixed in between an upper and lower rotor disc with dead bed protected beater or impeller elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,鉱石等を破砕・粒径補正する竪型衝撃式破
砕機に係り,特に,ロータの原料出口部に設けられた硬
質チップの長寿命化をはかった竪型衝撃式破砕機に関す
る。
砕機に係り,特に,ロータの原料出口部に設けられた硬
質チップの長寿命化をはかった竪型衝撃式破砕機に関す
る。
〔従来技術〕 第5図ないし第8図に本発明の背景の一例となる竪型
衝撃式破砕機を示す。
衝撃式破砕機を示す。
この竪型衝撃式破砕機1は,第5図に示すように,回
転駆動軸となる垂直軸上に軸受38を介して装架されたロ
ータ2を備えてなっている。そして,装置本体側の上記
ロータ2の上方中央部には,原料供給装置10を介してホ
ッパ11が設けられている。上記ロータ2は,第6図に示
すように,円盤状のロータ天板7とロータ底板8と3枚
のロータ周壁13とにより円柱状の筐体として構成され,
上記ロータ周壁13の切目に当該ロータ2内に投入された
原料を放出するためのロータ出口16が開口して形成され
ている。上記ロータ2の内部の上面及び下面には,第8
図に示すように,上面ライナ3及び下面ライナ4が固設
され,上記下面の中心には中央分配器9が固設されてい
る。また,上記中央分配器9を中心として翼12,14が3
箇所に等角度で放射状に配置されている(第7図)。そ
して,上記翼12,14及びロータ周壁13によって,第6図
に示すように,原料のデッドストック15がロータ2の回
転中に形成される。
転駆動軸となる垂直軸上に軸受38を介して装架されたロ
ータ2を備えてなっている。そして,装置本体側の上記
ロータ2の上方中央部には,原料供給装置10を介してホ
ッパ11が設けられている。上記ロータ2は,第6図に示
すように,円盤状のロータ天板7とロータ底板8と3枚
のロータ周壁13とにより円柱状の筐体として構成され,
上記ロータ周壁13の切目に当該ロータ2内に投入された
原料を放出するためのロータ出口16が開口して形成され
ている。上記ロータ2の内部の上面及び下面には,第8
図に示すように,上面ライナ3及び下面ライナ4が固設
され,上記下面の中心には中央分配器9が固設されてい
る。また,上記中央分配器9を中心として翼12,14が3
箇所に等角度で放射状に配置されている(第7図)。そ
して,上記翼12,14及びロータ周壁13によって,第6図
に示すように,原料のデッドストック15がロータ2の回
転中に形成される。
また,ロータ出口16の上記翼14の先端には,第8図及
び第9図に示すように,この部分の耐摩耗性を考慮し
て,1組の硬質チップ5a,5bが上下に積重して組替可能に
固着され,さらにこれらの硬質チップ5a,5bのコーナ部
には,より硬度の高い超硬部材21a,21bが埋設されてい
る。
び第9図に示すように,この部分の耐摩耗性を考慮し
て,1組の硬質チップ5a,5bが上下に積重して組替可能に
固着され,さらにこれらの硬質チップ5a,5bのコーナ部
には,より硬度の高い超硬部材21a,21bが埋設されてい
る。
従って,上記構成の竪型衝撃式破砕機1によれば,第
6図に示すように,垂直軸を中心として高速回転中のロ
ータ2内に原料供給装置10から投入された原料は,該ロ
ータ2の回転に伴う遠心力でデッドストック15及び硬質
チップ5a,5bを経てロータ出口16から放出される。そし
て,上記放出された原料は,ロータ2の周囲に沿って所
定間隔で配設されたアンビル17もしくはデッドリング
(図外)に衝突することにより,破砕ないし粒径補正が
行われるようになっている。
6図に示すように,垂直軸を中心として高速回転中のロ
ータ2内に原料供給装置10から投入された原料は,該ロ
ータ2の回転に伴う遠心力でデッドストック15及び硬質
チップ5a,5bを経てロータ出口16から放出される。そし
て,上記放出された原料は,ロータ2の周囲に沿って所
定間隔で配設されたアンビル17もしくはデッドリング
(図外)に衝突することにより,破砕ないし粒径補正が
行われるようになっている。
上記したような従来の竪型衝撃式破砕機1では,高速
で回転するロータ2内に投入された原料はデッドストッ
ク15を経て硬質チップ5a,5bに案内される。この時,上
記原料はデッドストック15の堆積状態によって上記一体
の硬質チップ5a,5bの上下中央部に指向して流通する。
そのため,上記硬質チップ5a,5b及び超硬部材21a,21
bは,時間経過に伴って,新品の状態(第10図(a)及
