JP2759361B2 - 鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材 - Google Patents
鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材Info
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- JP2759361B2 JP2759361B2 JP1324643A JP32464389A JP2759361B2 JP 2759361 B2 JP2759361 B2 JP 2759361B2 JP 1324643 A JP1324643 A JP 1324643A JP 32464389 A JP32464389 A JP 32464389A JP 2759361 B2 JP2759361 B2 JP 2759361B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部
材に関するものである。
材に関するものである。
[従来の技術] 一般的に、鉄筋コンクリート造建物は鉄骨造りに比べ
て工費が安い等の経済的利点があるものの、工程がかか
り労働生産性が低く、その改善が要請されていた。
て工費が安い等の経済的利点があるものの、工程がかか
り労働生産性が低く、その改善が要請されていた。
このため、従来の鉄筋コンクリート造建物において
も、柱等にプレキャスト(PCa)部材を使用して、工期
を短縮することが行われているが、PCa部材が重いばか
りでなく、柱と梁との接合部が複雑で、一体性の確認実
験を必要とする等の問題点があった。
も、柱等にプレキャスト(PCa)部材を使用して、工期
を短縮することが行われているが、PCa部材が重いばか
りでなく、柱と梁との接合部が複雑で、一体性の確認実
験を必要とする等の問題点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、在来の鉄筋コンク
リート工法を基調としながら、柱の中心部に2層以上の
柱支持部材を接続可能に建込むことにより、同時に2層
以上の柱筋および梁筋工事をなし得るようにし、省力化
および工程の短縮化を図ることのできる鉄筋コンクリー
ト造建物の構築用柱支持部材を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、在来の鉄筋コンク
リート工法を基調としながら、柱の中心部に2層以上の
柱支持部材を接続可能に建込むことにより、同時に2層
以上の柱筋および梁筋工事をなし得るようにし、省力化
および工程の短縮化を図ることのできる鉄筋コンクリー
ト造建物の構築用柱支持部材を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材
は、柱の中心部に建込まれて現場打ちされる柱コンクリ
ート内に埋め殺しとなる下階の柱支持部材の上部に支柱
部材を付設し、該支柱部材を介して上階の柱支持部材を
接続するように構成された構築用柱支持部材において、
上記支柱部材を上記柱上に接合される梁の梁筋を貫くよ
うに延設して、その上端部に接続板を取り付け、上記柱
支持部材の下端部に、下階の柱支持部材の接続板に接続
するための柱基板を設けたことを特徴とする。また、上
記柱支持部材が、鋼製パイプ内にコンクリートを充填し
て構成されていることも特徴とする。
は、柱の中心部に建込まれて現場打ちされる柱コンクリ
ート内に埋め殺しとなる下階の柱支持部材の上部に支柱
部材を付設し、該支柱部材を介して上階の柱支持部材を
接続するように構成された構築用柱支持部材において、
上記支柱部材を上記柱上に接合される梁の梁筋を貫くよ
うに延設して、その上端部に接続板を取り付け、上記柱
支持部材の下端部に、下階の柱支持部材の接続板に接続
するための柱基板を設けたことを特徴とする。また、上
記柱支持部材が、鋼製パイプ内にコンクリートを充填し
て構成されていることも特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図および第2図において、1は柱支持部材であっ
て、床スラブ2と梁3との間の柱Aの中心にセットされ
るようになっている。
て、床スラブ2と梁3との間の柱Aの中心にセットされ
るようになっている。
上記柱支持部材1は、第3図および第3A図に示すよう
に、直径200mm程度のスパイラルシース管等を鋼製パイ
プ1aの内部にコンクリート1bを充填して構成されてい
る。この柱支持部材1は現場打ちされる柱コンクリート
内に埋め殺しとなる。
に、直径200mm程度のスパイラルシース管等を鋼製パイ
プ1aの内部にコンクリート1bを充填して構成されてい
る。この柱支持部材1は現場打ちされる柱コンクリート
内に埋め殺しとなる。
上記柱支持部材1の下端部には柱基板1cが取り付けら
