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JP2765642B2 - ビデオカメラ用露出制御装置 - Google Patents

ビデオカメラ用露出制御装置

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Publication number
JP2765642B2
JP2765642B2 JP4012328A JP1232892A JP2765642B2 JP 2765642 B2 JP2765642 B2 JP 2765642B2 JP 4012328 A JP4012328 A JP 4012328A JP 1232892 A JP1232892 A JP 1232892A JP 2765642 B2 JP2765642 B2 JP 2765642B2
Authority
JP
Japan
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exposure
subject
brightness
correction amount
video camera
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4012328A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05122599A (ja
Inventor
義彦 森
洋一 沢地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4012328A priority Critical patent/JP2765642B2/ja
Publication of JPH05122599A publication Critical patent/JPH05122599A/ja
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Publication of JP2765642B2 publication Critical patent/JP2765642B2/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ用露出制御
装置に係り、特に被写体の明るさに応じて自動的に露出
制御するビデオカメラ用露出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオカメラ用露出制御装置は、
被写体の明るさにかかわらず一定の明るさの映像が得ら
れるように自動的に露出制御を行うようにしている。即
ち、被写体の明るさに応じてアイリスの開度を調整し、
アイリスを介して撮像素子に入射する入射光量が標準設
定値になるようにし、また、撮像素子によって変換され
た電気信号の信号レベルが標準設定値になるようにAG
C用増幅器の利得を調整するようにしている。尚、ここ
での露出制御とは、撮像素子への入射光量の制御及び電
気信号への変換後の利得制御等を意味する。
【0003】また、近年のビデオカメラ用露出制御装置
として、画面中央部の平均輝度値が周辺部の平均輝度値
と比較して高い場合に中央重点測光方式によって露出制
御用の測光値を算出し、画面中央部に異常光が存在する
と判別されたときには、周辺部が暗くなり過ぎないよう
に前記露出制御用の測光値を補正するようにしたものが
提案されている(特願平1−203580号明細書)。
【0004】更に、被写体画像の輝度信号を高輝度クリ
ップ回路を介して分割測光回路に入力し、この分割測光
回路からの各測光情報に基づいて撮影シーンの状態を判
別し、前記判別された撮影シーンが逆光シーンの場合に
は前記高輝度クリップ回路におけるクリップレベルを低
くし、測光値算出に際して逆光の影響を低減するように
したビデオカメラ用露出制御装置も提案されている(特
開平2−268080号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のビデオカメラ用露出制御装置の露出制御による
と、非常に明るい被写体又は非常に暗い被写体であて
も、予め設定された標準設定値の明るさで撮影される。
従って、撮影された被写体の明るさは人間が実際に肉眼
で見た被写体と、かなり異なった結果になり、かえって
不自然になるという問題がある。
【0006】また、特開平1−203580号明細書に
開示されいるビデオカメラ用露出制御装置は、中央重点
測光方式のみしか対応していず、かつ中央部が明るい場
合のみ対応し、極端に暗い場合は考慮されていない。ま