び第11図(a))から,上段の硬質チップ5a及び超硬部
材21aのそれぞれの下側の原料衝突面の部位d1と,下段
の硬質チップ5b及び超硬部材21bのそれぞれの上側の原
料衝突面の部位d2とが摩耗した状態(第10図(b)及び
第11図(b))になる。
で回転するロータ2内に投入された原料はデッドストッ
ク15を経て硬質チップ5a,5bに案内される。この時,上
記原料はデッドストック15の堆積状態によって上記一体
の硬質チップ5a,5bの上下中央部に指向して流通する。
そのため,上記硬質チップ5a,5b及び超硬部材21a,21
bは,時間経過に伴って,新品の状態(第10図(a)及
び第11図(a))から,上段の硬質チップ5a及び超硬部
材21aのそれぞれの下側の原料衝突面の部位d1と,下段
の硬質チップ5b及び超硬部材21bのそれぞれの上側の原
料衝突面の部位d2とが摩耗した状態(第10図(b)及び
第11図(b))になる。
そこで,上記1組の超硬部材21a,21bの中央部が第10
図(b)の摩耗部位d1,d2のように摩耗した時,これら
の超硬部材21a,21bを硬質チップ5a,5bと共に上記翼14に
上下組み替えると,第10図(c)及び第11図(c)のよ
うに配置されることになる。それにより,上記上下1組
の硬質チップ5a,5bの上下中央部の厚みを再び厚くする
ことができるので,この部分に集中して原料が衝突して
もこれらの硬質チップ5a,5b及び超硬部材21a,21bの寿命
を長くするように構成されている。
図(b)の摩耗部位d1,d2のように摩耗した時,これら
の超硬部材21a,21bを硬質チップ5a,5bと共に上記翼14に
上下組み替えると,第10図(c)及び第11図(c)のよ
うに配置されることになる。それにより,上記上下1組
の硬質チップ5a,5bの上下中央部の厚みを再び厚くする
ことができるので,この部分に集中して原料が衝突して
もこれらの硬質チップ5a,5b及び超硬部材21a,21bの寿命
を長くするように構成されている。
しかしながら,このような硬質チップ5a,5b及び超硬
部材21a,21bでは,上記原料のデッドストック15は,上
記超硬部材21a,21bの近傍において上記硬質チップ5a,5b
の形状に合わせてその形状が形成される。また,上記上
下組み替え後の超硬部材21a,21bの上下中央部の断面形
状はなだらかな曲線が形成されているので(第10図
(c)),上記原料は,第11図(c)に示すように,上
記1組の硬質チップ5a,5bの上下に分かれて流通し(広
幅矢印)上記ロータ出口16より放出される。この場合,
上記原料は,超硬部材21a,21bの最も摩耗している部
分,即ち21bの上部及び21aの下部を流通するためこれら
の部分の摩耗がさらに進行し,上記硬質チップ5a,5b及
び超硬部材21a,21bの超寿命化を図ることができなかっ
た。
部材21a,21bでは,上記原料のデッドストック15は,上
記超硬部材21a,21bの近傍において上記硬質チップ5a,5b
の形状に合わせてその形状が形成される。また,上記上
下組み替え後の超硬部材21a,21bの上下中央部の断面形
状はなだらかな曲線が形成されているので(第10図
(c)),上記原料は,第11図(c)に示すように,上
記1組の硬質チップ5a,5bの上下に分かれて流通し(広
幅矢印)上記ロータ出口16より放出される。この場合,
上記原料は,超硬部材21a,21bの最も摩耗している部
分,即ち21bの上部及び21aの下部を流通するためこれら
の部分の摩耗がさらに進行し,上記硬質チップ5a,5b及
び超硬部材21a,21bの超寿命化を図ることができなかっ
た。
従って,本発明の目的とするところは,上下に積重さ
れた1組の超硬チップにおいて使用初期に上下中央部分
が集中的に摩耗することを防止することにより,上下組
み替え後の超硬チップの寿命を長くすることのできる竪
型衝撃式破砕機を提供することにある。
れた1組の超硬チップにおいて使用初期に上下中央部分
が集中的に摩耗することを防止することにより,上下組
み替え後の超硬チップの寿命を長くすることのできる竪
型衝撃式破砕機を提供することにある。
上記目的を達成するために,本発明が採用する主たる
手段は,その要旨とするところが,垂直軸を中心として
高速回転するロータ内に投入された原料を放出するため
のロータ出口に,1組の硬質チップを上下に積重して組替
可能に設けてなる竪型衝撃式破砕機において,上記硬質
チップの原料当接面の側面視上端部及び下端部を回転方
向前方に向けて突出して形成した点に係る竪型衝撃式破
砕機である。
手段は,その要旨とするところが,垂直軸を中心として
高速回転するロータ内に投入された原料を放出するため