れている。該柱支持部材1の下端部および柱基板1cの中
心部には凹部1dが形成されていて、後述する固定ボルト
の頭が納まるようになっている。(第3B図も参照) 上記柱支持部材1の上部には支柱部材4が一体的に挿
設されている。該支柱部材4は太径鉄筋あるいは鉄パイ
プ等から成る。
れている。該柱支持部材1の下端部および柱基板1cの中
心部には凹部1dが形成されていて、後述する固定ボルト
の頭が納まるようになっている。(第3B図も参照) 上記柱支持部材1の上部には支柱部材4が一体的に挿
設されている。該支柱部材4は太径鉄筋あるいは鉄パイ
プ等から成る。
該支持部材4には梁3の梁筋3aをセットするが、この
梁筋3aを受けるために、例えば、仮想線で示すような梁
筋受け4aを設けてもよい。
梁筋3aを受けるために、例えば、仮想線で示すような梁
筋受け4aを設けてもよい。
第4図(A)(B)に示すように、上記支柱部材4の
上端部には上階の柱支持部材1の柱基板1cに連結するた
めの接続板5が取付けられるようになっている。該接続
板5は固定ボルト等の固定具5aにより上記支柱部材4の
上端部に取付け固定されるようになっている。該接続板
5の上面のコーナー部には連結ボルト5bが植設されてい
る。
上端部には上階の柱支持部材1の柱基板1cに連結するた
めの接続板5が取付けられるようになっている。該接続
板5は固定ボルト等の固定具5aにより上記支柱部材4の
上端部に取付け固定されるようになっている。該接続板
5の上面のコーナー部には連結ボルト5bが植設されてい
る。
尚、6は柱筋、7は桁行PCa部材、および8はPCaバル
コニーである。
コニーである。
次に、上記柱支持部材1による構築方法について説明
する。
する。
まず、第5図に示すように、下階の柱支持部材1′の
上に、柱支持部材1をセットする。尚、下に柱支持部材
1′がない場合には、床スラブ上にセットする。
上に、柱支持部材1をセットする。尚、下に柱支持部材
1′がない場合には、床スラブ上にセットする。
柱支持部材1がセットされると、第6図に示すよう
に、該柱支持部材1の周囲に柱筋6を配筋すると共に、
該柱支持部材1の上部に梁筋3aを架設する。該梁筋3aの
架設後またはこれと同時に半PCaスラブ2を架設する。
この半PCaスラブ2の架設は、戸境壁に埋殺しの支持部
材7′あるいは梁型枠(図示せず)に支持せしめて行
う。尚、スラブは上記半PCaスラブの他に、全PCaスラブ
あるいは現場打ちであってもよい。
に、該柱支持部材1の周囲に柱筋6を配筋すると共に、
該柱支持部材1の上部に梁筋3aを架設する。該梁筋3aの
架設後またはこれと同時に半PCaスラブ2を架設する。
この半PCaスラブ2の架設は、戸境壁に埋殺しの支持部
材7′あるいは梁型枠(図示せず)に支持せしめて行
う。尚、スラブは上記半PCaスラブの他に、全PCaスラブ
あるいは現場打ちであってもよい。
柱筋6の配筋や梁筋3a等の架設と同時、あるいはこれ
に前後して、第4図に示すように、上記柱支持部材1上
部の支持部材4の上端部に固定具5aにより接続板5を取
り付けると共に、第7図に示すように、その上に、上階
の柱支持部材1″をセットする。該柱支持部材1″のセ
ットは、第3図に示すように、上記柱支持部材1の接続
板5の上に柱支持部材1″の基部に設けられた柱基板1c
を載せて、連結ボルト5bにナツトで締付け固定すること
により行う。
に前後して、第4図に示すように、上記柱支持部材1上
部の支持部材4の上端部に固定具5aにより接続板5を取
り付けると共に、第7図に示すように、その上に、上階
の柱支持部材1″をセットする。該柱支持部材1″のセ
ットは、第3図に示すように、上記柱支持部材1の接続
板5の上に柱支持部材1″の基部に設けられた柱基板1c
を載せて、連結ボルト5bにナツトで締付け固定すること
により行う。
上階に柱支持部材1″が接続セットされると、該柱支
持部材1″の周囲に柱筋を配筋すると共に、この柱支持
部材1″の上にも梁筋をセットし、各々型枠を組み付け
て、コンクリートを現場打ちする。
持部材1″の周囲に柱筋を配筋すると共に、この柱支持
部材1″の上にも梁筋をセットし、各々型枠を組み付け
て、コンクリートを現場打ちする。
[発明の効果] (1) 鋼製パイプ内にコンクリートを充填すると共
に、上部軸方向にに支柱部材を延設したので、2層以上
の階において、同時に柱筋および梁筋の組み付け及び桁
行PCa部材の建込みを行うことができ、省力化および工
程の短縮化を図ることができる。
に、上部軸方向にに支柱部材を延設したので、2層以上
の階において、同時に柱筋および梁筋の組み付け及び桁
行PCa部材の建込みを行うことができ、省力化および工
程の短縮化を図ることができる。
(2) 在来の鉄筋コンクリート工法を基調としている
ので、在来工法の経済的な利点を生かすことができる。