た、異常光がある場合と、無い場合との2種類の露出を
切り替えるため、切り替え時に露出が急激に変化し、不
自然な映像になる。
【0007】一方、特開平2−268080号明細書に
開示されいるビデオカメラ用露出制御装置の場合、クリ
ップされた輝度信号を用いるため、輝度の比較が正常に
行えず、異常光の判別が誤動作するおそれがある。これ
を避けるためには、クリップされた輝度信号に加え、ク
リップされていない輝度信号も同時に測光する必要があ
り、回路規模が増大する。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、明るい被写体は比較的明るく、暗い被写体は比
較的暗く撮影することができ、人間の目で見た感覚によ
り近い撮影が可能なビデオカメラ用露出制御装置を提供
することを目的とする。本発明の他の目的は、極端に明
るい異常光に対してはスポット光補正量を小さくして周
囲が暗くなり過ぎるのを防止するとともに、極端に暗い
被写体を撮影した場合に過度な逆光補正によって周囲が
明るくなり過ぎることも防止できるビデオカメラ用露出
制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、撮影レンズからアイリスを介して撮像素子
に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換され
た電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準設
定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装置
において、被写体の明るさを検出する検出手段と、前記
検出手段によって検出された被写体の明るさが通常より
も明るい場合には明るく撮影させる方向に前記標準設定
値を補正するとともに、被写体の明るさが通常よりも暗
い場合には暗く撮影させる方向に前記標準設定値を補正
する補正手段と、を備えたことを特徴としている。尚、
前記補正手段は、明るく撮影させる方向又は暗く撮影さ
せる方向のみ前記標準設定値を補正するものでもよい。
【0010】また、被写体画像を示す輝度信号に基づい
て露出補正量を求め、該露出補正量に応じて前記標準設
定値を補正する補正手段と、被写体の明るさを検出する
検出手段と、前記検出手段によって検出された被写体の
明るさが高くなると、前記露出補正量におけるスポット
光補正量を少なくし、被写体の明るさが低くなると、前
記露出補正量における逆光補正量を少なくする露出補正
量制限手段と、を備えたことを特徴としている。尚、前
記露出補正量制限手段は、被写体の明るさが高くなった
とき又は低くなったときのみ補正量を少なくするように
構成してもよい。
【0011】
【作用】本発明によれば、被写体の明るさに応じて露出
制御の標準設定値を補正するよにしている。即ち、被写
体の明るさが通常よりも明るい場合には明るく撮影させ
る方向に標準設定値を補正し、被写体の明るさが通常よ
りも暗い場合には暗く撮影させる方向に標準設定値を補
正する。これにより、明るい被写体は比較的明るく、暗
い被写体は比較的暗く撮影することができ、人間の目で
見た感覚により近い撮影が可能になる。
【0012】また、本発明の他の態様によれば、被写体
画像を示す輝度信号に基づいて露出補正量を求め、該露
出補正量に応じて標準設定値を補正し、これにより被写
体画面内の輝度分布が逆光やスポット光照明状態である
ときには、画面中央部が適正となるように露出補正が行
われる。尚、前記露出補正量は被写体の明るさに応じて
上限値が制限され、極端に明るい異常光に対しては補正
量を小さくして周囲が暗くなり過ぎるのを防止するとと
もに、極端に暗い被写体を撮影した場合に過度な逆光補
正によって周囲が明るくなり過ぎることも防止するよう
にしている。
【0013】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るビデオカ
メラ用露出制御装置の好ましい実施例を詳述する。 〔第1実施例〕図1は本発明に係るビデオカメラ用露出
制御装置の第1実施例を含むビデオカメラのブロック図
で、平均測光方式の露出制御装置を持つビデオムービー
カメラへの適応例を示している。
【0014】同図において、被写体光は撮影レンズ10
及びアイリス12を介して撮像素子(CCD)14の受
光面に結像される。CCD14は入射光を電荷蓄積し、
その蓄積電荷をタイミングジェネレータ16から加えら
れるタイミングパルスに同期して読み出す。このように
してCCD14から読み出された電気信号は、前置増幅
器18で増幅されたのち、AGC用増幅器20及び検波