のロータ出口に,1組の硬質チップを上下に積重して組替
可能に設けてなる竪型衝撃式破砕機において,上記硬質
チップの原料当接面の側面視上端部及び下端部を回転方
向前方に向けて突出して形成した点に係る竪型衝撃式破
砕機である。
本発明に係る竪型衝撃式破砕機によれば,上下に積重
して組替可能に配置された1組の硬質チップの原料当接
面の側面視上端部及び下端部が,ロータの回転方向前方
に向けて突出して形成されているので,これらの硬質チ
ップの新品時には,原料は当該上端部の突部と上端部の
突部の間に形成された陥没部に沿って流通するため,上
記1組の硬質チップの上下中央部に上記原料が集中して
流通することを防止することができる。そのため,これ
らの硬質チップを上下組み替えた時には,この1組の硬
質チップの最上部及び最下部において適宜の厚みを残し
ておくことができる。また,上記組み替え後の硬質チッ
プの断面形状は従来のようにこれらの上端部及び下端部
に向けてなだらかな傾斜を描くことがないので,原料が
上記1組の硬質チップの上端部及び下端部に向けて分岐
して流通することを抑制することができる。その結果,
上記1組の硬質チップを上下方向全体にわたって比較的
一様に摩耗させることができる。
して組替可能に配置された1組の硬質チップの原料当接
面の側面視上端部及び下端部が,ロータの回転方向前方
に向けて突出して形成されているので,これらの硬質チ
ップの新品時には,原料は当該上端部の突部と上端部の
突部の間に形成された陥没部に沿って流通するため,上
記1組の硬質チップの上下中央部に上記原料が集中して
流通することを防止することができる。そのため,これ
らの硬質チップを上下組み替えた時には,この1組の硬
質チップの最上部及び最下部において適宜の厚みを残し
ておくことができる。また,上記組み替え後の硬質チッ
プの断面形状は従来のようにこれらの上端部及び下端部
に向けてなだらかな傾斜を描くことがないので,原料が
上記1組の硬質チップの上端部及び下端部に向けて分岐
して流通することを抑制することができる。その結果,
上記1組の硬質チップを上下方向全体にわたって比較的
一様に摩耗させることができる。
以下添付図面を参照しつつ,本発明を具体化した実施
例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,下記する
実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明の技
術的範囲を限定する性格のものではない。
例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,下記する
実施例は本発明を具体化した一例であって,本発明の技
術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,第1図は本発明の一実施例に係る竪型衝撃式
破砕機に装備されたロータが具備する硬質チップの新品
時における超硬部材を示す側面図,第2図は第1図にお
ける超硬部材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明
図,第3図は第2図において最終的に摩耗が進行した状
態の超硬部材を上下組み替えした後の態様を示す側面
図,第4図は第3図の超硬部材の経時的な摩耗進行状況
を示す状態説明図である。
破砕機に装備されたロータが具備する硬質チップの新品
時における超硬部材を示す側面図,第2図は第1図にお
ける超硬部材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明
図,第3図は第2図において最終的に摩耗が進行した状
態の超硬部材を上下組み替えした後の態様を示す側面
図,第4図は第3図の超硬部材の経時的な摩耗進行状況
を示す状態説明図である。
尚,第5図ないし第11図(c)に示した上記従来の竪
型衝撃式破砕機1と共通する要素には,同一の符号を使
用してその詳細な説明を省略する。
型衝撃式破砕機1と共通する要素には,同一の符号を使
用してその詳細な説明を省略する。
本実施例に係る竪型衝撃式破砕機は,前記従来の竪型
衝撃式破砕機1と基本的構造を略同様とし,前記従来の
竪型衝撃式破砕機1との構造上の相違点は,第1図に示
すように,ロータ出口16の翼14に上下に積重された組替
可能の1組の硬質チップ5a,5bにそれぞれ埋設された超
硬部材61a,61bの原料当接面の側面視上端部及び下端部
がロータ2の回転方向(矢印R)前方に向けて突出して
形成されたこと,即ち突部63がそれぞれ設けられたこと
である。即ち,上記硬質チップ5a,5bの側断面形状は上
記超硬部材61a,61bと同形状に形成されている。また,