ので、在来工法の経済的な利点を生かすことができる。
第1図は本発明の柱支持部材によるコンクリート造建物
の構造図、第2図はその平面図、第3図は柱支持部材の
構造を示す断面図、第3A図は第3図A−A線に沿った断
面図、第3B図は第3図B−B線に沿った断面図、第4図
(A)(B)は各々接続板の平面および側面を示す図、
第5〜7図は本発明の柱支持部材による施工説明図、第
8図は柱支持部材と支持部材の接続説明図である。 1,1′,1″……柱支持部材、1a……鋼製パイプ、1b……
コンクリート、1c,1c″……柱基板、1d,1d″……凹部、
2,2″……床スラブ(半PCaスラブ)、3……梁、3a……
梁筋、4,4′,4″……支柱部材、5……接続板、5a……
固定具、5b……連結ボルト、A……柱。
の構造図、第2図はその平面図、第3図は柱支持部材の
構造を示す断面図、第3A図は第3図A−A線に沿った断
面図、第3B図は第3図B−B線に沿った断面図、第4図
(A)(B)は各々接続板の平面および側面を示す図、
第5〜7図は本発明の柱支持部材による施工説明図、第
8図は柱支持部材と支持部材の接続説明図である。 1,1′,1″……柱支持部材、1a……鋼製パイプ、1b……
コンクリート、1c,1c″……柱基板、1d,1d″……凹部、
2,2″……床スラブ(半PCaスラブ)、3……梁、3a……
梁筋、4,4′,4″……支柱部材、5……接続板、5a……
固定具、5b……連結ボルト、A……柱。
Claims (2)
- 【請求項1】柱の中心部に建込まれて現場打ちされる柱
コンクリート内に埋め殺しとなる下階の柱支持部材の上
部に支柱部材を付設し、該支柱部材を介して上階の柱支
持部材を接続するように構成された構築用柱支持部材に
おいて、上記支持部材を上記柱上に接合される梁の梁筋
を貫くように延設して、その上端部に接続板を取り付
け、上記柱支持部材の下端部に、下階の柱支持部材の接
続板に接続するための柱基板を設けたことを特徴とする
鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材。 - 【請求項2】上記柱支持部材が、鋼製パイプ内にコンク
リートを充填して構成されていることを特徴とする請求
項1に記載の鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324643A JP2759361B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324643A JP2759361B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03187436A JPH03187436A (ja) | 1991-08-15 |
JP2759361B2 true JP2759361B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=18168119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1324643A Expired - Fee Related JP2759361B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 鉄筋コンクリート造建物の構築用柱支持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759361B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558094Y2 (ja) * | 1991-10-18 | 1997-12-17 | 東急建設株式会社 | 鉄筋コンクリート建物の構築用埋殺し柱PCa部材 |
JPH05148899A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-15 | Tokyu Constr Co Ltd | 複合構造建物の構築法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61196036A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-30 | フドウ建研株式会社 | プレキヤストコア柱とプレキヤスト梁の接合方法 |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP1324643A patent/JP2759361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03187436A (ja) | 1991-08-15 |
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