回路22に加えられる。
【0015】AGC用増幅器20には後述するAGCゲ
イン制御信号が加えられており、AGC用増幅器20は
AGCゲイン制御信号によって制御されるゲインで前記
電気信号を増幅し、これを映像信号処理回路24及び検
波回路26に出力する。映像信号処理回路24はホワイ
トバランス回路、γ補正回路、マトリクス回路、エンコ
ーダ回路等を含み、これらの回路によって所定の信号処
理を行ったのち、例えばNTSC方式の映像信号を記録
装置28に出力する。記録装置28は記録回路を含み、
ここで前記映像信号を磁気記録に適した記録信号に変換
したのち、この記録信号を磁気ヘッドを介してビデオテ
ープ等の記録媒体に磁気記録する。
【0016】一方、前記前置増幅器18から電気信号を
入力する検波回路22は入力信号を検波して積分回路3
0に出力し、積分回路30は入力信号を1フィールド分
積分し、その積分値を平均測光値としてアイリス駆動回
路32に出力する。アイリス駆動回路32には予めアイ
リス用標準設定値が設定されており、アイリス駆動回路
32はこのアイリス用標準設定値と前記平均測光値とを
比較し、平均測光値がアイリス用標準設定値よりも大き
い場合には明るすぎると判断して、アイリス12を閉じ
る方向に駆動し、一方、平均測光値がアイリス用標準設
定値よりも小さい場合には暗すぎると判断して、アイリ
ス12を開く方向に駆動する。
【0017】同様にして、AGC用増幅器20から電気
信号を入力する検波回路26は入力信号を検波して積分
回路34に出力し、積分回路34は入力信号を1フィー
ルド分積分し、その積分値をAGC制御回路36に出力
する。AGC制御回路36には予めAGC用標準設定値
が設定されており、AGC制御回路36はこのAGC用
標準設定値と前記積分値とを比較し、積分値がAGC用
標準設定値よりも大きい場合には明るすぎると判断し
て、AGC用増幅器20のゲインを下げるようにAGC
ゲイン制御信号をAGC用増幅器20に出力し、一方、
積分値がAGC用標準設定値よりも小さい場合には暗す
ぎると判断して、AGC用増幅器20のゲインを上げる
ようにAGCゲイン制御信号をAGC用増幅器20に出
力する。
【0018】また、アイリス駆動回路32及びAGC制
御回路36にはそれぞれ露出補正信号が加えられてお
り、この露出補正信号によって前記アイリス用標準設定
値及びAGC用標準設定値が補正される。即ち、露出算
出回路38には、ホール素子40からアイリス12の開
度に対応した信号がホール素子アンプ42を介して加え
られるとともに、AGC制御回路36から出力されるA
GCゲイン制御信号が加えられている。露出算出回路3
8は、これらのアイリス12の開度に対応した信号と、
AGCゲイン制御信号とから被写体の明るさに対応する
露出を算出する。尚、アイリス12の開度が少ない程被
写体は明るく、AGCゲイン制御信号によるゲインが多
い程被写体は暗い。
【0019】補正量算出回路44は露出算出回路38か
ら入力する露出を示す信号から標準設定値に対する露出
補正量を算出し、この補正量を示す露出補正信号をアイ
リス駆動回路32及びAGC制御回路36に加え、それ
ぞれの標準設定値を増減する。補正量算出回路44の入
出力特性は、例えば図2のグラフに示すようなものであ
る。同図において、補正量の最大値は±0.3EV〜±
0.5EVであり、また、補正量0の状態から最大補正
量までの過渡的な補正量は被写体の明るさに応じて徐々
に変化するようになっている。
【0020】上記のように標準設定値を被写体の明るさ
によって補正するこにより、明るい被写体は比較的明る
く、暗い被写体は比較的暗く撮影することができ、人間
の目で見た感覚により近い撮影が可能になる。尚、第1
実施例のように被写体の明るさが通常よりも明るいとき
及び暗いときの両方で標準設定値を補正する場合に限ら
ず、いずれか一方のみの補正でもよい。 〔第2実施例〕図3は本発明に係るビデオカメラ用露出
制御装置の第2実施例を含むビデオカメラのブロック図
である。
【0021】図1に示した第1実施例では、被写体の明
るさに応じて露出制御の標準設定値を補正するよにした
が、第2実施例では、被写体の明るさに応じて異常光に
対する補正量に制限を加えるようにしている。尚、図1
に示した第1実施例と共通する部分については同一の符
号を付し、その詳細な説明は省略する。図3において、
前置増幅器18から電気信号を入力するローパスフィル
タ(以下、LPFという)100は、入力信号を輝度信
号を示す信号に検波する。A/D変換器102はLPF
100を通過した輝度信号をデジタル信号に変換し、こ