上記超硬部材61a,61bの原料当接面においてそれぞれの
上端面及び下端面の突部63,63の間に上記回転方向後方
に向けて嵌入する陥没部64が形成されることになる。
衝撃式破砕機1と基本的構造を略同様とし,前記従来の
竪型衝撃式破砕機1との構造上の相違点は,第1図に示
すように,ロータ出口16の翼14に上下に積重された組替
可能の1組の硬質チップ5a,5bにそれぞれ埋設された超
硬部材61a,61bの原料当接面の側面視上端部及び下端部
がロータ2の回転方向(矢印R)前方に向けて突出して
形成されたこと,即ち突部63がそれぞれ設けられたこと
である。即ち,上記硬質チップ5a,5bの側断面形状は上
記超硬部材61a,61bと同形状に形成されている。また,
上記超硬部材61a,61bの原料当接面においてそれぞれの
上端面及び下端面の突部63,63の間に上記回転方向後方
に向けて嵌入する陥没部64が形成されることになる。
従って,上記したように構成される竪型衝撃式破砕機
において,垂直軸上で高速回転するロータ2に原料を投
入すると,この原料は上記上面ライナ3及び下面ライナ
4によって硬質チップ5a,5bの超硬部材61a,61bに案内さ
れる。この場合,上記硬質チップ5b,5a近傍の原料のデ
ッドストック15は,上記硬質チップ5b,5a及び超硬部材6
1b,61aの断面形状に沿った形状で堆積する。
において,垂直軸上で高速回転するロータ2に原料を投
入すると,この原料は上記上面ライナ3及び下面ライナ
4によって硬質チップ5a,5bの超硬部材61a,61bに案内さ
れる。この場合,上記硬質チップ5b,5a近傍の原料のデ
ッドストック15は,上記硬質チップ5b,5a及び超硬部材6
1b,61aの断面形状に沿った形状で堆積する。
この時,上記超硬部材61a,61bにはそれぞれ陥没部64
が形成されているため,上記案内された原料は,上記そ
れぞれの陥没部64に分かれて流通し,上記ロータ出口16
からロータ2外に放出される。そのため,このような超
硬部材61a,61bにおいて,原料当接面は,第2図に示す
ように,先ず上記陥没部64に沿って摩耗が図中の摩耗軌
跡d3,d4,d5のように順次進行する。このような摩耗進行
状態は,上記硬質チップ5a,5bにおいても同様の形状で
進行する。そして,このような上下1体の超硬部材61a,
61bの上下中央部においてそれぞれの摩耗軌跡が合流し
た後(図中摩耗軌跡d5に相当),これらの超硬部材61a,
61bは,順次摩耗軌跡d6,d7,d8のように急速に摩耗が進
行する。
が形成されているため,上記案内された原料は,上記そ
れぞれの陥没部64に分かれて流通し,上記ロータ出口16
からロータ2外に放出される。そのため,このような超
硬部材61a,61bにおいて,原料当接面は,第2図に示す
ように,先ず上記陥没部64に沿って摩耗が図中の摩耗軌
跡d3,d4,d5のように順次進行する。このような摩耗進行
状態は,上記硬質チップ5a,5bにおいても同様の形状で
進行する。そして,このような上下1体の超硬部材61a,
61bの上下中央部においてそれぞれの摩耗軌跡が合流し
た後(図中摩耗軌跡d5に相当),これらの超硬部材61a,
61bは,順次摩耗軌跡d6,d7,d8のように急速に摩耗が進
行する。
ここまで摩耗が進行した時,上記硬質チップ5a,5bを
上下組み替えると,その時の超硬部材61a,61bは第3図
に示すような配置状態となる。このように配置された1
体の超硬部材61b,61aにおいては,その上下中央部に平
たい部分が残存しており,従来のようになめらかな傾斜
を構成していない。また,上記1体の超硬部材61b,61a
の上下端部近傍には,これまでの摩耗の結果として小突
起65がそれぞれ形成されている。
上下組み替えると,その時の超硬部材61a,61bは第3図
に示すような配置状態となる。このように配置された1
体の超硬部材61b,61aにおいては,その上下中央部に平
たい部分が残存しており,従来のようになめらかな傾斜
を構成していない。また,上記1体の超硬部材61b,61a
の上下端部近傍には,これまでの摩耗の結果として小突
起65がそれぞれ形成されている。
従って,このように上下組み替えた硬質チップ5b,5a
を用いて原料の破砕・粒径補正を再度行うと,この超硬
部材61b,61aに案内された原料は,上記1体の超硬部材6
1b,61aの上下中央部を流通することができる。また,こ
れらの超硬部材の上下両端部においても従来のようにな
めらかな傾斜が形成されていないので,元来著しいこれ
らの超硬部材61b,61aの上下中央部の摩耗が,第4図の
摩耗軌跡d9,d10のように,他の部位以上に進行する。