の変換した輝度データを画面中央部積算回路104及び
画面全体積算回路106に出力する。
【0022】画面中央部積算回路104には、ウインド
ウ信号発生回路108から1フィールド中の画面中央部
(図4の破線の範囲)の輝度データが出力されるタイミ
ングを示すウインドウ信号が加えられており、画面中央
部積算回路104はこのウインドウ信号により、入力す
る輝度データのうち1フィールド中の画面中央部の輝度
データのみを積算し、その積算データを図4の破線の範
囲の面積で除した中央部平均輝度データI1 をMPU
(マイクロプロセッサユニット)110に出力する。
【0023】同様に、画面全体積算回路106には、ウ
インドウ信号発生回路108から画面の略全体(図4の
一点鎖線の範囲)の輝度データが出力されるタイミング
を示すウインドウ信号が加えられており、画面全体積算
回路106はこのウインドウ信号により、入力する輝度
データの略1フィールド分積算し、その積算データを図
4の一点鎖線の範囲の面積で除した全体部平均輝度デー
タI2をMPU110に出力する。
【0024】MPU110の他の入力には、ホール素子
40からアイリス12の開度に対応した信号がホール素
子アンプ42及びA/D変換器44を介してアイリス1
2の開度データとして加えられるとともに、AGC制御
回路36から出力されるAGCゲイン制御信号がA/D
変換器112を介してAGCゲインデータとして加えら
れている。
【0025】MPU110は入力する輝度データI1
2 、アイリス12の開度データ、及びAGCゲインデ
ータをROM(リードオンリーメモリ)114に格納さ
れたプログラム及び後述するルックアップテーブルに基
づいて処理し、D/A変換器116及び118を介して
それぞれ露出補正信号及び駆動速度制御信号を出力す
る。
【0026】即ち、MPU110は、先ず中央部平均輝
度データI1 、全体部平均輝度データI2 の比の対数、 D=log (I1 /I2 ) を求める。また、アイリス12の開度データと、AGC
ゲインデータとから被写体の明るさの絶対値の対数を取
った値を算出する。
【0027】そして、絶対値|D|が閾値ThD を越え
る場合には、中央重点測光(画面中央部を重視した露出
制御モード)となるように、露出補正信号をD/A変換
器116を介してアイリス駆動回路32及びAGC制御
回路36に出力するが、その露出補正信号は前記算出さ
れた被写体の明るさに応じて、露出補正量が図5の範囲
に収まるように制限する。即ち、図5に示すように被写
体の明るさが高くなると、平均測光値に対するスポット
光補正量を少なくし、また明るさが低くなると、平均測
光値に対する逆光補正量を少なくする。
【0028】これにより、被写体画面内の輝度分布が逆
光やスポット光照明状態であるときには、画面中央部が
適正となるように露出補正が行われるが、極端に明るい
異常光に対しては補正量を小さくして明るくなり過ぎる
のを防止するとともに、極端に暗い被写体を撮影した場
合に過度な逆光補正によって周囲が明るくなり過ぎるこ
とも防止できる。
【0029】尚、上記のように補正量を少なくする場合
には、被写体の明るさに応じて補正量を漸減するように
変化させ、これにより急激な露出の変化がない自然な映
像が得られるようにしている。また、|D|≦ThD
場合には平均測光となり、露出補正信号は標準値とな
る。MPU110は上記の露出補正を行うとともに、更
に中央部平均輝度データI 1 及び全体部平均輝度データ
2 を所定時間の経過の前後で比較する。そして、その
前後の撮影シーンがどのように変化したかを推定する。
【0030】即ち、図6に示すように中央部平均輝度デ
ータI1 及び全体部平均輝度データI2 について、T0
の時点でのそれぞれの値をI10、I20、ΔT後のT1
時点での値をそれぞれI11、I21として絶対値記号をA
BSで表すと、 K1 =ABS(I11−I10) K2 =ABS(I21−I20) の値が求められ、これらの値が各々の閾値Th1 、Th
2 と比較される。そして、この比較結果は、次の表1に
示すように分類される。 尚、|D0 |>ThD の場合は、T0 の時点で中央重点
測光による露出制御が行われていたことに対応し、|D
0 |≦ThD の場合は、平均測光による露出制御が行わ
れていたことに対応している。また、この表1はルック
アップテーブルとしてROM114に格納されている。
【0031】これらの条件〜をΔTの前後における
実際に撮影シーンに対応づけてみると、 条件・・背景のみが変化 条件・・主要被写体が移動 条件・・撮影シーンの切り替わり 条件・・ほとんど変化なし 条件・・背景のみが変化 条件・・主要被写体が画面中央に移動 条件・・撮影シーンの切り替わり 条件・・ほとんど変化なし と推定することができる。尚、条件における細分類