を用いて原料の破砕・粒径補正を再度行うと,この超硬
部材61b,61aに案内された原料は,上記1体の超硬部材6
1b,61aの上下中央部を流通することができる。また,こ
れらの超硬部材の上下両端部においても従来のようにな
めらかな傾斜が形成されていないので,元来著しいこれ
らの超硬部材61b,61aの上下中央部の摩耗が,第4図の
摩耗軌跡d9,d10のように,他の部位以上に進行する。
上記したように,本実施例に係る上下1体の超硬部材
61a,61bは,元来上下中央部に集中して当接しようとす
る原料を使用初期において意識的に当該陥没部64に向け
て意識的に案内することができる。これによって,上記
超硬部材61a,61bの原料当接面の摩耗は上記陥没部64の
形状に沿って急速に進行し,従来のように上下中央部に
集中することがない。そして,これらの摩耗がある程度
進行しこの超硬部材61a,61bを上下組み替えた時に,そ
の断面形状は原料が上下両サイドに分岐して流れにくい
形状を得ることできる。従って,上記組み替え後の超硬
部材の比較的幅のある上下中央部を摩耗させることが可
能で,これによって上記超硬部材の長寿命化を図ること
ができる。上記硬質チップ5a,5bについても同様であ
る。
61a,61bは,元来上下中央部に集中して当接しようとす
る原料を使用初期において意識的に当該陥没部64に向け
て意識的に案内することができる。これによって,上記
超硬部材61a,61bの原料当接面の摩耗は上記陥没部64の
形状に沿って急速に進行し,従来のように上下中央部に
集中することがない。そして,これらの摩耗がある程度
進行しこの超硬部材61a,61bを上下組み替えた時に,そ
の断面形状は原料が上下両サイドに分岐して流れにくい
形状を得ることできる。従って,上記組み替え後の超硬
部材の比較的幅のある上下中央部を摩耗させることが可
能で,これによって上記超硬部材の長寿命化を図ること
ができる。上記硬質チップ5a,5bについても同様であ
る。
本発明によれば,垂直軸を中心として高速回転するロ
ータ内に投入された原料を放出するためのロータ出口
に,1組の硬質チップを上下に積重して組替可能に設けて
なる竪型衝撃式破砕機において,上記硬質チップの原料
当接面の側面視上端部及び下端部を回転方向前方に向け
て突出して形成したことを特徴とする竪型衝撃式破砕機
が提供される。それにより,上下に積重された1組の硬
質チップの上下中央部分が使用初期において集中的に摩
耗することを防止することができる。そのため,上下組
み替え後の1組の硬質チップにおいて,その一体の上下
両端部に原料が極めて容易に分岐して流れることを抑制
することができる。その結果,これらの硬質チップの長
寿命化を図ることができる。
ータ内に投入された原料を放出するためのロータ出口
に,1組の硬質チップを上下に積重して組替可能に設けて
なる竪型衝撃式破砕機において,上記硬質チップの原料
当接面の側面視上端部及び下端部を回転方向前方に向け
て突出して形成したことを特徴とする竪型衝撃式破砕機
が提供される。それにより,上下に積重された1組の硬
質チップの上下中央部分が使用初期において集中的に摩
耗することを防止することができる。そのため,上下組
み替え後の1組の硬質チップにおいて,その一体の上下
両端部に原料が極めて容易に分岐して流れることを抑制
することができる。その結果,これらの硬質チップの長
寿命化を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る竪型衝撃式破砕機に装
備されたロータが具備する硬質チップの新品時における
超硬部材を示す側面図,第2図は第1図における超硬部
材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明図,第3図は
第2図において最終的に摩耗が進行した状態の超硬部材
を上下組み替えした後の態様を示す側面図,第4図は第
3図の超硬部材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明
図,第5図ないし第7図は本発明の背景となる従来の竪
型衝撃式破砕機を示し,第5図はその側断面図,第6図
は第5図に示すロータの一部破断された斜視図,第7図
は第6図のロータの平断面図,第8図は第7図のロータ
のロータ出口近傍をA矢示に示す側面図,第9図は上記
ロータが備えた硬質チップ及び超硬部材を示す側面図,
第10図(a)は新品時の上記超硬部材を示す側面図,同
図(b)はその超硬部材が摩耗した状態を示す状態説明
図,同図(c)は同図(b)の超硬部材を上下組み替え
した状態を示す状態説明図,第11図(a)は第10図
(a)に対応して硬質チップ及び超硬部材を示す斜視