は、「|D1 |>|D0 |」では条件A、「|D1
>|D0 |」では条件Bとなり、条件Aとなる場合
としては、例えば主要被写体が画面中央に移動してきた
シーンが想定される。
【0032】MPU110は、以上のような演算処理を
行った後、ΔT時間の前後で撮影シーンの状態を推定し
て露出・利得制御の動作速度を変更する。即ち、撮影シ
ーンが条件、B、、、、と判定されたとき
にはアイリス12及びAGC用増幅器20の動作速度が
遅くなるように、また撮影シーンが条件A、、と
判定されたときにはアイリス12及びAGC用増幅器2
0の動作速度が速くなるようにD/A変換器118を介
して駆動速度制御信号をそれぞれアイリス駆動回路32
及びAGC制御回路36に出力する。尚、前記駆動速度
制御信号は、1秒間に何EV動かせというような制御信
号で、例えば10EV/秒の速さの場合には動作速度は
速く、0.5EV/秒の速さの場合には動作速度は遅
い。
【0033】上記のように構成されたビデオカメラ用露
出制御装置の作用について図7に示したフローチャート
にしたがって説明する。録画スタートによって露出・利
得制御が開始されるが、これと同時に中央部平均輝度デ
ータI1 及び全体部平均輝度データI2 が分割測光され
る。そして、全体部平均輝度データI2 に基づいて先ず
平均測光による露出・利得制御が行われる。この場合に
は、MPU110から露出補正信号は出力されず、従っ
てCCD14の全受光量が一定となるように調整され
る。また、この場合には駆動速度制御信号として高速信
号がMPU110から出力される。このように録画スタ
ート時には平均測光モードで瞬時に露出・利得調整を行
うことによって、主要被写体の露光量が適正から極端に
外れることを防ぐことができる。
【0034】引き続きDの値が算出され、ThD の値と
比較される。「|D|>ThD 」のときには、中央部平
均輝度データI1 と全体部平均輝度データI2 とが大き
く異なっている状態であり、主要被写体が画面中央部に
位置している確率が高いことを考慮すると、そのまま平
均測光モードで露出制御を行った場合には主要被写体の
露光量が不適正になることが多い。従って、「|D|>
ThD 」と判定された際には、中央重点測光モードに移
行したことを表すフラグFC がセットされるとともに、
中央部平均輝度データI1 に応じた露出補正信号がMP
U110からD/A変換器116を介して出力され、か
つ動作速度を速くする駆動速度制御信号がMPU110
からD/A変換器118を介して出力される。尚、「|
D|≦ThD 」のときにはそのまま平均測光モードに維
持される。
【0035】こうして露出・利得制御が行われたのち、
ΔT時間後には再び分割測光が行われ、前回の分割測光
で得られた中央部平均輝度データI10と全体部平均輝度
データI20に対し、図6に示したように新たな中央部平
均輝度データI11と全体部平均輝度データI21とが検出
される。そして、各々の輝度データの差の絶対値からK
1 及びK2 の値が求められる。このK1 、K2 の値はそ
れぞれの閾値Th1 、Th2 と比較され、前掲に表1に
したがって分類される。また、前記ΔT時間をCCD1
4にフィールド読み出し周期に一致させることも可能
で、この場合にはΔTの計時用に別個にタイマーを設け
ておく必要はない。
【0036】こうしてK1 、K2 の値が求められると、
ΔT時間の経過の前後で撮影シーンの状態について推定
がなされる。中央部重点測光モード下においては、条件
、即ち中央部平均輝度データI1 及び全体部平均輝度
データI2 が共に大きく変化した場合は、例えばビデオ
カメラを大きくパンニングするなどして撮影シーンを切
り替えたものと推定できるから、中央部重点測光モード
を解除した後、新たなシーンに対して平均測光モードで
露出・利得制御を再スタートさせる。
【0037】また、中央部平均輝度データI1 だけが大
きく変化しながら、全体部平均輝度データI2 があまり
変化せず、しかも|D1 |>|D0 |の場合には、例え
ば逆光撮影時において主要被写体が画面中央部に移動し
てきたようなシーンであり、この場合には中央部重点測
光モードのまま新たに検出される中央部平均輝度データ
11に基づいて露出・利得制御を高速で行わせる。尚、
中央部平均輝度データI1 、全体部平均輝度データI2
の両者が共にほとんど変化しない場合には、同じような
輝度分布の同一シーンを継続して撮影している状態であ
るから、そのまま中央部重点測光モードを継続させ、露
出・利得制御も高速で行わせておけばよい。
【0038】中央重点測光モード下での条件A及び条
件、あるいは平均測光モード下での条件以外の場合
には、主要被写体が図4に示した被写体画面内で移動し
ている状態か、あるいは主要被写体の移動に合わせてビ
デオカメラをパンニングすることによって、背景に輝度
だけが変動しているシーンであると推定される。このよ
うな場合には、MPU110は露出・利得制御の動作速
度を遅くする駆動速度制御信号をD/A変換器118を
介して出力する。これにより、アイリス駆動回路32及
びAGC制御回路36はともにゆっくりと動作し、主要
被写体の露光量も急激には変化しない。
【0039】このように撮影シーンに連続性が認められ
る際には、背景の輝度変化に追従して高速で露出・利得
制御するよりも、露出・利得制御の動作速度を低速にし
て主要被写体の露光量を安定化させるようにしている。
勿論、このような制御を行うことによって背景描写はあ
る程度犠牲にはなるが、連続シーンでは主要被写体に露
光を安定に維持した方が、画像再生時には自然な感じの
映像が得られる。
【0040】尚、撮影シーンの連続性の判定は上記実施
例に限らず、輝度信号中の空間周波数成分に基づいて判
定することも可能である。例えば、ピント合わせが行わ
れたときに、一般的な被写体がもつ空間周波数成分であ
る600KHZ〜2.4MHZの通過帯域幅をもつBFP
(バンドパスフィルタ)を、図3におけるLPF100
にの代わりに用い、このときの画面中央部積算回路10
4の出力データに基づいて撮影シーンの連続性を判定す
ることができる。即ち、ビデオカメラに搭載されている
オートフォーカス装置は、図4に示した画面中央の破線
で囲まれた領域に近い領域を測距エリアとしており、撮
影レンズ10はこの領域に対してピント合わせを行って
いる。BPFは、合焦時に多くなる空間周波数成分を通
過させるため、画面中央部積算回路104からの出力デ
ータは、合焦領域における空間周波数成分の積分値とな
っている。
【0041】この空間周波数成分の積分値について前述
のようにΔT時間の前後で比較し、大きな変動があった
ときには測距対象物、即ち、主要被写体が変わった状態
であると推定することができるから、この場合には露出
・利得制御の動作速度を高速にし、また空間周波数成分
の積分値にあまり変動がないときには露出・利得制御の
動作速度を低速にすればよい。
【0042】また、撮影レンズ10の画角をθ、被写体
画面内における主要被写体の一方向での大きさをL、主
実施例までの距離をXとすると、 L∝1/(tan θ・X) の関係がある。従って、このLの値を変化量とし、ΔT
時間の前後で比較して所定範囲を越えて変化したときに
はシーンの切り替わりがあったものと推定することも可
能である。
【0043】尚、ビデオカメラ自体が同じ姿勢を維持し
ていても、ズーミングによって画面内の輝度分布が大き
く変わることがある。このような場合には、実質的にシ
ーンの切り替えが行われたとするのが自然であるから、
露出・利得制御の動作速度を高速にするのがよい。この
場合のシーンの切り替え判断は、撮影レンズ10のズー
ム位置の時間的変化量を検出することによって行うこと
ができる。
【0044】尚、第2実施例では被写体の明るさが高く
なったとき及び低くなったときに露出補正量を少なくす
るようにしたが、これに限らず、被写体の明るさが高く
なったときのみ露出補正量を少なくするようにしてもよ
く、また被写体の明るさが低くなったときにのみ露出補
正量を少なくするようにしてもよい。また、本発明に係
るビデオカメラ用露出制御装置は、ビデオムービーカメ
ラに限らず、電子スチルビデオカメラにも適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るビデオ
カメラ用露出制御装置によれば、露出制御の目標とする
標準設定値を被写体の明るさによって補正するようにし
たため、明るい被写体は比較的明るく、暗い被写体は比
較的暗く撮影することができ、人間の目で見た感覚によ
り近い撮影が可能になる。
【0046】また、被写体画面内の輝度分布が逆光やス
ポット光照明状態であるときには、画面中央部が適正と
なるように露出補正が行われるが、被写体の明るさが高
くなると、露出補正量におけるスポット光補正量を少な
くし、被写体の明るさが低くなると、前記露出補正量に
おける逆光補正量を少なくするようにしたため、極端に
明るい異常光に対しては補正量を小さくして周囲が暗く
なり過ぎるのを防止するとともに、極端に暗い被写体を
撮影した場合に過度な逆光補正によって周囲が明るくな
り過ぎることも防止できる。更に、上記のように補正量