図,同図(b)は第10図(b)に対応して硬質チップ及
び超硬部材を示す斜視図,同図(c)は第10図(c)に
対応して硬質チップ及び超硬部材を示す斜視図である。 〔符号の説明〕 1……竪型衝撃式破砕機,2……ロータ 5a,5b……硬質チップ 16……ロータ出口 21a,21b,61a,61b……超硬部材 63……突部
備されたロータが具備する硬質チップの新品時における
超硬部材を示す側面図,第2図は第1図における超硬部
材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明図,第3図は
第2図において最終的に摩耗が進行した状態の超硬部材
を上下組み替えした後の態様を示す側面図,第4図は第
3図の超硬部材の経時的な摩耗進行状況を示す状態説明
図,第5図ないし第7図は本発明の背景となる従来の竪
型衝撃式破砕機を示し,第5図はその側断面図,第6図
は第5図に示すロータの一部破断された斜視図,第7図
は第6図のロータの平断面図,第8図は第7図のロータ
のロータ出口近傍をA矢示に示す側面図,第9図は上記
ロータが備えた硬質チップ及び超硬部材を示す側面図,
第10図(a)は新品時の上記超硬部材を示す側面図,同
図(b)はその超硬部材が摩耗した状態を示す状態説明
図,同図(c)は同図(b)の超硬部材を上下組み替え
した状態を示す状態説明図,第11図(a)は第10図
(a)に対応して硬質チップ及び超硬部材を示す斜視
図,同図(b)は第10図(b)に対応して硬質チップ及
び超硬部材を示す斜視図,同図(c)は第10図(c)に
対応して硬質チップ及び超硬部材を示す斜視図である。 〔符号の説明〕 1……竪型衝撃式破砕機,2……ロータ 5a,5b……硬質チップ 16……ロータ出口 21a,21b,61a,61b……超硬部材 63……突部
Claims (1)
- 【請求項1】垂直軸を中心として高速回転するロータ内
に投入された原料を放出するためのロータ出口に,1組の
硬質チップを上下に積重して組替可能に設けてなる竪型
衝撃式破砕機において, 上記硬質チップの原料当接面の側面視上端部及び下端部
を回転方向前方に向けて突出して形成したことを特徴と
する竪型衝撃式破砕機。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2231915A JP2766058B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 竪型衝撃式破砕機 |
US07/706,208 US5131601A (en) | 1990-08-31 | 1991-05-28 | Vertical impact crusher |
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GB9112669A GB2247418B (en) | 1990-08-31 | 1991-06-12 | Vertical impact crusher |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2231915A JP2766058B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 竪型衝撃式破砕機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04110050A JPH04110050A (ja) | 1992-04-10 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JP2766058B2 (ja) |
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US5860605A (en) | 1996-10-11 | 1999-01-19 | Johannes Petrus Andreas Josephus Van Der Zanden | Method and device for synchronously making material collide |
NZ328061A (en) * | 1997-06-11 | 1998-11-25 | Svedala Barmac Ltd | Rotary mineral crusher with focused output of the rotor includes a tip component engageable via a holder to define a transverse weir that is not symmetrical in a plane transverse to the radial direction |