を少なくする場合には、被写体の明るさに応じて補正量
を漸減するように変化させ、これにより急激な露出の変
化がない自然な映像を得ることができる。また、異常光
のための補正に絶対輝度のみしかを使用していないた
め、測光パターンや重点位置に依存ぜず、また高輝度ク
リップ回路のクリップレベルにも影響を受けないという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るビデオカメラ用露出制御装
置の第1実施例を含むビデオカメラのブロック図であ
る。
【図2】図2は被写体の明るさに対する標準設定値の補
正量の一例を示すグラフである。
【図3】図3は本発明に係るビデオカメラ用露出制御装
置の第2実施例を含むビデオカメラのブロック図であ
る。
【図4】図4は被写体画面の一例を示す説明図である。
【図5】図5は被写体の明るさに対する露出補正量の範
囲を示すグラフである。
【図6】図6は各測光領域の測光値の変動の一例を示す
グラフである。
【図7】図7は図3に示した実施例の作用を説明するた
めに用いたフローチャートである。
【符号の説明】
10…撮影レンズ 12…アイリス 14…撮像素子(CCD) 18…前置増幅器 20…AGC用増幅器 22、26…検波回路 24…映像信号処理回路 30、34…積分回路 32…アイリス駆動回路 36…AGC制御回路 38…露出算出回路 40…ホール素子 44…補正量算出回路 100…LPF 104…画面中央部積算回路 106…画面全体積算回路 108…ウインドウ信号発生回路 110…MPU

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが通常
    よりも明るい場合には明るく撮影させる方向に前記標準
    設定値を補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが通常
    よりも暗い場合には暗く撮影させる方向に前記標準設定
    値を補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが通常
    よりも明るい場合には明るく撮影させる方向に前記標準
    設定値を補正するとともに、被写体の明るさが通常より
    も暗い場合には暗く撮影させる方向に前記標準設定値を
    補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体画像を示す輝度信号に基づいて露出補正量を求
    め、該露出補正量に応じて前記標準設定値を補正する補
    正手段と、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが高く
    なると、前記露出補正量におけるスポット光補正量を少
    なくする露出補正量制限手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  5. 【請求項5】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体画像を示す輝度信号に基づいて露出補正量を求
    め、該露出補正量に応じて前記標準設定値を補正する補
    正手段と、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが低く
    なると、前記露出補正量における逆光補正量を少なくす
    る露出補正量制限手段と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
  6. 【請求項6】 撮影レンズからアイリスを介して撮像素
    子に入射する入射光量及び前記撮像素子によって変換さ
    れた電気信号の信号レベルのうち少なくとも一方が標準
    設定値になるように制御するビデオカメラ用露出制御装
    置において、 被写体画像を示す輝度信号に基づいて露出補正量を求
    め、該露出補正量に応じて前記標準設定値を補正する補
    正手段と、 被写体の明るさを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された被写体の明るさが高く
    なると、前記露出補正量におけるスポット光補正量を少
    なくし、被写体の明るさが低くなると、前記露出補正量
    における逆光補正量を少なくする露出補正量制限手段
    と、 を備えたことを特徴とするビデオカメラ用露出制御装
    置。
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