NZ328062A (en) * | 1997-06-11 | 1999-10-28 | Svedala Barmac Ltd | Rotary mineral breakers having a contoured bed and weir |
US6003796A (en) * | 1998-02-20 | 1999-12-21 | James Corporation Of Opelousas, Inc. | Self-lubricating vertical shaft impact crusher |
KR20020096758A (ko) * | 2001-06-21 | 2002-12-31 | 배철호 | 입형개선기의 최적화된 rotor tip 형상 |
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RU2615572C1 (ru) * | 2016-03-29 | 2017-04-05 | федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Белгородский государственный технологический университет им. В.Г. Шухова" | Дезинтегратор |
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NZ201190A (en) * | 1982-08-07 | 1986-07-11 | Barmac Ass Ltd | Additional wear tip for rotary mineral breaker |
US4787564A (en) * | 1984-11-23 | 1988-11-29 | Garry Tucker | Rock-crusher shoe |
YU185685A (en) * | 1984-12-04 | 1987-12-31 | Wageneder Sbm Gmbh | Hammer mill for crushing minerals and similar materials |
AT390568B (de) * | 1986-10-30 | 1990-05-25 | Wageneder Sbm Gmbh | Prallmuehle zum zerkleinern von gestein od. dgl. |
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US4784339A (en) * | 1987-06-29 | 1988-11-15 | Columbia Steel Casting Company | Impeller shoe for impact crusher |
US4834298A (en) * | 1987-09-15 | 1989-05-30 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Crushing method and apparatus |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2231915A patent/JP2766058B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-05-28 US US07/706,208 patent/US5131601A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-11 NO NO91912233A patent/NO912233L/no unknown
- 1991-06-12 GB GB9112669A patent/GB2247418B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
GB2247418A (en) | 1992-03-04 |
GB9112669D0 (en) | 1991-07-31 |
NO912233L (no) | 1992-03-02 |
GB2247418B (en) | 1994-07-13 |
NO912233D0 (no) | 1991-06-11 |
US5131601A (en) | 1992-07-21 |
JPH04110050A (ja) | 1992-04-10 |
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